JP4873059B2 - 画像処理装置、プログラムおよび画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、プログラムおよび画像処理システムに関する。
従来より、複数の制御部を備える画像形成装置がある(特許文献1参照)。この画像形成装置は、印刷部等の各部を制御するメイン制御部と、外部機器とのインターフェイスを制御するサブ制御部とを備え、省電力モード中はメイン制御部を停止しサブ制御部のみ動作させる構成になっている。これにより省電力モードにおける一層の電力消費低減を図ることができる。
特開平8−101609号公報
ところが、上記従来の画像処理装置では、省電力モードに移行するための固定の条件を満たした場合のことしか考慮されておらず、利便性が悪く、更なる改良が望まれていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、複数の制御部を備える構成において利便性を向上させることが可能な画像処理装置、プログラムおよび画像処理システムを提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1発明に係る画像処理装置は、画像データに対する機能を実行可能な画像処理装置であって、前記機能を実行するために動作する動作部と、少なくとも演算処理素子を有し前記動作部を制御する複数の制御部と、記憶部と、を備え、前記複数の制御部は、制御能力が互いに異なる複数の制御形態で前記動作部を制御して前記機能を実行可能であり、前記記憶部は、互いに異なる複数の時間帯と、当該各時間帯に前記機能を実行するための制御形態とを対応付けて登録可能であり、前記複数の制御部は、前記記憶部に登録された複数の時間帯の中から、現在時刻が属する時間帯を抽出し、その抽出された時間帯に対応付けられた制御形態で機能を実行する。
この発明によれば、複数の制御部が実行する制御形態を、現在時刻の属する時間帯の変化に応じて切り替えることが可能である。従って、制御形態を現在時刻の属する時間帯の変化に応じて切り替えることができない従来の構成に比べて、利便性を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明の画像処理装置であって、前記複数の制御部のうち少なくとも1つの制御部は、前記複数の時間帯のうち少なくとも1つの時間帯における前記機能の実行負荷の履歴情報を把握可能であり、当該1つの時間帯に対し、前記実行負荷が大きいほど制御能力が高い制御形態を対応付けて前記記憶部に登録する。
この発明によれば、少なくとも1つの時間帯に対し、その時間帯における機能の実行負荷に応じた制御形態を対応付けて記憶部に登録する。これにより、当該時間帯における実行負荷に即した制御能力で機能を実行することができる。
第3の発明は、第2の発明の画像処理装置であって、前記少なくとも1つの制御部は、前記履歴情報を繰り返し把握可能であり、前記1つの時間帯に対応付けられた制御形態を、繰り返し把握される履歴情報の変化に応じて変更する。
この発明によれば、少なくとも1つの時間帯における機能の実行負荷の履歴情報の変化に応じて、当該時間帯に機能を実行するための制御形態を変更する。これにより、当該時間帯における実行負荷の変化に即した制御能力で機能を実現することができる。
第4の発明は、第3の発明の画像処理装置であって、前記画像データに対する複数の機能を実行可能であり、前記少なくとも1つの制御部は、前記複数の機能各々の履歴情報を把握可能であり、前記1つの時間帯に対応付けられた制御形態を、前記機能各々の履歴情報の変化に応じて変更する。
この発明によれば、複数の機能各々の実行負荷の履歴情報の変化に応じて、少なくとも1つの時間帯に機能を実行するための制御形態を変更する。これにより、当該時間帯における複数の機能の実行負荷に即した制御能力で機能を実行することができる。
第5の発明は、第4の発明の画像処理装置であって、前記履歴情報には前記機能の実行回数が含まれ、前記少なくとも1つの制御部は、前記1つの時間帯に対応付けられた制御形態を、前記複数の機能の実行回数の総和に対する、一部の機能の実行回数の割合に応じて変更する。
この発明によれば、1つの時間帯に対応付けられた制御形態を、複数の機能の実行回数の総和に対する、一部の機能の実行回数の割合に応じて変更する。これにより、一部の機能を、その実行割合に即した制御能力で実行することができる。
第6の発明は、第2から第5のいずれか一つの発明の画像処理装置であって、前記履歴情報は、その把握時に対して直近の一定期間内における実行負荷である。
この発明によれば、少なくとも1つの制御部は、履歴情報の把握タイミングに対して直近の一定期間内における実行負荷の履歴情報を取得する。これにより、最新、且つ、適切な実行負荷の履歴情報を把握することができる。
第7の発明は、第1から第6のいずれか一つの発明の画像処理装置であって、前記複数の制御部のうち少なくとも1つの制御部は、前記機能の実行の予約を受付可能であり、前記記憶部にて少なくとも1つの時間帯に対応付けられた制御形態を、当該1つの時間帯における前記機能の予約に基づく処理負荷が大きいほど制御能力が高い制御形態に変更する。
この発明によれば、少なくとも1つの時間帯に対応付けられた制御形態を、当該時間帯における機能の予約に基づく処理負荷に応じて変更する。これにより、これにより、当該時間帯における機能の予約に基づく処理負荷に即した制御能力で機能を実行することができる。
第8の発明は、第1から第7のいずれか一つの発明の画像処理装置であって、前記画像データに対する複数の機能を実行可能であり、前記複数の機能には、前記複数の制御形態のうち制御能力が低い低能力の制御形態では実行不能な重負荷機能が含まれ、前記記憶部には、少なくとも1つの時間帯に対し前記低能力の制御形態が対応付けられており、前記複数の制御部のうち少なくとも1つの制御部は、現在時刻が前記1つの時間帯に属している間に、前記重負荷機能を実行する場合には、当該重負荷機能を実行可能な高能力の制御形態に切り替えて、当該重負荷機能の終了後に前記低能力の制御形態に復帰させる。
この発明によれば、仮に低能力の制御形態が対応付けられた時間帯でも、基本的には低能力の制御形態を維持しつつ、重負荷機能を実行することができる。
第9の発明は、第1から第8のいずれか一つの発明の画像処理装置であって、前記複数の制御部のうち少なくとも1つの制御部は、前記複数の時間帯のうち少なくとも2つの時間帯各々における前記機能の実行負荷の履歴情報を把握可能であり、前記記憶部には、前記少なくとも2つの時間帯に対し、前記実行負荷が大きい時間帯ほど制御能力が高い制御形態が対応付けられる。
この発明によれば、対応情報には、少なくとも2つの時間帯に対し、実行負荷が大きい時間帯ほど制御能力が高い制御形態が対応付けられる。これにより、各時間帯における実行負荷に即した制御能力で機能を実行することができる。
第10の発明に係るプログラムは、画像データに対する機能を実行するために動作する動作部、および、少なくとも演算処理素子を有し前記動作部を制御する複数の制御部を備え、当該複数の制御部が、制御能力が互いに異なる複数の制御形態で機能を実行可能な画像処理装置の、前記複数の制御部の少なくとも1つに、記憶部に登録された互いに異なる複数の時間帯の中から、現在時刻が属する時間帯を抽出する抽出処理と、前記記憶部において前記抽出処理で抽出された時間帯に対応付けられた制御形態で機能を実行する実行処理と、を実行させる。
第11の発明に係る画像処理システムは、画像データに対する機能を実行可能な画像処理装置、および、当該画像処理装置と通信可能な情報処理装置を備える画像処理システムであって、前記画像処理装置に設けられ、前記機能を実行するために動作する動作部と、前記画像処理装置に設けられ、少なくとも演算処理素子を有し前記動作部を制御する複数の制御部と、前記情報処理装置に設けられる記憶部と、を備え、前記複数の制御部は、制御能力が互いに異なる複数の制御形態で前記動作部を制御して前記機能を実行可能であり、前記記憶部は、互いに異なる複数の時間帯と、当該各時間帯に前記機能を実行するための制御形態とを対応付けて登録可能であり、前記複数の制御部は、前記記憶部に登録された複数の時間帯の中から、現在時刻が属する時間帯を抽出し、その抽出された時間帯に対応付けられた制御形態で機能を実行する。
本発明によれば、複数の制御部を備える構成において利便性を向上させることが可能である。
本発明の一実施形態に係る画像処理システムの電気的構成を示すブロック図 デバイステーブルを示す図 機能テーブルを示す図 各機能の実行回数の履歴情報のデータ構造を示す模式図(その1) 各機能の実行回数の履歴情報のデータ構造を示す模式図(その2) 予約テーブルのデータ構造を示す模式図 制御形態テーブルのデータ構造を示す模式図(その1) 制御形態テーブルのデータ構造を示す模式図(その2) 制御形態テーブルのデータ構造を示す模式図(その3) 制御形態テーブルの登録処理のフローチャートを示す図 制御形態の切替処理のフローチャートを示す図 機能実行処理のフローチャートを示す図
本発明の一実施形態について図を参照して説明する。
1.画像処理システムの電気的構成
図1は、本実施形態の画像処理システム1の電気的構成を示すブロック図である。画像処理システム1は、端末装置10(例えばパーソナルコンピュータ 情報処理装置の一例)とプリンタ30(画像処理装置の一例)とを備える。
(1)端末装置
端末装置10は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD(ハードディスクドライブ)14、キーボードやポインティングデバイス等を有する操作部15、液晶ディスプレイ等を有する表示部16、通信回線20に接続されるネットワークインターフェイス17等を備えている。HDD14には、OSや、印刷用の画像データを作成可能なアプリケーションソフト、プリンタ30を制御するためのプリンタドライバなどの各種プログラムが記憶されており、CPU11は、ROM12から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM13に記憶させながら、端末装置10の動作を制御する。
(2)プリンタ
プリンタ30は、例えばPCプリント機能、コピー機能、スキャナ機能など複数の機能を実行可能な複合機であり、第1制御部31、第2制御部32及び第3制御部33(複数の制御部の一例)を備える。第1制御部31は、第1CPU(演算処理素子)31A、ROM31B、RAM31Cを有し、第2制御部32は、第2CPU32A、ROM32B、RAM32Cを有し、第3制御部33は、第3CPU33A、ROM33B、RAM33Cを有する。
各ROM31B,32B,33Bには、プリンタ30の動作を制御するための各種プログラム(プログラムの一例)等が記録されており、各CPU31A,32A,33Aは、各ROM31B,32B,33Bから読み出したプログラムに従って、その処理結果を各RAM31C,32C,33Cに記憶させながら、プリンタ30の動作を制御する。
第1制御部31は、第2制御部32よりも高性能であって且つ消費電力が大きい。具体的には、第1CPU31Aの動作周波数(例えば200[MHz])は、第2CPU32Aの動作周波数(例えば100[MHz])よりも高く、RAM31Cのメモリ容量は、RAM32Cのメモリ容量よりも大きい。このため、第1制御部31は、第2制御部32に比べて、画像データを大量、且つ高速に処理することが可能である。
また、第2制御部32は、第3制御部33よりも高性能であって且つ消費電力が大きい。具体的には、第2CPU32Aの動作周波数は、第3CPU33Aの動作周波数(例えば10[MHz])よりも高く、RAM32Cのメモリ容量は、RAM33Cのメモリ容量よりも大きい。このため、第2制御部32は、第3制御部33に比べて、画像データを大量、且つ高速に処理することが可能である。
また、プリンタ30は、更にネットワークインターフェイス21、HDD(ハードディスクドライブ)34(記憶部の一例)、操作部35、スキャナ部36、ファクシミリ部37、画像処理部38、印刷部39など、各種のデバイス(動作部)を備えている。
ネットワークインターフェイス21は、通信回線20を介して端末装置10等の外部機器に接続されており、相互にデータ通信が可能となっている。操作部35は、複数のボタンを有し、ユーザによって各機能の実行指示などの各種の入力操作が可能である。更に操作部35は、表示部(例えば液晶ディスプレイ)やランプ等を有し、各種の設定画面や動作状態等を表示することが可能である。
スキャナ部36は、図示しない原稿の画像を読み取って読取データを生成する。ファクシミリ部37は、図示しない外部のファクシミリ装置との間でファクシミリデータを送受信する。画像処理部38は、スキャナ部36からの読取データやネットワークインターフェイス21で受信した印刷データなど、各種の画像データに対する画像処理(例えば印刷処理可能なデータに変換する処理など)を行う。
印刷部39は、例えば電子写真方式またはインクジェット方式により、上記画像データに基づく画像をシート(例えば用紙、OHPシート)に印刷する。
2.デバイス、動作周波数、機能の関係
図2はデバイステーブルを示す図である。このデバイステーブルには、各デバイスと、それを動作させるのに必要な動作周波数(クロック数)とが対応付けられており、そのデバイステーブルは例えばHDD34に格納されている。
同図から分かるように、第1制御部31は全てのデバイスを単独、且つ高速で動作させることが可能である。第2制御部32も全てのデバイスを単独で動作させることが可能であるが、画像処理部38及び印刷部39を制御するための処理速度が、第1制御部31に比べて遅くなる。第3制御部33はネットワークインターフェイス21、操作部35、ファクシミリ部37のみ単独で動作させることが可能である。
図3は機能テーブルを示す図である。この機能テーブルには、各機能と、その機能を実行させるのに必要なデバイスとが対応付けられており、その機能テーブルは例えばHDD34に格納されている。PCプリント機能では、ネットワークインターフェイス21が端末装置10から印刷データを受信し、画像処理部38がその印刷データに所定の画像処理(例えばビットマップデータへの展開処理)をし、印刷部39が印刷対象画像をシートに印刷する。コピー機能では、操作部35がユーザによるコピー指示を受け付け、スキャナ部36が原稿の読取データを生成し、画像処理部38がその読取データに所定の画像処理をし、印刷部39が読取画像をシートに印刷する。
ファクシミリ印刷機能では、操作部35がユーザによるファクシミリ印刷指示を受け付け、印刷部39が、既に受信したファクシミリデータに基づく画像をシートに印刷する。スキャン機能では、操作部35がユーザによるスキャン指示を受け付け、スキャナ部36が原稿の読取データを生成する。ファクシミリ通信機能では、操作部35がユーザによるファクシミリ通信指示を受け付け、ファクシミリ部37が外部のファクシミリ装置との間でファクシミリデータのやり取りを行う。
なお、処理負荷はPCプリント機能が最も重く、次にコピー機能、ファクシミリ印刷、スキャン機能、ファクシミリ通信の順で低くなっていく。なお、PCプリント機能およびコピー機能は、動作周波数の高い画像処理部38および印刷部39を利用するために処理負荷が比較的に大きい。以下、これらの機能を「重負荷機能」という。一方、スキャン機能およびファクシミリ通信機能は、動作周波数の低いデバイスのみで実行可能であるため処理負荷が比較的に小さい。以下、これらの機能を「軽負荷機能」という。
3.制御形態
3つの制御部31〜33は、制御能力が互いに異なる「高能力制御形態」、「中能力制御形態」および「低能力制御形態」で各機能を実行することができる。
「高能力制御形態」は、第1制御部31が単独でデバイスを制御して機能を実行する制御形態である。
「中能力制御形態」は、第2制御部32が単独でデバイスを制御して機能を実行する制御形態である。
「低能力制御形態」は、第3制御部33が単独でデバイスを制御して機能を実行する制御形態である。
なお、各制御形態においてデバイスを制御していない制御部(以下、「スリープ中の制御部」という)は、HDD34へのアクセスは不能であり、例えば現在デバイスを制御している制御部(以下、「起動中の制御部」という)等からの信号(例えば起動割り込み信号)のみ検知可能な状態になっている。
そして、高能力制御形態(高能力の制御形態の一例)では全ての機能を高速で実行することが可能であり、中能力制御形態では全ての機能を実行可能であるが、重負荷機能に対する処理速度は高能力制御形態に比べて遅くなる。低能力制御形態(低能力の制御形態の一例)では軽負荷機能のみ実行可能である。なお、例えばHDD34には、各制御形態と、それぞれの形態で起動すべき制御部とを対応付けるための対応関係情報(制御形態テーブル)が格納されている。
4.履歴情報
図4,5は各機能の実行回数の履歴情報(実行負荷の履歴情報の一例)のデータ構造を示す模式図であり、図5は図4から1日経過後のものである。なお、同図において「PC」はPCプリント機能、「C」はコピー機能、「FP」はファクシミリ印刷機能、「S」はスキャン機能、「FC」はファクシミリ通信機能をそれぞれ意味する。
履歴情報は、例えばHDD34に格納されており、この履歴情報には、複数の時間帯と、それぞれの時間帯における各機能の実行回数履歴とが対応付けられている。なお、本実施形態では、複数の時間帯は、午前時間帯(7時〜12時)、午後時間帯(12時〜22時)、深夜時間帯(22時〜7時)である。また、履歴情報は、直近の一定期間(本実施形態では1週間)内の情報であり、後述するように、更新期間(本実施形態では0時から24時までの1日)を経過する度に更新されていく。
各制御部31〜33は、現在時刻が属する更新期間内において自己が起動中のときに実行した機能の実行回数を、機能別に随時カウントし、その結果を当日実現回数履歴として例えばHDD34に格納していく。そして、次の更新時期に切り替わるときに(例えば現在時刻が24時になるときに)、そのとき起動中の制御部は、履歴情報に対し、最も古い日付の実現回数履歴を削除し、上記当日実行回数履歴を追加する更新処理を行う。これにより、履歴情報は、更新期間を経過する度に直近の一定期間内の情報に更新されていく。なお、図4は8月24日〜30日の履歴情報が示されており、図5は8月25日〜31日の履歴情報が示されている。
5.予約モード
プリンタ30は、例えばPCプリント機能およびファクシミリ通信機能について予め実行日時を指定して機能の実行を予約する「予約モード」を使用することができる。例えば大量の画像データに基づきPCプリント機能を実行せざるを得ない場合、予約モードにより深夜時間帯を指定しておけば、プリンタ30の使用頻度が低い深夜時間帯にPCプリントを完了させることが可能である。また、ファクシミリ通信機能について予約モードにより深夜時間帯を指定しておけば、通信料金が安い深夜時間帯にファクシミリ通信を完了することが可能である。
図6は予約テーブルのデータ構造を示す模式図である。この予約テーブルは例えばHDD34に格納されており、この予約テーブルには、上記3つの時間帯と、各時間帯における機能別の予約数とが対応付けられている。「予約数」とは、実行日時が各時間帯内に属する予約の総数をいう。なお、同図中の「PC」、「FC」は図4,5と同じ意味である。
各制御部31〜33は、自己が起動中に予約モードが使用された場合、その予約モードにより指定された実行日時が属する時間帯に対応付けられた予約数に1加算する。一方で、予約モードにより指定された実行日時が到来した機能を実行した場合には、その実行日時が属する時間帯に対応付けられた予約数から1減算する。これにより、予約テーブルには、各時間帯における機能別の予約数がタイムリーに反映される。
6.制御形態テーブルの登録処理
図7A〜7Cは制御形態テーブルのデータ構造を示す模式図であり、図8は制御形態テーブルの登録処理のフローチャートを示す図である。制御形態テーブルは例えばHDD34に格納されており、この制御形態テーブルには、上記3つの時間帯と、それぞれの時間帯に機能を実行するための制御形態とが対応付けられている。登録処理は、その制御形態テーブルに各時間帯別の制御形態を登録し、その後、更新するための処理であり、上記更新期間の始期が到来する度に、そのとき起動中の制御部により実行される。
起動中の制御部は、まず、履歴情報の上記更新処理を行い(S1)、次にこの更新後の履歴情報に基づき制御形態テーブルの登録ないし更新を行う(S3)。具体的には、各時間帯について、上記履歴情報から機能の実行負荷を把握し、その実行負荷が大きいほど制御能力が高い制御形態を対応付けて登録する。換言すれば、実行負荷が大きい時間帯ほど、制御能力が高い制御形態が対応付けられる。なお、既に前回の更新時期における制御形態が登録されている場合には、その登録された制御形態を、今回の新たな制御形態に更新する。
より具体的には、各時間帯について、次の式により重負荷機能割合、中負荷機能割合を算出する。重負荷機能割合とは、全機能の総実行回数に対する、重負荷機能(一部の機能の一例)の実行回数の割合をいい、中負荷機能割合とは、全機能の総実行回数に対する、中負荷機能(重負荷機能及びファクシミリ印刷機能 一部の機能の一例)の実行回数の割合をいう。
重負荷機能割合=(直近一週間分の重負荷機能の実行回数)/(直近一週間分の全機能の総実行回数)×100
中負荷機能割合=(直近一週間分の中負荷機能の実行回数)/(直近一週間分の全機能の総実行回数)×100
そして、重負荷機能割合及び中負荷機能割合に関する次の条件によって、各時間帯に対応付けるべき制御形態を決定する。
(A)重負荷機能割合が第1基準値(例えば30%)以上である場合:高能力制御形態
(B)重負荷機能割合が第1基準値未満で、且つ、中負荷機能割合が第2基準値(例えば30%)以上である場合:中能力制御形態
(C)重負荷機能割合が第1基準値未満で、且つ、中負荷機能割合が第2基準値未満である場合:低能力制御形態
履歴情報が図4に示す内容である場合、図7Aに示すように、午前時間帯については、重負荷機能割合が27%で、中負荷機能割合が43%であるから、中能力制御形態に決定する。午後時間帯については、重負荷機能割合が51%であるから、高能力制御形態に決定する。深夜時間帯については、重負荷機能割合が2.4%で、中負荷機能割合が2.4%であるから、低能力制御形態に決定する。
次に起動中の制御部は、S3で決定した各時間帯の制御形態を、予約テーブルの予約数(機能の予約に基づく処理負荷の一例)に応じて修正(変更)する(S5)。具体的には、予約数に関する次の条件によって、各時間帯に対応付けるべき制御形態を修正する。
(A)S3で中能力制御形態または低能力制御形態に決定され、PCプリント機能の予約数が第1基準値(例えば5)以上である場合:高能力制御形態に修整
(B)S3で低能力制御形態に決定され、PCプリント機能の予約数が第1基準値(例えば5)未満で、且つファクシミリ通信機能の予約数が第2基準値(例えば5)以上である場合:中能力制御形態に修正
(C)上記(A)(B)のいずれの条件も満たさない場合:修正なし
予約テーブルが図6に示す内容である場合、図7Bに示すように、起動中の制御部は、午前時間帯および午後時間帯については修正しないが、深夜時間帯については低能力制御形態から中能力制御形態に修正する。そして、この修正後に本登録処理を終了する。
ここで、例えば9月1日の午前0時になると、起動中の制御部は、登録処理を再び実行し、8月24日〜30日の履歴情報(図4参照)を、8月25日〜31日の履歴情報(図5参照)に更新する(S1)。そうすると、図7Cに示すように、午前時間帯については、重負荷機能割合が30%になるから、中能力制御形態から高能力制御形態に変更する。なお、他の時間帯は変更しない。
7.制御形態の切替処理
図9は制御形態の切替処理のフローチャートを示す図である。起動中の制御部は、切替処理を繰り返し実行する。起動中の制御部は、まず上記制御形態テーブルを参照して、現在時刻の属する時間帯を抽出し(抽出処理の一例)、その抽出された時間帯が次の時間帯に変わったかどうかを判断し(S11)、変わらない場合には(S11:NO)、現在の制御形態を維持し、S11に戻る。
一方、次の時間帯に変わった場合には(S11:YES)、制御形態テーブルに従って制御形態を変更する。具体的には、例えば制御形態テーブルが図7Aの内容であって、現在時刻が午前時間帯に属している場合、中能力制御形態により第2制御部32が起動中となり、上記切替処理を実行する。
そして、第2制御部32は、現在時刻の属する時間帯が午後時間帯に変わると判断した場合には、高能力制御形態に切り替えるために、スリープ中の第1制御部31に上記起動割り込み信号を与える。これにより、第1制御部31が起動中となり、第2制御部32に代わって切替処理を実行する。それ以降、第2制御部32はスリープ状態になる。このようにして、時間帯が次の時間帯に切り替わるごとに、それぞれの時間帯に対応する制御形態に順次変更される。
8.機能実行処理
図10は機能実行処理のフローチャートを示す図である。起動中の制御部は、機能を実行すべきタイミングが到来したときに、機能実行処理を実行する。なお、実行すべきタイミングには、例えばユーザが予約モードを利用しないで機能実行指示をしたときや、予約モードにより指定された実行日時が到来したときなどが含まれる。
起動中の制御部は、まず現在実行すべき機能を、現在の制御形態で実行可能かどうかを判断する(S21)。例えば制御形態テーブルが図7Aの内容であって、深夜時間帯に軽負荷機能を実行する場合、その軽負荷機能は低能力制御形態で実行可能であるから、第3制御部33は、S21で肯定判断をし(S21:YES)、S23で低能力制御形態のままで軽負荷機能を実行し(実行処理の一例)、本機能実行処理を終了する。
一方、例えば制御形態テーブルが図7Aの内容であって、深夜時間帯に重負荷機能を実行する場合、その重負荷機能は低能力制御形態では実行不可である。そこで、第3制御部33は、その重負荷機能を実行可能な高能力制御形態または中能力制御形態に切り替えるために、第1制御部31または第2制御部32に起動割り込み信号を与える(S25)。これにより、第1制御部31または第2制御部32が起動中となって重負荷機能を実行する(S27)。
その後、第1制御部31または第2制御部32は、第3制御部33に起動割り込み信号を与えると共に、自分自身はスリープ状態に移行する。これにより、深夜時間帯に対応付けられた元の低能力制御形態に復帰し(S29)、本機能実行処理を終了する。これにより、低能力制御形態が対応付けられた時間帯でも、基本的には低能力制御形態を維持して消費電力を抑制しつつ、重負荷機能を実行することができる。
9. 本実施形態の効果
本実施形態によれば、上記切替処理により、機能を実行するための制御形態を、現在時刻の属する時間帯の変化に応じて切り替えることが可能である。従って、制御形態を現在時刻の属する時間帯の変化に応じて切り替えることができない従来の構成に比べて、利便性を向上させることができる。
また、各時間帯に対し、その時間帯における機能の実行負荷の履歴情報に応じた制御形態を対応付けてHDD34に登録する。これにより、当該時間帯における実行負荷に即した制御能力で機能を実行することができる。しかも、履歴情報は随時、最新のものに更新され、その更新による履歴情報の変化に応じて、各時間帯に機能を実行するための制御形態を変更する。これにより、各時間帯における実行負荷の変化に即した制御能力で機能を実現することができる。
また、各時間帯に対応付けられた制御形態を、複数の機能の実行回数の総和に対する、一部の機能の実行回数の割合に応じて変更する。これにより、一部の機能を、その実行割合に即した制御能力で実行することができる。
また、各時間帯に対応付けられた制御形態を、当該時間帯における機能の予約に基づく処理負荷に応じて変更する。これにより、これにより、当該時間帯における機能の予約に基づく処理負荷に即した制御能力で機能を実行することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、複合機であるプリンタ30を例に挙げたが、本発明の「画像処理装置」はこれに限れない。例えばスキャナ機能やファクシミリ機能を有しないプリンタや、ファクシミリ装置単体、画像読取装置単体であってもよい。要するに、画像データに対する機能を実行可能な画像処理装置であればよい。
(2)上記実施形態では、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ通信機能などを例に挙げたが、本発明はこれに限られない。例えば画像データをHDD34に蓄積する画像蓄積機能、スキャンデータなどから特定画像を抽出する特定画像抽出機能、メール機能や、端末装置10から画像データを受信し、その受信した画像データに基づくファクシミリデータを外部のファクシミリ装置に送信する、PCファックス機能などでもよい。要するに、画像データに対する機能であればよい。
(3)上記実施形態では、3つの制御部31〜33を備えるプリンタ30を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られず、2つ、或いは、4つ以上の制御部を備える画像処理装置でもよい。
(4)上記実施形態では、3つの制御形態の制御能力を異ならせる方法として、それぞれの制御形態で起動中とする制御部31〜33の性能を異ならせたが、本発明はこれに限られない。例えば、それぞれで起動中とする制御部の数を異ならせる方法でもよい。なお、この方法の場合、各制御部の性能は互いに同等でも異なっていてもよい。なお、複数の制御部が起動中の場合には、それら複数の制御部が協働してデバイスを制御して機能を実行する。協働の形態としては、例えば複数の制御部が共通のデバイス(例えば画像処理部38)を分担して制御する形態がある。また、一機能を複数のデバイスで実行する場合には、各制御部がそれぞれ個別のデバイス(例えば画像処理部38と印刷部39)を制御する形態がある。
(5)上記実施形態では、履歴情報等を、プリンタ30に備えられたHDD34に登録したが、本発明はこれに限られない。例えば端末装置10が備えるHDD14など、プリンタ30に対して外部を記憶装置に登録してもよいし、プリンタ30にNVRAMやフラッシュROM等の記憶素子を備えてもよい。
(6)上記実施形態では、履歴情報は、プリンタ30自身がカウントすることにより把握する構成であったが、本発明はこれに限られない。例えばユーザが別途把握した履歴情報を、操作部35または端末装置10での操作によってHDD34に書き込む構成でもよい。
(7)上記実施形態では、全ての時間帯に対して、履歴情報に基づく制御形態を登録・更新したが、本発明はこれに限られない。一部の時間帯のみに対して、履歴情報に基づく制御形態を登録・更新してもよい。
(8)上記実施形態では、スリープ中の制御部は、信号のみ検知可能な状態であったが、本発明はこれに限られない。例えばスリープ中の制御部は、HDD34などのメモリにアクセス可能な状態でもよい。但し、上記実施形態の構成であれば消費電力をより低減できるというメリットがある。
(9)上記実施形態では、複数の時間帯は、午前時間帯、午後時間帯、深夜時間帯であったが、本発明はこれに限られない。例えば1時間単位ごとなど、更に細かい時間単位で分けられた時間帯でもよい。
(10)上記実施形態では、各時間帯において、いずれかの制御形態にて常にプリンタ30が動作しているが、本発明はこれに限られない。例えば、プリンタ30にてスリープモードが実行可能である場合は、スリープモード時に例えば第3制御部33のみが動作して各機能の実行指示を待機する状態となり、各機能の実行指示がなされたことに応じてその時間に基づく制御形態にて各制御部が起動し機能が実行されてもよい。尚、スリープモードとは、端末装置10からの印刷データの受信や外部のファクシミリ装置からのファクシミリデータの受信が無い状態が所定時間継続したことを条件に実行されるモードであり、スリープモード実行中は一切の機能が実行不可となる。
(11)上記実施形態では、各時間帯に対して、その重負荷機能割合や中負荷機能割合が大きいほど制御能力が高い制御形態を対応付けたが、本発明はこれに限られない。例えば、全機能の総実行回数に対する、軽負荷機能(特定機能の一例)の実行回数の割合を、軽負荷機能割合とし、各時間帯に対して、その軽負荷機能割合が大きいほど、制御能力が低い制御形態を対応付けてもよい。また、割合ではなく、単に、特定機能(例えば重負荷機能)の実行回数が多いほど制御能力が高い制御形態としてもよい。
(12)上記実施形態では、各時間帯における機能の予約に基づく処理負荷を、当該時間帯内に実行日時が属する予約数により把握したが、本発明はこれに限られない。時間帯内に実行日時が属する予約で対象とされている画像データの属性情報(解像度、データ量、使用トナー色数など)に基づき把握してもよい。例えば解像度等が高いほど、処理負荷が大きいとして、制御能力がより高い制御形態にする。また、各時間帯について所定の単位時間内に実行日時が含まれる予約数が多いほど、或いは、実行日時同士の間隔が短いほど、特定の時期に機能の実行日時が集中しているとみなし、制御能力がより高い制御形態にしてもよい。
1...画像処理システム
10...端末装置
30...プリンタ
31...第1制御部
32...第2制御部
33...第3制御部
21...ネットワークインターフェイス
34...HDD
35...操作部
36...スキャナ部
37...ファクシミリ部
38...画像処理部
39...印刷部

Claims (11)

  1. 画像データに対する機能を実行可能な画像処理装置であって、
    前記機能を実行するために動作する動作部と、
    少なくとも演算処理素子を有し前記動作部を制御する複数の制御部と、
    記憶部と、を備え、
    前記複数の制御部は、起動中の制御部の数、及び、起動中の制御部の性能の少なくとも一方の相違により制御能力の高低が互いに異なる複数の制御形態で前記動作部を制御して前記機能を実行可能であり、
    前記記憶部は、互いに異なる複数の時間帯と、当該各時間帯に前記機能を実行するための制御形態とを対応付けて登録可能であり、
    前記複数の制御部は、前記記憶部に登録された複数の時間帯の中から、現在時刻が属する時間帯を抽出し、その抽出された時間帯に対応付けられた制御形態で当該時間帯内に実行タイミングが到来した機能を実行する、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記複数の制御部のうち少なくとも1つの制御部は、前記複数の時間帯のうち少なくとも1つの時間帯における前記機能の実行負荷の履歴情報を把握可能であり、当該1つの時間帯に対し、前記実行負荷が大きいほど制御能力が高い制御形態を対応付けて前記記憶部に登録する、画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記少なくとも1つの制御部は、前記履歴情報を繰り返し把握可能であり、前記1つの時間帯に対応付けられた制御形態を、繰り返し把握される履歴情報の変化に応じて変更する、画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置であって、
    前記画像データに対する複数の機能を実行可能であり、
    前記少なくとも1つの制御部は、前記複数の機能各々の履歴情報を把握可能であり、前記1つの時間帯に対応付けられた制御形態を、前記機能各々の履歴情報の変化に応じて変更する、画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置であって、
    前記履歴情報には前記機能の実行回数が含まれ、
    前記少なくとも1つの制御部は、前記1つの時間帯に対応付けられた制御形態を、前記複数の機能の実行回数の総和に対する、一部の機能の実行回数の割合に応じて変更する、画像処理装置。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記履歴情報は、その把握時に対して直近の一定期間内における実行負荷である、画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記複数の制御部のうち少なくとも1つの制御部は、前記機能の実行の予約を受付可能であり、前記記憶部にて少なくとも1つの時間帯に対応付けられた制御形態を、当該1つの時間帯における前記機能の予約に基づく処理負荷が大きいほど制御能力が高い制御形態に変更する、画像処理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記画像データに対する複数の機能を実行可能であり、
    前記複数の機能には、前記複数の制御形態のうち制御能力が低い低能力の制御形態では実行不能な重負荷機能が含まれ、
    前記記憶部には、少なくとも1つの時間帯に対し前記低能力の制御形態が対応付けられており、
    前記複数の制御部のうち少なくとも1つの制御部は、現在時刻が前記1つの時間帯に属している間に、前記重負荷機能を実行する場合には、当該重負荷機能を実行可能な高能力の制御形態に切り替えて、当該重負荷機能の終了後に前記低能力の制御形態に復帰させる、画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記複数の制御部のうち少なくとも1つの制御部は、前記複数の時間帯のうち少なくとも2つの時間帯各々における前記機能の実行負荷の履歴情報を把握可能であり、
    前記記憶部には、前記少なくとも2つの時間帯に対し、前記実行負荷が大きい時間帯ほど制御能力が高い制御形態が対応付けられる、画像処理装置。
  10. 画像データに対する機能を実行するために動作する動作部、および、少なくとも演算処理素子を有し前記動作部を制御する複数の制御部を備え、当該複数の制御部が、起動中の制御部の数、及び、起動中の制御部の性能の少なくとも一方の相違により制御能力の高低が互いに異なる複数の制御形態で機能を実行可能な画像処理装置の、前記複数の制御部の少なくとも1つに、
    記憶部に登録された互いに異なる複数の時間帯の中から、現在時刻が属する時間帯を抽出する抽出処理と、
    前記記憶部において前記抽出処理で抽出された時間帯に対応付けられた制御形態で当該時間帯内に実行タイミングが到来した機能を実行する実行処理と、を実行させる、プログラム。
  11. 画像データに対する機能を実行可能な画像処理装置、および、当該画像処理装置と通信可能な情報処理装置を備える画像処理システムであって、
    前記画像処理装置に設けられ、前記機能を実行するために動作する動作部と、
    前記画像処理装置に設けられ、少なくとも演算処理素子を有し前記動作部を制御する複数の制御部と、
    前記情報処理装置に設けられる記憶部と、を備え、
    前記複数の制御部は、起動中の制御部の数、及び、起動中の制御部の性能の少なくとも一方の相違により制御能力の高低が互いに異なる複数の制御形態で前記動作部を制御して前記機能を実行可能であり、
    前記記憶部は、互いに異なる複数の時間帯と、当該各時間帯に前記機能を実行するための制御形態とを対応付けて登録可能であり、
    前記複数の制御部は、前記記憶部に登録された複数の時間帯の中から、現在時刻が属する時間帯を抽出し、その抽出された時間帯に対応付けられた制御形態で当該時間帯内に実行タイミングが到来した機能を実行する、画像処理システム。
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