JP4864611B2 - キャンドポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、キャンドポンプに関し、液体を比較的高圧で吐出することができるように構成されたものに関する。
水中に微細な気泡を大量に発生させると、この気泡が汚れ等、周囲のものを吸着しながらゆっくりと浮上するという、洗浄作用を発揮することが知られている。また、温湯中にこのような、微細な気泡を発生させると、温浴作用を発揮することも知られている。このような作用を効果的に発揮させるためには、発生させる気泡の大きさを、10〜50μm径、あるいはそれ以下の微細なものとする必要がある。このような微細な気泡を、特にマイクロバブルと呼ぶことがある。
たとえば、犬等のペットをマイクロバブルを発生させた水中に浸漬すると、体毛や皮膚の洗浄のほか、アトピー性皮膚炎の治癒に効果があることが知られている。この場合、マイクロバブルであるが故に効果があるのは、10〜50μmの微細な気泡があるからこそ、この気泡が水に混じって皮膚に到達することができるからである。
上記のようなマイクロバブルを発生する装置自体は、たとえば、特許文献1に開示されているが、今後、このようなマイクロバブル発生装置を家庭用として用いることが期待されている。すなわち、家庭での効果的な温浴、美容、健康促進、あるいはペット等の洗浄に供することが期待される。
特開2004−261314号公報
ところで、マイクロバブル発生装置を構成するためには、液体を、たとえば、4kg/cm2以上の比較的高圧で吐出することができるポンプが必要である。
また、逆浸透膜やフィルター等を使用する浄水器等には、比較的高圧のポンプが必要である。
さらに、上記のような装置や機器類を家庭用に構成するためには、水濡れ等に対する安全性が求められる。しかしながら、従来、このような要件を満足することができる適当なポンプは存在しなかった。
本発明は上記の事情によって考え出されたものであり、液体を比較的高圧で吐出することかでき、しかも安全性にも優れたポンプを提供することをその課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明によれば、キャンドポンプが提供され、このキャンドポンプは、モータ部にポンプ部が一体化されたポンプであって、上記モータ部は、モータケースと、このモータケースの内側に配置されたステータと、このステータの内側に配置された筒状のキャンと、このキャンの内側において回転可能に支持され、シャフトを備えた回転子と、を備えたキャンド型に構成されており、上記ポンプ部は、上記キャンの一端側に配置された隔壁に隣接して形成されたポンプ室と、このポンプ室内において、上記シャフトの一端に支持されたカスケードインペラとを備えて構成されており、上記回転子は、上記シャフトに支持されたマグネットを備えているとともに、この回転子と上記ステータとにより、ブラシレスDCモータを構成しており、上記カスケードインペラは、これを厚み方向に挟む上記ポンプ室の内壁によって軸方向の移動が規制されているとともに、上記シャフトに対し、その軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能に支持されており、上記シャフトは、その軸方向に隔てて配置された第1のベアリングと第2のベアリングとにより、回転可能に支持されており、上記キャンは、その他端部に底部を有しているとともに、上記第1のベアリングは、上記キャンの上記底部に固定された支持部材を介して支持されている一方、上記第2のベアリングは、上記隔壁に設けられており、かつ、上記マグネットは、上記シャフトを取り囲む環状に配置されており、上記第1のベアリングは、上記支持部材における上記マグネットの内周空間に延出する部位において上記シャフトを回転可能に支持していることを特徴としている
このキャンドポンプは、モータ部がキャンド型であるが故に、キャンの内部で水中に浸漬された状態で回転する回転子に電流を供給する必要がなく、水濡れに対して安全性が高い。また、ポンプ部は、カスケードインペラを回転させて吐出圧を得るものであることから、液体を比較的高圧で吐出することができる。
このキャンドポンプでは、上記カスケードインペラは、これを厚み方向に挟む上記ポンプ室の内壁によって軸方向の移動が規制されているとともに、上記シャフトに対し、その軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能に支持されているので、ポンプ室の内壁は、回転するカスケードインペラのみの軸方向の規制をし、シャフトないしこれに支持さるマグネットの回転による軸方向の振動の影響を受けないので、結果的にカスケードインペラの高速回転を達成することができる。その結果、ポンプ部は、比較的高圧の気液混相流体を吐出することができ、また、異音や騒音の発生が少なくなる。
好ましい実施の形態では、上記シャフトは、上記第1のベアリングと第2のベアリングに対し、軸方向に相対移動可能に支持されている。
このような構成によれば、シャフトないしこれに支持されるマグネットの回転に起因する軸方向の振動がポンプやキャンに伝達されることがないので、回転子をより高速で回転させることができ、上記のように、カスケードインペラに対してシャフトが軸方向に相対移動可能となっていることと相まって、上記カスケードインペラの高速回転を達成することができる。
好ましい実施の形態ではさらに、上記支持部材は、上記キャンの底部を貫通するようにして取り付けられているとともに、上記キャンの内外を貫通させる貫通孔を備えており、この貫通孔は、着脱可能なプラグによって封鎖されている一方、上記シャフトの端面には、工具係合手段が形成されている。
このような構成によれば、たとえば長期の運転停止によって、ポンプ室内のカスケードインペラがロック状態に陥っても、上記プラグを外し、上記支持部材の貫通孔からキャンの内部に挿入したドライバ等の工具をシャフトの工具係合手段に係合させてこのシャフトを強制的に回転させるという操作をすることにより、モータ部やポンプ部を分解する必要なく、カスケードインペラのロック状態を容易に解除することができる。
このキャンドポンプではまた、上記マグネットは、上記シャフトを取り囲む環状に配置されており、上記第1のベアリングは、上記支持部材における上記マグネットの内周空間に延出する部位において上記シャフトを回転可能に支持しているので、キャンの内部空間を有効利用して第1のベアリングを配置することができ、モータ部の軸方向長をコンパクト化し、このポンプをより小型化することができる。
好ましい実施の形態ではまた、上記隔壁には、上記キャンの内部空間と上記ポンプ室とを連通させる貫通孔が形成されている。
好ましい実施の形態ではさらに、上記カスケードインペラには、厚み方向に貫通する循環孔が形成されている。
このような構成によれば、ポンプ室の流体をキャンの内部に循環させることができ、モータ部を適度に冷却することができる。その結果、安定した長時間運転が可能となる。
好ましい実施の形態ではまた、上記隔壁は、上記キャンの一端に対して芯合わせ嵌合する隔壁部材によって形成されているとともに、上記ポンプ室は、上記隔壁部材と、この隔壁部材に対して芯合わせ嵌合するポンプ室カバーとによって形成されている一方、上記キャン、上記隔壁部材および上記ポンプ室カバーの相互の固定は、樹脂製連結部材の適部を上記キャンもしくはこのキャンを支持する上記モータケースに連結するとともに、上記樹脂製連結部材の他の適部を上記ポンプ室カバーに連結することにより行っている。
このような構成によれば、樹脂製連結部材が仲介となって、キャン、隔壁部材およびポンプ室カバーを、適正に相互芯合わせ状態で組み付けることができ、しかも、全体の軽量化を達成することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施形態につき、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の1実施形態に係るキャンドポンプXの縦断面図である。
このキャンドポンプXは、モータ部1と、ポンプ部2とを一体に備える。モータ部1は、キャンド型に形成されており、モータケース11と、このモータケース11の内側に配置されたステータ12と、このステータ12の内側に配置されたキャン13と、このキャン13の内側において、回転可能に支持された回転子14とを有する。
モータケース11は、有底円筒状に形成されており、たとえば、アルミニウム等の金属製である。キャン13は、筒部131と、この筒部131の一端を塞ぐように形成された底部132と、筒部131の他端に形成された外向フランジ部133とを備えて大略構成されており、外向フランジ部133の外周部をモータケース11の開口部に芯合わせ嵌合させられて、モータケース11に組み付けられる。ステータ12は、モータケース11の内壁と、キャン13の筒部131との間の空間に配置された電磁コイルからなる。回転子14は、シャフト141と、このシャフト141に対してブラケット142を介して支持されたマグネット143とを備える。これにより、モータ部1には、ブラシレスDCモータが形成される。マグネット143は、プラスチックマグネットを採用することがモータ部の軽量化に寄与するために好適であり、図に示す実施形態では、シャフト141を取り囲む環状に配置されている。
キャン13の筒部131の他端には、隔壁部材22が芯合わせ状に嵌合させられている。シャフト141は、その一端部がキャン13の底部132に支持された第1のベアリング31により、他端部が隔壁部材22に設けた第2のベアリング32により、それぞれ回転可能に支持されている。なお、このシャフト141の一端部の端面には、たとえばマイナスドライバ等の工具と係合する工具係合手段141cが形成されている。
第1のベアリング31は、シャフトの軸方向の相対移動を許容するすべり軸受によって構成されており、キャン13の底部132にねじ手段によって取り付けられた筒状支持部材15の内面に嵌合保持されている。また、この筒状支持部材15ないし第1のベアリング31は、シャフト141と環状に配置されたマグネット143との間の空間に配置されている。これにより、モータ部1の軸方向のコンパクト化を図ることができる。また、第2のベアリング32は、第1のベアリング31と同じく、シャフト141の軸方向の相対移動を許容するすべり軸受によって構成されており、隔壁部材22に貫通状に形成された筒状ホルダ221の内面に嵌合保持されている。このような構成により、回転子14は、そのシャフト141が第1および第2のベアリング31,32により、回転可能かつ軸方向移動可能に支持される。なお、第1のベアリング31を支持する筒状支持部材15には、直径方向に貫通する複数の流通孔15aが形成されているとともに、回転子14におけるマグネット143の一端部には、攪拌羽根144が設けられている。これら、流通孔15aと攪拌羽根144の意義については、後述する。
上記筒状支持部材15は、キャン13の底部132を貫通するようにしてねじ手段によって取り付けられているとともに、軸方向の貫通孔15bを備える。この軸方向貫通孔15bはまた、着脱可能なプラグ16によって封鎖されている。これにより、たとえば、カスケードインパラ24がポンプ室21内でロック状態となったとしても、ポンプ部やモータ部を分解するまでもなく、上記プラグ16を外し、上記筒状支持部材15の軸方向貫通孔15bから挿入したマイナスドライバ等の工具をシャフト141の一端に形成した工具係合手段141cに係合してシャフト141を強制的に回転させることにより、上記のロック状態を容易に解除することができる。
ポンプ室21は、隔壁部材22と、この隔壁部材22に対して芯合わせ嵌合されたポンプ室カバー23とによって囲まれた空間によって形成されている。このポンプ室21には、回転子14のシャフト141の他端部が延入させられている。シャフト141の延入部141aには、カスケードインペラ24が相対回転不能かつ軸方向相対移動可能に支持されている。すなわち、シャフト141の延入部141aは、先端部にわたって一定の外径を有しているとともに、カスケードインペラ24の中心ボス部241の中心孔241aもまた、シャフト141の延入部141aの外径に対してわずかに大きい、軸方向について一定内径を有している。そうして、シャフト141の外周には、軸方向の端壁を有するキー溝141bが形成されているとともに、カスケードインペラ24のボス部241の中心孔241aには、その軸方向の端部に開放するキー溝241bが形成されており、これらのキー溝141b,241bの双方に嵌合するキー25が装着されている。ただし、このキー25の軸方向長さは、シャフト141に設けたキー溝141bよりも短くなっている。これにより、カスケードインペラ24は、シャフト141に対して相対回転不能であり、かつ、シャフト141に設けたキー溝141bの長さとキー25の長さの差が許容する範囲内で、シャフト141に対して軸方向に相対移動可能となる。
カスケードインペラ24は、中心ボス部241と、この中心ボス部241から半径方向外方に延出するディスク部242と、このディスク部242の外周に形成されたインペラ部243とを備えている。一方、ポンプ室21は、カスケードインペラ24における中心ボス部241を収容する中心部空間21Aと、インペラ部243を収容する周辺部環状空間21Bとを備える。カスケードインペラ24におけるディスク部242は、隔壁部材22とポンプ室カバー23とに形成された規制壁22a,23aによって僅かなかなすきまを介して挟まれている。上記したように、このカスケードインペラ24は、シャフト141に対して軸方向に相対移動可能であるが、上記の規制壁22a,23aによって、シャフト141の軸方向への絶対的な移動が規制される。
カスケードインペラ24をポンプ室21に内蔵するポンプの構成自体は、公知のものであり、図2に表れているように、周辺部環状空間21Bには、流入ポート26と、吐出ポート27とが連通させられている。このポンプをマイクロバブル発生装置のためのポンプとして使用する場合には、流入ポート26には、図示しない気液混合装置から、水と空気とが適度な割合で混じり合った気液混相流体が流入させられる。流入ポート26からポンプ室21内に導入された気液混相流体は、インペラ部243の回転にともなって周辺部環状空間21Bを移動する間に圧力を付与され、吐出ポート27から、所定の圧力で吐出させられる。
ポンプ室21における中心部空間21Aと、周辺部環状空間21Bとは、カスケードインペラ24のディスク部242とこれを挟む規制壁22a,23aとの間のすきまを介して連通させられている。また、カスケードインペラ24のディスク部242には、これを厚み方向に貫通する循環孔242aが形成されている。隔壁部材22には、キャン13の内部空間とポンプ室21とを連通させる貫通孔22bが形成されている。
上記したように、キャン13は、モータケース11に対して芯合わせ状態に嵌合させられ、隔壁部材22は、キャン13に対して芯合わせ状態に嵌合させられ、ポンプ室カバー23は、隔壁部材22に対し芯合わせ状態に嵌合させられている。これらモータケース11、キャン13、隔壁部材22およびポンプ室カバー23の相互の固定は、樹脂製の連結部材41を介して行われている。すなわち、図1に表れているように、連結部材41は、概して筒状をしており、その適部をボルト51によってモータケース11の端部に固定される一方、その適部をボルト52によってポンプ室カバー23に連結されている。この連結部材41とキャン13との間、この連結部材41と隔壁部材22との間、およびこの連結部材41とポンプ室カバー23との間には、それぞれ、Oリングが介装され、ポンプ室21ないしキャン13の内部空間と外部との間の水密シールがなされている。このような構成により、モータケース11に対して連結された連結部材41に重ねるようにして、隔壁部材22を嵌め込み、シャフト141の延入部141aにカスケードインペラ24を取り付け、最後にポンプ室カバー23をはめ込んだ後、このポンプ室カバー23と連結部材41とを連結することにより、簡便に組み付けることができる。また、連結部材41は樹脂製であることから、キャンドポンプX全体の軽量化にも大きく寄与する。
次に、上記構成のキャンドポンプXの重要な作用について、説明する。
ステータ12にDC電流を通電すると、これによって生じる電磁力により、回転子14が回転させられ、カスケードインペラ24が回転させられる。回転子14のシャフト141は、上記したように、第1および第2のベアリング31,32に対し、軸方向相対移動可能であるが、ステータ12とマグネット143との間に作用する電磁力により、常に、軸方向の定位置をとろうとする。また、シャフト141が軸方向に移動できることにより、回転子14におけるマグネット143やその他の部材の質量偏りに起因して、回転子14の回転中に軸方向の振動が生じても、この振動がなんらキャン13や隔壁部材22に作用することがない。したがって、モータ部1の動作中、不要な振動が発生したり、また、これに起因して回転子14の回転を阻害する抵抗が発生することもなく、回転子14のスムースな回転を維持することができる。
また、シャフト141に対し、カスケードインペラ24が軸方向相対移動可能となっているので、回転中、かりにシャフト141に軸方向の振動が生じたとしても、この振動がカスケードインペラ24に伝達されることもない。したがって、シャフト141の軸方向の振動に起因して、カスケードインペラ24のディスク部242がこれを挟む規制壁22a,23aにスラスト力を作用させることもない。したがって、カスケードインペラ24の回転を阻害する抵抗が発生することもない。
このようなことから、上記構成のキャンドポンプXによれば、ポンプ部2におけるカスケードインペラ24の高速かつ円滑な回転が実現され、その結果、吐出ポート27から、液体を比較的高圧で吐出させることができる。
もとより、このポンプXのモータ部1は、キャンド型となっているので、水濡れに対して安全である。
加えて、カスケードインペラ24のディスク部242に循環孔242aが形成され、かつ、隔壁部材22に貫通孔22bが形成されて、ポンプ室21とキャン13の内部空間が連通させられているので、つねにポンプ室21の流体がキャン13の内部を循環させられる。これにより、動作中、モータ部1が適度に冷却させられ、長時間の連続運転が可能となる。なお、このような冷却作用は、上記したように、回転子14のマグネット143の端部に攪拌羽根144が設けられており、かつ、第1のベアリング31のための筒状支持部材15にも直径方向に貫通する流通孔15aが形成されていることにより、キャン13の内部の流体が強制循環させられることから、より効率的に行われる。
このように、本発明によれば、液体を比較的高圧で吐出することかでき、しかも安全性にも優れたポンプが実現できるのであり、たとえば、このポンプを用いて、家庭用のマイクロバブル発生装置を構成したり、逆浸透膜やフィルターを用いた浄水器を構成するのに最適となる。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した事項の範囲内でのあらゆる変更は、すべて本発明の範囲に包摂される。また、本発明のポンプの使用目的も、問われない。
本発明に係るキャンドポンプの一例を示す縦断面図である。 図1に示すキャンドポンプのポンプ室カバーを取り外した状態の右側面図である。
符号の説明
X キャンドポンプ
1 モータ部
2 ポンプ部
11 モータケース
12 ステータ
13 キャン
14 回転子
15 支持部材
15b 軸方向貫通孔
16 プラグ
21 ポンプ室
22 隔壁部材(隔壁)
24 カスケードインペラ
141 シャフト
141c 工具係合手段
143 マグネット

Claims (6)

  1. モータ部にポンプ部が一体化されたポンプであって、
    上記モータ部は、モータケースと、このモータケースの内側に配置されたステータと、このステータの内側に配置された筒状のキャンと、このキャンの内側において回転可能に支持され、シャフトを備えた回転子と、を備えたキャンド型に構成されており、
    上記ポンプ部は、上記キャンの一端側に配置された隔壁に隣接して形成されたポンプ室と、このポンプ室内において、上記シャフトの一端に支持されたカスケードインペラとを備えて構成されており、
    上記回転子は、上記シャフトに支持されたマグネットを備えているとともに、この回転子と上記ステータとにより、ブラシレスDCモータを構成しており、
    上記カスケードインペラは、これを厚み方向に挟む上記ポンプ室の内壁によって軸方向の移動が規制されているとともに、上記シャフトに対し、その軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能に支持されており、
    上記シャフトは、その軸方向に隔てて配置された第1のベアリングと第2のベアリングとにより、回転可能に支持されており、
    上記キャンは、その他端部に底部を有しているとともに、上記第1のベアリングは、上記キャンの上記底部に固定された支持部材を介して支持されている一方、上記第2のベアリングは、上記隔壁に設けられており、かつ、
    上記マグネットは、上記シャフトを取り囲む環状に配置されており、上記第1のベアリングは、上記支持部材における上記マグネットの内周空間に延出する部位において上記シャフトを回転可能に支持していることを特徴とする、キャンドポンプ。
  2. 上記シャフトは、上記第1のベアリングと第2のベアリングに対し、軸方向に相対移動可能に支持されている、請求項1に記載のキャンドポンプ。
  3. 上記支持部材は、上記キャンの底部を貫通するようにして取り付けられているとともに、上記キャンの内外を連通させる貫通孔を備えており、この貫通孔は、着脱可能なプラグによって封鎖されている一方、上記シャフトの端面には、工具係合手段が形成されている、請求項1または2に記載のキャンドポンプ。
  4. 上記隔壁には、上記キャンの内部空間と上記ポンプ室とを連通させる貫通孔が形成されている、請求項1ないし3のいずれかに記載のキャンドポンプ。
  5. 上記カスケードインペラには、厚み方向に貫通する循環孔が形成されている、請求項4に記載のキャンドポンプ。
  6. 上記隔壁は、上記キャンの一端に対して芯合わせ嵌合する隔壁部材によって形成されているとともに、上記ポンプ室は、上記隔壁部材と、この隔壁部材に対して芯合わせ嵌合するポンプ室カバーとによって形成されている一方、上記キャン、上記隔壁部材および上記ポンプ室カバーの相互の固定は、樹脂製連結部材の適部を上記キャンもしくはこのキャンを支持する上記モータケースに連結するとともに、上記樹脂製連結部材の他の適部を上記ポンプ室カバーに連結することにより行っている、請求項1ないし5のいずれかに記載のキャンドポンプ。
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