JP2003336974A - 蓄熱型熱交換器 - Google Patents

蓄熱型熱交換器

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Hidetaka Shinnaga
秀孝 新長
Maki Saito
真樹 斉藤
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T Rad Co Ltd
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Toyo Radiator Co Ltd
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    • F28D20/00Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/0008Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium
    • F28D7/0025Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium the conduits for one medium or the conduits for both media being flat tubes or arrays of tubes
    • F28D7/0033Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium the conduits for one medium or the conduits for both media being flat tubes or arrays of tubes the conduits for one medium or the conduits for both media being bent
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱源流体5と熱回収流体6とが蓄熱材4を介
して熱交換される蓄熱型熱交換器において、熱回収流体
6の負荷変動に迅速に対応できるものの提供。 【解決手段】 第一流路1及び第二流路2が壁面を介し
て互いに伝熱的に接するように構成し、第一流路1に熱
源流体5を第二流路2に熱回収流体6を流通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱材を介して熱
源流体と熱回収流体とが熱交換される蓄熱型熱交換器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蓄熱型熱交換器は、図14に示す
如く、ケーシング7の内部に熱源流体5が流通する第一
流路1と、熱回収流体6が流通する第二流路2とを互い
に分離して配置し、蓄熱材4を介し熱源流体5と熱回収
流体6との間に熱交換を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の蓄熱型熱交換器
は、蓄熱材4を介し熱源流体5と熱回収流体6との間に
熱交換を行うため、熱回収側に負荷変動が生じたとき、
迅速にその変動に対応できない欠点があった。特に、蓄
熱材の熱伝導率が低い場合にはさらにその応答性が悪
く、熱移動を迅速に行い得ない欠点があった。そこで本
発明は、負荷変動に対し応答性の高い蓄熱型熱交換器を
提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、壁面を介して互いに伝熱的に接する第一流路(1)お
よび第二流路(2) と、少なくとも第一流路(1) の外面に
固定されたフィン(3) と、第一流路(1) の外周および第
二流路(2) の外周並びに前記フィン(3) 側に介在される
蓄熱材(4) と、を具備し、熱源流体(5) が前記第一流路
(1) に流通し、熱回収流体(6) が第二流路(2) に流通し
且つ、両流体が同時に流通するように構成された蓄熱型
熱交換器である。
【0005】請求項2に記載の本発明は、請求項1にお
いて、第一流路(1) と第二流路(2) とが夫々独立した偏
平チューブからなり、夫々の平面が互いに接触するよう
に構成された蓄熱型熱交換器である。請求項3に記載の
本発明は、請求項1において、第一流路(1) と第二流路
(2) とが一体に形成されたチューブからなり、その内部
に仕切壁部(16)が形成された蓄熱型熱交換器である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態につき説明する。図1は本発明の蓄熱型熱交換
器の第1の実施の形態を示す要部縦断面図であり、図2
は図1のII−II矢視断面略図である。この熱交換器は、
互いに一方の平面で接触する偏平チューブからなる第一
流路1と第二流路2とでエレメントを構成し、多数のエ
レメントがフィン3を介して互いに接触固定されコアを
構成する。そして図1の如く、第一流路1及び第二流路
2の両端部が一対の第一チューブプレート12を貫通し、
第二流路2の両端が一対の第二チューブプレート13を貫
通する。そして第一流路1の両端は一対の第一タンク8
に開口し、第二流路2の両端は一対の第二タンク9に開
口する。
【0007】さらにフィン3と各エレメントからなるコ
アは、蓄熱材4が充填されたケーシング7内に収納され
る。なお、蓄熱材4としてはオイルや水,ゼリー状物
質,その他公知の各種熱伝達物質を使用することができ
る。そして一対の第一タンク8には夫々第一出入口パイ
プ10が連通され、一対の第二タンク9には夫々第二出入
口パイプ11が連通される。
【0008】このようにしてなる蓄熱型熱交換器は、一
方の第一出入口パイプ10から第一タンク8を介し夫々の
第一流路1に熱源流体5が流通し、他方の第一タンク8
及び第一出入口パイプ10を介してそれが流出する。ま
た、夫々の第二流路2には第二出入口パイプ11及び第二
タンク9を介して熱回収流体6が流通する。そして熱源
流体5と熱回収流体6との間に直接熱伝達が行われると
共に、フィン3を介し蓄熱材4に蓄熱され、その蓄熱材
4を介して第二流路2に熱伝達が行われる。次に、熱回
収流体6側に熱負荷の変動が生じたとき、それに応じて
熱源流体5の流量を増加する等の手段とることにより、
迅速にその熱をより多く熱回収流体6に直接移動させる
ことができる。
【0009】上記において、第一流路1,第二流路2は
夫々独立した偏平チューブを用いているが、これに代え
て図3の如く、一体型の押出管からなる多穴チューブで
あって断面の長軸位置に仕切壁部16を有するものを用い
ることもできる。そして仕切壁部16の一方側に第一流路
1を他方側に第二流路2を形成し、その両端部を段付に
切断して、図1において第二流路2を第二タンク9に連
通し、第一流路1を第一タンク8に連通することもでき
る。なお、図3(A)は多穴チューブの両端部を示し、
(B)はその側面を示す。
【0010】次に図4は、本発明の他の実施の形態を示
す分解斜視図であり、図5は同熱交換器の組立状態であ
って、図4のV−V矢視断面略図である。この例は、一
対の偏平多穴チューブを互いに接触して蛇行状に曲折
し、それらの外部にフィン3を接触し、その接触部をろ
う付け固定してコアを構成し、そのコアをケーシング7
に収納して、夫々の第一流路1,第二流路2の両端部を
外部に導いたものである。このケーシング7内にも蓄熱
材4が収納される。そして前記同様に第一流路1には熱
源流体5が、第二流路2には熱回収流体6が流通し、両
者間に壁面を介して直接熱伝達が行われると共に、フィ
ン3及び蓄熱材4を介し間接的に熱伝達が行われるもの
である。
【0011】次に、図6は本発明のさらに他の実施の形
態を示す分解斜視図であり、図7はその要部分解斜視図
である。この例は、図7に示す如く円形チューブの内部
中央に仕切壁部16が形成され、その仕切壁部16の一方側
に第一流路1が他方側に第二流路2が設けられている。
このような多数のチューブを、並列された多数のプレー
ト型のフィン3に貫通し、その端部間を同様の仕切壁部
がある連結管18で互いに連結したものである。そして第
一流路1の両端部に第一出入口パイプ10が連通されると
共に、第二流路2に第二出入口パイプ11が連通される。
【0012】なお、チューブの端部は端蓋17等で閉塞す
るか、或いは端部を塑性変形により潰して閉塞すること
ができる。図8はこのような熱交換器の説明図であっ
て、図6のVIII−VIII矢視断面略図である。この例で
は、熱源流体5及び熱回収流体6は夫々蛇行状に流通す
る。そして仕切壁部16を介して、熱源流体5及び熱回収
流体6が直接熱伝達されると共に、フィン3及び蓄熱材
4を介し両者間の間接的な熱伝達が行われる。
【0013】次に、図9〜図12は本発明のさらに他の
実施の形態の要部を示すものであり、図9はその要部分
解斜視図、図10は図11のA−A矢視断面略図、図1
1は斜視図、図12は図10のB−B矢視断面略図であ
る。この例は、図9において一対の第二連通孔6aを有
する第一枠1aの上下に一対のプレート20が接合されて
第一流路1を構成する。また、一対の第一連通孔5aを
有する第二枠2aの上下にプレート20が固定されて第二
流路2を形成するものである。なお、両流路の境には共
通のプレート20が配置される。このように三枚のプレー
ト20と第一枠1a,第二枠2aとでエレメントを構成
し、多数のエレメントを夫々スペーサ19を介して積層す
ると共に、各エレメント間にフィン3を配置したもので
ある。
【0014】上記第一枠1aは、熱源流体5が内部に流
入できるようにプレート20の第一連通孔5aに整合する
位置は薄肉に形成されている。そして、熱回収流体6が
積層方向に通過するように対角線上の隅部に厚肉部が形
成され、そこに第二連通孔6aが設けられている。逆
に、第二枠2aは熱源流体5が通過するように第二連通
孔6aとは幅方向に対し反対側に厚肉部が一対存在し、
そこに第一連通孔5aが形成されている。そして、熱回
収流体6が第二枠2aの内部に流入できるように第二連
通孔6aに整合する位置は薄肉に形成されている。ま
た、夫々のプレート20には第一枠1a,第二枠2aの各
第一連通孔5a及び第二連通孔6aに整合する位置に、
同一の第一連通孔5a及び第二連通孔6aが一対づつ夫
々対角線上に穿設されている。さらにスペーサ19にも、
第一連通孔5a及び第二連通孔6aが夫々一対づつ設け
られている。
【0015】なお、この例では図10、図12に示す如
く第一流路1及び第二流路2内にインナーフィン22が挿
入されている。そして、各エレメント間にスペーサ19及
びフィン3が介装されて積層され、その積層体の上下両
端には端プレート21が配置されている。上端側の端プレ
ート21は、第一連通孔5a,第二連通孔6aより僅かに
大なる孔が夫々一対づつ対角線上に配置されている。そ
して第一連通孔5aに連通するように一対の第一出入口
パイプ10の下端が溶接等の手段で接合され、第二連通孔
6aに連通するように一対の第二出入口パイプ11が同様
に接合される。これらの各部品間はろう付け等の手段に
より、互いに液密に接合されて熱交換器コアを構成す
る。
【0016】このようにしてなる熱交換器コアは、図示
しないケーシングに内装され、そのケーシングには蓄熱
材が収納される。そして一方の第一出入口パイプ10から
熱源流体5が流入し、夫々の第一流路1内を流通して他
方の第一出入口パイプ10からそれが流出する。また、一
方の第二出入口パイプ11からは熱回収流体6が流入し、
それが夫々の第二流路2内を流通して他方の第二出入口
パイプ11から流出する。そして各プレート20を介し、熱
源流体5と熱回収流体6との間に熱交換が行われると共
に、蓄熱材に蓄熱される。
【0017】次に図13は、図9における第一枠1a及
び第二枠2aの他の例である。図9の場合は、それらが
一体もので形成されていたが、図13では第一枠1aが
一対のコーナ部に配置されるコーナ部材1bと、一対づ
つのバー材1c,1dとの組み合わせからなる。また第
二枠2aは、一対のコーナ部に配置されるコーナ部材2
bと一対づつのバー材2c,2dとからなる。そして他
の部品は、図9と同様である。この例によれば、図9の
第一枠1a及び第二枠2aを製造する金型に比べて廉価
に、その金型を製造することが可能である。
【0018】
【発明の作用・効果】本発明の蓄熱型熱交換器は、第一
流路1と第二流路2とが壁面を介して互いに伝熱的に接
すると共に、第一流路1に熱源流体5が流通し、第二流
路2に熱回収流体6が流通し、第一流路1の外周及び第
二流路2の外周並びにそれらに接触したフィン3に蓄熱
材4が介在されるものである。このように構成すること
により、熱源流体5と熱回収流体6とが壁面を介して直
接伝熱されると共に、流路の他の壁面およびフィン3を
介して蓄熱材4に蓄熱され、その蓄熱材4を介し熱回収
流体6に伝熱される。そのため、熱源流体5と熱回収流
体6との熱交換を直接行いつつ間接的にも熱交換を行う
ため、迅速且つ効率の良い蓄熱型熱交換器を提供でき
る。
【0019】上記構成において、第一流路1と第二流路
2とを夫々独立した偏平チューブとし、夫々の平面を互
いに接触するように構成することができる。この場合に
は、両者の接する平面を広くとることができ、熱源流体
5と熱回収流体6との直接熱交換を促進させることがで
きる。上記構成において、第一流路1と第二流路2とが
一体に形成されたチューブからなり、その内部に仕切壁
部16を形成することができる。この場合には、さらに熱
源流体5と熱回収流体6との直接的な熱交換を促進でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄熱型熱交換器の第1の実施の形態を
示す要部縦断面図。
【図2】図1のII−II矢視断面略図。
【図3】同熱交換器に用いられる第一流路1,第二流路
2の他の例を示し、(A)はその端部斜視図、(B)は
側面図。
【図4】本発明の蓄熱型熱交換器の他の実施の形態を示
す分解斜視図。
【図5】同熱交換器の組立状態であって、図4のV−V
矢視断面略図。
【図6】本発明の蓄熱型熱交換器のさらに他の実施の形
態を示す分解斜視図。
【図7】同熱交換器の要部分解斜視図。
【図8】同熱交換器の組立状態であって、図6のVIII−
VIII矢視断面略図。
【図9】本発明の蓄熱型熱交換器のさらに他の実施の形
態を示す要部分解斜視図。
【図10】同熱交換器の組立状態あって、図11のA−
A矢視断面略図。
【図11】同熱交換器の斜視図。
【図12】図10のB−B矢視断面略図。
【図13】図9における第一枠1a,第二枠2aの他の
例を示す平面図。
【図14】従来型の蓄熱型熱交換器の説明図。
【符号の説明】
1 第一流路 1a 第一枠 1b コーナ部材 1c,1d バー材 2 第二流路 2a 第二枠 2b コーナ部材 2c,2d バー材 3 フィン 4 蓄熱材 5 熱源流体 5a 第一連通孔 6 熱回収流体 6a 第二連通孔 7 ケーシング 8 第一タンク 9 第二タンク 10 第一出入口パイプ 11 第二出入口パイプ 12 第一チューブプレート 13 第二チューブプレート 14 上蓋 15 孔 16 仕切壁部 17 端蓋 18 連結管 19 スペーサ 20 プレート 21 端プレート 22 インナーフィン
フロントページの続き Fターム(参考) 3L103 AA30 AA37 AA50 BB50 CC02 CC08 DD08 DD09 DD32 DD34 DD62

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面を介して互いに伝熱的に接する第一
    流路(1) および第二流路(2) と、 少なくとも第一流路(1) の外面に固定されたフィン(3)
    と、 第一流路(1) の外周および第二流路(2) の外周並びに前
    記フィン(3) 側に介在される蓄熱材(4) と、 を具備し、熱源流体(5) が前記第一流路(1) に流通し、
    熱回収流体(6) が第二流路(2) に流通し且つ、両流体が
    同時に流通するように構成された蓄熱型熱交換器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第一流路(1) と第二流路(2) とが夫々独立した偏平チュ
    ーブからなり、夫々の平面が互いに接触するように構成
    された蓄熱型熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 第一流路(1) と第二流路(2) とが一体に形成されたチュ
    ーブからなり、その内部に仕切壁部(16)が形成された蓄
    熱型熱交換器。
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