JP4871052B2 - 遊技媒体計数装置 - Google Patents

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本発明は、遊技媒体を計数する遊技媒体計数装置に関する。
パチスロ機等を設置した遊技店では、遊技客がパチスロ機で獲得した遊技媒体であるメダルを計数するための遊技媒体計数装置であるメダル計数機が設置されている。
このメダル計数機では、遊技客が獲得したメダルがメダル計数機のホッパに投入されることにより、ホッパの下側の回転円盤上にメダルを受け入れ、この回転円盤を回転させることで、この回転円盤との摩擦力および遠心力を利用してメダルを回転円盤の外周へ移動させ、回転円盤の周囲に対向配置された周壁部材でメダルの外方への移動を規制しつつ、メダルを周壁部材に沿って移動させて整列させ、周壁部材の一部を構成するとともに回転円盤の上面に対向して設けられたゲート部で回転円盤上のメダルを厚み方向に1枚ずつ通過させ、ゲート部の下側を1枚ずつ通過したメダルを計数部で計数している。
このようなメダル計数機では、1台のメダル計数機にホッパ、回転円盤および計数部等を含む1つの計数ユニットを備えたものが一般的であるが、メダル計数能力の向上等を目的として1台のメダル計数機に2つの計数ユニットを並設したものもある。この2つの計数ユニットを並設したメダル計数機では、一方の計数ユニットに異常が発生した場合、その一方の計数ユニットのホッパを外して異常を解除することができ、その間に、他方の正常な計数ユニットでは計数を可能とし、完全に計数停止してしまうのを防止している(例えば、特許文献1参照)。
実公平7−6933号公報(第1−2頁、第1−3図)
しかしながら、メダル計数機の評価段階で確認したスペックが、市場での実使用条件、メダル等においては異なる可能性がある。1台のメダル計数機に計数ユニットが1つであれば、異常となる兆候があっても、それが正常範囲なのか異常に近いのか判断できないため、異常が発生した時点でメダル計数機を停止させざるを得ない。
このことは、例えば、メダル計数機の稼働率の低い時間帯に点検をしていれば防げるようなセンサダウン等を、メダル計数機の稼働率の高い時間帯に発生させてしまい、利用者に不都合を与えることになる。さらに、定期点検で交換すれば予防できたはずの消耗品の劣化による不具合から、余分なメンテナンスを必要とすることになる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、計数ユニットに異常が発生するのを予測することにより、異常が発生する前に対処でき、計数停止に至るのを防止できる遊技媒体計数装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の遊技媒体計数装置は、1つの遊技媒体計数装置内に設けられ、同じ構造でかつ同じ動作によって遊技媒体を計数する複数の計数ユニットと、前記1つの遊技媒体計数装置内に1つ設けられ、前記複数の計数ユニットから、各計数ユニットが計数処理に伴って動作したときの動作情報を取得する情報取得手段と、前記1つの遊技媒体計数装置内に1つ設けられ、前記情報取得手段で取得した前記複数の計数ユニットの動作情報を記憶する記憶手段と、前記1つの遊技媒体計数装置内に1つ設けられ、前記情報取得手段で取得した前記複数の計数ユニットの動作情報を比較する比較手段と、前記1つの遊技媒体計数装置内に1つ設けられ、前記複数の計数ユニットを制御する制御手段とを具備しているものである。
請求項2記載の遊技媒体計数装置は、請求項1記載の遊技媒体計数装置において、前記比較手段で比較した前記複数の計数ユニットの動作情報の相違点から異常の発生を予測する異常発生予測手段と、この異常発生予測手段で異常の発生が予測された場合に報知させる報知手段とを具備しているものである。
請求項3記載の遊技媒体計数装置は、請求項2記載の遊技媒体計数装置において、前記報知手段は、所定の報知条件を満たしかつ前記異常発生予測手段で継続的な異常の発生を予測している場合にのみ報知させるものである。
請求項4記載の遊技媒体計数装置は、請求項1ないし3いずれか記載の遊技媒体計数装置において、計数中の前記計数ユニットの異常の発生を検知する異常検知手段と、計数中に異常が発生した前記数ユニットについて異常解除動作させる異常解除手段とを具備し前記制御手段は、前記複数の計数ユニットが同時に計数していて、それらのうちのいずれかの計数ユニットに異常が発生したことを前記異常検知手段で検知した場合、正常な計数ユニットで計数を継続する間、前記異常解除手段で異常が発生した計数ユニットについて繰り返し異常解除動作させるものである。
請求項5記載の遊技媒体計数装置は、請求項1ないし4いずれか記載の遊技媒体計数装置において、前記比較手段は、前記情報取得手段で取得される前記計数ユニットの最新の動作情報と前記記憶手段に記憶されている以前の動作情報とを比較するものである。
請求項1記載の遊技媒体計数装置によれば、1つの遊技媒体計数装置内に同じ構造でかつ同じ動作によって遊技媒体を計数する複数の計数ユニットを備え、これら複数の計数ユニットから各計数ユニットが計数処理に伴って動作したときの動作情報を取得し、複数の計数ユニットの動作情報を比較することにより、正常であれば複数の計数ユニットの動作情報は同等であるはずであるので、計数ユニットの動作が正常なのか異常に近いのか等の判断が可能となり、異常の発生を予測することが可能となり、異常が発生する前に対処できる。
請求項2記載の遊技媒体計数装置によれば、請求項1記載の遊技媒体計数装置の効果に加えて、複数の計数ユニットの動作情報の相違点から異常の発生を予測し、この異常の発生が予測された場合に報知させるため、異常が発生する前に対処でき、計数停止に至るのを防止できる。
請求項3記載の遊技媒体計数装置によれば、請求項2記載の遊技媒体計数装置の効果に加えて、例えば緊急性を要する動作項目等に関する所定の報知条件を満たし、かつ継続的な異常の発生を予測している場合にのみ報知させることにより、例えば定期点検等の時点で対処すればよく、直ぐに報知する必要のない場合には報知せず、緊急性を要する場合とそうでない場合とで区別して適切に報知できる。
請求項4記載の遊技媒体計数装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の遊技媒体計数装置の効果に加えて、複数の計数ユニットが同時に計数していて、それらのうちのいずれかの計数ユニットに異常が発生したことを検知した場合、正常な計数ユニットで計数を継続する間、異常が発生した計数ユニットについて繰り返し異常解除動作させて自動的に異常を解除できれば、人手の介在を低減できる。
請求項5記載の遊技媒体計数装置によれば、請求項1ないし4いずれか記載の遊技媒体計数装置の効果に加えて、取得した計数ユニットの動作情報を記憶手段に記憶しておき、計数ユニットの最新の動作情報と記憶手段に記憶されている以前の動作情報とを比較することにより、異常の発生を予測することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図2ないし図5に示すように、遊技媒体計数装置としてのメダル計数機11は、計数装置本体としてのメダル計数機本体12を有し、このメダル計数機本体12の前面に対して左右2箇所には、同じ構造でかつ同じ動作によって計数媒体としてのメダルを計数する2つの計数ユニット13が並設されている。
メダル計数機本体12の前面には、遊技店の係員等が持つキー14が差し込まれてメダル計数機11の設定を切り換える切換スイッチ部15、メダルに混入して投入された異物や硬貨等が各計数ユニット13から排除される返却箱16が取出可能に配設されている。
メダル計数機本体12の上面後部側には、タッチパネルで構成されて操作部および表示部の機能を有する表示パネル17、各計数ユニット13でのメダル詰まり等の異常の発生時等に発光する左右の表示部18が配設されている。
次に、各計数ユニット13は、メダルを受け入れるホッパ21、このホッパ21の下方に配置されてメダルを1枚ずつ分離して繰り出す繰出機構22、この繰出機構22から1枚ずつ分離して繰り出されるメダルをメダル計数機本体12の後方へ向けて搬送しながら計数する通路部23等を有している。
ホッパ21は、箱や袋から投入されるメダルを受け入れて貯め、底部に設けられた開口25からメダルを適量ずつ繰出機構22に供給する。2つのホッパ21は、互いに他のホッパ21と重なることなくかつ押えることなく、独立してメダル計数機本体12に着脱可能としている。ホッパ21には、2つのホッパ21をメダル計数機本体12に装着した状態で組み合わされて1つの枠状のホッパ枠26を構成する枠部27が形成され、この枠部27の内側に開口25を有するホッパ部28が形成されている。
ホッパ枠26の中央には2つのホッパ21のホッパ部28の縁部が配置される仕切部29が形成されている。この仕切部29には、2つのホッパ21のホッパ部28の縁部間にメダルが入り込まないように、2つのホッパ21のホッパ部28の縁部が互いに凹凸係合して組み合わされる凹凸係合部30が形成されている。
また、繰出機構22は、回転円盤32を有し、この回転円盤32の上方に、ホッパ21に投入されたメダルを回転円盤32の周辺部よりも内側の中央域に導く筒状のガイド体33が配設されている。このガイド体33は、回転円盤32の上面との隙間がメダルの直径より小さく、メダルが回転円盤32と平行となって回転円盤32の中心側から周辺部へ適量ずつ移動するように設定されている。回転円盤32上の中心には、メダルを回転円盤32の周辺部に導くキャップ34が配置されている。
回転円盤32の周囲に対向して図示しない周壁部材が配設され、この周壁部材一部を構成して回転円盤32上のメダルを厚み方向1枚ずつ通路部23に通過させる図示しないゲート部が配設されている。
そして、回転円盤32の上面にメダルを平面方向に載せた回転円盤32を高速で正転させることにより、メダルと回転円盤32との摩擦力および遠心力によって、回転円盤32上のメダルを回転円盤32の周辺部へ移動させ、ゲート部の下側を1枚ずつ通過させて通路部23へ1枚ずつ繰り出す。
また、通路部23は、メダルが載る通路面およびこの通路面に載るメダルの両側縁をガイドする両側のガイド等で構成され、回転円盤32の側部からメダル計数機本体12の後方へ向かって延設されている。通路部23の上方には、通路面にメダルを押し付けながら搬送する搬送ベルト36が配設されている。通路部23の通路面には、メダル以外の異物や硬貨等を排除して返却箱16へ返却する図示しない排除口が形成され、この排除口より下流側にメダルを計数する計数部37が配設されている。通路部23を通過したメダルはメダル計数機本体12の後部側から外部へ送り出されて回収される。
次に、図1に示すように、メダル計数機11を制御する制御部41は、2つの計数ユニット13、表示パネル17等を制御する。
制御部41は、計数ユニット13の異常を予測して必要に応じて報知する異常予測処理に関して、次の機能を有している。
2つの計数ユニット13から、各計数ユニット13が計数処理に伴って動作したときの同じ動作項目の動作情報(稼動情報)を取得する情報取得手段43の機能。取得する動作情報としては、例えば、回転円盤32や搬送ベルト36の駆動部の回転数、メダル詰まりの解除のための回転円盤32の逆回転頻度、計数部37での計数速度、各種パルス情報、応答速度、各種センサからの信号等が含まれる。
情報取得手段43で取得した2つの計数ユニット13の動作情報を比較する比較手段44の機能。
比較手段44で比較した複数の計数ユニット13の動作情報の相違点から異常の発生を予測する異常発生予測手段45の機能。同じ構造でかつ同じ動作によってメダルを計数する2つの計数ユニット13は、略同じ動作情報が得られるはずであるが、そうでない場合に異常の発生を予測する。
異常発生予測手段45で異常の発生が予測された場合に報知させる報知手段46の機能。この報知手段46は、例えば緊急性を要する動作項目等に関する所定の報知条件を満たし、かつ異常発生予測手段45で継続的な異常の発生を予測している場合にのみ報知させる。この報知手段46による報知には、表示パネル17での表示、表示部18での表示、スピーカやブザーによる音声や音の発生等が含まれ、さらに、例えば、外付けの標識灯、遊技店の係員が装着している通信機、遊技店のカウンターや事務所の管理装置等の外部機器へ出力して報知させるようにしてもよい。
計数中の計数ユニット13のメダル詰まり等の異常の発生を検知する異常検知手段47の機能。この異常検知手段47は、例えば、ゲート部分でメダル詰まりが発生した場合、ゲート部と回転円盤32との間にメダルを噛み込んだために回転円盤32が停止することを利用して検知したり、計数部37でのメダル検知が無くなることを利用して検知したり、メダル詰まりをセンサで直接検知してもよい。
計数中に異常が発生した計数ユニット13について異常解除動作させる異常解除手段48の機能。異常解除手段48では、例えば、メダル詰まりが発生して停止した回転円盤32に対して逆回転と正回転との制御を複数回繰り返させる。
2つの計数ユニット13が同時に計数していて、それらのうちのいずれかの計数ユニット13に異常が発生したことを異常検知手段47で検知した場合、正常な計数ユニット13で計数を継続する間、異常解除手段48で異常が発生した計数ユニット13について繰り返し異常解除動作させる制御手段49の機能。
また、制御部41は、情報取得手段43で取得した各計数ユニット13の動作情報を記憶する記憶手段50を備えている。
比較手段44は、複数の計数ユニット13の同鎖錠を比較する機能とともに、情報取得手段43で取得される計数ユニット13の最新の動作情報と記憶手段50に記憶されている以前の動作情報とを比較する機能も有している。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
まず、通常処理について説明する。遊技客等により、メダルが一方または両方のホッパ21に投入され、計数開始が表示パネル17で指示されると、メダル計数動作を開始する。なお、計数開始の指示は、ホッパ21を通じて回転円盤32上にメダルが投入されたことをセンサ等で検知して自動的にメダル計数動作を開始してもよい。
メダル計数動作を開始すると、回転円盤32が正回転し、メダルと回転円盤32との摩擦力および遠心力によって、回転円盤32上のメダルが回転円盤32の周辺部へ移動する。このとき、ガイド体33により、回転円盤32と平行となっているメダルが回転円盤32の周辺部へ適量ずつ移動する。
回転円盤32の周辺部に移動したメダルは、周壁部材に当接して外方への移動が規制され、周壁部材に沿って移動しながら、ランダムな状態から相対的に整列した状態となる。
回転円盤32上で周壁部材に沿って移動するメダルがゲート部の位置に達すると、回転円盤32上に平行に載る厚み方向1枚のメダルがゲート部の下側に進入して通路部23へ通過する。このゲート部の下側に進入するメダルの上側に重なっているメダル等は、ゲート部に当接してゲート部の下側に進入せず、ゲート部の位置を通過して回転円盤32上を移動する。このように、回転円盤32上のメダルを厚み方向に1枚ずつ順にゲート部の下側から通路部23に通過させて繰り出す。
通路部23に1枚ずつ順に繰り出されるメダルを搬送ベルト36で搬送し、計数部37で計数し、メダル計数機本体12の外部に送り出して回収する。
遊技客等がホッパ21内のメダルの状態を確認したうえで計数終了と判断し、遊技客等により計数終了が表示パネル17で指示されると、メダル計数動作を停止し、表示パネル17に計数結果を表示する。なお、計数終了の指示は、回転円盤32および通路部23にメダルが無くなったこと自動検知して計数終了を自動的に判断し、メダル計数動作の停止、計数結果の表示をしてもよい。
次に、制御部41による異常予測処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
制御部41は、情報取得手段43により、左右2つの計数ユニット13から、各計数ユニット13が計数処理に伴って動作したときの同じ動作項目の動作情報(稼動情報)を取得して記憶手段50に記憶する(ステップ1、2)。取得する動作情報としては、例えば、回転円盤32や搬送ベルト36の駆動部の回転数、メダル詰まりの解除のための回転円盤32の逆回転頻度、計数部37での計数速度、各種パルス情報、応答速度、各種センサからの信号等が含まれる。
この情報取得手段43で取得した2つの計数ユニット13の動作情報を比較手段44で比較する。同じ構造でかつ同じ動作によってメダルを計数するとともに同じ環境で使用される2つの計数ユニット13は、略同じ動作情報が得られるはずであり、それらの動作情報に違いがないかを比較する(ステップ3)。
比較手段44での比較に基づいて、動作情報に違いがある場合に、計数ユニット13の異常の発生の可能性を異常発生予測手段45で予測する(ステップ4)。
異常発生予測手段45で計数ユニット13の異常の発生が予測されなかった場合には、通常運用を継続する(ステップ5)。
一方、異常発生予測手段45で異常の発生が予測された場合には、報知手段46により、表示パネル17での表示、表示部18での表示、スピーカやブザーによる音声や音の発生等で報知させる(ステップ6)。このとき、報知手段46は、例えば緊急性を要する動作項目等に関する所定の報知条件を満たし、かつ異常発生予測手段45で継続的な異常の発生を予測している場合にのみ報知させ、例えば定期点検等の時点で対処すればよく、直ぐに報知する必要のない場合には報知しなくてもよく、緊急性を要する場合とそうでない場合とで区別して適切に報知できる。
そして、左右2つの計数ユニット13の動作情報を比較する具体的な例を次に示す。
計数部37での計数速度については、左右2つの計数ユニット13で、20%(400枚/分程度)の差が継続すると、異常の発生の可能性があると予測し、報知させる。
回転円盤32や搬送ベルト36の駆動部の回転数については、左右2つの計数ユニット13で、5%(15rpm)の差が継続すると、異常の発生の可能性があると予測し、報知させる。
回転円盤32の逆転頻度については、左右2つの計数ユニット13で、10万枚当たりの逆転頻度に5回差があると、異常の発生の可能性があると予測し、報知させる。この場合、逆転頻度は、通常、ゼロに近く、異常媒体を入れられると頻度が高くなる。逆転頻度がゼロの場合のあることを想定すると、比率でなく、回数で比較するのが正しく判断できる。
このように、メダル計数機11では、同じ構造でかつ同じ動作によってメダルを計数する2つの計数ユニット13を備えているため、これら2つの計数ユニット13から各計数ユニット13が計数処理に伴って動作したときの動作情報を取得し、2つの計数ユニット13の動作情報を比較することにより、計数ユニット13の動作が正常なのか異常に近いのか等の判断が可能となる。
2つの計数ユニット13の動作情報の比較に基づいて計数ユニット13の異常の発生を予測し、この異常の発生が予測された場合に報知させるため、異常が発生する前に対処でき、計数停止に至るのを防止できる。
また、比較手段44は、情報取得手段43で取得される計数ユニット13の最新の動作情報と、記憶手段50に記憶されている以前の動作情報とを比較する。この比較の結果、動作情報に違いがある場合に、計数ユニット13の異常の発生の可能性を予測し、報知させることもできる。
次に、異常発生時の処理について説明する。
2つの計数ユニット13が同時に計数していて、それらのうちのいずれか一方の計数ユニット13にメダル詰まり異常が発生したことを異常検知手段47で検知した場合には、正常な計数ユニット13では計数を継続させ、この正常な計数ユニット13で計数を継続する間、異常解除手段48で異常が発生した計数ユニット13について繰り返し異常解除動作させる。例えば、ゲート部と回転円盤32との間にメダルが噛み込んで停止した回転円盤32に対して、逆回転と正回転との制御を複数回繰り返させる。
異常解除動作によって自動的に異常が解除できれば、計数処理を継続でき、人手の介在を低減できる。また、異常が解除されなければ、報知手段46で報知させる。
なお、1台のメダル計数機11に2つの計数ユニット13を並設した場合について説明したが、3つ以上の計数ユニット13を並設した場合にも同様に適用できる。
また、遊技店に複数台のメダル計数機11が設置される場合に、これら複数台のメダル計数機11の計数ユニット13からの動作情報を1つの管理機に取得し、この管理機で異常の発生を予測することもできる。この場合、各メダル計数機11の計数ユニット13の数は、1つでも、2つでも、それ以上でもよい。
また、遊技媒体計数装置としては、遊技媒体としてのパチンコ玉を計数するパチンコ玉計数機にも適用できる。
なお、発生した異常の緊急度によって、報知方式を変えてもよい。例えば、緊急度が高くなれば、エラーランプの点滅が速くなる等。
本発明の一実施の形態を示す遊技媒体計数装置のブロック図である。 同上遊技媒体計数装置の斜視図である。 同上遊技媒体計数装置の平面図である。 同上遊技媒体計数装置の一方のホッパを外した状態の斜視図である。 同上遊技媒体計数装置の両方のホッパを外した状態の平面図である。 同上遊技媒体計数装置での計数ユニットの動作情報の取得から異常予測の報知までのフローチャートである。
符号の説明
11 遊技媒体計数装置としてのメダル計数機
13 計数ユニット
43 情報取得手段
44 比較手段
45 異常発生予測手段
46 報知手段
47 異常検知手段
48 異常解除手段
49 制御手段
50 記憶手段

Claims (5)

  1. 1つの遊技媒体計数装置内に設けられ、同じ構造でかつ同じ動作によって遊技媒体を計数する複数の計数ユニットと、
    前記1つの遊技媒体計数装置内に1つ設けられ、前記複数の計数ユニットから、各計数ユニットが計数処理に伴って動作したときの動作情報を取得する情報取得手段と、
    前記1つの遊技媒体計数装置内に1つ設けられ、前記情報取得手段で取得した前記複数の計数ユニットの動作情報を記憶する記憶手段と、
    前記1つの遊技媒体計数装置内に1つ設けられ、前記情報取得手段で取得した前記複数の計数ユニットの動作情報を比較する比較手段と
    前記1つの遊技媒体計数装置内に1つ設けられ、前記複数の計数ユニットを制御する制御手段と
    を具備していることを特徴とする遊技媒体計数装置。
  2. 前記比較手段で比較した前記複数の計数ユニットの動作情報の相違点から異常の発生を予測する異常発生予測手段と、
    この異常発生予測手段で異常の発生が予測された場合に報知させる報知手段とを具備している
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技媒体計数装置。
  3. 前記報知手段は、所定の報知条件を満たしかつ前記異常発生予測手段で継続的な異常の発生を予測している場合にのみ報知させる
    ことを特徴とする請求項2記載の遊技媒体計数装置。
  4. 計数中の前記計数ユニットの異常の発生を検知する異常検知手段と、
    計数中に異常が発生した前記数ユニットについて異常解除動作させる異常解除手段とを具備し
    前記制御手段は、前記複数の計数ユニットが同時に計数していて、それらのうちのいずれかの計数ユニットに異常が発生したことを前記異常検知手段で検知した場合、正常な計数ユニットで計数を継続する間、前記異常解除手段で異常が発生した計数ユニットについて繰り返し異常解除動作させ
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の遊技媒体計数装置。
  5. 前記比較手段は、前記情報取得手段で取得される前記計数ユニットの最新の動作情報と前記記憶手段に記憶されている以前の動作情報とを比較する
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の遊技媒体計数装置。
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