JP4875446B2 - 光パルス多重化ユニット及び時間分解計測装置 - Google Patents
光パルス多重化ユニット及び時間分解計測装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4875446B2 JP4875446B2 JP2006266503A JP2006266503A JP4875446B2 JP 4875446 B2 JP4875446 B2 JP 4875446B2 JP 2006266503 A JP2006266503 A JP 2006266503A JP 2006266503 A JP2006266503 A JP 2006266503A JP 4875446 B2 JP4875446 B2 JP 4875446B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- pulse
- unit
- light
- multiplexing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Description
前記ハーフミラーの両側に対向配置され、前記ハーフミラーにより分波された透過光及
び反射光をそれぞれ偏向して、再び前記ハーフミラー上の共通箇所で合波を行わせると共に時間遅延差を生じる一対のミラーユニットと、を有し、
前記一対のミラーユニットのぞれぞれは2枚のミラーを有し、
さらに、対向配置された一対の前記ミラーユニット間の間隔を可変にするミラーユニッ
ト間隔調整ステージと、
前記対向する方向と直交する方向に隣接する前記ミラーユニットどうしの間隔を可変にするミラー間隔調整ステージと、を有し、直交する2方向への移動により空間的且つ時間的に光パルスを多重化するようにしたことを特徴とする光パルス多重化ユニットを提供できる。
前記ミラーユニットの一方向への移動により得られる基準の光路長差をΔとしたとき、前記第N番目の前記ミラーユニットにより得られる光路長差が2N−1×Δであることが望ましい。
該ハーフミラーの両側に対向配置され、前記ハーフミラーにより分波された透過光及び反射光をそれぞれ偏向して、再び前記ハーフミラー上の共通箇所で合波を行わせると共に時間遅延差を生じる一対のミラーユニットと、
前記ハーフミラーの一方の側に配置され、前記ミラーユニットを直交する2方向に移動可能な第1の移動機構を有し、
該一対のミラーユニットのぞれぞれは、対向配置された2枚のミラーを少なくとも有し、
前記2枚のミラーは、各々の面の法線と、前記ハーフミラーの法線がなす角度が等しく、且つ符号が反転しており、前記ハーフミラーから離れるにつれて面間隔が減少するようにそれぞれ配置され、
対向する位置に配置された前記ミラーユニットの組は、前記ハーフミラーまでの距離が各々異なるように配置され、
前記一方の側に配置された前記ミラーユニットは、前記対向する方向と直交する方向における隣り合う間隔が異なるように配置され、
前記ミラーユニットの直交する2方向の間隔が異なることにより空間的且つ時間的に光パルスを多重化することを特徴とするパルス多重化ユニットを提供できる。
図4は、本発明の実施例1における時間分解計測装置100に用いる光パルス多重化ユニット10の部分の概略構成を示している。時間分解計測装置100の全体構成については、図4等を用いて後述する。本実施例の光パルス多重化ユニットは、ミラーユニットMUi‐1(i=1〜N)と、ミラーユニットMUi‐2(i=1〜N)と、ハーフミラー1を有して構成されている。ミラーユニットMUi‐1(i=1〜N)は、ミラーMi‐11(i=1〜N)とミラーMi‐12(i=1〜N)を備えている。また、ミラーユニットMUi‐2(i=1〜N)は、ミラーMi‐21(i=1〜N)とミラーMi‐22(i=1〜N)を備えている。
の法線とハーフミラー1の法線のなす角が等しく、かつ符号が反転しており、ハーフミラー1から離れるにつれて面間隔が減少するようにそれぞれ配置されている。ミラーMi‐21(i=1〜N)とミラーMi‐22(i=1〜N)も同様に配置されている。
光路 E1‐11’・E1‐11・E1‐3と、
光路 E1‐4・E1‐12・E1‐12’と、
を加算したものに相当する。
経路1 O1・B1・E1‐21・E1‐22・B1と、
経路2 O1・A1・E1‐11・E1‐12・A1と、
を経て、ハーフミラー1上の所定箇所O2において交わる。
経路3 O2・B2・E2‐21・E2‐22・B2と、
経路4 O2・A2・E2‐11・E2‐12・A2と、
を経て、ハーフミラー1上の所定箇所O3において交わる。
光路O1・A1・E1‐11・E1‐12・A1・O2・B2・E2‐21・E2‐22・B2・O3を、進行する過程で、反射・分波・合波を交互に繰り返す。
光路O1・B1・E1‐21・E1‐22・B1・O2・A2・E2‐11・E2‐12・A2・O3で反射・分波・合波を交互に繰り返す。
(1):O1・A1・E1‐11・E1‐12・A1・O2・A2・E2‐11・E2‐12・A2・O3
(2):O1・A1・E1‐11・E1‐12・A1・O2・B2・E2‐21・E2‐22・B2・O3
(3):O1・B1・E1‐21・E1‐22・B1・O2・A2・E2‐11・E2‐12・A2・O3
(4):O1・B1・E1‐21・E1‐22・B1・O2・B2・E2‐21・E2‐22・B2・O3
光路長差 3Δ
(2) 経路 O1・A1・E1‐11・E1‐12・A1・O2・B2・E2‐21・E2‐22・B2・O3
光路長差 1Δ
(3) 経路 O1・B1・E1‐21・E1‐22・B1・O2・A2・E2‐11・E2‐12・A2・O3
光路長差 2Δ
(4) 経路 O1・B1・E1‐21・E1‐22・B1・O2・B2・E2‐21・E2‐22・B2・O3
光路長差 0Δ
次に、光パルス列を空間的に分離する構成について図1に基づいて説明する。上述のように、対向する位置に配置されたミラーユニットの組は、例えば、ミラーユニットMU1‐1とミラーユニットMU1‐2、ミラーユニットMU2‐1とミラーユニットMU2‐2、…ミラーユニットMUN‐1とミラーユニットMUN‐2である。図1では、このミラーユニットの組において、両者は、基準線Sまでの距離が各々異なるように配置されている。
このように、ハーフミラー1上の所定箇所O1で分波されたそれぞれの光パルスPは、経路10を経由する光と、経路11を経由する光とに別れる。
図4等を用いて説明したように、対向する一対のミラーユニットのa方向の間隔を所定の間隔にすることで、時間的に分離した光パルス列を生成できる。また、図1で説明したように、ミラーユニットの位置を基準線Sに対してb方向に所定の間隔だけずらすことで、空間的に分離した光パルス列を生成できる。
実施例2の時間分解計測装置200は、図1に示した光パルス多重化ユニット10と、その出射光路上に、分光手段14を有して構成されている。光パルス多重化ユニット10の構成は、実施例1と同一であるので、詳細な構成の図示は省略する。なお、図7(a)、(b)中、ビームスプリッタ20は実施例1の光パルス多重化ユニットを経た信号光パルスと参照光との合波位置に設けられている。また、撮像素子3も設けられている。光パルス多重化ユニット10は時間分解計測に際しこれらの光学素子とともに用いられる。
分光手段14は、第1レンズ141と、分散素子142と、第2レンズ143とで構成されている。
10 光パルス多重化ユニット
14 分光手段
141 第1レンズ
142 分散素子
143 第2レンズ
2 合波手段
20 ビームスプリッタ
21 参照光照射面積調整手段(ビームエキスパンダ)
211,212 レンズ
22 参照光遅延手段
221,222,223 ミラー
3 検出手段(撮像素子)
5 光源
6 分岐手段
7 試料
100、200、250 時間分解計測装置
MU1‐1、MU2‐1、MUn‐1、MU1‐2、MU2‐2、MUN‐2 ミラーユニット
M1‐11、M1‐12、M2‐11、M2‐12、MN‐11、MN‐12、M1‐21、M1‐22、M2‐21、M2‐22、MN‐21、MN‐22 ミラー
ST ミラーユニット間隔調整ステージ(ミラー間隔調整ステージ)
Claims (7)
- 入射光を分波して、透過光及び反射光を生成するハーフミラーと、
前記ハーフミラーの両側に対向配置され、前記ハーフミラーにより分波された透過光及び反射光をそれぞれ偏向して、再び前記ハーフミラー上の共通箇所で合波を行わせると共に時間遅延差を生じる一対のミラーユニットと、を有し、
前記一対のミラーユニットのぞれぞれは2枚のミラーを有し、
さらに、対向配置された一対の前記ミラーユニット間の間隔を可変にするミラーユニット間隔調整ステージと、
前記対向する方向と直交する方向に隣接する前記ミラーユニットどうしの間隔を可変にするミラー間隔調整ステージと、を有し、直交する2方向への移動により空間的且つ時間的に光パルスを多重化するようにしたことを特徴とする光パルス多重化ユニット。 - 前記ミラーユニットは、N(Nは整数)個設けられ、
前記ミラーユニットの一方向への移動により得られる基準の光路長差をΔとしたとき、前記第N番目の前記ミラーユニットにより得られる光路長差が2N−1×Δであることを特徴とする請求項1に記載の光パルス多重化ユニット。 - 前記ミラーユニット間隔調整ステージは、前記ミラーユニットを前記ハーフミラーの法線方向に移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の光パルス多重化ユニット。
- 前記ミラー間隔調整ステージは、前記ミラーユニットを前記ハーフミラーに沿った方向に移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の光パルス多重化ユニット。
- 光パルスを発する光源と、
前記光源からの光パルスを試料に照射するための照射光パルスと参照光パルスとに分岐する分岐手段と、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の光パルス多重化ユニットと、
前記光パルス多重化ユニットを経た信号光パルスと参照光パルスとを合波する合波手段と、
前記合波手段で合波されることによって生じた干渉縞を検出可能な検出手段を有することを特徴とする時間分解計測装置。 - 前記合波手段が、
前記信号光パルスと参照光との合波位置に配置されたビームスプリッタと、
前記合波手段の合波位置に到達する信号光パルスに合わせて参照光パルスの該合波位置への到達時間を調整可能な参照光遅延手段と、
前記合波手段の合波位置に到達する信号光パルスに合わせて参照光パルスの該合波位置での照射面積を調整可能な参照光照射面積調整手段を有することを特徴とする請求項5に記載の時間分解計測装置。 - ハーフミラーと、
該ハーフミラーの両側に対向配置され、前記ハーフミラーにより分波された透過光及び反射光をそれぞれ偏向して、再び前記ハーフミラー上の共通箇所で合波を行わせると共に時間遅延差を生じる一対のミラーユニットと、
前記ハーフミラーの一方の側に配置され、前記ミラーユニットを直交する2方向に移動可能な第1の移動機構を有し、
該一対のミラーユニットのぞれぞれは、対向配置された2枚のミラーを少なくとも有し、
前記2枚のミラーは、各々の面の法線と、前記ハーフミラーの法線がなす角度が等しく、且つ符号が反転しており、前記ハーフミラーから離れるにつれて面間隔が減少するようにそれぞれ配置され、
対向する位置に配置された前記ミラーユニットの組は、前記ハーフミラーまでの距離が各々異なるように配置され、
前記一方の側に配置された前記ミラーユニットは、前記対向する方向と直交する方向における隣り合う間隔が異なるように配置され、
前記ミラーユニットの直交する2方向の間隔が異なることにより空間的且つ時間的に光パルスを多重化することを特徴とするパルス多重化ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006266503A JP4875446B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 光パルス多重化ユニット及び時間分解計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006266503A JP4875446B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 光パルス多重化ユニット及び時間分解計測装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008083004A JP2008083004A (ja) | 2008-04-10 |
JP2008083004A5 JP2008083004A5 (ja) | 2009-02-19 |
JP4875446B2 true JP4875446B2 (ja) | 2012-02-15 |
Family
ID=39354007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006266503A Expired - Fee Related JP4875446B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 光パルス多重化ユニット及び時間分解計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4875446B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5060733B2 (ja) * | 2005-03-28 | 2012-10-31 | オリンパス株式会社 | 光パルス多重化ユニット、それを用いた光パルス発生器、及び光パルス多重化方法 |
JP2006275908A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Olympus Corp | 信号光パルス多重化ユニット及びそれを用いた時間分解計測装置 |
JP4889417B2 (ja) * | 2006-09-13 | 2012-03-07 | オリンパス株式会社 | 光パルス多重化ユニット |
-
2006
- 2006-09-29 JP JP2006266503A patent/JP4875446B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008083004A (ja) | 2008-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2950039B1 (en) | Confocal measurement device | |
US7821647B2 (en) | Apparatus and method for measuring surface topography of an object | |
US8004692B2 (en) | Optical interferometer and method | |
EP2685304A1 (en) | Spectroscopic confocal microscope with aperture stop for increased spatial resolution and parallelized data acquisition | |
CN107076548B (zh) | 利用衍射光栅的三维形状测量装置 | |
JP2006275908A (ja) | 信号光パルス多重化ユニット及びそれを用いた時間分解計測装置 | |
US20230063843A1 (en) | Method and apparatus for high performance wide field photothermal imaging and spectroscopy | |
US20140267597A1 (en) | Apparatus and Method for Generating Interference Fringe Pattern | |
CN108885360B (zh) | 脉冲光生成装置、光照射装置、光加工装置、光响应测定装置、显微镜装置及脉冲光生成方法 | |
JP6975913B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4895522B2 (ja) | 顕微鏡装置 | |
WO2012150195A1 (en) | A stationary waveguide spectrum analyser | |
JP4895519B2 (ja) | 顕微鏡装置 | |
JP4875446B2 (ja) | 光パルス多重化ユニット及び時間分解計測装置 | |
CN113631954A (zh) | 相差检测系统和用于检测相差的方法 | |
US9874434B2 (en) | Position-measuring system, having scanning units multiplexed to light sources and detectors, for optically scanning a measuring standard and method for operating such a position-measuring system | |
JP2017125685A (ja) | 厚さ測定装置及び厚さ分布測定装置 | |
JP2016029340A (ja) | 計測装置 | |
JP6585410B2 (ja) | 光相関器 | |
JP7000117B2 (ja) | ノイズ低減装置およびそれを有する検出装置 | |
JP3992699B2 (ja) | 時間分解分光装置 | |
JP2018096717A (ja) | 撮像装置 | |
RU2673784C1 (ru) | Двухкомпонентный интерферометр общего пути | |
JP4009620B2 (ja) | 顕微鏡装置 | |
RU2758003C1 (ru) | Способ регистрации голографических изображений объектов |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081226 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110323 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111102 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4875446 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |