JP4875890B2 - 手摺支柱及び手摺装置 - Google Patents

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Description

本発明は、玄関前のアプローチや階段などに主として設置される支柱の手すりの支柱に関し、特に使用者の体格に合わせて手すりの高さを調節することが容易な手摺支柱及び手摺装置に関するものである。
高さの調整方法を可能とした手摺支柱は、種々の技術が開示されてきているが、例えば、裏側にはスラブ上に保持される脚部が形成され且つ上側には該スラブ上に立設されるアンカーボルトが余裕を持って通過できる第一拡大孔を有する凹球面が形成された基台部材と、該基台部材の該凹球面に対応して載置される凸球面に該アンカーボルトが余裕を持って通過できる第二拡大孔が形成された底板部から両側板部が立上がるブラケット部材と、該第二拡大孔より大径で該アンカーボルトを通過させた該ブラケット部材の該底板部上に載置される設置座金と、該設置座金上で該アンカーボルトを締付ける締付ナットと、該ブラケット部材の該両側板部に外嵌して高さ位置調節自在に取付けられる閉鎖断面材の支柱部材とよりなる支柱立設装置が開示されている(例えば特許文献1)。
特開平11−81447号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような従来の手摺支柱では、ベース部材とブラケット部材との長孔を介したボルトによる結合であり、ベース部材とブラケット部とのボルト孔を合わせてボルトとナットとを螺合する場合、上下方向は長孔であることから孔位置を合わせるのは容易であるものの、ベース部材とブラケット部との隙間が大きい場合や、双方が円柱状の場合には、左右方向の孔位置を合わせるのが困難となり、取り付けの際に繁雑な手間を要するものであった。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、ボルト等を挿通させる孔位置を合わせるのが容易となされ、取り付けに係わる作業を簡便なものとできる手摺支柱及び手摺装置を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる請求項1に記載の手摺支柱は、中空部を備えた中空状の下部支柱と、前記中空部に嵌挿自在となされた上部支柱と、下部支柱に設けられた貫通孔と上部支柱に設けられた取付孔とに挿通される挿通子とを備え、前記取付孔が複数設けられることで上部支柱の高さが調整可能となされ、前記下部支柱は、上端に合成樹脂製のキャップが取り付けられ、該キャップに下部支柱の内面と上部支柱の外面との間に挟持されるスペーサー部が設けられ、該スペーサー部に内側へ向かって付勢力を有するバネ部が一体に設けられていることを特徴とするものであり、この発明によれば、上部支柱の下部支柱への嵌挿時にスペーサー部により隙間が塞がれると共に、バネ部の内側への付勢力により上部支柱が把持されて、上部支柱のガタツキの発生を抑制することができ、更には合成樹脂を用いることで他の材料を用いた場合よりもスペーサー部におけるフィット感が得られやすい。
また本発明に係わる請求項2に記載の手摺支柱は、上記構成に加えて、上部支柱の外面に上下方向に連続した凹溝が設けられ、該凹溝の底部に前記取付孔が設けられ、前記挿通子は、少なくとも一部にねじ山が螺刻され、該ねじ山が前記貫通孔に螺着されるようになされると共に、挿通子を貫通孔にねじ込むことで、挿通子の先端が前記凹溝の底部に設けられた取付孔内に挿通され、そして挿通子に設けられた押さえ部により、前記凹溝の底部の取付孔の周囲の部位である受け部が押されて上部支柱の外面が下部支柱の内面に圧接されるようになされていることを特徴とするものであり、この発明によれば、上部支柱の外面に上下方向に連続した凹溝が設けられていることで、挿通子を取付孔に挿通していない状態で貫通孔に挿通すれば、上部支柱の下部支柱への取付時や、上部支柱の高さ調整時において、凹溝が挿通子のガイドとなって上部支柱の上下方向への移動を妨げることなく上部支柱の左右方向へのズレが抑えられ、挿通子と取付孔との左右方向での位置ズレが生じることがなく、上下方向のみの位置合わせで取り付けを行うことが可能となり、貫通孔と取付孔との孔位置を合わせるのが容易となり、取り付けに係わる作業を簡便なものとできる。
また前記挿通子は、少なくとも一部にねじ山が螺刻され、該ねじ山が前記貫通孔に螺着されるようになされると共に、挿通子を貫通孔にねじ込むことで、挿通子に設けられた押さえ部により、取付孔内に設けられた受け部が押されて上部支柱の外面が下部支柱の内面に圧接されるようになされていれば、挿通子を貫通孔にねじ込むことで、挿通子による固定に加え、圧接による固定が行われることで、上部支柱の固定強度の向上及びガタツキの防止を図ることができ好ましい。
また本発明に係る請求項3に記載の手摺支柱は、中空部を備えた中空状の下部支柱と、前記中空部に嵌挿自在となされた上部支柱と、下部支柱に設けられた貫通孔と上部支柱に設けられた取付孔とに挿通される挿通子とを備え、前記取付孔が複数設けられることで上部支柱の高さが調整可能となされ、上部支柱の外面に上下方向に連続した凹溝が設けられ、該凹溝の底部に前記取付孔が設けられ、前記挿通子は、少なくとも一部にねじ山が螺刻され、該ねじ山が前記貫通孔に螺着されるようになされ、かつ挿通子の先端部分は、凸形状となされて、先端に突起部が形成されると共に、その突起部の根元側に該突起部よりも径大の押さえ部が形成され、挿通子を貫通孔にねじ込むことで、前記突起部は、前記凹溝の底部に設けられた取付孔内に挿通され、そして前記押さえ部により、前記凹溝の底部の取付孔の周囲の部位である受け部が押されて上部支柱の外面が下部支柱の内面に圧接されるようになされていることを特徴とするものである。
また、本発明に係わる手摺装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の手摺支柱の上部支柱に手摺部材が取り付けられて形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係わる手摺装置によれば、上部支柱の高さ調整が可能となされることで、手摺部材の取付位置が使用者の体格に合わせて手摺部材の高さを調節することが容易となり、且つ取り付けに係わる作業が簡便となされた手摺装置とすることができる。
本発明に係わる手摺支柱によれば、上部支柱の外面に上下方向に連続した凹溝が設けられていることで、挿通子を取付孔に挿通していない状態で貫通孔に挿通すれば、上部支柱の下部支柱への取付時や、上部支柱の高さ調整時において、凹溝が挿通子のガイドとなって上部支柱の上下方向への移動を妨げることなく上部支柱の左右方向へのズレが抑えられ、挿通子と取付孔との左右方向での位置ズレが生じることがなく、上下方向のみの位置合わせで取り付けを行うことが可能となり、貫通孔と取付孔との孔位置を合わせるのが容易となり、取り付けに係わる作業を簡便なものとできる。
また本発明に係わる手摺装置によれば、上部支柱の高さ調整が可能となされることで、手摺部材の取付位置が使用者の体格に合わせて手摺部材の高さを調節することが容易となり、且つ取り付けに係わる作業が簡便となされた手摺装置とすることができる。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係わる手摺支柱の、実施の一形態を示す正面図である。手摺支柱10は、中空状の下部支柱2に嵌挿自在に上部支柱1が嵌着され、上部支柱1はねじである二体の挿通子3により下部支柱2に対して固定されている。下部支柱2は、ベースプレートPから上方に突設されたサヤ管Sが下端付近に挿通されてビスB1により固定され、ベースプレートPがアンカーボルトB2により地表Gに固定されて立設されているものである。上部支柱1は、挿通子3が挿通される側に上下方向に連続して凹溝4が設けられ、凹溝4の底部に取付孔5が設けられている。下部支柱2の上端には、合成樹脂製のキャップ7が取り付けられている。手摺支柱10の上端には取付部101が設けられ、この取付部101を用いて手摺部材が取り付けられる。
図2は、挿通子3が取り付けられた部位の横断面図である。上部支柱1及び下部支柱2はいずれもアルミニウム合金の押出形材から断面略円形状に形成されたもので、下部支柱2の内部には中空部21が備えられ、中空部21に上部支柱1が嵌挿されている。上部支柱1の内面には二箇所のビスホール11が設けられ、下部支柱2の内面には四箇所のビスホール22が設けられている。上部支柱1の外径は、ビスホール22間の隙間より稍々小さくなされて、大きなガタツキが生じない程度に下部支柱2に遊嵌されるようになされている。挿通子3は、根本部分の外周にねじ山が形成されてねじ部31となされ、円柱状の棒状部32及び先端部分は凸形状となされて突起部33が設けられている。ねじ部31は、貫通孔6のねじ山に螺着可能となされ、棒状部32の直径は、凹溝4の幅より稍々小さくなされて凹溝4に挿通自在となされ、棒状部32は凹溝4の底部41に設けられた取付孔5の径より大きくなされ、突起部33のみ取付孔5に挿通可能となされている。突起部33が取付孔5に挿通されることで、挿通子3が取付孔5及び貫通孔6に挿通されて、上部支柱1が下部支柱2に取り付けられる。
例えばここで、図3に示す如く、突起部33が取付孔5から脱離した状態で挿通子3が貫通孔6に挿通されている状態では、挿通子3が取付孔5に挿通されていないことから上部支柱1は下部支柱2に対して固定されていない状態となるが、凹溝4に棒状部32が嵌着された状態となっていることから、上部支柱1が下部支柱2に対して左右方向である図中矢印Y1の方向にずれることがなく、また凹溝4が上下方向に連続していることから、凹溝4に棒状部32が嵌着されていても上下方向1への移動を妨げることがない。例えば一旦固定した上部支柱1の取付高さを変更する場合など、突起部33が取付孔5から脱離し且つ棒状部32が凹溝4から抜けない程度に挿通子3を緩め、上部支柱1を所望の高さに移動させた上で再び突起部33が取付孔5に挿通されるように挿通子3をねじ込むことで、取付孔5と貫通孔6との孔位置を、少なくとも左右方向には全く合わせる必要がなく挿通子3を挿通させることができ、上部支柱1の取付高さの変更は極めて簡便に行うことができ得る。また下部支柱2に新たに上部支柱1を取り付ける場合にも、下部支柱2の中空部21に上部支柱1を嵌挿し、挿通子3を突起部33が取付孔5に挿通されず且つ凹溝4に棒状部32が嵌着される程度にねじ込んだ状態として、上部支柱1を所望の高さに合わせた上で突起部33を取付孔5に挿通させることで簡便に取り付けを行うことができる。
上部支柱1を形成する材料は、凹溝4や取付孔5が形成可能な棒状体であれば特に限定されるものではないが、手摺として利用者の体重等に由来するあらゆる方向からの荷重に耐えうるものとするために鉄鋼、アルミニウム、ステンレス、チタン、亜鉛等の金属材料を用いるのが好ましく、更には上下方向に連続して凹溝4のような複雑な断面を形成可能な押出形材を用いるのが好ましく、上述の実施形態の如くアルミニウムやその合金を用いた押出形材を好適に用いることができる。また中空である必要はなく、必要に応じて中実体やリブの入ったものを用いることができる。
下部支柱2を形成する材料は、上部支柱1と同様の金属材料を用いて形成するのが好ましいが、上部支柱1を嵌挿自在とできる中空部21が形成されていればよく、ビスホール22等複雑な断面形状が必要でなければ汎用の金属管などを用いて形成することもできる。
挿通子3は、上述の実施形態の如く、ねじ山が設けられた貫通孔6に螺着可能なねじ部31を備えた棒状体が好ましいが、これに限定されるものではなくビス、ボルト、リベット等の締結手段や、差しピンなどを用いることもできる。また上述の実施形態においては上部支柱1及び下部支柱2の一方の側壁にのみ挿通子3を挿通しているが、強度等の必要に応じて両側の側壁に挿通子3を挿通させてもよい。
図4は、図2における取付孔5付近の拡大断面図であるが、挿通子3は先端付近が凸形状となされることで、突起部33周辺に押さえ部34が設けられ、凹溝4の底部41の取付孔5が設けられた以外押さえ部34と当接する部位が受け部42となされている。挿通子3がねじ部31及び貫通孔6のねじ山を用いてねじ込まれると、挿通子3は貫通孔6が設けられた手前側と反対側の方向である矢印Y2の方向に押し込まれる。すると押さえ部34により受け部42が同じく矢印Y2の方向に押されることで、上部支柱1全体が矢印Y2の方向に押されて、上部支柱1の外面が下部支柱2の内面、すなわち図2に示したビスホール22に圧接され、上部支柱1の固定強度の向上及びガタツキの防止を図るようになされている。
図5は、キャップ7の詳細を示すもので、(a)はキャップ単独での斜視図、(b)及び(c)はキャップ7への上部支柱の取り付け状態を示す縦断面図である。まず(a)において、キャップ7は合成樹脂を射出成形して形成したもので、上部支柱1が挿通可能な中空部73と、中空部73を囲んで設けられたスペーサー部71と、スペーサー部71と一体に三箇所に設けられたバネ部72と、更にスペーサー部71と一体に設けられ凹溝4部分を塞ぐ溝塞ぎ部74とを備えたものである。また外周面の上半分はテーパー面75となされている。またテーパー面75の下方には、下部支柱2への取付用の段差部76が設けられている。
次に(b)は、下部支柱2に取り付けられ、上部支柱1が嵌挿される前の状態を示す縦断面図である。下部支柱2の上端部に段差部76が嵌着されて取り付けられ、中空部73は上部支柱1の外径と略同一となされてその内面がスペーサー部71となされている。スペーサー部71の下方に内側に折り曲げられたバネ部72が一体に突出されて形成されている。かかるキャップ7の中空部73に上部支柱1を下端から下方である矢印Y3の方向に挿入すると、(c)に示す如くスペーサー部71内側に上部支柱1が略隙間なく配置されて、下部支柱2と上部支柱1との隙間がスペーサー部71により塞がれるが、内側に折り曲げられたバネ部72も鉛直方向に押し広げられる。ここで、スペーサー部71により上部支柱1と下部支柱2との隙間が塞がれることで上部支柱1のガタツキが抑えられるが、更にバネ部72は押し広げられることで内側である矢印Y4の方向に付勢力が働き、この付勢力によって上部支柱1が把持されて上部支柱1のガタツキを抑制することができ、また上部支柱1が下部支柱2に遊嵌されていても、キャップ7により急激に滑り落ちるのが防止でき、把持する力を高めれば上下方向の位置決めの際の仮り止めをキャップ7により行うこともできる。更にまたバネ部72は内側に折り曲げられているが、下方に突設されているので、上部支柱1の挿入の妨げとなりにくくなされている。
またスペーサー部71は、上方が上部支柱1の外面に向かって傾斜しているテーパー面75となされていることで、外径の異なる上部支柱1と下部支柱2との間に介在するキャップ7が外径の相違による視覚的な段差を緩和して、連続感を生じさせることで美観が高められている。
図6は、キャップ7におけるバネ部72の他の例を示す縦断面図で、(a)が上部支柱1の挿入前、(b)が上部支柱1の挿入後である。まず(a)において、バネ部72は先の実施形態と同様に、スペーサー部71から下方に突設され、内側に折り曲げられて形成されているが、バネ部72の下端付近に外側へ向かって張り出した膨出部721が設けられている。このキャップ7に上部支柱7が嵌着されると、(b)に示す如く上部支柱1の外面と下部支柱2の内面との間で膨出部721が圧縮されて、更に矢印Y4方向への付勢力を高めることができる。
キャップ7を形成する材料としては、設けられたバネ部72により付勢力が生じる合成樹脂であれば特に限定されるものではないが、バネ部72等を一体に設けることで複雑な形状となることから射出成形により形成するのが好適であり、射出成形によく用いられるポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、AAS樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性合成樹脂を好適に用いることができる。
図7は、本発明に係わる手摺装置の、実施の一形態を示す説明図である。階段T付近に手摺支柱10が立設され、手摺支柱10の取付部101にブラケット30が取り付けられ、更にブラケット30に手摺部材20が取り付けられて手摺装置が形成されている。ブラケット30は、首長の形状となされることで手摺の利用者Mの手が当たりにくいようになされている。手摺部材20の屈曲部には、自在な方向に屈曲可能な継手部材40が用いられている。手摺支柱10は、上述の実施形態に示した如き本発明に係わる手摺支柱10であるが、上部支柱1及び下部支柱2の一方の側壁に挿通子3を挿通して取り付け、且つ挿通子3及び凹溝4が手摺の利用者Mの歩行する側と反対側に向けられていることで、利用者Mからは凹溝4や挿通子3の頭部などが視認されず、美観が高められたものとなっている。
一般に、地表からの手摺部材20上面までの高さは650〜900mm程度であるが、その範囲に応じて、上部支柱1の凹溝4や、取付孔5の設けている範囲を設定することで、あらゆる設置状況に対応して設置が可能となり得る。例えば二体の挿通子3(貫通孔6)を間隔を開けて設け、その間隔を均等割りした間隔にて取付孔5を等間隔に設けておくことで、取付孔5の間隔刻みでの高さ調整が可能となる。具体的に数値を挙げると、二体の挿通子3(貫通孔6)の間隔が50mmの場合、取付孔5間の間隔を50mm間隔としておけば50mm刻みでの高さ調整が可能となり、12.5mm間隔としておけば12.5mm刻みでの高さ調整が可能となる。また上記の650〜900mmの範囲に対応しようとする場合、一番上の取付孔5を用いて上部支柱1を取り付けた場合の手摺部材20の高さを650mmとしておき、一番上の取付孔5から一番下の取付孔5まで、高さ調整が必要な範囲に二体の挿通子3(貫通孔6)の間隔を加えた長さである300mmとしておくことで、900mmまで取付孔5の間隔刻みで容易に高さ調整をすることができる。また取付孔5と貫通孔6との位置合わせが容易であるから、手摺部材20の高さの調整を簡便に行うことが可能な手摺装置を得ることができる。
本発明に係わる手摺支柱の、実施の一形態を示す正面図である。 図1に示した手摺支柱の、挿通子付近の横断面図である。 図1に示した手摺支柱の、挿通子付近の横断面図である。 図2の、取付孔付近を拡大した横断面図である。 本発明に係わる手摺支柱に用いられるキャップの、実施の一形態を示す説明図である。 キャップにおけるバネ部の、他の例を示す縦断面図である。 本発明に係わる手摺装置の、実施の一形態を示す説明図である。
符号の説明
1 上部支柱
2 下部支柱
21 中空部
3 挿通子
31 ねじ部
34 押さえ部
4 凹溝
41 底部
42 受け部
5 取付孔
6 貫通孔
7 キャップ
71 スペーサー部
72 バネ部
10 手摺支柱
20 手摺部材

Claims (4)

  1. 中空部を備えた中空状の下部支柱と、前記中空部に嵌挿自在となされた上部支柱と、下部支柱に設けられた貫通孔と上部支柱に設けられた取付孔とに挿通される挿通子とを備え、前記取付孔が複数設けられることで上部支柱の高さが調整可能となされ、前記下部支柱は、上端に合成樹脂製のキャップが取り付けられ、該キャップに下部支柱の内面と上部支柱の外面との間に挟持されるスペーサー部が設けられ、該スペーサー部に内側へ向かって付勢力を有するバネ部が一体に設けられていることを特徴とする手摺支柱。
  2. 上部支柱の外面に上下方向に連続した凹溝が設けられ、該凹溝の底部に前記取付孔が設けられ、前記挿通子は、少なくとも一部にねじ山が螺刻され、該ねじ山が前記貫通孔に螺着されるようになされると共に、挿通子を貫通孔にねじ込むことで、挿通子の先端が前記凹溝の底部に設けられた取付孔内に挿通され、そして挿通子に設けられた押さえ部により、前記凹溝の底部の取付孔の周囲の部位である受け部が押されて上部支柱の外面が下部支柱の内面に圧接されるようになされていることを特徴とする請求項1に記載の手摺支柱。
  3. 中空部を備えた中空状の下部支柱と、前記中空部に嵌挿自在となされた上部支柱と、下部支柱に設けられた貫通孔と上部支柱に設けられた取付孔とに挿通される挿通子とを備え、前記取付孔が複数設けられることで上部支柱の高さが調整可能となされ、上部支柱の外面に上下方向に連続した凹溝が設けられ、該凹溝の底部に前記取付孔が設けられ、前記挿通子は、少なくとも一部にねじ山が螺刻され、該ねじ山が前記貫通孔に螺着されるようになされ、かつ挿通子の先端部分は、凸形状となされて、先端に突起部が形成されると共に、その突起部の根元側に該突起部よりも径大の押さえ部が形成され、挿通子を貫通孔にねじ込むことで、前記突起部は、前記凹溝の底部に設けられた取付孔内に挿通され、そして前記押さえ部により、前記凹溝の底部の取付孔の周囲の部位である受け部が押されて上部支柱の外面が下部支柱の内面に圧接されるようになされていることを特徴とする手摺支柱。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の手摺支柱の上部支柱に手摺部材が取り付けられて形成されていることを特徴とする手摺装置。
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