JP4867743B2 - 有機elモジュール - Google Patents

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本発明は、EL(エレクトロルミネッセンス)現象を利用して面発光照明を行うための有機ELモジュールに関する。
一般に、有機ELモジュールは、EL現象を利用して面発光を行うので、発熱がほとんどなく、また、軽量、薄型であり、特に、有機ELモジュールは、無機EL素子に比較して色の選択が容易で、駆動電圧が低くて省電力であるなど、種々の利点を有している。
ところで、従来のこの種の有機ELモジュールを利用した有機EL表示装置として、図3に示すような構成のものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
図3に示す特許文献1の有機EL表示装置は、ガラス等でできた透明の基板21面に、陽極となるITO等でできた透明電極24、有機化合物を用いた蛍光物質からなる有機発光層25、陰極となる背面電極26が順次積層され、かつ、透明電極24、有機発光層25、および背面電極26を覆ってガラス系封止材などでできた封止層23が形成されている。
ここで封止層23を形成するのは、有機発光層25を構成する有機化合物には水分や酸素に晒されると特性が劣化し、また、陽極や陰極を構成する透明電極24や背面電極26も空気中では酸化して特性が劣化し易いので、これを防止するためである。
また、有機発光層25を発光させる上では、その上下の電極24、26に所定の電圧を印加する必要があることから、透明電極24又は背面電極26いずれか一方にはそれぞれ外部電源に接続するための可撓性配線板28が接続される。可撓性配線板28は封止層23に沿うように配設され、可撓性配線板28には駆動回路31が搭載されている。この駆動回路31を収納する凹部23dが封止層23に形成されている。
有機ELモジュールは各有機発光層に電流を流すことによって発光するので熱を発生するが、有機発光層は高温になるほど発光開始電圧が低下するという温度特性を有するという問題がある。すなわち、有機ELモジュールが高温になるほど発光するのに過剰な電圧がかけられることになるため、発光輝度が高くなりEL形成層の寿命が短くなるという問題がある。また、有機EL照明装置を構成する有機発光層のうち、高温となる有機発光層と他の有機発光層との発光効率が異なるため、輝度が不均一となり表示ムラが生じるという問題もある。
上記特許文献1においては、封止層23に駆動ICなどの発熱部品を含む駆動回路31が配設されており、その発熱部品から発生する熱が逆に封止層23から電極24、26に伝わり、有機発光層25に悪影響を与えるといった問題がある。
そこで、封止層自体に凹凸を設けて放熱を効率よくするようにした有機ELパネルが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−234938号公報 特開2006−185643号公報
ところで、単一の有機ELモジュール等においても均一に発光させることが望まれ、そのために透明電極、背面電極それぞれの複数個所に給電することが行われている。このような有機ELモジュールを照明装置として使用する場合、封止層の外部に導通配線を引き回すことになるが、上記特許文献2のようなものにあっては、照明装置として使用する場合、作業がやりにくくなる。特に、照明器具に伝導で放熱する場合、照明器具に接触させるが、導通配線を背面に通すと、導通配線が邪魔して、放熱効率が低下する。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、発光層を挟む両電極の複数個所を電気的に接続するためにする配線で照明器具への取り付け作業や放熱が阻害されないようにした有機ELモジュールを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、透明の基板上に、透明電極、発光層、背面電極が順次積層され、かつ、前記透明電極、発光層、および背面電極を覆って封止層が形成されるとともに、前記透明電極と背面電極にはそれぞれ接続用導体の一端が接続されている有機ELモジュールにおいて、次の構成を採用している。
すなわち、請求項1記載の発明に係る有機ELモジュールは、透明の基板上に、透明電極、発光層、背面電極が順次積層され、前記透明電極、発光層、および背面電極を覆って封止層が形成されるとともに、前記透明電極と背面電極はその端部が外部電源に接続されるようにされている有機ELモジュールであって、前記封止層は照明器具に直接接続され伝導で放熱する放熱面を備えて成形ガラスから形成され、前記放熱面には溝部が設けられており、前記封止層から導出された前記透明電極および前記背面電極はそれ自体同士それぞれ2個所以上で連結用導体で接続され、前記連結用導体は前記封止層に形成された前記溝部を通して配置されるようにされていることを特徴としている。

請求項2記載の発明に係る有機ELモジュールは、請求項1の発明の構成において、前記発光層中央部の発熱が多い部位に対応する前記封止層の前記溝部に表面が平らな中央凸部を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、透明電極、背面電極のそれぞれ複数個所で外部電源に接続されるので、有機ELモジュールの発光ムラを防ぎ、均一に発光させることができる。また、連結用導体の配線が溝部に収容されるため封止層と照明器具等の放熱層とが直接接触することとなり、放熱を十分に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、有機ELモジュールの発熱量の多い部分を直接接触させて放熱できるので、放熱を一層効果的に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳しく説明する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1における有機ELモジュールの構成を投影的に示す手前側端部近辺での断面図である。
この実施の形態1の有機ELモジュールは、ガラス等からなる透明の基板1上に、陽極となるITO等で形成された透明電極2、有機化合物を用いた蛍光物質からなる有機発光層3、陰極となる背面電極4が順次積層され、かつ、透明電極2、有機発光層3、および背面電極4を覆ってガラス系封止材からなる封止層5が形成されている。
また、透明電極2と背面電極4は、それぞれ外部電源に接続するため封止層5を通過して基板1上において外部に導出されている。透明電極2の外部に導出されたそれぞれ端部に接続用導体6a、6bの一端が接続されている。この場合の接続用導体6a、6bは、例えば、基板1上にクロムめっきなどを施すことにより形成される。
そして、接続用導体6aには、連結用導体7の一端が接続し、接続用導体6aはさらに配線8により外部電源に接続している。
背面電極4は、図示していないが、透明電極2と同様に、外部に導出されたそれぞれ端部に接続用導体の一端が接続され、各接続用導体同士は連結用導体9で接続され、一方の接続用導体はさらに配線により外部電源部に接続している。
連結用導体7は、一端(図1の左側)で接続用導体6aに接続し、封止層5の面に沿って延びて配設されて、有機ELモジュールの他端側(図1の右側)に形成された接続用導体6bに接続している。
連結用導体9は、連結用導体7の場合と同様に、一端(図1の前側)で接続用導体に接続し、封止層5の面に沿って延びて配設されて、有機ELモジュールの他端側(図1の後側)に形成された接続用導体に接続している。
封止層5の連結用導体7、9が配設される部分は溝部10に形成されている。この溝部10は成型ガラスからなる封止層5の背面電極4側の外面に樹脂を流し込んで形成する。この場合において、その溝部10を形成する外面凸部11a、11b、11c、11dの上面が平らにされている。
そして、上記のように構成してなる有機ELモジュールは照明器具の放熱部に外面凸部11a、11b、11c、11dを密着させて取り付けて照明器具として使用する。
このように、この実施の形態1では、透明電極2、背面電極4のそれぞれ同士は、連結用導体7、9でそれぞれ連結されている。そのため、透明電極2、背面電極4は、それぞれ複数個所(図1の例では2個所)で外部電源に接続されることになり、有機ELモジュールの発光ムラを防ぎ、均一に発光させることができる。また、連結用導体7、9の配線が溝部10に収容されているため、配線に邪魔されないから、有機ELモジュールを照明器具に取り付ける作業が容易となると共に、封止層5と照明器具等の放熱層とが直接接触することとなり、放熱の効率を十分によくすることができ、有機ELモジュールが熱的に能力ダウンするのを防ぐことができる。
[実施の形態2]
図2は本発明の実施の形態2における有機ELモジュールの一部を省略して示す斜視図であり、実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施の形態の特徴は、封止層5の連結用導体(図1参照)が配設される部分は溝部10に形成されていると共に、この溝部10は外面凸部11a、11b、11c、11d、および中央凸部12で形成されている。
この実施の形態2の有機ELモジュールは、透明基板1上に、陽極となるITO等で形成された透明電極2、有機化合物を用いた蛍光物質からなる有機発光層3、陰極となる背面電極4が順次積層され、かつ、透明電極2、有機発光層3、および背面電極4を覆ってガラス系封止材からなる封止層5が形成されている。
また、透明電極2の外部に導出されたそれぞれ端部に接続用導体6a、6bの一端が接続されている。
そして、接続用導体6aには、連結用導体7の一端が接続し、接続用導体6aはさらに配線8により外部電源に接続している。
背面電極4も、外部に導出されたそれぞれ端部に接続用導体13a、13bの一端が接続され、各接続用導体13a、13b同士は連結用導体9で接続され、一方の接続用導体13a(13b)はさらに配線により外部電源部に接続している。
連結用導体7は、一端で一方の接続用導体6aに接続し、封止層5の面に沿って延びて配設されて、有機ELモジュールの他端側(図2の右側)に形成された接続用導体6bに接続している。
同様に、背面電極4同士を導通する連結用導体(図1参照)の一端(図2の前側)で接続用導体13aに接続し、封止層5の面に沿って延びて配設されて、有機ELモジュールの他端側(図2の後側)に形成された接続用導体13b(図示していない)に接続している。
前記発光層中央部の発熱が多い部位に対応する封止層5の溝部10に表面が平らな中央凸部12が形成されている。
溝部10は、成型ガラスからなる封止層5の背面電極4側の外面に樹脂を流し込んで形成する。
このように構成した実施の形態2では、一番温度が上昇する封止層5の部分が確実に照明器具等の放熱層と直接接触することとなり、放熱の効率をよりよくすることができ、有機ELモジュールが熱的に能力ダウンするのを防ぐことができる。
なお、本願発明は上記実施の形態に限定されるものでないことは勿論である。例えば、上記実施の形態では、透明電極2および背面電極4の両端部はそれぞれ封止層5の外部に導出された例で説明したが、両電極2、4の端部に導通した引出導体等により、それぞれ封止層5の外部に導出されたものでもよい。また、封止層5の溝部10はガラス製封止層自身で形成されてもよい。
本発明の実施の形態1における有機ELモジュールの構成を投影的に示す手前側端部近辺での断面図である。 本発明の実施の形態2における有機ELモジュールの一部を省略して示す斜視図である。 従来の有機ELモジュールを示す断面図である。
符号の説明
1 基板
2 透明電極
3 発光層
4 背面電極
5 封止層
6a、6b 接続用導体
7、9 連結用導体
10 溝部
11a、11b、11c、11d
12 中央凸部

Claims (2)

  1. 透明の基板上に、透明電極、発光層、背面電極が順次積層され、前記透明電極、発光層、および背面電極を覆って封止層が形成されるとともに、前記透明電極と背面電極はその端部が外部電源に接続されるようにされている有機ELモジュールであって、前記封止層は照明器具に直接接続され伝導で放熱する放熱面を備えて成形ガラスから形成され、前記放熱面には溝部が設けられており、前記封止層から導出された前記透明電極および前記背面電極はそれ自体同士それぞれ2個所以上で連結用導体で接続され、前記連結用導体は前記封止層に形成された前記溝部を通して配置されるようにされていることを特徴とする有機ELモジュール。
  2. 前記発光層中央部の発熱が多い部位に対応する前記封止層の前記溝部に表面が平らな中央凸部を有することを特徴とする請求項1記載の有機ELモジュール。
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