JP4872969B2 - 燃料タンク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば内燃機関等の機器に燃料を供給するのに好適に用いられる燃料タンク装置に関し、特に、複数のタンクを備えた燃料タンク装置に関する。
従来技術として、例えば特許文献1(特開2008−8278号公報)に開示されているように、例えば2つのタンクを備えた燃料タンク装置が知られている。この種の従来技術による燃料タンク装置は、例えば低オクタン価のガソリンと高オクタン価のガソリンとを必要に応じて使い分けるような車両に搭載されるものである。このため、従来技術の燃料タンク装置は、高蒸気圧タンクと低蒸気圧タンクとを備えている。
高蒸気圧タンク内には、例えばレギュラーガソリン等のように、オクタン価が低く、飽和蒸気圧が高い燃料が貯留される。飽和蒸気圧が十分に高い燃料の場合、常温においてタンク内で蒸発する燃料の濃度は、着火可能濃度範囲(一般的には、0.6〜8.0vol%程度)よりも高くなる。従って、この燃料がタンク内で着火する虞れはない。
一方、低蒸気圧タンク内には、例えばハイオクガソリンのように、オクタン価が比較的高く、飽和蒸気圧が比較的低い燃料が貯留される。飽和蒸気圧が低い燃料の場合には、燃料の揮発性が低い。このため、常温における燃料タンク内の蒸発燃料濃度は、着火可能濃度範囲に入ることがある。
このため、従来技術では、高蒸気圧タンクと低蒸気圧タンクとを連通配管により接続する構成としている。これにより、高蒸気圧タンク内で蒸発した燃料は、連通配管を介して低蒸気圧タンク内に導入されるようになる。従って、低蒸気圧タンク内の蒸発燃料濃度を着火可能濃度範囲よりも高い状態に保持することができる。
特開2008−8278号公報
ところで、上述した従来技術では、高蒸気圧タンクと低蒸気圧タンクとを連通し、両タンク内の蒸発燃料濃度を着火可能濃度範囲よりも高くする構成としている。しかしながら、内燃機関の運転状態や給油状況等によっては、2つのタンク内の燃料残量に比較的大きな差が生じることがある。一例を挙げれば、高蒸気圧タンク内のレギュラーガソリンが大きく減少し、低蒸気圧タンク内のハイオクガソリンは十分に残っている場合などである。
このような場合には、2つの燃料タンクが連通されていても、高蒸気圧タンク内の蒸発燃料が低蒸気圧タンクに十分に供給されなくなる。このため、従来技術では、高蒸気圧タンク内の燃料が大きく減少した場合に、低蒸気圧タンク内の蒸発燃料濃度が着火可能濃度範囲に入る虞れがあり、システム設計上好ましくないという問題がある。
また、例えば高温等の原因により、タンク内の圧力が通常よりも大きく上昇した場合には、各タンクの周壁に余分な負荷がかかるため、耐久性の観点から好ましくないという問題もある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、複数の貯留タンクに対して、燃料の揮発性やタンクにかかる負荷等を考慮してタンク内の気相の圧力を適切に調整することができ、高い信頼性を実現することが可能な燃料タンク装置を提供することを目的としている。
第1の発明は、種類の異なる燃料がそれぞれ貯留される複数の貯留タンクと、
前記各貯留タンク内の気相空間を連通する連通路と、
前記貯留タンクから外部に燃料を供給するときに、当該燃料供給に用いる貯留タンクを前記各貯留タンクの何れかに切換えることが可能なタンク切換機構と、
前記気相空間の圧力を検出する圧力検出手段と、
前記タンク切換機構を制御することにより、前記燃料供給に用いる貯留タンクを前記気相空間の圧力に応じて前記各貯留タンクの何れかに切換える切換制御手段と、
を備えることを特徴とする。
第2の発明によると、第1の発明において、
前記複数の貯留タンクは、飽和蒸気圧が高い燃料を貯留する高蒸気圧タンクと、前記高蒸気圧タンクよりも飽和蒸気圧が低い燃料を貯留する低蒸気圧タンクとを備え、
前記切換制御手段は、前記気相空間の圧力が下限判定値以下となったときに、前記低蒸気圧タンク内の燃料を外部に供給し、前記高蒸気圧タンク内の燃料が外部に供給されるのを禁止する構成としている。
第3の発明によると、第1または第2の発明において、
前記複数の貯留タンクは、飽和蒸気圧が高い燃料を貯留する高蒸気圧タンクと、前記高蒸気圧タンクよりも飽和蒸気圧が低い燃料を貯留する低蒸気圧タンクとを備え、
前記切換制御手段は、前記気相空間の圧力が上限判定値以上となったときに、前記高蒸気圧タンク内の燃料を外部に供給し、前記低蒸気圧タンク内の燃料が外部に供給されるのを禁止する構成としている。
第4の発明によると、第2または第3の発明において、
前記タンク切換機構は、前記高蒸気圧タンクに接続された配管と前記低蒸気圧タンクに接続された配管のうち何れか一方の配管を外部の燃料供給対象に接続する三方弁である構成としている。
第1の発明によれば、切換制御手段は、タンク内の気相空間の圧力に応じてタンク切換機構を制御することにより、複数の貯留タンクのうち適切なタンクから外部に燃料を供給することができる。これにより、例えば燃料の揮発性やタンクにかかる負荷等を考慮して特定のタンク内の燃料を優先的に使用したり、特定タンクからの燃料供給を禁止することができる。従って、貯留タンク内の気相の圧力を適切に調整することができ、燃料タンク装置の信頼性を高めることができる。
第2の発明によれば、切換制御手段は、気相空間の圧力が下限判定値以下に低下したときに、高蒸気圧タンクから外部への燃料供給を禁止することができる。これにより、飽和蒸気圧が高い燃料を可能な限り高蒸気圧タンク内に残すことができる。このため、気相空間の圧力が許容範囲を超えて低下するのを未然に防止することができ、タンク内における蒸発燃料の濃度を着火可能濃度範囲よりも高い濃度に維持することができる。
第3の発明によれば、切換制御手段は、気相空間の圧力が上限判定値以上に上昇したときに、飽和蒸気圧が高い高蒸気圧タンク内の燃料を優先的に使用することができる。これにより、気相空間の圧力上昇を可能な限り抑えることができ、気相空間の圧力を許容範囲内に維持することができる。従って、圧力上昇による余分な負荷が貯留タンクにかかるのを未然に防止することができ、貯留タンクを保護することができる。
第4の発明によれば、三方弁を用いることにより、少ない部品点数でも複数の貯留タンクと燃料供給対象との切換接続を容易に行うことができ、配管の接続構造を簡略化することができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
以下、図1を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図である。この図に示すように、本実施の形態のシステムは、例えばガソリンエンジンにより構成された内燃機関10を備えている。内燃機関10には、飽和蒸気圧が異なる燃料がそれぞれ貯留される例えば2つの貯留タンク12,14が付設されている。
内燃機関10には、貯留タンク12,14のうち何れか一方のタンクに貯留された燃料が選択的に供給される。内燃機関10は、この燃料を燃料噴射弁から筒内に噴射し、吸入空気と共に燃焼させることにより作動する。なお、本発明において、貯留タンクの個数は2つに限定されるものではない。
ここで、貯留タンク12,14のうち一方の貯留タンク12は、飽和蒸気圧が高い燃料を貯留する高蒸気圧タンクとして用いられる(以下、高蒸気圧タンク12と称す)。また、他方の貯留タンク14は、高蒸気圧タンク12よりも飽和蒸気圧が低い燃料を貯留する低蒸気圧タンクとして用いられる(以下、低蒸気圧タンク14と称す)。ここで、飽和蒸気圧が高い燃料とは、例えばレギュラーガソリン等のように、オクタン価が比較的低い燃料である。また、飽和蒸気圧が低い燃料とは、例えばハイオクガソリン等のように、オクタン価が比較的高い燃料である。
これらのタンク12,14には、各タンク内に存在する気相空間16を連通する連通路としての連通配管18が設けられている。また、低蒸気圧タンク14には、パージ配管20、逆止弁22及びキャニスタ24からなるパージ機構が設けられている。このパージ機構によれば、タンク14内の蒸発燃料を含むパージガスを浄化しつつ、このガスを外部に逃がすことができる。
次に、燃料供給システムについて説明する。まず、2つのタンク12,14内には、それぞれタンク内の燃料を吸込んで外部に吐出する燃料ポンプ26,28が配置されている。燃料ポンプ26,28の吐出側には、高蒸気圧側と低蒸気圧側のタンク配管30,32がそれぞれ接続されている。これらのタンク配管30,32は、内燃機関10に設けられた機関側配管34に対して並列に接続されている。そして、3本の配管30〜34の合流部には、燃料切換弁36が設けられている。
燃料切換弁36は、例えば電磁駆動式の三方弁等からなり、本実施の形態のタンク切換機構を構成している。そして、燃料切換弁36は、後述のECU40から入力される制御信号に応じて、タンク配管30,32の何れか一方を機関側配管34に接続する。これにより、燃料切換弁36は、内燃機関10への燃料供給に用いるタンクを高蒸気圧タンク12と低蒸気圧タンク14の何れかに切換えるものである。
即ち、燃料切換弁36が高蒸気圧側の弁位置に切換えられたときには、高蒸気圧タンク12内の燃料が配管30,34を介して内燃機関10に供給される。このとき、低蒸気圧タンク14は、内燃機関10から遮断された状態となる。また、燃料切換弁36が低蒸気圧側の弁位置に切換えられたときには、低蒸気圧タンク14内の燃料が配管32,34を介して内燃機関10に供給される。このとき、高蒸気圧タンク12は、内燃機関10から遮断された状態となるものである。
さらに、本実施の形態のシステムは、圧力センサ38を含むセンサ系統と、内燃機関10を運転制御するECU(Electronic Control Unit)40とを備えている。圧力センサ38は、本実施の形態の圧力検出手段であり、タンク12,14内の気相空間16の圧力を検出するものである。なお、図1中では、圧力センサ38を高蒸気圧タンク12に配置する場合を例示したが、圧力センサ38は低蒸気圧タンク14側に配置してもよい。
また、上述したセンサ系統には、圧力センサ38以外にも、内燃機関10のクランク角を検出するクランク角センサ、吸入空気量を検出するエアフロメータ、排気ガスの空燃比を検出するA/Fセンサ、内燃機関の冷却水の温度を検出する水温センサ等が含まれている。一方、内燃機関10は、燃料噴射弁や点火プラグ等を含む各種のアクチュエータを備えている。
そして、ECU40は、センサ系統により内燃機関の運転状態を検出しつつ、各アクチュエータを制御する。また、ECU40は、内燃機関の運転制御と並行して燃料選択制御を実施する。この燃料選択制御は、例えば内燃機関の運転状態等に応じて燃料切換弁36を制御することにより、高蒸気圧タンク12内のレギュラーガソリンと、低蒸気圧タンク14内のハイオクガソリンとを使い分けるものである。
ここで、低蒸気圧タンク14には、パージガスを外部に放出するためにパージ配管20等が設けられている。このため、高蒸気圧タンク12内で高い飽和蒸気圧の燃料が蒸発すると、この燃料は連通配管18を通じて低蒸気圧タンク14内にも流入する。これにより、低蒸気圧タンク14内では、燃料の揮発性が低くても、蒸発燃料の濃度が着火可能濃度範囲よりも高い濃度値に保持される。
しかし、内燃機関の運転状態や給油状況等によっては、例えば低蒸気圧タンク14に十分な燃料が貯留され、その一方で高蒸気圧タンク12内の燃料が大きく減少した状態となることがある。このような場合には、連通配管18が存在しても、高蒸気圧タンク12内の蒸発燃料が低蒸気圧タンク14に十分に供給されず、低蒸気圧タンク14内の蒸発燃料濃度が着火可能濃度範囲に入る虞れが生じる。このため、本実施の形態では、以下に述べる圧力監視制御を実施する。
(圧力監視制御)
圧力監視制御は、内燃機関10に燃料を供給する貯留タンクを、気相空間16の圧力に応じてタンク12,14の何れかに切換える。図2は、本発明の実施の形態1において、ECU40により実行される圧力監視制御のフロチャートである。なお、図2に示すルーチンは、内燃機関の運転中に繰返し実行される。
図2に示すルーチンでは、まず、圧力センサ38によりタンク12,14内の気相空間16の圧力Pを検出する(ステップ100)。次に、圧力Pの検出値と、ECU40に予め記憶された下限判定値Lとを比較することにより、圧力Pが下限判定値L以下であるか否かを判定する(ステップ102)。
ここで、気相空間16の圧力が低下した場合には、これに伴って低蒸気圧タンク14内の蒸発燃料の濃度も低下する。そして、圧力が下限判定値L以下に低下すると、低蒸気圧タンク14内の蒸発燃料濃度が着火可能濃度範囲に入る虞れがある。つまり、下限判定値Lは、低蒸気圧タンク14内の蒸発燃料の濃度が着火可能濃度範囲の上限値まで低下したときの気相空間内の圧力値、または当該圧力値に対して一定の余裕代を加算した圧力値として定義されている。
そして、ステップ102の判定成立時には、燃料切換弁36の弁位置を低蒸気圧側に切換える。即ち、気相空間16の圧力低下を抑えるために、飽和蒸気圧が高い高蒸気圧タンク12内の燃料が内燃機関に供給されるのを禁止し、低蒸気圧タンク14内の燃料を内燃機関に供給する(ステップ104)。
一方、ステップ102の判定が不成立のときには、気相空間16の圧力が十分に高い通常の状態であるから、前述した燃料選択制御を実施する(ステップ106)。
上記構成によれば、タンク12,14内の圧力が下限判定値L以下に低下したときには、高蒸気圧タンク12から内燃機関10への燃料供給を禁止することができる。これにより、飽和蒸気圧が高いレギュラーガソリン等の燃料を可能な限り高蒸気圧タンク12内に残すことができる。このため、タンク12,14内の圧力が許容範囲を超えて低下するのを未然に防止することができ、タンク内における蒸発燃料の濃度を着火可能濃度範囲よりも高い濃度に維持することができる。
従って、本実施の形態によれば、燃料の揮発性を考慮して低蒸気圧タンク14内の燃料を優先的に使用したり、高蒸気圧タンク12からの燃料供給を禁止することができる。これにより、気相空間16の圧力を適切に調整することができ、燃料タンク装置の信頼性を高めることができる。また、三方弁からなる燃料切換弁36を用いることにより、少ない部品点数でも複数の貯留タンク12,14と内燃機関10との切換接続を容易に行うことができ、配管30,32,34等の接続構造を簡略化することができる。
実施の形態2.
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態のシステムは、前記実施の形態1とほぼ同様の構成(図1)を採用しているものの、以下に述べる制御において、実施の形態1と異なるものである。
[実施の形態2の特徴]
図3は、本発明の実施の形態2において、ECU40により実行される圧力監視制御のフロチャートである。なお、図3に示すルーチンは、内燃機関の運転中に繰返し実行される。このルーチンでは、まず、実施の形態1と同様に、気相空間16の圧力Pを検出する(ステップ200)。次に、圧力Pの検出値と、ECU40に予め記憶された上限判定値Hとを比較することにより、圧力Pが上限判定値H以上であるか否かを判定する(ステップ202)。
ここで、例えば高温等の原因により、気相空間16の圧力が通常よりも大きく上昇した場合には、タンク12,14に余分な負荷がかかる虞れがある。このため、上限判定値Hは、例えば通常の使用環境でタンクにかかる内圧の最大値、または当該最大値に対して一定の余裕代を減算した圧力値として定義されている。つまり、圧力Pが上限判定値H以上となったときには、タンク12,14にかかる負荷が許容範囲を超えていると判断することができる。
そこで、ステップ202の判定成立時には、燃料切換弁36の弁位置を高蒸気圧側に切換える。即ち、気相空間16の圧力上昇を抑えるために、飽和蒸気圧が高い高蒸気圧タンク12内の燃料を出来るだけ内燃機関に供給し、低蒸気圧タンク14内の燃料が内燃機関に供給されるのを禁止する(ステップ204)。
一方、ステップ202の判定が不成立のときには、気相空間16の圧力が通常のレベルであるから、前述した燃料選択制御を実施する(ステップ206)。
上記構成によれば、タンク12,14内の圧力が上限判定値H以上に上昇したときには、飽和蒸気圧が高いレギュラーガソリン等の燃料を優先的に使用することができる。これにより、気相空間16の圧力上昇を出来るだけ抑えることができる。このため、タンク12,14内の圧力を許容範囲内に維持することができ、圧力上昇による余分な負荷がタンク12,14にかかるのを未然に防止することができる。従って、本実施の形態によれば、タンクにかかる負荷を考慮して気相空間16の圧力を適切に調整することができる。そして、タンク12,14を高圧から保護し、装置の信頼性を高めることができる。
なお、前記実施の形態では、図2,図3中のステップ102,202が切換制御手段の具体例を示している。
また、実施の形態1では、気相空間16の圧力Pと下限判定値Lとの大小関係に応じてタンクを切換える構成とし、実施の形態2では、圧力Pと上限判定値Hとの大小関係に応じてタンクを切換える構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、実施の形態1,2を組合わせる構成としてもよい。即ち、圧力Pと2つの判定値H,Lとをそれぞれ比較し、これらの結果に応じて使用するタンク12,14を切換える構成としてもよい。
また、実施の形態では、2つのタンク12,14にそれぞれレギュラーガソリン、ハイオクガソリンを貯留する場合を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、飽和蒸気圧が異なる燃料であれば、任意の二種類の燃料をタンク12,14にそれぞれ貯留する構成としてよいものである。さらに、本発明は、飽和蒸気圧に大差がない燃料でも、タンク内の圧力に応じて使用燃料を切換える制御が必要であれば、任意の燃料に広く適用することができる。
また、実施の形態では、高蒸気圧タンク12に圧力センサ38を設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば低蒸気圧タンク14、連通配管18、パージ配管20等に圧力センサ38を配置する構成としてもよい。
また、実施の形態では、2つの貯留タンク12,14が存在する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、3つ以上の貯留タンクを備えた燃料タンク装置に適用してもよい。
さらに、実施の形態では、内燃機関10に燃料を供給する燃料タンク装置を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、内燃機関以外の機器に燃料を供給する燃料タンク装置にも広く適用することができる。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図である。 本発明の実施の形態1において、ECUにより実行される圧力監視制御のフロチャートである。 本発明の実施の形態2において、ECUにより実行される圧力監視制御のフロチャートである。
符号の説明
10 内燃機関
12 高蒸気圧タンク(貯留タンク)
14 低蒸気圧タンク(貯留タンク)
16 気相空間
18 連通配管(連通路)
20 パージ配管
22 逆止弁
24 キャニスタ
26,28 燃料ポンプ
30,32 タンク配管
34 機関側配管
36 燃料切換弁(タンク切換機構)
38 圧力センサ(圧力検出手段)
40 ECU

Claims (4)

  1. 種類の異なる燃料がそれぞれ貯留される複数の貯留タンクと、
    前記各貯留タンク内の気相空間を連通する連通路と、
    前記貯留タンクから外部に燃料を供給するときに、当該燃料供給に用いる貯留タンクを前記各貯留タンクの何れかに切換えることが可能なタンク切換機構と、
    前記気相空間の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記タンク切換機構を制御することにより、前記燃料供給に用いる貯留タンクを前記気相空間の圧力に応じて前記各貯留タンクの何れかに切換える切換制御手段と、
    を備えることを特徴とする燃料タンク装置。
  2. 前記複数の貯留タンクは、飽和蒸気圧が高い燃料を貯留する高蒸気圧タンクと、前記高蒸気圧タンクよりも飽和蒸気圧が低い燃料を貯留する低蒸気圧タンクとを備え、
    前記切換制御手段は、前記気相空間の圧力が下限判定値以下となったときに、前記低蒸気圧タンク内の燃料を外部に供給し、前記高蒸気圧タンク内の燃料が外部に供給されるのを禁止する構成としてなる請求項1に記載の燃料タンク装置。
  3. 前記複数の貯留タンクは、飽和蒸気圧が高い燃料を貯留する高蒸気圧タンクと、前記高蒸気圧タンクよりも飽和蒸気圧が低い燃料を貯留する低蒸気圧タンクとを備え、
    前記切換制御手段は、前記気相空間の圧力が上限判定値以上となったときに、前記高蒸気圧タンク内の燃料を外部に供給し、前記低蒸気圧タンク内の燃料が外部に供給されるのを禁止する構成としてなる請求項1または2に記載の燃料タンク装置。
  4. 前記タンク切換機構は、前記高蒸気圧タンクに接続された配管と前記低蒸気圧タンクに接続された配管のうち何れか一方の配管を外部の燃料供給対象に接続する三方弁である請求項2または3に記載の燃料タンク装置。
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