JP4871277B2 - 特に宇宙ミッションに適した、多機能の航行支援腕時計型電子計時器 - Google Patents

特に宇宙ミッションに適した、多機能の航行支援腕時計型電子計時器 Download PDF

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Description

本発明は、航行支援用の多機能腕時計型電子計時器に関し、より具体的には、複数の表示およびアラーム手段を有する腕時計に関する。
本発明の説明を簡単にするために、以下で「腕時計」という用語は、この計時器を指すために用いる。
本発明では、「航行」という言葉はその通常の意味、すなわち航空、陸上、または海上移動、洞窟探検ミッションなどと解釈されるものとする。
本発明は、網羅的ではないが、特に長い継続時間の宇宙ミッションの分野に応用例を有する。
理解のために以下では、継続時間が、日さらには月で表される宇宙ミッションである、本発明の好ましい応用例に焦点を合わせるものとする。
上で述べた応用例との関連において、および特に上記の宇宙ミッションに対して、いくつかの必要性が明らかである。
第一に、出発時の日付が正確に定められなければならない。したがって、ミッションの特徴的なイベントは、「内部的」すなわちミッション開始に相対的な時間、あるいは一部のアングロサクソンの出版物では依然として「ズールー時間」(Zulu Time)と呼ばれる、「世界時」(グリニッジ子午線時間、「GMT」)などの「外部的」な時間を参照する必要がある。
いくつかの時間関連および/またはタイムスタンプ情報も、利用可能、表示可能でなければならず、かつ選択的な音声および/または視覚的アラームを発生しなければならない。
また、特にミッションのいろいろな継続時間および/またはこれらのミッションの特定の段階に関連して、様々な状況に適合するように、いくつかの時間スケールが必要になる。
当然、上記の「世界時」の他に、腕時計は地方時間帯、他の時間帯の1つまたは複数の時間に対応する時間が表示できなければならない。腕時計は、「クロノメータ」、および日付表示(日、月、年)などの標準機能を装備しなければならない。
また、特に、本発明がより具体的に関連する応用例との関連、すなわち航行支援において、従来技術において「世界的」と称される多機能腕時計が提案されてきた。
網羅的ではない例として、John P. Reisman による「FLIGHT WATCH WITH MULTIPLE TIMERS AND ALARM INDICATING MEANS」という名称の米国特許第6,144,619号を引用することができる。
この特許は、その名称が示すように、航空機パイロットをその飛行プログラムに関して支援するいくつかの機能を装備した電子腕時計に関する。これは、自動的かつ人間工学的にこのような応用例の要件を満たし、それによってパイロットを反復的な作業から解放し、副次的作業に煩わされず、クリティカルな飛行イベントに十分に集中することが可能になる。
この特許の主題の腕時計は、地方時間、「GMT」時間(すなわち「ズールー時間」)、および42の時間帯を表示することができる。この腕時計は、複数の時間カウンタ、6つの異なるスケール、クロノメータ機能、経過時間用のカウンタ/カウントダウンカウンタを装備する。この腕時計は、アナログおよびディジタル表示構成要素、ならびに様々な(音声式、視覚式、および触覚式)アラームを含む。これらの様々な機能は、アクセスの容易な制御ボタンを用いてプリセットすることができる。
この腕時計または同様の腕時計は、それらが装備する著しく多くの機能とそれらの柔軟な使用により、本発明が関連する応用例との関連において明らかな必要性に十分に答えるように思われる。
しかしこれは、特に、ただし網羅的でなく、宇宙ミッションの場合にそうとはいえない。実際、このような応用例に特有の必要性は、満たされていない。
順方向カウント用またはカウントダウン用に、正確な日付でゼロ時刻を定義できなければならない。
腕時計はまた、所与のイベントからの経過時間、またはそれまでの残余時間を、自動的に計算できなければならない。腕時計の操作者がクロノメータを動作させるときの開始点として、既知の日付のイベントからの(日、時間、分、秒での)経過時間については注意を要しないようにするべきである。
さらに、操作者が時間カウンタを設定するのに必要な期間、すなわち、操作者がカウントダウンを開始する時刻と、計画されたイベントが起こる時刻とを隔てる期間を決定するのに、操作者が、既知の日付のイベントまでの残余時間を暗算する必要がないようにしなくてはならない。
このことは、すべての活動が、「MET」(「ミッション経過時間(Mission Elapsed Time)」)と略記される離昇時からの経過時間、あるいは世界時(「GMT」)のいずれかに従って計画される宇宙ミッションとの関連において、非常に重要な点である。本発明の説明を簡単にするために、以下では前記の略語「GMT」と「MET」を用いる。したがって「MET」は、先進の「クロノグラフ」機能に匹敵する。
腕時計の開始時刻は離昇の日付によって定義され、離昇の正確な時刻において腕時計の所定のボタンを押すことによって定義されるのではない。この日付は、離昇の前でも後でも腕時計に入力すなわち「登録」できるべきである。
宇宙作業の一部は、「MET」または「GMT」に対して高精度で日付が定められなければならず、言い換えるとこのような作業の特徴的なイベントから定められた期間が過ぎるまでのカウントダウンを実施する必要がある。
宇宙真空中への回遊は、このような作業の好例であろう。通信の制限により、気密ドアは正確な時点で開かれなければならず、かつ独立性の制限により、宇宙船外での最大作業時間が遵守されなければならない。したがって宇宙飛行士は実際にドアを開く準備をするために、回遊開始からの経過時間だけでなく、常時、残余時間を気にしなければならない。
同じ要件が生じるその他のイベントとしては、宇宙船の軌道修正エンジンの点火、別の宇宙飛行体とのドッキング、宇宙飛行体の貨物室からの衛星の切り離しなどである。
操作者が、重大なイベントの着手においてクロノメータを開始させるときに間違いを犯した場合、その日付がわかっているなら、その日付を腕時計に登録することができるべきであり、そうすれば操作者の遅れが補償され正確な経過時間が表示される。
最後に、以下任意に「正時間」として示す、定められたイベントからの経過時間、あるいは以下任意に「負時間」として示す、定められたイベントまでの残余時間を決定することができるべきであり、前記の定められたイベントの日付は操作者によって調整可能である。
本発明の好ましい応用例では、この時間経過は、複数の段階を含み得る宇宙ミッションでの1つの段階に対応する。また以下では、この時間経過を「PET」(「段階経過時間」(Phase Elapsed Time))と呼ぶ。
操作者により、「GMT」または「MET」に対して、時間スケールを適切な選択された時間スケールに調整することができるべきである。
本発明は、一部について上記で述べられた、本発明が関連する応用分野で明らかな要件に応えるために、従来技術の装置の欠点を克服することを目指している。
本発明によって設定された目的は、航行支援用、特に宇宙ミッション用の多機能腕時計である。
この目的を達成するために、第1の重要な特徴によれば、本発明による腕時計は、第1の所定のイベントの開始日付を腕時計に入力することによって、このイベントの開始時刻を定義することを可能にする第1の手段と、所定の時間スケールに対してこのイベントを始点とする経過時間を決定し、記録し、かつ表示する手段とを含む。
本発明の好ましい実施形態では、この日付は、任意の時点で、すなわちより具体的にはイベント発生の前か後かに関係なく登録することができ、この機能は上記で「MET」と呼ぶものであった。
第2の重要な特徴によれば、本発明に従う腕時計は、「負」時間と呼ぶ、第2の所定のイベントすなわちミッション中の一段階の開始までの残余時間、あるいは「正」時間と呼ぶ、このイベントからの経過時間(「PET」)を、決定し、記録し、かつ表示する手段を含み、前記所定のイベントは、「GMT」または上記の「MET」に対し、あらかじめ定義された開始時刻に対して選択された時間スケールを操作者によって調整することができる。
もちろん、本発明による腕時計は、「GMT」時間を、登録し、記録し、かつ表示する手段を含む。
好ましい実施形態では、腕時計はまた、複数の時間帯を、登録し、記録し、かつ表示する手段を含む。
他の好ましい実施形態では、本発明による腕時計は、有利には5つの、複数のアラームを処理するように、複数の「カウントダウン時間カウンタ」クロノメータを含む。有利には、各アラームは、異なる音声信号、たとえば警報、またはあらかじめ定義された「ビープ」音のシーケンスに関連付けられる。
他の好ましい実施形態では、本発明による腕時計は、二重の表示装置、すなわちアナログ型の第1の表示装置と、ディジタル型の第2の表示装置を含む。
したがって本発明の主題は、日付および/または継続時間データ用の入力および登録手段と、前記登録されたデータを保存するための記憶手段と、計算およびクロック信号生成手段と、前記登録されたデータ、および/または、このデータを用いて前記計算およびクロック信号生成手段のコマンドの下で生成されるデータを表示するための少なくともディジタル表示手段とを含む、航行支援用、特に宇宙ミッション用の腕時計型電子計時器であって、前記航行は第1の所定のイベントの開始時刻に関連付けられ、前記データ入力および登録手段、ならびに前記記憶手段は、グリニッジ子午線によって決まる世界時と呼ばれる時間に関連付けられた第1の開始日付を登録し記憶するように構成され、かつ開始日付が前記第1の日付である第1の時間スケールを生成するように構成され、前記データ入力および登録手段、ならびに前記記憶手段は、前記所定の第1のイベントに対応する、ミッション開始と呼ばれる第2の開始日付を任意の時点で登録し記憶するように構成され、かつ少なくとも前記第1の時間スケールを用いて決定される第2の時間スケールを生成するように構成され、前記ディジタル表示手段は、前記第1の開始日付が未来である場合は負と呼ばれる時間値、この日付が過ぎている場合は正と呼ばれる時間値を表示することを特徴とする電子計時器である。
次に本発明について添付の図面を参照し、より詳細に説明する。
以下では、いかなる形においても本発明の範囲を制限することなく、別段の指定がない限り、本発明の好ましい応用例すなわち宇宙ミッションのケースとの関連に焦点を当てるものとする。
図1は、本発明による腕時計の操作手順を、概略的に示すタイムチャートである。
この図および以下で用いられる言葉は、次の定義に対応する。
時間スケール「T」:任意に「1番」と呼ばれる時間帯の地方時間
時間スケール「T」:任意に「2番」と呼ばれる時間帯の地方時間
時間スケール「GMT」(「グリニッジ子午線時間」、世界時とも呼ばれる):日数は1月1日からカウントされる。これは、宇宙船が定期的に時間帯を変更することになる、すべての航行ミッションで用いられる世界基準の時間スケールである。「GMT」は以前の略語であり、現在は、しばしば「UTC」(「協定世界時」(Coordinated Universal Time))によって置き換えられる。
時間スケール「MET」(「ミッション経過時間」(Mission Elapsed Time)):所定の時刻、この場合は宇宙ミッションの開始からの、経過時間。これは、T、T、または「GMT」のうちの1つの時間スケールで定義される。これは、上記の宇宙飛行のケースでは宇宙船の離昇の正確な時刻に関係する。
「アラーム」(「AL」)機能:事前に選択されたT、T、「GMT」、または「MET」のいずれかの時間スケールで腕時計の操作者が設定できる日付での、音声信号の発生。
「PET」(「段階経過時間」(Phase elapsed time))機能:これは「負」と呼ばれる所定のイベントまでの残余時間、あるいは「正」と呼ばれるこのイベントからの経過時間であり、このイベントの日付は、事前に選択された「GMT」または「MET」いずれかの時間スケールで、腕時計の操作者によって調整可能である。宇宙ミッションの間「PET」は、宇宙への回遊、宇宙船の遭遇または分離段階、軌道修正または大気圏への再突入に用いられる時間基準であることが想起されるべきである。
「タイマ」(「TMR」)機能:これは、あらかじめ定義された時間量を始点とする、比較的短い期間用のカウントダウンである。この機能は標準の腕時計機能である。
「クロノグラフ」(「CHR」)機能:これは、操作者が装置を起動した時刻からの経過時間を正確に測定する、比較的短い時間用の順方向カウントである。この機能は、標準の腕時計機能である。しかれども、ここでまた、クロノグラフによって標準の要件として「時−分−秒」または「分−秒−1/100秒」の分解能は得られるが、通常はこれら2つの範囲は得られないことが留意されるべきである。
図1の上側3つの軸は時間スケールを示し、下側4つの軸は機能を示す。
より正確には、図1のタイムチャートの上側2つの軸は、それぞれ1番、2番と呼んだ時間帯「T」および「T」の時間スケールを示す。
宇宙ミッション中の任意の時刻、または現在の時刻txは、それぞれ地方時間「T」に対して(12H−6)、地方時間「T」に対して(12H+1)と表されている。
現在の時刻txは、世界時「GMT」軸(図1の「T」および「T」軸の下の第3の時間軸)上の12Hに対応する。
図1の下側2つの軸は、それぞれ「MET」および「PET」時間スケールに対応する。
宇宙ミッションは、1つまたは複数の異なる段階を含み得る。したがって、異なる「PET」に対応する数を定義することができる。
しかし、ミッションの開始、たとえば上述のように宇宙船の離昇の正確な時刻を定義する時刻「MET」は、定義により、ミッション当たり1つしかない。
図1上で、tは「MET」時間スケールの0時刻または開始と呼ばれ、「T」、「T」、または「GMT」時間スケールのうちの1つに対して定義することができる。
図1上で、t’は、「PET」時間スケールの0時刻または開始と呼ばれ、「MET」(ミッションの「内部的」な時間スケール)、または「GMT」(ミッションの「外部的」な時間スケール)時間スケールのうちの1つに対して定義することができる。
本発明の1つの重要な特徴によれば、「PET」は、設定パラメータが期間ではなく日付である「タイマ」機能(以下に定義される)とみなされるべきである。
本発明のもう1つの特徴によれば、時刻tおよびt’(日付によって定義される)は、ミッション開始の正確な時刻を知って、任意の時点で腕時計に登録し、それに記憶し表示することができる。
したがって、本発明のもう1つの特徴によれば、「負」および「正」時間は、「MET」および「PET」時間スケール軸上で定義され、それぞれ「+」および「−」と示される。
「CHR」および「TMR」軸上には、これらの機能が実行される、任意の時刻tCHRおよびtTMRも示されている。
次に好ましい実施形態による腕時計1の構成、より具体的にはこの腕時計の表示装置ユニットについて、図2を参照しながら説明する。
以下では、腕時計1の表示および設定の、フォーマットおよびパラメータを慣例的に、次のように定義する。
表示フォーマット
表示フォーマットは、設定に用いられるフォーマットとは異なり得る。
表示または設定を表すために、以下の符号が用いられる。
Y=年
M=月:1〜12(1または2桁)、またはJANからDEC(3文字)
J=曜日(理解のために、英語では、MO、TU、WE、TH、FR、SA、SU)
D=月内の日:1〜31(1または2桁)
d=日数:GMTでは000〜366、「MET」または「PET」では−99〜999
h=時:0〜23(1または2桁)
m=分:00〜59(2桁)
s=秒:00〜59(2桁)
s/100=1/100秒:00〜99(2桁)
表示パラメータ
表示パラメータは、本明細書に添付の表「表:表示パラメータ」中で規定される。
設定パラメータ
「T」または「T」:「GMT」に対して+hまたは−h(hは時間で表される)
「GMT」:X.Y.M.D.h.m.s
Xは、曜日を示すのに選択された言語を指定する文字であり、これは操作者が月を文字で表すように選んだ場合は、月に対してもあてはまる。設定時にXは、年を指定する2文字YYに先行する。Xは、「F」(仏語)、「E」(英語)、および「S」(スペイン語)の値をとることができる。
「MET」:「−−−」、あるいは
時間スケール「T」、「T」、または「GMT」に対する設定:
「T」または「T」時間での設定には、−/+.M.D.h.m.s
「GMT」時間での設定には、−/+d.h.m.sまたはM.D.h.m.s
「TMR」:h.m.s
「CHR」:0.00.00/00
アラーム(「AL」):アラーム番号、「ON」(イネーブル)または「OFF」(ディスエーブル)、各時間スケールに対しては、「T」および「T」時間スケールでのアラームには、M.J.D.h.m、「GMT」および「MET」時間スケールでのアラームには、d.h.m.s「PET」:「−−−」、あるいは「MET」または「GMT」時間スケールの設定には、「MET」時間スケールでの設定には、−/+d.h.m.s、「GMT」時間での設定には、−/+d.h.m.sまたはM.D.h.m.s
「MET」または「PET」の設定は、別の時間スケールで表された、それぞれ「MET」または「PET」のゼロ時刻の日付を定義することからなる。3つのダッシュ(「−−−」)が基準時間の位置に表示されるときは、「MET」または「PET」が未定義であることを意味する。「MET」または「PET」を設定するのに、年は使用可能なパラメータではないので、登録された日付が過去か未来(デフォルト設定)かを指定するために、「−」または「+」記号が用いられる。
図2に示された実施例では、腕時計1は有利には、2つのタイプの表示装置ユニット、すなわち針2を有するアナログ表示構成要素と、液晶表示装置を有するそれ自体は従来の方式のディジタル表示構成要素3および4とを含む。
好ましくは、針2によるアナログ表示装置は基本的に、時間帯「T」または「T」での地方時間の表示用に用いられる。
有利には、画面3は30〜32で参照される3つの区域に分割され、画面4は40、41の2つの区域に分割される。これらの区域の機能については、図3A〜7Cでの説明に関連して述べ、区域30と31は、「T」、「T」、「GMT」、「MET」、「PET」など、現在表示されているデータのタイプまたは機能を規定するのに用いられることがわかる。
以下では、説明する実施形態では、「MET」または「PET」の設定時に年は使用可能なパラメータではないので、腕時計に登録された日付が過去か未来(デフォルト設定)かを示すのに、それぞれ「−」または「+」記号を用いることができる。
これらの図では、図面が不必要に複雑にならないように、アナログ表示装置の針2は含まれない。また、異なる図面間で同一の要素、および図2のものと同一の要素は同じ参照番号が付され、必要のない限り再度説明しない。
最後に、以下では腕時計1の詳細な設定および表示については、本明細書に添付された表「表T」から「表PET」を参照して説明する。
図3Aは、2004年11月2日火曜日、10時12分35秒の、「GMT」設定の一例を示す。
「GMT」機能の文字は、腕時計1の区域30に登録される。「F04」(「F」は仏語)、「11」、「2」、および「10 12 35」は、それぞれ区域31、32、40、および41に登録される。
図3Bは、(図3Aで)設定されたばかりの、「GMT」機能の表示の一例を示す。
表示の際、腕時計1は、操作者によって登録された日付と言語(仏語)に対応する曜日(例では火曜日)を自動的に計算する。
区域30に「GMT」機能が表示され、区域31に「MA」が表示され、区域32に「11」が表示され、区域40に「2」が表示され、区域41に時刻(「10 12 35」)が表示される。
第1の代替形式では、区域32には情報が表示されず、区域40に数字「307」が表示され、他の区域は同じである。
第2の代替形式では、区域32は数字「11」の代わりに「NOV」を表示し、他の区域は同じである。
時間帯1番(図1のスケール「T」)がヒューストン(米国)の地方時間を表すものと仮定し、図4Aは「T」機能の設定例を示しており、時間帯の差は「GMT」(図3Aの前回の設定)に対して−5時間となる。
「T」機能の文字は、腕時計1の区域30に登録される。「GMT」、「−5」、「2」、「5 12 35」は、それぞれ区域31、32、40、および41に登録される。
図4Bは、次のように設定された地方時間の表示の一例を示す。機能「T」(区域31)、日(「TU」:区域31)、月(数字:区域32)、年間の日(区域40)、および「時、分、秒」すなわち5時12分35秒(区域41)。
図5Aは、「MET」のゼロ時刻(図1:t0)が次の日付で定義されるものと仮定した、「MET」の設定(区域30)の第1の例を示す。2月(数字「−2」:区域32)、「25」日(区域40)、ヒューストン時間21時44分12秒(「21 44 12」:区域41)、これは先に定義された「T」時間帯での地方時間である。したがって、この設定はこの時間スケール(「T」:図1)に対して定義される。
これは、異なる地方時間スケール、たとえば「T」に対しても同様に定義することができる。
図5Bは、この同じデータを用い、ただし「GMT」時間スケール(図1)に対する、「MET」設定の第2の例を示す。やはり区域30は、「MET」設定を指していることを示しているが、区域31は「T」ではなく「GMT」を指していることを示している。区域32、40、および41は図5Aの場合のように設定される。区域32は、負号「−」だけを表示する。
図5Cは、「MET」機能の表示の一例を示し、ここでは宇宙船の出発すなわちミッション開始の、1日と13時間45分55秒前(区域41)である。本発明の重要な特徴によれば、「MET」は、ゼロ時刻t0の前または後の任意の時点で設定することができる。第1のケースは、負時間の場合であり、したがって区域40は「−01」(マイナス1日)を表示している。区域31と区域32はデータを表示しない。
「MET」の下にある「−」記号は、設定で用いられた「MET」のゼロ時刻の日付が未来であることを示す。これはデフォルト値である。「+」記号は、「MET」の開始時刻が過去であることを意味する。先に詳述したように、この操作手順により、ゼロ時刻の日付を登録するときに、現在の年を含む必要が避けられる。
設定の第1の代替方法として、「−2」および「26」がそれぞれ区域30および40に登録される。
設定の第2の代替方法として、「GMT」が定義されていない場合は、「−−−」が区域31に登録され、区域40および41は、それぞれ「000」および「0 00 00」を表示する。
「クロノグラフ」機能の設定および表示は従来の方式で行われ、これらの操作を再度詳細に述べる必要はない。クロノメータを活動化する前では、区域30は「CHR」を示し、区域31および41は、それぞれ「00」および「0 00 00」を示す。区域32と区域40はデータを表示しない。
活動化した後では、区域41は時間、分、秒での時刻、たとえば数字「0 02 31」(0時間02分31秒)を表示し、区域31は1/100秒、たとえば数字「89」を表示する。1/100秒との混乱を防止するために、時、分、秒はそれぞれそれらの通常の位置に配置されていることがわかる。
「タイマ」または「TMR」機能の設定および表示も、それ自体は従来の方式で行われる。区域31は「TMR」を示し、区域41はカウントダウン時間の長さ、たとえば「2 45 32」(2時間45分32秒)を示し、
区域40はカウントダウンを指していることを示すための「−」記号を示す。活動化された後は、「TMR」は秒単位でデクリメントされる。
図6Aは、「MET」(図1:t0)に対するゼロ時刻t’0(図1)が8日と17時間8分0秒であると仮定した、「PET」(機能は、区域30に登録され表示される)の設定例を示す。区域31は、機能「MET」の文字を表示する。区域32はデータを表示しない。「008」が区域40に、「17 08 00」が区域41に登録される。
別法として、「PET」が「GMT」に対して定義される場合は、この機能の文字が区域31に登録され表示される。「−3」、「5」、および「18 01 12」が、それぞれ区域32、40、および41に登録される。
この同じケースでまた別法として、文字「GMT」が区域31に登録され表示される。「−」、「065」、および「18 01 12」が、それぞれ区域32、40、および41に登録される。
図6Bは、ゼロ時刻から3分10秒(区域41:「0 03 10」)での、「PET」機能(区域30)の表示の一例を示す。区域40は、「−00」を表示し、「−」記号は、ゼロ時刻t’0が未来であることを示す。区域31および32はデータを表示しない。
別法として、「GMT」が定義されていない場合は、区域31は「−−−」を表示し、区域40および41は、それぞれ「000」および「0 00 00」を表示する。
「MET」と同様に、「GMT」時間に基づく設定時で「PET」の下にある「−」記号は、設定に用いられた「PET」のゼロ時刻の日付が未来であることを示す。これはデフォルト値である。「+」記号は、「MET」の開始時刻が過去であることを意味する。先に詳述したように、この操作手順により、ゼロ時刻の日付を登録するときに、現在の年を含む必要が避けられる。
「PET」は、「MET」と非常に似た動作をするが、これは臨時的な動作にあてはまり、一方「PET」はさらにミッション全体に専用化されることに留意されたい。
先に詳述したように、有利には、腕時計は、互いに独立で、かつ「T」、「T」、「GMT」、「MET」など異なる時間スケールを基準とする、同数のアラームを設定および表示できるような、5つ(またはそれ以上)の「タイマ」を含む。
ここで理解のために、図7A〜7Cを参照しながら、それぞれ任意に「AL1」〜「AL3」と名付けられた、これらの可能なアラームのうちの3つの設定および表示について例示する。
第1のアラーム「AL 1」(区域30で示される)の設定および表示は、図7Aに示される。このアラームは、「MET」時間スケール(図1)を参照している。
「MET」スケールは区域31に示され、アラームは3日(区域40)と21時間5分17秒に設定される。「AL 1」アラームは動作中(「オン」呼ばれる状態)であり、この状態は区域30の「AL 1」記号の右側に表示された「<」記号によって表される。たとえば、3日と21時間05分17秒に対して設定が行われる。「003」および「21 05 17」が、それぞれ区域40および41に登録され表示される。区域32はデータを表示しない。
設定の第1の代替方法として、「079」および「2 10 00」が、それぞれ区域40および41に登録され表示される。
設定の第2の代替方法として、「19」および「2 10 00」が、それぞれ区域40および41に登録され表示される。
さらに、第2のアラーム「AL 2」(区域30によって示される)の設定および表示が、図7Bに示される。
このアラームは、「T」時間スケール(図1)を参照している。
「T」時間スケールの文字が区域31に登録され表示され、「AL 2」アラームは、8月(数字「8」:区域32)中の木曜日ごと(区域41の最後2桁で表示される「JE」記号)に、6時45分(区域41の第1の区画:「6 45」)に作動するように設定される。
図7Bに示される例では、アラーム「AL 2」はディスエーブルされており(「オフ」と呼ばれる状態)、この状態は区域30に「<」記号が表示されていないことでわかる。区域40は「−−−」を表示する。
最後に、第3のアラーム「AL 3」(区域30によって示される)の設定および表示が、図7Cに示される。
このアラームは、「T」時間スケール(図1)を参照している。「T」の文字が区域31に登録され表示され、アラーム「AL 3」は、毎月の15日(区域40)の18時30分(区域41:18 30 −−)に設定される。アラーム「AL 3」はイネーブルされており(「オン」と呼ばれる状態)、この状態は区域30の「AL 3」記号の右側に表示された「<」記号によって表される。区域40は「−−−」を表示する。
好ましくは、腕時計はアラームが作動するとき、操作者の注意を引く音声信号、たとえば所定の一連の「ビープ」音を発する。
理解のために、「AL 3」アラームは、操作者によってスイッチオフされるまで、繰り返される連続する3つの「ビープ」音、「ビーッ、ビーッ、ビーッ、−−−、ビーッ、ビーッ、ビーッ、−−−、ビーッ、ビーッ、ビーッ、など」を採用することができる(ダッシュは発射の休止を表す)。同じことが、他のアラームに利用でき、たとえば、「AL 2」アラーム用に、繰り返される一連の2つの「ビープ」音などである。好ましくは、腕時計1は5つのアラームを含む。
先に詳述したように、時間スケール「T」または「T」の時および分はまた、腕時計のアナログ部分すなわち針2(図1)によって常時表示することができる。
実際的には、当業者には利用可能であり詳細な説明は必要ない、いくつかの他の従来技術を、特に良好な使い勝手を得るために、異なる設定および表示の構成に採用することができる。
しかしながら、本発明に特有の特徴に関して、以下について明らかにすることができる。
・ 「MET」または「PET」の設定は、他の時間スケール(「T」、「GMT」、・・・)で表されたゼロ時刻の日付を設定するものである。基準時間の位置に3つのダッシュ(「−−−」)が表示される場合は、「MET」または「PET」が未定義であることを意味する。
・ 「MET」、「PET」、および「タイマ」(「TMR」)の表示は、それらが時間をカウントダウンしているとき、すなわちプログラムされた「ゼロ」時刻に対応する日付が未来にある場合、「−」記号に関連付けられる。
・ 「ゼロ」時刻を超えたとき、「MET」、「PET」、および「タイマ」は、音声信号、たとえば当該機能を特徴付けるアラームを発することによってこの時刻をマークし、停止せずに順方向にカウントを続ける。理解のために、たとえば「MET」アラームは5秒しか続かないが、「PET」および「タイマ」アラームはより長く(通常30〜60秒)続く。操作者は、これら3つのケースすべてで、時間のカウントを中断せずにアラームを止めることができ、カウントは、停止せずに順方向に続行する。この連続カウントは、「ゼロ」時刻を超えてからの経過時間を操作者に知らせるという点で有利である。
・ 「GMT」は、「GMT」からの時間帯の差に従って設定される「T」と「T」よりも前に、設定されなければならない。
・ 「T」、「T」、または「GMT」は、これら3つの時間スケールの1つでゼロ時刻が定義される「MET」よりも前に設定されなければならない。
・ 「GMT」または「MET」は、時間スケール「GMT」または「MET」のみによってゼロ時刻が定義される「PET」よりも前に設定されなければならない。
・ 好ましい実施形態では、「MET」または「PET」を設定する場合、操作者には、進行中の「ミッション」または「段階」がないことを知らせるために、基準時間なしを選ぶ選択肢が与えられる。「MET」または「PET」は、それぞれ、表示する必要がなくなる。
本発明による腕時計の実用的な実施形態、およびそれを設定するコマンド手段、すなわちデータの入力および登録と、このデータの表示について、図8を参照して次に説明する。
図8では、図1〜7Cのものと同一のすべての要素には同じ参照番号が付されており、必要ない限り再度説明しない。
腕時計1の好ましい実施形態では、腕時計の時間および機能にコマンドを発する(設定および表示)には、4つの押しボタン5、6、7、9で十分である。押しボタンは、腕時計1を調整するためにユーザの腕から取り外す必要がないので、ダイアルボタンより有利である。手を曲げたときにユーザの腕の裏側に固い圧迫点を生じ得る、中央部分へのボタンの配置を避けるように、制御ボタン5、6、7、9は、有利には、まず腕時計1の両側に対照的に、さらに各側の上部(ボタン5、6)と下部(ボタン7、9)に配置される。
ディジタル表示装置の区域30〜41は、以下でフィールドと呼ぶものに分割される。
・区域30:フィールド300、301、302
・区域3:唯一のフィールド31
・区域32:唯一のフィールド320
・区域40:唯一のフィールド410
・ 区域41:フィールド410、411、412
有利には、これらの制御ボタンの操作手順の概要は以下の通りである。
・ 時間スケールおよび機能は、ボタン7の素早い押圧動作によって順番に、あるいはボタン5の素早い押圧動作によって逆順に選択される。
・ 時間または機能の設定モードは、その時間またはその機能の通常の表示から始まり、ボタン5の2秒より長い押圧動作によって開始される。次いでボタン6の連続する押圧動作によって、設定フィールドが循環的に選択される。設定操作の対象となるフィールドは、現在値の点滅によって識別される。サイクル中の最初の調整可能な(点滅している)フィールドは、時間または現在の機能の最初の調整可能パラメータのフィールドである。たとえば「T」の設定に対しては、これはフィールド310に関するが、「TMR」に対する最初の点滅フィールドはフィールド400であり、カウント方向の記号(正または負)を示す。
・ 針によって示す必要がある時間スケール「T」または「T」は、必要な時間スケールの標準の表示中にボタン7および5に同時に長い押圧動作を加えることによって選択される。それによって選択される時間スケールの調整可能なフィールド(「T」または「T」)のサイクルにより、ディジタル表示装置とは独立に針の設定をすることが可能になり、実際には必要なら第3の時間スケールの表示が可能になる。
・ すべての調整可能フィールドの全サイクルの(点滅する)最後のフィールドは、現在設定されている時間または機能を示すものであり、次いでボタン5を押すと設定モードが終了する。設定モード開始後に、フィールド変更の全サイクル中に唯一押されたボタンがボタン6である場合は、再度ボタン5を押すと、現在表示している時間または機能に何も変更を与えずに設定モードが終了する。
・ 「MET」、「AL」、または「PET」設定モードが開始すると、デフォルトの基準時間は、これらの機能に対して行われた前回の設定操作に用いられた時間スケールである。
・ 設定操作時に、ボタン7または5を長く押すことにより、点滅しているフィールド内の文字のスクロールを速くすることによって設定操作が加速される。
・ 「MET」または「PET」または「TMR」がちょうどゼロ時刻を超えたためにアラームが活動化された場合は、ボタン5を素早く押すことにより、腕時計に対するその他の動作なしにアラームが停止する。
理解のために、本明細書末尾の「T」表、「T」表、「GMT」表、「MET」表、「AL」表、「CHR」表、「TMR」表、および「PET」表に、本発明に従う腕時計1の設定を、より詳細に示す。
説明を明瞭にするために、一般に押しボタン5、6、7、9の参照番号は「()」の間に、フィールドの参照番号は「[]」の間に置かれる。さらに、符号「*」は「単一または反復する短い押圧動作」を意味し、符号「**」は「通常2秒より長い押圧動作」を意味する。
図9は、本発明による腕時計1の動作に必要な電子回路8を、ブロック図によって概略的に示す。
4つの制御ボタン5、6、7、9は、腕時計1にデータを登録するための入力構成要素として働く。
前記各ボタンの片側は、押しボタンが操作されたとき任意に論理「1」を表す電源たとえば正の「V+」に結合され、他の側は「デコーダ」と呼ぶ論理回路80に結合される。
このデコーダは、(標準論理回路「AND」、「OR」、「EXCLUSIVE−OR」などをベースとする)組合せ論理回路、および順序論理回路、ならびにパルスカウンタおよびカウントダウンカウンタを含む。これはクロック回路およびタイムベース83によって生成され、全体的に参照符号Hxで示される複数のクロック信号を受け取る。
クロック信号Hxを生成する回路は、それ自体は従来の方式で水晶830によって制御される。クロック信号Hxは、他の回路ブロック8に適切に分配され、特に腕時計1の表示装置、すなわちディジタル表示装置3、4、5、およびアナログ表示装置2のためのタイムベースとして働く。
図8の説明に関連して先に詳述したように、デコーダ回路80は、制御ボタン5〜7の1つを短く押すことによって受ける一意のクロックパルス、これらのパルスの組合せ、および/またはこれらのボタン5〜7の1つまたは複数への定められた期間すなわち長い押圧動作の、いずれかを検出する。
回路8は、双方向データ伝送のバス87の周りに従来の方式で構成される。
デコーダ80の出力は、このバス87に結合され、上記の設定時のデータ入力操作は、このバス87を介して、「ROM」(「リードオンリメモリ」)タイプまたは代替として同様なタイプの不揮発性メモリからなる読出し専用メモリユニット82に結合された、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含む中央ユニット81に送られる。このメモリユニット82は、それ自体は知られた形で、マイクロプロセッサ81のコマンドの下で回路8の動作を管理するファームウェアすなわちマイクロ命令を記憶する。
回路8はまた、たとえば「RAM」(「ランダムアクセスメモリ」)と呼ばれるタイプおよび/または複数のメモリレジスタからなるランダムアクセスメモリユニット84を含む。
このメモリ84は、制御ボタン5〜7を用いて登録される設定データを記憶するための記憶領域、および特に「GMT」、「T」、「T」、「MET」、および「PET」専用の5つの記憶領域840〜844、ならびに様々なアラーム用の84x領域を含まなければならない。実際には、より多くの記憶領域が必要である。これらは、永久的または非永久的に、「計時されるべき期間」などの値に割り当てられる。さらに、マイクロプロセッサ81、およびメモリ82に記憶されたファームウェアのコマンドの下で、上記のデータまたはこのデータの組合せを用いて、たとえば「GMT」または「MET」時間スケールを用いて「PET」を生成し表示するために、様々な値が計算される。これらの計算により中間値が生成され、中間値もまたランダムアクセスメモリ84の領域に記憶される必要がある。
バス87はまた、2つの表示装置ユニット、すなわちアナログ表示の針2、より具体的には駆動モータ20または同様な代替構成要素、ならびにディジタル表示の3および4へのコマンド信号を分配する出力インターフェースユニット85に接続される。好ましくは、モータ20は順方向クロックパルスを受け取るステップモータである。
この出力インターフェースユニット85はまた、音声アラーム信号生成ユニット86に送られる電気的コマンド信号を生成する。
以上を読むことにより、本発明がその設定された目的を効果的に達成することが容易に確認される。
しかし、本発明は、特に図1〜9に関連して明示的に説明した実施形態の例のみに限定されないことが明らかにされるべきである。
たとえば、音声アラームは、視覚型、振動型など他のタイプのアラームと置き換えまたは併用することができる。
最後に、数値例は、より良い理解のために示したものにすぎず、本発明の範囲に対するいかなる種類の制限を含むものではない、それらは、当業者には容易に入手可能な技術的選択から導かれる。
特に、腕時計は、5つより多いアラームおよび2つより多い地方時間帯を含むことができる。




Figure 0004871277
「T」表
「T」が、針2の時間スケールとして選択されると仮定する(針2の設定はディジタル表示装置3〜4の値とは無関係であり、「T」のディジタル表示に対して差異がある場合に、装置上の針2を手動で再調整するためのみに用いられる)。
初期設定操作での「T」のデフォルト値は、「GMT」に等しい。
(7)*または(5)* [300]=「T」となるまで。
(5)** [310]が点滅し、「GMT」を示す。
(7)*または(5)* フィールド[310]内の「GMT」または「H−M」の点滅表示を選択するために用いる。
[310]=「GMT」なら、時間帯の差の設定が開始する。
(6)* [320]が点滅し、現在の時間帯の差の値を示す。
(7)*または(5)* [320]=必要な時間帯の差となるまで。
次いで、それに従ってフィールド[6]および[7]が変更される。時針は、時間帯の差の調整に追従する。(分と秒は、「GMT」を設定するときだけ補正できる。)
(6)* [300]が点滅する。
(5)* 「T」は標準の表示に戻り、時間帯の差の変更が組み込まれる。
[310]=「H−M」なら、ディジタル表示装置に影響を与えずに、針の設定が開始する。
(6)* フィールド[310]で「H」が点滅する。
(7)*または(5)* 時針が必要な時間を示すまで。時針は自動的に、現在の分針の位置に従って、2つの時間目盛の間で正確に位置決めされる。
(6)* フィールド[310]で「M」が点滅する。
(7)*または(5)* 分針が必要な分を示すまで。分針は自動的に、フィールド[412]に示される現在の秒の値に従って、2つの30分目盛の間で正確に位置決めされる。
(6)* [300]が点滅する。
(5)* 腕時計1は針2の設定モードから抜け出て、針2は選択された時間スケール(選ばれた例では「T」)に正確に追従する。
「T」表
「T」は「T」と同様にして設定される。針2が「T」を表しており、操作者が「T」設定時に針を設定したい場合は、設定を進める前に、(7)と(5)を同時に2秒より長く押すことによって、針2のための時間スケールとして「T」を選択しなければならない。
針2の時間および分での可能な独立の設定により、アナログ時刻(針2)を、全時間で「GMT」と違わない時間帯に調整することができる。
「GMT」表
初期設定での「GMT」のデフォルト値は、「00年1月1日、月曜、0時00分00秒」(英語で、「Monday 1st January Oh OOm OOs of the year 00」)である。
(7)*または(5)* [300]=「GMT」となるまで。
(5)** 前回の設定時に選択された言語(たとえば、仏語は「F」、英語は「E」、またはスペイン語は「S」)が、[310]内で点滅する。
(7)*または(5)* フィールド[310]に必要な言語が現れるまで。
(6)* 前回設定された年を示す2つの数字「YY」が、[310]内で点滅する。
(7)*または(5)* 「YY」=現在の年の最後の2つの数字となるまで。
(6)* [320]が点滅し、現在の月の値を示す。
(7)*または(5)* [320]=必要な月となるまで。24個の値、すなわち12個の可能な月の数値と、上記の「GMT」の設定操作の最初のステップで選択された言語での12個の月の名(3文字に短縮)が提示される。
(6)* [400]が点滅し、月内の日の現在の値を示す。
(7)*または(5)* [400]=必要な日となるまで。
(6)* [410]が点滅し、時刻の現在の値を示す。
(7)*または(5)* [410]=必要な時刻となるまで。時針は、設定された時間と同じ量だけ、インクリメントまたはデクリメントされる。
(6)* [411]が点滅し、分の現在の値を示す。
(7)*または(5)* [411]=必要な分となるまで。分針は、設定された分と同じ量だけ、インクリメントまたはデクリメントされる。
(6)* [412]が点滅し、秒の現在の値を示す。
(7)*または(5)* [412]=必要な秒となるまで。分針は、現在の秒の調整に追従する。
(6)* [300]が点滅する。
(7)* 「M.D.h.m.s.」の表示と「ddd.h.m.s.」の表示の間で交替する。
(5)* 上述の操作で設定された時刻値を始点として、「GMT」が時間のカウントを開始する。それに従って自動的に、時間「T」(ディジタルおよびアナログ)、「T」、および「MET」も補正される。
時針および分針は単に、時間および分に対してそれぞれボタン(7)および(5)に加えられた押圧動作の回数に追従し、腕時計1の表面上に得られるディジタル値とは無関係であることに留意すべきである。分針を2つの分目盛の間で高精度に位置決めするのに、秒のディジタル値が有効に用いられるだけである。
「MET」表
METが初めて設定されるときは、デフォルト設定により、[310]=−−−であり、後に続くすべてのフィールドはゼロに初期化され、これは現在定義された「MET」がないことを意味する。
(7)*または(5)* [300]=「MET」となるまで。
(5)** [310]が点滅し、「MET」の前回の設定操作に用いられた時間スケールを示す。
(7)*または(5)* [310]=必要な時間スケール、または「MET」の使用が完了した場合は「−−−」となるまで。
設定のステップは、選択されたスケールに応じて以下のように異なる。
「MET」の設定のための時間基準として「GMT」が選択されている場合:(初期設定時のデフォルト設定では、ゼロ時刻は「001日0時00分00秒」であり、カレンダ上には0日目は存在しないので、これは新年への切替えに対応する。)
(6)* [400]が点滅し、前回の設定操作に用いられた、年日数(001と366の間)を示す。
(7)*または(5)* [400]=ゼロ時刻に必要な年日数となるまで。
(6)* [410]が点滅し、前回の設定操作に用いられたゼロ時刻の時間を示す。
(7)*または(5)* [410]=ゼロ時刻に必要な時間となるまで。
(6)* [411]が点滅し、前回の設定操作に用いられたゼロ時刻の分を示す。
(7)*または(5)* [411]=ゼロ時刻に必要な分となるまで。
(6)* [412]が点滅し、前回の設定操作に用いられたゼロ時刻の秒を示す。
(7)*または(5)* [412]=ゼロ時刻に必要な秒となるまで。
(6)* [300]が点滅する。
(5)* METは、新しいゼロ時刻の値までの残余時間、またはそれからの経過時間をカウントし、表示する。
操作者が、「GMT」時間スケールで「月−日」で表された日付により、「MET」を設定することを好む場合は、まず上記の「GMT」設定の指示に従って、この表示モードを「GMT」に選択しなければならない。「MET」は以下に述べるように、「MET」を「T」または「T」に従って設定するのと全く同じ方法で、「GMT」に従って設定される。
「MET」設定の時間基準として、「T」または「T」が選択される場合:(初期設定のデフォルト設定では、ゼロ時刻は「1月1日0時00分00秒」である。)
(6)* [320]が点滅し、前回の設定操作に用いられた月を示す。
(7)*または(5)* [320]=ゼロ時刻に必要な月となるまで。提示される月の値は、基準として選択された時間スケールでの月の表示モードと同じタイプの数値またはテキストである。
(6)* [400]が点滅し、前回の設定操作に用いられた、月内の日の値を示す。
(7)*または(5)* [400]=ゼロ時刻に必要な日となるまで。
(6)* [410]が点滅し、前回の設定操作に用いられたゼロ時刻の時間を示す。
(7)*または(5)* [410]=ゼロ時刻に必要な時間となるまで。
(6)* [411]が点滅し、前回の設定操作に用いられたゼロ時刻の分を示す。
(7)*または(5)* [411]=ゼロ時刻に必要な分となるまで。
(6)* [412]が点滅し、前回の設定操作に用いられたゼロ時刻の秒を示す。
(7)*または(5)* [412]=ゼロ時刻に必要な秒となるまで。
(6)* [300]が点滅する。
(5)* 「MET」は、新しいゼロ時刻の値までの残余時間、またはそれからの経過時間をカウントし、表示する。
設定操作の開始時に、フィールド[310]で「−−−」が選択された場合は、後に続くすべてのフィールドはゼロを示す。
(6)* [300]が点滅する。
(5)* 「MET」は未定義のまま、設定操作を終了する。
「AL」表
初期設定での5つのアラームのデフォルト値は、「GMT」スケールで、「1月1日月曜0時00分00秒」であり、アラームはディスエーブルされている。
(7)*または(5)* [300]=「AL」となるまで。[301]は、最後に呼ばれたアラーム番号を示し、これは初期設定のデフォルト設定では「1」である。
(6)* [301]=読出しまたは設定操作を行うために必要なアラーム番号となるまで。
(5)** [300]および[302]が点滅し、[302]はデフォルト設定により、アラームがイネーブルされていることを意味する「<」記号を示す。
(7)*または(5)* アラームを非選択、または再選択することができる。行われた選択は、「<」記号が点滅しているか、または全くないことによって示される。
(5)** (任意選択)唯一の修正がアラームの選択または非選択であったとき、設定モードを終了する。
(6)* [310]が点滅し、前回の設定操作に用いられた時間スケールを示す。
(7)*または(5)* [310]=必要な時間スケールとなるまで。
(6)*とそれに続く(7)*または(5)*のシーケンスは、すべてのフィールドが必要な値に設定されるまで繰り返される。この設定は次のように行われる。アラームの設定時に、パラメータ「M」、「J」、「D」(「T」または「T」のケース)、または「d」(「GMT」または「MET」のケース)のうち1つが「空」のままの場合、アラームは、指定された時間および分で、各パラメータの値に対して、反復される。
(6)* [300]および[301]が点滅するまで。
(5)* 設定モードを終了する。
「CHR」表
「CHR」の初期設定操作で、すべての調整可能なフィールド[310]、[410]、[411]、および[412]は、デフォルト設定によってゼロの値に初期化される。
(7)*または(5)* [300]=「CHR」となるまで。クロノグラフ「CHR」に対して行われた前回の操作の、現在の時間、または停止された時間が表示される。
(5)** [310]、[410]、[411]、および[412]は、ゼロにリセットされる。クロノグラフ「CHR」がすでにゼロにリセットされている場合、または操作者が、前回の停止で表示されている時間を始点としてクロノグラフを開始したい場合は、この操作は不要である。
クロノグラフ「CHR」の標準的な使用
(6)* クロノグラフ「CHR」を開始する。
(9)* (任意選択)停止し、途中時間を表示する。CHRは、表示されている時間が、クロノグラフ「CHR」の現在の時間ではないことを示すために点滅する。
(9)* (任意選択の操作) 途中時間をキャンセルし、(6)*によってすでに停止されたか、停止されていないクロノグラフ「CHR」の現在の時間の表示に戻る。
(6)* 現在の時間を停止する。
(7)*または(5)* 任意の時点で、別の時間または機能を選択するため、およびその現在の動作を変更せずに「CHR」機能の表示から抜け出るために用いることができる。
「TMR」表
「TMR」の初期設定操作で、すべての調整可能なフィールド[410]、[411]、および[412]は、デフォルト設定によってゼロの値に初期化される。
(7)*または(5)* [300]=「TMR」となるまで。「TMR」に対して行われた前回の操作の、現在の時間または停止された時間を表示する。
(5)** 前回の設定操作から「TMR」がすでに使用されている場合は、すべての調整可能なフィールド[400]、[410]、[411]、および[412]は、前回の設定値に再初期化される。「TMR」は 直ちに使用することができる。前回の設定操作から「TMR」がまだ使用されていない場合は、この操作により、次のステップで述べる設定モードが直ちに呼び出される。
(5)** [400]が点滅し、デフォルト設定により負号「−」を示す。「TMR」は設定モードに入る。
(7)*または(5)* 必要なら、フィールド[400]の記号を変更する。また、[410]、[411]、および[412]はゼロに再初期化される。[400]が「+」記号を示す場合は、「TMR」機能が開始されたときに示された値を始点として順方向に時間がカウントされる。
(6)* [410]が点滅し、[400]が変更されていない場合は、デフォルト設定によって前回の設定操作での時間値を示す。そうでない場合、デフォルト値はゼロである。
(7)*または(5)* [410]=必要な時間となるまで。
(6)* [411]が点滅し、[400]と[410]が変更されていない場合は、デフォルト設定によって前回の設定操作での分の値を示す。そうでない場合、デフォルト値はゼロである。
(7)*または(5)* [411]=必要な分となるまで。
(6)* [412]が点滅し、[400]、[410]、および[411]が変更されていない場合は、デフォルト設定によって前回の設定操作での秒の値を示す。そうでない場合は、デフォルト値はゼロである。
(7)*または(5)* [412]=必要な秒となるまで。
(6)* [300]が点滅する。
(5)* 「TMR」の設定が完了する。次のように使用する準備ができる。
(6)* 「TMR」を交互に開始または停止する。
(7)*または(5)* 任意の時点で、別の時間または機能を選択するため、およびその現在の動作を変更せずに「TMR」機能の表示から抜け出るために用いることができる。
「PET」表
「PET」の初期設定操作では、デフォルト設定によって[310]=−−−であり、後に続くすべてのフィールドはゼロに初期化され、これは現在定義されているPETがないことを意味する。
(7)*または(5)* [300]=「PET」となるまで。
(5)** [310]が点滅し、PETの前回の設定操作に用いられた時間スケールを示す。
(7)*または(5)* [310]=「MET」、「GMT」、または操作者が「PET」の使用を停止したい場合は「−−−」となるまで。
「PET」を定義する時間スケールとして、「MET」または「GMT」が選択された場合。(初期設定操作でのデフォルト設定により、ゼロ時刻は、「MET」に対しては「000日0時00分00秒」、「GMT」に対しては「001日0時00分00秒」である。)
(6)* [400]が点滅し、前回の設定操作に用いられた「MET」または「GMT」の日(「MET」に対しては−99と999の間、「GMT」に対しては001と366の間)を示す。
(7)*または(5)* [400]=ゼロ時刻に必要な「MET」または「GMT」の日となるまで。
(6)* [410]が点滅し、前回の設定操作に用いられたゼロ時刻の時間を示す。
(7)*または(5)* [410]=ゼロ時刻に必要な時間となるまで。
(6)* [411]が点滅し、前回の設定操作に用いられたゼロ時刻の分を示す。
(7)*または(5)* [411]=ゼロ時刻に必要な分となるまで。
(6)* [412]が点滅し、前回の設定操作に用いられたゼロ時刻の秒を示す。
(7)*または(5)* [412]=ゼロ時刻に必要な秒となるまで。
(6)* [300]が点滅する。
(5)* 「PET」は、「MET」または「GMT」時間スケールで表された新しいゼロ時刻の値までの残余時間、またはそれからの経過時間をカウントし、表示する。
設定操作の開始時に、フィールド[310]内で「−−−」が選択された場合は、後に続くすべてのフィールドはゼロを示す。
(6)* [300]が点滅する。
(5)* 「PET」は未定義のまま、設定操作を終了する。
本発明による腕時計の操作手順、および主要時間スケールの相互依存性を概略的に示すタイムチャートである。 本発明の好ましい実施形態による腕時計の外部構成の概略上面図である。 「GMT」(世界時)と呼ばれる機能の設定および表示を示す図である。 「GMT」(世界時)と呼ばれる機能の設定および表示を示す図である。 特定の地方時間帯に対応する時間スケールの設定および表示を示す図である。 特定の地方時間帯に対応する時間スケールの設定および表示を示す図である。 それぞれ現地および世界時間スケールに対して、「MET」と呼ばれる、宇宙ミッションの開始時刻に対応する日付の設定および表示を示す図である。 それぞれ現地および世界時間スケールに対して、「MET」と呼ばれる、宇宙ミッションの開始時刻に対応する日付の設定および表示を示す図である。 宇宙船の出発前の、「MET」の表示を示す図である。 宇宙ミッションの開始日付に対する、「PET」と呼ばれる宇宙ミッションの一段階の開始時刻に対応する日付の設定および表示を示す図である。 宇宙ミッションの開始日付に対する、「PET」と呼ばれる宇宙ミッションの一段階の開始時刻に対応する日付の設定および表示を示す図である。 3つのアラームの設定および表示を示す図である。 3つのアラームの設定および表示を示す図である。 3つのアラームの設定および表示を示す図である。 図1の腕時計の表示構成要素および押しボタンコマンド構成要素を、より詳細に示す図である。 本発明による腕時計が正しく動作するために必要な主要電子回路を概略的に示すブロック図である。

Claims (9)

  1. 日時および/または継続時間データ用の入力および登録手段と、前記入力されたデータを記憶するための記憶手段と、計算手段およびクロック信号生成手段と、前記登録されたデータおよび/またはこのデータを用いて前記計算手段および前記クロック信号を生成する手段のコマンドの下で生成されるデータを表示するための少なくともディジタル表示手段とを含む、航行支援用の腕時計型電子計時器であって、前記航行は第1の所定のイベントの開始日時に関連付けられ、前記データ入力および登録手段(5〜7、9、80)、ならびに前記記憶手段(84)は、グリニッジ子午線によって決まる世界時と呼ばれる時間に関連付けられた第1の開始日時を登録し記憶するように構成され、かつ開始日時が前記第1の日時である第1の時間スケール(GMT)を生成するように構成され、前記データ入力および登録手段(5〜7、9、80)、ならびに前記記憶手段(84)は、前記第1の所定のイベントに対応する、ミッション開始と呼ばれる第2の開始日時(t)を任意の時点で登録し記憶するように構成され、かつ前記第1の時間スケール(GMT)または地方時間(T )(T 2 を基準として決定される第2の時間スケール(MET)を生成するように構成され、
    前記ミッションが1つまたは複数の段階に分割され、前記データ入力および登録手段(5〜7、9、80)、ならびに前記記憶手段(84)は、前記段階の1つの開始に対応する、所定の第2のイベントに対応する第5の開始日時(t’ )を登録し記憶するように構成され、かつ第5の時間スケール(PET)を生成するように構成され、前記データ入力および登録手段(5〜7、9)の選択操作により、前記第5の時間スケール(PET)が、前記第1(GMT)、または第2(MET)の時間スケールのうちの1つを基準として決まり、
    前記ディジタル表示手段(4)は、前記最初の開始日時(t)が未来である場合はミッション開始までの負と呼ばれる時間値、この日時(t)が過ぎている場合はミッション開始からの正と呼ばれる時間値を前記第2の時間スケール(MET)に基づいて表示し、
    前記ディジタル表示手段(40)は、前記第5の開始日時(t’ )が未来である場合は前記段階開始までの負と呼ばれる時間値、この日時(t’ )が過ぎている場合は前記段階開始からの正と呼ばれる時間値を前記第5の時間スケール(PET)に基づいて表示することを特徴とする電子計時器。
  2. 前記データ入力および登録手段(5〜7、9、80)、ならびに前記記憶手段(84)は、ローカルと呼ばれる第1の時間帯に対応する少なくとも第3の開始日時を生成するための時間帯の差のデータを登録し記憶するように構成され、かつ開始日時が前記第3の日時である第3の時間スケール(T)を生成するように構成され、前記データ入力および登録手段(5〜7)の選択操作により、前記第2の時間スケール(MET)が、前記第1(GMT)または第3(T)の時間スケールのうちの1つを基準として決まることを特徴とする、請求項1に記載の計時器。
  3. 前記データ入力および登録手段(5〜7、9、80)、ならびに前記記憶手段(84)は、ローカルと呼ばれる第2の時間帯に対応する少なくとも第4の開始日時を生成するための時間帯の差のデータを任意の時点で登録し記憶するように構成され、かつ開始日時が前記第4の日時である第4の時間スケール(T)を生成するように構成され、前記データ入力および登録手段(5〜7、9)の選択操作により、前記第2の時間スケール(MET)の前記生成が、前記第1、第3、または第4の時間スケールのうちの1つを基準として決まることを特徴とする、請求項2に記載の計時器。
  4. 複数のアラーム手段(86)を含み、前記データ入力および登録手段(5〜7、9、80)、ならびに前記記憶手段(84)が、前記時間スケールの1つに対する、前記アラーム手段(86)の1つを選択的に活動化させる日時を登録し記憶するように構成されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の計時器。
  5. 前記アラーム手段(86)が、数が5つのアラーム(AL 1、AL 2、AL 3)を生成することを特徴とする、請求項4に記載の計時器。
  6. 前記アラーム手段(86)は音声信号を送出し、前記音声信号が「ビープ」音のシーケンスを含み、前記シーケンスは互いに異なり、それぞれが前記アラーム(AL 1、AL 2、AL 3)の1つと選択的に関連付けられることを特徴とする、請求項4または5の一項に記載の計時器。
  7. 前記データ入力および登録手段が4つの押しボタン(5〜7、9)を含み、前記データ入力および登録が、前記押しボタン(5〜7、9)の1つ、またはこれらの押しボタン(5〜7、9)の所定の組合せへの短い押圧動作、あるいは定められた期間の長い押圧動作によって行われることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の計時器。
  8. 前記メモリ手段(84)が、少なくとも前記第1から第5の開始日時および前記アラーム日時を特徴付けるデータを記録するための、複数のランダムアクセスメモリ領域(840〜8444、84)を含むことを特徴とする、請求項4に記載の計時器。
  9. 前記第3(T)または第4(T)の時間スケールの1つを表示するための、針(2)を有するアナログ表示手段を含むことを特徴とする、請求項4に記載の計時器。
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