JP4873184B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに係り、詳細には、過去に設定されたジョブの履歴を表示する機能を備えた情報処理装置、およびその情報処理装置を動作させるためのプログラムに関する。
コピーやスキャン、ファクシミリなどの複数種類のモードやモード毎に多数の設定パラメータが設けられた複合機などの画像形成装置においては、設定数の多いジョブを設定する場合などに操作が煩雑になり時間が掛かる。このようなジョブの設定操作を簡素化する技術としては、過去に設定されたジョブの情報を記憶しておいてその情報を用いてジョブの履歴を表示し、この履歴表示の中からユーザにより選択されたジョブの設定を新規ジョブの設定に反映したり、選択されたジョブの要素(処理条件)の設定内容を変更したりする技術などが開示されている(特許文献1、2参照)。
また、他のユーザのジョブの履歴の中から自分のジョブの履歴を見つけ出すことが困難になったり、ジョブの履歴が記憶の上限数に達した場合に自分の古いジョブの履歴が他のユーザの新しいジョブの記憶によって削除されてしまったりするようなことを解決するために、ユーザ認証機能を設けてユーザ毎にジョブの履歴を記憶し表示するようにした技術もある(特許文献3参照)。
特開2001−243031号公報 特開2005−45337号公報 特開2005−153346号公報
しかし、複合機などでユーザ自身が初めて使用するモードや機能を含むジョブを設定する場合は、上記の特許文献3のようにユーザ認証によって自分のジョブの履歴しか表示されない構成では、初使用のモードや機能を含むジョブの履歴が存在しないため過去のジョブの設定を利用することができない。初使用のモードや機能を含むジョブを設定するときは設定項目を全て手入力する必要があり不便である。
また、初使用のモードや機能を含むジョブの使用方法や設定の操作方法などをよく知らない場合には、他のユーザが過去に設定したジョブの履歴が参考になることがある。すなわち、自分の初めて使用するモードや機能を他のユーザが既に使用している場合は、そのジョブの設定内容(要素)を参照することで初使用のモードや機能を含むジョブの使用方法を理解したり、所望の設定操作を容易に行えるようになったりすることがある。しかし、ユーザ認証機能などが無く全ユーザのジョブの履歴が表示される従来の一般的な構成では、そのジョブの履歴の中から初使用のモードや機能を含む所望のジョブ、あるいは、設定内容が類似するような適切なジョブなどを探し出すことが困難である。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、初めて使用するモードや機能を含むジョブの他人による過去の使用例を紹介してそのジョブの使用方法の理解を助けたり、所望の設定操作を行い易いように支援したりすることができる情報処理装置およびプログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]当該情報処理装置を操作するユーザを認証する認証部と、
ジョブの設定操作を受け付ける操作部と、
前記認証部により認証されたユーザである認証ユーザが前記操作部を通して設定したジョブの要素をユーザ毎に記憶する記憶部と、
表示部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、認証ユーザが現在操作している要素である現要素と同一の要素を含むジョブが前記記憶部に記憶されている当該認証ユーザのジョブの中に存在せずかつ当該認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に存在するかを判断し、真の場合は前記現要素と同一の要素を含むジョブの要素を前記表示部に表示させる
ことを特徴とする情報処理装置。
[6]認証部と、操作部と、記憶部と、表示部とを備えた情報処理装置に、
前記認証部を通して前記情報処理装置を操作するユーザを認証する機能と、
前記操作部を通してジョブの設定操作を受け付ける機能と、
前記認証部により認証されたユーザである認証ユーザが前記操作部を通して設定したジョブの要素を前記記憶部にユーザ毎に記憶する機能と、
認証ユーザが現在操作している要素である現要素と同一の要素を含むジョブが前記記憶部に記憶されている当該認証ユーザのジョブの中に存在せずかつ当該認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に存在するかを判断し、真の場合は前記現要素と同一の要素を含むジョブの要素を前記表示部に表示させる機能と、
を実現させるためのプログラム。
上記発明では、認証部により認証された認証ユーザが操作部を通してジョブの設定操作を行うときに、その認証ユーザ自身が過去に使用したことのないジョブの要素を操作するとその現在操作している現要素と同一の要素を含むジョブが認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に存在すればそのジョブの要素が表示部に表示される。これにより、認証ユーザは表示部に表示された自分以外のユーザが過去に設定したジョブの要素を参照して、自分の初めて使用する要素(モードやパラメータなど)を含むジョブの使用方法を理解したり、所望の設定操作を容易に行えたりするようになる。
[2]前記制御部は、前記表示部に表示させたジョブの要素の選択操作を前記操作部を通して受け付け、該選択された要素と前記現要素とを含むジョブを生成する
ことを特徴とする[1]に記載の情報処理装置。
上記発明では、認証ユーザは自分の初めて使用する要素を含むジョブを設定し生成する際に、その初使用の要素と同一の要素を含む自分以外のユーザが過去に設定したジョブの中から所望の要素を選択して自分の設定・生成するジョブの要素にすることができる。これにより、認証ユーザは初使用の要素を含むジョブであっても簡単に設定できるようになる。
[3]前記制御部は、前記現要素と同一の要素を含むジョブが前記記憶部に複数記憶されている場合は、該複数のジョブの要素を前記表示部に表示させてその中の2つ以上のジョブからの要素の選択を前記操作部を通して受け付ける
ことを特徴とする[2]に記載の情報処理装置。
上記発明では、認証ユーザは表示部に表示された複数のジョブの中の2つ以上のジョブから要素を選択して自分の設定・生成するジョブの要素にすることができる。このように、表示された複数のジョブにおける要素が複数のジョブの間で横断的に選択できることで要素の選択範囲が拡大されるようになり、認証ユーザは初使用の要素に加えて多数の要素を含むジョブなどでも簡単に設定できるようになる。
[4]前記制御部は、前記表示部に表示させた要素が前記操作部を通して選択されると該要素の表示を選択されていないことを表す非選択状態から選択されていることを表す選択状態に変化させる
ことを特徴とする[2]または[3]に記載の情報処理装置。
上記発明では、選択された要素の表示が非選択状態から選択状態に変化することで、認証ユーザは選択した要素と選択していない要素とが容易に識別できるようになる。
[5]前記制御部は、前記表示部にジョブの要素を表示させているときに該表示させたジョブの要素が前記操作部を通して選択された場合は、前記記憶部に記憶されている前記認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に前記現要素と同一の要素および前記選択された要素と同一の要素を含むジョブが存在するかを判断し、真の場合は該ジョブの要素を優先的に前記表示部に表示させる
ことを特徴とする[2]乃至[4]のいずれか1つに記載の情報処理装置。
上記発明では、表示部に表示されているジョブの要素を認証ユーザが操作部を通して選択すると、記憶部に記憶されている認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に、現要素(認証ユーザにおける初使用の要素)と同一の要素および認証ユーザの選択した要素(選択要素)と同一の要素を含むジョブが存在すればそのジョブの要素が優先的に表示部に表示される。この現要素および選択要素と同一の各要素を含むジョブの優先的な表示は、表示部に表示されているジョブの要素を認証ユーザが選択するたびに繰り返し行われる。
たとえば、表示部に表示されているジョブの中から認証ユーザが複数の要素を選択した場合には、現要素に加えて複数の選択要素と同一の要素を全て含むジョブが優先的に表示されるようになり、表示されるジョブが認証ユーザの設定しようとしているジョブと構成要素の類似するジョブに絞り込まれるようになる。これにより、認証ユーザは所望のジョブに適した要素を選択しやすくなり、所望のジョブをより効率よく設定できるようになる。
本発明によれば、初めて使用するモードや機能を含むジョブの他人による過去の使用例を紹介してそのジョブの使用方法の理解を助けたり、所望の設定操作を行い易いように支援したりすることができるようになる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システム(情報処理システム)5のシステム構成例を示している。画像形成システム5は、任意台数の端末10と、各端末10からアクセスされる画像形成装置(情報処理装置)としての複合機(MFP;Multi Function Peripheral/Multi Function Printer)20とをLAN(Local Area Network)などのネットワーク2に接続して構成される。複合機20は、原稿のコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、ボックス機能、Scan to E-mail送信やScan to SMB(Server Message Block)送信やScan to FTP(File Transfer Protocol)送信などのファイル転送機能などを備えた装置である。端末10は、複合機20に対してネットワーク2を通じてアクセスし、プリントジョブなど各種作業の依頼や操作の依頼などを行う装置であり、たとえば、パーソナルコンピュータに複合機20のドライバプログラムなどを組み込んで構成される。
図2は、複合機20の概略構成を示している。複合機20は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)21に、バス22を介してROM(Read Only Memory)23と、RAM(Random Access Memory)24と、不揮発メモリ25と、操作表示部26と、通信部27と、画像変換部28と、読み取り部29と、プリンタ部30と、時計部31と、認証部32とを接続して構成される。
CPU21は、ROM23に格納されているプログラムに基づいて複合機20の動作を制御する。RAM24はCPU21がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリとして使用されるほか、画像データを保存するための画像メモリなどにも使用される。不揮発メモリ25は、電源がオフされても記憶が保持されるメモリであり、後述するジョブ履歴テーブル40(図3参照)、操作表示部26に表示する画面のデータやその遷移表、ユーザの認証情報などが記憶される。
操作表示部26は、ユーザに各種の操作画面や案内画面を表示する表示部としての機能およびユーザから各種の操作を受け付ける操作部としての機能を果たす。ここでは、操作表示部26は液晶ディスプレイとその画面上に設けられたタッチパネルとスタートボタン(実行ボタン)や履歴確認ボタンなどの各種スイッチ類とで構成される。通信部27は、ネットワーク2を通じて端末10などの外部装置と通信する機能を果たす。
読み取り部29は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。読み取り部29は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光を受光して原稿を幅方向に1ライン分読み取るイメージセンサと、イメージセンサによるライン単位の読み取り位置を原稿の長さ方向に移動させるスキャン機構と、原稿からの反射光をイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路などで構成される。画像変換部28は画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を施す機能を果たす。
プリンタ部30は、入力された画像データに対応する画像を記録紙に印刷して出力する機能を果たす。たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置などを備え、電子写真プロセスによって記録紙上に画像を形成するレーザープリンタなどとして構成される。
時計部31は、時刻を刻む。認証部32は、認証用のデータを取得し予め登録された認証情報に基づいてユーザを認証する機能を果たす。このユーザ認証には、たとえば、IC(Integrated Circuit)カードやID(Identification)カードなどに記憶されている認証用のデータを読み取って予め登録されている認証情報と照合し本人認証を行うカード認証技術、あるいは、指紋や指静脈などの生体情報を認証用のデータとして読み取って予め登録されている認証情報と照合し本人認証を行う生体認証技術などの汎用の各種の認証技術が単独もしくは組み合わせて用いられる。
CPU21はプログラムを実行することで、操作表示部26に対する操作で設定されたジョブを生成したり、設定されたジョブの履歴を操作表示部26に表示するための情報を不揮発メモリ25に記憶したり、ジョブを設定するための操作画面やジョブの履歴を操作表示部26に表示させたり、操作表示部26に表示させたジョブの履歴の中から要素の選択を受け付けて選択された要素を含む新規ジョブを生成したりする制御部としての機能を果たす。
また、不揮発メモリ25に対する情報の記憶では、CPU21はプログラムを実行することで、認証部32により認証されたユーザ(以下では「認証ユーザ」と言う場合がある)が操作表示部26を通して設定したジョブの要素をユーザ毎に不揮発メモリ25に記憶する機能を果たす。操作表示部26に対するジョブの履歴表示では、CPU21はプログラムを実行することで、認証ユーザが現在操作している要素(以下では「現要素」と言う場合がある)と同一の要素を含むジョブが不揮発メモリ25に記憶されている当該認証ユーザのジョブの中に存在せずかつ当該認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に存在するかを判断し、真の場合は上記の現要素と同一の要素を含むジョブの要素を操作表示部26に表示させる機能を果たす。さらにこのジョブの履歴表示や新規ジョブの生成では、CPU21はプログラムを実行することで、上記の現要素と同一の要素を含むジョブが不揮発メモリ25に複数記憶されている場合はその複数のジョブの要素を操作表示部26に表示させたり、操作表示部26に表示させた複数のジョブの中の2つ以上のジョブからの要素の選択を受け付けて選択された要素を含む新規ジョブを生成したりする機能を果たす。
ジョブの要素(構成要素)とは、ジョブの一連の処理を行う処理条件全体を構成する個々の処理条件を意味し、ジョブのモードとそのパラメータなどを含む。具体的には、モードは、コピーモード、スキャンtoファイル送信モード、ファクシミリモード、ボックスモードなどを含む。モードのパラメータは、コピーモードでは、原稿サイズ(A4、A3、B4など)および給紙方向(縦方向給紙または横方向給紙)、印刷面(片面または両面)、レイアウト(1ページ、2ページ(2 in 1)、4ページ(4 in 1)など)などを含み、スキャンtoファイル送信モードでは、送信の種類(E-mail送信、SMB送信、FTP送信など)や宛先(同報送信の場合は複数宛先)、ファイル形式(PDF形式(PDF;Portable Document Format(登録商標))やTIFF形式(TIFF;Tagged Image File Format(登録商標))など)、読み込みサイズおよび方向、読み込み面(片面または両面)などを含む。このように、ジョブの要素にはモード要素やパラメータ要素などが含まれている。
複合機20は、上記のような複数種類の要素により構成される多数のバリエーションのジョブを設定可能とするために、操作表示部26に切り替え表示される複数の操作画面を備えており、電源オン時はデフォルト画面が表示され、デフォルト画面から各操作画面へ遷移できるようになっている。
操作表示部26に表示されるデフォルト画面や各操作画面には、画面を切り替えたり、ジョブの要素(処理条件)を選択・設定したりするためのボタンやアイコンなどが表示される。複合機20は、操作表示部26に表示された画面上のボタンやアイコンなどの押下操作を受けて画面の切り替えやジョブの要素の選択・設定などを行うようになっている。また画面の切り替え(遷移)は、不揮発メモリ25に記憶されている画面データと画面の遷移表を参照して行われる。
図3は、ユーザによるジョブの設定操作によって不揮発メモリ25に記憶されたジョブ履歴テーブル40の構成例を示している。
ジョブ履歴テーブル40は、ユーザにより設定されたジョブの情報を登録するものである。ジョブ履歴テーブル40に登録された情報は、ジョブの履歴表示に使用され、更に新たに生成されるジョブの設定にも利用可能となっている。このジョブ履歴テーブル40には、ジョブ実行順データと、実行時刻(日時)データと、設定内容データとが対応付けられて登録される。認証部32によるユーザ認証が行われてユーザが特定されている場合は、更にその認証ユーザのユーザ名データも対応付けられて登録される。
実行時刻(日時)データは、ジョブの実行時にCPU21が時計部31から取得した時刻(日時)情報のデータである。ジョブ実行順データは、CPU21が実行時刻の新しいジョブから順番に自動的に割り当てた連番号を示すデータである。連番号は、たとえば1から始まる1〜Nの連番号などである。
設定内容データは、ジョブの設定内容を示すデータである。詳細には、設定されたジョブの個々の要素のデータ(要素データ)、すなわち、ジョブのモードやそのパラメータなどのデータ(モードデータやパラメータデータなど)である。たとえば、ユーザによる設定を受けていない要素ではデフォルトの要素データが登録され、ユーザによる設定を受けた要素ではその設定された要素データが登録される。また、このユーザにより設定された要素データには、設定を受けたことを示す被設定識別情報(図示省略)が付加される。
なお、図中ではデフォルトの要素データは図示を省略し、実際に設定を受けた要素データのみを示している。すなわち、ユーザによるモードの設定操作で実際に設定されたモードデータと、そのモードに対するユーザによるパラメータの設定操作で実際に設定されたパラメータデータのみを示している。
ユーザ名データは、ジョブを設定した認証ユーザのユーザ名を示すデータであり、たとえば認証情報に対応して登録されているユーザ名などである。このユーザ名データを上記の設定内容データを含む各データと対応付けて登録することにより、ジョブ履歴テーブル40は認証ユーザの設定したジョブの設定内容(要素)をユーザ毎に記憶している。
また、図3では複合機20のユーザであるA氏、B氏、C氏が適宜時刻に毎回ユーザ認証を行って計6種類のジョブを設定した場合のジョブ履歴テーブル40を示しており、各ジョブの設定内容(A氏、B氏、C氏が実際に設定操作した内容)の詳細は以下のようになっている。
1ジョブ目はB氏により設定されたScan to E-mail送信ジョブであり、設定内容は[ファイル送信 E-mail][宛先 A****][ファイル形式 PDF][両面][原稿サイズ A3 Sef(Short Edge Feed;縦方向給紙)]である。2ジョブ目はB氏により設定されたScan to SMB同報送信ジョブであり、設定内容は[ファイル送信 SMB][宛先 B****][グループ名 tokyo][ユーザ sugimoto][パスワード *******][同報設定(宛先/グループ名/ユーザ/パスワード)]である。
3ジョブ目はC氏により設定されたScan to FTP送信ジョブであり、設定内容は[ファイル送信 FTP][宛先 A****][ファイル形式 PDF][読み込みモード カラー][読み込みサイズ A3 Sef]である。4ジョブ目はC氏により設定されたScan to BOX送信ジョブであり、設定内容は[ファイル送信 BOX][宛先 C****][ファイル形式 TIFF][両面][読み込みサイズ A3 Sef]である。
5ジョブ目はA氏により設定されたコピージョブであり、設定内容は[原稿サイズ B4 Sef][文字写真][綴じ代][ステイプル]である。6ジョブ目はA氏により設定されたコピージョブであり、設定内容は[原稿サイズ A3 Sef][2 in 1][読み込みモード カラー]である。
このように、複合機20ではA氏はこれまでにファイル送信を使用したことがなく、B氏とC氏は既にファイル送信を使用している状況となっている。
また複合機20は、認証ユーザがジョブの設定操作を行うときに、その認証ユーザ自身が過去に使用したことのないジョブの要素を操作すると、その現要素と同一の要素を含むジョブがジョブ履歴テーブル40における認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に存在すれば、ジョブ履歴テーブル40に登録されている情報(テーブルデータ)を用いて後述する表示用テーブルを作成する。そして作成した表示用テーブルを用いて、上記の現要素と同一の要素を含む過去に設定・生成されたジョブの履歴をジョブ単位で操作表示部26に実行順(時系列)に表示する機能を備えている。
この機能により表示されるジョブ履歴表示画面には、ジョブ毎に要素が表示され、各要素は何れも要素単独での選択(押下操作)が可能となっている。複合機20は、このジョブ履歴表示画面上で選択された要素を新規ジョブの設定に反映させる(新規ジョブの要素にする)機能を備えている。新規ジョブへの設定の反映は、たとえば選択された要素のデータが新規ジョブのモード・パラメータテーブルにコピーされるなどにより行われる。
図4(A)は、ジョブの設定を行っている認証ユーザ自身が初めて使用する要素を選択したときにその選択要素(現要素)と同じ要素を含む他のユーザのジョブの履歴と新規ジョブの設定状況が操作表示部26に表示された表示画面50Aの一例を示している。図4(B)は、表示画面50Aに表示された他のユーザのジョブの要素を利用して新規ジョブを設定しようとしている表示画面50Bの一例を示している。この表示画面50A、50Bは、図3に示したジョブ履歴テーブル40に登録されている情報で作成された表示用テーブルを用いて操作表示部26に表示されたものである。
たとえば、複合機20でユーザ認証後にジョブの設定操作を行っているA氏が自分の初めて使用する要素、ここでは[ファイル送信 SMB]を操作表示部26に表示された図示しない操作画面上で選択すると、操作表示部26には図4(A)に示す表示画面50Aが表示される。
この表示画面50Aは、初使用の要素が選択されたときに自動的に表示する他に、要素が選択されて履歴確認ボタンが押下されたときに表示するようにしてもよい。この履歴確認ボタンの押下操作では、選択された要素が初使用の要素であった場合に上記の操作画面から表示画面50Aに切り替わる。既使用の要素であった場合には、表示画面50Aに切り替わることなく操作画面の表示が継続される。
表示画面50Aの上部から中央部に掛けては、複合機20で他のユーザにより過去に設定・実行されたファイル送信を含むジョブの設定内容(要素)がジョブ単位で実行順に上位から下位へ並んで一覧表示される。表示対象となるジョブの数が表示可能数を超過している場合は、表示可能数のジョブが実行順に選択されて履歴表示される。さらにこの履歴表示箇所には、「選択された[ファイル送信]機能ですが、他のユーザは以下の設定で利用されました。以下の他人のジョブ要素を選択すると自分のジョブ要素に出来ます。」などの案内メッセージ51も表示される。
表示画面50Aの下部には、「現在の貴方の設定状況」として、A氏の現在選択している要素によって構成される新規ジョブ52の設定内容(各要素)が表示される。この時点で新規ジョブ52は未生成であり、ジョブ番号が「0」となる。さらにこの設定状況表示箇所には、表示画面50Aによる設定を確定する操作を受け付けるOKボタン53と、表示画面50Aによる設定をキャンセルする操作を受け付ける戻るボタン54とが表示される。OKボタン53または戻るボタン54が押下されると、操作表示部26の表示は表示画面50Aから直前の操作画面に戻る。
表示画面50Aに履歴表示されたジョブの設定内容、すなわち各要素は何れも押下操作による選択が可能であり、選択された要素は選択状態であることを示す表示状態に変化する。図4(A)、(B)においては、非選択状態の要素を低濃度(無色)で示し、高濃度(有色)などで表示される選択状態の要素をハッチングで模式的に示している。履歴表示されたジョブの要素を選択した状態を示す例示の表示画面50Bでは、各ジョブの[ファイル送信 *****]に加えて、ジョブ1の[宛先 A****]、ジョブ3の[ファイル形式 PDF]および[読み込みモード カラー]、ジョブ4の[両面]が選択状態となっている。
このように、各要素は選択されると表示濃度や表示色などが変化する。また選択状態の要素は再度選択されると選択解除となり、非選択状態であることを示す元の表示状態に変化する。このような選択/非選択状態に応じた表示状態の変化により、ユーザは選択されている要素と選択されていない要素とが容易に識別できるようになる。
また、表示画面50A、50Bにユーザの初めて使用する要素(この場合は「ファイル送信」)以外に同じ要素が複数表示されている場合は、その中の何れか一つだけが選択可能となる。本例の場合はジョブ1とジョブ3に[宛先 A****]と[ファイル形式 PDF]がそれぞれ存在しており、ジョブ1とジョブ4に[両面]がそれぞれ存在しており、ジョブ3とジョブ4に[読み込みサイズ A3 Sef]がそれぞれ存在しており、これらの要素は各ジョブの中の何れか一方だけが選択可能となる。たとえば、図4(B)に示すようにジョブ3の[ファイル形式 PDF]およびジョブ4の[両面]が選択状態のときに、ジョブ1の[ファイル形式 PDF]または[両面]が選択されるとそれらの要素が選択状態に変化し、これに伴いジョブ3の[ファイル形式 PDF]またはジョブ4の[両面]は自動的に非選択状態に変化するようになる。
履歴表示されたジョブの要素が選択されると、その選択要素が新規ジョブ52の構成要素に加えられる。本例の場合は、図4(B)の表示画面50Bに示すように、新規ジョブ52の構成要素として、[ファイル送信 SMB]に、[宛先 A****]、[ファイル形式 PDF]、[読み込みモード カラー]、[両面]が加えられる。ユーザは、この表示画面50A、50Bに表示された新規ジョブ52の設定内容を目視することで、生成しようとする新規ジョブ52の要素が確認できるようになる。
表示画面50A、50BのOKボタン53が押下されると、表示画面50A、50Bの設定状況に表示された要素で構成される新規ジョブ52が生成可能となる。戻るボタン54が押下されると、新規ジョブ52の生成が取り消され、表示画面50A、50Bの表示直前に表示されていた操作画面に切り替わる。
次に、複合機20が行うジョブの履歴表示と新規ジョブの生成に関する処理内容をフローチャートに基づいて詳細に説明する。
図5は、複合機20が行うジョブの履歴表示と新規ジョブの生成のメイン処理を示している。CPU21は本メイン処理を開始すると(Start)、認証部32によりユーザ認証を受け付ける状態で待機する。認証部32によりユーザ認証が行われると(ステップS101)、CPU21は操作表示部26にデフォルト画面を表示し(ステップS102)、デフォルト画面やデフォルト画面から遷移した各操作画面を通してジョブの設定操作が行われたか否かを監視する(ステップS103;No〜ステップS102のループ)。ジョブの設定操作が行われた場合は(ステップS103;Yes)、CPU21は比較・検索のサブ処理を実行する(ステップS104)。
図6は、上記のメイン処理における比較・検索のサブ処理(図5のステップS104)を示している。CPU21は比較・検索処理を開始すると、設定操作の内容を認証ユーザのジョブの履歴内容と比較する(ステップS111)。詳細には、CPU21は、現在行われている設定操作の内容(現在操作されている要素)と、ジョブ履歴テーブル(図3参照)に登録されているユーザ名データに基づいて検索した認証ユーザのジョブに含まれる設定内容データ(要素データ)とを比較する。
比較の結果、設定操作の内容が認証ユーザのジョブの履歴に既に登録されていると判断した場合は(ステップS112;Yes)、CPU21は比較・検索処理を終了してメイン処理に戻る(Return)。設定操作の内容が認証ユーザのジョブの履歴に登録されていないと判断した場合は(ステップS112;No)、CPU21は設定操作の内容を他のユーザのジョブの履歴の中から検索する(ステップS113)。詳細には、CPU21は、ジョブ履歴テーブルに登録されている他のユーザのジョブに含まれる設定内容データ(要素データ)の中に、現在行われている設定操作の内容(現在操作されている要素)と同じものが存在しないか検索する。
検索の結果、設定操作の内容が他のユーザのジョブの履歴に登録されていないと判断した場合は(ステップS114;No)、CPU21は操作表示部26にサポート不可の旨、すなわち、他のユーザのジョブの履歴が利用不可である旨を表示させ、比較・検索処理を終了してメイン処理に戻る(Return)。設定操作の内容が他のユーザのジョブの履歴に登録されていると判断した場合は(ステップS114;Yes)、CPU21は、該当する設定内容を含むジョブの履歴を操作表示部26に表示させる(ステップS115)。
詳細には、CPU21は該当する設定内容を含むジョブの履歴表示を行うためのテーブルデータをジョブ履歴テーブルから取得し、そのテーブルデータを用いてRAM24のワークエリアに表示用データテーブルを作成する。ジョブ履歴テーブルから取得するテーブルデータの詳細は、ジョブ実行順データ、設定内容データにおける被設定識別情報の付加されている要素データ(デフォルトの要素データを除いた、実際に設定を受けた要素の要素データのみ)などである。ジョブ履歴テーブルから取得されたテーブルデータは、ジョブの実行順番が新しい順に上位から下位へ並べられて登録される。
CPU21は、上記のような表示用データテーブルを使用して、該当する設定内容を含むジョブの履歴を操作表示部26に表示させる(図4参照)。このとき、表示用データテーブルに登録されているジョブの数が表示可能数以下の場合は、全てのジョブを表示させる。ジョブの数が表示可能数を超過している場合は、ジョブ履歴表示用データテーブルの上位から表示可能数分のジョブを抽出し表示させる。
ジョブの履歴の表示中に、CPU21は表示画面上で新規ジョブが設定(ジョブ要素が選択)されOKボタンが押下されたか否か、あるいは、戻るボタンが押下されたか否かを監視する(ステップS117;No〜ステップS118;No〜ステップS117のループ)。新規ジョブが設定されOKボタンが押下される(ステップS117;Yes)、あるいは、戻るボタンが押下されると(ステップS118;Yes)、CPU21は操作表示部26に表示させていたジョブの履歴の表示画面をその直前の操作画面やデフォルト画面に戻し、比較・検索処理を終了してメイン処理に戻る(Return)。
上記の比較・検索処理後に、CPU21は選択された要素のデータを新規ジョブのモード・パラメータテーブルに登録するなどにより、設定内容をセットし(ステップS105)、新規ジョブの実行を開始する操作(スタートボタン押下)が行われたか否か、あるいは、デフォルト画面や操作画面を通して更にジョブの設定操作が行われたか否かを監視する(ステップS106;No〜ステップS107;No〜ステップS106のループ)。
ジョブの設定操作が行われた場合は(ステップS107;Yes)、ステップS104へ戻り、CPU21は上述した比較・検索処理以降を継続する。これにより、認証ユーザが初めて使用するジョブの要素を設定操作した時点で、比較・検索処理におけるステップS113以降が行われるようになる。たとえば、認証ユーザの最初に設定操作したジョブの要素は既使用であるが、2つ目以降に設定操作したジョブの要素が初使用である場合には、その2つ目以降で登場した初使用のジョブの要素を設定操作した時点で、比較・検索処理におけるステップS113以降が行われる。そして、その要素を含む他のユーザの過去に設定したジョブが存在すればそのジョブの要素が履歴表示されるようになる。
また、新規ジョブの実行開始の操作が行われた場合は(ステップS106;Yes)、CPU21はその新規ジョブの実行を開始し、本メイン処理を終了する(End)。
以上説明したように、本実施の形態に係る複合機20では、認証ユーザがジョブの設定操作を行うときに、認証ユーザ自身が過去に使用したことのないジョブの要素を操作するとその要素と同一の要素を含むジョブが認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に存在すればそのジョブの要素が操作表示部26に表示される。これにより、認証ユーザは操作表示部26に表示された他のユーザが過去に設定したジョブの要素を参照して、自分の初めて使用する要素を含むジョブの使用方法を理解したり、所望の設定操作を容易に行えたりするようになる。
このように、複合機20は認証ユーザ自身の初めて使用する要素を含むジョブの他のユーザによる過去の使用例を紹介してそのジョブの使用方法の理解を助けたり、所望の設定操作を行い易いように支援したりすることができる。さらには、初使用の要素と同一の要素を含む他のユーザが過去に設定したジョブの中から所望の要素を選択して自分の設定・生成する新規ジョブの要素にしたり、他のユーザの設定内容を真似て(全要素を流用して)新規ジョブを設定・生成したりすることができる。これにより、認証ユーザは初使用の要素を含むジョブであっても簡単に設定できるようになる。
また、認証ユーザは操作表示部26に表示された複数のジョブの中の2つ以上のジョブから要素を選択して自分の設定・生成する新規ジョブの要素にすることができる。このように、表示された複数のジョブにおける要素が複数のジョブの間で横断的に選択できることで要素の選択範囲が拡大されるようになり、認証ユーザは初使用の要素に加えて多数の要素を含む新規ジョブなどでも簡単に設定できるようになる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態に係る複合機20ではタッチパネル式の操作表示部26が操作部と表示部の機能を兼ね備えているが、この操作部と表示部とは個別に構成するようにしてもよい。
また、実施の形態ではユーザの初めて使用する要素をファイル送信([ファイル送信 *****])としたが、ユーザの初めて使用する要素はファイル送信に限らず何れの要素でもかまわない。また、たとえばファイル送信SMBは使用したことがあるが、ファイル送信FTPは使用したことがないような場合には、ユーザがファイル送信を選択したときにファイル送信FTPを含む他のユーザのジョブの履歴を表示するようにしてもよい。
ジョブの履歴表示における表示対象は、同一部署や同一管理部門の所属者のみなどのように共用ユーザに限定する場合と、限定せずに全ユーザとする場合を切り替えられるようにしてもよい。また、この2種類の表示対象は管理者モードによる設定で切り替えられるようにしてもよい。
具体的には、たとえば複合機20に予め登録するユーザ情報に、ユーザ名データの他に、そのユーザが所属する部署名を示す部署名データや管理部門名を示す管理部門名データを含めるようにする。ジョブ履歴テーブル40における情報の登録では、ユーザ名データに加えてユーザ情報に含まれる部署名データや管理部門名データも、実行時刻(日時)データ、ジョブ実行順データ、および設定内容データに対応付けて登録するようにする。そして表示対象を共用ユーザに限定する場合は、ジョブ履歴テーブル40に登録されている部署名データや管理部門名データに基づいて、履歴表示するジョブを認証ユーザと同一部署や同一管理部門の他のユーザ(共用ユーザ)により設定されたジョブのみに制限するなどすればよい。
このような共用ユーザに限定したジョブの履歴表示では、ジョブに含まれる秘匿性の高い情報、たとえばファイル送信における宛先、グループ名、ユーザ名などの情報が共用ユーザ以外に公開されることを抑制できる。また、共用ユーザの中では利用価値の高いジョブの要素、たとえばファイル送信における宛先、グループ名、ユーザ名などの要素、もしくは、部署や管理部門の業務内容などに応じて多用される要素などが利用しやすくなる。
また、ジョブの履歴表示では、ユーザの選択した要素を図6に示した比較・検索処理によって操作表示部26に履歴表示させるジョブを検索するときの検索条件に加えるようにしてもよい。すなわち、CPU21は、操作表示部26に表示させたジョブの要素が選択されると、ジョブ履歴テーブル40に登録されている認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に現要素と同一の要素および上記の選択された要素と同一の要素を含むジョブが存在するかを判断し、真の場合はそのジョブの要素を優先的に操作表示部26に表示させるようにしてもよい。
この場合は、操作表示部26に表示されたジョブの要素を認証ユーザが選択すると、ジョブ履歴テーブル40に登録されている認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に、現要素(認証ユーザにおける初使用の要素)と同一の要素および認証ユーザの選択した要素(選択要素)と同一の要素を含むジョブが存在すればそのジョブの要素が優先的に表示部に表示される。この現要素および選択要素と同一の各要素を含むジョブの優先的な表示は、操作表示部26に表示されているジョブの要素を認証ユーザが選択するたびに繰り返し行われる。
たとえば、操作表示部26に表示されているジョブの中から認証ユーザが複数の要素を選択した場合には、現要素に加えて複数の選択要素と同一の要素を全て含むジョブが優先的に表示されるようになり、表示されるジョブが認証ユーザの設定しようとしているジョブと構成要素の類似するジョブに絞り込まれるようになる。これにより、認証ユーザは所望のジョブに適した要素を選択しやすくなり、所望のジョブをより効率よく設定できるようになる。
また、ジョブの履歴表示における表示モードとしては、実施の形態で説明した実行順番(時刻)の新しいジョブから順に上位から下位へ表示する実行順表示モードの他に、要素数の多いジョブから順に上位から下位へ表示する要素数順表示モードなどを設けるようにしてもよい。これらの表示モードは、複合機20の内部または背面部などに設けられた表示モード切替用のディップスイッチ(DipSW)の設定(不揮発設定)、もしくは、操作表示部26に表示モード切替ボタンを設けてその表示モード切替ボタンの押下操作によって切り替えられるようにしてもよい。このような要素数順表示モードによるジョブの履歴表示では、要素数の多いジョブが優先的に表示されるため、より多くの種類の要素を選択できるようになる。
また、他のユーザのジョブの履歴を表示する表示画面(図4参照)ではOKボタンを常時表示するようにしたが、このOKボタンは選択された要素によってジョブを生成できる状態になったときに表示させるようにしてもよい。すなわち、OKボタンは要素が複数選択されても足りない要素があるなどによりジョブが生成不可能な場合は表示されず、必要な要素が揃いジョブが生成可能となった時点で表示されるようにしてもよい。このようなジョブ生成の可否に応じたOKボタンの表示/非表示の切り替えにより、ユーザは現在選択されている要素でジョブを生成できるか否かが容易に把握できるようになる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システム(情報処理システム)のシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置(情報処理装置)としての複合機の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るジョブ履歴テーブルの構成例を示す図である。 ユーザ自身の初めての設定操作時に表示される他のユーザのジョブの履歴および新規ジョブの設定状況の表示画面を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るジョブの履歴表示および新規ジョブの生成のメイン処理を示す流れ図である。 図5のメイン処理における比較・検索のサブ処理を示す流れ図である。
符号の説明
2…ネットワーク
5…画像形成システム
10…端末
20…複合機(MFP)
21…CPU
22…バス
23…ROM
24…RAM
25…不揮発メモリ
26…操作表示部
27…通信部
28…画像変換部
29…読み取り部
30…プリンタ部
31…時計部
32…認証部
40…ジョブ履歴テーブル
50A…ジョブ履歴表示画面
50B…ジョブ履歴表示画面
51…案内メッセージ
52…新規ジョブ
53…OKボタン
54…戻るボタン

Claims (6)

  1. 当該情報処理装置を操作するユーザを認証する認証部と、
    ジョブの設定操作を受け付ける操作部と、
    前記認証部により認証されたユーザである認証ユーザが前記操作部を通して設定したジョブの要素をユーザ毎に記憶する記憶部と、
    表示部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、認証ユーザが現在操作している要素である現要素と同一の要素を含むジョブが前記記憶部に記憶されている当該認証ユーザのジョブの中に存在せずかつ当該認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に存在するかを判断し、真の場合は前記現要素と同一の要素を含むジョブの要素を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記表示部に表示させたジョブの要素の選択操作を前記操作部を通して受け付け、該選択された要素と前記現要素とを含むジョブを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記現要素と同一の要素を含むジョブが前記記憶部に複数記憶されている場合は、該複数のジョブの要素を前記表示部に表示させてその中の2つ以上のジョブからの要素の選択を前記操作部を通して受け付ける
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記表示部に表示させた要素が前記操作部を通して選択されると該要素の表示を選択されていないことを表す非選択状態から選択されていることを表す選択状態に変化させる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記表示部にジョブの要素を表示させているときに該表示させたジョブの要素が前記操作部を通して選択された場合は、前記記憶部に記憶されている前記認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に前記現要素と同一の要素および前記選択された要素と同一の要素を含むジョブが存在するかを判断し、真の場合は該ジョブの要素を優先的に前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 認証部と、操作部と、記憶部と、表示部とを備えた情報処理装置に、
    前記認証部を通して前記情報処理装置を操作するユーザを認証する機能と、
    前記操作部を通してジョブの設定操作を受け付ける機能と、
    前記認証部により認証されたユーザである認証ユーザが前記操作部を通して設定したジョブの要素を前記記憶部にユーザ毎に記憶する機能と、
    認証ユーザが現在操作している要素である現要素と同一の要素を含むジョブが前記記憶部に記憶されている当該認証ユーザのジョブの中に存在せずかつ当該認証ユーザのジョブ以外のジョブの中に存在するかを判断し、真の場合は前記現要素と同一の要素を含むジョブの要素を前記表示部に表示させる機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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