JP5058893B2 - ポンプユニット - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプユニットに関し、空気が溶解した液体を比較的高圧で吐出することができるように構成されたものに関する。
水中に微細な気泡を大量に発生させると、この気泡が汚れ等、周囲のものを吸着しながらゆっくりと浮上するという、洗浄作用を発揮することが知られている。また、温湯中にこのような、微細な気泡を発生させると、温浴作用を発揮することも知られている。このような作用を効果的に発揮させるためには、発生させる気泡の大きさを、10〜50μm径、あるいはそれ以下の微細なものとする必要がある。このような微細な気泡を、特にマイクロバブルと呼ぶことがある。
たとえば、犬等のペットをマイクロバブルを発生させた水中に浸漬すると、体毛や皮膚の洗浄のほか、アトピー性皮膚炎の治癒に効果があることが知られている。この場合、マイクロバブルであるが故に効果があるのは、10〜50μmの微細な気泡があるからこそ、この気泡が水に混じって皮膚に到達することができるからである。
上記のようなマイクロバブルを発生する装置自体は、たとえば、特許文献1に開示されている。今後、このようなマイクロバブル発生装置を家庭用として用いることが期待されている。すなわち、家庭での効果的な温浴、美容、健康促進、あるいはペット等の洗浄に供することが期待される。このようなマイクロバブル発生装置を構成するためには、空気が溶解した液体を、たとえば、4kg/cm2以上の比較的高圧で吐出することができるポンプが必要である。また、このような装置を家庭用に構成するためには、水漏れ等に対する安全性や小型化が求められる。
マイクロバブル発生装置に使用するポンプとしては、流量や吐出圧(空気が溶解した液体の圧力)などの仕様に応じて、溶解させるために外部からポンプ内へ取り入れる空気量が変わる。すなわち、ポンプの仕様が決まると、所定の吐出圧(たとえば4kg/cm2)においてマイクロバブルを発生させるのに適した空気量および回転数が決まる。したがって、空気量を設定された所定値となるようにあらかじめ調整したうえで、ポンプを所定の回転数で運転させることにより、マイクロバブルを適正に発生させることが可能となる。
しかしながら、マイクロバブル発生装置の使用にともなって、たとえばポンプの吸込側あるいは吐出側の流路に設けられたフィルターにゴミや毛髪などの異物が詰まる場合がある。このような場合、ポンプの運転状態が仕様とは異なる条件となるので、上記の吐出圧や空気量が設定値から外れてしまい、マイクロバブルを適正に発生させることができない事態が生じ得た。
特開2004−261314号公報
本発明は上記の事情によって考え出されたものであり、流路の一部に生じた詰まりなどによるポンプの運転状態の変化を的確に把握することができ、マイクロバブルを適正に発生させるように調整可能なマイクロバブル発生装置用のポンプユニットを提供することをその課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明によって提供されるポンプユニットは、所定の回転数で運転させられ、外部に通じる吸込流路を介して流体を導入するとともに当該流体を所定の高圧状態で吐出流路へ吐出するポンプと、上記吐出流路内を通過する流体の圧力を検出する圧力センサと、上記ポンプの運転状態を表示する表示手段と、上記吸込流路に接続されており、外部の空気を上記吸込流路に導入するための空気流路と、を備えたポンプユニットであって、上記空気流路には、上記吸込流路へ導入される空気量を調整するための空気量調整手段が設けられており、上記表示手段は、上記圧力センサによる検出値が設定された所定の範囲内にある場合には、上記吸込流路を介して上記ポンプへ導入される空気量が適正であると判定して適正表示として表示する一方、上記圧力センサによる検出値が上記所定の範囲内にない場合には、上記吸込流路を介して上記ポンプへ導入される空気量が不適正であると判定して上記適正表示とは異なる不適正表示として表示するように構成されていることを特徴としている。
本発明者は、上記課題を解決するべく鋭意検討したところ、一定回転数で運転させられるポンプにおいて、吐出圧と取り込まれる空気量との間には相関関係があることに着目して、本発明を完成させるに到ったものである。すなわち、ポンプの回転数が一定であると、ポンプの吸込流路の一部が詰まった場合には、ポンプないし吸込流路内の絶対圧力が小さくなり、空気流路を介してポンプに吸入される空気量が増加するとともに、吐出圧が低下する。一方、ポンプの吐出流路の一部が詰まった場合には、ポンプないし吸込流路内の絶対圧力が大きくなり、空気流路を介してポンプに吸入される空気量が減少するとともに、吐出圧が上昇する。
本発明のポンプユニットにおいては、ポンプが所定の回転数で運転している時に、吐出圧を圧力センサによって常時的に検出しておくと、たとえば吸込流路や吐出流路の一部が詰まった場合には、圧力センサによる検出値が低下あるいは上昇し、適正値として設定された所定の範囲から外れ、結果として空気流路を介して吸入される空気量が不適正となる事態が生じ得る。このような場合でも、当該空気量が不適正であることを、表示手段の不適正表示によって認識することができる。したがって、空気流路を介して吸入される空気量を空気量調整手段によって調整することにより、吐出圧を適正値の範囲内におさめることができる。
このようなことから理解できるように、本発明によれば、吐出圧(圧力センサによる検出値)を監視することにより、ユーザーサイドで空気量が適正な範囲であるか否かといったポンプの運転状態を把握することができる。そして、吸込流路あるいは吐出流路の一部が詰まった場合でも、空気量が不適正であることをユーザが認識して空気量調整手段によって当該空気量が適正となるように調整することができ、マイクロバブルを適正に発生させることができる。
好ましい実施の形態においては、上記適正表示および不適正表示は、同一の表示ランプによって表示される。
好ましい実施の形態においては、上記不適正表示は、上記圧力センサによる検出値が上記所定の範囲を超えて大きい場合および上記所定の範囲を下回って小さい場合について、互いに異なる第1および第2の不適正表示として表示される。
上記適正表示は、上記表示ランプが連続して点灯する表示であり、上記第1および第2の不適正表示は、上記表示ランプが互いに異なる時間間隔で点滅する表示である。
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施形態につき、図面を参照して具体的に説明する。図1〜図9は、本発明に係るポンプユニットの一例を表す。図1は、ポンプユニットXの正面図であり、図2は、ポンプユニットXの平面図である。
図1、図2および図9に示すように、ポンプユニットXは、ベース体1と、ポンプ2と、気液分離タンク3と、カバー4と、制御電源部5とを備え、例えば家庭の浴室などに設置するのに適したマイクロバブル発生装置を構成するものである。なお、ポンプユニットXの内部構造を示すために、図1においてはカバー4を仮想線で表し、図2においてはカバー4の記載を省略している。また、図1および図2において、制御電源部5の記載を省略している。
ベース体1は、ポンプユニットXの他の構成部材を載置するための土台となる部材であり、たとえばABS樹脂の金型成形により形成されたものである。ベース体1には、吸込流路および吐出流路としての配管L1,L2が取り付けられている。配管L1は、その一端L1aがベース体1の外部に開放するとともに他端がポンプ2の流入ポート226に接続されており、風呂水などをポンプ2に導くためのものである。配管L2は、図8によく表れているように、その一端L2aがベース体1の外部に開放しており、他端が気液分離タンク3に接続されている。
ポンプ2は、たとえば防振性能を有する支持部材11を介して、ベース体1上に固定状態で設けられている。ポンプ2は、図3または図4によく表れているように、モータ部21と、ポンプ部22と、補助タンク23とを一体に備える。モータ部21は、キャンド型に形成されており、モータケース211と、このモータケース211の内側に配置されたステータ212と、このステータ212の内側に配置されたキャン213と、このキャン213の内側において、回転可能に支持された回転子214とを有する。
モータケース211は、有底円筒状に形成されており、たとえば、アルミニウム等の金属製である。キャン213は、筒部213Aと、この筒部213Aの一端を塞ぐように形成された底部213Bと、筒部213Aの他端に形成された外向フランジ部213Cとを備えて大略構成されており、外向フランジ部213Cの外周部をモータケース211の開口部に芯合わせ嵌合させられて、モータケース211に組み付けられる。ステータ212は、モータケース211の内壁と、キャン213の筒部213Aとの間の空間に配置された電磁コイルからなる。回転子214は、シャフト214Aと、このシャフト214Aに対してブラケット214Bを介して支持されたマグネット214Cとを備える。これにより、モータ部21には、ブラシレスDCモータが形成される。マグネット214Cは、プラスチックマグネットを採用することがモータ部の軽量化に寄与するために好適であり、図に示す実施形態では、シャフト214Aを取り囲む環状に配置されている。ポンプ2の運転時においては、ステータ212には、制御電源部5から駆動電力が供給される。この駆動電力は、たとえば回転子214の回転位置を検出可能なホールICなどのセンサ(図示略)からの出力信号に応じて、制御電源部5の駆動制御回路により向きおよび強さが制御される。これにより、ステータ212においては、回転子214を回転駆動するための磁界を発生させることが可能となっている。
キャン213の筒部213Aの他端には、ケーシング222が芯合わせ状に嵌合させられている。シャフト214Aは、その一端部がキャン213の底部213Bに支持された第1のベアリング251により、他端部がケーシング222に設けた第2のベアリング252により、それぞれ回転可能に支持されている。なお、このシャフト214Aの一端部の端面には、たとえばマイナスドライバ等の工具と係合する工具係合手段214gが形成されている。
第1のベアリング251は、シャフト214Aの軸方向の相対移動を許容するすべり軸受によって構成されており、キャン213の底部213Bにねじ手段によって取り付けられた筒状支持部材215の内面に嵌合保持されている。また、この筒状支持部材215ないし第1のベアリング251は、シャフト214Aと環状に配置されたマグネット214Cとの間の空間に配置されている。これにより、モータ部21の軸方向のコンパクト化を図ることができる。また、第2のベアリング252は、第1のベアリング251と同じく、シャフト214Aの軸方向の相対移動を許容するすべり軸受によって構成されており、ケーシング222に貫通状に形成された筒状ホルダ222Aの内面に嵌合保持されている。このような構成により、回転子214は、そのシャフト214Aが第1および第2のベアリング251,252により、回転可能かつ軸方向移動可能に支持される。なお、第1のベアリング251を支持する筒状支持部材215には、直径方向に貫通する複数の流通孔215aが形成されているとともに、回転子214におけるマグネット214Cの一端部には、攪拌羽根214Dが設けられている。これら、流通孔215aと攪拌羽根214Dの意義については、後述する。
筒状支持部材215は、キャン213の底部213Bを貫通するようにしてねじ手段によって取り付けられているとともに、軸方向の貫通孔215bを備える。この軸方向貫通孔215bはまた、着脱可能なプラグ216によって封鎖されている。これにより、たとえば、カスケードインペラ224がポンプ室221内でロック状態となったとしても、ポンプ部22やモータ部21を分解するまでもなく、プラグ216を外し、筒状支持部材215の軸方向貫通孔215bから挿入したマイナスドライバ等の工具をシャフト214Aの一端に形成した工具係合手段214gに係合してシャフト214Aを強制的に回転させることにより、上記のロック状態を容易に解除することができる。
ポンプ室221は、ケーシング222と、このケーシング222に対して芯合わせ嵌合されたポンプ室カバー223とによって囲まれた空間によって形成されている。このポンプ室221には、回転子214のシャフト214Aの他端部が延入させられている。シャフト214Aの延入部214eには、カスケードインペラ224が相対回転不能かつ軸方向相対移動可能に支持されている。すなわち、シャフト214Aの延入部214eは、先端部にわたって一定の外径を有しているとともに、カスケードインペラ224の中心ボス部224Aの中心孔224dもまた、シャフト214Aの延入部214eの外径に対してわずかに大きい、軸方向について一定内径を有している。そうして、シャフト214Aの外周には、軸方向の端壁を有するキー溝214fが形成されているとともに、カスケードインペラ224の中心ボス部224Aの中心孔224dには、その軸方向の端部に開放するキー溝224eが形成されており、これらのキー溝214f,224eの双方に嵌合するキー225が装着されている。ただし、このキー225の軸方向長さは、シャフト214Aに設けたキー溝214fよりも短くなっている。これにより、カスケードインペラ224は、シャフト214Aに対して相対回転不能であり、かつ、シャフト214Aに設けたキー溝214fの長さとキー225の長さの差が許容する範囲内で、シャフト214Aに対して軸方向に相対移動可能となる。
カスケードインペラ224は、中心ボス部224Aと、この中心ボス部224Aから半径方向外方に延出するディスク部224Bと、このディスク部224Bの外周に形成されたインペラ部224Cとを備えている。一方、ポンプ室221は、カスケードインペラ224における中心ボス部224Aを収容する中心部空間221Aと、インペラ部224Cを収容する周辺部環状空間221Bとを備える。カスケードインペラ224におけるディスク部224Bは、ケーシング222とポンプ室カバー223とに形成された規制壁222b,223aによって僅かなすきまを介して挟まれている。上記したように、このカスケードインペラ224は、シャフト214Aに対して軸方向に相対移動可能であるが、上記の規制壁222b,223aによって、シャフト214Aの軸方向への絶対的な移動が規制される。
ポンプ室221における中心部空間221Aと、周辺部環状空間221Bとは、カスケードインペラ224のディスク部224Bとこれを挟む規制壁222b,223aとの間のすきまを介して連通させられている。また、カスケードインペラ224のディスク部224Bには、これを厚み方向に貫通する循環孔224fが形成されている。ケーシング222には、キャン213の内部空間とポンプ室221とを連通させる貫通孔222cが形成されている。
図4に表れているように、周辺部環状空間221Bには、流入ポート226と、連通路227とが連通させられている。図1に表れているように、流入ポート226には、上記した配管L1の他端部が接続されており、この配管L1には、分岐部を介して、空気流路としての配管L3と空気取り入れ弁6とが接続されている。配管L3は、空気をポンプ2に導入するためのものであり、その端部はベース体1の下方において外部に開放している。空気取り入れ弁6は、配管L3の途中に設けられ、ポンプ2の運転時に外部の空気を調整可能に設定された所定の流量で配管L1側に取り入れる一方、その逆流を防止するように構成されている。このような空気取り入れ弁6は、たとえばスピードコントローラ61と逆止弁62とを含む構成とすることができる。スピードコントローラ61は、本発明でいう空気量調整手段であり、たとえばニードルバルブを採用することができる。
連通路227は、図4および図5に表れているように、周辺部環状空間221Bと、この周辺部環状空間221Bの上位に配置された補助タンク23とをつなぐためのものであり、周辺部環状空間221Bから補助タンク23へ流体を送り出すための送出通路227Aと、補助タンク23内の流体を周辺部環状空間221Bに戻すための戻り通路227Bとを有している。送出通路227Aおよび戻り通路227Bは、カスケードインペラ224の回転方向に沿って並ぶように配置されている。送出通路227Aと戻り通路227Bとは、垂直方向に延びる仕切壁227Cによって仕切られており、送出通路227Aは、戻り通路227Bに対して上記回転方向の下流側Y1に位置している。送出通路227Aおよび戻り通路227Bは、それぞれ、水平方向の断面積が、周辺部環状空間221Bから補助タンク23に向かうにつれて大きくなるように形成されている。このような構成の連通路227は、たとえば合成樹脂によりケーシング222と一体成形される。
このような構成により、ポンプ2の定常運転時には、流入ポート226に水と空気とが適切な割合で混じり合った気液混相流体が流入させられる。流入ポート226からポンプ室221内に導入された気液混相流体は、インペラ部224Cの回転にともなって周辺部環状空間221Bを移動する間に圧力を付与され、連通路227から補助タンク23へ送出させられる。
補助タンク23は、略直方体状の内部空間を有し、かつ下部に開口23aを有する箱体とされており、その適部をボルトによって連通路227の上部に連結されている。補助タンク23は、吐出ポート231と、邪魔板232とを備えている。
吐出ポート231は、補助タンク23内の流体を略水平方向に向けて吐出するためのものであり、補助タンク23の側壁からカスケードインペラ224の回転方向の下流側Y1に向けて設けられている。
邪魔板232は、補助タンク23の上部内側において、下方に向かって突出するように設けられている。また、邪魔板232は、図4、図5および図7から理解できるように、カスケードインペラ224の軸方向に沿って形成されており、邪魔板232と側壁との間には、流体の通過を許容する溝部233が設けられている。補助タンク23の上部にはまた、呼び水注入口234が設けられ、この呼び水注入口234は、キャップ235によって閉止されている。
補助タンク23と連通路227の上部との間には、Oリングが介装されており、連通路227ないし補助タンク23の内部空間と外部との水密シールがなされている。
図5および図6に表れているように、補助タンク23と連通路227の上部との間にはまた、網目プレート24が介装されている。網目プレート24は、たとえばエキスパンドメタルによって構成されており、網を構成する部分241が、垂直上向きに向かうほどカスケードインペラ224の回転方向の上流側Y2へ変位するように傾斜させられている。これにより、周辺部環状空間221B(ポンプ室221)から送出通路227A(連通路227)を通じて補助タンク23へ送り出される流体は、網目プレート24の網目の隙間242を通過することにより、カスケードインペラ224の回転方向の上流側Y2に向かうように方向付けられる。網目プレート24は、補助タンク23の内側に突出形成された押さえ部236によって連通路227の上部に押さえ付けられており、水流による補助タンク23内への移動が防止されている。
上記したように、キャン213は、モータケース211に対して芯合わせ状態に嵌合させられ、ケーシング222は、キャン213に対して芯合わせ状態に嵌合させられ、ポンプ室カバー223は、ケーシング222に対し芯合わせ状態に嵌合させられている。これらモータケース211、キャン213、ケーシング222およびポンプ室カバー223の相互の固定は、樹脂製の連結部材261を介して行われている。すなわち、図3に表れているように、連結部材261は、概して筒状をしており、その適部をボルト271によってモータケース211の端部に固定される一方、その適部をボルト272によってポンプ室カバー223に連結されている。この連結部材261とキャン213との間、この連結部材261とケーシング222との間、およびこの連結部材261とポンプ室カバー223との間には、それぞれ、Oリングが介装され、ポンプ室221ないしキャン213の内部空間と外部との間の水密シールがなされている。このような構成により、モータケース211に対して連結された連結部材261に重ねるようにして、ケーシング222を嵌め込み、シャフト214Aの延入部214eにカスケードインペラ224を取り付け、最後にポンプ室カバー223をはめ込んだ後、このポンプ室カバー223と連結部材261とを連結することにより、簡便に組み付けることができる。また、連結部材261は樹脂製であることから、ポンプ2全体の軽量化にも大きく寄与する。
気液分離タンク3は、ベース体1上に固定状態で設けられており、より具体的には、図1および図8に表れているように、ベース体1のうちポンプ2が載せられた面1aよりも低位にある面1b上に設けられている。気液分離タンク3は、大略円筒形の密閉容器状とされており、その円筒形の軸心が上下方向に沿う姿勢(いわゆる縦置き)で配置されている。気液分離タンク3において、上部側面には吐出流路としての配管L4が接続され、下部側面には配管L2が接続され、上端面には空気抜き弁7が接続されている。配管L4の端部は、ポンプ2の吐出ポート231に接続されている。また、配管L4には、この配管L4内を通過する流体の圧力(静圧)を検出しこれを電気信号として取り出す圧力センサ8が接続されている。圧力センサ8としては、たとえば機械式や薄膜式のものを採用することができる。圧力センサ8からの出力信号は、制御ケーブル(図示略)を介して制御電源部5に伝送されるように構成されている。空気抜き弁7には、配管L5が接続されており、この配管L5の端部は、ベース体1の下方において外部に開放している。
ポンプ2から気液混相流体が吐出されると、当該流体は、配管L4を介して気液分離タンク3に導入される。この気液混相流体は、圧力が高められているため、その圧力下で空気が飽和状態に溶解した液体(たとえば風呂水)と、この液体に溶けきれない非溶解性の空気とが混ざり合うものとなっている。気液分離タンク3においては、流入した気液混相流体は下降するが、その過程で非溶解性の空気が気液分離タンク3内の上部に溜まり、空気が溶解した液体のみが配管L2に導出される。そして、当該液体は、高圧状態を維持したままポンプユニットXの外部に排出される。一方、気液分離タンク3の上部に溜まる空気は、一定量に達すると空気抜き弁7が開き、配管L5を介してポンプユニットXの外部に放出される。
カバー4は、ポンプ2、気液分離タンク3、およびこれらにつながる配管類を覆うようにして、ベース体1に取り付けられている。具体的には、カバー4とベース体1との間には、図示しないシール機構が介装され、また、ベース体1とベース体1の外部において開放される配管類との間はポティング処理により封止されている。これにより、ベース体1とカバー4とによって囲まれた収容空間は気密状態とされている。
上記ベース体1とカバー4とで囲まれた収容空間の適所には、図示しない温度センサが設けられている。温度センサとしては、たとえばサーミスタを採用することができる。温度センサからの出力信号は、図示しない制御ケーブルを介して制御電源部5に伝送される。
制御電源部5は、ポンプ2に駆動電力を供給するためのものであり、センサ類からの電気信号に応じて駆動電力を制御する駆動制御回路を備える。制御電源部5とポンプ2ないしセンサ類とは、キャブタイヤケーブル9を介して接続されており(図9参照)、このキャブタイヤケーブル9は、ポンプ2への電力供給用の給電ケーブル、およびセンサ類との電気信号伝送用の制御ケーブルを内装している。駆動制御回路は、ポンプ2の回転数制御、後述する表示手段、および異常時の運転停止などを含む駆動制御全般を担うものである。本実施形態においては、ポンプ2の回転数は、たとえばポンプ2の仕様に応じて設定された略一定値となるように制御される。ポンプ2の運転停止については、たとえば、温度センサによる検出値が所定範囲から外れた場合に、ポンプ2への給電を停止する構成とされている。
また、ポンプユニットXには、転倒スイッチやフロートスイッチを適宜設けてもよい。転倒スイッチは、たとえば、ポンプユニットXが所定の角度傾いた場合に、上記収容空間に設けられたポテンショメータなどの位置センサ(図示略)の検知によりポンプ2への給電を停止するように構成される。フロートスイッチは、たとえば、ポンプユニットXが水没するなどして上記収容空間に水が浸入して所定の水位に達した場合に、上記収容空間に設けられたフロート機構(図示略)の検知によりポンプ2への給電を停止するように構成される。
ベース体1の下部側面には、ポンプの運転のON−OFFを切り替えるための運転スイッチ12と、ポンプの運転状態を表示するための表示ランプ13とが設けられている。表示ランプ13は、本発明でいう表示手段を構成するものである。当該表示手段は、たとえば、正常運転時には表示ランプ13を点灯させる一方、運転状態が異常であると検出された場合には、その異常状態に応じて、表示ランプ13を異なった回数で間欠的に点滅させるなどして異なった表示を行うように構成されている。表示ランプ13としては、たとえば、発光色が緑色および赤色の2色発光型のLEDランプが用いられる。これによれば、種々な運転状態に応じて、色分けによっても異なった表示を行うことができ、種々の運転状態、あるいは異常状態を素早く認識することができる。
より具体的には、表示ランプ13は、たとえばポンプ2の正常運転時には緑色に点灯させられる。ここで、正常運転時とは、圧力センサ8による検出値が設定された所定の範囲内にあり、かつ、点灯スイッチ、フロートスイッチ、あるいは温度センサなどによる異常が検知されておらず、ポンプ2への給電がなされている状態を意味する。
本実施形態のように一定回転数で運転させられるポンプ2の場合、ポンプ2から吐出される気液混相流体の圧力(圧力センサ8による検出値)と、配管L3を介して取り込まれる空気量との間には相関関係がある。図10は、一定回転数(2,900rpm)で運転されるポンプ2における吐出圧と空気量との関係の一例を示す。図10から分るように、ポンプ2の回転数が一定の場合、空気量が減少すると吐出圧が上昇し、空気量が増加すると吐出圧が低下する。本実施形態では、たとえば吐出圧(圧力センサ8による検出値)が3.5〜4.2kg/cm2である場合には、ポンプ2へ導入される空気量が適正であるとして判定して表示ランプ13が緑色に連続点灯(適正表示)させられる。一方、圧力センサ8による検出値が3.5〜4.2kg/cm2の範囲を超えて大きい場合には、ポンプ2へ導入される空気量が不足して不適正であると判定して、表示ランプ13が0.1秒間隔で緑色に点滅(第1の不適正表示)させられる。また、圧力センサ8による検出値が3.5〜4.2kg/cm2の範囲を下回って小さい場合には、ポンプ2へ導入される空気量が過剰で不適正であるとして判定して、表示ランプ13が0.5秒間隔で緑色に点滅(第2の不適正表示)させられる。
ポンプ2の運転中において、点灯スイッチ、フロートスイッチ、あるいは温度センサなどによって異常が検知された場合には、ポンプ2への給電が停止されるとともに、表示ランプ13は、赤色に点滅させられる。当該点滅動作は、異常状態の種類に応じて時間間隔が異ならされている。
次に、上記構成のポンプユニットXの作用について、説明する。
ポンプユニットXは、家庭用のマイクロバブル発生装置として使用するに際し、たとえば、配管L1には風呂水などを取り込むための図示しない取水ホースが接続され、配管L2には高圧状態の液体を浴槽内に導くための図示しない導出ホースが接続される。上記取水ホースは本発明でいう吸込流路の一部を担い、上記導出ホースは本発明でいう吐出流路の一部を担う。また、概して、上記取水ホースないし配管L1にはポンプ2内への異物の混入を防止するためのフィルターが設けられ、上記導出ホースの先端にはノズルが設けられる。ポンプユニットXの使用に際しては、たとえば上記取水ホースおよび配管L1を介して、ポンプ2のポンプ室221内にあらかじめ呼び水を注入しておく。なお、ポンプユニットXは、浴室内の浴槽近傍に設置されるが、制御電源部5については、安全面から浴室外に設置される。
ポンプユニットXの運転時には、運転スイッチ12をONにすると、ポンプ2においては、ステータ212にDC電流が流れ、これによって生じる電磁力により回転子214が回転させられ、カスケードインペラ224が回転させられる。回転子214のシャフト214Aは、上記したように、第1および第2のベアリング251,252に対し、軸方向相対移動可能であるが、ステータ212とマグネット214Cとの間に作用する電磁力により、常に、軸方向の定位置をとろうとする。また、シャフト214Aが軸方向に移動できることにより、回転子214におけるマグネット214Cやその他の部材の質量偏りに起因して、回転子214の回転中に軸方向の振動が生じても、この振動がなんらキャン213やケーシング222に作用することがない。したがって、モータ部21の動作中、不要な振動が発生したり、また、これに起因して回転子214の回転を阻害する抵抗が発生することもなく、回転子214のスムーズな回転を維持することができる。
また、シャフト214Aに対し、カスケードインペラ224が軸方向相対移動可能となっているので、回転中、かりにシャフト214Aに軸方向の振動が生じたとしても、この振動がカスケードインペラ224に伝達されることもない。したがって、シャフト214Aの軸方向の振動に起因して、カスケードインペラ224のディスク部224Bがこれを挟む規制壁222b,223aにスラスト力を作用させることもない。したがって、カスケードインペラ224の回転を阻害する抵抗が発生することもない。
このようなことから、上記構成のポンプ2においては、ポンプ部22におけるカスケードインペラ224の高速かつ円滑な回転が実現され、その結果、吐出ポート231から、気液混相流体を比較的高圧で吐出させることができる。このようなカスケードインペラ224の高速かつ円滑な回転が可能な構成によれば、ポンプ2の小型化を図ることができ、延いてはこのポンプ2を備えるポンプユニットXの小型化が達成される。
もとより、ポンプ2のモータ部21は、キャンド型となっているので、水濡れに対して安全である。
ポンプ2の定常運転時には、吐出ポート231から高圧で吐出された気液混相流体は、配管L4を介して気液分離タンク3を通過することにより、非溶解性の空気が除去され、空気が飽和状態に溶解した液体のみが、高圧状態を維持したまま配管L2を介してポンプユニットXの外部に吐出される。ここで、上記空気が飽和状態に溶解した液体の最終的な圧力は、たとえば4kg/cm2程度である。この場合、ポンプ2における回転子214の回転数は、たとえば2,900rpm程度とほぼ一定に維持され、配管L2からの上記液体の吐出量(流量)は8.5l/min、配管L3を介してポンプ2に吸入される空気の量は500ml/minである。
ポンプユニットXの外部に吐出された上記液体は、上記導出ホースおよびノズルを介して浴槽の風呂水中に放出される。この放出の際に上記液体は急激に減圧し、この液体に溶け込んでいた空気が一気に乳白色のマイクロバブル(平均径10〜50μmまたはそれ以下の微細な気泡)となって出現する。
また、ポンプユニットXにおいて、気液混相流体を形成するべくポンプ2に導入される空気については、ベース体1とカバー4とで囲まれた収容空間の外部から配管L3を介してポンプ2に導入され、余分な空気が気液分離タンク3から空気抜き弁7および配管L5を介して上記収容空間の外部に排出される。したがって、上記収容空間が気密状態とされていても、ポンプ2へ送るための空気の採取や気液分離タンク3からの空気の放出が上記収容空間の外部において行われるので、上記収容空間の圧力を略一定に保つことができる。
ポンプユニットXを含むマイクロバブル発生装置の使用にともなって、ポンプ2の吸込側(たとえば上記取水ホースないし配管L1に設けられたフィルター)あるいは吐出側(たとえば上記導出ホースに設けられたノズル)にゴミ等の異物が詰まる場合がある。ポンプ2の吸込側において流路の一部が詰まった場合には、ポンプ2の回転数が一定であると、ポンプ室221ないし配管L1内の絶対圧力が小さくなり、配管L3を介してポンプ2に吸入される空気の量が増加する。そうすると、圧力センサ8による検出圧力が低下し、たとえば適正値として設定された3.5〜4.2kg/cm2の範囲を下回る事態が生じ得る。この場合、気液混相流体の圧力が適正値を下回っていることが表示ランプ13において表示(第2の不適正表示)されるため、スピードコントローラ61の開度を下げて取り込む空気の量を減らすことにより、気液混相流体の圧力を適正値の範囲内におさめることができる。一方、ポンプ2の吐出側において流路の一部が詰まった場合には、ポンプ2の回転数が一定であると、ポンプ室221ないし配管L1内の絶対圧力が大きくなり、配管L3を介してポンプ2に導入される空気の量が減少する。そうすると、圧力センサ8による検出圧力が上昇し、たとえば適正値として設定された3.5〜4.2kg/cm2の範囲を超える事態が生じ得る。この場合、気液混相流体の圧力が適正値を超えていることが表示ランプ13において表示(第1の不適正表示)されるため、スピードコントローラ61の開度を上げて取り込む空気の量を増やすことにより、気液混相流体の圧力を適正値の範囲内におさめることができる。
このようにして、本実施形態によれば、吐出圧(圧力センサ8による検出値)を監視することにより、ユーザーサイドで空気量が適正な範囲であるか否かといったポンプ2の運転状態を把握することができる。そして、ポンプ2の吸込側あるいは吐出側の流路の一部が詰まるなどして吐出圧が多少変動しても、空気量が不適正であることをユーザが認識し、スピードコントローラ61の開度調整によって当該空気量が適正となるように調整することができる。したがって、ポンプ2を含めたポンプユニットXにおいて、安定した運転状態を維持して、マイクロバブルを適正に発生させることができる。
また、本実施形態においては、吐出圧(圧力センサ8による検出値)が適正値を超える場合と適正値を下回る場合とについて、互いに異なる時間間隔で点滅するようにして第1および第2の不適正表示として表示される。このため、吐出圧が適正値に対して大小のいずれ側に偏倚しているかを的確かつ迅速に把握することができ、空気量の調整を速やかに行うことができる。
一方、たとえば上記フィルターに毛髪が詰まるなどして吸込側の流路が極端に狭まった場合には、スピードコントローラ61の開度を極力小さくしても吐出側の流体の圧力が適正値の範囲におさまらなくなることが表示ランプ13によって表示されるので、ポンプ2の運転を停止してフィルターの交換あるいは清掃を行えばよい。すなわち、このような構成によれば、フィルターの交換等の時期を知ることができ、ポンプ2に不当な負荷がかかるといった不都合を回避することができる。
また、ポンプユニットXにおいては、上記温度センサの検出値が設定値以上(たとえば70℃以上)となった場合にはポンプ2の運転が停止される。したがって、ポンプ2において空運転などによりモータ部21が過熱状態になってカバー4内の温度が上昇した場合には、ポンプ2が停止する。したがって、空運転などの異常が生じても、ポンプ2の過熱状態が継続することはなく、当該異常に起因してポンプ2が破損するといった不具合を回避するができる。
加えて、ポンプユニットXにおいては、ポンプ2の運転状態に異常等が生じた場合、ユーザは、異常等の原因を表示ランプ13によっていち早く知ることできるので、異常状態等を解消するための対策を速やかに講じることができる。
本実施形態においては、ポンプ2には補助タンク23が設けられており、周辺部環状空間221B(ポンプ室221)と補助タンク23とをつなげる連通路227は、送出通路227Aおよび戻り通路227Bが個別に設けられた構成とされている。このため、ポンプ2の始動時には、カスケードインペラ224が回転させられると、空気による気泡が混じった水が、動圧を有する状態でポンプ室221から送出通路227Aを通じて補助タンク23内へと送り出される。補助タンク23内では気液分離がなされ、主として気泡(空気)は、吐出ポート231を通じてポンプ2外へ排出される一方、主として水は、自重によって戻り通路227Bを通じてポンプ室221内へと戻される。すなわち、ポンプ室221内は、もとの水の量がほとんど変化しない状態が維持される。これにより、ポンプ2の始動時に配管L1内が空気で満たされていたとしても、この空気はポンプ室221、送出通路227A、補助タンク23、吐出ポート231を通じてポンプ2外へと順次排出されていき、やがて配管L1の気液界面が上昇する。そして、配管L1ないしポンプ室221内が水で満たされる状態が生まれ、その後の揚水が可能となる。このようにして、本実施形態によれば、始動時における自吸性能を向上させることができ、安定したポンプ2の運転が実現される。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した事項の範囲内でのあらゆる変更は、すべて本発明の範囲に包摂される。
本発明に係るポンプユニットの一例を示す正面図である。 図1に示すポンプユニットの平面図である。 本発明に係るポンプの一例を示す断面図である。 図3に示すポンプのポンプ室カバーを取り外した状態の正面図である。 図4の要部拡大断面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 図5のVII−VII線に沿う断面図である。 図1に示すポンプユニットの要部拡大縦断面図である。 図1に示すポンプユニットの概略構成図である。 ポンプの吐出圧と空気量の関係の一例を模式的に示すグラフである。
符号の説明
X ポンプユニット
1 ベース体
2 ポンプ
3 気液分離タンク
4 カバー
6 空気取り入れ弁
7 空気抜き弁
8 圧力センサ
21 モータ部
22 ポンプ部
23 補助タンク
24 網目プレート
61 スピードコントローラ(空気量調整手段)
L1 配管(吸込流路)
L2 配管(吐出流路)
L3 配管(空気流路)
L4 配管(吐出流路)

Claims (4)

  1. 所定の回転数で運転させられ、外部に通じる吸込流路を介して流体を導入するとともに当該流体を所定の高圧状態で吐出流路へ吐出するポンプと、
    上記吐出流路内を通過する流体の圧力を検出する圧力センサと、
    上記ポンプの運転状態を表示する表示手段と、
    上記吸込流路に接続されており、外部の空気を上記吸込流路に導入するための空気流路と、を備えたポンプユニットであって、
    上記空気流路には、上記吸込流路へ導入される空気量を調整するための空気量調整手段が設けられており、
    上記表示手段は、上記圧力センサによる検出値が設定された所定の範囲内にある場合には、上記吸込流路を介して上記ポンプへ導入される空気量が適正であると判定して適正表示として表示する一方、上記圧力センサによる検出値が上記所定の範囲内にない場合には、上記吸込流路を介して上記ポンプへ導入される空気量が不適正であると判定して上記適正表示とは異なる不適正表示として表示するように構成されていることを特徴とする、ポンプユニット。
  2. 上記適正表示および不適正表示は、同一の表示ランプによって表示される、請求項1に記載のポンプユニット。
  3. 上記不適正表示は、上記圧力センサによる検出値が上記所定の範囲を超えて大きい場合および上記所定の範囲を下回って小さい場合について、互いに異なる第1および第2の不適正表示として表示される、請求項2に記載のポンプユニット。
  4. 上記適正表示は、上記表示ランプが連続して点灯する表示であり、
    上記第1および第2の不適正表示は、上記表示ランプが互いに異なる時間間隔で点滅する表示である、請求項3に記載のポンプユニット。



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