JP2017034559A - 周波数選択装置、無線通信装置および周波数選択方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線システムにおいて、他の無線システムが使用している複数の周波数の無線信号から生じる相互変調歪による受信感度の劣化を抑制する。
【解決手段】無線通信装置(101)は、アンテナ(1)が受信した他の無線システムの無線信号の周波数を検出するチャネル検出部(3)と、当該周波数を参照して、当該無線信号から生じる相互変調歪の周波数を算出する相互変調歪算出部(5)と、これらの周波数を避けるように無線システムにおいて使用する周波数を選択するチャネル選択部(4)とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】無線通信装置(101)は、アンテナ(1)が受信した他の無線システムの無線信号の周波数を検出するチャネル検出部(3)と、当該周波数を参照して、当該無線信号から生じる相互変調歪の周波数を算出する相互変調歪算出部(5)と、これらの周波数を避けるように無線システムにおいて使用する周波数を選択するチャネル選択部(4)とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線システムにおいて使用する周波数を選択する技術に関するものである。
従来技術において、周囲の無線ネットワークが使用しているチャネル情報を収集するISCM(Inter-Space Channel Monitors)装置とアクセスポイント(AP)とから構成される無線LANシステムが知られている。当該システムは、自身が使用しているチャネルの情報と、周囲の無線ネットワークのチャネルの情報と、を作成および参照することで、電波干渉が発生しないチャネルを選択する。
具体的には、特許文献1に、周辺領域に位置する無線ネットワークで使用中のチャネルに関連したチャネル情報を収集して転送する少なくとも1つのISCM装置と、受信したチャネル情報と現在設定されている設定チャネルとの比較結果に基づいて、設定チャネルを他の周波数帯域のチャネルに調整するモジュールを有するアクセスポイントと、を備えている無線LANシステムが開示されている。
しかし、本発明者らの独自の知見によれば、特許文献1の無線LANシステムでは、APの受信感度が劣化する可能性がある。すなわち、他の無線システムが使用している複数のチャネルの電波をAPが受信したとき、当該AP内において当該複数のチャネルの電波から生じた相互変調歪が、選択されたチャネルにおける受信信号に影響を及ぼし、受信感度が劣化する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、無線システムにおいて、他の無線システムが使用している複数の周波数の無線信号から生じる相互変調歪による受信感度の劣化を抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る周波数選択装置は、無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択装置であって、該無線システムに備えられたアンテナが受信した他の無線システムの無線信号の周波数を検出する周波数検出部と、該周波数検出部が検出した周波数を参照して、該無線信号から生じる相互変調歪の周波数を算出する相互変調歪算出部と、該周波数検出部が検出した周波数および該相互変調歪算出部が算出した周波数を避けるように該無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択部と、を備えている。
また、本発明の一態様に係る周波数選択方法は、無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択方法であって、該無線システムに備えられたアンテナが受信した他の無線システムの無線信号の周波数を検出する周波数検出工程と、該周波数検出工程において検出した周波数を参照して、該無線信号から生じる相互変調歪の周波数を算出する相互変調歪算出工程と、該周波数検出工程において検出した周波数および該相互変調歪算出工程において算出した周波数を避けるように該無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択工程と、を包含する。
本発明の一態様によれば、無線システムにおいて、他の無線システムが使用している複数の周波数の無線信号から生じる相互変調歪による受信感度の劣化を抑制することができるという効果を奏する。
〔定義〕
本明細書において、「無線システム」とは、互いの間で無線通信を行う複数の無線通信装置から構成されるシステムを指す。無線システムの構成としては、これに限定するものではないが、例えば、無線基地局と、当該無線基地局との間で無線通信を行う一つ以上の移動局とから構成される無線システム等が挙げられる。
本明細書において、「無線システム」とは、互いの間で無線通信を行う複数の無線通信装置から構成されるシステムを指す。無線システムの構成としては、これに限定するものではないが、例えば、無線基地局と、当該無線基地局との間で無線通信を行う一つ以上の移動局とから構成される無線システム等が挙げられる。
本明細書において、「無線システムにおいて使用する周波数」とは、当該無線システムに属する無線通信装置間で無線通信を行うための無線信号の周波数を指す。なお、「無線信号の周波数」は、単一の周波数に限定されず、周波数帯またはチャネルであってもよい。
本明細書において、「無線システムにおいて使用する周波数を選択する」とは、当該無線システムにおいて使用可能な周波数(帯)から、無線通信を行うために使用する周波数(帯)を選択し、以降の無線通信を、選択した周波数(帯)で行うように無線システムに属する各無線通信装置を設定することを指す。
本明細書において、「無線システムに備えられたアンテナ」とは、当該無線システムに属する無線通信装置が備えるアンテナを指す。
本明細書において、「他の無線システム」とは、本発明に係る周波数選択装置が属する無線システムとは異なる無線システムを指す。
本明細書において、「無線LANシステム」とは、無線LANによって無線通信する無線システムを指し、例えば、IEEE802.11シリーズまたはIEEE802.15シリーズに準拠した無線通信を行う無線システムが挙げられ、インフラストラクチャモードおよびアドホックモードの何れのモードで無線通信を行う場合であっても含まれる。
本明細書において、「相互変調歪」とは、互いに周波数が異なる複数の信号が、無線通信装置の受信回路の低雑音増幅器(LNA)、ミキサ、スイッチ等に同時に入力されたときに、高調波として発生する歪を指し、IMD(Inter-Modulation Distortion)とも称される。
本明細書において、「相互変調歪の周波数」とは、相互変調歪成分が含まれる周波数(帯)を指す。
〔本発明の概要〕
まず、本発明が解決する課題について説明する。図2は、無線システム間における干渉を説明する図である。図2では、簡単のため、各無線システムは、1台の無線基地局と1台の移動局とから構成されているものとする。そして、無線基地局Aと移動局Aとから構成される無線システムAの電波有効エリアをエリアAとする。また、無線基地局Bと移動局Bとから構成される無線システムBの電波有効エリアをエリアBとする。また、無線基地局Cと移動局Cとから構成される無線システムCの電波有効エリアをエリアCとする。
まず、本発明が解決する課題について説明する。図2は、無線システム間における干渉を説明する図である。図2では、簡単のため、各無線システムは、1台の無線基地局と1台の移動局とから構成されているものとする。そして、無線基地局Aと移動局Aとから構成される無線システムAの電波有効エリアをエリアAとする。また、無線基地局Bと移動局Bとから構成される無線システムBの電波有効エリアをエリアBとする。また、無線基地局Cと移動局Cとから構成される無線システムCの電波有効エリアをエリアCとする。
各無線システムでは、無線システム同士の電波有効エリアが重なっている部分が存在するため、互いが干渉しないように、使用する周波数(チャネル)を互いに異なる周波数としている。説明のための一例として、以下では、無線システムAは、5500MHzの周波数帯を使用しており、無線システムBは5600MHzの周波数帯を使用しており、無線システムCは5700MHzの周波数帯を使用しているとする。この場合、各無線システムで使用している周波数帯間のバンドギャップは100MHzあるため、使用周波数帯同士の間隔としては十分な間隔であり、通常、各無線システム間で干渉は発生しない筈である。
しかしながら、周波数が異なる複数の信号が、無線通信装置の受信回路に入ると、相互変調歪が発生する。図3は、相互変調歪を説明する図である。図3に示すように、受信回路にそれぞれ周波数がf1およびf2である無線信号が入ると、fHおよびfLの相互変調歪(3次相互変調歪)が発生する。ここで、エリアA、エリアBおよびエリアCの重なるエリアにおいて、無線基地局Cおよび移動局Cは共に、エリアAの5500MHzおよびエリアBの5600MHzの無線信号(電波)を受信するため、無線基地局Cおよび移動局Cの受信回路では、5500MHzの無線信号と5600MHzの無線信号とから生じる相互変調歪が5700MHz帯に発生する。そのため、当該相互変調歪が、無線システムCにおいて使用する周波数帯である5700MHz帯の受信に影響を及ぼし、受信感度が劣化してしまう。このように、ある無線システムにおいて使用する周波数帯は、他の無線システムにおいて使用する周波数帯とは干渉しない周波数帯であったとしても、相互変調歪の影響により受信感度劣化が生じ得る。
本発明は、一態様において、上記課題を解決するために、(1)他の無線システムが使用している周波数(チャネル)を検出する機能と、(2)検出した周波数(チャネル)より、相互変調歪が発生する周波数(チャネル)を算出する機能と、(3)無線システムが使用する周波数(チャネル)として、算出された相互変調歪が発生する周波数(チャネル)とも、他の無線システムが既に使用している周波数(チャネル)とも異なる周波数(チャネル)を選択する機能とを有することにより、(4)他の無線システムが使用している周波数(チャネル)からの干渉のみならず、複数の周波数(チャネル)によって発生する相互変調歪の干渉も回避することができ、適切な周波数(チャネル)選択を行うことができる周波数選択技術を提供するものである。以下、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る周波数選択装置を説明する。本実施形態では、本発明に係る周波数選択装置として、無線LANシステムを構成する無線基地局または移動局として機能する無線通信装置について説明するが、本発明はこれに限定されず、任意の無線システムを構成する無線通信装置一般および周波数選択装置に適用することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る周波数選択装置を説明する。本実施形態では、本発明に係る周波数選択装置として、無線LANシステムを構成する無線基地局または移動局として機能する無線通信装置について説明するが、本発明はこれに限定されず、任意の無線システムを構成する無線通信装置一般および周波数選択装置に適用することができる。
(装置の構成)
図1は、本実施形態に係る無線通信装置(周波数選択装置)101の概略構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、無線通信装置101は、アンテナ1、無線受信部2、主制御部6、無線送信部7、ベースバンド部8、および送受切換えスイッチ9を備えている。主制御部6は、無線通信装置101を統括して制御するものであり、チャネル検出部(周波数検出部)3、チャネル選択部(周波数選択部)4、および相互変調歪算出部5としても機能するようになっている。
図1は、本実施形態に係る無線通信装置(周波数選択装置)101の概略構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、無線通信装置101は、アンテナ1、無線受信部2、主制御部6、無線送信部7、ベースバンド部8、および送受切換えスイッチ9を備えている。主制御部6は、無線通信装置101を統括して制御するものであり、チャネル検出部(周波数検出部)3、チャネル選択部(周波数選択部)4、および相互変調歪算出部5としても機能するようになっている。
アンテナ1は、無線通信装置101が属する無線システムにおける無線通信を行うための無線アンテナである。アンテナ1は、当該無線システムにおいて使用され得る周波数(チャネル)の無線信号(電波)を受信可能なように構成されていればよい。
送受切替えスイッチ9は、TDD(Time Division Duplex)方式で送受信を行うために、アンテナ1に接続されるパスを送信系(無線送信部7)と受信系(無線受信部2)との間で切換えるスイッチである。主制御部6は、送信および受信のタイミングに合わせて、スイッチ9を切換えるようになっている。
無線受信部2は、アンテナ1が受信した無線信号を復調してベースバンド信号に変換する無線回路部である。無線受信部2は、例えば、各種フィルタ、低雑音増幅器(LNA)、ミキサ、ローカル発振器(LO)、A/Dコンバータ等によって構成することができる。
無線送信部7は、ベースバンド信号を変調してアンテナ1から送信する無線信号に変換する無線回路部である。無線送信部7は、例えば、各種フィルタ、パワーアンプ、ミキサ、ローカル発振器(LO)、D/Aコンバータ等によって構成することができる。
ベースバンド部8は、無線受信部2から出力されたベースバンド信号および無線送信部7に出力するベースバンド信号を処理するデジタル信号処理部である。
チャネル検出部3は、アンテナ1から無線受信部2に入力された無線信号のチャネルを検出することにより、他の無線システムが使用するチャネルを検出するようになっており、例えば、公知のスペクトラム・アナライザ、信号モニタリング用RFセンサ等のように構成することができる。
相互変調歪算出部5は、チャネル検出部3が検出した複数のチャネルから、相互変調歪が発生し得るチャネルを算出するようになっている。
チャネル選択部4は、無線通信装置101が属する無線システムが使用するチャネルを選択し、無線受信部2および無線送信部7を、選択したチャネルで無線通信を行うように制御する。
(装置の動作)
続いて、無線通信装置101による周波数選択方法を説明する。図4は、当該周波数選択方法を説明するフローチャートである。
続いて、無線通信装置101による周波数選択方法を説明する。図4は、当該周波数選択方法を説明するフローチャートである。
まず、アンテナ1は、無線信号(電波)を受信する(ステップS1)。当該無線信号としては、無線通信装置101が属する無線システムの無線信号(例えば、当該無線システムに属する他の無線通信装置から無線通信装置101に対して送信された無線信号)の他、他の無線システムの無線信号(例えば、他の無線システムに属する周辺の無線通信装置から送信された無線信号)が挙げられる。
次に、チャネル検出部3は、ステップS1においてアンテナ1が受信し、無線受信部2に入力された無線信号のチャネルを検出することにより、他の無線システム(例えば、他の無線LANシステム)の無線信号のチャネルを検出する(ステップS2、周波数検出工程)。例えば、チャネル検出部3は、無線通信装置101が使用可能な範囲の周波数帯域をスキャンすることにより、他の無線システムの無線信号のチャネルを検出するようになっていてもよい。一例を挙げて説明すれば、チャネル検出部3は、無線LANの2.4GHz(IEEE802.11b)の2402〜2494MHzの帯域に存在する各20MHz幅の14chのチャネルに対し、順に受信周波数を合わせながらパイロット信号の検出を行い、1ch〜14chまでスキャンした結果、パイロット信号を受信したチャネルを、他の無線システムによって使用されているチャネル(他の無線システムの無線信号のチャネル)として検出してもよい。
なお、チャネル検出部3は、ステップS2において、無線受信部2に入力された無線信号のチャネルを検出する替わりに、アンテナ1が受信した無線信号から、直接、チャネルを検出するようになっていてもよい。
また、チャネル検出部3は、ステップS2において、検出可能なすべてのチャネルを検出してもよいし、予め設定した波長領域内のチャネルのみを検出してもよい。
そして、相互変調歪算出部5は、ステップS2においてチャネル検出部3が検出した複数のチャネルの情報を参照して、他の無線システムの無線信号から生じる可能性のある相互変調歪の周波数帯および帯域幅を算出する(ステップS3、相互変調歪算出工程)。
相互変調歪算出部5は、チャネル検出部3が検出したチャネルの情報(周波数帯および帯域幅)を参照して、公知のアルゴリズムにより、相互変調歪の周波数帯および帯域幅を算出すればよいが、例えば、以下のように一番レベルの高い歪となるIM3(3次相互変調歪)の周波数帯および帯域幅を算出すればよい。
一例において、相互変調歪算出部5は、チャネル検出部3が検出した2つのチャネルをチャネル1およびチャネル2とすると、低波長領域に生じる3次相互変調歪の周波数帯および帯域幅を、fL=2×f1−f2(fL:低周波数領域の3次相互変調歪の周波数帯、f1:チャネル1の周波数帯、f2:チャネル2の周波数帯)、BWL=2×BW1+BW2(BWL:低周波数領域の3次相互変調歪の帯域幅、BW1:チャネル1の帯域幅、BW2:チャネル2の帯域幅)から算出し、高周波数領域に生じる3次相互変調歪の周波数および帯域幅を、fH=2×f2−f1(fH:高周波数領域の3次相互変調歪の周波数帯)、BWH=2×BW2+BW1(BWH:高周波数領域の3次相互変調歪の帯域幅、BW1:チャネル1の帯域幅、BW2:チャネル2の帯域幅)から算出することができる。
上述した図2における無線システムCの例でいえば、チャネル1の周波数帯を5500MHz(帯域幅20MHz)、チャネル2の周波数帯を5600MHz(帯域幅40MHz)とすると、相互変調歪算出部5は、相互変調歪の周波数として、5400MHzを中心周波数とした80MHz幅の周波数帯と、5700MHzを中心周波数とした100MHz幅の周波数帯とを算出することができる。
なお、相互変調歪算出部5が、相互変調歪の周波数を算出する際に用いるチャネルの数は、2つに限定されず、3つ以上であってもよい。その場合、相互変調歪算出部5は、チャネル検出部3が検出したチャネルから選択される全ての2つのチャネルの組み合わせに対して、上記のように相互変調歪の周波数を算出することを繰り返してもよい。
次に、チャネル選択部4は、ステップS2においてチャネル検出部3が検出したチャネルの各々の周波数および帯域幅の情報、ならびに、ステップS3において相互変調歪算出部5が算出した相互変調歪の各々の周波数および帯域幅の情報を参照して、チャネル検出部3が検出したチャネルの周波数、および、相互変調歪算出部5が算出した相互変調歪の周波数を避けるように、無線システムにおいて使用するチャネルを選択する(ステップS4、周波数選択工程)。
なお、チャネル選択部4は、干渉をより抑制するために、チャネル検出部3が検出したチャネルの周波数、および、相互変調歪算出部5が算出した相互変調歪の周波数と、無線システムにおいて使用するチャネルとして選択したチャネルとの間に、ガードバンドを設けてもよい。
そして、チャネル選択部4は、無線受信部2および無線送信部7を、選択したチャネルで無線通信を行うように制御することにより、無線通信装置101が属する無線システムにおける無線通信のチャネルを、チャネル選択部4が選択したチャネルに変更することができる。これにより、歪の無い良好な通信を行うことが可能となり、受信感度の劣化を抑制することができる。
上述した図2における無線システムCの例でいえば、チャネル選択部4は、他の無線システムにおいて使用するチャネルである5500MHz(20MHz幅)および5600MHz(40MHz幅)、ならびに、相互変調歪が生じる5700MHz(100MHz幅)および5400MHz(80MHz幅)を避けて、例えば、5300MHz(20MHz幅)や、5800MHz(20MHz幅)のチャネルを選択することで、歪の無い良好な通信を行うことが可能となる。
(変形例)
第1実施形態では、チャネル検出部3が無線信号のチャネルを検出するようになっているが、チャネルに替えて、単一の周波数または周波数帯(中心周波数および帯域幅)を検出するようになっていてもよい。この場合、相互変調歪算出部5およびチャネル選択部4は、チャネル検出部3が検出した単一の周波数または周波数帯の情報を参照して、上記と同様の処理を行えばよい。
第1実施形態では、チャネル検出部3が無線信号のチャネルを検出するようになっているが、チャネルに替えて、単一の周波数または周波数帯(中心周波数および帯域幅)を検出するようになっていてもよい。この場合、相互変調歪算出部5およびチャネル選択部4は、チャネル検出部3が検出した単一の周波数または周波数帯の情報を参照して、上記と同様の処理を行えばよい。
〔第2実施形態〕
本発明の他の実施形態(第2実施形態)について、図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本発明の他の実施形態(第2実施形態)について、図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る無線通信装置102は、電界強度検出部10をさらに備えており、相互変調歪算出部(判定部)5が、チャネル検出部3が検出したチャネルの情報に加えて、電界強度検出部10が検出した当該チャネルの電界強度の情報をさらに参照して、相互変調歪の周波数帯および帯域幅を算出するようになっている点において、第1実施形態と異なっている。
相互変調歪は、歪の発生元となる無線信号のレベルが大きい程、大きくなる。そこで、本実施形態では、検出した周波数の電界強度を参照して、相互変調歪の影響が大きい周波数帯を優先的に回避する技術について説明する。
図5は、本実施形態に係る無線通信装置(周波数選択装置)102の概略構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、無線通信装置102は、アンテナ1、無線受信部2、主制御部11、無線送信部7、ベースバンド部8、および送受切換えスイッチ9を備えている。主制御部11は、無線通信装置102を統括して制御するものであり、チャネル検出部3、チャネル選択部4、相互変調歪算出部5、および電界強度検出部10としても機能するようになっている。
電界強度検出部10は、チャネル検出部3で検出したチャネルの電界強度を検出するようになっており、例えば、公知のスペクトラム・アナライザ、信号モニタリング用RFセンサ等のように構成することができる。
続いて、無線通信装置102による周波数選択方法を説明する。図6は、当該周波数選択方法を説明するフローチャートである。
ステップS11およびS12は、第1実施形態におけるステップS1およびS2と同様である。
そして、ステップS12(周波数検出工程)において、チャネル検出部3が、無線信号のチャネルを検出するとともに、電界強度検出部10が、当該チャネルの電界強度(電波の強さ)を検出する(ステップS13、電界強度検出工程)。
続いて、相互変調歪算出部5は、チャネル検出部3が検出したチャネルの情報と、電界強度検出部10が検出した、当該チャネルの電界強度の情報から、例えば、下記表1に示すような対応テーブルを作成する。なお、表1に示す対応テーブルにおいて、(1)〜(3)は、チャネル検出部3が検出した互いに異なるチャネル1〜3に対応するものとする。
そして、相互変調歪算出部5は、(i)チャネル1およびチャネル2から発生する相互変調歪の周波数帯および帯域幅、(ii)チャネル2およびチャネル3から発生する相互変調歪の周波数帯および帯域幅、(iii)チャネル1およびチャネル3から発生する相互変調歪の周波数帯および帯域幅をそれぞれ、第1実施形態と同様の方法により算出する。
そして、相互変調歪算出部5は、元となる信号のレベルが大きい、すなわち、最も電界強度が強いチャネルの組み合わせから発生する相互変調歪の周波数帯および帯域幅を、影響が大きい相互変調歪の周波数帯および帯域幅(避けるべき周波数)として算出(判定)する(ステップS14、相互変調歪算出工程)。
例えば、表1の例でいえば、相互変調歪算出部5は、最も電界強度が高いチャネルの組み合わせであるチャネル1とチャネル3とから発生する相互変調歪の周波数帯および帯域幅を、影響が大きい相互変調歪の周波数帯および帯域幅(避けるべき周波数)として算出(判定)する。
そして、チャネル選択部4は、ステップS12においてチャネル検出部3が検出したチャネルの各々の周波数および帯域幅の情報、ならびに、ステップS14において相互変調歪算出部5が算出した、影響が大きい相互変調歪の各々の周波数および帯域幅の情報を参照して、チャネル検出部3が検出したチャネルの周波数、および、相互変調歪算出部5が算出(判定)した、影響が大きい相互変調歪の周波数(避けるべき周波数)を避けるように、無線システムにおいて使用するチャネルを選択する(ステップS15、周波数選択工程)。これにより、受信信号に対する影響が大きい相互変調歪の周波数を優先的に避けることで、適切に周波数を選択することができる。
例えば、表1の例において、無線システムにおいて使用するチャネルとして、5700MHz帯または5800MHz帯しか選択できない制約がある場合、チャネル2とチャネル3とから、5700MHz(100MHz幅)の相互変調歪が発生し、チャネル1とチャネル3とから、5800MHz(100MHz幅)の相互変調歪が発生するため、第1実施形態では、無線システムにおいて使用するチャネルを適切に選択することができない。一方、本実施形態では、相互変調歪算出部5が、元となる信号のレベルが大きいチャネル1(電界強度−30dBm)とチャネル3(電界強度−35dBm)から発生する5800MHzの相互変調歪の方が、チャネル2(電界強度−70dBm)とチャネル3(電界強度−35dBm)から発生する5700MHzの相互変調歪より、受信感度に与える影響が大きいと判断し、5800MHzの相互変調歪の周波数帯および帯域幅を、影響が大きい相互変調歪の周波数帯および帯域幅として算出するため、チャネル選択部4は、無線システムにおいて使用するチャネルとして、相互変調歪が受信感度に与える影響が小さい5700MHzを選択することができる。
また、相互変調歪算出部5は、前述のように、影響が一番大きい相互変調歪の周波数帯および帯域幅のみを、影響が大きい相互変調歪の周波数帯および帯域幅として算出するのではなく、閾値以上の電界強度を有するチャネル同士の組み合わせから発生する相互変調歪の周波数帯および帯域幅を、影響が大きい相互変調歪の周波数帯および帯域幅(避けるべき周波数)として算出(判定)するようになっていてもよい。
また、一変形例において、相互変調歪算出部5は、チャネル検出部3が検出したチャネルの情報と、電界強度検出部10が検出した、当該チャネルの電界強度の情報から、各チャネルの組み合わせから生じる相互変調歪の周波数帯および帯域幅と、当該相互変調歪の影響の大きさ、換言すれば、優先的に避けるべき度合いである優先度を算出するようになっていてもよい。この場合、相互変調歪算出部5は、複数の相互変調歪の周波数帯および帯域幅の情報に、上記優先度の情報を付加して、チャネル選択部4に提供する。そして、チャネル選択部(判定部)4は、当該優先度の情報を参照して、最終的に避けるべき周波数を決定するようになっていてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
無線通信装置101および102の制御ブロック(特に主制御部6および11)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
無線通信装置101および102の制御ブロック(特に主制御部6および11)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、無線通信装置101および102は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る周波数選択装置(無線通信装置101および102)は、無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択装置であって、該無線システムに備えられたアンテナ(1)が受信した他の無線システムの無線信号の周波数を検出する周波数検出部(チャネル検出部3)と、該周波数検出部が検出した周波数を参照して、該無線信号から生じる相互変調歪の周波数を算出する相互変調歪算出部(相互変調歪算出部5)と、該周波数検出部が検出した周波数および該相互変調歪算出部が算出した周波数を避けるように該無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択部(チャネル選択部4)と、を備えている。
本発明の態様1に係る周波数選択装置(無線通信装置101および102)は、無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択装置であって、該無線システムに備えられたアンテナ(1)が受信した他の無線システムの無線信号の周波数を検出する周波数検出部(チャネル検出部3)と、該周波数検出部が検出した周波数を参照して、該無線信号から生じる相互変調歪の周波数を算出する相互変調歪算出部(相互変調歪算出部5)と、該周波数検出部が検出した周波数および該相互変調歪算出部が算出した周波数を避けるように該無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択部(チャネル選択部4)と、を備えている。
上記の構成によれば、無線システムにおいて使用する周波数を、他の無線システムが使用している複数の周波数の無線信号から生じる相互変調歪の周波数を避けて選択することができるため、当該相互変調歪による受信感度の劣化を抑制することができる。
本発明の態様2に係る周波数選択装置は、上記態様1において、上記周波数検出部が検出した周波数の電界強度を検出する電界強度検出部(10)と、上記電界強度検出部が検出した電界強度を参照して、上記相互変調歪算出部が算出した周波数が、避けるべき周波数であるか否かを判定する判定部(相互変調歪算出部5、チャネル選択部4)と、をさらに備え、上記周波数選択部は、上記周波数検出部が検出した周波数、および、上記判定部が避けるべき周波数であると判定した周波数を避けるように上記無線システムにおいて使用する周波数を選択するものであってもよい。
上記の構成によれば、判定部が、他の無線システムが使用している複数の周波数の無線信号の電界強度をさらに参照することにより、受信信号に対する影響が大きい相互変調歪の周波数を判定することができるため、周波数選択部は、受信信号に対する影響が大きい相互変調歪の周波数を優先的に避けることで、適切に周波数を選択することができる。
本発明の態様3に係る周波数選択装置は、上記態様1または2において、上記無線システムは、無線LANシステムであり、上記周波数選択装置は、該無線LANシステムが使用するチャネルを選択するものであってもよい。
上記の構成によれば、他の無線システムが使用している複数の周波数の無線信号から生じる相互変調歪による受信感度の劣化が抑制された無線LANシステムを実現することができる。
本発明の態様4に係る無線通信装置は、上記態様1〜3の周波数選択装置と、上記アンテナと、を備え、上記無線システムの無線基地局または移動局であり、上記アンテナを介し、該周波数選択装置が選択した周波数によって無線通信を行う。
上記の構成によれば、他の無線システムが使用している複数の周波数の無線信号から生じる相互変調歪による受信感度の劣化が抑制された無線システムを構成する無線通信装置を提供することができる。
本発明の態様5に係る周波数選択方法は、無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択方法であって、該無線システムに備えられたアンテナが受信した他の無線システムの無線信号の周波数を検出する周波数検出工程と、該周波数検出工程において検出した周波数を参照して、該無線信号から生じる相互変調歪の周波数を算出する相互変調歪算出工程と、該周波数検出工程において検出した周波数および該相互変調歪算出工程において算出した周波数を避けるように該無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択工程と、を包含する。
上記の構成によれば、上記態様1の周波数選択装置と同等の効果を奏する。
本発明の各態様に係る周波数選択装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記周波数選択装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記周波数選択装置をコンピュータにて実現させる周波数選択装置の周波数選択プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1:アンテナ、2:無線受信部、3:チャネル検出部(周波数検出部)、4:チャネル選択部(周波数選択部、判定部)、5:相互変調歪算出部(判定部)、6、11:主制御部、7:無線送信部、8:ベースバンド部、9:送受切換えスイッチ、10:電界強度検出部、101、102:無線通信装置(周波数選択装置)
Claims (5)
- 無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択装置であって、
該無線システムに備えられたアンテナが受信した他の無線システムの無線信号の周波数を検出する周波数検出部と、
該周波数検出部が検出した周波数を参照して、該無線信号から生じる相互変調歪の周波数を算出する相互変調歪算出部と、
該周波数検出部が検出した周波数および該相互変調歪算出部が算出した周波数を避けるように該無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択部と、を備えていることを特徴とする周波数選択装置。 - 上記周波数検出部が検出した周波数の電界強度を検出する電界強度検出部と、
上記電界強度検出部が検出した電界強度を参照して、上記相互変調歪算出部が算出した周波数が、避けるべき周波数であるか否かを判定する判定部と、をさらに備え、
上記周波数選択部は、上記周波数検出部が検出した周波数、および、上記判定部が避けるべき周波数であると判定した周波数を避けるように上記無線システムにおいて使用する周波数を選択することを特徴とする請求項1に記載の周波数選択装置。 - 上記無線システムは、無線LANシステムであり、
上記周波数選択装置は、該無線LANシステムが使用するチャネルを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の周波数選択装置。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の周波数選択装置と、
上記アンテナと、を備え、
上記無線システムの無線基地局または移動局であり、
上記アンテナを介し、該周波数選択装置が選択した周波数によって無線通信を行うことを特徴とする無線通信装置。 - 無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択方法であって、
該無線システムに備えられたアンテナが受信した他の無線システムの無線信号の周波数を検出する周波数検出工程と、
該周波数検出工程において検出した周波数を参照して、該無線信号から生じる相互変調歪の周波数を算出する相互変調歪算出工程と、
該周波数検出工程において検出した周波数および該相互変調歪算出工程において算出した周波数を避けるように該無線システムにおいて使用する周波数を選択する周波数選択工程と、を包含することを特徴とする周波数選択方法。
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JP2004274765A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Samsung Electronics Co Ltd | 無線lanシステムおよびその使用方法 |
JP2013026970A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Toyota Infotechnology Center Co Ltd | 無線受信機および無線受信方法 |
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