JP4868463B2 - 通信装置および通信方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばコグニティブ無線に使用して好適な通信装置および通信方法、より具体的には、周波数コンバータおよび周波数コンバート方法に関する。
一台の端末でユーザ周辺の電波の利用環境を認識・学習し、その結果に基づいて、ユーザが所望する帯域幅、QoS(Quality of Service)を満たす無線システムに適応的に切り替え/多重化を行い、無線通信を行うコグニティブ無線技術が注目されている。コグニティブ無線は、端末や基地局等の無線機に対して周辺の電波状況を認識・認知(cognitive)
する機能を持たせ、無線機自身が認識・認知した電波環境に応じて無線通信に利用する帯域幅や無線方式等を選択して周波数の利用効率を高める方式である。すなわち、利用可能な無線システムを,センシング等の環境認識技術を用いて信号の存在の有無を認識し、且つさらに信号の存在が確認された周波数帯に関しては、可能であればシステムの同定を行い、環境認識結果としてまとめ、その環境認識結果に基づいてユーザが所望する帯域幅、QoSを満たす無線システムに適応的に切り替え/多重化を行う。
このコグニティブ無線機を実現するためには、移動通信/放送に適したVHF/UHF帯からマイクロ波帯までの広い周波数帯の電波の利用環境の認識(センシング)を行うことができる高周波回路(RF)部が必要となる。このRF部に対する所要条件としては、できるだけ少ない部品点数で且つ小型のデバイスでこの各周波数帯に存在する無線通信システムを弁別しつつ、信号はダウンコンバートできることが挙げられる。
RF部の一例として、フィルタバンクがある。フィルタバンクとは複数の周波数、帯域幅に対応するフィルタ(帯域制限フィルタ)を用意し、段階的にフィルタリングを行うことによりシステムの弁別を行うものである。しかしながら、すべての無線システムが使用する周波数帯/帯域幅に対応させるためには、多くのフィルタを用意する必要があり、このフィルタの大きさがRF部の大きさを決める一つの大きな要因となっていた。また、新規にセンシングする周波数を追加する場合にも容易に追加ができない問題もある。さらに、下記の非特許文献1および特許文献1等に記載されているように、可変フィルタを用いる方式が提案されている。
河合他,"中心周波数および帯域幅を可変とする帯域通過型フィルタ",信学技報,SR2007−32,pp.73−76,July.2007 特開2007−312274号公報
可変フィルタは、フィルタを切り替えるための高度なスイッチング技術が必要となり現状の回路技術では実現にはまだ時間を要する。
したがって、この発明の目的は、多数のフィルタバンクを使用することによって回路規模が大きくなることを防止でき、さらに、可変フィルタ方式におけるフィルタ切り替えの問題を生じない通信装置および通信方法を提供することにある。
すなわち、この発明は、受信した広帯域信号内の信号を可変シンセサイザにより共通周波数帯にアップコンバート(UC)した後、中間周波数帯へのダウンコンバート(DC)する過程で適応的にフィルタリングを行い、希望信号を取り出すマルチバンド周波数ダウンコンバージョン(Multiband frequency down conversion: MBFDC) 方式を提供する。
上述の課題を解決するために、この発明は、周波数帯域または無線システムが異なる複数の信号が含まれる所望周波数帯域の受信信号が供給されるローパスフィルタと、
ローパスフィルタの出力を共通周波数にアップコンバートするアップコンバート部と、
アップコンバート部に対して接続された適応フィルタリング部とからなり、
適応フィルタリング部が第1および第2のダウンコンバート部と、第1および第2のダウンコンバート部のそれぞれに接続される第1および第2のフィルタとを有し、
第1および第2のダウンコンバート部に対して供給されるローカル信号のローカル周波数を調整することによって、希望波の上側周波数帯域および下側周波数帯域にそれぞれ存在する不要信号を除去するようにした通信装置である。
好ましくは、アップコンバート部と適応フィルタリング部の第1のダウンコンバート部との間に共通の第3のフィルタが挿入される。
好ましくは、所望周波数帯域を(f1〜f2)とすると、ローパスフィルタの遮断周波数がf2とされ、ローパスフィルタのストップバンドをfsとし、使用する無線システムの最大帯域幅をBWmとすると、共通周波数fxが下記の式を満足するように設定される。
fx≧fs+(BWm)/2
さらに、アップコンバート部に対して供給されるローカル信号の周波数LOが下記の式を満足するように設定される。
LO=fx+所望周波数
好ましくは、適応フィルタリング部では、使用する無線システムの最大帯域幅をBWmとし、第1および第2のフィルタの通過帯域をBWpとすると、通過帯域BWpが下記の式を満足するように設定される。
BWp≧BWm
さらに、第1および第2のフィルタの遮断周波数をfpとし、ストップバンドをfsとし、使用する無線システムの最小帯域幅をBWnとし、チャネル間隔をβとすると、下記の式を満足するように設定される。
fp−fs≧β−BWn
この発明は、第1および第2のフィルタの通過帯域が左右非対称の場合に、第1のフィルタの出力信号に対してアップコンバートを行うことによって左右の反転を行い、
左右の反転された信号を第2のフィルタに供給して不要信号を除去するようにした通信装置である。
この発明は、周波数帯域または無線システムが異なる複数の信号が含まれる所望周波数帯域の受信信号をローパスフィルタにより帯域制限するステップと、
ローパスフィルタの出力を共通周波数にアップコンバートするアップコンバートステップと、
アップコンバートされた信号に対する適応フィルタリングステップとからなり、
適応フィルタリングステップが第1および第2のダウンコンバートステップと、第1および第2のダウンコンバートステップのそれぞれの出力に対する第1および第2のフィルタリングステップとを有し、
第1および第2のダウンコンバートステップにおいて使用されるローカル信号のローカル周波数を調整することによって、希望波の上側周波数帯域および下側周波数帯域にそれぞれ存在する不要信号を除去するようにした通信方法である。
この発明においては、所望信号帯域に対してアップコンバートを行いその後アップコンバートした周波数帯でフィルタリングを行う。すなわち、受信入力端で多くの帯域制限フィルタが必要とはならない。また、アップコンバートした帯域は高周波であるため、フィルタリング等の作業を行う場合も小型のデバイスが期待される。
さらに、アップコンバートをした場合、近接する干渉波例えば隣接チャネルの信号も一緒にアップコンバートされることがある。この発明では、干渉波信号がアップコンバートされた場合においてもフィルタの中心周波数を固定し、周波数変換のローカル周波数により情報の中心周波数を任意に調整して不要な信号を除去するようにしている。この発明により、必要な帯域のみ切り出すことが可能になる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する一実施の形態は、この発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、この発明の範囲は、以下の説明において、特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されないものとする。この一実施の形態には、主として、(a)広帯域信号を受信した後に所望周波数を共通周波数にシフトさせる部分(共通周波数アップコンバージョン(Common center frequency Up-Conversion: CCFUC)部)と、(b)複数の帯域幅に適応させるフィルタリング部(以下、適応帯域フィルタリング部(Adaptive bandwidth filtering:ABF)部)とからなる。
図1に示すように、図示しないアンテナで受信され、低雑音電力増幅器を介された広帯域の受信信号がローパスフィルタ(LPF)1に入力される。ローパスフィルタ1は、システム全体での最大所望受信周波数以上の成分(受信範囲外の信号)を除去する。ローパスフィルタ1の出力信号がミキサ(乗算器)2に供給される。ミキサ2に対して可変シンセサイザ3からのローカル信号が入力される。ミキサ2によって広帯域信号の周波数が共通周波数F0にアップコンバージョンされる。
ローカル信号は、所望する無線システムに対して必要な値が異なるため、可変シンセサイザ3を用いてローカル周波数を所望の値に調整する。また、ローパスフィルタ1は、アップコンバートする周波数帯より高い周波数帯に他の信号が存在した場合、受信信号をミキシングする際に折り返しが発生するという問題に対処するために設けられる。
ミキサ2の後段では、通過帯域の広いフィルタで帯域制限を行い、隣接チャネル等に関しては、後段の適応帯域フィルタリング部にて除去する。ミキサ2の出力に対して、バンドパスフィルタ(BPF)4が接続される。バンドパスフィルタ4を通過した信号がミキサ5に供給される。ミキサ5に対して可変シンセサイザ6からのローカル信号が供給され、ミキサ5によってIF(Intermediate Frequency)周波数F1のIF信号へダウンコンバートされる。
ミキサ5の出力信号がバンドパスフィルタ(BPF)7に供給される。バンドパスフィルタ7を通過した信号がミキサ8に供給される。ミキサ8に対して可変シンセサイザ9からのローカル信号が供給され、ミキサ8によってIF周波数F2のIF信号へダウンコンバートされる。
ミキサ8の出力信号がバンドパスフィルタ(BPF)10に供給される。バンドパスフィルタ10を通過した信号がミキサ11に供給される。ミキサ11に対して可変シンセサイザ12からのローカル信号が供給され、ミキサ11によってIF周波数F3のIF信号へダウンコンバートされる。
ミキサ11に対してA/Dコンバータ13が接続される。A/Dコンバータ13によって、ミキサ11の出力信号がデジタル信号へ変換される。図示しないが、デジタル信号処理部によってA/Dコンバータ13の出力デジタル信号が処理される。デジタル信号処理部は、ソフトウェアによりその処理の内容が規定され、ソフトウェア無線装置が構成される。例えばデジタル信号処理部によって復調部が構成され、復調出力から妨害波の影響の程度が判定され、判定結果から適切な無線システム、周波数バンド等が選択される。
図2に示すように、一例として、使用する帯域(受信信号の帯域)を(300MHz〜6GHz)とし、アップコンバートされる共通の周波数(シフト周波数またはアップコンバート(UC)周波数)が例えば8GHzとされる。
一例として広帯域信号中の希望周波数が3種類の無線システムに対応して800MHz、2.4GHz、5.2GHzとされる。これらの希望周波数に対して可変シンセサイザ3は生成するローカル信号のローカル周波数LOは、(LO=UC周波数+800MHz)、(LO=UC周波数+2.4GMHz)、(LO=UC周波数+5.2GMHz)にそれぞれ設定される。
ミキサ2の出力に接続されたバンドパスフィルタ(BPF)4は、アップコンバート周波数の8MHzを中心周波数とし、希望信号自体が帯域制限されないように、使用する無線システムの最大帯域幅以上の帯域を有する。バンドパスフィルタ4、バンドパスフィルタ7およびバンドパスフィルタ10の通過帯域幅が互いに等しいものとされる。これらの通過帯域幅は、無線システムに対応して設定される。
図3に示すように、初段のバンドパスフィルタ4の通過帯域幅において、中心周波数F0の希望波Dの帯域の上下に例えば隣接チャネルの不要な信号である妨害波U1およびU2が存在している。次段のバンドパスフィルタ7では、ミクサ5によるダウンコンバートによって、バンドパスフィルタ7の通過帯域幅内で希望波Dの中心周波数F1を下側にずらす。妨害波U1がバンドパスフィルタ7の通過帯域幅の下側に位置するために、妨害波U1を抑圧することができる。さらに、次段のバンドパスフィルタ10では、ミクサ8によるダウンコンバートによって、バンドパスフィルタ10の通過帯域幅内で希望波Dの中心周波数F2を上側にずらす。妨害波U2がバンドパスフィルタ10の通過帯域幅の上側に位置するために、妨害波U2を抑圧することができる。
このように、帯域幅の異なる無線システム毎にシンセサイザの値(ローカル周波数)を可変させ、バンドパスフィルタによる複数のフィルタリング作業により、不要信号を通過帯域外に押し出し、帯域制限を行なう。これによりフィルタバンクを用いずにフィルタリングを行うことが可能となる。
上述したこの発明の一実施の形態におけるアップコンバートを行う共通周波数アップコンバージョンの中心周波数等のパラメータ設定方法について説明する。広帯域な受信信号内の所望信号を同一の周波数にシフトさせる工程と、複数帯域幅に適応させるフィルタリングの工程に対応するパラメータについて説明する。
上述した通り、広帯域の信号を一台の無線機で処理するにあたり、受信した信号内の所望周波数を同一の周波数にアップコンバートすることで、後段をシングルバンドの受信機として処理することが可能となる。しかしながら、受信信号をミキシングする際に発生する折り返しが問題となるため、折り返しの出ないように、アップコンバートの中心周波数を設定する必要がある。
希望する無線システムの周波数範囲をf1〜f2とすると、f2以上の周波数成分が存在した場合に折り返しが発生する。このため折り返しが存在しないように、ローパスフィルタ1によって帯域を制限する必要がある。図4は、ローパスフィルタ1の遮断周波数をf2とし、ストップバンドをfsとした場合の、周波数f1とf2とfsとの設定を示す。使用する無線システムの最大帯域幅をBWmとおくと、f2以上の周波数の信号から影響を受けず、且つfsとBWmが重ならない範囲以上であれば、折り返しが発生しない。図5は、システムの最大帯域幅と最適周波数の関係を示す。図5に示すように、シフトさせる周波数として最適な周波数をfxとし、fxとBWmの関係式は式(1)のようになる。
fx≧fs+(BWm)/2 (1)
次にローカル周波数LOの設定方法について説明する。ローカル周波数LOを設定する上での注意点は、ミキサの入力段での不要周波数除去である。最適な周波数fxへアップコンバートをする際に受信信号を広帯域のままミキサにかける必要があり、結果ミキサに入力される周波数成分が非常に多くなる。また、ミキサの入力、出力、ローカル信号がそれぞれ漏れ、出力から入力に漏れた周波数が再びミキシングされるといった動作が起こり、発生する周波数のパターンがさらに増加する。特にミキサの入力周波数に合わせて、ハーモニック信号が発生するため、不要な周波数を除去しない場合、予測していない周波数成分がfxに入り込む可能性が高くなる。
図6は、ミキサに入力される周波数をfrとし、ローカル信号を乗じた場合に発生する信号のパターンを示す。ここで、図6中で示すn、mの数値が大きくなるほど電力が小さく、周波数軸上で離れるほど、他の信号への影響は小さくなる。ミキサ内での周波数の漏れこみ、ハーモニック信号を考慮すると、広帯域の信号を扱う場合には、ローカル周波数LOの設定が重要となる。
最適な周波数fxにアップコンバートするには、図6におけるn、mが1の時のfr+LO、fr−LOをfxに合わせる2種類のパターン存在するが、fr+LOをfxに合わせると、fr−LOが元々の受信周波数帯に存在してしまい、ミキサの漏れやハーモニック信号による影響が大きくなる。しかし、fr−LOをfxに合わせることで、fr+LOの成分は周波数軸上で遥かに高くなり、fxへの影響がなくなる。
以上のことを考慮して最適な周波数fxにアップコンバートする際のローカル周波数LOの設定条件は式(2)となる。式(2)のローカル周波数LOを用い、式(3)に示すアップコンバートを行うのが最適である。
LO=fx+所望周波数 (2)
(fx+所望周波数)−所望周波数=fx (3)
次に、適応帯域フィルタリング(ABF)部のフィルタの選択方法について説明する。複数無線システムの受信信号を処理する場合、通信方式毎に各チャネルの帯域幅が異なる。適応帯域フィルタリング部では、対応する一つのフィルタリング方式として、図3に示すように、情報信号の周波数を可変シンセサイザでコントロールし、不要な信号をフィルタの通過帯域外に押し出す方式を用いて、希望波以外の干渉波の削減を図っている。本方式を実現する上で必要となるパラメータは、希望波を削ることのない通過帯域、並びに隣接チャネルの信号が入り込まない急峻さの両方をもつフィルタを実現するパラメータの最適値を考える必要がある。また、一般的なフィルタは完全な左右対称とはならないため、フィルタの形が左右非対称の場合の対策を講じることが望ましい。
一実施の形態では、2個のバンドパスフィルタ7および10を用いてフィルタリング処理を行っている。このバンドパスフィルタの帯域幅として適する条件は使用する無線システムの最大帯域幅に依存する。フィルタの通過帯域をBWpとし、使用する無線システムの最大帯域幅をBWmとした場合の必要とされる条件を図7に示し、式(4)で示す。
図7から、BWmがBWpに近付くほど2個のフィルタがぴったり重なり合う形となる。そのため、BWm=BWpの時が希望波を減衰させずフィルタリング可能とするための最低条件となり、BWpはそれ以上でなければならない。
BWp≧BWm (4)
隣接チャネルの信号を十分に除去するために必要な条件は、フィルタの遮断周波数からストップバンドまでの幅と、使用する無線システムの最小帯域幅と、チャネル間隔とに依存する。フィルタの遮断周波数をfpとし、ストップバンドをfsとし、使用する無線システムの最小帯域幅をBWnとし、チャネル間隔をβとした場合の条件を図8に示す。
図8より、fpからfsまでの間に隣接チャネルの信号が入り込まない最低条件は、使用する無線システムの最小チャネル間隔βと帯域幅BWnの差分だけ離れていれば良い。これより、遮断周波数とストップバンドの周波数軸上の距離として最適な条件は式(5)となる。
fp−fs≧β−BWn (5)
一般的なバンドパスフィルタは左右非対称なものが多く、一方の片側が式(5)を満たしても、他方の片側が式(5)を満たさない場合も想定される。汎用のフィルタを用い、左右非対称であった場合にも隣接チャネルを十分制限する方法の1つとして、処理工程でIQチャネルを反転させ、両側の隣接チャネルをフィルタの片側で帯域制限する手法を採用できる。
バンドパスフィルタが左右非対称の場合に考えられる処理工程を図9に示し、反転したIQチャネルの例について図10に示す。また、図10では、例として入力周波数を140MHzとし、帯域幅を10MHzとし、ミクサ8aに供給されるローカル信号のローカル周波数LOを980MHzとした場合の出力を示す。
図9に示すように、前段からのアップコンバートされた信号がバンドパスフィルタ4により帯域制限され、ミクサ5に供給される。ミクサ5と可変シンセサイザ6からのローカル信号によってダウンコンバートされる。ミクサ5の出力信号がバンドパスフィルタ7に供給され、バンドパスフィルタ7の帯域幅の下側に片側隣接信号(妨害波)が押し出され、片側隣接信号が除去される。
バンドパスフィルタ7の出力と可変シンセサイザ9aからのローカル信号とがミクサ8aに供給され、アップコンバートが行われる。このアップコンバートによって、信号の左右を反転させる。ミクサ8aの出力信号がバンドパスフィルタ10aを介してミクサ8bに供給され、可変シンセサイザ9bからのローカル信号によってダウンコンバートされる。ミクサ8bの出力信号がバンドパスフィルタ10bに供給され、逆側隣接信号が除去される。バンドパスフィルタ10bに対してA/Dコンバータが接続される。
図10に示すように、バンドパスフィルタ7からの入力信号がミキサ8aにおいてローカル周波数980MHzによってアップコンバートされると、(LO+入力周波数=980+140=1120MHz)の上側成分と、(LO−入力周波数=980−140=840MHz)の下側成分とがミキサ8aから出力される。下側成分をバンドパスフィルタ10aによって選択することによって信号の左右を反転させることができる。この方式を用いることで、フィルタが左右非対称の場合にも、左右対称なフィルタと同じような特性を得ることができる。
上述したこの発明の実際の例と、測定結果について説明する。図11は、試作された無線機の構成を示す。入力側から順に、ローパスフィルタ1、ミクサ2、バンドパスフィルタ4、ミクサ5a、バンドパスフィルタ7a、ミクサ5b、バンドパスフィルタ7b、ミクサ8a、バンドパスフィルタ10a、ミクサ8b、バンドパスフィルタ10b、ミクサ11がこの順序で直列に接続される。想定する無線システムの周波数範囲は300MHz〜6GHzである。
ミクサ2に対して可変シンセサイザ3から(受信周波数+8GHz)のローカル周波数の信号が供給され、ミクサ2によってアップコンバートがなされる。バンドパスフィルタ4によって8GHzを中心周波数とする帯域(通過帯域幅:100MHz)に制限され、ミクサ5aにおいて、可変シンセサイザ6aからの(LO=7.1635GHz)のローカル信号によって、中心周波数が836.5MHzにダウンコンバートされる。バンドパスフィルタ7aによって836.5MHzを中心周波数とする帯域(通過帯域幅:25MHz)に制限され、ミクサ5bに供給される。
ミクサ5bにおいて、可変シンセサイザ6bからのローカル信号によってダウンコンバートが行われ、140MHz付近の中心周波数の信号に変換される。ミクサ5bの出力信号が中心周波数が140MHzで通過帯域幅が25MHzのバンドパスフィルタ7bを介してミクサ8aに供給される。
ミクサ8aに対して可変シンセサイザ9aからローカル信号が供給され、ミクサ8aによって、中心周波数が836.5MHzの信号へアップコンバートがなされる。アップコンバートによってIQチャネルの反転がなされる。ミクサ8aの出力信号が中心周波数が836.5MHzで通過帯域幅が25MHzのバンドパスフィルタ10aを介してミクサ8bに供給される。
ミクサ8bにおいて、可変シンセサイザ9bからのローカル信号によってダウンコンバートが行われ、140MHz付近の中心周波数の信号に変換される。ミクサ8bの出力信号が中心周波数が140MHzで通過帯域幅が25MHzのバンドパスフィルタ10bを介してミクサ11に供給される。
ミクサ11において、可変シンセサイザ12からのローカル信号によってダウンコンバートが行われ、20〜40MHzの範囲の信号に変換される。ミクサ11の出力信号がA/Dコンバータ13に供給され、デジタル信号へ変換される。
希望信号の一例としての無線システムの諸元を表1に示し、図11に示す装置例のパラメータの設定値を表2に示す。
Figure 0004868463
Figure 0004868463
表1に示す通り、中心周波数5170MHz、帯域幅16.6MHzのIEEE.802.
11aを希望波と想定して測定を行った。表1および表2の値を式(1)に代入することによって、fx=7008MHz以上、式(4)よりWp=16.6MHz以上、式(5)よりfp−fs=3.4MHz以下という条件がそれぞれ得られる。上述した図11に示す構成は、この3つの条件を満たして設計されている。
図12は、測定時の構成を示す。希望波、隣接チャネル妨害波および次隣接チャネル妨害波をそれぞれ信号発生器21、22および23にて発生する。これらの信号を合成器24にて合成し、合成器24の出力信号が受信RF部25に供給される。受信RF部25が図11に示す構成を有する。受信RF部25の出力信号が解析部26にて解析される。
一例として下記の3通りの条件の測定を行った。
(a)希望波(5170MHz)のみを受信RF部25に供給し、出力結果のEVM(error vector magnitude)を測定した。希望波の電力を−5dBmから−45dBmへ下げていく。
(b)希望波(5170MHz)に対して隣接チャネル(5190MHz)および次隣接チャネル(5210MHz)を合計して−10dBmとなる妨害波を加え、希望波の電力を−5dBmから−45dBmへ下げていった場合のEVMを測定した。
(c)希望波(5170MHz)に対して隣接チャネル(5150MHz)および次隣接チャネル(5130MHz)を合計して−10dBmとなる妨害波を加え、希望波の電力を−5dBmから−45dBmへ下げていった場合のEVMを測定した。
条件(a)の測定結果を図13に示し、条件(b)の測定結果を図14に示し、条件(c)の測定結果を図15に示す。これらの図において、proposed, EVM は、表1の希望波信号を2ms間受信した際の平均EVMを表し、 withoutRF, EVM は、希望波(5170MHz)のみを受信RF部25を通さずに、信号発生器21から解析機に直接通した場合の値である。withoutRF, EVM は、比較のための値である。
図13、図14、図15において、希望波の信号電力が妨害波より大きい時にEVMが悪くなっているのは、受信RF部25のダイナミックレンジの影響で受信した総電力が大きく、アンプが歪んだためである。図13、図14、図15に示される結果として、隣接チャネルに妨害波がある場合と無い場合で同様の結果を得た。このことより、上述した条件で作成した無線機を用いて測定を行った結果、この発明によるフィルタリング方式により隣接チャネルの妨害波を適切に制限できていることが分かる。
この発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、この発明においては、共通周波数アップコンバート部に対して直列に3個のバンドパスフィルタと、3個のダウンコンバート部とを接続しているが、2個のバンドパスフィルタと2個のダウンコンバート部を設けるようにしても良い。また、この発明は、コグニティブ無線に限らず、広帯域の信号を受信する無線装置に対して適用することができる。
この発明の一実施の形態のブロック図である。 この発明の一実施の形態における共通周波数アップコンバージョン部の周波数変換処理を示す略線図である。 この発明の一実施の形態における適応帯域フィルタリング部のフィルタリング処理を示す略線図である。 使用周波数範囲とローパスフィルタの特性の関係を示す略線図である。 システムの最大帯域幅と最適周波数の関係を示す略線図である。 ミクサにおいて発生する信号のパターンを概略的に示す略線図である。 バンドパスフィルタの帯域幅の設定を概略的に示す略線図である。 バンドパスフィルタの遮断周波数、ストップバンドの設定の説明に使用する略線図である。 左右非対称の特性を有するバンドパスフィルタを使用した場合の構成を示すブロック図である。 左右非対称の特性を有するバンドパスフィルタを使用した場合の構成の処理を示す略線図である。 この発明による無線機の具体例を示すブロック図である。 測定時の構成を示すブロック図である。 第1の測定条件における測定結果を示すグラフである。 第2の測定条件における測定結果を示すグラフである。 第3の測定条件における測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1・・・ローパスフィルタ
2,5,5a,5b,8,8a,8b,11・・・ミクサ
3,6,6a,6b,9,9a,9b,12・・・可変シンセサイザ
4,7,7a,7b,10,10a,10b・・・バンドパスフィルタ

Claims (14)

  1. 周波数帯域または無線システムが異なる複数の信号が含まれる所望周波数帯域の受信信号が供給されるローパスフィルタと、
    上記ローパスフィルタの出力を共通周波数にアップコンバートするアップコンバート部と、
    上記アップコンバート部に対して接続された適応フィルタリング部とからなり、
    上記適応フィルタリング部が第1および第2のダウンコンバート部と、上記第1および第2のダウンコンバート部のそれぞれに接続される第1および第2のフィルタとを有し、
    上記第1および第2のダウンコンバート部に対して供給されるローカル信号のローカル周波数を調整することによって、上記希望波の上側周波数帯域および下側周波数帯域にそれぞれ存在する不要信号を除去するようにした通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    上記アップコンバート部と上記適応フィルタリング部の上記第1のダウンコンバート部との間に共通の第3のフィルタが挿入される通信装置。
  3. 請求項1に記載の通信装置において、
    上記所望周波数帯域を(f1〜f2)とすると、上記ローパスフィルタの遮断周波数がf2とされ、上記ローパスフィルタのストップバンドをfsとし、使用する無線システムの最大帯域幅をBWmとすると、上記共通周波数fxが下記の式を満足するように設定された通信装置。
    fx≧fs+(BWm)/2
  4. 請求項3に記載の通信装置において、
    上記アップコンバート部に対して供給されるローカル信号の周波数LOが下記の式を満足するように設定された通信装置。
    LO=fx+所望周波数
  5. 請求項1に記載の通信装置において、
    使用する無線システムの最大帯域幅をBWmとし、上記第1および第2のフィルタの通過帯域をBWpとすると、上記通過帯域BWpが下記の式を満足するように設定された通信装置。
    BWp≧BWm
  6. 請求項5に記載の通信装置において、
    上記第1および第2のフィルタの遮断周波数をfpとし、ストップバンドをfsとし、使用する無線システムの最小帯域幅をBWnとし、チャネル間隔をβとすると、下記の式を満足するように設定された通信装置。
    fp−fs≧β−BWn
  7. 請求項1に記載の通信装置において、
    上記第1および第2のフィルタの通過帯域が左右非対称の場合に、上記第1のフィルタの出力信号に対してアップコンバートを行うことによって左右の反転を行い、
    左右の反転された信号を上記第2のフィルタに供給して不要信号を除去するようにした通信装置。
  8. 周波数帯域または無線システムが異なる複数の信号が含まれる所望周波数帯域の受信信号をローパスフィルタにより帯域制限するステップと、
    上記ローパスフィルタの出力を共通周波数にアップコンバートするアップコンバートステップと、
    上記アップコンバートされた信号に対する適応フィルタリングステップとからなり、
    上記適応フィルタリングステップが第1および第2のダウンコンバートステップと、上記第1および第2のダウンコンバートステップのそれぞれの出力に対する第1および第2のフィルタリングステップとを有し、
    上記第1および第2のダウンコンバートステップにおいて使用されるローカル信号のローカル周波数を調整することによって、上記希望波の上側周波数帯域および下側周波数帯域にそれぞれ存在する不要信号を除去するようにした通信方法。
  9. 請求項8に記載の通信方法において、
    上記アップコンバートステップと上記適応フィルタリングステップの上記第1のダウンコンバートステップとの間に共通の第3のフィルタリングステップが挿入される通信方法。
  10. 請求項8に記載の通信方法において、
    上記所望周波数帯域を(f1〜f2)とすると、上記ローパスフィルタの遮断周波数がf2とされ、上記ローパスフィルタのストップバンドをfsとし、使用する無線システムの最大帯域幅をBWmとすると、上記共通周波数fxが下記の式を満足するように設定された通信方法。
    fx≧fs+(BWm)/2
  11. 請求項10に記載の通信方法において、
    上記アップコンバートステップにおいて使用されるローカル信号の周波数LOが下記の式を満足するように設定された通信方法。
    LO=fx+所望周波数
  12. 請求項8に記載の通信方法において、
    使用する無線システムの最大帯域幅をBWmとし、上記第1および第2のフィルタの通過帯域をBWpとすると、上記通過帯域BWpが下記の式を満足するように設定された通信方法。
    BWp≧BWm
  13. 請求項12に記載の通信方法において、
    上記第1および第2のフィルタの遮断周波数をfpとし、ストップバンドをfsとし、使用する無線システムの最小帯域幅をBWnとし、チャネル間隔をβとすると、下記の式を満足するように設定された通信方法。
    fp−fs≧β−BWn
  14. 請求項8に記載の通信方法において、
    上記第1および第2のフィルタの通過帯域が左右非対称の場合に、上記第1のフィルタの出力信号に対してアップコンバートを行うことによって左右の反転を行い、
    左右の反転された信号を上記第2のフィルタに供給して不要信号を除去するようにした通信方法。
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