JP4867457B2 - 駆動ベルト作図システムおよび駆動ベルト作図方法 - Google Patents

駆動ベルト作図システムおよび駆動ベルト作図方法 Download PDF

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Description

本発明は、駆動源の回転軸に設けられる駆動プーリと、それぞれが異なる回転体に固設される複数の従動プーリとに掛け渡されることにより、回転体のそれぞれに動力を伝達する駆動ベルトを作図するシステムおよびその方法に関する。
例えば、エンジン用の補機は、エンジンルーム内の制約された空間内に配置する必要があり、また、この補機を駆動するための駆動ベルト(タイミングベルト)が干渉しないようにそのレイアウトを決定する必要がある。そのため、補機のレイアウトを決定する場合には、暫定的に決定した補機レイアウトに応じて駆動ベルトの経路を決定するとともに、その駆動ベルトの振れ量を演算し、これを手作業で作図した上で、駆動ベルトが他部品やベルト自身に干渉するか否かを確認している。この確認によってベルトの干渉が確認された場合には、補機のレイアウトを変更し、再度、駆動ベルトの経路、および、その振れ量を作図して、駆動ベルトが干渉するか否かを確認する。このような一連の処理を繰り返し、駆動ベルトが干渉しないことを条件に、補機のレイアウトが最終的に決定される。なお、例えば、特許文献1には、作業者がCADソフトウェアを用いて行う設計を管理、支援するシステムが開示されている。
特開2004−295787号公報
しかしながら、従来の手法によれば、補機のレイアウトを変更するたびに手作業で駆動ベルトの作図を行う必要があり、補機レイアウトの決定に至るまでの工数が増大するという不都合がある。また、駆動ベルトの作図を行う際には、駆動ベルトの振れ量を算出する必要があるが、これもまた、工数の増加に寄与するとともに、手作業によるヒューマンエラー等の原因となる可能性がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転体のレイアウトに応じた駆動ベルトの作図を自動的に行うことである。
かかる課題を解決するために、本発明は、駆動源の回転軸に設けられる駆動プーリと、それぞれが異なる回転体に固設される複数の従動プーリとに掛け渡されることにより、回転体のそれぞれに動力を伝達する駆動ベルトの作図を行う駆動ベルト作図システムを提供する。この駆動ベルト作図システムは、作図手段と、記憶手段と、演算手段とを有している。ここで、作図手段は、駆動源とこの駆動源の回転軸に設けられた駆動プーリとが作図された作図領域において、回転体毎に、オペレータからの配置要求に応じて、回転体とこの回転体に固設された従動プーリとを示す作図データを配置する。この作図領域には、座標情報が関連付けられている。記憶手段は、従動プーリに関する情報が格納されている。演算手段は、作図データとして作図領域に配置された従動プーリのそれぞれに関する情報を記憶手段より読み込む。また、演算手段は、読み込まれた従動プーリのそれぞれに関する情報と、従動プーリのそれぞれに関する作図領域における座標情報とに基づいて、駆動プーリと複数の従動プーリとに掛け渡される駆動ベルトの経路を特定するとともに、プーリ間の駆動ベルトの振れ量を算出する。この場合、作図手段は、演算手段によって演算された駆動ベルトの経路と、駆動ベルトの振れ量とを作図領域に作図する。
本発明によれば、オペレータが作図領域において回転体を配置することにより、この回転体に固設される従動プーリと、駆動源に設けられた駆動プーリとに掛け渡される駆動ベルトの経路と、プーリ間の駆動ベルトの振れ量とが自動的に作図される。そのため、この作図結果を参照することにより、駆動ベルトが干渉するか否かといった判断が可能となる。すなわち、オペレータが単に回転体のレイアウトを行うのみで、その回転体のレイアウトの検討を効率的に行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施形態にかかる駆動ベルト作図システムの全体構成を示すブロック図である。この駆動ベルト作図システムは、駆動プーリと複数の従動プーリとに掛け渡される駆動ベルトの作図を行うシステムである。ここで、駆動プーリは駆動源の回転軸に設けられており、従動プーリはそれぞれが異なる回転体に固設されており、作図対象である駆動ベルトによって個々の回転体に動力が伝達される。
本実施形態において作図される駆動ベルトは、自動車等に用いられるエンジン用の補機を駆動するための駆動ベルト(タイミングベルト)である。エンジン用の補機としては、例えば、ウォータポンプ、オルタネータ、パワーステアリング用オイルポンプ、エアコン用コンプレッサが挙げられる。駆動ベルトは、エンジンの回転軸(クランク軸)に設けられる駆動プーリと、それぞれが異なる補機(具体的には、補機の回転軸)に固設される複数の従動プーリとに掛け渡されることにより、それぞれの補機に動力を伝達する。なお、駆動ベルトの経路上には、駆動プーリおよび従動プーリに駆動ベルトが掛け渡された際に、この駆動ベルトに必要なテンション(張力)を与えるためのオートテンショナも配置される。
駆動ベルト作図システムは、キーボードやマウス等の入力装置10、CRTや液晶ディスプレイ等の表示装置20、コンピュータ30および磁気ディスク等の記憶装置40を主体に構成されている。オペレータは、表示装置20に表示された情報に基づき、入力装置10を操作することにより、駆動ベルトの作図に関する種々の処理を行うことができる。
図2は、コンピュータ30のブロック構成図である。コンピュータ30は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェースを主体に構成されており、制御プログラムに従って各種の処理を行う。コンピュータ30は、駆動ベルトの作図を行うための主たる機能を担っており、これを機能的に捉えた場合、作図を行う機能を担う作図部31と、作図部31によって作図された情報および記憶装置40に格納されている情報を用いて種々の演算を行う演算部32とを有している。このコンピュータ30は、作図部31と、演算部32とが互いに協同することにより、補機のレイアウトに応じた駆動ベルトの作図を自動的に実行することができる。
作図部31は、周知のCAD(コンピュータ支援設計)システムがこれに該当する。例えば、作図部31は、例えば、表示装置30に作図領域を表示させると、入力装置10を介してオペレータから入力された指示に応じて、この作図領域において作図を行う。本実施形態との関係において、作図部31は、作図領域において、補機毎に、オペレータからの配置要求に応じて、補機とこの補機に固設された従動プーリとを示す作図データを配置する。この作図領域には、座標情報が関連付けられており、エンジンとこのエンジンのクランク軸に設けられた駆動プーリが予め作図されている。
演算部32は、後述する記憶装置40より、作図データとして作図領域に配置された従動プーリのそれぞれに関する情報を読み込む。そして、演算部32は、読み込まれた従動プーリのそれぞれに関する情報と、これらの従動プーリに関する作図領域における座標情報とに基づいて、駆動ベルトの経路と、プーリ間の駆動ベルトの振れ量とを演算する。この演算結果は作図部31に対して出力され、作図部31は、駆動ベルトの経路と、駆動ベルトの振れ量とを作図領域に作図する。また、作図部31は、表示装置20を介して、この作図された駆動ベルトの経路と、その振れ量とを表示することができる。
記憶装置40には、駆動ベルトの作図を行うために必要な各種のデータベースが格納されているが、本実施形態では、補機データベース41が重要になる。図3は、補機データベース41を示す説明図である。補機データベース41は、異なる種類の従動プーリに関する情報が集合したデータベースであり、それぞれに個別の識別番号(以下「レコード番号」という)が付された補機情報レコード群で構成されている。個々の補機情報レコード41aには、従動プーリに関する情報である補機情報として、補機の種類、プーリタイプ、プーリ径、材質、座標情報等が関連付けて記述されている。
「補機の種類」は、このレコードに該当する従動プーリが固設される補機の種類が記述される領域であり、本実施形態では、ウォータポンプ、オルタネータ、パワーステアリング用オイルポンプ、エアコン用コンプレッサといった補機の種類が記述される領域である。なお、それ事態としては補機ではないものの、本実施形態では、駆動ベルトの経路上に配置されるオートテンショナもこの領域に記述されている。「プーリタイプ」は、このレコードに対応する従動プーリの形状が記述される領域である。具体的には、その従動プーリが駆動ベルトの正面を受ける形状、例えば、V字形状であるか、或いは、駆動ベルトの背面を受ける形状、例えば、フラット形状であるか等がこれに該当する。「プーリ径」は、このレコードに該当する従動プーリのプーリ径が記述される領域であり、「材質」は、このレコードに該当する従動プーリの材質が記述される領域である。「座標情報」は、このレコードに該当する従動プーリに関する、作図領域における位置(座標情報)が記述される領域であり、上述した「補機の種類」、「プーリタイプ」、「プーリ径」、「材質」の領域とは異なり、初期的には、この領域には何も記述されていない。なお、同一の補機に関する補機情報レコードは複数存在しており、補機と従動プーリとの組み合わせに種々のバリエーションが存在するようになっている。
また、記憶装置40には、作図部31が作図を行うための作図データが格納されている。本実施形態との関係において、作図データは、補機と、この補機に固設された従動プーリとを示すデータであり、補機データベース41を構成する各補機情報レコード41aに対応した作図データがそれぞれ格納されている。個々の作図データは、個々の補機情報レコード41aに付与されるレコード番号によって対応付けられている。
図4は、本実施形態にかかる作図処理の手順を示す説明図である。このフローチャートに示す処理は、コンピュータ30によって実行される。まず、ステップ1(S1)において、作図部31は、エンジンデータを読み込む。このエンジンデータは、三次元的な座標情報が関連付けられた作図領域において、エンジンと、このエンジンのクランク軸に設けられる駆動プーリとが作図されているデータである。このエンジンデータは、事前に作成されたデータを読み込んでもよいし、オペレータによる操作に従って、作図部31がエンジンと駆動プーリとの作図を行った後に、このデータをそのまま用いてもよい。読み込まれたエンジンデータは、作図部31によって作図領域に展開され、これにより、エンジンとクランク軸に設けられた駆動プーリとが作図領域に作図される。また、作図部31は、作図結果を表示装置30の表示領域に表示させる。
ステップ2(S2)において、補機の配置処理が行われる。まず、演算部32は、補機データベース41から、各補機情報レコード41aに記述された補機情報を読み込み、この読み込んだ補機情報を表示装置30の表示領域に表示する。この際、個々の補機情報レコード41aに記述されている、補機と、この補機に固設される従動プーリとを示すシンボルを、対応する補機情報と関連付けて表示させてもよい。この場合、オペレータが補機とプーリとの組み合わせをビジュアル的に選択することができるという長所を有する。
各補機情報を参照した上で、オペレータが入力装置10を操作して、あるレコード番号に対応する補機とそれに固設される従動プーリとの組み合わせを選択したことを演算部32が特定すると、選択されたレコード番号が演算部32から作図部31へと出力される。作図部31は、レコード番号に基づいて記憶装置40を検索し、このレコード番号に対応する作図データを抽出する。また、演算部32は、配置する補機の選択が全て終了したか否かを選択させるコマンドを表示装置20の表示領域に表示させる。オペレータによる入力装置10の操作により、補機の選択が終了していない旨の入力がなされた場合には、演算部32は、補機情報を表示させ続け、再度、補機と従動プーリとの組み合わせを選択させる。一方、補機の選択が終了した旨のコマンドが入力された場合には、演算部32は、表示装置30への補機情報の表示を終了させ、また、作図部31は、抽出された個々の作図データを上述した作図領域の任意の位置に配置する。これにより、例えば、個々の作図データが表示装置20の表示領域における右端側に配置されるといった如くである。
つぎに、作図部31は、オペレータに対して作図データの配置開始を指示する(例えば、表示装置20にメッセージを表示させる)。オペレータは、表示装置20に映し出される作図領域上のデータを参照しながら、例えば、マウスといった入力装置10を操作して、作図データを作図領域上の任意の場所、すなわち、その補機の配置候補となる位置に配置する。あるいは、キーボードといった入力装置10を操作して、作図領域上の座標情報を入力させることにより、作図データを作図領域上の任意の場所に配置してもよい。入力装置10からユーザの操作に応じた信号を入力すると、作図部31は、この入力に基づいて作図データを移動して、オペレータの配置要求に応じた作図領域上の位置に作図データを配置する。この際、作図部31は、作図領域上において、エンジンと補機とが機械的に干渉する場合には、その配置を許可しないようにしてもよい。また、駆動プーリと、従動プーリとが同一平面上に位置するように、作図データの移動を二次元方向のみに制限してもよい。そして、配置が未完了の作図データを対象として、同様の処理が行われる。
以上のようにして各作図データの配置が完了すると、作図部31は、作図領域上の作図データの座標情報、例えば、従動プーリの中心座標を特定する。特定された座標情報は、演算部32に対して出力される。演算部32は、配置が完了した作図データに関連付けられているレコード番号に基づいて、補機データベース41を検索し、該当するレコード番号が付与されている補機情報レコード41aの「座標情報」の領域に座標情報を記述する。
ステップ3(S3)において、演算部32は、配置された作図データに関連付けられているレコード番号に基づいて補機データベース41を検索し、各作図データに対応する補機情報レコード41aを抽出する。そして、抽出された補機情報レコード41aに記述されている補機情報が読み込まれる。
ステップ4(S4)において、演算部32は、駆動ベルトの経路を特定する。具体的には、演算部32は、読み込まれた補記情報のうち「プーリタイプ」に基づいて、駆動ベルトの掛かり方向、すなわち、当該従動プーリに駆動ベルトが掛け渡される際に、駆動ベルトの正面側がその従動プーリに掛け渡されるのか、或いは、背面がその従動プーリに掛け渡されるのかを、作図データとして配置された従動プーリ毎に特定する。そして、演算部32は、各プーリの座標情報、プーリ径を考慮した上で、特定された駆動ベルトの掛かり方向を満足するような、駆動ベルトの一連の経路を特定する。なお、この際、オペレータに対して、駆動ベルトが掛け渡される順番の入力を要求させることで、演算部32は、この入力された順番に従って、駆動ベルトの経路を特定することが好ましい。
図5は、駆動ベルトの振れ量を説明する説明図である。ステップ5(S5)において、演算部32は、特定された駆動ベルトの経路に基づいて、プーリ(従動プーリおよび駆動プーリを含む)間の駆動ベルトの振れ量をそれぞれ計算する。振れ量は、駆動ベルトを回転させた際に、駆動ベルトを介して隣り合う一対のプーリ間において生じ得る駆動ベルトの振れ幅を示すものである。具体的には、特定された駆動ベルトの経路を参照し、配置された各プーリにおいて、駆動ベルトを介して隣り合う一対のプーリがそれぞれ抽出される。抽出された一対のプーリのそれぞれを対象として、振れ量が順次算出される。振れ量の算出では、作図領域上において特定される、一方のプーリから他方のプーリまでのベルト間距離(ベルトスパン)、駆動ベルトの材質、駆動ベルトの高さ(プーリから突出する部分のベルト高さ)、駆動ベルトに与えられるテンション等に基づいて、算出される。このような振れ量の演算は、実験やシミュレーションを通じて演算式などを取得しておくことにより、一義的に算出ことができる。なお、駆動ベルトの振れ量は、プーリからの距離に応じて変化するが、一方のプーリから他方のプーリまでのベルト間距離の中央においてその値が最大となるため、この値を求めることにより、プーリ間の駆動ベルトの全体的な振れ量を概ね推定することができる。
演算部32において演算された駆動ベルトの経路と、プーリ間の駆動ベルトの振れ量とは、作図部31に対して出力される。そして、ステップ6(S6)において、作図部31は、演算部32のから演算結果に基づいて、特定された駆動ベルトの経路とその振れ量とを作図領域に作図する。そして、ステップ7(S7)において、作図部31は、作図結果を表示装置20に表示する。ここで、図6は、作図された駆動ベルトの経路と、その振れ量を合わせて作図した三次元データを示し、図7は、作図された駆動ベルトの経路と、その振れ量を合わせて作図した二次元データを示す。
このように本実施形態によれば、駆動ベルト作図システムは、エンジンのクランク軸に設けられる駆動プーリと、それぞれが異なる補機に固設される複数の従動プーリとに掛け渡されることにより、補機のそれぞれに動力を伝達する駆動ベルトの作図を行うものであり、作図部(作図手段)31と、記憶装置(記憶手段)40と、演算部(演算手段)32とを主体に構成されている。ここで、作図部31は、座標情報が関連付けられているとともに、エンジンとこのエンジンの回転軸に設けられた駆動プーリが作図された作図領域において、補機毎に、オペレータからの配置要求に応じて、補機とこの補機に固設された従動プーリとを示す作図データを配置する。記憶装置40は、従動プーリに関する情報が格納されている。演算部32は、作図データとして配置された従動プーリのそれぞれに関する情報を記憶装置40より読み込むとともに、この読み込まれた従動プーリのそれぞれに関する情報と、従動プーリのそれぞれに関する作図領域における座標情報とに基づいて、駆動プーリと複数の従動プーリとに掛け渡される駆動ベルトの経路を特定するとともに、プーリ間の駆動ベルトの振れ量を算出する。この場合、作図部31は、演算手段によって演算された駆動ベルトの経路と、駆動ベルトの振れ量とを作図領域に作図する。
かかる構成によれば、所望とする補機のレイアウトに応じてオペレータが入力装置10を操作して、作図領域において補機を配置することにより、自動的に、この補機に固設される従動プーリと、エンジンのクランク軸に設けられた駆動プーリとに掛け渡される駆動ベルトと、プーリ間の駆動ベルトの振れ量とが作図される。そのため、この作図結果を参照することにより、駆動ベルトの干渉するか否かといった判断が可能となる。すなわち、オペレータが単に補機のレイアウトを行うのみで、その補機レイアウトの検討を効率的に行うことが可能となる。また、コンピュータ処理によって、駆動ベルトの経路、駆動ベルトの振れ量が演算され、これに基づいて、駆動ベルトの経路、駆動ベルトの振れ量が作図されるので、ヒューマンエラーの発生を抑制することができる。
また、本実施形態において、記憶装置40は、それぞれに異なる種類の従動プーリに関する情報が記述された複数の補機情報レコード41aで構成される補機データベース41を有し、補機情報レコード41aのそれぞれには、従動プーリの形状、従動プーリのプーリ径および従動プーリの材質が対応付けて記述されている。これらの情報を参照することにより、駆動ベルトの経路およびプーリ間の駆動ベルトの振れ量を効率的に算出することが可能となる。
また、補機情報レコード41aのそれぞれには、このレコードに記述されている従動プーリが固設可能な補機の情報が関連付けられている。これにより、補機と、これに固設することができる従動プーリと対応付けを行うことができる。
なお、本実施形態において、演算部32は、作図領域において配置対象となる補機毎に、記憶装置40(補機データベース41)を検索することにより、この補機が関連付けられている従動プーリのそれぞれに関する情報を提示し、補機と従動プーリとの組み合わせをオペレータに選択させることが好ましい。この場合、作図部31は、オペレータによって選択された従動プーリと補機との組み合わせで構成される作図データを、オペレータからの配置要求に応じて作図領域に配置することが望ましい。かかる構成によれば、補機に固設することができる従動プーリのみがオペレータに提示されるため、補機に固設することができない従動プーリの情報が提示されることない。そのため、オペレータが従動プーリを簡単に選択することができるので、システムをユーザフレンドリーな仕様とすることができる。
なお、上述した実施形態では、エンジン用の補機を駆動する駆動ベルトの作図方法を説明したが、本発明はこれに限定されず、駆動源の動力を駆動ベルトを介して回転体に伝達する種々のシステムに関する駆動ベルトの作図に適用することができる。
また、上述した実施形態の作図処理を実行する方法、並びに、この作図処理をコンピュータが実行可能なプログラム自体も本発明の一部として機能する。当然ながらこのコンピュータ・プログラムを記録した記録媒体を、図1のような構成を有するシステムに対して供給してもよい。この場合、このシステム中のコンピュータ30が、記録媒体に格納されたコンピュータ・プログラムを読み取り実行することによって、本発明の目的を達成することができる。コンピュータ・プログラム自体が本発明の新規な機能を実現するため、そのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成する。コンピュータ・プログラムを記録した記録媒体としては、例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、メモリカード、光ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM等が挙げられる。
駆動ベルト作図システムの全体構成図 コンピュータ30の構成図 補機データベースの説明図 作図処理の手順を示すフローチャート 駆動ベルトの振れ量を説明する説明図 駆動ベルトの作図結果を二次元的に示す説明図 駆動ベルトの作図結果を三次元的に示す説明図
符号の説明
10 入力装置
20 表示装置
30 コンピュータ
30 表示装置
31 作図部
32 演算部
40 記憶装置
41 補機データベース
41a 補機情報レコード

Claims (6)

  1. 駆動源の回転軸に設けられる駆動プーリと、それぞれが異なる回転体に固設される複数の従動プーリとに掛け渡されることにより、前記回転体のそれぞれに動力を伝達する駆動ベルトの作図を行う駆動ベルト作図システムにおいて、
    座標情報が関連付けられているとともに、前記駆動源と当該駆動源の回転軸に設けられた前記駆動プーリとが作図された作図領域において、前記回転体毎に、オペレータからの配置要求に応じて、前記回転体と当該回転体に固設された前記従動プーリとを示す作図データを配置する作図手段と、
    前記従動プーリに関する情報が格納された記憶手段と、
    前記作図データとして前記作図領域に配置された前記従動プーリのそれぞれに関する情報を前記記憶手段より読み込むとともに、当該読み込まれた前記従動プーリのそれぞれに関する情報と、前記従動プーリのそれぞれに関する前記作図領域における座標情報とに基づいて、前記駆動プーリと前記複数の従動プーリとに掛け渡される前記駆動ベルトの経路を特定するとともに、プーリ間の前記駆動ベルトの振れ量を算出する演算手段とを有し、
    前記作図手段は、前記演算手段によって演算された前記駆動ベルトの経路と、前記駆動ベルトの振れ量とを前記作図領域に作図することを特徴とする駆動ベルト作図システム。
  2. 前記駆動源は、エンジンであり、
    前記回転体は、前記エンジン用の補機であることを特徴とする請求項1に記載された駆動ベルト作図システム。
  3. 前記記憶手段は、それぞれに異なる種類の前記従動プーリに関する情報が記述された複数のレコードで構成されるデータベースを有し、
    前記レコードのそれぞれには、前記従動プーリの形状、前記従動プーリのプーリ径および前記従動プーリの材質が対応付けて記述されていることを特徴とする請求項1または2に記載された駆動ベルト作図システム。
  4. 前記レコードのそれぞれには、当該レコードに記述されている前記従動プーリが固設可能な前記回転体の情報が関連付けられていることを特徴とする請求項3に記載された駆動ベルト作図システム。
  5. 前記演算手段は、前記作図領域において配置対象となる回転体毎に、前記記憶手段を検索することにより、当該回転体が関連付けられている前記従動プーリのそれぞれに関する情報を提示し、前記回転体と前記従動プーリとの組み合わせをオペレータに選択させ、
    前記作図手段は、オペレータによって選択された前記従動プーリと前記回転体との組み合わせで構成される前記作図データを、オペレータからの配置要求に応じて前記作図領域に配置することを特徴とする請求項4に記載された駆動ベルト作図システム。
  6. 駆動源の回転軸に設けられる駆動プーリと、それぞれが異なる回転体に固設される複数の従動プーリとに掛け渡されることにより、前記回転体のそれぞれに動力を伝達する駆動ベルトの作図を行う駆動ベルト作図方法において、
    座標情報が関連付けられているとともに、前記駆動源と当該駆動源の回転軸に設けられた前記駆動プーリが作図された作図領域を表示手段に表示し、前記回転体毎に、入力手段によって入力されたオペレータからの配置要求に応じて、コンピュータが前記回転体と当該回転体に固設された前記従動プーリとを示す作図データを記憶手段から読み出して前記作図領域に配置するステップと、
    前記作図データとして配置された前記従動プーリのそれぞれに関する情報を、前記コンピュータが前記従動プーリに関する情報が格納された記憶手段より読み込むステップと、
    前記読み込まれた前記従動プーリのそれぞれに関する情報と、前記従動プーリのそれぞれに関する前記作図領域における座標情報とに基づいて、前記コンピュータが、前記駆動プーリと前記複数の従動プーリとに掛け渡される前記駆動ベルトの経路と、プーリ間の前記駆動ベルトの振れ量とを演算するステップと、
    前記演算された駆動ベルトの経路と、前記駆動ベルトの振れ量とを、前記コンピュータが前記作図領域に作図するステップと
    を有することを特徴とする駆動ベルト作図方法。
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