JP4862465B2 - 蓄熱型熱交換器および空調システム - Google Patents

蓄熱型熱交換器および空調システム Download PDF

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Description

この発明は、冷媒などの熱搬入媒体と蓄熱材(蓄冷材を含む)およびブラインなどの熱搬出媒体との間で熱交換を行う蓄熱型の熱交換器、およびその熱交換器を使用した空調システムに関するものである。
圧縮式のヒートポンプが車両に搭載されていることは周知のとおりである。そのヒートポンプの動力源は、走行用の動力源を兼ねている内燃機関やモータであり、そのため、車両の走行のための駆動力に大きい動力を必要とする場合には、ヒートポンプで使用できる動力が制約され、また反対に走行のために要求される動力が小さい場合には、ヒートポンプなどに使用できるいわゆる余剰動力が大きくなる。このような動力の変動とヒートポンプに要求される動力とは必ずしも一致しないので、ヒートポンプを駆動して得られた熱を蓄熱もしくは蓄冷しておくことが好ましい。
このようにすれば、動力源で発生する余剰の動力を、蓄熱もしくは蓄冷の形で回収することができ、また冷房や暖房のために要求されるヒートポンプの駆動力が不足する場合には、蓄熱材に蓄えた熱エネルギを利用して冷房もしくは暖房を行うことができる。また、このように構成した場合には、冷凍サイクルにおける凝縮器から外部に放出していた熱を回収できるので、エネルギ効率を向上させ、ひいては車両の燃費を向上させることができる。
上記のような蓄熱(以下、蓄冷を含めて蓄熱という)を行う場合、全体としての構成を簡素化するなどのために、蓄熱機能と併せて、熱搬入媒体と熱搬出媒体との間で熱交換を行わせる機能を備えた蓄熱型熱交換器を使用することが好ましい。このような機能を備えた熱交換器が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された熱交換器は、熱源流体を流す第1流路と、熱回収流体を流す第2流路とを、両者を区画する隔壁を介して密着した状態に形成し、これら一体化した二つの流路を蓄熱材の内部に貫通させ、その蓄熱材の内部における第1流路の全流域で、熱源流体から熱回収流体に熱を伝達すると同時に、熱源流体から蓄熱材に熱を伝達するように構成されている。
特開2003−336974号公報
上述した特許文献1に記載されている熱交換器では、熱源流体は、蓄熱材の内部を流れる全域で、熱回収媒体との間および蓄熱材との間で直接熱交換を行うようになっている。そのために、熱回収流体が停止しているなどのことに伴って蓄熱を優先的に行う場合であっても、隔壁を介して接触している熱回収媒体に過剰に熱を伝達し、その分、蓄熱量が少なくなり、もしくは蓄熱効率が低下する可能性がある。また、熱源流体を十分に流動させることができないなどのいわゆる入熱が少なく、それに伴って熱回収流体が蓄熱材から熱を受け取って冷房や暖房を行う場合、熱回収流体が蓄熱材から熱を受け取るいわゆる受熱面積が小さく、蓄熱材からの熱の放出効率や蓄熱材を熱源として冷房や暖房の効率が低下する可能性があった。
この発明は上記の課題に着目してなされたものであり、蓄熱材に対する入熱および蓄熱材からの熱の放出を効率良く行うことができるとともに、熱搬入媒体と熱搬出媒体との間で効率良く熱交換させることのできる蓄熱型熱交換器およびその蓄熱型熱交換器を使用した空調システムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、蓄熱材と、その蓄熱材との間で熱交換する熱搬入媒体と、前記蓄熱材及び熱搬入媒体との間で熱交換する熱搬出媒体とを備えた蓄熱型熱交換器において、前記熱搬入媒体と前記熱搬出媒体とが前記蓄熱材を介して熱交換を行う第1間接熱交換部と、前記熱搬入媒体と前記熱搬出媒体とがそれぞれの媒体の流路を形成している隔壁を介して熱交換する第1直接熱交換部と、前記第1直接熱交換部より下流側の前記熱搬入媒体と前記第1直接熱交換部より上流側の熱搬出媒体が前記蓄熱材を介して熱交換する第2間接熱交換部と、その第2間接熱交換部より下流側の前記熱搬入媒体と前記第2間接熱交換部より下流側の前記熱搬出媒体とがそれぞれの流路を形成している隔壁を介して熱交換する第2直接熱交換部とを備え、前記熱搬入媒体と前記熱搬出媒体とがそれぞれの流路を前記第1間接熱交換部から第1直接熱交換部に向けて流れるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載された蓄熱型熱交換器における前記熱搬出媒体を室内熱交換器に循環流動させる第1循環流路と、冷凍サイクルによって圧縮・膨張させられる冷媒を前記熱搬入媒体として前記蓄熱型熱交換器に循環流動させる第2循環流路とを備えていることを特徴とする空調システムである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記第1循環流路から分岐して形成され、かつ前記熱搬出媒体を前記室内熱交換器を経由させずに前記蓄熱材の内部に繰り返し循環させる第3循環流路と、前記熱搬出媒体を前記第1循環流路と第3循環流路とに切り替えて流す切換弁とを備えていることを特徴とする空調システムである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記熱搬出媒体を一時的に貯留する貯留器が、前記第1循環流路と第3循環流路とに共通の流路の部分に設けられていることを特徴とする空調システムである。
請求項5の発明は、車両に搭載されていることを特徴とする請求項2なし4のいずれかの空調システムである。
請求項1の発明によれば、熱搬入媒体は蓄熱材に流入した当初、十分な熱量(冷熱量を含む。以下同じ)を有しており、その状態で、先ず、第1間接熱交換部において蓄熱材の間で熱交換し、併せて蓄熱材を介して熱搬出媒体との間で熱交換する。したがって、蓄熱材に充分、熱を伝達して蓄熱することができる。また、熱搬入媒体の下流側における第1直接熱交換部では、熱量を幾分放出した熱搬入媒体と、熱量を幾分受け取った熱搬出媒体とが、それぞれの流路を区画している隔壁を介して熱交換する。その場合には、蓄熱材が介在しないので、各媒体の間の熱伝達量もしくは熱伝達効率を良好なものとすることができる。その結果、熱搬入媒体が有する熱を、蓄熱材に充分蓄熱でき、また熱搬出媒体に対して効率良く熱を伝達することができる。また、熱搬入媒体による熱の搬出が停止している場合であっても、第1間接熱交換部において蓄熱材に熱を充分伝達できるので、熱搬入媒体が持ち去ってしまう熱量を少なくでき、蓄熱効率を良好なものとすることができる。
また、請項1の発明によれば、熱搬入媒体の蓄熱材の内部における上流側と下流側、換言すれば熱搬出媒体の蓄熱材の内部における下流側と上流側とに、上述した間接熱交換と直接熱交換部とが一対ずつ設けられているので、熱搬入媒体と熱搬出媒体との間の熱交換効率や蓄熱効率を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、冷凍サイクルで発生する熱および/または冷熱を効率良く蓄えることができるとともに、蓄熱材の有する熱によって冷房および/または暖房を効率良く行うことができる。
請求項3の発明によれば、熱搬出媒体を室内熱交換器に循環させない場合には、蓄熱材に対して繰り返し循環させるので、蓄熱材と熱搬出媒体との熱交換時間を長くして両者の間の熱交換量を多くすることができる。
請求項4の発明によれば、熱搬出媒体を第3循環流路で循環流動させる場合、第3循環流路の全体としての容積が貯留器によって、第2循環流路と同程度に増大させられているので、第3循環流路の全長を短くすることができる。
請求項5の発明によれば、車両用の空調システムの熱効率を向上させることができ、特に車両の動力源から得られる空調用の動力の変動が大きい場合であっても、安定して空調を行うことができ、ひいては車両の燃費を向上させることができる。
つぎにこの発明をより具体的に説明する。先ず、この発明に係る蓄熱型熱交換器1の一例を説明すると、図1において、符号2は潜熱蓄熱材を示し、第1蓄熱器21、第2蓄熱器38には、酢酸ナトリウム3水塩や硫酸ナトリウム10水塩などからなる蓄熱材が用いられ、一方、蓄冷器26には、水やエチルグリコール水溶液、塩化アンモニウム水溶液など融点が低く、融解熱が比較的大きい潜熱蓄熱材が用いられている。この蓄熱材2は断熱構造の筐体3の内部に収容されており、その蓄熱材2を貫通するように二本の流路が設けられている。
一方の流路は、冷媒などの熱搬入媒体4を流通させるための熱搬入流路5であり、図1に示す例では、この熱搬入流路5は、蓄熱材2に対して図1の左側下部から入り、蓄熱材2の内部で折り返して図1の左側上部で蓄熱材2から抜け出ている。他方の流路は、ブラインなどの熱搬出媒体6を流通させるための熱搬出流路7であり、この熱搬出流路7は、蓄熱材2に対して図1の右側上部から入り、蓄熱材2の内部で折り返して図1の右側下部で蓄熱材2から抜け出ている。
これらの流路5,7は、蓄熱材2の内部で、各媒体4,6と蓄熱材2との間で熱交換が生じるように構成されており、さらに各媒体4,6同士の間で直接熱交換が生じるように構成されている。具体的に説明すると、熱搬入流路5の上流側の部分すなわち熱搬入流路5のうちの入口側の部分と、熱搬出流路7の下流側の部分すなわち熱搬出流路7のうちの出口側に近い部分とが、蓄熱材2を挟んで互いに接近し、蓄熱材2を介して熱交換するように配置されている。このようにして第1間接熱交換部8が形成されている。
熱搬入流路5のうち前記第1間接熱交換部8より下流側の部分に、熱搬入媒体4と熱搬出媒体6とが直接熱交換する第1直接熱交換部9が形成されている。この第1直接熱交換部9は、第1間接熱交換部8を通過した熱搬入媒体4と熱搬出媒体6との間で、各流路5,7を区画する隔壁10を介して熱交換を生じさせる部分である。したがって、この第1直接熱交換部9は、一方の流路5,7を他方の流路7,5に気密状態を維持して貫通させた構成とすることができ、あるいは気密状態に二つの流路を形成し、それぞれの流路に上記の熱搬入流路5および熱搬出流路7を接続した適宜の熱交換器によって構成することができる。
さらに、熱搬入流路5のうち上記の第1直接熱交換部9より下流側部分に、第2間接熱交換部11が設けられている。この第2間接熱交換部11は、上述した第1間接熱交換部8とほぼ同様の構成であって、熱搬入流路5のうち出口側に近い部分と、熱搬出流路7のうち最も上流側の部分すなわち入口側の部分とが、蓄熱材2を挟んで接近し、蓄熱材2を介して各媒体4,6との間で熱交換が生じるように構成されている。
そして、熱搬入流路5における前記第2間接熱交換部11よりも下流側の部分すなわち出口側の部分に、熱搬入媒体4と熱搬出媒体6とが各流路5,7を区画する隔壁10を介して直接熱交換する第2直接熱交換部12が設けられている。この第2直接熱交換部12は、前述した第1直接熱交換部9とほぼ同様の構成であって、一方の流路5,7を他方の流路7,5に気密状態を維持して貫通させた構成とすることができ、あるいは気密状態に二つの流路を形成し、それぞれの流路に上記の熱搬入流路5および熱搬出流路7を接続した適宜の熱交換器によって構成することができる。
したがって図1に示す蓄熱型熱交換器1は、熱搬入媒体4を、熱搬入流路5の図1における左側下部から供給し、左側上部から流出させ、また熱搬出媒体6を、熱搬出流路7の図1の右側上部から供給し、右側下部から流出させるようなっている。各媒体4,6がこのように流動する間に、各媒体4,6と蓄熱材2との三者の間もしくはいずれかの媒体4,6と蓄熱材2との間で熱交換が生じる。具体的に説明すると、先ず、第1間接熱交換部8では、熱搬入媒体4の有する熱がその周囲の蓄熱材2に伝達され、さらに熱搬出流路7の内部の熱搬出媒体6に伝達される。その場合、熱搬入媒体4の有する熱量が多いので、蓄熱材2に対して十分に熱伝達することができ、また熱搬出媒体6に対して間接的な熱伝達であっても十分に熱伝達することができる。
こうして熱量を低下させた熱搬入媒体4と、熱量を増やした熱搬出媒体6との間の熱交換が、第1直接熱交換部9で生じる。ここでは、各流路5,7を区画する隔壁10のみを介したいわゆる直接熱交換によって各媒体4,6の間で熱交換されるので、熱搬入媒体4の熱量が上記のように幾分低下し、また熱搬出媒体6の熱量が増大しているとしても、すなわち各媒体5,7の熱量(温度)の差が少なくなっているとしても、効率良くかつ十分に熱伝達が行われる。このように、熱量の多い熱搬入媒体4と熱を受け取る熱搬出媒体6とが共に同方向に流動する構成であっても、上流側で蓄熱材2を介したいわゆる間接熱交換を行い、その下流側でいわゆる直接熱交換を行うようになっているので、蓄熱を効率良くかつ十分に行うことができるとともに、各媒体4,6の間で効率良くかつ十分に熱交換を生じさせることができる。
熱搬入流路5の相対的に上流側で熱搬入媒体4と熱搬出媒体6との間接的な熱交換を生じさせ、その下流側で両者の媒体4,6の直接的な熱交換を生じさせることは、上述した第2間接熱交換部11および第2直接熱交換部12とについても同様である。すなわち、先述した第1直接熱交換部9において熱搬出媒体6に熱を与えて熱量を低下させた熱搬入媒体4は、第2間接熱交換部11において、蓄熱材2を介して、熱搬出媒体6との間で熱交換する。その場合、熱搬入媒体4の熱量が低下しているとしても、熱搬出媒体6の熱量が増大していないので、両者の間の熱量差(例えば温度差)が大きく、したがって熱搬入媒体4と熱搬出媒体6との間の熱交換効率を向上させ、必要十分な熱交換を生じさせることができる。
そして、第2直接熱交換部12では、熱量が更に低下している熱搬入媒体4と、熱量が幾分増大している熱搬出媒体6との間で熱交換が生じる。その場合、熱搬入媒体4と熱搬出媒体6との熱量差(例えば温度差)が小さくなっているが、その熱交換は隔壁10を介したいわゆる直接熱交換であるから、効率良く、また必要十分に熱交換することができる。
一方、熱搬出媒体6の流動が停止しているなどのことによって熱の搬出が止まっている場合、各直接熱交換部9,12における熱搬入媒体4と熱搬出媒体6との間の熱量差が殆どなくなるので、熱搬出媒体6に対する熱伝達は殆ど生じない。これに対して、熱搬入流路5は、上記の各直接熱交換部9,12を除いて、蓄熱材2の内部を貫通していて蓄熱材2との間で熱交換するようになっているので、熱搬入流路5と蓄熱材2との間の熱交換面積が広いことと相まって、効率良く、かつ十分に蓄熱材2に熱を与えて蓄熱することができる。このような事情は、熱搬入媒体4による熱の搬入がない状態で熱を搬出する場合も同様であり、熱搬出流路7は各直接熱交換部9,12を除いて蓄熱材2と熱交換可能に接触している。そのため、蓄熱材2と熱搬出媒体6との間の熱交換面積が広く、蓄熱材2の有する熱を効率良く、かつ十分に熱搬出媒体6に伝達できる。
上述した熱搬入媒体4として冷凍サイクルで内部エネルギを低下させられた冷媒を連続的に循環流動させ、また熱搬出媒体として冷房用のブラインを連続的に循環流動させた場合の熱交換の状況を表1にまとめて示してある。
Figure 0004862465
表1において、Tr-1,Tr-2,Tr-3,Tr-4は、順に、第1間接熱交換部8、第1直接熱交換部9、第2間接熱交換部11、第2直接熱交換部12における冷媒の温度を示し、Tb-1,Tb-2,Tb-3,Tb-4は、順に、第1間接熱交換部8、第1直接熱交換部9、第2間接熱交換部11、第2直接熱交換部12におけるブラインの温度を示している。この表1から知られるように、熱搬入流路5と熱搬出流路7との間に蓄熱材2が介在する間接熱交換の場合には、冷媒とブラインとの温度差が大きく、また反対に蓄熱材2が介在しない直接熱交換の場合には、冷媒とブラインとの間の温度差が小さくなる。その結果、蓄熱材2に対する蓄熱および冷媒とブラインとの間の熱交換を効率良く行うことができる。
上述した蓄熱型熱交換器1は、車両に搭載される空調システムに使用することができる。その一例を図2に模式図で示してある。図2に示す例は、冷凍サイクルで動作するヒートポンプにおけるコンデンサおよびエバポレータ、ならびにブラインと冷却水との熱交換部にこの発明を適用した例である。先ず、その冷凍サイクルについて説明すると、エンジンや電動機(それぞれ図示せず)などの動力源によって駆動されるコンプレッサー20は、冷媒を加圧圧縮するように構成された公知のものであり、その吐出部にこの発明に係る第1蓄熱器21が接続されている。この第1蓄熱器21は前述した図1に示す構成を備えており、加圧圧縮されて温度の上昇した冷媒の有する熱を蓄熱材2によって奪うことにより冷媒を液化させるように構成されている。したがってこの第1蓄熱器21は冷凍サイクルにおけるコンデンサー(凝縮器)に相当している。
上記の第1蓄熱器21の出力側にレシーバタンク22と膨張弁23とが順に接続されている。レシーバタンク22は、放熱して液化した冷媒(液冷媒)を一時的に貯留するためのものであり、併せて液冷媒とガス冷媒とを分離する機能を備えている。このレシーバタンク22と前記第1蓄熱器21との間の管路には、温度センサ24と圧力センサ25とが介装されている。また、膨張弁23は、冷媒を断熱膨張させてその圧力を低下させる弁であって、絞り弁やキャピラリーチューブなどの従来知られているものを使用することができる。
断熱膨張させた冷媒に熱を与えて気化させるための蓄冷器(エバポレータ)26が設けられている。この蓄冷器26は、冷媒の有する冷熱を蓄熱材2やブラインに与えるように構成された蓄熱型熱交換器であり、前述した図1に示す構成を備えている。前記膨張弁23とこの蓄冷器26との間の管路には、断熱膨張した冷媒の圧力を検出する圧力センサ27と温度センサ28とが介装されている。そして、蓄冷器26の出力側が前記コンプレッサー20の吸入部に接続されている。
上記の冷凍サイクルで生成される熱および冷熱は、熱エネルギとして使用することができ、一例として車両における車室の空気調和に使用される。そのために、前記加圧圧縮された冷媒の有する熱あるいは第1蓄熱器21の有する熱によって車室内の空気を加熱し、また断熱膨張した冷媒もしくは蓄冷器26の冷熱によって車室内の空気を冷却する車室内熱交換器29が設けられている。この車室内熱交換器29に暖房のための熱を供給するための構成について説明すると、第1蓄熱器21と車室内熱交換器29との間で暖房用熱媒体(ブライン)を循環させる第1循環流路30が設けられている。
この暖房用熱媒体と前記冷媒との間の熱交換は、第1蓄熱器21の内部で行うように構成されており、したがって第1循環流路30は第1蓄熱器21における図1に示す熱搬出流路7に相当する管路に接続されている。
前記第1循環流路30のうち第1蓄熱器21から車室内熱交換器29に暖房用熱媒体が流れるいわゆる往路には、温度センサ31が介装されている。また、車室内熱交換器29から第1蓄熱器21に暖房用熱媒体が流れるいわゆる復路には、三方弁32と、温度センサ33と、貯留タンク34と、ポンプ35と、逆止弁36とが順に介装されている。三方弁32は、上記の第1循環流路30から分岐した第2循環流路37を上記のいわゆる復路に選択的に連通させるための切換弁であり、電気信号によって切り替え動作するように構成されている。また、貯留タンク34は、暖房用熱媒体を、前記車室内熱交換29を経由させずに、第2循環流路37に流す場合、第2循環流路37自体の容積が第1循環流路30の容積に比較して小さいために、余剰の暖房用熱媒体を一時的に貯留するために設けられている。さらに、逆止弁36は車室内熱交換器29から第1蓄熱器21に向けたいわゆる順方向への暖房用熱媒体の流動を許容し、これとは反対のいわゆる逆方向の流動を阻止する弁である。したがって、三方弁32と、温度センサ33と、貯留タンク34と、ポンプ35と、逆止弁36は、第1循環流路30と第2循環流路37とのいわゆる共通部分に設けられている。
暖房用熱媒体以外の流体からの熱回収や加熱を行う第2蓄熱器38が設けられている。この第2蓄熱器38は、上記の第1蓄熱器21と同様に蓄熱型熱交換器からなるものであって、熱搬入媒体として上記の冷媒に替えて、エンジン冷却水や自動変速機オイル(ATF−OIL)冷却水を流通させ、また、熱搬出媒体として前記暖房用熱媒体を流通させるように構成されている。また、エンジンや自動変速機オイル(ATF−OIL)の暖機を行なう場合は、前記暖房用熱媒体を流通させ、第1蓄熱器21の熱を第2蓄熱器38へ移動させ、エンジン冷却水や自動変速機オイル(ATF−OIL)冷却水を暖め暖機を促進させる。すなわち、第2蓄熱器38は、熱搬入流路を備え、この熱搬入流路に第1循環流路31が接続されている。また、二本の熱搬出流路を備えており、一方の熱搬出流路にエンジン冷却水管路39が接続され、他方の熱搬出流路に自動変速機オイル冷却水管路40が接続されている。そして、それぞれの管路39,40には、温度センサ41,42およびポンプ43,44が介装されている。
また、冷房を行うために、蓄冷器26と車室内熱交換器29との間で冷房用熱媒体(ブライン)を選択的に循環させる第3循環流路45が設けられている。この第3循環流路45は、蓄冷器26の内部で冷媒および蓄熱材2と冷房用熱媒体との間で熱交換が生じるように構成されており、その熱交換器としては前述した図1に示す構成と同様のものを採用することができる。また、第3循環流路45において冷房用熱媒体を蓄冷器26から車室内熱交換器29に向けて流すいわゆる往路には、ポンプ46および温度センサ47が介装されている。また、車室内熱交換器29から蓄冷器26に冷房用熱媒体を流すいわゆる復路には温度センサ48が介装されている。なお、第1蓄熱器21における蓄熱材2の温度を検出する温度センサ49と、第2蓄熱器38における蓄熱材2の温度を検出する温度センサ50と、蓄冷器26の温度を検出する温度センサ51と、車室内熱交換器29における空気の吹き出し温度を検出する温度センサ52とが設けられている。
上記のコンプレッサー20や各ポンプは、電気的に制御されて駆動・停止するようになっている。そのための制御装置53が設けられている。この制御装置53は、一例としてマイクロコンピュータを主体として構成されたものであって、前述した各温度センサや圧力センサで検出された温度情報や圧力情報が入力され、また図示しない冷房要求信号や暖房要求信号などの他の信号が入力されている。
つぎに上述した装置の作用について説明する。先ず、冷凍サイクルの作用について簡単に説明すると、冷房の要求に基づきコンプレッサー20が駆動され、ガス冷媒が加圧されて圧縮される。圧力の上昇と共に温度が高くなって過熱蒸気となった冷媒は、第1蓄熱器21において放熱し、暖房用熱媒体および蓄熱材2に熱を与える。その場合の蓄熱及び熱交換の状態は、図1を参照して説明したとおりである。その結果、冷媒の温度(冷媒の内部エネルギ)が低下して次第に凝縮する。その状態の冷媒の温度が温度センサ24(圧力センサ25の検出値から換算してもよい)によって検出され、また圧力が圧力センサ25(温度センサ24の検出値から換算してもよい)によって検出される。その温度や圧力は、冷媒が過冷却されていないと、設計上定まる所定値より高くなる。
凝縮した冷媒は、レシーバタンク22に一時的に貯留される。その場合、凝縮していない冷媒が混入していれば、ここで気液分離が行われる。ついで、膨張弁23において冷媒が断熱膨張させられ、冷媒の一部が蒸発することにより液冷媒とガス冷媒とが混合した状態となる。その混合冷媒の圧力が圧力センサ27(温度センサ28の検出値から換算してもよい)によって検出され、また温度が温度センサ28(圧力センサ27の検出値から換算してもよい)によって検出される。そして、混合冷媒は蓄冷器26に送られ、その内部の蓄熱材2や冷房用熱媒体から熱を奪って蒸発する。その場合の蓄冷は図1を参照して説明したように生じ、したがって、蓄冷器26にいわゆる冷熱が蓄えられ、また冷房用熱媒体が冷却される。こうして気化した冷媒は、再度コンプレッサー20によって加圧圧縮される。
なお、上述した第2蓄熱器38における蓄熱材2とエンジン冷却水および自動変速機オイル冷却水との間で熱交換が生じるように構成されているので、これらの冷却水の温度が低い場合には、蓄熱材2の有する熱によって冷却水が加温され、いわゆる暖機が促進される。また、車両の運転を継続したことによりこれらの冷却水の温度が高くなった場合には、その冷却水の熱が蓄熱材2に伝達されて熱回収される。
上述したように冷媒の凝縮は、蓄熱材2や暖房用熱媒体が熱を奪うことによって行うが、蓄熱材2の温度が次第に上昇した場合や暖房用熱媒体が熱を輸送していない場合には、冷媒の冷却効率が低下し、冷媒を過冷却状態にまで冷却できない可能性がある。そこで、この発明では、冷媒を過冷却状態にまで確実に冷却するために、以下のように強制過冷却を行う。
図3はその過冷却操作を説明するためのフローチャートであって、先ず、各種の情報が読み込まれる(ステップS1)。例えばコンプレッサー20あるいは冷凍サイクルなどの作動要求信号や、各圧力センサからの情報および各温度センサからの情報などが読み込まれる。ついで、第1循環流路30の暖房用熱媒体を流動させるポンプ35が作動中か否かが判断される(ステップS2)。すなわち、暖房用熱媒体が第1循環流路30の内部を流れていて蓄熱材2あるいは冷媒と熱交換しているか否かが判断される。このステップS2で肯定的に判断された場合には、特に制御を行うことなくこのルーチンを一旦終了する。
これとは反対にステップS2で否定的に判断された場合には、冷媒の強制離冷却が必要か否かが判断される(ステップS3)。暖房用熱媒体が循環しいない状態でコンプレッサー20あるいは冷凍サイクルが動作していると、冷凍サイクルにおける凝縮器として機能する第1蓄熱器21の蓄熱材2に熱が次第に蓄えられる。特に熱搬入流路5の周囲の蓄熱材2の温度が上昇すると、冷媒の凝縮が低調になって冷凍サイクルの熱効率が低下する。ステップS3ではそのような状況を判断しており、具体的には、マップに基づいて判断することができる。
図4にはそのマップの一例を示してあり、前記レシーバタンク22の直前に設けられている圧力センサ25の検出値(温度センサ24の検出値でもよい)を横軸に採り、第1蓄熱器21における蓄熱材2の温度を検出する温度センサ49の検出値を縦軸に採り、これらの検出値によって領域を定めたマップである。ここに示すマップでは、圧力が予め定めた値以上でかつ蓄熱材2の温度が予め定めた所定温度以下の領域が、強制冷却作動域とされている。すなわち、冷媒の凝縮が不十分になると、その圧力が次第に高くなるので、第1蓄熱器21によって冷媒を更に冷却する必要のあることが圧力によって判定することができる。またその場合、第1蓄熱器21の温度が高くなることがあるが、その温度が所定値以上に高くなると、最早、冷媒から熱を受け取ることが困難になる。そこで、強制冷却作動域を所定温度以下の領域とし、それ以上に温度が高くなった場合には、システムを停止するなどの対策を採ることとすればよい。
強制冷却の必要な状況に到っていないことによりステップS3で否定的に判断された場合には、特に制御を行うことなくこのルーチンを一旦終了する。これとは反対に肯定的に判断された場合には、前記三方弁32を作動させて(ステップS4)、第2循環流路37を第1循環流路30に連通させるとともに、前記ポンプ35を作動させて(ステップS5)、暖房用熱媒体を車室内熱交換器29を経由させずに第1蓄熱器21に対して循環流動させる。第1蓄熱器21は、図1に示すように、第1および第2の直接熱交換部9,12を備えているから、冷媒から直接熱を受けた暖房用熱媒体が、各間接熱交換部8,11において蓄熱材2に熱を伝達する。すなわち、暖房用熱媒体が冷媒と蓄熱材2との間の熱伝達を媒介し、その作用が繰り返し生じるので、冷媒の有する熱を蓄熱材2に効率良くかつ多量に伝達し、冷媒を過冷却状態にまで冷却することが可能になる。
このように第1蓄熱器21を循環する暖房用熱媒体は、それ自体が蓄熱機能を奏するとともに、蓄熱材2に対する熱伝達を促進するので、冷媒を冷却する熱量が十分に確保され、冷媒を過冷却することができる。その結果、冷凍サイクル全体としての熱効率を向上させることができる。また、冷媒の凝縮のための熱や蒸発のための冷熱を蓄えておくことができるので、熱エネルギの有効利用を図り、ひいては車両の燃費を向上させることができる。
なお、この発明は上述した各具体例に限定されないのであって、車室内の空調を行うシステムに限らず、居室や貯蔵庫などの適宜の空間の冷暖房のためのシステムにも適用することができる。
この発明に係る蓄熱型熱交換器の一例を模式的に示す図である。 その蓄熱型熱交換器を蓄熱器もしくは蓄冷器として用いた車両用空調システムの一例を示すブロック図である。 図1に示すシステムを対象とする制御の一例を説明するためのフローチャートである。 その制御例において強制冷却の要否を判定するために使用するモップの一例を示す図である。
符号の説明
1…蓄熱型熱交換器、 2…潜熱蓄熱材、 4…熱搬入媒体、 5…熱搬入流路、 6…熱搬出媒体、 7…熱搬出流路、 8…第1間接熱交換部、 9…第1直接熱交換部、 10…隔壁、 11…第2間接熱交換部、 12…第2直接熱交換部、 20…コンプレッサー、 21…第1蓄熱器、 29…車室内熱交換器、 30…第1循環流路、 34…貯留タンク、 37…第2循環流路、 38…第2蓄熱器、 45…第3循環流路、 53…制御装置。

Claims (5)

  1. 蓄熱材と、その蓄熱材との間で熱交換する熱搬入媒体と、前記蓄熱材及び熱搬入媒体との間で熱交換する熱搬出媒体とを備えた蓄熱型熱交換器において、
    前記熱搬入媒体と前記熱搬出媒体とが前記蓄熱材を介して熱交換を行う第1間接熱交換部と、前記熱搬入媒体と前記熱搬出媒体とがそれぞれの媒体の流路を形成している隔壁を介して熱交換する第1直接熱交換部と、前記第1直接熱交換部より下流側の前記熱搬入媒体と前記第1直接熱交換部より上流側の熱搬出媒体が前記蓄熱材を介して熱交換する第2間接熱交換部と、その第2間接熱交換部より下流側の前記熱搬入媒体と前記第2間接熱交換部より下流側の前記熱搬出媒体とがそれぞれの流路を形成している隔壁を介して熱交換する第2直接熱交換部とを備え、
    前記熱搬入媒体と前記熱搬出媒体とがそれぞれの流路を前記第1間接熱交換部から第1直接熱交換部に向けて流れるように構成されていることを特徴とする蓄熱型熱交換器。
  2. 請求項1に記載された蓄熱型熱交換器における前記熱搬出媒体を室内熱交換器に循環流動させる第1循環流路と、
    冷凍サイクルによって圧縮・膨張させられる冷媒を前記熱搬入媒体として前記蓄熱型熱交換器に循環流動させる第2循環流路と
    を備えていることを特徴とする空調システム。
  3. 前記第1循環流路から分岐して形成され、かつ前記熱搬出媒体を前記室内熱交換器を経由させずに前記蓄熱材の内部に繰り返し循環させる第3循環流路と、前記熱搬出媒体を前記第1循環流路と第3循環流路とに切り替えて流す切換弁とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記熱搬出媒体を一時的に貯留する貯留器が、前記第1循環流路と第3循環流路とに共通の流路の部分に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の空調システム。
  5. 車両に搭載されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の空調システム。
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