JP4866873B2 - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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本発明は、自動車や自動二輪車等の走行車両に用いられる車両用ディスクブレーキに係り、詳しくは、ディスクロータの両側部に1本のハンガーピンを用いて摩擦パッドを吊持し、該摩擦パッドのガタつきをパッドスプリングで抑制するようにしたピストン対向型の車両用ディスクブレーキの構造に関する。
摩擦パッドのガタ付きをパッドスプリングで抑制するようにしたピストン対向型の車両用ディスクブレーキでは、ブリッジ部を避けて摩擦パッドのディスク回入側と回出側とに吊下げ片が突設され、2本のハンガーピンで摩擦パッドをディスク軸方向へ移動可能に吊持するとともに、パッドスプリングは、前記摩擦パッドのディスク半径方向外側面のディスク回入側と回出側とに弾接して摩擦パッドのガタ付きを抑える一対のスプリング片を備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−100748号公報
しかし、上述のものでは、摩擦パッドの吊持に2本のハンガーピンを使用することから部品点数が増えていた。また、パッドスプリングは、押圧片を摩擦パッドのディスク半径方向外側面のディスク回入側と回出側とに弾接させるもので、摩擦パッドのディスク半径方向外側面のディスク回入側と回出側とに亘る大きさを備えていることから、材料費が嵩んでいた。さらに、摩擦パッドの交換時にパッドスプリングがキャリパボディから脱落する虞があり、交換作業に手間が掛かっていた。
そこで本発明は、ハンガーピン1本で摩擦パッドを吊持させるとともにパッドスプリングの大きさを小さく抑え、コストの低減化や軽量化を図り、さらに、メンテナンス性の向上を図ることのできる車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキは、ディスクロータを挟んで対向配置される一対の作用部をディスクロータの外周を跨ぐブリッジ部にて連結したキャリパボディの、車両前進時におけるディスク回入側のトルク受部とディスク回出側のトルク受部との間に一対の摩擦パッドを配置し、各摩擦パッドに吊下げ片をそれぞれ突設し、前記キャリパボディにディスクロータを跨いでディスク軸方向に懸架されるハンガーピンを前記吊下げ片に挿通して、前記一対の摩擦パッドをディスク軸方向へ移動可能に吊持し、該一対の摩擦パッドに弾接するパッドスプリングを配置した車両用ディスクブレーキにおいて、前記キャリパボディは、前記ブリッジ部のディスク回出側に前記パッドスプリングの係合面が形成され、前記摩擦パッドは、ディスク半径方向外側面に吊下げ片がそれぞれ突設され、該吊下げ片に1本のハンガーピンが挿通され、前記ブリッジ部のディスク半径方向内側面には、前記吊下げ片をそれぞれ収容する収容凹部が設けられるとともに、前記パッドスプリングは、前記ブリッジ部のディスク半径方向内側面に嵌着される嵌着部と、前記吊下げ片のディスク回入側面に弾接して各摩擦パッドをディスク回出側に押圧する一対の第1押圧片と、各摩擦パッドのディスク半径方向外側面のディスク回入側に弾接して前記摩擦パッドのディスク回入側をディスク半径方向内側に押圧する一対の第2押圧片とを備え、前記パッドスプリングの嵌着部は、前記ブリッジ部の係合面と収容凹部との間のディスク半径方向内側面に配置される平面部と、該平面部の両端に設けられ、前記係合面と前記収容凹部との間のブリッジ部を挟持する係合面側の第1挟持片と収容凹部側の第2挟持片とで形成され、前記第1押圧片は、前記第2挟持片に連続し前記収容凹部の内側面に沿って折り曲げられる凸状折曲げ部と、該凸状折曲げ部の先端側で前記吊下げ片のディスク回入側面に弾接する第1押圧部とを備え、前記第2押圧片は、前記凸状折曲げ部の先端部から前記摩擦パッドのディスク半径方向外側面に沿ってディスク回入側へ延設されるスプリング片と、該スプリング片の先端部で前記摩擦パッドのディスク回入側端部に弾接する第2押圧部とを備えていることを特徴としている。
た、前記係合面にはディスク回出側に突出する突起が形成され、該突起に前記第1挟持片を係合させると好適である。
さらに、前記ハンガーピンは、軸方向中間部に環状溝を備え、前記パッドスプリングは、前記環状溝のディスク半径方向内側面に弾接し、前記ハンガーピンをディスク半径方向内側から支持するハンガーピン支持片を備えていると良い。
本発明の車両用ディスクブレーキによれば、摩擦パッドを1本のハンガーピンで吊持させることができ、部品点数を減少させることができる。また、パッドスプリングをブリッジ部に嵌着させることから、パッドスプリングの取付状態が安定し、摩擦パッドのガタ付きを確実に抑制することができるとともに、摩擦パッドの交換時にパッドスプリングの脱落を防止でき、メンテナンス性の向上も図ることができる。さらに、パッドスプリングは、摩擦パッドの車両前進時にディスク回入側となるディスク半径方向外側の略半分に配置されるだけの長さ寸法を備えていればよく、パッドスプリングの大きさを従来よりも小さくすることができ、コストの低減化や軽量化を図ることができる。
また、ブリッジ部の収容凹部の近傍に係合面を形成し、該係合面と収容凹部との間にパッドスプリングの嵌着部を嵌着させるようにすることから、簡単な構造でパッドスプリングをブリッジ部に確実に嵌着させることができる。さらに、収容凹部のディスク半径方向内側面に沿って折り曲げられる凸状折曲げ部と、該凸状折曲げ部の先端側で吊下げ片のディスク回入側面に弾接する第1押圧部とで、摩擦パッドをディスク回出側に押圧することから、簡単な構造で摩擦パッドを確実にディスク回出側に押圧でき、また、摩擦パッドの中央部がスライドピンで保持されていることから、摩擦パッドのディスク回入側端部に第2押圧部を弾接させるだけで、摩擦パッドの浮き上がりを防止でき、摩擦パッドのガタ付きを効果的に抑制することができる。
さらに、前記第1挟持片を係合面から突出した突起に係合させておけば、パッドスプリングの抜けと位置ズレを確実に防止することができる。
また、ハンガーピンに環状溝を備え、パッドスプリングに、環状溝のディスク半径方向内側面に弾接するハンガーピン支持片を設けたことにより、ハンガーピンの抜け止めを図ることができる。
図1乃至図6は本発明の車両用ディスクブレーキの一形態例を示す図で、図1は車両用ディスクブレーキの要部断面正面図、図2は図6のII-II断面図、図3は図5のIII-III断面図、図4はパッドスプリングの斜視図、図5は本発明の一形態例を示す車両用ディスクブレーキの正面図、図6は同じく車両用ディスクブレーキの平面図である。なお、矢印Aは車両前進時に車輪と一体に回転するディスクロータの回転方向とし、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。
本形態例に示すディスクブレーキ1は、車輪と一体に回転するディスクロータ2と、該ディスクロータ2の一側部で車体に取り付けられるキャリパボディ3と、ディスクロータ2の両側部に配設されるキャリパボディ3の作用部3a,3b間に、ディスクロータ2を挟んで対向配置される摩擦パッド4,4と、該摩擦パッドに弾接するパッドスプリング5とを備えている。
キャリパボディ3は、一対の作用部3a,3bを、ディスクロータ2の外周側を跨ぐディスク回入側と回出側のブリッジ部3d,3eと中央部のブリッジ部3cとで一体に連結したモノコック構造の4ポットピストン対向型に形成されている。作用部3a,3bには、2個ずつのシリンダ孔6が対向してそれぞれ形成され、ディスク回入側と回出側とにはトルク受部3f,3gがそれぞれ設けられている。また、ディスク回入側と回出側のブリッジ部3d,3eと、中央のブリッジ部3cとの間には、ディスクロータ2と摩擦パッド4との摺接で発生した制動熱を外部へ放出したり、摩擦パッド4の摩耗具合をキャリパボディ3の外部から視認するための天井開口部3h,3iが形成されている。各シリンダ孔6には、ピストン7が軸線方向に移動可能な状態でそれぞれ収容され、シリンダ孔6とピストン7との間に液圧室8がそれぞれ画成されている。キャリパボディ3のディスク回出側には各液圧室8に作動液を供給するユニオン孔9と作動液中のエアを抜くためのブリューダ10とが設けられている。
作用部3a,3bと中央のブリッジ部3cのディスク半径方向外側には隆状部3jが設けられ、隆状部3jの一方の作用部3a側には、ハンガーピン11を装着する大径の雌ねじ孔3kと小径のピン孔3mがディスク軸方向に形成され、隆状部3jの他方の作用部3b側には、前記ピン孔3mに対応するピン挿通孔3nがディスク軸方向に形成されている。また、中央のブリッジ部3cのディスク半径方向内側面には、摩擦パッド4の吊下げ片4cを収容する収容凹部3pが設けられるとともに、該収容凹部3pのディスク回出側には、パッドスプリング5の係合面3qが形成されている。さらに、係合面3qのディスク半径方向内側には、ディスク回出側に突出する突起3rが形成されている。
各摩擦パッド4は、前記ディスク回入側のトルク受部3fとディスク回出側のトルク受部3gとの間に配置され、ディスクロータ2の側面に摺接するライニング4aと、該ライニング4aが貼着された金属製の裏板4bとを備えている。裏板4bは、ディスク半径方向外側面の中央部に前記吊下げ片4cが、ディスク回入側端部と回出側端部とに突部4d,4dがそれぞれ形成され、前記吊下げ片4cにはハンガーピン11の挿通孔4eが形成されている。ハンガーピン11は、軸部11aと該軸部11aの基端部に一体に設けられた大径雄ねじ部11bとを備え、軸部11a の軸方向中間部に環状溝11cが形成されている。
パッドスプリング5は、前記中央のブリッジ部3cのディスク半径方向内側面に嵌着される嵌着部5aと、摩擦パッド4の吊下げ片4cのディスク回入側面に弾接して各摩擦パッド4をディスク回出側に押圧する一対の第1押圧片5b,5bと、各摩擦パッド4のディスク回入側端部の前記突部4dに弾接して前記摩擦パッド4のディスク回入側をディスク半径方向内側に押圧する一対の第2押圧片5c,5cと、前記ハンガーピン11の環状溝11cのディスク半径方向内側面に弾接してハンガーピン11を支持するハンガーピン支持片5dとを備えている。前記嵌着部5aは、前記係合面3qと前記収容凹部3pとの間のブリッジ部3cのディスク半径方向内側面に当接される平面部5eと、該平面部5eの両端に設けられ、係合面3qと収容凹部3pとの間のブリッジ部3cを挟持する係合面側の第1挟持片5fと収容凹部側の第2挟持片5gとで形成される。第1押圧片5bは、第2挟持片5gに連続し、収容凹部3pの内側面に沿って折り曲げられる凸状折曲げ部5hと、凸状折曲げ部5hの先端側で前記吊下げ片4cのディスク回入側面に弾接する第1押圧部5iとを備えている。第2押圧片5cは、凸状折曲げ部5hに連続して摩擦パッド4のディスク半径方向外側面に沿ってディスク回入側へ延設されるスプリング片5jと、スプリング片5jの先端部で摩擦パッド4のディスク回入側端部の前記突部4dに弾接する第2押圧部5kとを備えている。また、ハンガーピン支持片5dは、嵌着部5aの一対の第1押圧片5b,5bの中間位置から突設され、先端に前記ハンガーピン11の環状溝11cのディスク半径方向内側面に弾接する半円状の受け片5mを備えている。
摩擦パッド4,4及びパッドスプリング5の組み付けは、まず、パッドスプリング5の凸状折曲げ部5hをブリッジ部3cの収容凹部3pに挿入し、第1挟持片5fを係合面3qの突部3rに、第2挟持片5gを収容凹部3pにそれぞれ係合させて、嵌着部5aを中央のブリッジ部3cのディスク半径方向内側面に嵌着させて、パッドスプリング5をブリッジ部3cに固定する。さらに、各摩擦パッド4の吊下げ片4cを、収容凹部3p内でパッドスプリング5の凸状折曲げ部5hのディスクロータ側に配置する。次いで、ハンガーピン11の軸部先端を雌ねじ孔3kからピン孔3mに差し込み、軸部11aをブリッジ部3cの収容凹部3p内で、該収容凹部3pに収容された各摩擦パッド4の吊下げ片4cの挿通孔4eに順次挿通して、両摩擦パッド4,4をディスクロータ2の両側部に吊持した後、さらに軸部11aの先端側をピン挿通孔3nに挿通し、大径雄ねじ部11bを雌ねじ孔3kに螺着する。この組み付けにより、各摩擦パッド4の吊下げ片4cのディスク回入側面にパッドスプリング5の各第1押圧部5iがそれぞれ弾接するとともに、摩擦パッド4のディスク回入側端部の突部4dに第2押圧部5kがそれぞれ弾接し、さらに、ハンガーピン支持片5dの受け片5mがハンガーピン11の環状溝11cのディスク半径方向内側面に弾接する。
上述のディスクブレーキ1では、摩擦パッド4はパッドスプリング5の第1押圧片5bによって、常に裏板4bのディスク回出側面がトルク受け部3gに押圧された状態となっていることから、走行時にガタ付くことがない。また、制動操作を行うと、昇圧した作動液がユニオン孔9から4つの液圧室8に供給され、ピストン7がシリンダ孔6を前進し、双方の摩擦パッド4をディスクロータ側へ押動し、ライニング4aをディスクロータ2の両側面へ摺接させることによって制動する。この時、摩擦パッド4はディスクロータ2に引き摺られ、裏板4bのディスク回出側面がトルク受け部3gに押圧され、回転モーメントによって、ディスク回入側が浮き上がろうとするが、ディスク回入側端部に形成された突部4dが第2押圧部5kに弾接していることから、この浮き上がりを抑制することができる。さらに、スプリング片5jによって第2押圧部5kが突部4dに当接している状態を保持しているので、摩擦パッド4がガタつくことを防止し、ブレーキ鳴きや摩擦パッド4の偏摩耗を防止することができる。また、第2押圧部5kやスプリング片5jの挙動が嵌着部5aに伝わっても、第1挟持片5fが係合面3qの突部3rに係合していることから、パッドスプリング5の抜けと位置ズレを確実に防止することができる。さらに、ハンガーピン5の受け片5mがハンガーピン11の環状溝11cのディスク半径方向内側面に弾接することから、ハンガーピン11の抜け止めを図ることができる。
このように、本形態例では、摩擦パッド4,4を1本のハンガーピン11で吊持させることができ、部品点数を減少させることができる。また、パッドスプリング5を中央のブリッジ部3cに嵌着させることから、パッドスプリング5の取付状態が安定し、摩擦パッド4のガタ付きや浮き上がりを確実に抑制できる。また、ブリッジ部3cの係合面3qと収容凹部3pとの間にパッドスプリング5の嵌着部5aを嵌着させるようにすることから、簡単な構造でパッドスプリング5をブリッジ部3cに確実に嵌着させることができ、摩擦パッドの交換時にもパッドスプリング5が脱落することがないのでメンテナンス性の向上も図ることができる。さらに、パッドスプリング5は、ブリッジ部3cの係合面3qから、摩擦パッド4のディスク回入側の突部4dまでの長さ寸法を備えていればよいので、従来のパッドスプリングよりも小さく形成することができ、コストの低減化や軽量化を図ることができる。
なお、本発明は上述の形態例のように、モノコック構造の4ポットピストン対向型のキャリパボディに適用されるのに限らず、分割構造の対向型のキャリパボディにも適用でき、ピストンの数も任意である。
本発明の一形態例を示す車両用ディスクブレーキの要部断面正面図である。 図6のII-II断面図である。 図5のIII-III断面図である。 パッドスプリングの斜視図である。 同じく車両用ディスクブレーキの正面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの平面図である。
符号の説明
1…ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパボディ、3a,3b…作用部、3c,3d,3e…ブリッジ部、3f,3g…トルク受け部、3h,3i…天井開口部、3j…隆状部、3k…雌ねじ孔、3m…ピン孔、3n…ピン挿通孔、3p…収容凹部、3q…係合面、3r…突部、4…摩擦パッド、4a…ライニング、4b…裏板、4c…吊下げ片、4d…突部、4e…挿通孔、5…パッドスプリング、5a…嵌着部、5b…第1押圧片、5c…第2押圧片、5d…ハンガーピン支持片、5e…平面部、5f…第1挟持片、5g…第2挟持片、5h…凸状折曲げ部、5i…第1押圧部、5j…スプリング片、5k…第2押圧部、5m…受け片、6…シリンダ孔、7…ピストン、8…液圧室、9…ユニオン孔、10…ブリューダ、11…ハンガーピン、11a…軸部、11b…大径雄ねじ部、11c…環状溝

Claims (3)

  1. ディスクロータを挟んで対向配置される一対の作用部をディスクロータの外周を跨ぐブリッジ部にて連結したキャリパボディの、車両前進時におけるディスク回入側のトルク受部とディスク回出側のトルク受部との間に一対の摩擦パッドを配置し、各摩擦パッドに吊下げ片をそれぞれ突設し、前記キャリパボディにディスクロータを跨いでディスク軸方向に懸架されるハンガーピンを前記吊下げ片に挿通して、前記一対の摩擦パッドをディスク軸方向へ移動可能に吊持し、該一対の摩擦パッドに弾接するパッドスプリングを配置した車両用ディスクブレーキにおいて、
    前記キャリパボディは、前記ブリッジ部のディスク回出側に前記パッドスプリングの係合面が形成され、
    前記摩擦パッドは、ディスク半径方向外側面に吊下げ片がそれぞれ突設され、該吊下げ片に1本のハンガーピンが挿通され、前記ブリッジ部のディスク半径方向内側面には、前記吊下げ片をそれぞれ収容する収容凹部が設けられるとともに、
    前記パッドスプリングは、前記ブリッジ部のディスク半径方向内側面に嵌着される嵌着部と、前記吊下げ片のディスク回入側面に弾接して各摩擦パッドをディスク回出側に押圧する一対の第1押圧片と、各摩擦パッドのディスク半径方向外側面のディスク回入側に弾接して前記摩擦パッドのディスク回入側をディスク半径方向内側に押圧する一対の第2押圧片とを備え
    前記パッドスプリングの嵌着部は、前記ブリッジ部の係合面と収容凹部との間のディスク半径方向内側面に配置される平面部と、該平面部の両端に設けられ、前記係合面と前記収容凹部との間のブリッジ部を挟持する係合面側の第1挟持片と収容凹部側の第2挟持片とで形成され、
    前記第1押圧片は、前記第2挟持片に連続し前記収容凹部の内側面に沿って折り曲げられる凸状折曲げ部と、該凸状折曲げ部の先端側で前記吊下げ片のディスク回入側面に弾接する第1押圧部とを備え、
    前記第2押圧片は、前記凸状折曲げ部の先端部から前記摩擦パッドのディスク半径方向外側面に沿ってディスク回入側へ延設されるスプリング片と、該スプリング片の先端部で前記摩擦パッドのディスク回入側端部に弾接する第2押圧部とを備えている
    ことを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
  2. 前記係合面にはディスク回出側に突出する突起が形成され、該突起に前記第1挟持片を係合させることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
  3. 前記ハンガーピンは、軸方向中間部に環状溝を備え、前記パッドスプリングは、前記環状溝のディスク半径方向内側面に弾接し、前記ハンガーピンをディスク半径方向内側から支持するハンガーピン支持片を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ディスクブレーキ。
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