JP4869699B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4869699B2
JP4869699B2 JP2005358562A JP2005358562A JP4869699B2 JP 4869699 B2 JP4869699 B2 JP 4869699B2 JP 2005358562 A JP2005358562 A JP 2005358562A JP 2005358562 A JP2005358562 A JP 2005358562A JP 4869699 B2 JP4869699 B2 JP 4869699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
unit
measurement
subject
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005358562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007163723A (ja
JP2007163723A5 (ja
Inventor
優 此村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2005358562A priority Critical patent/JP4869699B2/ja
Priority to US11/637,500 priority patent/US7518632B2/en
Publication of JP2007163723A publication Critical patent/JP2007163723A/ja
Publication of JP2007163723A5 publication Critical patent/JP2007163723A5/ja
Priority to US12/400,665 priority patent/US8314834B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4869699B2 publication Critical patent/JP4869699B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/183Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a single remote source
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/954Inspecting the inner surface of hollow bodies, e.g. bores
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2476Non-optical details, e.g. housings, mountings, supports
    • G02B23/2484Arrangements in relation to a camera or imaging device
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/555Constructional details for picking-up images in sites, inaccessible due to their dimensions or hazardous conditions, e.g. endoscopes or borescopes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

本発明は、内視鏡装置に関する。
近年、例えば、ジェットエンジン等のタービンブレードを検査するにあたっては、内視鏡装置が利用されている。例えば、カメラ等からなる撮像部をジェットエンジン内に挿入し、この撮像部によって撮像されたブレード画像からエッジ抽出手法により線の抽出を行い、その抽出された線の不連続性から、タービンブレードに欠陥が有るか否かを判断する内視鏡装置が提供されている(特許文献1参照)。この種の内視鏡装置には、タービンブレードの欠陥が所定値を超えている場合に、音声によって検査者に知らせる手法が用いられている。
一方、上述のタービンブレードを検査するにあたっては、適宜の間隔を空けてずらされた2つの位置からタービンブレードを立体的に撮像(ステレオ撮像)し、この撮像された2枚の写真に基づいて、タービンブレードに欠陥が有るか否かを判断する検査方法が提供されている(特許文献2参照)。また、この検査方法によって立体的に撮像されたタービンブレードのブレード画像から、エッジ抽出手法により線の抽出を行い、タービンブレードに欠陥が有るか否かを精密に判断する検査方法も提供されている(特許文献3参照)。
US2004/0183900A1 特開平8−228993号公報 特開2002−336188号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されている検査方法にあっては、抽出された線の不連続性からタービンブレードに欠陥が有るか否かを判断するので、色が着いていたり曲がっていたりする欠陥を判断するには、不適切なものとされていた。また、この特許文献1に記載されている検査方法によって検査した場合には、タービンブレードの移動を確認しながら、ジェットエンジン内に撮像部を手で入れることが必要とされ、作業の煩雑性が指摘されていた。また、上述の特許文献2に記載されている検査方法にあっては、曲がっていたりする欠陥を判断するのには好ましいものとされる。しかしながら、これもまた、タービンブレードの移動を確認しながら、ジェットエンジン内に撮像部を挿入することが必要とされ、作業の煩雑性が指摘されていた。さらに、上述の特許文献3に記載されている検査方法にあっては、タービンブレードを精密に検査するのには好ましいものとされるが、これもまた、タービンブレードの移動を確認しながら、ジェットエンジン内に撮像部を挿入することが必要とされ、作業の煩雑性が指摘されていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的は、ジェットエンジンのタービンブレードを検査するにあたって、検査工程数を削減することによって、この検査工程の自動化(省力化)を達成し、被検体検査における煩雑さを解消させることができる内視鏡装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の手段の内視鏡装置を提供する。
すなわち、請求項1に係る内視鏡装置は、複数設けられた被検体を観察するために撮像する観察用光学系と、前記被検体を計測するために撮像する計測用光学系とを備えた挿入部を具備する内視鏡装置であって、前記観察用光学系によって撮像された前記被検体ごとの観察用画像にナンバリングするナンバリング部と、前記計測用光学系によって撮像された前記被検体ごとの計測用画像に基づいて計測情報を抽出する計測部と、前記ナンバリング部によってナンバリングされた前記観察用画像と、前記計測部によって抽出された前記観察用画像に関連付けて対応する前記被検体の前記計測情報とを含んでなる第1の被検体情報を記憶する第1の記憶部と、前記観察用光学系によって新たに撮像され前記ナンバリング部によって新たにナンバリングされた新たな観察用画像と、前記計測部によって新たに抽出されたこの新たな観察用画像に関連付けて対応する前記被検体の新たな計測情報とを含んでなる第2の被検体情報を記憶する第2の記憶部と、前記第1の被検体情報と前記第2の被検体情報とを比較して、前記第2の被検体情報に対応する前記第1の被検体情報を特定する特定認識部とを備え、前記第2の記憶部が新たに前記第2の被検体情報を記憶した場合には、前記第1の記憶部は、前記特定認識部によって特定された前記第1の被検体情報に対応する前記第2の被検体情報を、前記第1の被検体情報に加えて記憶することを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、特定認識部によって、第1の被検体情報と第2の被検体情報とを比較して、第2の被検体情報に対応する第1の被検体情報を特定し、第2の記憶部が新たに第2の被検体情報を記憶した場合には、第1の記憶部は、この特定認識部によって特定された第1の被検体情報に対応する第2の被検体情報を、第1の被検体情報に加えて記憶するので、前回の第1の被検体情報と今回の第2の被検体情報とを比較し易いものにする。これによって、被検体の状態の変化を好ましく把握することができる。また、ナンバリング部によってナンバリングされているので、把握された被検体の状態の変化を、記憶部から直ぐに読み出すこともできる。つまり、複数の被検体の状態の変化を一度に把握することができ、さらに、被検体ごとについても精査することができて、工程の自動化(省力化)を達成し、検査における煩雑さを解消することができる。
請求項2に係る内視鏡装置は、請求項1に記載の内視鏡装置において、前記計測用光学系が、前記観察用光学系を兼ねていることを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、計測用光学系が観察用光学系を兼ねているので、新たに、被検体を観察するために撮像する観察用光学系を設ける必要が無くなり、部品点数を少なくして構成することができて、挿入部をコンパクトにすることができる。また、観察用光学系が別途設けられないので、製造コストを削減することにも繋がる。
請求項3に係る内視鏡装置は、請求項1または請求項2に記載の内視鏡装置において、前記被検体が前記観察用光学系及び前記計測用光学系によって撮像されるように、前記被検体を順次移動させる移動操作部を具備し、前記移動操作部は、複数の前記被検体の1つを移動させた場合と、複数の前記被検体が一巡させられるように前記被検体の複数を移動させた場合とにおいて、前記計測部若しくは前記ナンバリング部に、その旨を通知するように構成されていることを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、被検体が観察用光学系及び計測用光学系によって撮像されるように、被検体を順次移動させる移動操作部を具備し、移動操作部は、複数の被検体の1つを移動させた場合と、複数の被検体が一巡させられるように被検体の複数を移動させた場合とにおいて、計測部若しくはナンバリング部に、その旨を通知するように構成されているので、計測部にあっては好ましく撮像できるように移動させることができ、ナンバリング部にあっては独自に被検体が1つずつ移動したことをカウントすることなく、また、複数の被検体が一巡したことを確認することなく、個々の被検体の画像に、素早くナンバリングすることができる。
請求項4に係る内視鏡装置は、請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の内視鏡装置において、前記計測部には、前記計測情報から複数種類の特徴を抽出する特徴抽出部が設けられ、前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部は、その複数種類の前記特徴を前記計測情報の一部として記憶することを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、計測部には、計測情報から複数種類の特徴を抽出する特徴抽出部が設けられ、第1の記憶部及び第2の記憶部は、その複数種類の特徴を計測情報の一部として記憶するので、被検体の以前の計測情報と新たな計測情報とを比較するにあたっては、その複数種類の特徴同士を時系列的に比較することができるので、被検体の状態の変化を把握し易くする。
請求項5に係る内視鏡装置は、請求項4に記載の内視鏡装置において、前記特徴抽出部によって抽出される複数種類の前記特徴が、前記被検体に発生した、ひび割れ、欠損、打痕、その他の変形等を含む損傷であることを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、特徴抽出部によって抽出される複数種類の特徴が、被検体に発生した、ひび割れ、欠損、打痕、その他の変形等を含む損傷であるので、被検体の損傷状況を把握し易いものにして、被検体の交換時期を把握するのに好ましくなる。
請求項6に係る内視鏡装置は、請求項4または請求項5に記載の内視鏡装置において、前記計測部には、複数種類の前記特徴を、所定の評価演算によって標準数値化された複数種類の特徴量に換算する特徴量換算部が設けられ、前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部は、その複数種類の前記特徴量を前記計測情報の一部として記憶することを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、計測部には、複数種類の特徴を、所定の評価演算によって標準数値化された複数種類の特徴量に換算する特徴量換算部が設けられ、第1の記憶部及び第2の記憶部は、その複数種類の特徴量を計測情報の一部として記憶するので、被検体の以前の計測情報と新たな計測情報とを比較するにあたって、標準数値化された複数種類の特徴量同士を単に比較すれば良いものとなる。このように特徴が数値化されていると、その特徴の大きさを数字の大きさで判断することができて、その特徴が判定し易くなる。また、この標準数値化とは、複数種類の特徴のそれぞれを互いに比較し易いようにする数値化であることを意味しており、これによって、種々の特徴を同じスケールで判断することができて、被検体の状態の変化を把握し易くさせ、被検体を判定するのに好ましいものとなる。
請求項7に係る内視鏡装置は、請求項6に記載の内視鏡装置において、前記計測部には、複数種類の前記特徴量に対して重み付けをして合算し前記被検体の総合的特徴量を導き出す総合的特徴量導出部が設けられ、前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部は、その複数種類の前記総合的特徴量を前記計測情報の一部として記憶することを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、計測部には、複数種類の特徴量に対して重み付けをして合算し被検体の総合的特徴量を導き出す総合的特徴量導出部が設けられ、第1の記憶部及び第2の記憶部は、その複数種類の総合的特徴量を計測情報の一部として記憶するので、種々の特徴の一つ一つが小さな場合であっても、全体として大きな特徴となっている場合においても、総合的特徴量同士を比較すれば、その全体としての特徴を判断することができる。このように総合的な特徴が数値化されていると、その特徴の大きさを数字の大きさで判断することができて、その特徴が判定し易くなる。従って、被検体ごとの総合的(全体的な)な特徴を判断することができて、被検体の状態の変化を把握し易くさせ、被検体を判定するのに好ましいものとなる。
請求項8に係る内視鏡装置は、請求項1から請求項7のうち何れか一項に記載の内視鏡装置において、前記第1の被検体情報及び前記第2の被検体情報を評価する評価部が設けられていることを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、評価部によって、把握し易くなった被検体の状態の変化を評価させることができるので、被検体の良否の判定がし易くなる。
請求項9に係る内視鏡装置は、請求項8に記載の内視鏡装置において、前記評価部の評価に基づいて前記被検体の良否を判定する判定部が設けられていることを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、評価部の評価に基づいて被検体の良否を判定する判定部が設けられているので、この判定部の良否によって、作業者の判断を必要とすることなく、被検体の交換時期が瞬時に分かる。
請求項10に係る内視鏡装置は、請求項1から請求項9のうち何れか一項に記載の内視鏡装置において、前記計測用光学系は、設置位置がずらされた2つ以上の撮像部を有し、前記被検体を立体的に撮像することを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、計測用光学系は、設置位置がずらされた2つ以上の撮像部を有し、被検体を立体的に撮像するので、計測部によって被検体の画像を計測するにあたっては、三次元の被検体の画像を計測することができる。そうすると、この被検体の縦長さや横長さに加え、奥行き長さも計測することができる。つまり、被検体を三次元で計測することができて、特徴を把握するのにより好ましいものとなる。
請求項11に係る内視鏡装置は、請求項1から請求項9のうち何れか一項に記載の内視鏡装置において、前記計測用光学系は、光切断法によって前記被検体を撮像する撮像部を有し、前記被検体を立体的に撮像することを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、計測用光学系は、光切断法によって被検体を撮像する撮像部を有し、被検体を立体的に撮像するので、撮像部が1つに構成されながら、計測部によって被検体の画像を計測するにあたっては、三次元の被検体の画像を計測することができる。そうすると、この被検体の縦長さや横長さに加え、奥行き長さも計測することができ、被検体を三次元で計測することができて、特徴を把握するのにより好ましいものとなる。
請求項12に係る内視鏡装置は、請求項1から請求項11のうち何れか一項に記載の内視鏡装置において、前記挿入部に、前記被検体を照らし出す照明部が設けられていることを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、挿入部に、被検体を照らし出す照明部が設けられているので、被検体を照らし出すための照明手段を別途で設置すること必要が無くなり、内視鏡装置全体としてコンパクトにすることができる。このような作用は、被検体に対して内視鏡を挿入させる箇所が特に狭い場合に特に有利に作用する。また、照明手段を別途で設置することが必要ないので、製造コストも削減することもできる。
請求項13に係る内視鏡装置は、請求項1から請求項11のうち何れか一項に記載の内視鏡装置において、前記挿入部には、前記挿入部の軸線方向に対して平行に延びると共にリンク部材を介して前記挿入部に近づいたり離れたりするようにされた長尺部材が設けられ、前記長尺部材には、前記被検体を照らし出す照明部が、その長手方向に並んで設けられていることを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、挿入部には、挿入部の軸線方向に対して平行に延びると共にリンク部材を介して挿入部に近づいたり離れたりするようにされた長尺部材が設けられ、長尺部材には、被検体を照らし出す照明部が、その長手方向に並んで設けられているので、照明部は、挿入部に対して平行に近づいたり離れたりすることができて、被検体を照らし出す光量を適宜に調節することができる。また、照明部は、観察用光学系及び計測用光学系が設けられる挿入部とは別体とされた長尺部材に設けられるので、被検体を照らし出す光は、適宜の傾斜角度を有して、これら観察用光学系及び計測用光学系に入射する。そうすると、強い光が入射し難くなって、白くぼやかせるような(ハレーション)不具合も発生し難くすることができ、被検体の観察や計測に好ましいものとなる。さらにまた、照明部は、その長尺部材の長手方向に並んで設けられているので、被検体が長く構成されている場合であっても、この被検体の全体を照らし出すことができる。
請求項14に係る内視鏡装置は、請求項1から請求項13のうち何れか一項に記載の内視鏡装置において、前記計測用光学系が、前記挿入部の長さ方向に2組以上設けられていることを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、計測用光学系が、挿入部の長さ方向に2組以上設けられているので、被検体が長く構成されている場合であっても、この被検体の全体を一度に観察(計測)することができて、被検体を区分けして観察(計測)するような煩雑さを解消することができる。
請求項15に係る内視鏡装置は、請求項14に記載の内視鏡装置において、前記計測用光学系の互いの組が、前記挿入部の周方向にずらされて設けられていることを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、計測用光学系の互いの組が、挿入部の周方向にずらされて設けられているので、被検体の観察(計測)される範囲を、この挿入部の周方向に拡大することができる。これによって、被検体を区分けして観察(計測)するような煩雑さを解消することができる。
本発明に係る内視鏡装置によれば、ジェットエンジンのタービンブレードを検査するにあたって、検査工程数を削減することによって、この検査工程の自動化(省力化)を達成し、被検体検査における煩雑さを解消させることができる。
以下、本発明に係る内視鏡装置の最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図1は内視鏡装置の全体外観図、図2は固定具の詳細を表す側面図、図3は内視鏡の外観図、図4は図3の内視鏡の挿入部の断面図、図5はコントローラのブロック図、図6はジェットエンジン内に挿入されている内視鏡の挿入部を示す図、図7はブレード位置検出回路による位置決め動作を示す図、図8はブレード特徴抽出回路による特徴抽出(損傷)を示す図、図9は図8の特徴抽出の詳細を示す図、図10はブレード特徴抽出回路による特徴抽出(着色)を示す図、図11は表面形状認識回路による三次元形状抽出を示す図、図12は検査結果の一例を示す図、図13は検査結果の一例を示す図、図14は内視鏡の別の例を示す外観図、図15は図14の内視鏡の挿入部の断面図、図16はレーザーライン測定器の斜視図、図17は図14のコントローラを示すブロック図、図18はレーザー光が照射されているブレードの表示画像、図19は図14の内視鏡によってなされる処理のフローチャート、図20は内視鏡の別の例を示す外観図、図21は図20の内視鏡の挿入部の断面図、図22は図20の内視鏡の裏面図及び断面図及び撮像部の撮像方向を示す模式図、図23は図20のコントローラを示すブロック図である。
〔第1の実施の形態〕
図1に付されている符号1は、本発明に係る内視鏡装置を示す。この内視鏡装置1は、側視タイプの硬性内視鏡(以下、内視鏡)10を備えて構成されるものであって、ジェットエンジンJ内に設けられているタービンブレード(本発明における被検体に相当)Hを検査するために利用される。なお、特に図示しないが、このタービンブレード(以下、ブレード)Hは、回転軸(不図示)の周方向に適宜間隔で放射線状に延びるように設置されることによって、タービンを構成するようになっている。
そして、この回転軸が回転することによって、ブレードは、この回転軸の周方向に移動するようになっている。なお、このジェットエンジンJ内に設けられているタービンは、図6に示すような、31枚のブレードH(H〜H31)が回転軸の周方向から放射線状に延びるように適宜間隔で配置されることによって構成されている。そして、この内視鏡装置1は、ジェットエンジンJ内に内視鏡10を挿入して、このタービンブレードHを観察する。この内視鏡10の挿入部20は、ジェットエンジンJに設けられているアクセスポート51aからジェットエンジンJ内に挿入され、ブレードHを撮像させるようになっており、この内視鏡10の挿入部20をジェットエンジンJ内に挿入させる際には、このアクセスポート51aの近傍に着脱可能に設置された固定具50が利用されている。
固定具50は、図2に示すように、ジェットエンジンJのアクセスポート51aから、内視鏡10の挿入部を挿入するように内視鏡10の挿入部20を固定するものであって、固定脚部52,53は、ピン54a,55aを介して回動自在に固定された第1のリンク56a,57aと、第1のリンク56a,57aの先端にリンクピン54b,55bを介して回動自在に固定された第2のリンク56b,57bと、第2のリンク56b,57bの先端にピン54c,55cを介して回動自在に固定された押付け板58,59とを具備して構成される。第1のリンク56a,57aと第2のリンク56b,57bとには、互いを引き付けるように付勢するバネ54d,55dが設けられている。
このように構成された固定具50は、押付け板58,59をジェットエンジンJの壁面に接着させることによって設置される。この固定具50の中央部には、ジェットエンジンJのアクセスポート51aと連通された装着部51bが設けられている。この装着部51b内に、内視鏡の挿入部を保持するスライド筒(不図示)が挿し抜き可能に嵌挿される。このスライド筒が、内視鏡10の挿入部20を保持した状態で、図示しないラックとピニオンによって装着部51b内に挿し抜きされる。そして、ジェットエンジンJ内に、挿入部20が挿入された場合に、この挿入部20に設けられた撮像部によって、ジェットエンジンJ内のブレードHを撮像するようになっている。
上述の内視鏡10の挿入部20の基端部側には、ハンドル部11が設けられており、このハンドル部11から接続ケーブル52の一端が接続されている。また、この接続ケーブル52の他端には、コントローラ(装置本体)60が接続されている。このコントローラ60は、内視鏡10によって撮像されたブレードの画像を処理したり、記憶された画像を読み込んで表示したり、ターニングツール66を操作したりするためのものである。このコントローラ60には、このコントローラ60等を適宜操作するためのリモートコントローラ61とフットスイッチ62とが設けられている。また、このコントローラ60には、内視鏡10によって撮像された画像を表示させるためのモニタ表示部65が設けられている。さらに、このコントローラ60は、ジェットエンジンJ内のブレードHを回転させるためのターニングツール(本発明における移動操作部に相当)66と接続されている。
次に、内視鏡10について説明する。内視鏡10は、図3の外観図及び図4の断面図に示すように、大まかに、ハンドル部11と、このハンドル部11の先端から外方に真っ直ぐ延びるように設けられた細長い挿入部20とを具備して構成される。
挿入部20は、上述したジェットエンジンJ内に挿入されて箇所であって、その先端部20a側には、本発明における観察用光学系を兼ねた計測用光学系Mが設けられている。すなわち、挿入部20は、大まかに、先端が底状に閉塞され且つ細長く構成された筒状筐体21と、この筒状筐体21内に設置される第1の撮像部22及び第2の撮像部23と、この第1の撮像部22と第2の撮像部23との間に設置される照明部30とを具備して構成される。この筒状筐体21の先端部20a側の外周面上においては、この挿入部20の軸線方向に並んだ3つの窓(第1の観察窓22aと、照明窓31と、第2の観察窓23a)が等間隔に並んで穿設されている。この穿設された第1の観察窓22aと、照明窓31と、第2の観察窓23aとから、第1の撮像部22と、照明部30と、第2の撮像部23とが外部に露出されるように設けられている。
第1の撮像部22は、第1の観察窓22aに嵌め込まれた第1のレンズ枠22bと、この第1のレンズ枠22bに嵌め込まれた第1の対物レンズ22cと、この第1のレンズ枠22bの内方に取り付けられた第1のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ22dを有する第1の観察基板22eとを具備して構成される。なお、この第1のCMOSイメージセンサ22dは、第1の対物レンズ22cの焦点位置に配置されており、レンズ枠22bによって固定された第1の観察基板22eによって固定して設置されている。この第1の観察基板22eには、第1の観察信号線22fが接続されており、この第1の観察信号線22fは、上述した接続ケーブル52内を通ってコントローラ60に接続されている。なお、第2の撮像部23は、この第1の撮像部22と同様に構成されているので、第2の撮像部22(22a〜22f)において付された符号を‘22’を‘23’と替えて図面に付し、その説明を省略する。
照明部30は、照明窓31に嵌め込まれたLED固定枠32に、白色LED33が固定して取り付けられて構成される。この白色LED33には、LED電源線34が接続されており、上述の観察信号線22と同様に、上述した接続ケーブル52内を通ってコントローラ60に接続されている。このように構成された挿入部20は、上述した固定具50によって、ジェットエンジンJ内に挿入される。そして、上述のように構成された、第1の撮像部22と第2の撮像部23とは、複数設けられたブレードHを観察するために撮像する本発明における観察用光学系を構成すると共に、このブレードを計測するために撮像する本発明における計測用光学系をも構成している。
次に、上述した計測用光学系を構成する、第1の撮像部と第2の撮像部とが接続されるコントローラ60について説明する。コントローラ60は、図5の回路ブロック図に示すように、データバス70によって接続された、種々のメモリーと種々の回路とを備えて構成される。この種々のメモリーと種々の回路とは、データバス70に接続されたプログラムメモリー71に基づき、データバス70に接続されたCPU72によって制御されている。
種々のメモリーについて説明する。この種々のメモリーには、上述した第1の撮像部22と接続される第1のフレームメモリー61と、第2の撮像部23と接続される第2のフレームメモリー62とがあり、これらのフレームメモリー61,62はデータバス70に接続されている。これらのフレームメモリー61,62は、この第1の撮像部22及び第2の撮像部23によって撮像されたデータ(以下、撮像データ)が一時的に記憶されると共に、この記憶された撮像データがデータバス70を介して各回路に送信できるようになっている。また、このデータバス70に接続される他のメモリーとしては、上述したモニタ表示部65に接続される表示用フレームメモリー63が、データバス70に接続されている。この表示用フレームメモリー63には、適宜の表示データを記憶するようになっている。
次に、種々のメモリー61,62,63が接続されるデータバス70に接続されている種々の回路について説明すると、この種々の回路には、大まかに、上述した観察用光学系も兼ねる計測用光学系Hによって撮像された被検体ごとの観察用画像にナンバリングするナンバリング用回路(ナンバリング部に相当)と、この計測用光学系Hによって撮像された被検体ごとの計測用画像に基づいて計測情報を抽出する計測用回路(計測部に相当)と、ナンバリング用回路によってナンバリングされた観察用画像と、計測用回路によって抽出された観察用画像に関連付けて対応する被検体の計測情報とを含んでなる第1の被検体情報を記憶する第1の記憶用回路(第1の記憶部に相当)と、観察用光学系によって新たに撮像されナンバリング用回路によって新たにナンバリングされた新たな観察用画像と計測用回路によって新たに抽出されたこの新たな観察用画像に関連付けて対応する前記被検体の新たな計測情報とを含んでなる第2の被検体情報を記憶する第2の記憶用回路(第2の記憶部に相当)と、第1の被検体情報と第2の被検体情報とを比較して、第2の被検体情報に対応する第1の被検体情報を特定する特定認識用回路(特定認識部に相当)とを備えて構成される。
また、このデータバス70には、上述したターニングツール66と接続され、このターニングツール66からの適宜の情報が通知されたり、ターニングツール66を操作したりするターニングツール通信回路90が接続されている。なお、この被検体情報としては、各種の回路によって計測された計測情報と、撮像された画像データ等の各種の被検体(ブレード)の情報を含む。
次に、上述の回路について具体的に説明する。
ナンバリング用回路としては、主として、順次番号を付与していくブレード番号付与回路76が構成している。なお、ターニングツール通信回路90も含まれる場合もある。また、計測用回路としては、主として表面形状認識回路79が構成しており、図中の符号C1の範囲が構成している。また、この計測用回路C1に含まれる特徴抽出部、特徴量換算部、総合的特徴量導出部としては、主として、ブレード特徴抽出回路80が構成している。さらに、本発明における評価部及び判定部は、主として、特徴量判定回路81が構成している。
さらに、上述の第1の記憶回路及び第2の記憶回路とは、主として、ブレード輪郭記憶回路75、ブレード画像記憶回路82、ブレード形状記憶回路83、ブレード特徴量記憶回路84を含んで構成される、図中の符号C2の範囲が構成している。なお、以下においても同様であるが、この実施の形態においては、第1の記憶回路と第2の記憶回路とは、同じ記憶回路で構成されており、その内部の記憶領域において異なるよう構成されている。さらにまた、上述の特定認識用回路としては、主として、特徴量比較回路85が構成している。
また、以下の動作の説明において詳述するが、図示される他の各回路について簡単に説明すると、ブレード輪郭回路77は、ブレードの輪郭を抽出する回路であり、ブレード位置検出回路78は、ブレードの位置が的確であるか否かを検出する回路である。また、表面形状認識回路79は、ブレードの主として表面形状となる三次元形状を抽出する回路であり、このデータバス70には、照明部30として設けられた白色LED33を制御するLED点灯回路95も接続されている。また、ブレード輪郭記憶回路75は、ブレード番号付与回路76によって付与されたブレードの番号とブレードの輪郭(本発明における観察用の画像も兼ねる)とを関連付けて記憶する。
次に、以上のように構成された第1の実施の形態における内視鏡装置1の動作について説明する。すなわち、上述のように構成された内視鏡10の挿入部20は、固定具50によって、ジェットエンジンJのアクセスポート51aに挿入される。なお、固定具50は、その押付け板58,59をジェットエンジンJの側面に接着させるようにリンクが配置される。また、ターニングツール66を、ジェットエンジンJのブレードHを軸支する回転軸(不図示)に接続する。このターニングツール66を用いて、ブレードHを軸支する回転軸を回転させて、ブレードHを移動させる。また、コントローラ60の電源をオンにし、上述した白色LED33を点灯させて撮像部22,23が撮像するブレードを照らし出す。
例えば、図6に示すように、ジェットエンジンJ内の固定側(ステータ側)ブレードIの間に配置された内視鏡10の挿入部20は、被検体とされる可動側(ロータ側)ブレードHを撮像する。この場合には、上述した撮像部22,23を構成するCMOSイメージセンサ22d,23dによって、ブレードHの撮像データとされた画像信号が送られ、この画像信号は、上述した第1のフレームメモリー61及び第1のフレームメモリー62に一時的に記憶される。そして、この画像信号は、適宜に必要な部分が切り取られて、表示用フレームメモリー63に送られ、さらに、モニタ表示部65に送られて、観察画像としてモニタ表示される。つまり、この場合にあっては、撮像部22,23は、観察用光学系として用いられている。
一方、第1のフレームメモリー61の撮像データは、この表示用フレームメモリー63に送られるのと同時に、ブレード輪郭抽出回路77にも同様の撮像データが送られる。ブレード輪郭抽出回路77においては、この送られてきた撮像データに基づき、直線成分と明るさ成分とを適宜の演算処理させることによって、このブレードHの輪郭を抽出している。このブレード輪郭抽出回路77によって抽出されたブレードHの輪郭は、ブレードHの位置を検出するための計測情報としてブレード位置検出回路78に送られる。
ブレード位置検出回路77においては、次のように処理される。すなわち、図7(a)に示すように、まず、撮像データに基づき表示した場合の表示画面Gの、横方向の角度に近い角度を持った2組の輪郭線を抽出する。そして、その抽出された2組の輪郭線の間に表示画面の水平方向の中心線T1が配置された場合に、ブレードの1枚が好ましく撮像範囲に入っているものと判定し、その撮像データとされる画像信号を、ブレード輪郭記憶回路75に送る。なお、この撮像された画像信号は、ブレード検出信号として変換されている。また、その抽出された2組の輪郭線の間に表示画面の水平方向の中心線T1が配置されていない場合には、2組の輪郭線の間に表示画面の水平方向の中心線T1が配置されるまで、ターニングツール66によってブレードHを移動させ続けたままでブレード検出信号を送らない待機状態に置かれていることとなる。
つまり、例えば、図7(a)に示すように、その抽出された2組の輪郭線の間に表示画面Gの水平方向の中心線T1が配置された場合には、ブレードの1枚が好ましく撮像範囲に入っているものと判定し、その撮像データとされる画像信号を、ブレード輪郭記憶回路75に送る。なお、たとえ、抽出された2組の輪郭線の間に表示画面Gの水平方向の中心線T1が配置された場合であっても、図7(c)に示すように、ブレードの輪郭線が表示画面の水平方向の中心線の近くに存する場合、つまり、適宜設定されているT2〜T3の範囲(符号D)内において、2組の輪郭線が配置されている場合には、ブレードの1枚が好ましく撮像範囲に入っているものと判定しない。また、図7(b)に示すように、ブレードの撮像角度によっては、ブレードHとブレードHとの間が、大きく拡大されて撮像される場合がある。このような場合にあっても、ブレード位置検出回路78は、上述と同様にしてブレード検出信号を送る。つまり、輪郭線が複数となっている場合となっている場合であっても、複数組の輪郭線の間に表示画面Gの水平方向の中心線T1が配置された場合に、ブレードの1枚が好ましく撮像範囲に入っているものと判定し、ブレード検出信号をブレード輪郭記憶回路75に送る。
ブレード輪郭記憶回路75においては、上述したブレード位置検出回路78から、ブレード検出信号が送られてくるたびに、そのブレード検出信号に基づいてブレードHの輪郭を記憶する。このブレードHの輪郭の記憶の際には、ブレード輪郭記憶回路75は、ブレード番号記憶回路76によって付与されたブレードHの番号(H〜H31)も同時に記憶する。またさらに、このブレード検出信号が送られてきた瞬間の、このブレードHの輪郭に対応するブレードHの画像信号も、上述の第1のフレームメモリー61及び第2のフレームメモリー62から引き出して、ブレード画像記憶回路82に記憶させる。
このブレード検出信号が送られた場合には、表面形状認識回路79において、上述の第1のフレームメモリー61及び第2のフレームメモリー62から引き出したブレードHの画像信号に基づいてステレオ計測を行う。このステレオ計測とは、上述した特許文献3にも記載されているように、2つの撮像部22,23からのブレードHの画像信号を適宜演算処理することによって立体的な画像を得る手法である。このステレオ計測によって得られた立体的な表面形状の画像は、上述したブレード番号記憶回路76によって付与されたブレードHの番号(H〜H31)と共に、ブレード形状記憶回路83に記憶される。このようにして、ブレードHの輪郭と、ブレードHの立体的画像とは、ブレードHの計測情報として、付与されたブレードHの番号(H〜H31)と共に記憶されることとなる。
次に、ブレード特徴抽出回路80によって抽出されるブレードHの特徴について、図8を参照しながら説明する。なお、この特徴としては、主として、ブレードHに発生した、ひび割れW1、欠損W2、打痕W3、その他の変形等を含む損傷特徴となっている。また、符号Gは、表示画面である。図8(a)は、正常なブレードHの輪郭画像である。これに対して、図8(b)は、ブレードHにひび割れW1が入っている例を示している。この例にあっては、水平方向の輪郭線に不連続な箇所が存しすることによって、ブレードHにひび割れW1が入っていることを判定している。具体的には、図9(a)の拡大図に示すように、水平方向の不連続部分の長さの絶対値を第1の輪郭特徴101として抽出し、この不連続部分において、水平方向と直交する鉛直上方向に延びる輪郭線の絶対値を第2の輪郭特徴量102として抽出する。この第2の輪郭特徴量102を第1の輪郭特徴量101で割った値をひび割れ特徴量103として設定する。
これに対し、図8(c)は、ブレードHのコーナーが欠損している例W2を示している。この例にあっては、図9(b)の拡大図に示すように、撮像データに基づき表示した場合の画面Gの、鉛直方向の輪郭線と水平方向の輪郭線との交点104が存しないと検出し、且つ、2つの屈曲点105a,105bが存すると検出したことにより、このブレードHのコーナーが欠損していると判定している。鉛直方向の輪郭線と水平方向の輪郭線との本来の交点から屈曲点までのずれ量106a,106bが、コーナー欠損特徴量107として設定する。
また、図8()は、ブレードに打痕が発生している例W3を示している。この例にあっては、図9(c)に示すように、撮像データに基づき表示した場合の画面Gの、水平方向の輪郭線が不連続でないと検出し、且つ、その輪郭線が鉛直上下方向の何れかにはみ出していると検出したことにより、このブレードHに何かが当たって打痕W3が発生していると判定している。この場合には、まず、打痕W3の深さを第1の打痕特徴量108として設定し、次に、この設定された第1の打痕特徴量108から水平方向の輪郭線までの距離の半分の位置と輪郭線の2つの交点との間隔を第2打痕特徴量109として設定する。
なお、上述の特徴量102,103,107,108,109が設定されている間においては、第1のフレームメモリー61及び第2のフレームメモリー62からの画像データは、表面形状認識回路79にも送られている。すなわち、この表面形状認識回路79は、上述したブレード位置検出回路78から送られてきたブレード検出信号を受信した時点で、第1のフレームメモリー61及び第2のフレームメモリー62からの画像データを取得し、上述したステレオ計測によってブレードHの表面形状を算出し、その算出されたブレードHの表面形状は、ブレード形状記憶回路83に送られ記憶される。
また、上述の特徴量102,103,107,108,109が設定されている間において、上述したブレード特徴抽出回路80では、第1のフレームメモリー61及び第2のフレームメモリー62からの画像データから、ブレードHの色情報を特徴量として抽出している。すなわち、図10(a)に示すように、撮像データに基づき表示した場合の色度図Gの、水平方向をX方向、鉛直方向をY方向として分布図を設定し、この分布図に沿って色情報を抽出する。
例えば、図10(a)は、正常なブレードHの分布図であるが、問題の無いブレードHにおいては、図示するように、各画素の色情報が中央付近110に主に分布するようになっている。これに対し、例えば、図10(b)に示すように、ブレードの一部111が焼け焦げて焦げ茶色の部分がある場合には、図10(c)に示すように、この焦げ茶色の部分を、上述した分布図に沿って位置及び焦げ茶色領域を抽出し、これを焦げ範囲特徴量112として設定する。なお、この色情報には、焦げ茶色に限定されることなく、様々の着色に対して、その面積が抽出されて適宜の特徴量として設定される。例えば、焦げ茶色に関しての面積は112a、赤色に関しての面積は112b、青色に関しての面積は112c、その範囲量としては112dで設定される。
またさらに、上述のブレード特徴抽出回路80においては、表面形状認識回路79から送られてきた表面形状の画像データから、次のような特徴量を抽出して設定する。すなわち、上述したように、ステレオ計測によって算出されブレード形状記憶回路に記憶されているブレードHの表面形状の画像データに基づいて、図11(a)に示すように、表示した場合の画面の、水平方向をX方向、鉛直方向をY方向、奥行き方向をZ方向(図11(b)参照)として三次元分布図を設定する。なお、この際、この内視鏡10の撮像部22,23に最も接近している箇所をZ方向における0点と設定する。
そして、ブレードH上の全ての点について、三次元分布座標を抽出する。このブレードH上の全ての三次元分布座標を抽出されたところで、全ブレード31枚のZ方向の平均値Zmを抽出して、この平均値Zmに対しての各ブレードにおける差分dzを抽出する。この差分dzが、所定の閾値Znを超えていると判断した場合には、そのブレードHの変形が顕著なものであると判定し、dz/Znを表面形状における表面変形特徴量113として設定する。
このようにして抽出された撮像データ(ブレードの輪郭、ブレードの画像、ブレードの表面形状等)及び各特徴量102,103,107,108,109,112a,112b,112c,112d,113は、上述のようにブレード番号付与回路76によって付与されたブレードの番号に関連付けさせて、各記憶回路75,82,83,84に記憶する。なお、上述した特徴量102,103,107,108,109,112a,112b,112c,112d,113に関しては、ブレード特徴量記憶回路84に記憶される。このように、31枚のブレードHは、順次記憶されてゆき、この31枚のブレードHが一巡したこととなる、ターニングツール66からの1回転したという信号を、ターニングツール通信回路90が受信することによって、全ての撮像データ及び各特徴量の記憶は終了する。
このように、ブレード31枚の各データが記憶したところで、この記憶された内容を特徴判定回路81に送って、この記憶されている特徴量について各判定を行う。この特徴判定回路81に判定される特徴量としては、以下の表1のようになっている。なお、この特徴判定回路においては、以下の[数1]において記載される式に基づいて、総合的特徴量が抽出されるようになっており、この総合的特徴量も同時にブレード特徴量記憶回路84に記憶される。
Figure 0004869699
Figure 0004869699
表1において記載されているように、各特徴量には、所定の標準化係数(b1〜b10)が付与されている。これによって、各特徴量は、他の特徴量と同じスケールで比較することができるようになっている。また、表1において記載されているように、各特徴量には、所定の評価関数を用いた重み付け係数(a1〜a10)が付与されている。この標準化係数(b1〜b10)と重み付け係数(a1〜a10)とを用いた式1による関数によって各特徴量を合算することにより、ブレードHの各特徴量を合算してなる総合的特徴量を、好ましく導出することができるようになっている。
なお、この重み付け係数(a1〜a10)は、重要な損傷特徴量から順に大きな重み付けをしていくようになっているので、ブレードHとしてたいしたことのない損傷特徴については総合的特徴量に大きく反映されず、ブレードHとして致命的な損傷特徴量が総合的特徴量に大きく反映されるようになっている。例えば、ひび割れW1に関して言えば、打痕W3よりも伸展していく速度が速いのが一般的である。もし仮に、このひび割れW1が伸展してしまうと、ブレードとして使い物にならない。そこで、ひび割れ特徴量103に関する重み付け係数(a1〜a10)は、打痕特徴量108,109の重み付け係数の2倍の値が選択されている。このようにして、総合的特徴量を抽出するにあたっては、ひび割れ特徴量103は、打痕特徴量108,109に比して2倍の重み付けがされ、大きく総合的特徴量に反映されるようになっている。
またここで、各特徴量102,103,107,108,109,112a,112b,112c,112d,113が所定の閾値を超えている場合には、その閾値を超えたブレードHに対して、その旨を示すマーキングをしたり、上述のようにして導出された総合的特徴量が所定の閾値を超えている場合には、その閾値を超えたブレードに対して、その旨を示すマーキングをしたりして、上述した各記憶用回路75,82,83,84に、ブレードの番号と共に記憶されるようにしてもよい。なお、この特徴量102,103,107,108,109,112a,112b,112c,112d,113が所定の閾値を超えることは、その損傷が顕著な場合であることを意味している。
以上のような一連の動作が終了した場合には、上述した各記憶用回路75,82,83,84に記憶されている記憶に基づいて、例えば、図12に示すような検査結果をモニタ表示部65に表示する。この検査結果は、ブレードHの枚数に応じた全体画像が表示されると共に、上述したように閾値を超えた特徴量に関する箇所及びブレードの画像を選択することができるように表示する。
次に、特徴量を比較する特徴量比較回路85について説明する。この特徴量比較回路85においては、上述した記憶用回路75,82,83,84によって前回までに記憶されているブレードHの各特徴量102,103,107,108,109,112a,112b,112c,112d,113の何れかが任意に選択されたものと、新たに取得されて記憶されたブレードHの、その任意に選択された特徴量とを比較する。つまり、新たに取得されて記憶されたブレードの特徴量を、前回までに記憶されているブレードの特徴量と関連付けるにあたっては、前回のブレードの番号に対応するブレードを特定することを必要とする。つまり、ブレードHを観察するごとに、前回のブレードHの番号に対応する新たなブレードが不明な状態となっているので、これを特定することが必要となる。
そこで、具体的には、以下の表2に示すように、前回までに記憶されているブレードHの任意に選択した特徴量の一覧表と、今回新たに記憶されたブレードHの任意に選択した特徴量の一覧表とを照らし合わせて、任意に選択した特徴量の合致箇所が最大の状態となるところで、前回のブレード(H〜H31)の番号を特定し、この特定されたブレード(H〜H31)の番号と、今回のブレード(H〜H31)の任意に選択された特徴量とを関連付けて記憶する。このように関連付けて、新たに任意に選択された特徴量が記憶された場合には、図13に示すように、モニタ表示部65には、前回と今回とを比較し易いように並べ替えて表示する。このように前回と今回とを並べて表示した場合には、作業者は、同じブレードの経過的状態変化を好ましく把握することができる。
Figure 0004869699
なお、上述の特徴量比較回路85においては、上述した記憶用回路75,82,83,84によって前回までに記憶されているブレードHの各特徴量102,103,107,108,109,112a,112b,112c,112d,113の何れかが任意に選択されたものと、新たに取得されて記憶されたブレードHの、その任意に選択された特徴量とを比較するようにしたが、これに限定されることなく、任意に選択された特徴量は、複数種類であってもよいし、総合的特徴量であってもよい。
また、上述した一連の処理は、回路ごとに設定されているプログラムに基づいて処理されるように構成されているが、データバス70に接続され且つプログラムメモリー71に記憶されているプログラムに基づいてCPU72が処理するように構成されるものであってもよい。また、ブレードHを移動させることについては、ターニングツール66を用いることなく、作業者の手作業でブレードHを移動させるようにしてもよい。このように構成した場合には、計測を開始したことのみを、コントローラ60に通知すればよい。また、上述した回路のほかに、適宜の回路を設けたとしても、本発明の趣旨を逸脱するものではない。
以上説明したように、この内視鏡装置にあっては、特徴量比較回路(特定認識部)85によって、前回の(第1の)ブレードHの情報とされる各種回路による計測された特徴量をはじめとした情報(観察画像も含む)と、今回の(第2の)ブレードHの情報とされる各種回路による計測された特徴量をはじめとした情報とを比較して、今回のブレードHの情報に対応した前回のブレードHの情報を特定し、この記憶用回路75,82,83,84に、新たに取得した今回のブレードHの情報を記憶するので、前回のブレードHの情報と今回のブレードHの情報とを比較し易いものにする。これによって、ブレードHの状態の変化を好ましく把握することができる。また、このブレードHには、番号が付与(ナンバリング)されているので、把握されたブレードHの状態の変化を、詳しく観察したいブレードHについて、記憶用回路75,82,83,84から直ぐに読み出すこともできる。つまり、複数のブレードHの状態の変化を一度に把握することができ、さらに、ブレードHごとについても精査することができて、工程の自動化(省力化)を達成し、検査における煩雑さを解消することができる。
また、この内視鏡装置1にあっては、計測用光学系が観察用光学系を兼ねているので、新たに、ブレードHを観察するために撮像する観察用光学系を設ける必要が無くなり、部品点数を少なくして構成することができて、挿入部20をコンパクトにすることができる。また、この内視鏡装置1にあっては、ブレードHが観察用光学系及び計測用光学系によって撮像されるように、ブレードHを順次移動させる移動操作部を具備し、移動操作部は、複数のブレードHの1つを移動させた場合と、複数のブレードHが一巡させられるようにブレードHの複数を移動させた場合とにおいて、計測用回路C1若しくはブレード番号付与回路76に、その旨を通知するように構成されているので、独自にブレードHが1つずつ移動したことをカウントすることなく、また、複数のブレードHが一巡したことを確認することを必要としない。これによって、制御を簡単にすることができる。
この内視鏡装置1にあっては、ブレードHの以前の特徴量と新たな特徴量とを比較するにあたっては、その複数種類の特徴同士を時系列的に比較することができるので、ブレードHの状態の変化を把握し易くする。また、この内視鏡装置1にあっては、計測用回路C1によって抽出される複数種類の特徴が、ブレードHに発生した、ひび割れ、欠損、打痕、その他の変形等を含む損傷であるので、ブレードHの損傷状況を把握し易いものにして、ブレードHの交換時期を把握するのに好ましくなる。
この内視鏡装置1にあっては、複数種類の特徴量を標準数値化するので、同じスケールで複数種類の特徴量同士を比較することができる。また、このように特徴が数値化されていると、その特徴の大きさを数字の大きさで判断することができて、その特徴が判定し易くなる。また、この内視鏡装置1にあっては、計測用回路C1には、総合的損傷量を導出できるので、総合的損傷特徴量同士を比較すれば、ブレード1枚としての損傷を判断することができる。このように総合的な特徴が数値化されていると、その特徴の大きさを数字の大きさで判断することができて、その損傷特徴を判定し易くなる。
なお、上述の特徴量判定回路81にあっては、導出された特徴量に基づいて、各ブレードについて、例えば5段階評価等の、適宜の評価が付与されるように構成されるものであってもよい。また、この評価に基づいて、閾値が超えたか否かによって、ブレードHの良否が判定されるように構成されるものであってもよい。このように、評価や判定がなされるように構成された場合には、作業者の熟練した判断を必要とすることなく、ブレードHの交換時期が瞬時に分かる利益がある。
〔第2の実施の形態〕
次に、上述の第1の実施の形態とは異なる、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態における内視鏡装置と、第1の実施の形態における内視鏡装置とは、立体的に撮像するための画像計測の構成において相違している。すなわち、第1の実施の形態における内視鏡10においては、ブレードHを立体的に撮像するにあたって、ステレオ計測法を用いていたが、この第2の実施の形態における内視鏡10Aにおいては、立体的に撮像するにあたって、レーザーライン測定方法(光切断法)を用いている。なお、上述の第1の実施の形態における内視鏡装置と同様に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。また、この第2の実施の形態における内視鏡装置の第1の撮像部22には、CMOSイメージセンサ22d(図5参照)に替えて、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ22gが設けられている。
つまり、第1の実施の形態における内視鏡装置の、第2の撮像部における箇所には、上述したように構成された撮像部23に替えて、レーザーライン測定機構24が設けられている。図14の外観図及び図15の断面図に示すように、第1の実施の形態における第2の観察窓24aには、投影窓枠体24bが取り付けられ、この投影窓枠体24bの近傍の挿入部20A内には、この観察窓24aからブレードHに光を照射させるレーザーライン測定器25が設けられている。このレーザーライン測定器25は、図16にも示すように、大まかに、回転可能に軸支される三角ミラー25aと、この三角ミラー25aを回転させるためのモータ25bと、この三角ミラー25aに照射するレーザーダイオード25cと、そのレーザーダイオード25cと三角ミラー25aとの間に配置されるシリンドリカルレンズ25dを具備して構成される。このレーザーダイオード25cは、適宜の電線67aによって、コントローラ60のレーザーダイオード点灯回路67に接続されている。
なお、モータ25bの回転軸にはプーリ25eが取り付けられていると共に、この三角ミラー25aを軸支する回転軸にもプーリ25fが取り付けられており、これらのプーリ25e,25f同士には無端のタイミングベルト25gが巻回され、これによって互いのプーリ25e,25fは連動するようになっている。なお、三角ミラー25aを軸支するプーリ25fの回転軸には適宜のエンコーダ25hが設けられていると共に、この投影窓枠体24bには適宜のスリット(不図示)が設けられている。このエンコーダは、適宜の電線68aによって、コントローラ60のエンコーダ入力回路68に接続されている。
このように構成されたレーザーライン測定機構25によれば、図16に示すように、レーザーダイオード25cから出射されるレーザー光Lが、シリンドリカルレンズ25dを透過して三角ミラー25aに入射し、さらに三角ミラー25aに入射したレーザー光Lは、この三角ミラー25aによって反射する。これによって、第2の観察窓24aからブレードHに向けて出射するようになっている。さらに、三角ミラー25aの回転にしたがって、さらに投影窓枠体24bに形成されているスリットを透過することによって、図18に示すように、このレーザーライン測定機構25から出射されるレーザー光(鉛直方向の直線状)Laは、ブレードH上を滑るように照射しながら移動する。この際、第1の撮像部22は、このブレードH上を移動するレーザー光を撮像している。なお、図18は、レーザー光が照射されている際のモニタ表示部65の表示画像である。
このようにして、ブレードH上を滑るように照射されたレーザー光Lは、第1の撮像部22によって撮像され、この撮像データは上述したコントローラ60に送信される。このレーザーライン測定機構25は、図17のブロック図に示すように、コントローラ60内のデータバス70に接続されているレーザーダイオード点灯回路67と、エンコーダ入力回路68とに接続され、適宜の電源を供給するすると共に、適宜の入力をしている。
以上のように構成された第2の実施の形態における内視鏡装置1の動作について、図19のフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した第1の実施の形態における内視鏡装置と異なる構成を採用したことにより異なる動作のみを挙げて説明し、上述した第1の実施の形態における内視鏡装置と同様の動作については、その説明を省略する。
すなわち、コントローラ60が電源オンにされる(S11)と、エンコーダ入力回路68がオンとなり、モータ25bの回転軸を回転させ、このモータ25bと連動するようにされた三角ミラー25aが回転する(S12)。これと同時に、LED点灯回路95によってLEDを点灯させる(S13)。CPU72は、ターニングツール通信回路90を介してターニングツール66を制御して、次の1枚のブレードHを測定するように、1枚のブレードを移動させる(S14)。
なお、この際、移動したブレードHが、ブレード位置検出回路78によって静止したと確認されていない場合には、データバス70に接続されているCPU72はLED点灯回路95をオンとし、さらに、レーザーダイオード点灯回路67をオフとしている。なお、ブレードHがターニングツール66によって移動させられて静止するまでは、レーザーダイオード25cはオフの状態で、白色LED33が点灯してブレードHを照らし出した状態となっている(S15)。
ブレード位置検出回路78によってブレードHが静止したと確認した場合においては(S15)、全ブレード(H〜H31)31枚の三次元表面形状の算出が終了しているか否かを判断する(S16)。ここで、全ブレード(H〜H31)31枚の走査が終了していないと判断した場合には、CPU72は、白色LED33は消灯して、レーザーダイオード25cはオンの状態とする(S17)。そして、三角ミラー25aを回転させる。この三角ミラー25aの回転にしたがって、投影窓枠体24bを透過して出射されるレーザー光(鉛直方向の直線状)は、ブレードH上を滑るように照射しながら移動し、同時に、第1の撮像部22は、このブレードH上を移動するレーザー光Laを撮像する。つまり、ブレードHは、走査されている。
そして、表面形状認識回路79が、第1の撮像部22によって撮像された、ブレードHのライン切断された画像に基づき、撮像されたラインの位置と、エンコーダ入力回路68の適宜の情報とを適宜演算処理(三角測量法に基づく)する(S18)。これによって、ブレードHの三次元表面形状を算出する。そして、このブレードHの三次元表面形状を算出が終了した(走査後)場合には、CPU72は、レーザーダイオード25cを消灯し、白色LED33を点灯する(S19)。なお、この一連の処理(S14〜S16)は、全ブレード(H〜H31)31枚の走査が終了するまで繰り返し行われる。また、上述したS16において、31枚の全ブレードの三次元表面形状の算出が終了している場合には、総合的特徴量等を算出して(S20)、結果をモニタ表示部65に表示して終了する(S21)。
言い換えれば、第1の撮像部22による撮像が完了するまでは、ターニングツール通信回路90を介してターニングツール66を制御して、31枚のブレードHを移動しないように、すなわちブレードHが取り付けられている回転軸を回転させないようにしている。言い換えれば、ターニングツール66によって、ブレードHを1つ分移動させる毎に、ブレードHの静止をブレード位置検出回路78によって確認してから、上述したレーザーライン測定機構25によってこのブレードHの表面形状を走査するようになっている。なお、ターニングツールは、ブレードの1枚、及び一組の31枚(一巡)を移動させた場合に、その旨をブレード位置検出回路に送信する。
このようにして、立体的(三次元)に撮像することができることにより、ブレードの縦長さや横長さに加え、奥行き長さも計測し易くなり、特徴を把握するのにより好ましいものとなる。また、レーザーライン測定方法(光切断法)を用いて構成しているので、製造コストも削減することができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、上述の第1の実施の形態及び第2の実施の形態とは異なる、第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態における内視鏡装置10Bは、第1の実施の形態において説明した内視鏡装置10の第1の撮像部と第2の撮像部とを具備してなる1組の光学系Mのセットが、挿入部20の長さ方向に2組設けられている点において相違している。また、この第3の実施の形態における内視鏡装置10Bは、第1の実施の形態において説明した内視鏡装置10の照明部30が、前記挿入部20の軸線方向に対して平行に延びると共にリンク部材41を介して挿入部20に近づいたり離れたりするように設けられた長尺部材42に設けられている点において第1の実施の形態と相違している。
なお、上述の第1の実施の形態における内視鏡装置10と同様に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。なお、もう1組の光学系Mのセットは、撮像部27,28によって構成されており、第の撮像部22(22a〜22f)において付された符号を‘22’を‘27’及び‘28’と替えて図面に付し、その説明を省略する。また、第1の光学系M1の第1の撮像部22は第1のフレームメモリー61aに接続されており、第1の光学系M1の第2の撮像部23は第2のフレームメモリー62aに接続されており、第2の光学系M2の第1の撮像部27は第3のフレームメモリー61bに接続されており、第2の光学系M2の第2の撮像部28は第4のフレームメモリー62bに接続されている(図23参照)。なお、これら第1の光学系M1と第2の光学系M2とによって撮像された画像は、ブレードHの全体の画像になるように、つなぎ合わされた処理がなされる。
具体的には、図20の外観図及び図21の断面図に示すように、内視鏡20Bの挿入部20においては、上述の第1の実施の形態における内視鏡10の挿入部20に設けられた第1の撮像部22と第2の撮像部23とを具備してなる1組の光学系(第1の光学系セット)M1と、この1組の光学系の基端側において設けられた、第3の撮像部27と第4の撮像部28とを具備してなるもう1組の光学系(第2の光学系セット)M2とを備えて構成されている。
また、この第1の光学系セットM1と第2の光学系セットM2とは、設置される挿入部20の外周面の周方向に沿って互いにずらされて設けられている。つまり、図20に示すように、第2の光学系セットM2は、挿入部20の外周面において、第1の光学系M1よりも、挿入部20の周方向に約20度の角度を付けて上方にずらされて設置されている。つまり、互いの光学系M1,M2においては、図示するようにズレ量Kが設けられている。言い換えれば、図22(c)に模式図に示すように、光学系M1の撮像中心方向はR1となっており、光学系M2の撮像中心方向はR2となっている。なお、これらの第1の光学系M1及び第2の光学系M2によって撮像する際には、この第1の光学系M1と第2の光学系M2との間となる中心方向R3に、撮像したいブレードHの中心がくるようにする。
さらに、この第3の実施の形態の内視鏡装置10Bの挿入部20においては、2つのリンク部材41が、回動可能に軸支されて設けられている。これらのリンク部材41は、一端側が挿入部20に回動可能に軸支されおり、他端側は長尺部材42を回動可能に軸支している。このリンク部材41によって軸支されている長尺部材42は、挿入部20の軸線方向に対して平行に延びるように構成されており、リンク部材41によって軸支されることによって、この挿入部20に対して近づいたり離れたりすることができるようになっている。また、上述の長尺部材42には、ブレードHを照らし出すための白色LED33aが、その長手方向に沿って複数並べられて設けられている。なお、この白色LED33aは、LED回路95に接続されている(図23参照)。
図20を裏面側から見た図となる図22(a)や、図20のQ−Q断面図となる図22(b)に示すように、この挿入部20に軸支されるリンク部材41の一端側には、その挿入部20に軸支されている箇所よりも内方において、操作軸45の一端が連結されている。また、この操作軸45の他端は、ハンドル部11に軸支された操作レバー46に連結されている。これによって、操作レバー46回動操作にしたがって、操作軸45を、挿入部20の先端20a側に向かって押したり、挿入部20の基端側20bに向かって引っ張られたりすることができるようになっている。そうすると、この操作軸45に連結されているリンク部材41が、挿入部20に対して立ち上がったり寝たりする。これによって、リンク部材41に連結されている長尺部材42は、挿入部20に対して平状態を維持したまま、この挿入部20に対して近づいたり離れたり移動するようになっている。
このように構成された第3の実施の形態の内視鏡装置10Bは、次のような作用効果を奏する。すなわち、光学系Mが2組設けられて構成されているので、広い範囲に亘って撮像することができる。例えば、1組の光学系では好ましく撮像することができないほどの、大きなブレード等を撮像したい場合においても、この大きなブレードHの範囲を区分けすることなく、ブレードHを一度に撮像することができる利点がある。さらに、従来においては、このような大きなブレードHを一度に撮像しようとした場合には、広角レンズを用いて撮像していたが、このように広角レンズを用いて撮像した場合には、撮像された画像の解像度が低くなって、撮像された画像から計測用回路C1によって計測する場合には、精度の悪いものとなってしまう不具合があった。しかしながら、この第3の実施の形態の内視鏡装置10Bのように、光学系が2組設けられて構成されている場合には、撮像された画像の解像度を高めることができるので、ブレードHを高精度で撮像することができる利点がある。
また、白色LED33が長尺部材42に設けられているので、ブレードHに当たった強い光が、撮像部22,23,27,28に入射し難くなって、白くぼやかせるような(ハレーション)不具合も発生し難くすることができ、ブレードHの観察や計測に好ましいものとなる。さらにまた、照明部30Bは、その長尺部材の長手方向に並んで構成されているので、ブレードHが長く構成されている場合であっても、このブレードHの全体を照らし出すことができる。
なお、本発明に係る内視鏡装置は、上述したような実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜に選択して構成することができる。
例えば、上述の実施の形態における発光部は、LEDで構成されるものであったが、これに限定されることなく、適宜のランプやライトガイド等の光源体によって構成されるものであってもよい。また、本発明に係る内視鏡装置は、上述した光学系M1(M2)が3組以上設けられて、構成されるものであってもよい。
また、上述の実施の形態においては、被検体とされるブレードを撮像するにあたっては、照明部によって照らし出しながら撮像するように構成されていた。しかしながら、ブレードの位置を検出したタイミングに合わせてフラッシュを焚くように照明部を点灯させて、被検体を照らし出して被検体を撮像するようにしてもよい。このようにフラッシュを焚くように照明部を点灯させた場合には、ブレの少なくされた静止画像を好ましく撮像することができることとなる点において利益がある。
また、上述の実施の形態における照明部に替えてランダムパターンを投影してステレオ計測のマッチングを取り易いものにしてもよい。
内視鏡装置の全体外観図である。 固定具の詳細を表す側面図である。 内視鏡の外観図である。 図3の内視鏡の挿入部の断面図である。 コントローラのブロック図である。 ジェットエンジン内に挿入されている内視鏡の挿入部を示す図である。 ブレード位置検出回路による位置決め動作を示す図である。 ブレード特徴抽出回路による特徴抽出(損傷)を示す図である。 図8の特徴抽出の詳細を示す図である。 ブレード特徴抽出回路による特徴抽出(着色)を示す図である。 表面形状認識回路による三次元形状抽出を示す図である。 検査結果の一例を示す図である。 検査結果の一例を示す図である。 内視鏡の別の例を示す外観図である。 図14の内視鏡の挿入部の断面図である。 レーザーライン測定器の斜視図である。 図14のコントローラを示すブロック図である。 レーザー光が照射されているブレードの表示画像である。 図14の内視鏡によってなされる処理のフローチャートである。 内視鏡の別の例を示す外観図である。 図20の内視鏡の挿入部の断面図である。 図20の内視鏡の裏面図及び断面図、撮像部の撮像方向を示す模式図である。 図20のコントローラを示すブロック図である。
符号の説明
1 内視鏡装置
10 内視鏡
11 ハンドル部
20 挿入部
22,23,27,28 撮像部
50 固定具
60 コントローラ
J ジェットエンジン
H ブレード


Claims (1)

  1. 複数設けられた被検体を観察するために撮像する観察用光学系と、前記被検体を計測するために撮像する計測用光学系とを備えた挿入部を具備する内視鏡装置であって、
    前記観察用光学系によって撮像された前記被検体ごとの観察用画像にナンバリングするナンバリング部と、
    前記計測用光学系によって撮像された前記被検体ごとの計測用画像に基づいて計測情報を抽出する計測部と、
    前記ナンバリング部によってナンバリングされた前記観察用画像と、前記計測部によって抽出された前記観察用画像に関連付けて対応する前記被検体の前記計測情報とを含んでなる第1の被検体情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記観察用光学系によって新たに撮像され前記ナンバリング部によって新たにナンバリングされた新たな観察用画像と、前記計測部によって新たに抽出されたこの新たな観察用画像に関連付けて対応する前記被検体の新たな計測情報とを含んでなる第2の被検体情報を記憶する第2の記憶部と、
    前記第1の被検体情報と前記第2の被検体情報とを比較して、前記第2の被検体情報に対応する前記第1の被検体情報を特定する特定認識部とを備え、
    前記第2の記憶部が新たに前記第2の被検体情報を記憶した場合には、前記第1の記憶部は、前記特定認識部によって特定された前記第1の被検体情報に対応する前記第2の被検体情報を、前記第1の被検体情報に加えて記憶することを特徴とする内視鏡装置。
JP2005358562A 2005-12-13 2005-12-13 内視鏡装置 Expired - Fee Related JP4869699B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005358562A JP4869699B2 (ja) 2005-12-13 2005-12-13 内視鏡装置
US11/637,500 US7518632B2 (en) 2005-12-13 2006-12-12 Endoscope device
US12/400,665 US8314834B2 (en) 2005-12-13 2009-03-09 Endoscope device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005358562A JP4869699B2 (ja) 2005-12-13 2005-12-13 内視鏡装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007163723A JP2007163723A (ja) 2007-06-28
JP2007163723A5 JP2007163723A5 (ja) 2009-01-29
JP4869699B2 true JP4869699B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=38138861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005358562A Expired - Fee Related JP4869699B2 (ja) 2005-12-13 2005-12-13 内視鏡装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7518632B2 (ja)
JP (1) JP4869699B2 (ja)

Families Citing this family (93)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5317415B2 (ja) * 2006-03-27 2013-10-16 富士フイルム株式会社 画像出力装置、画像出力方法、および画像出力プログラム
US7782453B2 (en) * 2006-12-28 2010-08-24 Ge Inspection Technologies, Lp Method for measuring missing corner dimensions
JP5127564B2 (ja) * 2008-05-22 2013-01-23 オリンパス株式会社 被検体の内部寸法測定方法
US20100128967A1 (en) * 2008-11-06 2010-05-27 Jhobe Steadman Hands-free Inspection Systems
US9101268B2 (en) 2009-06-18 2015-08-11 Endochoice Innovation Center Ltd. Multi-camera endoscope
US9402533B2 (en) 2011-03-07 2016-08-02 Endochoice Innovation Center Ltd. Endoscope circuit board assembly
US8926502B2 (en) 2011-03-07 2015-01-06 Endochoice, Inc. Multi camera endoscope having a side service channel
US9101287B2 (en) 2011-03-07 2015-08-11 Endochoice Innovation Center Ltd. Multi camera endoscope assembly having multiple working channels
US9872609B2 (en) 2009-06-18 2018-01-23 Endochoice Innovation Center Ltd. Multi-camera endoscope
WO2012056453A2 (en) 2010-10-28 2012-05-03 Peermedical Ltd. Optical systems for multi-sensor endoscopes
US9901244B2 (en) 2009-06-18 2018-02-27 Endochoice, Inc. Circuit board assembly of a multiple viewing elements endoscope
WO2012038958A2 (en) 2010-09-20 2012-03-29 Peermedical Ltd. Multi-camera endoscope having fluid channels
US9554692B2 (en) 2009-06-18 2017-01-31 EndoChoice Innovation Ctr. Ltd. Multi-camera endoscope
US11547275B2 (en) 2009-06-18 2023-01-10 Endochoice, Inc. Compact multi-viewing element endoscope system
US11864734B2 (en) 2009-06-18 2024-01-09 Endochoice, Inc. Multi-camera endoscope
US9492063B2 (en) 2009-06-18 2016-11-15 Endochoice Innovation Center Ltd. Multi-viewing element endoscope
US11278190B2 (en) 2009-06-18 2022-03-22 Endochoice, Inc. Multi-viewing element endoscope
US9713417B2 (en) 2009-06-18 2017-07-25 Endochoice, Inc. Image capture assembly for use in a multi-viewing elements endoscope
US9706903B2 (en) 2009-06-18 2017-07-18 Endochoice, Inc. Multiple viewing elements endoscope system with modular imaging units
US9642513B2 (en) 2009-06-18 2017-05-09 Endochoice Inc. Compact multi-viewing element endoscope system
US10165929B2 (en) 2009-06-18 2019-01-01 Endochoice, Inc. Compact multi-viewing element endoscope system
US8965103B2 (en) 2009-07-16 2015-02-24 Olympus Corporation Image processing apparatus and image processing method
US8791998B2 (en) 2009-07-31 2014-07-29 Olympus Corporation Image processing apparatus and method for displaying images
JP5412215B2 (ja) * 2009-09-04 2014-02-12 オリンパス株式会社 画像処理装置およびプログラム
JP5372675B2 (ja) * 2009-09-04 2013-12-18 オリンパス株式会社 画像処理装置およびプログラム
US8675950B2 (en) 2009-07-31 2014-03-18 Olympus Corporation Image processing apparatus and image processing method
JP2011232111A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Olympus Corp 検査装置及び検査装置の用いた欠陥検出方法
US20110267428A1 (en) * 2010-04-30 2011-11-03 General Electric Company System and method for mapping a two-dimensional image onto a three-dimensional model
US9560953B2 (en) 2010-09-20 2017-02-07 Endochoice, Inc. Operational interface in a multi-viewing element endoscope
US9488467B2 (en) 2010-10-28 2016-11-08 General Electric Company System and method for monitoring in real time, a gap between portions in a machine
EP3420886B8 (en) 2010-12-09 2020-07-15 EndoChoice, Inc. Flexible electronic circuit board multi-camera endoscope
CN103348470B (zh) 2010-12-09 2017-05-03 恩多巧爱思创新中心有限公司 用于多摄像头内窥镜的柔性电子电路板
US11889986B2 (en) 2010-12-09 2024-02-06 Endochoice, Inc. Flexible electronic circuit board for a multi-camera endoscope
EP2481924B1 (en) * 2011-02-01 2016-12-14 ALSTOM Renewable Technologies Device and method for visual analysis of a wind turbine blade
EP2672878B1 (en) 2011-02-07 2017-11-22 Endochoice Innovation Center Ltd. Multi-element cover for a multi-camera endoscope
US9984474B2 (en) 2011-03-04 2018-05-29 General Electric Company Method and device for measuring features on or near an object
US9875574B2 (en) 2013-12-17 2018-01-23 General Electric Company Method and device for automatically identifying the deepest point on the surface of an anomaly
US10019812B2 (en) 2011-03-04 2018-07-10 General Electric Company Graphic overlay for measuring dimensions of features using a video inspection device
US10586341B2 (en) 2011-03-04 2020-03-10 General Electric Company Method and device for measuring features on or near an object
US10157495B2 (en) 2011-03-04 2018-12-18 General Electric Company Method and device for displaying a two-dimensional image of a viewed object simultaneously with an image depicting the three-dimensional geometry of the viewed object
GB2504612B (en) 2011-05-09 2014-09-24 Rolls Royce Plc An apparatus for supporting a tool in an assembled apparatus
DE102011114541A1 (de) * 2011-09-30 2013-04-04 Lufthansa Technik Ag Endoskopiesystem und korrespondierendesVerfahren zur Untersuchung von Gasturbinen
US8744166B2 (en) 2011-11-03 2014-06-03 United Technologies Corporation System and method for multiple simultaneous automated defect detection
US8792705B2 (en) * 2011-11-03 2014-07-29 United Technologies Corporation System and method for automated defect detection utilizing prior data
US8761490B2 (en) 2011-11-03 2014-06-24 United Technologies Corporation System and method for automated borescope inspection user interface
US8781209B2 (en) 2011-11-03 2014-07-15 United Technologies Corporation System and method for data-driven automated borescope inspection
US9471057B2 (en) * 2011-11-09 2016-10-18 United Technologies Corporation Method and system for position control based on automated defect detection feedback
US8781210B2 (en) 2011-11-09 2014-07-15 United Technologies Corporation Method and system for automated defect detection
EP2604175B1 (en) 2011-12-13 2019-11-20 EndoChoice Innovation Center Ltd. Removable tip endoscope
EP2604172B1 (en) 2011-12-13 2015-08-12 EndoChoice Innovation Center Ltd. Rotatable connector for an endoscope
US9560954B2 (en) 2012-07-24 2017-02-07 Endochoice, Inc. Connector for use with endoscope
JP2014045800A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Canon Inc 立体内視鏡システム
EP2713155A1 (de) * 2012-10-01 2014-04-02 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung sowie Verfahren zur visuellen Prüfung einer Eintritts- bzw. Austrittskante des Schaufelblatts einer Turbinenschaufel
US20140207406A1 (en) * 2013-01-22 2014-07-24 General Electric Company Self-directed inspection plan
US9588332B2 (en) 2013-03-13 2017-03-07 Olympus Corporation Photography system
US9330449B2 (en) * 2013-03-15 2016-05-03 Digital Wind Systems, Inc. System and method for ground based inspection of wind turbine blades
US9453500B2 (en) 2013-03-15 2016-09-27 Digital Wind Systems, Inc. Method and apparatus for remote feature measurement in distorted images
WO2014150055A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-25 Jalilian Mohammad Borescope apparatus and a method of using same
US9986899B2 (en) 2013-03-28 2018-06-05 Endochoice, Inc. Manifold for a multiple viewing elements endoscope
US9993142B2 (en) 2013-03-28 2018-06-12 Endochoice, Inc. Fluid distribution device for a multiple viewing elements endoscope
US9016560B2 (en) * 2013-04-15 2015-04-28 General Electric Company Component identification system
JP6238555B2 (ja) * 2013-04-24 2017-11-29 オリンパス株式会社 内視鏡システム
US20140320630A1 (en) * 2013-04-27 2014-10-30 Mit Automobile Service Company Limited Device for an automobile fuel intake catalytic system test and its test method
US10499794B2 (en) 2013-05-09 2019-12-10 Endochoice, Inc. Operational interface in a multi-viewing element endoscope
US9261693B2 (en) 2013-06-27 2016-02-16 Olympus Corporation Endoscope system
JP6242105B2 (ja) 2013-07-30 2017-12-06 オリンパス株式会社 ブレード検査装置及びブレード検査方法
JP6153410B2 (ja) 2013-07-30 2017-06-28 オリンパス株式会社 ブレード検査装置及びブレード検査方法
JP6218484B2 (ja) 2013-08-01 2017-10-25 オリンパス株式会社 内視鏡検査用固定具
JP6223049B2 (ja) 2013-08-01 2017-11-01 オリンパス株式会社 ブレード検査システム
JP6180221B2 (ja) 2013-08-01 2017-08-16 オリンパス株式会社 ブレード検査装置
US9842430B2 (en) 2013-12-17 2017-12-12 General Electric Company Method and device for automatically identifying a point of interest on a viewed object
US9818039B2 (en) 2013-12-17 2017-11-14 General Electric Company Method and device for automatically identifying a point of interest in a depth measurement on a viewed object
US9708927B2 (en) * 2014-07-09 2017-07-18 Siemens Energy, Inc. Optical based system and method for monitoring turbine engine blade deflection
US10504218B2 (en) * 2015-04-21 2019-12-10 United Technologies Corporation Method and system for automated inspection utilizing a multi-modal database
CN104816836A (zh) * 2015-05-07 2015-08-05 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种利用分囊面痕迹鉴别尾桨叶气囊类型的方法
JP2016209460A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 オリンパス株式会社 内視鏡システム
JP6192880B2 (ja) * 2015-05-26 2017-09-06 三菱電機株式会社 検出装置および検出方法
GB2540616B (en) * 2015-07-24 2019-09-18 Keymed Medical & Ind Equipment Ltd Method and apparatus for inspection of moving parts in rotary systems
US10196927B2 (en) * 2015-12-09 2019-02-05 General Electric Company System and method for locating a probe within a gas turbine engine
US9733195B2 (en) * 2015-12-18 2017-08-15 General Electric Company System and method for inspecting turbine blades
US10247002B2 (en) * 2016-02-03 2019-04-02 General Electric Company In situ gas turbine prevention of crack growth progression
KR102555373B1 (ko) * 2016-03-28 2023-07-13 엘지전자 주식회사 터보 기계 시스템의 탐지장치
US9950815B2 (en) * 2016-07-01 2018-04-24 United Technologies Corporation Systems and methods for detecting damage
JP6929115B2 (ja) * 2017-04-25 2021-09-01 オリンパス株式会社 内視鏡装置、内視鏡システム及びレポート生成方法
US10691985B2 (en) * 2017-09-25 2020-06-23 General Electric Company Machine learning system for in-situ recognition of common locations in a rotatable body with repeating segments
JP7061506B2 (ja) * 2018-04-23 2022-04-28 オリンパス株式会社 検査システム、検査方法及びプログラム
DE102019100822B4 (de) * 2019-01-14 2024-10-10 Lufthansa Technik Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Boroskopinspektion
DE102019100821A1 (de) * 2019-01-14 2020-07-16 Lufthansa Technik Aktiengesellschaft Boroskop zur optischen Inspektion von Gasturbinen
EP3786620A1 (de) * 2019-08-29 2021-03-03 Lufthansa Technik AG Verfahren und computerprogrammprodukt zur automatisierten defektdetektion bei einer triebwerks-boroskopie
DE102019213914A1 (de) * 2019-09-12 2021-03-18 Carl Zeiss Smt Gmbh Vorrichtung zur Reinigung einer Oberfläche im Inneren eines optischen Systems
JP2022071822A (ja) * 2020-10-28 2022-05-16 オリンパス株式会社 画像表示方法、表示制御装置、およびプログラム
EP4321858A1 (de) * 2022-08-08 2024-02-14 viZaar Industrial imaging AG Sonde zur optischen inspektion, wartung und reparatur von maschinen, stromgeneratoren, turbinen und dampferzeugern
DE102023116571B3 (de) 2023-06-23 2024-10-24 Lufthansa Technik Aktiengesellschaft Vorrichtung zur Befestigung von mobilen Inspektionsmitteln an Inspektionsgegenständen, Anordnung umfassend eine solche Vorrichtung und Verwendung einer solchen Vorrichtung bei der Inspektion von Flugzeugtriebwerken oder Teilen davon

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5660843A (en) 1979-10-24 1981-05-26 Zen Nippon Kuuyu Kk Defect detecting system for jet engine
ATE40969T1 (de) * 1985-05-16 1989-03-15 Stewart Hughes Ltd System zum erfassen einer bewegung.
US5568271A (en) * 1991-11-22 1996-10-22 Olympus Optical Co., Ltd. Image information recording apparatus for recording a plurality of image information onto a plurality of information recording means
JPH07113749A (ja) 1993-10-18 1995-05-02 Olympus Optical Co Ltd タービンブレード検査システム
JP3487944B2 (ja) * 1995-02-24 2004-01-19 オリンパス株式会社 内視鏡装置
JP2002336188A (ja) 2001-05-21 2002-11-26 Olympus Optical Co Ltd 計測用内視鏡装置
JP3938721B2 (ja) * 2002-07-01 2007-06-27 オリンパス株式会社 計測用内視鏡装置
US20040183900A1 (en) 2003-03-20 2004-09-23 Everest Vit Method and system for automatically detecting defects in remote video inspection applications
US6899593B1 (en) * 2003-11-18 2005-05-31 Dieter Moeller Grinding apparatus for blending defects on turbine blades and associated method of use

Also Published As

Publication number Publication date
US8314834B2 (en) 2012-11-20
JP2007163723A (ja) 2007-06-28
US20090201364A1 (en) 2009-08-13
US7518632B2 (en) 2009-04-14
US20070132840A1 (en) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4869699B2 (ja) 内視鏡装置
JP6441268B2 (ja) 穿孔検査装置
KR100738693B1 (ko) 프로브 마크 판독 장치 및 프로브 마크 판독 방법
US7689003B2 (en) Combined 2D and 3D nondestructive examination
US11519863B2 (en) Apparatus for checking the coverslipping quality of samples for microscopic examination
US10746667B2 (en) Fluorescent penetrant inspection system and method
TWI432698B (zh) 用於探針標記分析之系統及方法
US20100220185A1 (en) Object Inspection System
JPWO2011064969A1 (ja) 検査装置、三次元形状測定装置、構造物の製造方法
JP5698489B2 (ja) 検査装置
CN112833812B (zh) 用于检验样品的测量仪器和用于确定样品高度图的方法
JP5224288B2 (ja) 表面検査装置および表面検査方法
JP2005055756A (ja) 内視鏡装置
JP3324699B2 (ja) 繊維の径分布測定方法および装置
WO2017175811A1 (ja) がん検査方法、がん検査装置、および、がん検査プログラム
JP2006337033A (ja) 共焦点光学系を有した測定装置
JP4628665B2 (ja) 針痕読取装置および針痕読取方法
JP5155674B2 (ja) 画像記録装置、内視鏡検査システム、検査方法及びプログラム
JP2012228460A (ja) 計測方法
CN110940679A (zh) 基于fpga的电子内窥镜裂纹检测系统及方法
JP4119828B2 (ja) 光学部材検査装置による球面部の検査方法
CN117805118B (zh) 一种基于运动时间关联控制的芯片外观检测装置的检测方法
JP5002942B2 (ja) グラビア版セル形状測定装置および測定方法
JP2015078895A (ja) 腐食ピット検査方法
JP2019090612A (ja) がん検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081210

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111116

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4869699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371