JP4868399B2 - 自動製本装置 - Google Patents

自動製本装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4868399B2
JP4868399B2 JP2006204054A JP2006204054A JP4868399B2 JP 4868399 B2 JP4868399 B2 JP 4868399B2 JP 2006204054 A JP2006204054 A JP 2006204054A JP 2006204054 A JP2006204054 A JP 2006204054A JP 4868399 B2 JP4868399 B2 JP 4868399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
sheet bundle
cutting
stacking
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006204054A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008030250A (ja
Inventor
賢 米川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Inc filed Critical Canon Finetech Inc
Priority to JP2006204054A priority Critical patent/JP4868399B2/ja
Publication of JP2008030250A publication Critical patent/JP2008030250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4868399B2 publication Critical patent/JP4868399B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

本発明は、シートを束状にして製本する自動製本装置に関し、詳細には、シートを裁断する裁断部と、この裁断部で裁断されて製本状態となったシート束を積載する積載部と、この積載部に積載されたシート束を取り出す開閉部とを備えた自動製本装置に関する。
一般的に、この種の自動製本装置では、複数のシートを束状に積層した状態でステイプル綴じ処理を行なった後、シート束の小口を裁断して、積載部に積載、収容するよう構成されている。また、同様な技術として、例えば、特許文献1には、複数のシートを束状に積層した状態で接着糊によって綴じ処理を行なった後、シート束の小口を裁断して、積載部に積載、収容する自動製本装置が開示されている。これらいずれの自動製本装置も、積載部に積載、収容されたシート束は、装置本体(外部筐体)に設けられた引出しや扉などの開閉部を開放することで取り出し可能となっている。
特開2003−292230号
ところで、上記したような自動製本装置は、小型化することが望まれており、例えば、シート束の裁断を行なう裁断部と、裁断後のシート束が積載、収容される積載部とを近接配置することにより、装置全体を小型化することが可能となる。ところが、裁断部と積載部を近接配置すると、積載部を開放してシート束を取り出す際、ユーザが何らかの理由で手を装置本体内部に差し込むと裁断部の裁断刃に届く状況になってしまう。
上記したようなステイプル綴じ処理を行なう自動製本装置では、シートの折り動作が入るため、製本束枚数は100枚程度が限界となっており、シート束の搬送路(シート束搬送パス)は、手が入るほど広がることはなく、仮に積載部からユーザが手を入れたとしても、裁断刃に触れることは出来ない。
しかしながら、特許文献1に開示されているような接着糊によって綴じ処理を行なう自動製本装置では、製本可能なシート枚数が200枚以上になることから、シート束搬送パスは必然的に広がってしまう。すなわち、ユーザが積載部を開放してシート束を取り出す際、裁断部の裁断刃に手が届いてしまう状況となっており、安全性の面から好ましくはない。
さらに、上記したような自動製本装置では、より安全性を高めるために、裁断処理中、或いはシート束の積載部に対する積載動作を行なっている最中に、装置本体に設けられている開閉部が開放しないように構成されていることが望ましい。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、シート束が積載、収容された積載部を開放しても、シート束搬送パスから裁断部に手が届かない構造の自動製本装置を提供することを目的とする。また、本発明は、裁断処理中、或いはシート束の積載動作を行なっている最中に、装置本体の開閉部の開放を防止する自動製本装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明に係る自動製本装置は、綴じ状態にあるシート束を裁断する裁断部と、前記裁断部で裁断されたシート束を搬送するシート束搬送パスと、前記シート束搬送パスにあるシート束を受け取り、これを順次、積載、収容する積載部と、前記積載部を開放状態/閉塞状態に開閉可能にする開閉部とを備えており、前記裁断部と積載部との間に、前記シート束搬送パスを狭める位置と広げる位置との間で可動する可動式のガイドを設け、前記可動式のガイドは、前記積載部が開放された際、前記シート束搬送パスを狭める状態に位置付けられることを特徴とする。
上記した構成の自動製本装置では、裁断部と積載部との間に、シート束搬送パスを狭める位置と広げる位置との間で可動する可動式のガイドを設けている。この可動式のガイドは、装置本体に設けられている扉などの開閉部を開けて積載部が解放された際、シート搬送パスを狭める状態に位置付けられるため、ユーザがシート搬送パスに強引に手を入れようとしても、その手が裁断部の裁断刃に接触することを阻止することが可能となる。
また、本発明に係る自動製本装置は、上記した課題を解決するために、綴じ状態にあるシート束を裁断する裁断部と、前記裁断部で裁断されたシート束を搬送するシート束搬送パスと、前記シート束搬送パスにあるシート束を受け取り、これを順次、積載、収容する積載部と、前記積載部を開放状態/閉塞状態に開閉可能にする開閉部と、前記積載部が閉塞状態となるように前記開閉部をロックするロック機構と、前記ロック機構を解除して前記開閉部が開くように制御する制御部と、を備えており、前記制御部は、前記裁断部が駆動状態又は前記シート束が前記積載部に対して移送状態にあるとき、前記ロック機構のロック状態を維持し、外部操作に基づいて前記ロック機構を解除制御することを特徴とする。
上記した構成の自動製本装置では、シート束を積載、収容している積載部の開放、すなわち装置本体に設けられている扉などの開閉部を開くことを制御部によって制御すると共に、その開放は、外部操作(例えば、ユーザによる操作ボタンの押圧操作)によって行なうようにしたため、例えば、裁断部の動作時、又はシート束が積載動作を行っている最中に、不用意に開閉部が開くのを防止することが可能になる。
本発明によれば、シート束が積載、収容された積載部を開放しても、シート束搬送パスから裁断部に手が届かない構造の自動製本装置が得られる。また、本発明によれば、裁断処理中、或いはシート束の積載動作を行なっている最中に、装置本体に設けられている開閉部が開くことのない自動製本装置が得られる。
以下、本発明に係る自動製本装置の一実施形態を添付図面に沿って具体的に説明する。
図1は、自動製本装置の全体構成を示す斜視図、図2は、自動製本装置内部構成を示す図、図3は、図2に示す自動製本装置に組み込まれるシート裁断ユニットの要部説明図、図4は、図3のシート裁断ユニットの平面図、図5は、裁断部の裁断位置を拡大して示す図、そして、図6は、図3に示したシート裁断ユニットにおいて、シート束の裁断縁を押圧する押圧手段の構成を示す図であり、(a)はシート束を押圧していない状態を示す図、(b)はシート束を押圧している状態を示す図である。
図1に示す自動製本装置Bは、例えば、図2に示すような画像形成システムの一つの処理装置として設置される。すなわち、画像形成システムは、自動製本装置B、及び、この上流装置である画像形成装置(図示のものは、ADFユニットやスキャナユニットが搭載される複写機A)と下流装置である後処理装置Cとから構成されている。
自動製本装置Bは、複写機Aの排紙口からのシートを受取って一連の文書を束状に集積し、その束状シートの一側縁(背部)に糊付けして表紙シートと綴じ合わせ、次いでこの冊子状に綴じ合わせたシートの周縁を所定量裁断して、製本された状態のシート束を積載部34に積載、収容するよう構成されている。また、後処理装置Cは、自動製本装置に付設されており、製本処理しないシートを受取ってステイプル綴じ、パンチ(穿孔処理)、スタンプ(捺印処理)などの後処理を施すように構成されている。なお、図示の後処理装置Cは、画像形成装置で画像形成したシートを収納する排紙スタッカ35を備えている。
前記自動製本装置Bは、複写機Aの排紙口19に連なるシート搬入経路T1から画像形成されたシートを受け入れ、集積部42で一連のシートを束状に集積して整合した後、接着剤塗布部22でこの束状シートの一側縁に糊付け処理を施し、表紙接着部60で表紙シートと一体に綴じ合わせるよう構成されている。そして、その後、裁断部23でこの冊子状シートの周縁をカットして仕上げることで、一連の製本処理を施す構成になっている。特に、図示の装置は、集積部42ではシートの集積と整合を略々水平姿勢で行い、このシート束を90度旋回して略々鉛直姿勢で糊付け、表紙シートとの綴じ合わせ、シート周縁の裁断揃えを、略鉛直姿勢で順次処理することを特徴としている。このようにシートを水平方向から垂直方向に移送することで装置全体をコンパクトに構成している。
上記シート搬入経路T1には、シートを集積部42に導く搬送経路T2と、後処理装置Cに導く搬送経路T3が経路切替えフラッパ27を介して図示のように連接してある。なお、図2に示す自動製本装置Bは、表紙シートを複写機Aから供給する構成を示しているが、シート搬入経路T1に表紙シートを自動的に供給するインサート装置を設け、このインサート装置から表紙シートを供給する構成にしても良い。図において、符号25および29は、各経路に配置した搬送ローラであり、このような搬送ローラは、各経路上に複数個設置される。そして、このように構成された装置は、上記切替えフラッパ27によって、複写機Aからのシートを、直接後処理装置Cの排紙トレイ35に搬出する通常の排出モードと、複写機Aからのシートを搬入経路T1から搬送経路T2に送り接着剤塗布部22で糊付け処理した後、製本綴じして非裁断状態で仕上げる製本モードと、この製本後のシートの縁部を裁断して切り揃える製本・裁断モードとでそれぞれ実行される。
前記搬送経路T2の排紙口40には、前記集積部42を構成する積載トレイ42aが設けられており、複写機Aから排出された一連のシートを積み上げて束状に形成する。図示の積載トレイ42aは、シートの積載方向(図2上下方向)に、上下昇降機構によってシート束の厚さに応じて降下するようになっている。また、積載トレイ42aは略水平方向で図示のように傾斜配置され、シートの後端側にはシート後端を突当てて整合する規制部材が設けられている。同時に積載トレイ42aにはシートの幅方向を整合する整合手段が配置され、トレイ上に搬出されたシートを、センタ基準、若しくはサイド基準で整合する整合機構が設けられている。
このような構成の積載トレイ42aは、その上に略水平姿勢で一連のシートが集積されると、図2に示すように、シートを積載する積載位置から矢印a方向に所定距離降下した第1の位置P1にトレイごと移動する。次いで、シート束S1はこのP1位置から直交する矢印b方向に移動され第2の位置P2に繰り出される。そして、第2の位置P2には、積載トレイ42aから搬出されたシート束S1の端部を保持するグリッパ55a,55bが設けられている。このグリッパ55a,55bは、シート束S1を水平姿勢から矢印c方向に略鉛直姿勢に偏向し、下流側に配置されている接着剤塗布部22に搬送する。
前記接着剤塗布部22は、接着剤(例えば糊)を収納する糊容器66aと、この糊容器66aに収納された接着剤をシート束S1の端縁に塗布する塗布ローラ66bとから構成された接着手段66を備えている。この接着手段66はグリッパ55a,55bに保持され略鉛直姿勢のシート束S1の下端縁に糊などの接着剤を塗布する。このため図示の糊容器66aは、図2において紙面表裏方向に移動自在にシートの長さサイズより長い経路でガイドレール(図示せず)に支持され、シート束S1の下端縁に沿って移動する塗布領域と、この塗布領域の外側の待機位置と接着剤の補充を受ける補充位置との間で移動自在に構成されている。
また、上記糊容器66aには、耐熱ゴムなどの糊を含浸する塗布ローラ66bが設けられており、この塗布ローラ66bが図示しない駆動モータで回転することで、シート束の一側面に糊付けするよう構成されている。
上記接着手段66が待機位置に位置付けられるとシート束S1の搬送経路T4が確保され、糊付け処理されたシート束S1はグリッパ55a,55bにより表紙接着部60へと送られる。表紙接着部(表紙シート綴じ部)60は、前記搬送経路T3と、搬送経路T4との交差部に設けられ、搬送経路T3には表紙シートが搬送され、シート中央が交差部に位置するように準備されている。そこで表紙シートとシート束S1とは逆T字状に表紙シートの中央(シートセンタ)にシート束S1が一致するように合わせられて接合される。この接合の際、搬送経路T3には、バックアッププレート59が準備されている。なお、この場合の表紙シートの給送は、複写機Aから、例えばタイトルなどを印刷されて供給する場合と、シート搬入経路T1に設けたインサータ装置から供給する場合がある。このように位置決めされバックアッププレート59で支持された表紙シートに対し、接着剤が塗布されたシート束S1の端縁がグリッパ55a,55bによって上側から鉛直方向で押し付けられる。その後、表紙およびシート束S1は、バックアッププレート59に突当てられた状態で、スライド自在な背折り板によって両側からプレスされる。これにより、表紙には、シート束S1の厚さに応じた折り目(背部)が形成される。
次に、バックアッププレート59が搬送経路T4から外部に移動して退避すると、シート束グリッパ55a,55bは、表紙が接着されたシート束S1を挟持したまま下方の裁断部23へと引き渡す。この裁断部23には、折りロールとして一対の搬入ローラ113が設けられ、グリッパ55a,55bから搬送されたシート束S1を引き継いで下流側の裁断部23に送る。この搬送と同時に搬入ローラ113は表紙シートにシート束S1を折合わせる。
前記裁断部23は、シート保持手段として例えば裁断ステージ120と、裁断手段125として例えば裁断縁プレス手段120b,120cと、裁断刃120aとから構成される。また、前記裁断ステージ120は、回転テーブル121とこれにシートを挟圧するグリッパ122とで構成されている。上記搬入ローラ113の下流には、表紙接着部60からのシート束S1の所定個所を裁断して積載部34に搬出する搬送経路T4が設けられている。この搬送経路T4は、一対の搬送ガイド119によって、略鉛直方向に配置されている。
前記搬送経路T4には、回転テーブル121と、グリッパ122とが、搬送ガイド119を挟んで対向する位置に配置されている。この回転テーブル121とグリッパ122とは、シート束S1を把持した状態で旋回動自在に構成され、装置フレームに昇降自在に支持されたユニットフレーム122cに組み込まれている。回転テーブル121は、シート中央部を支持する円盤状部材を回転モータ121bで回転可能に構成され、これと対向する位置にグリッパ122が配置されている。このグリッパ122は、グリッパ駆動モータを備えたグリッパ移動機構122aで回転テーブル121に接近および離反自在に支持され、回転テーブル121の回転に追従して回転するように構成されている。また、回転テーブル121とグリッパ122とを支持するユニットフレーム122cは装置フレームに昇降機構121aによって、図3中、上下方向に移動自在に構成されている。
従って、搬入ローラ113から搬送ガイド119に送られたシート束S1は、回転テーブル121とグリッパ122とで把持され、回転テーブル121の回転で図3の鉛直姿勢で旋回し、シート束S1の所定位置(天部、地部、小口部)を下流側の裁断位置X−X(図5参照)に臨ませると共に、昇降機構121aで所定量移動する。
前記回転テーブル121の下流側には、シートの裁断位置X−Xに裁断縁を挟圧保持する裁断縁プレス手段120b,120cと、裁断刃120aが配置されている。前記裁断位置X−Xには、刃受け部材150が設けられ、この刃受け部材150に対向して平刃状の裁断刃120aが切断動作を行なうようになっている。この刃受け部材150はシート裁断時の剪断力に打ち勝つようなブロック部材で構成され、その表面には刃受け面150aが合成樹脂、ゴムなどの軟質材で設けられている。これはシートを切断した後に刃先を突き当てて、刃先を損傷させないためである。
そして、この刃受け部材150と対向する位置には、図6(a)及び(b)に示すシート束S1の切断縁を押圧支持する裁断縁プレス手段が配置されている。この裁断縁プレス手段は、シートと接して押圧する押え部材120cと可動加圧板120bと加圧機構とで構成されている。
前記押え部材120cは、シートの切断方向にその全長に当接する板状部材で構成されており、可動加圧板120bに固定されている。可動加圧板120bは、図6(a)に示す回転軸を中心に回転自在で且つ、図6(b)の矢印方向に移動自在に装置フレームに取り付けられている。そして、可動加圧板120bには、長手方向左右に一対の加圧機構が設けられている。この左右の加圧機構は、同一構造で加圧モータ153と、この加圧モータに連結された減速伝動歯車154と、この歯車に連結したボールネジ155と、このボールネジ155に噛合したスライダ156と、このスライダ156に固定したベルト157と、このベルト157を架け渡した可動プーリ158と、加圧スプリング159とから構成されている。
前記可動加圧板120bは、加圧ロッド160を介して可動プーリ158に連結され、この可動プーリ158は、装置フレームに図6(b)の矢印方向に移動自在に支持され、通常の動滑車の構造になっている。そして、この可動プーリ158に懸架されたベルト157には、一端に加圧スプリング159が連結され、他端にスライダ156が固定されている。従って、加圧モータ153を駆動してボールネジ155を回転すると、スライダ156が図6(a)のシート束S1から離間した待機位置から、同図(b)のシート束S1を押圧する位置に移動する。このように左右一対設けられた加圧モータ153をそれぞれ駆動することによって、その駆動力の倍の押圧力が加圧ロッド160から可動加圧板120bに伝達される。このとき可動加圧板120bは、回転軸で回転自在に構成されているため、左右からそれぞれ加圧モータ153で牽引する可動加圧板120bは従動回転して片当たりすることなくシート束S1の全長を均一に加圧する。
上記した裁断刃120aは、シート束S1の上方側が回転テーブル121とグリッパ122とで把持された状態で、かつ下方側が可動加圧板120b及び押え部材120cによって押圧されている状態で、図5に示す裁断位置X−Xにおいて裁断処理を行なう。この裁断処理は、回転テーブル121とグリッパ122によってシート束S1を旋回させながら、シート束S1の三方向(天部、地部、小口部)で成される。
そして、裁断処理が施される間に出される切削屑は、後述するように、屑乗せ板に落下し、屑押し板によって押されて、最終的に屑箱194に排出される。また、裁断処理が施されたシート束は、そのまま下方側に延出するように形成されるシート束搬送パスに移動し、その後、束突き板によって水平方向に移送され、積載部34に積載、収容される。
次に、図1、図7及び図8を参照して、裁断部23の下流側の装置構成、及び裁断処理が終了して綴じ状態にあるシート束S1を積載部34に収容して、これを取り出す手順について説明する。なお、図7(a)〜(d)は、裁断が終了したシート束を積載部34に移送し、これを取り出すまでの手順を概略的に示した図であり、図8は、図7に示した各構成部材の動作を制御する制御手段を示したブロック図である。
図1に示すように、積載部34は、自動製本装置Bの下部に設置され、装置本体(外部筐体)200に設けられた開閉部201を開くことで装置本体外部に突出するよう構成されている。この場合、本実施形態の開閉部201は、ユーザに対して前後方向に引き出し/押し込むように装置本体200に設けられる構成となっているが、それ以外にも、例えば、扉のように開閉する構成であっても良い。
前記積載部34は、開閉部201と共に一体化されたフレーム34aと、このフレーム34aに設けられ、シート束S1を積載する積載板34bと、シート束S1の奥側の縁部を規制する規制部34cとを備えている。前記開閉部201は、閉じた状態で手前側である開く方向に付勢されており、ロック機構203を解除することで、付勢力によって手前側に突出して積載部34を開放するようになっている。なお、ロック機構203については、詳細に図示しないが、例えば、開閉部201の突出方向の移動を規制する規制部材を設けておき、これをソレノイド203a等の駆動手段で駆動してロック状態を解除するように構成することが好ましい。すなわち、開閉部201を開く動作は、後述するように制御部250によって制御することが好ましい。
前記裁断部23の下方には、裁断刃120aによって切削された紙屑204が落下する屑乗せ板208が設けられている。この屑乗せ板208には、後述する可動式のガイドと係合する係合部208aと、底面に対して水平方向に駆動される屑押し板208bが設けられている。また、この屑乗せ板208は、シート束S1が落下する際、その経路を開放するように水平方向に駆動可能に構成されている(図7(a),(b)参照)。
これにより、屑乗せ板208上には、裁断処理が成されている際、その紙屑204が落下し、屑押し板208bが駆動されることで、落下した紙屑204は、屑箱194内に排出される(図7(a),(b)参照)。また、屑乗せ板208には、下方に向けて垂下する束突き板208dが一体形成されており、屑乗せ板208が水平方向(図中右側)に駆動されることでシート束搬送パスT5を形成する(図7(b)参照)と共に、水平方向に駆動された屑乗せ板208が再び図7(a)に示す位置に戻ることで、シート束搬送パスT5に落下したシート束S1に当接して、シート束S1を積載板34bに移送する。
シート束搬送パスT5の下方には、上下方向に昇降駆動される昇降トレイ210が設置されており、上昇駆動したときにシート束S1の下端を受けるように構成されている。すなわち、裁断処理が終了して屑乗せ板208が水平方向(図中右側)に駆動された際、昇降トレイ210はシート束S1の受け取り位置に上昇駆動される。このとき、シート束S1は、上述したグリッパ回転テーブル121とグリッパ122、及び裁断縁プレス手段120b,120cによって把持されているが、この把持状態が解除され、シート束S1は自重により落下して、昇降トレイ210上に載置される(図7(b)参照)。
引き続き、昇降トレイ210がシート束搬送パスT5内を下降し、屑乗せ板208が水平方向(図中左側)に駆動されることで、昇降トレイ210上のシート束S1は、上記したように束突き板208dによって積載部34の積載板34bに縦積みされるように移送される(図7(b)及び(c)参照)。そして、この積載処理が終了した後は、図7(d)に示すように屑乗せ板208が図中右側に駆動されて一連の動作が完了する。
なお、上記した前記屑乗せ板208及び屑押し板208bは、屑乗せ板駆動部251によって駆動が制御され、昇降トレイ210は、昇降トレイ駆動部252によって駆動が制御される。この場合、屑乗せ板駆動部251及び昇降トレイ駆動部252は、それ専用の駆動源(駆動モータ等)で構成されていても良いし、別の機能を兼ね備えた駆動源(駆動モータ等)とリンク機構等を介して連結されるものであっても良い。
また、装置本体の内部フレームには、上記した裁断部23と積載部34との間で、シート束搬送パスT5を狭める位置と広げる位置との間で可動する可動式のガイド220が設けられている。具体的に可動式のガイド220は、フラップ状に構成され、基端側が軸支されて回動可能に支持されており、常時、シート束搬送パスT5を狭める位置(図7(d)参照)に向けて回動付勢されている。この場合、「狭める位置」とは、ユーザが開放状態にある積載部34から図7(d)の矢印で示すように手を差し込んでも、シート束搬送パスT5の経路が狭くなって、裁断部23の裁断刃120aにアクセスできない程度であれば良い。具体的には、可動式のガイド220の先端と束突き板208dとの間隔が15mm程度以下になっていれば良い。
また、可動式のガイド220は、上記したように、屑乗せ板208とカム機構等(図示せず)によって係合しており、屑乗せ板208が図7(a)に示す位置にあるときは、付勢力に抗してシート束搬送パスT5を広げる位置に回動されており、シート束S1の積載処理が終了して屑乗せ板208が図7(d)に示す位置にあるときは、付勢力によってシート束搬送パスT5を狭める位置に回動されている。この位置では、上記したように、開閉部201が開いて積載部34が開放されても、可動式のガイド220が邪魔になって、裁断部23の裁断刃120aに手が届くようなことはない。
なお、前記可動式のガイド220は、開閉部201が開いて積載部34が開放された際に、容易に広げる位置に回動しないようにロックされることが好ましい。このようなロックは、ストッパ機構、例えば、積載部34の奥側の規制部34cに設置されて、可動式のガイド220が当て付く当付部222によって構成することが可能である。このような構成によれば、開閉部201が前方に移動した際に、可動式のガイド220が当付部222に当て付くため、開閉部201が開いた状態で可動式のガイド220がシート束搬送パスT5を広げる位置に回動することを確実に防止することができる。そして、開閉部201を閉じると、可動式のガイド220は、当付部222から外れて(ロック状態が解除される)、シート束搬送パスT5を狭める位置に回動される。
また、前記可動式のガイド220は、シート束搬送パスT5を広げる位置に可動した際に、開閉部201と係合して積載部34の開放を阻止するように構成されていることが好ましい。例えば、可動式のガイド220を、積載部34の奥側の規制部34cの手前側で回動するように構成することで、可動式のガイド220が広がった位置では、開閉部201を開こうとしても規制部34cが可動式のガイド220に当接するため、シート束S1が裁断処理されて積載部34に移送されるまでは(図7(a)〜(c))、開閉部201が開くことを確実に防止することができる。
また、上述したように、開閉部201を開く動作は、図8に示すように、制御部250によって制御することが好ましい。制御部250は、動作制御を実行するCPUや、CPUにそのような動作制御を行わせるプログラムを格納したROM等を含んで構成されており、外部操作可能な操作部材、例えば、開閉部201の近傍に設置した操作ボタン225からの操作信号を受けた際、開閉部201をロックするロック機構203のソレノイド203aを駆動してロック機構203を解除するようになっている。すなわち、開閉部201の開く動作は、制御部250によって制御されており、操作ボタン225を操作しない以上、開かないように構成されているため、安全性の向上が図れるようになる。特に、制御部250は、裁断部23の裁断刃120aが駆動状態(裁断刃駆動部253が駆動状態)、又はシート束が積載部34に対して移送状態(屑乗せ板駆動部251、昇降トレイ駆動部252が駆動状態)にあるとき、ロック機構203のロック状態が解除されないように制御する(ロック状態を維持する)ことで、安全性をより高めることが可能となる。
また、仮に制御部250において制御が暴走して、ロック機構203のロック状態が解除されても、上記したように開閉部201の規制部34cが可動式のガイド220に当接する構成となっているため、誤って開閉部201が開くことが防止される。
以上のように、上記した実施形態の構成によれば、積載部34を開放しても、シート束搬送パスT5から裁断部23に手を差し込むことができず、更には、裁断処理中、或いはシート束S1の積載動作を行なっているとき等、開閉部201が開くことが確実に防止されるようになる。
自動製本装置の全体構成を示す斜視図。 自動製本装置内部構成を示す図。 図2に示す自動製本装置に組み込まれるシート裁断ユニットの要部説明図。 図3のシート裁断ユニットの平面図。 裁断部の裁断位置を拡大して示す図。 図3に示したシート裁断ユニットにおいて、シート束の裁断縁を押圧する押圧手段の構成を示す図であり、(a)はシート束を押圧していない状態を示す図、(b)はシート束を押圧している状態を示す図。 (a)〜(d)は、裁断が終了したシート束を積載部に移送し、これを取り出すまでの手順を概略的に示した図。 図7に示した各構成部材の動作を制御する制御手段を示したブロック図。
符号の説明
S1 シート束
23 裁断部
34 積載部
34b 積載板
34c 規制部
42a 積載トレイ
55a グリッパ
55b グリッパ
120a 裁断刃
120b 裁断縁プレス手段(可動加圧板)
120c 裁断縁プレス手段(押え部材)
121 回転テーブル
122 グリッパ
194 屑箱
200 装置本体(外部筐体)
201 開閉部
204 紙屑
208 屑乗せ板
208b 屑押し板
208d 束突き板
210 昇降トレイ
220 可動式のガイド
222 当付部
225 操作ボタン
250 制御部

Claims (5)

  1. 綴じ状態にあるシート束を裁断する裁断部と、前記裁断部で裁断されたシート束を搬送するシート束搬送パスと、前記シート束搬送パスにあるシート束を受け取り、これを順次、積載、収容する積載部と、前記積載部を開放状態/閉塞状態に開閉可能にする開閉部とを備えた自動製本装置において、
    前記裁断部と積載部との間に、前記シート束搬送パスを狭める位置と広げる位置との間で可動する可動式のガイドを設け、
    前記可動式のガイドは、前記積載部が開放された際、前記シート束搬送パスを狭める状態に位置付けられることを特徴とする自動製本装置。
  2. 前記積載部が開放された際、前記可動式のガイドをロック状態にするストッパ機構を設け、前記ストッパ機構は、前記開閉部が閉じた際、前記ロック状態を解除することを特徴とする請求項1に記載の自動製本装置。
  3. 前記可動式のガイドは、前記シート束搬送パスを広げる位置に可動した際、前記開閉部と係合して積載部の開放を阻止することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動製本装置。
  4. 前記積載部が閉塞状態となるように開閉部をロックするロック機構と、前記ロック機構を解除して前記開閉部が開くように制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、外部操作に基づいて前記ロック機構を解除制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動製本装置。
  5. 綴じ状態にあるシート束を裁断する裁断部と、前記裁断部で裁断されたシート束を搬送するシート束搬送パスと、前記シート束搬送パスにあるシート束を受け取り、これを順次、積載、収容する積載部と、前記積載部を開放状態/閉塞状態に開閉可能にする開閉部と、前記積載部が閉塞状態となるように前記開閉部をロックするロック機構と、前記ロック機構を解除して前記開閉部が開くように制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記裁断部が駆動状態又は前記シート束が前記積載部に対して移送状態にあるとき、前記ロック機構のロック状態を維持し、外部操作に基づいて前記ロック機構を解除制御することを特徴とする自動製本装置。
JP2006204054A 2006-07-27 2006-07-27 自動製本装置 Expired - Fee Related JP4868399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006204054A JP4868399B2 (ja) 2006-07-27 2006-07-27 自動製本装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006204054A JP4868399B2 (ja) 2006-07-27 2006-07-27 自動製本装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008030250A JP2008030250A (ja) 2008-02-14
JP4868399B2 true JP4868399B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=39120172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006204054A Expired - Fee Related JP4868399B2 (ja) 2006-07-27 2006-07-27 自動製本装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4868399B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4254091B2 (ja) * 2001-09-25 2009-04-15 コニカミノルタホールディングス株式会社 製本システムおよび製本出力方法
JP4255412B2 (ja) * 2004-05-28 2009-04-15 キヤノンファインテック株式会社 画像形成処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008030250A (ja) 2008-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5438914B2 (ja) シート後処理装置
JP4451815B2 (ja) シート束搬送装置及びこれを用いた製本装置
JP5027726B2 (ja) シート処理装置及びこれを用いた画像形成システム
JP4756584B2 (ja) 製本装置およびこれを用いた画像形成システム
JP5132286B2 (ja) 後処理装置及び製本装置並びに画像形成システム
JP4152401B2 (ja) シート束搬送装置
JP4709688B2 (ja) シート集積装置及びこれを備えた製本装置
JP4481885B2 (ja) 製本装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4522120B2 (ja) シート裁断装置及び該装置を備えたシート後処理装置と画像形成装置
JP4528674B2 (ja) 製本装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2006347691A (ja) シート集積装置及びこれを用いた製本装置
JP2007044821A (ja) シート裁断装置およびこれを用いた製本装置並びにプリンティングシステム
JP5010526B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成システム
JP2008307617A (ja) 裁断装置、及び裁断方法
JP5166103B2 (ja) シート処理装置及びこれを用いた画像形成システム
JP4177356B2 (ja) シート束搬送装置及びこれを用いた製本装置
JP2010247251A (ja) 紙葉類断裁装置及びこれを用いたフィニッシャ装置
JP4868399B2 (ja) 自動製本装置
JP4953391B2 (ja) 冊子断裁装置
JP5416806B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成システム
JP4101256B2 (ja) 製本装置及びこれを用いた画像形成装置
JP5073567B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えた画像形成システム
JP3119393B2 (ja) シート後処理装置
JP2007326670A (ja) 用紙後処理装置
JP2010115885A (ja) 製本装置および製本方法並びに画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4868399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees