JP4861811B2 - 避難梯子、及び避難梯子の縦リンク同士の枢支連結方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マンションやビル等のベランダの避難ハッチに設置されて火災等の緊急避難時に使用される金属製の避難梯子、及び避難梯子の縦リンク同士の枢支連結方法に関する。
この種の避難梯子として、例えば、図5に示すように、複数の内側の縦リンク20と外側の縦リンク21をそれぞれリベット22を以ってパンタグラフ状に枢支連結してなる上下方向に伸縮可能な左右一対の伸縮体23、23と、この伸縮体23、23間の適宜位置に配設され外側の縦リンク21に連結された複数の足掛け用横リンク24とからなる避難梯子25が公知である(例えば、特許文献1、2参照。)。この避難梯子25はマンションやビル等のベランダ26の避難ハッチ27に設置されている。
かかる避難梯子において、複数の内側の縦リンク20と外側の縦リンク21をそれぞれリベット22を以って枢支連結するには、一般に、図6に示すように、互いに内外に重ね合わされる縦リンク20、21のうち内側の縦リンク20と外側の縦リンク21との重合面間に平座金28を介在させ、これら内側の縦リンク20にあけたリベット穴29と、外側の縦リンク21にあけたリベット穴30、及び平座金28の中央穴28aにリベット22を挿入し、該リベット22をかしめて内外側の縦リンク20、21同士を枢支連結している。
特開平7−88203号公報(図6) 特開2005−42482号公報(図1)
しかしながら、内外の縦リンク20、21同士をリベット22で枢支連結する上記避難梯子では、その枢支連結に際し内側の縦リンク20のリベット穴29の中心と、平座金28の中心、及び外側の縦リンク21のリベット穴30の中心の三点を合わせ、この心合わせ状態を何らかの手段で保った状態下でこれらにリベット22を挿入しなければならないが、その挿入作業は容易ならず、しかも、梯子全体からみてその挿入箇所の数は多いため、その挿入作業に多くの手数と時間を要するのである。
とくに、縦リンク20、21にそれぞれあけるリベット穴29、30とリベット22の軸部との間のクリアランスを小さくすると、リベット22を縦リンク20、21のリベット穴29、30及び平座金28の中央穴28aに挿入する組立作業能率が低下する。かと言って、かかるリベット22の挿入作業性の向上を図るために、縦リンク20、21にあけるリベット穴29、30はリベット22の軸部の径よりかなり大きくすると、縦リンク20、21同士のリベット22による枢支連結部分にガタツキが生じる状態となり、大きい撓みや揺れが生じ、永久ひずみが生じる。そのための解決策として、縦リンク20、21の剛性を高めるために肉厚な、幅広な金属材料を用いるという方法があるが、これでは避難梯子の重量が嵩むため、避難梯子を降下させたときの衝撃荷重が大きくなって耐久性に問題が生じたり、また避難梯子の折り畳み格納に際し困難が生じたりする。
本発明は、このような問題を解決するものであって、その目的とするところは、組立作業性の向上を図り得ながら縦リンク同士の枢支連結部分にガタツキがなく、撓みや揺れが少なくて安定した避難ができ、また永久ひずみを防止でき、軽量化、コスト削減を図れる避難梯子、及び避難梯子の縦リンク同士の枢支連結方法を提供することにある。
本発明に係る避難梯子は、発明の内容を理解しやすくするために図1〜図4に付した符号を参照して説明すると、複数の縦リンク(2)、(3)をそれぞれリベット(4)及び座金(7)を以ってパンタグラフ状に枢支連結してなる上下方向に伸縮可能な左右一対の伸縮体(5)、(5)と、この伸縮体(5)、(5)間の適宜位置に配設され縦リンク(2)又は(3)に連結された複数の足掛け用横リンク(6)とを備えた避難梯子において、前記座金(7)が、互いに重ね合わされて枢支連結された前記縦リンク(2)、(3)同士の重合面間に介在された環状の座金本体部(7a)と、この座金本体部(7a)の内径部から拡縮径変形自在なビア樽形状の中太部を有した円筒形状の挿入部が突設され、前記挿入部の中太部が、互いに重ね合わされて枢支連結された縦リンク(2)、(3)のうち一方の縦リンク(2)にあけたリベット穴(8)に、縮径変形状態で挿入された弾性筒部(7b)とを有する形に形成されており、前記リベット(4)が、互いに重ね合わされて枢支連結された縦リンク(2)、(3)のうちもう一方の縦リンク(3)にあけたリベット(4)の軸径と略同一寸法の穴径のリベット穴(9)と弾性筒部(7b)に挿入されてかしめられていることに特徴を有するものである。
このような構成によれば、座金(7)が座金本体部(7a)と弾性筒部(7b)とを有する形に形成されているので、互いに重ね合わされて枢支連結される縦リンク(2)、(3)のリベット穴(8)、(9)にリベット(4)を挿入する前に、座金(7)の弾性筒部(7b)を縦リンク(2)、(3)のうち一方の縦リンク(2)のリベット穴(8)に挿入させることにより座金(7)を該縦リンク(2)上に座金本体部(7a)の中心とリベット穴(8)の中心とが一致もしくは略一致する状態に保持することができる。したがって、リベット(4)は、互いに重ね合わされる縦リンク(2)、(3)のうち一方の縦リンク(2)のリベット穴(8)に挿入した弾性筒部(7b)と、もう一方の縦リンク(3)のリベット穴(9)に挿入させるだけで足り、この挿入作業は、前述した従来の、内側の縦リンク20のリベット穴29の中心と、平座金28の中心、及び外側の縦リンク21のリベット穴30の中心の三点を合わせ、この心合わせ状態を保持する状態下でこれらにリベット22を挿入する従来の挿入作業に比べて、きわめて容易であり、縦リンク(2)、(3)同士を簡単に枢支連結することができる。
また、互いに重ね合わされて枢支連結された縦リンク(2)、(3)のうち一方の縦リンク(2)にあけたリベット穴(8)とリベット(4)との間でのガタツキはその間に挿入配置された弾性筒部(7b)のばね作用により無くすることができ、また互いに重ね合わされた縦リンク(2)、(3)のうちもう一方の縦リンク(3)にあけたリベット穴(9)の穴径はリベット(4)の外径と略同一にしてこれら縦リンク(3)とリベット(4)との間のクリアランスを非常に小さくしているので、その間でのガタツキも無くなり、結局、互いに重ね合わされた縦リンク(2)、(3)同士のリベット(4)による枢支連結部分にガタツキが無くなり、撓みや揺れが少なく、また永久ひずみを防止できる。
座金(7)の座金本体部(7a)は、互いに重ね合わされた縦リンク(2)、(3)の重合面間に隙間を確保することができるため、避難梯子を伸縮させるとき該縦リンク(2)、(3)同士の相対回転運動を円滑にする。
本発明に係る避難梯子の縦リンク同士の枢支連結方法は、発明の内容を理解しやすくするために図1〜図4に付した符号を参照して説明すると、複数の縦リンク(2)、(3)をパンタグラフ状に枢支連結してなる上下方向に伸縮可能な左右一対の伸縮体(5)、(5)と、この伸縮体(5)、(5)間の適宜位置に配設され縦リンク(2)又は(3)に連結された複数の足掛け用横リンク(6)とを備えた避難梯子において、互いに重ね合わされる縦リンク(2)、(3)のうち一方の縦リンク(2)ともう一方の縦リンク(3)とをリベット(4)及び座金(7)を以って枢支連結する方法であって、前記座金(7)は、環状の座金本体部(7a)と、前記座金本体部(7a)の内径部から拡縮径変形自在なビア樽形状の中太部を有した円筒形状の挿入部が突設された弾性筒部(7b)とを有する形に予成形しており、まず、座金(7)の弾性筒部(7b)を一方の縦リンク(2)にあけたリベット(4)の軸径よりも大きい穴径のリベット穴(8)に前記挿入部の中太部を縮径変形させながら挿入するとともに、座金本体部(7a)を一方の縦リンク(2)の一側面に重ね合わせ、次いで、一方の縦リンク(2)の一側面に座金本体部(7a)を介してもう一方の縦リンク(3)をこれにあけたリベット(4)の軸径と略同一寸法の穴径のリベット穴(9)が弾性筒部(7b)の中心と合致するように重ね合わせ、次いで、リベット(4)をもう一方の縦リンク(3)のリベット穴(9)と弾性筒部(7b)に挿入させ、該リベット(4)をかしめて一方の縦リンク(2)ともう一方の縦リンク(3)とを枢支連結することに特徴を有するものである。
このような構成によれば、予め、互いに重ね合わされる縦リンク(2)、(3)のうち一方の縦リンク(2)のリベット穴(8)に、座金本体部(7a)と弾性筒部(7b)とを有する形の座金(7)の弾性筒部(7b)を挿入することにより、座金(7)を一方の縦リンク(2)に座金本体部(7a)の中心と該縦リンク(2)のリベット穴(8)の中心とが一致もしくは略一致する状態に保持することができる。したがって、その後、リベット(4)は、もう一方の縦リンク(3)にあけたリベット穴(9)と弾性筒部(7b)に挿入するだけで足り、この挿入作業は、前述した従来のように、内側の縦リンク20のリベット穴29の中心と、平座金28の中心、及び外側の縦リンク21のリベット穴30の中心の三点を合わせ、この心合わせ状態を保持する状態下でこれらにリベット22を挿入する従来の挿入作業に比べて、きわめて容易に行える。
本発明によれば、リベットは互いに重ね合わされる縦リンクのうち一方の縦リンクにあけたリベット穴に挿入した座金の弾性筒部と、もう一方の縦リンクにあけたリベット穴に挿入させるだけで互いに重ね合わされる縦リンク同士を枢支連結することができるので、組立作業性に優れる。しかも、互いに重ね合わされた縦リンク同士のリベットによる枢支連結部分にガタツキが無くなり、撓みや揺れが少なくて安定した避難ができ、また永久ひずみを防止できので、縦リンクに肉厚な、幅広な金属材料を用いて剛性を高める必要が無くなり、軽量化、コスト削減を図ることができる。
以下、本発明に係る避難梯子の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る避難梯子を伸長状態で示す側面図、図2は同避難梯子の正面図、図3は図1におけるA部の拡大断面図、図4(a)〜(f)は同避難梯子の外側の縦リンクと内側の縦リンクのリベットによる枢支連結工程順を示す断面図である。
図1、図2に示すように、本発明に係る避難梯子1は、図外のマンションやビル等のベランダの避難ハッチ(図5参照)に設置され、複数の内側の縦リンク(トラス)2と外側の縦リンク(縦棒)3をそれぞれリベット4を以ってパンタグラフ状に枢支連結してなる上下方向に伸縮可能な左右一対の伸縮体5、5と、この伸縮体5、5間の適宜位置に配設され外側の縦リンク3に連結された複数の足掛け用横リンク6とを備えている。13は巻き上げ用のテープで、このテープ13の巻き取りによって伸長した伸縮体5、5を縮小させながら引き上げるものである。
縦リンク2、3、足掛け用横リンク6は、一般構造用圧延鋼材(SS400)等の金属材料からなり、防錆処理メッキを施している。
図3に示すように、伸縮体5は、内側の縦リンク2と外側の縦リンク3を互いに特殊な形状の座金7を介してX状に重ね合わせ、内側の縦リンク2にあけたリベット穴8と外側の縦リンク3にあけたリベット穴9にリベット4を挿入し、該リベット4をかしめて縦リンク2、3同士を枢支連結してなる。
上記リベット4は、SUS384等の金属材料からなり、防錆処理メッキを施している。リベット4は軸部4aの一端に頭部4bを有し、軸部4aの他端(先端)に中空部4cを有する中空リベットである。
上記座金7は、冷延鋼板(SPCE−SD)等の金属板材料からなり、防錆処理メッキを施している。この座金7は、図4(a)に示すように、平らな環状の座金本体部7aと、この座金本体部7aの内径部から拡縮径変形自在な中太(ビア樽形)の円筒形状に突き出された弾性筒部7b(つまり、座金本体部7aの内径部から拡縮径変形自在なビア樽形状の中太部を有した円筒形状の挿入部が突設された弾性筒部7b)とを有する形に予成形している。
この弾性筒部7bの座金本体部7aとは反対側の先端部の外径寸法は内側の縦リンク2にあけるリベット穴8の穴径よりも少し小さい寸法に設定して該リベット穴8に挿入し易くしており、弾性筒部7bの中太部の最大外径寸法は内側の縦リンク2にあけるリベット穴8の穴径と略同一か、その穴径よりも少し大きい寸法に設定している。外側の縦リンク3にあけるリベット穴9の穴径は、リベット4の軸部4aの外径(軸径)と略同一寸法に設定し、かつ内側の縦リンク2にあけるリベット穴8の穴径よりも少し小さい寸法に設定している。
具体的には、例えば、リベット4の軸径D1(図4(d)参照)は5〜4.9(mm)、リベット穴8の穴径D2(図4(a)参照)は5.9〜6.1(mm)、リベット穴9の穴径D3(図4(c)参照)は5〜5.2(mm)、座金7の板厚は0.3(mm)、弾性筒部7bの中太部の最大外径寸法D4(図4(a)参照)は6.1〜6.3(mm)、弾性筒部7bの先端部の内径D5(図4(a)参照)は5〜5.2(mm)、座金本体部7aの内径D6(図4(a)参照)は5〜5.2(mm)とする。
互いに内外に重ね合わされる縦リンク2、3同士は、図3に示すように、上記リベット4を以って枢支連結されるが、それに先立って、座金7の弾性筒部7bを内側の縦リンク2にあけたリベット穴8に(上記挿入部の中太部が縮径変形状態で)挿入するとともに、座金本体部7aを縦リンク2の外側面に重ね合わせて座金7を縦リンク2上に保持する。これにより座金7は縦リンク2上に座金本体部7aの中心を縦リンク2のリベット穴8の中心に一致もしくは略一致させる状態に保持される。
かくして、縦リンク2の外側面に縦リンク3をこれのリベット穴9が座金7の座金本体部7a及び弾性筒部7bの中心と一致もしくは略一致するように座金本体部7aを介して重ね合わせ、リベット4を外側の縦リンク3の外側から該リベット穴9と弾性筒部7bに挿入し、内側の縦リンク2の内側に突出する該リベット4の中空部4cをかしめることにより縦リンク2、3同士が枢支連結される状態が得られる。
このように枢支連結された内外側の縦リンク2、3のうち内側の縦リンク2にあけたリベット穴8とリベット4の軸部4aとの間でのガタツキはその間に挿入配置された弾性筒部7bのばね作用により無くすることができる。また、互いに重ね合わされた縦リンク2、3のうち外側の縦リンク3にあけたリベット穴9の穴径はリベット4の軸部4aの外径と略同一にしてこれら縦リンク3とリベット4の軸部4aとの間のクリアランスを非常に小さくしているので、その間でのガタツキも無くなる。したがって、互いに重ね合わされた縦リンク2、3同士のリベット4による枢支連結部分にガタツキが無くなり、撓みや揺れが少なくて安定した避難ができ、また永久ひずみを防止できる。
次に、内側の縦リンク2と外側の縦リンク3をリベット4及び座金7を以って枢支連結する方法の一実施例を図4(a)〜(f)を参照にして説明する。
まず、図4(b)に示すように、座金7の弾性筒部7bを内側の縦リンク2にあけたリベット穴8に(前記挿入部の中太部を縮径変形させながら)挿入し、座金本体部7aを縦リンク2の外側面に重ね合わせて座金7を縦リンク2のリベット穴8に嵌着する。
次いで、同図(c)のように、縦リンク2の外側面に縦リンク3を座金7の弾性筒部7bの中心とリベット穴9が合致するように座金本体部7aを介して重ね合わせる。次いで、同図(d)のように、縦リンク2の内側からかしめ機のパイロットピン10を弾性筒部7b及び縦リンク3のリベット穴9に挿入することにより縦リンク2、3がかしめ機にセットされる。パイロットピン10は、リベット4が縦リンク3のリベット穴9及び座金7の弾性筒部7bに挿入するまでのガイドの役割を果たすものである。
次いで、同図(e)のように、リベット4をパイロットピン10の先端に載せる。最後に、かしめヘッド11を降下させてかしめヘッド11の下端の凹部11aでリベット4の頭部4bを押圧し、更に、かしめヘッド11を降下させてリベット4をパイロットピン10ごと押し下げ、リベット4を縦リンク3のリベット穴9及び座金7の弾性筒部7bに挿入すると、同図(f)のようにリベット4の軸部4aの先端の中空部4cがアンビル12の凹部12aで外拡がり状に圧潰されてかしめられる。
上記のように、互いに内外に重ね合わされる縦リンク2、3同士を枢支連結するに先立って、縦リンク2、3のうち内側の縦リンク2のリベット穴8に、座金本体部7aと弾性筒部7bとを有する形の座金7の弾性筒部7bを挿入し、しかる後リベット4を弾性筒部7bと外側の縦リンク3のリベット穴9に挿入させるだけの簡単な挿入作業で、互いに重ね合わされる縦リンク2、3同士を容易に枢支連結することができる。
また、内側の縦リンク2にあけたリベット穴8とリベット4の軸部4aとの間でのガタツキはその間に挿入された弾性筒部7bのばね作用により無くすることができ、外側の縦リンク3にあけたリベット穴9の穴径はリベット4の軸部4aの外径と略同一にしてこれら縦リンク3とリベット4との間のクリアランスを非常に小さくしているので、その間でのガタツキも無くなり、結局、互いに重ね合わされた縦リンク2、3同士のリベット4による枢支連結部分にガタツキが無くなり、撓みや揺れが少なくて安定した避難ができ、また永久ひずみを防止できる、ということは既述した通りである。
上記実施例では、座金7を内側の縦リンク2のリベット穴8に挿入嵌着する仕様について説明したが、これに代えて、座金7は外側の縦リンク3のリベット穴9に挿入嵌着する仕様であってもよい。
また、上記実施例のリベット4及び座金7による枢支連結構造は避難梯子1の全ての縦リンク2、3同士の枢支連結部に適用することに限定されず、そのうちの一部の縦リンク2、3同士の枢支連結部のみに適用するものであってもよい。
本発明に係る避難梯子を伸長状態で示す側面図である。 同避難梯子の正面図である。 図1におけるA部の拡大断面図である。 (a)〜(f)は同避難梯子の外側の縦リンクと内側の縦リンクのリベットによる枢支連結工程順を示す断面図である。 従来例の避難梯子の斜視図である。 従来例の避難梯子の縦リンク同士のリベットによる枢支連結部を示す断面図である。
1 避難梯子
2、3 縦リンク
4 リベット
5 伸縮体
6 足掛け用横リンク
7 座金
7a 座金本体部
7b 弾性筒部
8、9 リベット穴

Claims (2)

  1. 複数の縦リンクをそれぞれリベット及び座金を以ってパンタグラフ状に枢支連結してなる上下方向に伸縮可能な左右一対の伸縮体と、この伸縮体間の適宜位置に配設され前記縦リンクに連結された複数の足掛け用横リンクとを備えた避難梯子において、
    前記座金が、互いに重ね合わされて枢支連結された前記縦リンク同士の重合面間に介在された環状の座金本体部と、前記座金本体部の内径部から拡縮径変形自在なビア樽形状の中太部を有した円筒形状の挿入部が突設され、この挿入部の中太部が、互いに重ね合わされて枢支連結された前記縦リンクのうち一方の縦リンクにあけたリベット穴に、縮径変形状態で挿入された弾性筒部とを有する形に形成されており、
    前記リベットが、互いに重ね合わされて枢支連結された前記縦リンクのうちもう一方の縦リンクにあけた前記リベットの軸径と略同一寸法の穴径のリベット穴と前記弾性筒部に挿入されてかしめられていることを特徴とする、避難梯子。
  2. 複数の縦リンクをパンタグラフ状に枢支連結してなる上下方向に伸縮可能な左右一対の伸縮体と、この伸縮体間の適宜位置に配設され前記縦リンクに連結された複数の足掛け用横リンクとを備えた避難梯子において、互いに重ね合わされる前記縦リンクのうち一方の縦リンクともう一方の縦リンクとをリベット及び座金を以って枢支連結する方法であって、
    前記座金は、環状の座金本体部と、前記座金本体部の内径部から拡縮径変形自在なビア樽形状の中太部を有した円筒形状の挿入部が突設された弾性筒部とを有する形に予成形しており、
    まず、前記座金の弾性筒部を前記一方の縦リンクにあけた前記リベットの軸径よりも大きい穴径のリベット穴に前記挿入部の中太部を縮径変形させながら挿入するとともに、前記座金本体部を前記一方の縦リンクの一側面に重ね合わせ、次いで、前記一方の縦リンクの一側面に前記座金本体部を介して前記もう一方の縦リンクをこれにあけた前記リベットの軸径と略同一寸法の穴径のリベット穴が前記弾性筒部の中心と合致するように重ね合わせ、次いで、前記リベットを前記もう一方の縦リンクのリベット穴と前記弾性筒部に挿入させ、該リベットをかしめて前記一方の縦リンクともう一方の縦リンクとを枢支連結することを特徴とする、避難梯子の縦リンク同士の枢支連結方法。
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