JP4867541B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は圧縮機を天面部に積載した冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫は地球環境保護の観点から更なる省エネルギー化が進むとともに、その使
い勝手や収納性の向上が求められている。
従来のこの種の冷蔵庫は、最下部に配設された貯蔵室の収納容積のアップを図る目的のために、断熱箱体の貯蔵室内最上部の後背部が下がるように窪ませた凹部を設け、その凹部に冷凍サイクルの構成機器を収納するという方法がとられていた(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の構成を示すものである。
図5示すように、断熱箱体1は、上から順に、冷蔵室2、冷凍室3、野菜室4を有し、冷蔵室2の前面開口には、冷蔵室回転扉5を設けている。また、断熱箱体1の中央から下方部に位置する冷凍室3と野菜室4は収納性と使い勝手を考慮して、簡易に取り出しが行える引出しタイプの冷凍室引出し扉6と野菜室引出し扉7を設けてある。冷蔵室2の庫内には複数の収納棚8が設けられており、冷凍室3と野菜室4には上面開口形状の収納容器9が取り付けてある。この収納容器9は図示しない前後方向のレールに、ローラで前後方向へ移動可能に支持されている。
断熱箱体1に設けた凹部10は、外箱上面11と外箱背面12に渡る天面後背部を冷蔵室2の最上部の後背部が下がるように窪ませた箇所である。凹部10はその左右が断熱箱体1の左右壁にて塞がれ上方および背方に開放しており、この凹部10の開放部は、上板13とこれにほぼ直角な背板14とからなる凹部カバー15にて覆われている。また、凹部カバー15はネジなどにて断熱箱体1に取外し可能に固定されている。
冷凍サイクルの構成機器である圧縮機16と凝縮器17は機械室ファン18と共に凹部10内に収まるように配設され、凹部カバー15にて覆われている。また、凹部カバー15の上板13と背板14には、放熱のために複数の通風孔19が設けられている。
また、冷凍サイクルの構成機器である蒸発器20は冷凍室2の後背部に冷却ファン21と共に配設されており、最下部の貯蔵室である野菜室4は奥行き深く構成してある。
これにより、断熱箱体1の背面下部に圧縮機16や凝縮器17を収納するものと比較して、野菜室4の内容積を大きく、深く構成できる。
特開2001−99552号公報
しかしながら、上記従来の構成では、圧縮機や凝縮器や冷媒配管や制御基板を収納する凹部が大きいので冷蔵室庫内の天面奥部がでっぱり、内容積が減少するとともに、冷蔵室のスッキリ感を阻害し、手狭な印象を与える。
また、冷蔵庫の制御基板は省エネルギー化や高機能化に伴い、どんどん複雑化、そして大型化している。また省エネや静音化のために用いられるインバーター圧縮機の制御回路のコンデンサや放熱フィン、さらには電源トランスなど制御基板の高さ方向についても大型化が進んでおり、制御基板を収納するためには非常に大きな空間が必要となっている。このため、凹部はさらに大きな空間が必要となり、ますます庫内は狭くなる。
そのため冷蔵室の庫内へのでっぱりは大きくなり、特に奥の食品を取り出す際、このでっぱりが影となり、見にくくなる。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、最下段の貯蔵室の内容積を拡大した上で
、冷蔵庫の最上段貯蔵室内へのでっぱりである庫内凸部を小さくして内容積の拡大を図るとともに、庫内凸部による陰影を解消するように庫内照明を設置して、照明効果を向上させる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体は、第一の天面部と、冷蔵庫背面側で前記第一の天面部より低い位置に設けた第二の天面部とを有して前記冷蔵庫本体の天面部に段差部を形成し、前記第二の天面部に圧縮機を備え、冷蔵庫内を照射する照明装置として、可視光線領域内の波長を発光する発光ダイオードを複数個実装した実装基板を傾けて支持する支持部材を備え、前記支持部材は、前記実装基板を対向して支持する面が庫内の手前側となるように、庫内の側壁面の少なくとも一方の内箱に発泡断熱材で覆われ、前記支持部材の周縁部に設けた支持部材段部と前記内箱の前記側壁面に設けた内箱段部とを相対させて固定されるとともに、前記支持部材の前記実装基板を対向して支持する面に対して前記面より後方の前記実装基板を支持していない他の面を長く形成することにより、前記発光ダイオードの光を庫内後方に向けて照射可能となるようにしたことを特徴とする。
これによって、最下段の貯蔵室の内容積を拡大した上で、冷蔵庫の最上段貯蔵室内へのでっぱりである庫内凸部を小さくした上で、庫内凸部によって陰影ができにくいように庫内照明を設置することで、収納性をそこなうことなく照明効果を向上させることができる。
本発明の冷蔵庫は、最下段の貯蔵室の内容積と奥行きを拡大するのに加え、最下段の貯蔵室の内容積を拡大した上で、冷蔵庫の最上段貯蔵室内へのでっぱりである庫内凸部を小さくした上で、庫内凸部によって陰影ができにくいように庫内照明を設置することで、収納性をそこなうことなく照明効果を向上させることができるので、冷蔵庫の使い勝手を大きく向上させることができる。
請求項1に記載の発明は、冷蔵庫本体は、第一の天面部と、冷蔵庫背面側で前記第一の天面部より低い位置に設けた第二の天面部とを有して前記冷蔵庫本体の天面部に段差部を形成し、前記第二の天面部に圧縮機を備え、冷蔵庫内を照射する照明装置として、可視光線領域内の波長を発光する発光ダイオードを複数個実装した実装基板を傾けて支持する支持部材を備え、前記支持部材は、前記実装基板を対向して支持する面が庫内の手前側となるように、庫内の側壁面の少なくとも一方の内箱に発泡断熱材で覆われ、前記支持部材の周縁部に設けた支持部材段部と前記内箱の前記側壁面に設けた内箱段部とを相対させて固定されるとともに、前記支持部材の前記実装基板を対向して支持する面に対して前記面より後方の前記実装基板を支持していない他の面を長く形成することにより、前記発光ダイオードの光を庫内後方に向けて照射可能となるようにしたことを特徴とする。
これによって、最下段の貯蔵室の内容積を拡大した上で、冷蔵庫の最上段貯蔵室内へのでっぱりである庫内凸部を小さくした上で、庫内凸部によって陰影ができにくいように庫内照明を設置することで、収納性をそこなうことなく照明効果を向上させることができるので、冷蔵庫の使い勝手を大きく向上させることができる。
また、庫内凸部の前方および下方にも光が行き届くこととなり、収納物を明るく照らすことができる上で、使用者が視覚的に感じる庫内凸部の出っ張り感をも軽減することができる。
求項に記載の発明は、請求項1に記載の冷蔵庫において、庫内の上下方向に複数の棚を有し、前記照明装置は、前記棚の前端部よりも前方に位置することにより、各棚上の保存物に対して前面から照射することができるので、保存物前面が陰にならず、視認性を更に向上することができる。
請求項に記載の発明は、請求項2に記載の冷蔵庫において、前記照明装置は、前記複数の棚に跨って庫内の上下方向に配置されることにより、一層効果を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。尚、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1を図1から図4に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態1における冷蔵室扉を開放した斜視図を示すものである。図2は本発明の実施の形態1における冷蔵室の縦断面図を示すものである。図3は本発明の実施の形態1における照明装置の要部平面断面図である。図4は本発明の実施の形態1における発光ダイオードの指向特性図である。
冷蔵庫の断熱箱体101は複数の断熱区画に区分されており最上部断熱区画の扉を回転式、それ以外の断熱区画の扉を引き出し式とする構成をとってある。すなわち、最上部から回転式扉を有する冷蔵室102、その下部に、左右方向に並べて設けた引き出し式の扉を有する製氷室103および特定冷却室104、その下部に引き出し式の扉を有する野菜室105、さらに、その下部に引き出し式の冷凍室106を配置している。そして、冷蔵室102の回転式の扉構成においては、図示はしていない1枚扉の片開き式扉と図1に示す2枚扉の観音開き式扉108とがある。
以下、観音開き式扉の冷蔵庫について説明する。扉は、上から冷蔵室の観音開き式扉108、製氷室の引き出し式扉109、特定冷却室の引き出し式扉110、野菜室の引き出し式扉111、冷凍室の引き出し式扉112である。
冷蔵室の回転式扉108には複数の収納ポケット108aが扉内箱117に設置し収納スペースとして設けられており、室内には上下に複数の棚102aが設けられて、最下段には引き出し式の貯蔵ケース114と、卵収納容器115と、製氷用の水を貯水する給水タンク116が設けてある。
可視光線領域内の波長を発光する発光ダイオードを備えた照明装置140は、冷蔵室102庫内の前面から見て、棚102aの先端部より前方で扉内箱117の先端部より後方である区間Dの間に位置する左側壁面と右側壁面にそれぞれ棚102aに跨って縦方向に配設されている。
冷蔵室102は、冷蔵保存のために凍らない温度を下限に冷蔵温度帯に設定されており、通常1〜5℃で設定されている。また、最下段の収納スペース113eのうち、貯蔵ケース114は、同様に冷蔵温度帯として、日常状頻度の高い小物を収容して使うユーティリティケースとしてもよいし、肉類、魚介類などの保鮮性向上のため冷蔵温度よりもやや低めの温度、たとえば−3〜1℃の範囲としてもよい。一方、卵収納容器115や給水タンク116は、卵や水の凍結を避ける必要があるために冷蔵温度帯に維持される。
製氷室103は独立した扉を有する氷貯蔵室であり、給水タンク116より供給される
水を凍らせて、製氷し、離氷する自動製氷装置(図示せず)を室内上部に備えて、氷を自動的に生成、貯蔵するものである。氷を貯蔵するために冷凍温度帯であるが、氷の昇華や氷同士のくっつきを促進しない程度なら、通常の冷凍温度帯よりも比較的高い冷凍温度設定も可能である。
特定冷却室104は、温度的に冷凍温度帯,冷蔵温度帯,冷凍と冷蔵の中間温度帯のいずれに設定してもよく、冷凍と冷蔵の中間温度帯としてはチルド(例えば−1〜1℃)やパーシャルフリージング(例えば−3℃〜−1℃)等の温度帯のほか、例えば−12〜−6℃の冷凍ではあるが短期貯蔵向きに温度を高めた弱冷凍の温度帯をも含めることができる。また、高湿状態や乾燥状態、解凍、急冷、調理等の特定の機能を有する室とすることも可能であり、多機能でマルチユースの利便性の高い室として利用できる。
代表的な例としては、使用者の設定により温度帯設定を切り替え可能とした温度切替室であり、冷凍温度帯,冷蔵温度帯,冷凍と冷蔵の中間温度帯に設定できる。冷凍と冷蔵の中間温度帯としてはチルド(例えば−1〜1℃)やパーシャルフリージング(例えば−3℃〜−1℃)等の温度帯のほか、例えば−12〜−6℃の冷凍ではあるが短期貯蔵向きに温度を高めた弱冷凍の温度帯をも含めて、温度帯の切り替えを用途に応じて任意に切り替えることができる。
野菜室105は、冷蔵室102と同等もしくは若干高い温度設定の2℃〜7℃とすることが多い。低温にするほど葉野菜等の蒸散や呼吸作用を抑えて、鮮度を長期間維持することが可能である。
冷凍室106は、冷凍保存のために冷凍温度帯に設定されており、通常−22〜−18℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、たとえば−30や−25℃の低温で設定されることもある。
断熱箱体101の天部は背面方向に向かって階段状に凹みを設けて、第一の天面部120と、第二の天面部121とで構成されている。第二の天面部121の下方の冷蔵室102の背壁面には凹み部126を設けて冷凍サイクルを動作させる制御基板127を収容している。さらに、断熱箱体101の底面後方部のコーナー部には第2の凹み部135を形成して除霜水蒸発装置136を設置している。
第二の天面部121,凹み部126,第2の凹み部135と蒸発器123とは、冷蔵庫本体の背面に上下方向にほぼ一直線上に配置されている。このうち、凹み部126内に収容する制御基板127は比較的薄いスペースで済むので他の部位に適切な設置スペースを求めることも可能であるので、少なくとも、第二の天面部121,第2の凹み部135と蒸発器123とが、冷蔵庫本体の背面に上下方向にほぼ一直線上に配置されているように構成すると庫内スペースに対して寄与しない構造体や部品を含むスペースを一定の集約配置で整理できる。なお、このとき、第2の凹み部135は、上方から見たときに蒸発器123の前部を断熱する断熱材前面よりも奥側にあって、冷凍室106の室内側には食い込まないような幅方向に長いスペースとして形成されている。
冷凍サイクルは第二の天面部121の上に配置した圧縮機122と凝縮器(図せず)とキャピラリなどの減圧器(図示せず)と水分除去を行うドライヤ(図示せず)と蒸発器123とを環状に接続して構成されている。凝縮器と蒸発器123は機械室ファン(図示せず)と冷却ファン124とで強制対流熱交換させている。
また、凝縮器は、断熱箱体101の周囲鋼板を利用して自然放熱するための配管や、各室断熱扉体間の仕切りに配設して防滴防止を行うための配管を組み合わせている。
冷凍サイクルの構成部品である圧縮機122は断熱箱体101背面に向かって中央寄りの位置に設置してある。また、第二の天面部の上方にはL字型のカバー125がビスなどで取外し可能に設けられている。
また、冷凍サイクルの構成機器である蒸発器123は冷却ファン124と共に、野菜室105と冷凍室106の背面部に設けられている。
次に、照明装置140について詳細に説明する。
実装基板141は平板状の縦長形状で、一面または両面に回路パターン(図示せず)が形成され、熱伝導性の良好なエポキシ樹脂系の基板や絶縁金属基板を使用される。発光ダイオード142は砲弾状に形成され、GaN系の青色LEDからの青色光を用いて蛍光材を励起して白色光を得る構造である。ここで、発光ダイオード142は実装基板141の回路パターンに半田付けされて実装され、縦方向に複数個が実装基板141に並設される。
縦方向に複数個の発光ダイオードが実装された実装基板141は、支持部材143のスペーサー144と爪145によって保持されている。支持部材143は、実装基板141を保持している辺より、他の辺が長い略台形であり、支持部材143の周りに設けた段部146と、冷蔵室の内箱147の両側壁面の支持部材143の段部146と相対するべく設けた段部148に実装基板141を支持した辺が手前になるべく断熱壁内側より組み込み発泡断熱材130より固定されている。これにより、各段部146、148により支持部材143の位置決めが容易であり、製造において支持部材を容易に組み込むことができる。尚、支持部材143を冷蔵室内箱147に組み込む際、発泡断熱材130注入時の発泡断熱材130の漏れ防止として周囲をテープで仮止めするとなお確実に組み込むことができる。
また、実装基板141の下部にコネクタ160を、コネクタ接続方向は下から上となるように配設し、ハーネス161を実装基板141下部のから支持部材143内に出し、下方向からコネクタ160に接続している。これにより、コネクタ160の基板上からの高さを極力抑えることができ、照明装置140をコンパクトにできる。また、コネクタ160接続方向は下から上とすることで万一照明装置140内に水が浸入したり、基板が結露した場合にも、コネクタに水が溜まることがなく、接触不良等の故障の原因がない仕様である。
また、冷蔵室102の両側壁中には発泡断熱材130と複合的に真空断熱材131が配設されている。
真空断熱材131は、外箱126a側に接着部材(図示せず)を用いて密着貼付けされている。また、真空断熱材131は断熱箱体101の璧厚内に配設するために薄い平面形状のものが必要となる。さらに、ホットメルトなどの接着部材は接着部に空気が混入しないように真空断熱材131の貼付け面に全面塗布されている。真空断熱材131は発泡断熱材130と一体に発泡されて断熱箱体101を構成しており、発泡断熱材130と比べて5倍〜20倍の断熱性能を有している。
これにより、冷蔵室側壁の断熱壁厚をできる限り少なくでき、冷蔵室の大容量化が図れる。
なお、真空断熱材131を、第1,第2,第3の区画壁127,128,129及び背
面内に必要に応じて挿入してもよい。
また、真空断熱材131芯材には、無機材料としてのガラス繊維やパーライト,シリカ等の比重の大きい材料を用いる。発泡断熱材130(硬質発泡ウレタン)の密度が20〜50kg/mであるのに対して真空断熱材131の密度は200〜250kg/mと少なくとも4倍以上とすることができる。
ランプカバー150は、エポキシ、アクリル、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの透明樹脂のうち、一つの材料もしくは複合材料をベース材として形成されており、発光ダイオード142の発光部全体を覆うように支持部材143の周囲のリブ151に、冷蔵室の内箱147と同一平面になるように固定されている。
図4は、発光ダイオード142の光の照射方向に関する指向性を示した指向特性図である。照射方向を垂直方向とすると照射される範囲は線内であり、たとえば照射量1/2では照射角は、Eの如く左右各30°である。
実装基板141上の発光ダイオード142は、冷蔵庫庫内左右壁面の奥行き寸法に対し前面側から、発光ダイオード142の指向性により設定された照射角度により、庫内背面方向に対して配光する。本実施例では冷蔵室102の棚102aの中心に向かって照射するようにスペーサー144と爪145によって保持され、庫内を満遍なく照射できるようしている。尚冷蔵庫庫内を満遍なく照射する発光ダイオード142の照射方向は、冷蔵庫の奥行き寸法と幅寸法により微妙に変わることから、発光ダイオード142からの照射量が1/2である60°の角度を持った扇型の照射範囲が、棚102aの最も離れた前端部に照射できるように、実装基板141の保持角度を決定するほうが良い。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルの動作について説明する。庫内の設定された温度に応じて冷凍サイクルが動作して冷却運転が行われる。圧縮機122の動作により吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器にて放熱して凝縮液化し、キャピラリに至る。その後、キャピラリではサクションラインと熱交換しながら減圧されて低温低圧の液冷媒となって蒸発器123に至る。
冷却ファン124の動作により、庫内の空気と熱交換されて蒸発器123内の冷媒は蒸発気化する。低温の冷気をダンパ(図示せず)などで分配することで各室の冷却を行う。
蒸発器123を出た冷媒は圧縮機122へと吸い込まれる。このようにサイクル運転を繰り返すことで庫内の冷却が行われる。
次に、貯蔵室の構成及び配置について、使い勝手の面から説明する。
冷蔵室102においては、圧縮機122を使い勝手の良くない断熱箱体101の天面後方の第二の天面部121に設置した形態としている。従って、従来、断熱箱体の下部後方、すなわち冷凍室106の後方にあった機械室の移動に伴い、機械室の体積分だけ、冷凍室106の容量を増加できる。また一方では冷凍室106室内高さを容量を維持しながら下げることもできる。これに伴い、上部に配置された製氷室103,特定冷却室104,野菜室105の各室もスライドして冷蔵庫設置面からの高さが下げられる。また、これに応じて、冷蔵室102の室内底面の冷蔵庫設置面からの高さも引き下げられ、立ち姿勢で、腕に負担がかかりにくいゾーンにすることで、使い勝手を大幅に向上できる。
また、第1の区画壁124、第2の区画壁128、および、第3の区画壁129の全てに硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材を充填発泡すれば、全ての区画壁の断熱性が高まることによって第1の区画壁124,第2の区画壁128,第3の区画壁129の薄壁化を実現でき、これにより創出された体積分をならして、製氷室103,特定冷却室104,野菜室105,冷凍室106の冷蔵庫設置面からの高さを下方に引き下げ、また、これに応じて、冷蔵室102の室内底面の冷蔵庫設置面からの高さも引き下げられて、冷蔵室102の室内高さが拡大して容量が増加する。
また、少なくとも製氷室103および特定冷却室104,野菜室105,冷凍室106の側面および背面の断熱壁中に真空断熱材131を配設することで、製氷室103および特定冷却室104,野菜室105,冷凍室106の側面および背面の断熱壁の断熱性がさらに高まるために、複合された発泡断熱材130の厚みを薄くして薄壁化を実現でき、これにより創出された体積分をならして、製氷室103,特定冷却室104,野菜室105,冷凍室106の冷蔵庫設置面からの高さを下方に引き下げ、また、これに応じて、冷蔵室102の室内底面の冷蔵庫設置面からの高さも引き下げられて、冷蔵室102の室内高さが拡大して容量が増加する。
また、冷凍サイクルの蒸発器123は、冷蔵室102以外の少なくとも二つの室の後方に跨って、一つのみ配設する構成とすることにより、冷蔵庫本体内の各貯蔵室全体を一つの蒸発器123で冷却するため蒸発器が複数いらず設置スペースを小さくでき、かつ、その一つの蒸発器123を冷蔵室102以外の一つの室の後方に押し込めるのでなく、少なくとも二つの室の後方に跨って配置するために蒸発器123の高さ方向の寸法を拡張し、逆に奥行き方向の寸法を縮めて同等の冷却能力を提供する調整が可能となる。
これによると、蒸発器123の設置スペースの庫内側への影響が一つの室のみに及んで、その室の最低限必要な内容積を確保するために室内高さを上げざるを得ないようなケースや、逆に、その蒸発器123が設置されない室は内容積的には室内高さを下げられるにも関わらず、例えば、PETボトルなどの高さ規制のある物品を収納する制約のために高さが下げられないケースなど、設計の自由度が制約される不都合が避けられる。
また庫内照明においては、冷蔵庫の扉108が閉まっている時には、発光ダイオード142への通電は行なわず、庫内は照射されていない。2枚の扉108のどちらか一方の扉108が開けられると、冷蔵室左右の両側壁面に配設している照明装置140内の発光ダイオード142に順方向電流が流れて、白色光が発光される。
発光ダイオード142から発光された白色光は、ランプカバー150に進光して、庫内に照射されるが、冷蔵室左右の両壁面から、棚102aの中心に向かって照射することで、庫内全体を均一に、特に保存物の前面及び側面が強調され配光されることとなる。これにより、保存物の上下位置関係による影の発生を抑制し、保存物の視認性を向上することができる。
さらに、冷蔵室102上部の第二の天面部121による庫内への出っ張りによって照明を天面や奥面に設置した時に発生する特に奥の影になる部分にも光を照射することができ、探しにくい奥の食品を探し出すのに有効となる。また、使用者が視覚的感じる庫内凸部の出っ張り感自体を軽減することができる。
また、一方冷蔵室102の天面断熱壁が陰になってキッチンなどの室内照明が届きにくい最上部を照らすことがで、人間の視覚は同じスペースであれば、その空間が明るい程広く見えるという視覚効果があるので、このように照明を配置することで、収納空間の小さい最上段収納棚102aが実際の空間よりもより広く感じられるので、使用者が視覚的感
じる庫内凸部の出っ張り感をさらに軽減することができる。
また、実装基板141を冷蔵庫庫内に対して縦方向に棚102aに跨って配設することにより、一層効果を高めることができる。
また、ランプカバー150に光拡散性を持つ材料を含有することにより、指向性のある発光ダイオードの発光をランプカバー150で拡散させて庫内を照射させるので、食品等の保存物に均一な白色光が当たり視覚的な照射ムラがなくせ、更に照明の演出性を高めることができる。
また、ランプカバー150を、エポキシ、アクリル、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの透明樹脂のうち、一つの材料もしくは複合材料をベース材として形成することにより、ランプカバー150を自由な形状に成型加工できるので、容易な取り付け設計が可能になり、庫内の最適な任意の位置に照明装置が設置できる。
また、断熱壁130を形成する内箱147とランプカバー150は、同一平面となっているので、お客様が棚を位置変えや、清掃時に棚の移動が容易にでき、また庫内に突出していないので見栄え上も良い。
また、支持部材143は、実装基板141を保持している辺より、他の辺が長い略台形であり、支持部材143の高さ寸法を極力抑えることができ、必要断熱壁を確保し支持部材部143の結露を防止できる。さらに、実装基板141を保持していない辺を長く取ることで庫内に支持部材の影が映らなく保存物の視認性をさらに向上することができる。
以上のように、本発明による冷蔵庫は、人間が使う際に最も使いにくい場所に冷却システムのユニットを配置することにより、使いやすい室の収納量を拡大し、かつ照明により出し入れの際の使い勝手を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の扉を開放した斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 同実施の形態1における照明装置の要部平面断面図 同実施の形態1における発光ダイオードの指向特性図 従来の冷蔵庫の概略断面図
102a 棚
120 第一の天面部
121 第二の天面部
122 圧縮機
140 照明装置
141 実装基板
142 発光ダイオード

Claims (3)

  1. 冷蔵庫本体は、第一の天面部と、冷蔵庫背面側で前記第一の天面部より低い位置に設けた第二の天面部とを有して前記冷蔵庫本体の天面部に段差部を形成し、前記第二の天面部に圧縮機を備え、冷蔵庫内を照射する照明装置として、可視光線領域内の波長を発光する発光ダイオードを複数個実装した実装基板を傾けて支持する支持部材を備え、前記支持部材は、前記実装基板を対向して支持する面が庫内の手前側となるように、庫内の側壁面の少なくとも一方の内箱に発泡断熱材で覆われ、前記支持部材の周縁部に設けた支持部材段部と前記内箱の前記側壁面に設けた内箱段部とを相対させて固定されるとともに、前記支持部材の前記実装基板を対向して支持する面に対して前記面より後方の前記実装基板を支持していない他の面を長く形成することにより、前記発光ダイオードの光を庫内後方に向けて照射可能となるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 庫内の上下方向に複数の棚を有し、前記照明装置は、前記棚の前端部よりも前方に位置することを特徴とした請求項に記載の冷蔵庫。
  3. 前記照明装置は、前記複数の棚に跨って庫内の上下方向に配置された請求項2に記載の冷蔵庫。
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