JP4874944B2 - ペット用サークル - Google Patents

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Description

本発明は、サークル形状を変更することができるペット用サークルに関する。
近年、屋内でペットが飼われることが多くなっている。屋内では、ペットにリードを付けないで飼われることがあるが、来客があるときは、ペットを所定の場所に隔離したい場合がある。また、開放的な空間をペットに提供したいという理由で、ケージではなくペット用サークルを用いられることもある。
従来のペット用サークルは、殆どのものが平面視で矩形をなしている(特許文献1参照)。このように平面視で矩形のペット用サークルが主流になっているのは、矩形のペット用サークルが効率的に製造できるものであり、また、需要者に好まれやすい形態であることから、と考えられる。
特開2005−160431号公報
ところで、ペットにより広い居住空間を提供しより快適な空間を提供したいと願う飼い主がいる。また、ペットの成長にともなってペットの居住空間を広げたいと願う飼い主もいる。
しかしながら、従来の大型の矩形サークルでは、住まいの間取りやスペースの関係上、このような大型の矩形サークルを導入することが困難であるといった問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、サークル形状を変更することができるペット用サークルを提供することを目的とする。
本発明に係るペット用サークルは、相互に連結される複数の柵と、各柵に係脱自在に係合し、これら柵同士を連結、分離可能に、且つ、予め設定された複数の異なるサークル形状のそれぞれに対応したレイアウトで固定しうる係合手段と、を備えており、前記係合手段は、前記柵の両側端に設けられた第1係合手段と、前記柵と柵の間に介在しそれぞれの柵の第1係合手段のそれぞれと係合すると共に両柵を支持する第2係合手段と、を有し、
前記第1係合手段は、前記柵の側端から突設された係合杆であり、前記第2係合手段は、これら柵の係合杆が挿入される係止穴が設けられた支柱であり、前記係合杆に設けられた回転防止手段と、前記支柱に設けられた回転防止部とが、前記係合杆が前記係止穴に挿入された状態において互いに係合することにより、該係合杆が支柱に対して回転することが防止されることを特徴とする。
本発明によれば、相互に連結される複数の柵と、各柵に係脱自在に係合し、これら柵同士を連結、分離可能に、且つ、予め設定された複数の異なるサークル形状のそれぞれに対応したレイアウトで固定しうる係合手段と、を備えているので、ペット用サークルのサークル形状を予め設定された複数の異なるサークル形状のいずれかに変更することができる。
また、上記のペット用サークルにおいて、前記係合手段は、前記柵の両側端に設けられた第1係合手段と、前記柵と柵の間に介在しそれぞれの柵の第1係合手段のそれぞれと係合すると共に両柵を支持する第2係合手段と、を備えてなるので、柵の第1係合手段と係合する第2係合手段が柵と柵の間に介在してその両柵を支持する構造となっていることから、サークル内でペットが運動し柵に力が加わったとしても、サークル形状が変形しない安定したペット用サークルとすることができる
また、上記のペット用サークルにおいて、前記第1係合手段は、前記柵の側端から突設された係合杆であり、前記第2係合手段は、これら柵の係合杆が挿入される係止穴が設けられた支柱であるので、第1係合手段としての係合杆と第2係合手段としての支柱との係合は、柵に突設された係合杆を、支柱に設けられた係止穴に挿入するという簡単な方法で行われるため、サークル形状の変更を簡単な作業により行うことができるものとすることができる。
また、上記のペット用サークルにおいて、前記係合杆に設けられた回転防止手段と、前記支柱に設けられた回転防止部とが、前記係合杆が前記係止穴に挿入された状態において互いに係合することにより、該係合杆が支柱に対して回転することが防止されるので、柵と支柱との位置関係が維持されるところ隣接した柵同士の配置、角度が維持されるので、サークル形状の歪曲を防止することができる
また、上記のペット用サークルにおいて、前記係合杆の離脱を防止する離脱防止キャップが着脱自在に設けられたことを特徴としてもよい。
この構成によれば、係合杆の離脱を防止する離脱防止キャップが設けられていることから、ペットの運動により柵が振動、揺動しても係合杆の係止穴からの離脱が防止されるので、ペット用サークルが分解されることはない。また、離脱防止キャップは着脱自在とされていることから、離脱防止キャップを外すことにより、ペット用サークルを容易に分解することもできる。
また、上記のペット用サークルにおいて、前記支柱の頭部には該頭部を補強する補強カバーが被せられ、該補強カバーに前記係止穴が形成されたことを特徴としてもよい。
この構成によれば、支柱の頭部が補強カバーにより補強され、この補強カバーに係止穴が形成されているので、係合杆と係止穴との係合部分に力が加わっても、係合杆や係止穴の破壊を防止することができる。また、支柱は補強カバーにより保護されるので、支柱を磨耗に弱い材質により形成することができる。したがって、例えば、支柱を木材により形成することもできる。
上記のペット用サークルにおいて、前記柵のうちの少なくともいずれか1個には、開口部が設けられ、この開口部に開閉自在の扉が設けられたことを特徴としてもよい。
この構成によれば、柵に開口部が設けられ、この開口部に開閉自在の扉が設けられたことから、開口部の開閉によりペットの出入りを制限することができる。
上記のペット用サークルにおいて、前記柵により囲われたペット居住空間を仕切る仕切手段がさらに備えられことを特徴としてもよい。
この構成によれば、ペット居住空間を仕切る仕切り手段が備えられていることから、ペット居住空間を2以上に区分することができる。
本発明によれば、ペット用サークルは、相互に連結される複数の柵と、各柵に係脱自在に係合し、これら柵同士を連結、分離可能に、且つ、予め設定された複数の異なるサークル形状のそれぞれに対応したレイアウトで固定しうる係合手段と、を備えているので、ペット用サークルのサークル形状を予め設定された複数の異なるサークル形状のいずれかに変更することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係るペット用サークルは、相互に連結される複数の柵と、各柵に係脱自在に係合し、これら柵同士を連結、分離可能に、且つ、予め設定された複数の異なるサークル形状のそれぞれに対応したレイアウトで固定しうる係合手段と、を備えている。したがって、ペット用サークルを予め設定された複数の異なるサークル形状のいずれかの形態に変更することができる。
例えば、ペット用サークルは、矩形のサークルとL字状のサークルのサークルとして変更可能なものとして設定され、この場合、係合手段は、柵同士を直線状に配置する係合構造と、柵同士を直角に配置する係合構造を備えたものとされる。この構成により、ペット用サークルをこれら2つの形態(矩形とL字状)のうちのいずれかを選択可能なものとすることができる。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係るペット用サークルを示し、(A)は平面視で矩形としたペット用サークルの斜視図であり、(B)はL字状としたペット用サークルの斜視図であり、(C)はL字状としたペット用サークルの他の例の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係るペット用サークルの柵の平面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係るペット用サークルの支柱の斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る柵と支柱との係合状態を示した説明図である。
本発明の実施の形態に係るペット用サークル1は、相互に連結する複数の柵10,10・・と、柵10と柵10との間に介在し、これら柵10と係合し、これら柵10を支持する支柱(第2係合手段)20とを備えたものであり、そして、柵10と柵10を支柱20により連結することによりペット用サークル1を形成するものである。
なお、本実施の形態では、柵10と柵10を連結するもの(すなわち、第2係合手段)として支柱20を例に挙げているが、第2係合手段は支柱20に限定されない。例えば、柵10と柵10の間に介在し各柵10の下部を固定する土台を柵10と柵10を連結するもの(第2係合手段)としてよい。
柵10は、鉄線により形成され、両側端11,11の上部と下部に支柱20に係合する第1係合手段が設けられている。具体的には、第1係合手段は、柵10の側端11から延在しつつ垂下した係合杆13として形成され、支柱20に垂直方向に形成された係止穴22に挿入されるものとされている。係合杆13の断面形状は、円形でも角形でもよい。
なお、柵10の形成部材は鉄線に限定されるものではなく、例えば、強化プラスチック
ボードなどであってもよい。また、第1係合手段は、支柱20に係合しうるものであればよく、垂下した係合杆13に限定されるものではない。
支柱20は、柵10と柵10の間に配置され、これら柵10を支持するものである。支柱20には、第1係合手段としての係合杆13が係合する係止穴22が設けられている。係止穴22は、支柱20の頭部21に係合杆13が挿入される穴として形成される。係止穴22の形状は、係合杆13の断面形状に適合したものとされている。
また、係合杆13及び係止穴22には、係合杆13を係止穴22に挿入した状態で係合杆13の回転を防止するために、係合杆13には回転防止手段が設けられ、係止穴22には回転防止部が設けられている。具体的には、柵10の側端11から延在しつつ垂下した係合杆13のうちの延在部16が回転防止手段として用いられる。そして、係合杆13を係止穴22に挿入したときに延在部16が挿入される挿入溝(回転防止部)24が係止穴22の上部から延在させて形成される。
このような構成により、係合杆13を係止穴22に挿入したときに、係合杆13の延在部(回転防止手段)16が挿入溝(回転防止部)24に挿入するので、係合杆13の回転を防止することができる。これにより、柵10と支柱20との位置関係が維持されるところ隣接した柵同士10,10の配置、角度が維持されるので、サークル形状の歪曲を防止することができる。
また、支柱20の頭部21には、係合杆13が係止穴22からの離脱を防止する離脱防止キャップ30を着脱自在に設けてもよい。離脱防止キャップ30は、係合杆13の係止穴22からの離脱を妨げる位置に配置される。すななち、係合杆13が係止穴22から離脱しかかったときに、その係合杆13の離脱を妨げる位置に、離脱防止キャップ30が配置される。
具体的には、離脱防止キャップ30は、支柱20の頭部21に設けられ、その底面が係合杆13の上部に位置するように配置される。また、支柱20の頭部21から上方へ突出させてネジ26が設けられ、他方、離脱防止キャップ30の中心軸には当該ネジ26と螺合するネジ穴31が形成される。これにより、離脱防止キャップ30が着脱自在とされる。
以上のペット用サークル1によれば、柵10の係合杆(第1係合手段)13と係合する支柱(第2係合手段)20が、柵10と柵10の間に介在し、その両柵10,10を支持する構造となっていることから、ペット用サークル内でペットが運動し柵10に力が加わったとしても、サークル形状が変形しない安定したペット用サークル1とすることができる。
また、第1係合手段としての係合杆13と第2係合手段としての支柱20との係合は、柵10に突設された係合杆13を、支柱20に設けられた係止穴22に挿入するという簡単な方法で行われるので、サークル形状の変更を簡単な作業により行うことができるものとすることができる。
また、柵10の係合杆13に設けられた延在部16が支柱20の係止穴22に設けられた挿入溝24に挿入するので、係合杆13の回転が防止される。これにより、柵10と支柱20との位置関係が維持されるところ隣接した柵同士10,10の配置、角度が維持されるので、サークル形状の歪曲を防止することができる。
また、離脱防止キャップ30が設けられていることから、ペットの運動により柵10が
振動、揺動しても係合杆13の離脱が防止されるので、ペット用サークル1が分解されることはない。また、離脱防止キャップ30は着脱自在とされていることから、離脱防止キャップ30を外すことにより、ペット用サークル1を容易に分解することもできる。
次に、係合手段の他の実施例を示す。
〜他の係合手段:実施例1〜
図5は、実施例1に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示した斜視図である。図6は、実施例1に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示し、(A)は離脱防止キャップを外した状態の平面図であり、(B)は図5の矢符VI−VIに沿った断面図である。
実施例1のペット用サークル1は、支柱20の頭部21に補強カバー35を被せ、頭部21を保護したものである。具体的には、補強カバー35は、プラスチックにより形成され、支柱20の頭部21を覆う形状とされる。補強カバー35と支柱20の頭部21とはネジ36により固定される。また、補強カバー35の上部には、係合杆13が挿入される係止穴22が形成されている。
この構成によれば、支柱20の頭部21が補強カバー35により補強され、この補強カバー35に係止穴22が形成されているので、係合杆13と係止穴22との係合部分に力が加わっても、係合杆13や係止穴22の破壊を防止することができる。また、耐久性としての組立て回数を増加させることができる。
また、支柱20は補強カバー35により保護されるので、支柱20を磨耗に弱い材質により形成することができる。したがって、例えば、支柱20を木材により形成することもできる。これによって家具等に調和したデザインとすることができる。また、補強カバー35は視覚的なアクセントにもなるので、美感を向上させることができる。
〜他の係合手段:実施例2〜
図7は、実施例2に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示した斜視図である。図8は、実施例2に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示し、(A)は離脱防止キャップを外した状態の平面図であり、(B)は図7の矢符VIII−VIIIに沿った断面図である。
実施例2のペット用サークル1は、支柱20の頭部21に補強カバー35を被せ、頭部21が保護されたものであって、上記に示した回転防止手段とは別の回転防止手段が設けられたものである。
回転防止手段は、柵10の側端から延在しつつ垂下した係合杆13のうちの垂下部12に、横方向に延在する凸部17として形成される。この凸部17は、例えば、板金を垂下部に溶接することで設けられる。他方、回転防止部は、この回転防止手段が嵌合する嵌合穴25として、係止穴22から延在させて形成される。また、嵌合穴25は、凸部17が嵌合したときにその位置がずれないように、凸部17の寸法と略同一の寸法とされている。
このような構成によって、回転防止手段としての凸部17が支柱20の係止穴22に設けられた嵌合穴25に嵌合するので、係合杆13の回転を防止することができる。これにより、柵10と支柱20との位置関係が維持されるところ隣接した柵同士10,10の配置、角度が維持されるので、サークル形状の歪曲を防止することができる。
〜他の係合手段:実施例3〜
図9は、実施例3に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示した説明図である。図10は、実施例3に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示し、(A)は図9の矢符Xa−Xaに沿った断面図であり、(B)は図9の矢符Xb−Xbに沿った断面図である。
実施例3のペット用サークル1の係合手段は、柵10の第1係合手段と支柱20の第2係合手段との係合構造が上記に示したいずれの構造とも異なるものである。
具体的には、第1係合手段は、柵10の側端11から延在しつつ水平方向で90度に折曲がった曲折係合部37として形成される。そして、この90度に折れ曲った曲折係合部37には、係合ボルト38が挿通する貫通穴34が形成されている。
他方、第2係合手段としての支柱20には、曲折係合部37と当接する当接部27に係合ボルト38が螺合する螺合穴28が形成されている。また、当接部27は、曲折係合部37が嵌り込む凹部として形成してもよい。
なお、第1係合手段としての曲折係合部37は、柵10の側端11から延在し、第2係合手段としての支柱20に当接されるものであればよく、水平方向で90度に折れ曲ったものに限定されるものではない。
この構成によれば、第1手段としての柵10の曲折係合部37と第2係合手段としての支柱20との係合は、曲折係合部37を支柱20に設けられた当接部27に当接し、係合ボルト38を曲折係合部37の貫通穴34に挿通すると共に当接部27の螺合穴28に螺入するという方法で行われるので、ペットの運動等による外力が加わっても係合が解除されない強固なペット用サークル1とすることができる。
また、このように水平方向に折れ曲った曲折係合部37を支柱20の側面に当接させ、係合ボルト38により係合させる構造とすれば、柵10の水平方向への揺動、振動が防止されるので、ペット用サークル1の構造を横方向の揺動、振動に対して強固なものとすることができる。
〜サークル形状〜
本実施の形態のペット用サークル1は種々のサークル形状に組立て可能とされている。以下、サークル形状の具体例を挙げて説明する。
図11は、本発明に係る実施の形態1のサークル形状のバリエーションを示し、(A)はサークル形状を矩形としたペット用サークルの平面図であり、(B)はサークル形状を矩形としたペット用サークルの他の例の平面図であり、(C)はサークル形状をL字状としたペット用サークルの平面図であり、(D)はサークル形状をL字状としたペット用サークルの他の例の平面図である。
図12は、本発明に係る実施の形態1のサークル形状のバリエーションに対応した支柱の配置を示し、(A)は図11(A)に対応したサークル形状の支柱の配置を示した模式図であり、(B)は図11(B)に対応したサークル形状の支柱の配置を示した模式図であり、(C)は図11(C)に対応したサークル形状の支柱の配置を示した模式図であり、(D)は図11(D)に対応したサークル形状の支柱の配置を示した模式図である。
図13は、なす角度が135度として柵を配置できる支柱の平面図である。
ここで示すペット用サークル1は、平面視で矩形とL字状の2つのサークル形状に変更可能なものであり、また、仕切り用柵14により、サークル内のペット居住空間が2つの部屋に仕切ることができ、さらに、それぞれの部屋にペット出入り口用の開閉自在の扉15が設けられたものである。なお、図11には、片方のペット居住空間をペット用トイレとし、トイレ用トレー29を配置したペット用サークル1が示されている。
ペット用サークル1は、具体的には、柵10と支柱20がそれぞれ8個、仕切手段として仕切り用柵14が1個により構成されている。柵10は、4個、2個、2個のグループに分けられ、それぞれのグループ内の寸法は同一とされている。また、仕切り用柵14は、4個組のグループの柵10と略同一の寸法とされている。
また、4個組みのグループのいずれか1つの柵10と、2個組みのグループのいずれか一方の組みの1つの柵10には、開口部39が形成され、この開口部39にペット出入り口用の開閉自在の扉15が設けられる。これにより、開口部39を開閉できるのでペットの出入りを制限することができる。
また、矩形(仕切りを含む)とL字状形(仕切りを含む)のサークル形状が組み立てられるように、支柱20の係止穴22が配置されている。つまり、これら係止穴22は、予め設定されたサークル形状のバリエーションのそれぞれを組み立てることができるように、支柱20に形成される。
具体的には、図11(A)乃至図11(D)に示すサークル形状のバリエーション(図11(A)乃至図11(D)に示されたサークル形状のバリエーションに加え、仕切り用柵14の配置が他の支柱間に配置されたものも含む。)を設定したときは、次のように、支柱20の係止穴22が形成される。すなわち、8本の支柱20のうち4本は、2つの柵10が90度をなす角度に配置されるように2つの係止穴22が形成され、8本の支柱20のうち3本は、3つの柵10のそれぞれが90度をなす角度に配置されるように3つの係止穴22が形成され、あとの1本は、4つの柵10のそれぞれが90度をなす角度に配置されるように4つの係止穴22が形成される。そして、図12に示すように、各支柱20を、サークル形状のバリエーションのそれぞれに対応して配置することにより、各サークル形状に組み立てられる。
このような構成によれば、支柱20に形成される係止穴22は、図11(A)乃至図11(D)に示したサークル形状のそれぞれに対応したレイアウトで柵10を固定しうるように構成されているので、支柱20を介在させた柵同士10,10の配置を変更して、サークル形状を容易に変更することができる。
なお、当該第2係合手段の配置は、図12に示した配置に限定されるものではない。例えば、全ての支柱20において、4つの係止穴22を十字状に形成してもよい。このような構成によれば、いずれの支柱20もサークル形状のいずれの部分にも適用することができるので、支柱20の配置を考慮する手間を省くことができる。
また、図11では、仕切り用柵14を1枚だけ設けているが、2枚設けてもよい。また、仕切り用柵14を配置できる支柱間20,20にこの間隔を固定するための補強部材98を設けるようにしてもよい(図1(C)参照)。
また、他のサークル形状として、例えば、正八角形状に変更可能とするために、全ての柵寸法を同一とし、支柱20になす角度が135度となる係止穴22を形成してもよい(図13参照)。
また、上記の柵10の寸法の組合せ(柵10を4個、2個、2個としたグループ分け)とすることにより、1種類の仕切り用柵14により、2通りの方法でペット居住空間の仕切ることができる。
具体的には、上記の柵10の寸法の組合せとすることにより、図11(A)乃至(D)に示すようなサークル形状とすることができる。すなわち、サークル形状を矩形にしたときは、仕切り用柵14を配置できる2箇所の支柱間の間隔が等しくなるため、これらの支柱間に同一寸法の仕切り用柵14を配置することができる。また、図11(C)又は(D)のように、サークル形状をL字状としたとき、すなわち、同一寸法とされた柵10が互いに対向するように配置し、且つ、4個組とされた柵10のうちの2つをL字状の直角部分に配置したとき、仕切り用柵14を配置できる2箇所の支柱間の間隔が等しくなるので、これらの支柱間に同一寸法の仕切り用柵14を配置することができる。
<実施の形態2>
図14は、本発明の実施の形態2に係るペット用サークルを示し、(A)は平面視で矩形としたペット用サークルの斜視図であり、(B)は平面視でL字状としたペット用サークルの斜視図である。図15は、本発明の実施の形態2に係るペット用サークルの分解図である。図16は、上フレームの係合部の拡大図である。
本発明の実施の形態に係るペット用サークル1は、相互に連結する複数の柵110,110・・と、両端に係合部43を有し各柵110の上部に装着される上フレーム41と、両端に係合部43を有し各柵110の下部に装着される下フレーム42とを備えたものであり、上フレーム同士41,41がその係合部43で相互に係合すると共に、下フレーム同士42,42がその係合部43で相互に係合することにより、柵同士110,110を固定し、ペット用サークル1を形成するものである。なお、本実施の形態では、上フレーム41と下フレーム42が柵同士110,110を係合する係合手段である。
柵110は、鉄線により形成されるものである。また、柵110の上部には上フレーム41と係合する上部係合部142が設けられ、柵110の下部には下フレーム42と係合する下部係合部143が設けられている。なお、柵110の形成部材は鉄線に限定されるものではなく、例えば、強化プラスチックボードなどであってもよい。
上フレーム41は、柵110の上部に装着されるものであって、その両端には、他の上フレーム41と係合する係合部43が設けられている。具体的には、上フレーム41の底面には、柵110の上部係合部142が嵌入する凹部49が設けられている。この構成により、上フレーム41が柵110に確実に装着される。
また、上フレーム41の係合部43は、上フレーム41の係合部同士43,43が係合したときに互いに当接する当接面45と、該当接面45に垂直な方向に沿って形成された係合穴46とを備えている。そして、上フレーム41の当接面同士45,45を当接させたときに連通する係合穴46に係合部材としてのボルト47を挿通することにより、上フレーム同士41,41を係合させるものとして、係合部43が形成されている。
また、係合部43の当接面45は、水平に形成されている。この構成によれば、係合部43の当接面同士45,45が水平に当接することとなるため、上フレーム同士41,41のなす角度を変えても、上フレーム同士41,41は水平面内で回転させることができるので、上フレーム41の配置を上下に変化させることなく上フレーム同士41,41のなす角度を変えることができる。
また、当接面45に形成される係合穴46はその当接面45の略中心に配置される。こ
れにより、上フレーム同士41,41のなす角度を180度と90度とで変更する場合、当接面同士45,45の接触面積が変わらない。したがって、このような角度の間(なす角度が180度と90度との間)で上フレーム同士41,41のなす角度を変更した場合でも、当接面45が外部に現れることを防止することができる。
下フレーム42の構造は、上フレーム41の構造と同様である。
図17は、本発明に係る実施の形態2の各サークル形状のフレームの配置を示し、(A)はサークル形状を矩形としたときのフレームの配置を示した説明図であり、(B)はサークル形状をL字状としたときのフレームの配置を示した説明図である。
各フレームは同一寸法のものが互いに対応する位置に配置される。このような配置により、各フレーム同士のなす角度を90度とすることができる。
以上のペット用サークル1によれば、上フレーム同士41,41がその端部でのみ互いに係合し、また、下フレーム同士42,42がその端部でのみ互いに係合していることから、上フレーム同士41,41の係合角度及び下フレーム同士42,42の係合角度を変更することだけで容易にサークル形状を変更することができる。また、上フレーム同士41,41及び下フレーム同士42,42の係合角度を変更して構成されうる種々のサークル形状の範囲内で、ペット用サークル1のサークル形状を変更することができる。
また、柵110の上部には上フレーム41が装着され、柵110の下部には下フレーム42が装着されるので、ペット用サークル1の上部及び下部を上フレーム41及び下フレーム42によりカバーすることができる。したがって、柵110の上部でペットが負傷することを防止することができる。
また、上フレーム同士41,41及び下フレーム同士42,42の係合は、当接面同士45,45を当接させた状態で、この当接面45に垂直な方向に沿って形成された係合穴46にボルト47を挿入して、上フレーム同士41,41及び下フレーム同士42,42を係合させる構造とされていることから、任意の角度でフレーム同士を固定することができる。したがって、所望のサークル形状とすることができる。
<実施の形態3>
図18は、本発明の実施の形態3に係るペット用サークルを示し、(A)は平面視で矩形としたペット用サークルの斜視図であり、(B)は平面視でL字状としたペット用サークルの斜視図である。図19は、柵同士を直角に固定する第1固定部材の斜視図である。図20は、柵同士を直角に固定する第2固定部材を示し、(A)は上方からみた斜視図であり、(B)は下方からみた斜視図である。図21は、柵同士を直線状に固定する第3固定部材の斜視図である。図22は、柵同士を直線状に固定する第4固定部材の斜視図である。
本発明の実施の形態に係るペット用サークル1は、相互に連結する複数の柵210,210・・と、柵210により形成されたペット用サークル1のコーナ部2を固定するコーナ固定部材と、柵210により形成されたサークルの直線配列部(柵210が直線状に配置される部分)3を固定する直列固定部材とからなるパーツ組を備えており、コーナ固定部材及び直列固定部材により柵同士210,210を固定することによりペット用サークル1を形成するものである。なお、本実施の形態では、コーナ固定部材と直列固定部材との組みが、柵同士210,210を係合する係合手段である。
コーナ固定部材は、柵210と柵210の間に介在し、柵210に係脱自在に係合し、
柵210と柵210を所定の角度をもって固定するものである。具体的に、コーナ固定部材の例として、図19、図20に示す。
図19に示されるコーナ固定部材としての第1固定部材51は、柵210と柵210の間に介在し、柵210の角部215に係合し、柵210と柵210とのなす角度を90度でもって固定するものである。
具体的には、第1固定部材51は、なす角度として90度に配置された2つの柵棒嵌合溝52を備えている。そして、90度に配置された柵210のそれぞれの角部215が、それぞれの柵棒嵌合溝52に挿入される構造されている。また、柵棒嵌合溝52の内面には、柵210の角部215の離脱を防止する柵棒離脱防止手段が設けられている。柵棒離脱防止手段は、例えば、柵棒嵌合溝52の底面54に向けて裾広がりのテーパーを有した突起53とされる。なお、このような2つの柵棒嵌合溝52は、連なった1つの柵棒嵌合溝として形成してもよい。
図20に示されるコーナ固定部材としての第2固定部材61は、柵210と柵210の間に介在し、柵210の側端216に係合し、柵同士210,210を90度に配置し、一方の柵210の側端216と他方の柵210の側端216とを所定の間隔でもって固定するものである。
具体的には、第2固定部材61は、所定の間隔に平行に配置された2つの第1柵棒嵌合溝62,62とこの第1柵棒嵌合溝62と直交する第2柵棒嵌合溝63を備えている。そして、柵210の側端216の縦棒217が第1柵棒嵌合溝62に挿入され、柵210の縦棒217に直交する横棒218が第2柵棒嵌合溝63に挿入されるように構成されている。
また、第1柵棒嵌合溝62の側壁68は、第2柵棒嵌合溝63の上部を渡るように形成されており、その側壁68に、横棒218が挿通する挿通孔65が形成されている。そして、この挿通孔65が連通部64を介して第2柵棒嵌合溝63に連通するように形成されている。また、この連通部64の側面(側壁68の裏面)には、柵棒離脱防止手段としての突起66が形成されている。
このような構成により、縦棒217と横棒218で構成される柵210の側端216に、第2固定部材61を係合させることができる。すなわち、第2固定部材61を柵210と柵210の間に介在させてそれぞれの側端216,216に係合させるときは、縦棒217を第1柵棒嵌合溝62に沿わせつつ、横棒218を挿通孔65に挿入し、さらに、縦棒217を第1柵棒嵌合溝62の奥に挿入し、横棒218を第2柵棒嵌合溝63に挿入して、第2固定部材61を柵210の側端216に係合させる。
直列固定部材は、柵210と柵210の間に介在し、柵210に係脱自在に係合し、柵210と柵210を直線状に配置して固定するものである。具体的に、直列固定部材の例として、図21、図22に示す。
図21に示される直列固定部材としての第3固定部材71は、柵210と柵210の間に介在し、柵210の角部215に係合し、柵210と柵210とのなす角度を180度でもって固定するものである。
具体的には、第3固定部材71は、なす角度として180度に配置された2つの柵棒嵌合溝72を備えている。そして、180度に配置された柵210のそれぞれの角部215が、それぞれの柵棒嵌合溝72に挿入されるように構成されている。また、柵棒嵌合溝7
2の内面には、柵210の角部215の離脱を防止する柵棒離脱防止手段が設けられている。柵棒離脱防止手段は、例えば、柵棒嵌合溝72の底面74に向けて裾広がりのテーパーを有した突起73とされる。
図22に示される直列固定部材としての第4固定部材81は、柵210と柵210の間に介在し、柵210の側端216に係合し、柵同士210,210を直線状に配置し、一方の柵210の側端216と他方の柵210の側端216とを所定の間隔でもって固定するものである。
具体的には、第4固定部材81は、所定の間隔に平行に配置された2つの第1柵棒嵌合溝82とこの第1柵棒嵌合溝82,82と直交する第2柵棒嵌合溝83を備えている。そして、柵210の側端216の縦棒217が、第1柵棒嵌合溝82に挿入され、柵210の縦棒217に直交する横棒218が、第2柵棒嵌合溝83に挿入されるように構成されている。
また、第2柵棒嵌合溝83には、その上部を覆う溝カバー84が設けられている。この溝カバー84は、第2柵棒嵌合溝83の側壁90から延在して形成されており、その下端89は空に浮いた状態とされている。そして、溝カバー84の下部から横棒218が挿入され、横棒218が第2柵棒嵌合溝83に挿入されるように構成されている。また、この溝カバー84は、その側端面88が第1柵棒嵌合溝82の側壁となるように形成されている。さらに、この溝カバー84の内面には、柵棒離脱防止手段としての突起86が形成されている。
このような構成により、縦棒217と横棒218で構成される柵210の側端216に、第4固定部材81を係合させることができる。すなわち、第4固定部材81を柵210と柵210の間に介在させてそれぞれの側端216に係合させるときは、縦棒217を第1柵棒嵌合溝82に沿わせつつ、横棒218を溝カバー84の下部から挿入し、さらに、縦棒217を第1柵棒嵌合溝82の奥に挿入し、横棒218を第2柵棒嵌合溝83に挿入して、第4固定部材81を柵210の側端216に係合させる。
上記の第1固定部材51、第2固定部材61、第3固定部材71及び第4固定部材81の組によれば、柵同士210,210のなす角度が90度と180度で構成されうるサークル形状のペット用サークル1を形成することができる。例えば、図18に示すように、ペット用サークル1のサークル形状を平面視で矩形であるものとしたり、平面視でL字状であるものとしたりすることができる。
以上のペット用サークル1によれば、コーナ固定部材と直列固定部材との組により、予め設定された範囲内で種々の形態のペット用サークル1を形成することができる。すなわち、コーナ固定部材により柵同士210,210を固定する所定角度と直列固定部材により柵同士210,210を固定する角度(180度)とから構成されうるサークル形状の範囲内で、ペット用サークル1のサークル形状を変更することができる。
また、コーナ固定部材及び直列固定部材は、柵210を支持したり柵210の上部を保護したりするものではなく、柵210を固定するだけのものであることから、柵210の形状に限定されずに用いることができるので、ペット用サークル1を形成するために種々の柵210を用いることができる。例えば、柵210に、上記に示した第1係合手段がない場合でも、コーナ固定部材及び直列固定部材をこれら柵210と柵210の間に介在させてこれらを固定することができるので、このような柵210を用いてもペット用サークル1を形成することができる。また、実施の形態2に示した上フレーム41を装着させる部分がない柵(直線部分がない柵210、例えば、上部が半円形となっているもの)であ
っても、コーナ固定部材及び直列固定部材をこれら柵210と柵210の間に介在させて柵同士210,210を固定することができるので、このような柵210を用いてもペット用サークル1を形成することができる。
本発明の実施の形態1に係るペット用サークルを示し、(A)は平面視で矩形としたペット用サークルの斜視図であり、(B)はL字状としたペット用サークルの斜視図であり、(C)はL字状としたペット用サークルの他の例の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るペット用サークルの柵の平面図である。 本発明の実施の形態1に係るペット用サークルの支柱の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る柵と支柱との係合状態を示した説明図である。 実施例1に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示した斜視図である。 実施例1に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示し、(A)は離脱防止キャップを外した状態の平面図であり、(B)は図5の矢符VI−VIに沿った断面図である。 実施例2に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示した斜視図である。 実施例2に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示し、(A)は離脱防止キャップを外した状態の平面図であり、(B)は図7の矢符VIII−VIIIに沿った断面図である。 実施例3に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示した説明図である。 実施例3に係るペット用サークルの柵と支柱との係合状態を示し、(A)は図9の矢符Xa−Xaに沿った断面図であり、(B)は図9の矢符Xb−Xbに沿った断面図である。 本発明に係る実施の形態1のサークル形状のバリエーションを示し、(A)はサークル形状を矩形としたペット用サークルの平面図であり、(B)はサークル形状を矩形としたペット用サークルの他の例の平面図であり、(C)はサークル形状をL字状としたペット用サークルの平面図であり、(D)はサークル形状をL字状としたペット用サークルの他の例の平面図である。 本発明に係る実施の形態1のサークル形状のバリエーションに対応した支柱の配置を示し、(A)は図11(A)に対応したサークル形状の支柱の配置を示した模式図であり、(B)は図11(B)に対応したサークル形状の支柱の配置を示した模式図であり、(C)は図11(C)に対応したサークル形状の支柱の配置を示した模式図であり、(D)は図11(D)に対応したサークル形状の支柱の配置を示した模式図である。 なす角度が135度として柵を配置できる支柱の平面図である。 本発明の実施の形態2に係るペット用サークルを示し、(A)は平面視で矩形としたペット用サークルの斜視図であり、(B)は平面視でL字状としたペット用サークルの斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るペット用サークルの分解図である。 上フレームの係合部の拡大図である。 本発明に係る実施の形態2の各サークル形状のフレームの配置を示し、(A)はサークル形状を矩形としたときのフレームの配置を示した説明図であり、(B)はサークル形状をL字状としたときのフレームの配置を示した説明図である。 本発明の実施の形態3に係るペット用サークルを示し、(A)は平面視で矩形としたペット用サークルの斜視図であり、(B)は平面視でL字状としたペット用サークルの斜視図である。 柵同士を直角に固定する第1固定部材の斜視図である。 柵同士を直角に固定する第2固定部材を示し、(A)は上方からみた斜視図であり、(B)は下方からみた斜視図である。 柵同士を直線状に固定する第3固定部材の斜視図である。 柵同士を直線状に固定する第4固定部材の斜視図である。
符号の説明
1 ペット用サークル
2 コーナ部
3 直線配列部
10,110,210 柵
11,216 側端
13 係合杆
14 仕切り用柵
15 扉
16 係合杆の延在部(回転防止手段)
17 凸部(回転防止手段)
20 支柱
21 頭部
22 係止穴
24 挿入溝(回転防止部)
25 嵌合穴(回転防止部)
30 離脱防止キャップ
34 貫通穴
35 補強カバー
37 曲折係合部
38 係合ボルト
39 開口部
41 上フレーム
42 下フレーム
43 係合部
45 当接面
46 係合穴
47 ボルト(係合部材)
51 第1固定部材(コーナ固定部材)
61 第2固定部材(コーナ固定部材)
71 第3固定部材(直列固定部材)
81 第4固定部材(直列固定部材)

Claims (5)

  1. 相互に連結される複数の柵と、
    各柵に係脱自在に係合し、これら柵同士を連結、分離可能に、且つ、予め設定された複数の異なるサークル形状のそれぞれに対応したレイアウトで固定しうる係合手段と、を備えており、
    前記係合手段は、前記柵の両側端に設けられた第1係合手段と、
    前記柵と柵の間に介在しそれぞれの柵の第1係合手段のそれぞれと係合すると共に両柵を支持する第2係合手段と、を有し、
    前記第1係合手段は、前記柵の側端から突設された係合杆であり、前記第2係合手段は、これら柵の係合杆が挿入される係止穴が設けられた支柱であり、
    前記係合杆に設けられた回転防止手段と、前記支柱に設けられた回転防止部とが、前記係合杆が前記係止穴に挿入された状態において互いに係合することにより、該係合杆が支柱に対して回転することが防止されることを特徴とするペット用サークル。
  2. 請求項1に記載のペット用サークルにおいて、
    前記係合杆の離脱を防止する離脱防止キャップが、前記支柱に対して着脱自在に設けられたことを特徴とするペット用サークル。
  3. 請求項1または2に記載のペット用サークルにおいて、
    前記支柱の頭部には該頭部を補強する補強カバーが被せられ、該補強カバーに前記係止穴が形成されたことを特徴とするペット用サークル。
  4. 請求項1乃至のいずれか一つに記載のペット用サークルにおいて、
    前記柵のうちの少なくともいずれか1個には、開口部が設けられ、この開口部に開閉自在の扉が設けられたことを特徴とするペット用サークル。
  5. 請求項1乃至のいずれか一つに記載のペット用サークルにおいて、
    前記柵により囲われたペット居住空間を仕切る仕切手段がさらに備えられたことを特徴とするペット用サークル。
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