JP4874663B2 - 主軸装置のエア圧力測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械における主軸装置の主軸に形成された工具ホルダ装着用のテーパ穴の内周面や前記工具ホルダのテーパシャンクの外周面の清掃を行うために前記テーパ穴の内周面に開口されたエア噴射孔から噴射されるエアの圧力を測定して、エア噴射孔の異常の有無を判定することができる主軸装置のエア圧力測定装置に関する。
一般に、工作機械の主軸装置においては、主軸ハウジングの内周面に軸受を介して主軸が回転可能に支持され、該主軸の先端部に形成されたテーパ穴に工具ホルダのテーパシャンクが取り外し可能に装着され、主軸内に形成された軸孔に前記工具ホルダをクランプするクランプ機構が設けられている。又、工作機械には前記主軸に対し前記工具ホルダを自動的に脱着交換するための工具交換装置が備えられている。この工具交換装置の工具交換アームに装着されたホルダ把持部によって、前記工具ホルダの外周面に形成された把持溝を把持した状態で、主軸に対する工具ホルダの脱着作業が行なわれるようになっている。さらに、主軸装置には、前記工具ホルダのテーパシャンクと主軸のテーパ穴の接触面及び前記主軸の先端面と工具ホルダの前記フランジ部の端面との接触面を清掃するための清掃用のエアを供給するエア供給機構が備えられている。
上記エア供給機構は、前記主軸ハウジング及び主軸に形成されたエア供給経路から主軸のテーパ穴の内周面及び先端面にそれぞれ形成された複数のエア噴射孔からエアを噴射するようになっている。そして、工具ホルダを前記交換アームの把持部により把持するとともに、前記クランプ機構のクランプを解除して前記工具ホルダのテーパシャンクの外周面と、テーパ穴の内周面との間及び主軸の先端面とフランジ部の端面との間に僅かな隙間を形成した状態で、前記エア噴射孔からエアを噴射して互いに接触される面の清掃作業を行う。(特許文献1参照)
ところで、ワークの加工中においては、例えば主軸ハウジングの内周面と主軸の外周面との隙間からクーラントが主軸装置内に侵入して、クーラントスラッジ溜りとなり、そのスラッジの一部が前記エア供給経路に侵入して、前記エア噴射孔の目詰まりが生じることがある。すると、前記エア噴射孔から前記隙間に適正にエアが噴射されないので、清掃作業が適正に行われず、切屑等の異物が残留する。この結果、主軸のテーパ穴の内周面と工具ホルダのテーパシャンクの外周面との間に切屑等の異物の噛み込みが生じて、工具ホルダを正規の位置に保持することができず、ワークの加工精度が低下するという問題が生じる。
上記の問題を回避するために、作業者によってエア噴射孔の清掃が定期的に行われる。又、清掃した後にエア噴射孔が目詰まりを起こしているか否かを測定する作業も行われる。この測定作業には、コンパクトマノメータが用いられ、主軸のテーパ穴から工具ホルダを外し、注射針状の測定針を前記エア噴射孔に挿入した状態で、実際に前記エア噴射孔にエアを供給して、その圧力を測定し、測定圧力が設定値を下回ったか否かによりエア噴射孔の異常を判定するようになっている。
特開2005−081489号公報
上記従来のコンパクトマノメータによるエア噴射孔の圧力の測定作業には、次のような問題があった。即ち、主軸の先端面に形成され、かつ工具ホルダのフランジ部の端面にエアを吹き付ける複数の端面ブロー用のエア噴射孔のそれぞれに対し、測定針を順次接続することにより圧力を測定する必要があるので、測定作業が非常に面倒で時間を要するという問題があった。又、主軸のテーパ穴の内周面に開口するエア噴射孔は、該テーパ穴の内奥に形成され、しかも楕円状に開口されているので、前記測定針の先端をエア噴射孔に接続することが非常に難しいため圧力の測定が極めて困難であるという問題があった。
本発明は、主軸の先端面及びテーパ穴の少なくとも一方に開口するエア噴射孔の圧力を容易に測定することができる主軸装置のエア圧力測定装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、主軸装置の主軸に形成されたテーパ穴に嵌入されるテーパシャンクを備えた測定装置本体にエアの圧力を導入する複数の導圧通路を形成し、前記テーパ穴にテーパシャンクが嵌入された状態で、前記各導圧通路の入口が前記主軸のテーパ穴の内周面に開口された複数のエア噴射孔と連通されるように前記テーパシャンクの外周面に前記各導圧通路の入口を開口し、前記各導圧通路の出口ポートに前記複数のエア噴射孔内のエアの圧力を測定する圧力測定手段を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、主軸装置の主軸に形成されたテーパ穴に嵌入されるテーパシャンク及びフランジ部を備えた測定装置本体にエアの圧力を導入する複数の導圧通路を形成し、前記テーパ穴にテーパシャンクが嵌入された状態で、前記複数の導圧通路の入口が前記主軸のテーパ穴の内周面及び該主軸の先端面のうち少なくとも一方に開口された複数のエア噴射孔と連通されるように前記テーパシャンクの外周面及びフランジ部の端面のうち少なくとも一方に前記複数の導圧通路の入口を開口し、前記複数の導圧通路の出口ポートに前記複数のエア噴射孔内のエアの圧力を測定する圧力測定手段を設けたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記測定装置本体と前記圧力測定手段との間には前記各出口ポートのいずれか一つの出口ポートと該圧力測定手段とを選択的に連通する連通ポートを有する連通ポート切換手段が設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記測定装置本体の前記テーパシャンク又は前記フランジ部の基端部には、前記連通ポート切換手段としての切換操作部材が位置切換可能に装着され、該切換操作部材には単一の導圧通路が形成され、該単一の導圧通路の入口側の連通ポートは、前記切換操作部材の位置切り換え動作により前記測定装置本体の複数の導圧通路の出口ポートと選択的に連通可能に形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記テーパシャンクの基端部と前記切換操作部材との間には、該切換操作部材を所定位置に係止し、かつ切換操作部材に手動による外力が作用した場合に係止状態が解除されるように構成された係止手段が設けられていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5において、前記切換操作部材には、前記単一の導圧通路と連通する前記測定装置本体の導圧通路の出口ポート以外の出口ポートを大気に開放するための大気開放通路が形成されていることを要旨とする。
請求項1に記載の発明は、主軸装置の主軸に形成されたテーパ穴に対し、測定装置本体のテーパシャンクを嵌入し、前記テーパ穴の内周面に開口された複数のエア噴射孔とテーパシャンクの外周面に開口するように形成された複数の導圧通路の入口とを連通する。この状態で、圧力測定手段により前記各エア噴射孔内のエアの圧力を測定することができるので、主軸のテーパ穴に開口する複数のエア噴射孔の異常を容易に判定することができる。
請求項2に記載の発明は、前記圧力測定手段によって前記主軸のテーパ穴の内周面及び該主軸の先端面のうち少なくとも一方に開口された複数のエア噴射孔内のエアの圧力を測定することができるので、各エア噴射孔の異常を容易に判定することができる。
請求項3に記載の発明は、前記測定装置本体と前記圧力測定手段との間には前記各出口ポートのいずれか一つの出口ポートと該圧力測定手段とを選択的に連通する連通ポートを有する連通ポート切換手段が設けられているので、前記複数のエア噴射孔の圧力を個別に容易に測定することができる。又、前記圧力測定手段を共通化して、構造を簡素化でき、部品点数を低減して、製造を容易に行い、コストを低減することができる。
請求項4に記載の発明は、前記単一の導圧通路及び圧力測定手段を一つにして、構造を簡素化でき、部品点数を低減して、製造を容易に行い、コストを低減することができる。
請求項5に記載の発明は、係止手段により前記切換操作部材が所定位置に係止されるので、導圧通路の各出口ポートのいずれか一つの出口ポートと単一の導圧通路が連通された状態を安定して保持することができる。
請求項6に記載の発明は、前記切換操作部材に形成した大気開放通路により測定していないエア噴射孔と連通する前記測定装置本体の導圧通路のエアが大気に開放されるので、測定しているエア噴射孔に連通する前記測定装置本体の導圧通路のエアの圧力が高くなるを抑制でき、エア噴射孔の異常を適正に判定することができる。
以下、本発明を具体化した工作機械における主軸装置のエア圧力測定装置の一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
最初に、図6及び図7に基づいて工作機械の主軸装置11の構成について説明する。図6に示すように主軸装置11の主軸ハウジング12は、横円筒状をなすハウジング本体13と、そのハウジング本体13の前端面に接合固定されたリング状の蓋体14とにより構成されている。前記ハウジング本体13には、軸受15を介して主軸16が図示しないサーボモータ及び連動機構により回転可能に支持されている。前記主軸16の先端部は、前記蓋体14の中心穴の内周面に対し回転が許容されるように僅かな細隙(例えば0.1mm)をもって嵌入されている。
前記主軸16の中心部には貫通穴16aが形成され、その先端部には、工具ホルダ17のテーパシャンク17aを装着するテーパ穴16bが形成されている。前記工具ホルダ17のテーパシャンク17aの先端部には、被クランプ部17bが一体に形成されている。前記貫通穴16aには前記被クランプ部17bをクランプするためのクランプ機構18が装着されている。このクランプ機構18は、軸方向の往復動可能に挿入されたクランプ用ロッド19を備えている。このクランプ用ロッド19の先端部には、前記被クランプ部17bを挿入する挿入穴19aが形成され、この挿入穴19aと連通するように前記クランプ用ロッド19には、複数のクランプ用ボール20を保持するための保持孔19bが貫通形成されている。
図6は前記クランプ用ロッド19が付勢機構(図示略)により後方に移動され、ボール20が貫通穴16aの前側の段差部16cに乗り上げて、被クランプ部17bに係合され、クランプ用ロッド19によって工具ホルダ17が後方に引っ張られて工具ホルダ17が所定の位置にクランプされた状態を示す。この状態において、前記工具ホルダ17が図示しない工具交換装置の工具交換アームに装着されたホルダ把持部21により把持され、図7に示すように前記クランプ用ロッド19が図示しない作動機構により付勢機構(図示略)の付勢力に抗して前方に移動されると、ボール20によるクランプが解除されるとともに、テーパシャンク17aの外周面と主軸16のテーパ穴16bの内周面との間に若干の隙間Gが形成される。
図7に示すように、前記主軸ハウジング12及び主軸16には、前記テーパシャンク17aと主軸16のテーパ穴16bとの間に前記隙間Gが形成された状態で、該隙間Gにエアを供給して切屑等の清掃を行うためのエア供給機構31が形成されている。主軸ハウジング12には、第1エア供給通路32が二箇所に形成され、それらの基端部は共通のエア供給源33に接続されている。前記両第1エア供給通路32の出口は、前記蓋体14の中心穴14aの内周面に開口形成されている。
一方、前記主軸16には、前記第1エア供給通路32からエアを取り入れて前記隙間Gに噴射するための第2エア供給通路34が二箇所に形成されている。両第2エア供給通路34の入口は、主軸16の外周面に開口するように形成され、前記隙間Gへのエアの供給時に主軸16の割り出し回転によって、前記第1エア供給通路32の出口に対向するようにしている。前記第2エア供給通路34の入口は二箇所であるが、それらは各2経路に分岐され、その出口、つまり計四つの第1〜第4エア噴射孔h1〜h4は図2に示すようにテーパ穴16bの内周面に周方向に等ピッチで開口形成されている。前記エア噴射孔は実際には例えば8箇所以上に形成されているが、この実施形態では、説明の都合上それらのうち四箇所のみについて説明する。
前記主軸16の割り出し回転により、図7に示すように第2エア供給通路34の入口が前記第1エア供給通路32の出口と対応する位置に移動された状態で、第1〜第4エア噴射孔h1〜h4から清掃用のエアが前記隙間Gに供給され、テーパ穴16bとテーパシャンク17aの清掃が行われる。
次に、前記主軸装置11の主軸16のテーパ穴16bに装着された状態で、前記エア供給源33から前記第1〜第4エア噴射孔h1〜h4に供給されるエアの圧力を測定して異常の有無を判定するためのエア圧力測定装置について説明する。
このエア圧力測定装置は概略的に見て、図1に示すように前記主軸16のテーパ穴16bに装着される測定ユニット41と、該測定ユニット41にチューブ51を介して接続された圧力測定手段としての圧力測定器52とにより構成されている。
図1に示すように、前記測定ユニット41は、前記主軸16のテーパ穴16bに取り外し可能に装着される測定装置本体としてのユニット本体42を備えている。このユニット本体42は、いわゆるBTタイプの前記工具ホルダ17の外形形状とほぼ同一に形成されている。このユニット本体42は前記テーパ穴16bに接合固定されるテーパシャンク42aと、該テーパシャンク42aの基端部外周に一体形成され、前記ホルダ把持部21により把持される把持溝42cを有するフランジ部42bとを備えている。又、前記テーパシャンク42aの先端にはロッド部42dを介して前記被クランプ部17bと同様の機能を有する被クランプ部42eが一体に形成されている。そして、前記被クランプ部42eを用いて前記クランプ機構18によりユニット本体42を主軸16のテーパ穴16bの所定位置にクランプすることができるようになっている。
前記ユニット本体42には、該ユニット本体42のテーパシャンク42aが主軸16のテーパ穴16bに嵌合された状態で、前記第1〜第4エア噴射孔h1〜h4にそれぞれ連通される第1〜第4導圧通路43a〜43dが形成されている。又、第1〜第4導圧通路43a〜43dの下流側の第1〜第4出口ポートP1〜P4は、前記ユニット本体42の基端部に形成された平面状のポート形成面42fに図4に示すように同一円周上に等ピッチで形成されている。
前記ユニット本体42の前記ポート形成面42fには、連通ポートの切換操作部材としての操作つまみ44が接合され、該操作つまみ44の基端部外周面に一体形成されたフランジ部44aがユニット本体42の基端面にビス45により取り付けられた位置規制リング46によって位置規制され、操作つまみ44がユニット本体42に対し回動可能に装着されている。前記操作つまみ44には、単一の導圧通路44bが形成され、その入口側の連通ポートPは、前記ユニット本体42のポート形成面42fに接触されたポート形成面44cにおいて前記第1〜第4出口ポートP1〜P4が形成された前記同一円周上に開口されている。そして、前記操作つまみ44がその軸線を中心に回転されると、前記連通ポートPが前記第1〜第4出口ポートP1〜P4のいずれか一つのポートと順次連通されるようにしている。前記単一の導圧通路44bの出口は図1に示すように操作つまみ44の中心部において操作つまみ44の先端面に開口されている。
前記ユニット本体42のポート形成面42fと、前記操作つまみ44のポート形成面44cとの間には、前記操作つまみ44を所定の位置、つまり前記単一の導圧通路44bの連通ポートPが第1〜第4出口ポートP1〜P4のいずれか一つと連通した位置で順次係止するための係止手段としてのディテント機構47が設けられている。このディテント機構47は、ポート形成面42f側に設けられ、ばね48によりポート形成面44cに向かって付勢されたボール49と、前記ポート形成面44cの四箇所に形成された係止孔44dとにより構成されている。そして、前記操作つまみ44を回動して、単一の導圧通路44bの連通ポートPを前記第1〜第4出口ポートP1〜P4のいずれか一つのポートに連通した状態で前記四箇所の係止孔44dのいずれか一つとの係合により操作つまみ44がその位置に係止されるようにしている。
前記ユニット本体42のポート形成面42fには、前記第1〜第4出口ポートP1〜P4を囲繞するようにシールリング50が配置されている。このシールリング50により連通ポートPと第1〜第4出口ポートP1〜P4のうちのいずれか一つの出口ポートとの連通状態におけるシール性を保持するようになっている。
前記操作つまみ44の単一の導圧通路44bの先端開口には、可撓性を有するチューブ51を介して圧力測定器52が接続されている。
図5に示すように、位置規制リング46の前面には、前記第1〜第4出口ポートP1〜P4と対応するように、各ポートに対応した数字「1」〜「4」が表示されている。前記操作つまみ44の外周寄り前面には、前記単一の導圧通路44bの連通ポートPの位置と対応した矢印44eが刻設されている。そして、前記操作つまみ44を回動して、矢印44eを数字「1」〜「4」のいずれか一つに指向することにより、一系統の単一の導圧通路44bの連通ポートPが第1〜第4出口ポートP1〜P4のいずれかと連通されるようになっている。
次に、前記のように構成した主軸装置11のエア圧力測定装置の作用について説明する。
最初に、図1に示すように主軸16を図示しないサーボモータにより割り出し回転し、第1エア供給通路32の出口と、第2エア供給通路34の入口を一致させて、主軸16を停止し、サーボモータのロック機能により主軸16をこの割り出し位置にロックする。次に、クランプ機構18のアンクランプの状態で、手作業によりユニット本体42のテーパシャンク42aを主軸16のテーパ穴16bに嵌入し、第1〜第4エア噴射孔h1〜h4と、第1〜第4導圧通路43a〜43dの入口e1〜e4をそれぞれ連通状態とする。この連通作業においては、前記主軸16の先端面に形成された第1基準線(図示略)と、ユニット本体42のフランジ部42bの外周面に生成された第2基準線(図示略)とを一致させることにより行われる。その後、前記クランプ機構18のクランプ用ロッド19をアンクランプ状態からクランプ状態に切り換え、ユニット本体42を主軸16のテーパ穴16bの所定位置に固定する。
次に、前記操作つまみ44を回動して、図5に示すように、矢印44eを位置規制リング46に形成されたポート表示「1」に合わせて、第1導圧通路43aの第1出口ポートP1に単一の導圧通路44bの連通ポートPを連通させる。この状態で、エア供給源33から第1エア供給通路32及び第2エア供給通路34へ所定圧力のエアを供給し、第1導圧通路43aのエアの圧力がチューブ51を通して圧力測定器52に作用される。この圧力測定器52により第1エア噴射孔h1及び第1導圧通路43aのエアの圧力が測定され、この測定圧力が圧力測定器52に設けられた図示しない判定回路により予め設定された基準圧力以上か否かが判定され、第1エア噴射孔h1から正常にエアが噴射されているか否かが判定される。
上記の判定動作の次に図5において前記操作つまみ44を時計回り方向に回動して、矢印44eをポート表示の「2」に指向させて、圧力測定器52により第2導圧通路43bと連通する第2エア噴射孔h2の圧力測定が行なわれ、この測定圧力が基準圧力以上か否かが判定され、第2エア噴射孔h2が正常に機能するか否かが判定される。以下、同様にして、第3〜第4エア噴射孔h3〜h4から正常にエアが噴射されているか否かが判定される。
第1〜第4エア噴射孔h1〜h4のいずれかに異常があれば、主軸16のテーパ穴16bからユニット本体42を取り外した後に、異常(目詰まり)のあるエア噴射孔の清掃作業が行われる。これにより、主軸16のテーパ穴16bに工具ホルダ17が図7に示すように僅かな隙間Gをもって装着された状態で、各第1〜第4エア噴射孔h1〜h4からエアが正常に噴射されて清掃が行われ、テーパ穴16b或いは工具ホルダ17のテーパシャンク17aに付着した切屑が除去可能となる。
上記実施形態のエア圧力測定装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、主軸16のテーパ穴16bにユニット本体42のテーパシャンク42aを嵌入して、第1〜第4エア噴射孔h1〜h4と、第1〜第4導圧通路43a〜43dの入口をそれぞれ連通させ、操作つまみ44を回動して、単一の導圧通路44bの連通ポートPと、第1〜第4導圧通路43a〜43dの第1〜第4出口ポートP1〜P4のいずれか一つを連通させて、圧力測定器52によりエアの圧力を順次測定するようにした。このため、テーパ穴16bの内周面に形成された第1〜第4エア噴射孔h1〜h4から正常にエアが噴射されているか否かを容易に判定することができる。
(2)上記実施形態では、ユニット本体42の基端部のフランジ部42bを手で把持して、主軸16のテーパ穴16bにテーパシャンク42aを嵌入することができるので、主軸16のテーパ穴16bへのユニット本体42の装着を容易に行うことができる。
(3)上記実施形態では、ユニット本体42の基端部に把持溝42cを有するフランジ部42bを形成したので、ユニット本体42を図示しない自動工具交換装置の例えば工具交換アームのホルダ把持部21(図1参照)に把持させて、主軸16のテーパ穴16bに対するユニット本体42の脱着を容易に行うこともできる。
(4)上記実施形態では、図5に示すように、操作つまみ44を回動して、矢印44eをポート表示の数字「1」〜「4」のいずれかに順次対応させて、第1〜第4エア噴射孔h1〜h4に対し単一の導圧通路44bの連通ポートPを順次連通するようにしたので、連通ポートの切り換え作業を容易に行うことができるとともに、各エア噴射孔h1〜h4の異常を個別に判定することができる。
次に、この発明の別の実施形態について、前記実施形態と異なる構成について説明する。
図8及び図9に示す実施形態のエア圧力測定装置は、前記操作つまみ44に対し、前記単一の導圧通路44bと前記ユニット本体42の導圧通路43aの第1出口ポートP1が連通する状態において、該第1出口ポートP1以外の第2〜第4出口ポートP2〜P4を大気に開放するための複数(三箇所)の大気開放通路44eを形成したものである。
この実施形態では、測定する例えばエア噴射孔h1以外の複数のエア噴射孔h2〜h4とそれぞれ連通する導圧通路43b〜43dのエアが大気に開放されるので、測定するエア噴射孔h1のエアの圧力が高くなるのが抑制されて適正圧力に保持され、エア噴射孔h1の異常を適正に判定することができる。
図10に示す実施形態のエア圧力測定装置は、主軸16のテーパ穴16bに嵌入されるユニット本体42が、いわゆるHSKタイプの工具ホルダ(図示略)の外形形状を模した形状となっている。ユニット本体42のテーパシャンク42aのテーパ角は緩やかになっていて、フランジ部42bの主軸16側の端面は、主軸16の先端面に接触されようになっている。又、主軸16の貫通穴16aの内部に装着されるクランプ機構18も、HSKタイプの工具ホルダの構造に適合した構造のものが装着されている。前記クランプ用ロッド19の先端部には、スリーブ55が嵌合固定され、このスリーブ55の外周には、複数のクランプ部材56が配設されている。そして、前記テーパシャンク42aの内周面に形成された段差部42gにクランプ部材56の突起56aが係止された状態で、前記クランプ用ロッド19が引き込まれると、スリーブ55を介してクランプ部材56も引き込まれ、ユニット本体42のフランジ部42bの端面42hが主軸16の先端面16dに押圧され、ユニット本体42が主軸16に固定される。
この実施形態においては、前記主軸16の先端面16dにも前記第2エア供給通路34に連通された端面ブロー用の第5〜第8エア噴射孔h5〜h8(h5,h7のみ図示)が円周方向に等ピッチで形成され、前記ユニット本体42には、前記各エア噴射孔h5〜h8とそれぞれ連通される第5〜第8導圧通路43e〜43h(43e,43gのみ図示)が形成されている。第5〜第8導圧通路43e〜43hの第5〜第8入口ポートe5〜e8(e5,e7のみ図示)は、前記端面42hに開口され、各エア噴射孔h5〜h8とそれぞれ連通するように形成されている。第5〜第8導圧通路43e〜43hの第5〜第8出口ポートP5〜P8は、図11に示すように前記第1〜第4出口ポートP1〜P4の外周側に位置するように形成されている。又、操作つまみ44の単一の導圧通路44bの連通ポートPから該つまみ44の半径方向外側に別の連通ポートP´が分岐形成されている。そして、操作つまみ44が回転されると、連通ポートP´が前記第5〜第8出口ポートP5〜P8に順次連通され、各エア噴射孔h5〜h8の圧力を順次測定することができるようにしている。
この実施形態では、第1〜第4出口ポートP1〜P4の外側に第5〜第8出口ポートP5〜P8を配設したので、同一のポート形成面42fに対しより多くの出口ポートを形成でき、測定すべきエア噴射孔が多数の場合にも対応することができる。
図12に示す実施形態のエア圧力測定装置は、主軸16のテーパ穴16bに嵌入されるユニット本体42が、いわゆるKMタイプの工具ホルダ(図示略)の外形形状を模した形状となっている。又、主軸16の貫通穴16aの内部に装着されるクランプ機構18も、KMタイプの工具ホルダの構造に適合したものが装着されている。前記クランプ用ロッド19の外周面と主軸16の貫通穴16aの内周面との間にはクランプ用ボール20の収容孔57aを有するボールホルダ57が取り付けられている。そして、前記クランプ用ロッド19が後方に引き込まれると、収容孔57a内のクランプ用ボール20がユニット本体42のテーパシャンク42aに形成された係合孔42iに係合されてユニット本体42が所定位置に固定される。
この実施形態のその他の構成及び効果は、図10及び図11に示す実施形態の構成及び効果と同様である。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図13に示すように前記ユニット本体42の各第1〜第4導圧通路43a〜43dの出口ポートP1〜P4に対し、連通ポート切換手段としての開閉弁61〜61をそれぞれ設けてもよい。この場合には各開閉弁61のうちいずれか一つの開閉弁61を開放することにより各エア噴射孔の圧力を測定することができる。
・図14に示すように前記測定ユニット41のユニット本体42のポート形成面42fに開口された第1〜第4出口ポートP1〜P4に対し、それぞれチューブ51を接続し、各チューブにそれぞれ圧力測定器52を接続してもよい。この実施形態では、第1〜第4エア噴射孔h1〜h4の圧力の測定作業を同時に行うことができるので、異常の判定作業の能率を向上することができる。
・図示しないが、工作機械の工具マガジンに前記測定ユニット41を保管するとともに、測定ユニット41にチューブ51を介して接続された圧力測定器52を工作機械のフレームに装着し、工具交換装置により測定ユニット41を主軸装置11の主軸16のテーパ穴16bに装着するようにしてもよい。この場合には、前記主軸16に対する測定ユニット41の脱着作業を迅速に行うことができる。
・図8及び図9に示す構成を、図10及び図12に示す構成に適用してもよい。図13及び図14に示す構成を、図10及び図12に示す構成に適用してもよい。
・前記チューブ51を省略して、前記操作つまみ44に圧力測定器52を直接取り付けてもよい。
・連通ポート切換部材としての回転方式の前記操作つまみ44に代えて、直線往復動方式の連通ポート切換部材を用いるようにしてもよい。
・前記操作つまみ44を例えばサーボモータにより回転させて、圧力の測定を自動で順次行うようにしてもよい。
・前記第1〜第4導圧通路43a〜43dの入口e1〜e4を第1〜第4エア噴射孔h1〜h4よりも大きくしてもよい。この場合には主軸16に対するユニット本体42の嵌入位置に誤差があっても連通状態を確保することができる。
・前記操作つまみ44とチューブ51の基端部との間に両部材の相対回転を許容する継手を設けてもよい。
・前記各実施形態において、二つのエア噴射孔の圧力を同時に測定するようにしてもよい。
・圧力測定器52により測定された圧力データを工作機械の制御装置に取り込んで、主軸16に設けられたエア噴射孔の異常の経歴を記憶して保守点検に利用するようにしてもよい。
この発明の主軸装置のエア噴射孔の異常の有無を判定するエア圧力測定装置を示す縦断面図。 図1の1−1線断面図。 エア圧力測定装置の測定ユニットを示す縦断面図。 図3の2−2線断面図。 エア圧力測定装置の測定装置本体を軸方向から見た正面図。 主軸装置の工具ホルダのクランプ状態の縦断面図。 主軸装置の工具ホルダのアンクランプ状態の縦断面図。 この発明の別の実施形態を示すエア圧力測定装置の部分縦断面図。 図8のエア圧力測定装置を軸方向から見た正面図。 この発明の別の実施形態を示すエア圧力測定装置の縦断面図。 図10のエア圧力測定装置の横断面図。 この発明の導圧通路の配列構造の別例を示す縦断面図。 この発明のエア圧力測定装置の別例を示す縦断面図。 この発明のエア圧力測定装置の別例を示す縦断面図。
符号の説明
h1〜h8…第1〜第8エア噴射孔、11…主軸装置、16…主軸、16b…テーパ穴、42…測定装置本体としてのユニット本体、42a…テーパシャンク、42b…フランジ部、42c…把持溝、43a〜43d…第1〜第4導圧通路、44…連通ポートの切換操作部材としての操作つまみ、44b…単一の導圧通路、44e…大気開放通路、47…係止手段としてのディテント機構、52…圧力測定手段としての圧力測定器。

Claims (6)

  1. 主軸装置の主軸に形成されたテーパ穴に嵌入されるテーパシャンクを備えた測定装置本体にエアの圧力を導入する複数の導圧通路を形成し、前記テーパ穴にテーパシャンクが嵌入された状態で、前記各導圧通路の入口が前記主軸のテーパ穴の内周面に開口された複数のエア噴射孔と連通されるように前記テーパシャンクの外周面に前記各導圧通路の入口を開口し、前記各導圧通路の出口ポートに前記複数のエア噴射孔内のエアの圧力を測定する圧力測定手段を設けたことを特徴とする主軸装置のエア圧力測定装置。
  2. 主軸装置の主軸に形成されたテーパ穴に嵌入されるテーパシャンク及びフランジ部を備えた測定装置本体にエアの圧力を導入する複数の導圧通路を形成し、前記テーパ穴にテーパシャンクが嵌入された状態で、前記複数の導圧通路の入口が前記主軸のテーパ穴の内周面及び該主軸の先端面のうち少なくとも一方に開口された複数のエア噴射孔と連通されるように前記テーパシャンクの外周面及びフランジ部の端面のうち少なくとも一方に前記複数の導圧通路の入口を開口し、前記複数の導圧通路の出口ポートに前記複数のエア噴射孔内のエアの圧力を測定する圧力測定手段を設けたことを特徴とする主軸装置のエア圧力測定装置。
  3. 請求項1又は2において、前記測定装置本体と前記圧力測定手段との間には前記各出口ポートのいずれか一つの出口ポートと該圧力測定手段とを選択的に連通する連通ポートを有する連通ポート切換手段が設けられていることを特徴とする主軸装置のエア圧力測定装置。
  4. 請求項3において、前記測定装置本体の前記テーパシャンク又は前記フランジ部の基端部には、前記連通ポート切換手段としての切換操作部材が位置切換可能に装着され、該切換操作部材には単一の導圧通路が形成され、該単一の導圧通路の入口側の連通ポートは、前記切換操作部材の位置切り換え動作により前記測定装置本体の複数の導圧通路の出口ポートと選択的に連通可能に形成されていることを特徴とする主軸装置のエア圧力測定装置。
  5. 請求項4において、前記テーパシャンクの基端部と前記切換操作部材との間には、該切換操作部材を所定位置に係止し、かつ切換操作部材に手動による外力が作用した場合に係止状態が解除されるように構成された係止手段が設けられていることを特徴とする主軸装置のエア圧力測定装置。
  6. 請求項4又は5において、前記切換操作部材には、前記単一の導圧通路と連通する前記測定装置本体の導圧通路の出口ポート以外の出口ポートを大気に開放するための大気開放通路が形成されていることを特徴とする主軸装置のエア圧力測定装置。
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