JP4861238B2 - 可搬型平面アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可搬型平面アンテナに関し、特に、搬送可能な平面アンテナを有する可搬型平面アンテナ装置に関する。
被災地、イベント会場、山間僻地、僻地の島等において通信回線を確保するために、従来から可搬型平面アンテナ装置が使用されている。可搬型平面アンテナ装置はアンテナと送受信装置とが一体化された装置であり、電波を通信衛星に向けることにより、通信衛星との間で通信回線を確保しようとする装置である。このため、この種の可搬型平面アンテナ装置においては、搬送を容易に行うことができるようにして、搬送先に素早く設置して使用できるようにする必要がある。
従来のこの種の可搬型アンテナ装置としては、脚部と送受信装置と平面アンテナとを一体的に構成して分解することなく、1つのケースに収容することができるようにして、車両や航空機に積載し、被災地やイベント会場等に容易に搬送することができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−333234号公報
しかしながら、このような従来の可搬型平面アンテナ装置にあっては、脚部、送受信装置および平面アンテナが一体化されていたため、可搬型平面アンテナ装置が大型で、かつ重量が大きくなってしまい、重量制限や寸法制限を有する航空機内に持ち込むことができず、逆に搬送性能が悪化してしまうことがある。
また、搬送性能を向上させるためには、脚部、送受信装置および平面アンテナを分割して、個別に搬送することが考えられるが、この可搬型平面アンテナ装置は分解性および組立性を考慮して製造されているものではないため、分解、組立作業に非常に多くの労力や時間を要してしまうものである。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、組立・分解作業の作業性を向上させることができるとともに、搬送性能を向上させることができる小型、かつ軽量な可搬型平面アンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る可搬型平面アンテナ装置は、少なくとも2つ以上に分割された平板状の分割アンテナ部と、前記分割アンテナ部と別体に設けられた送受信ユニットとを備えた可搬型平面アンテナ装置であって、前記送受信ユニットは、送信装置と、受信装置と、一端部が前記送信装置に接続されるとともに、他端部に第1の接続部を有する送信側接続導波管と、一端部が前記受信装置に接続されるとともに、他端部に第2の接続部を有する受信側接続導波管とを備え、前記分割アンテナ部は、前記第1の接続部および前記第2の接続部がそれぞれ接続される送信側接続導波管取付け部および前記受信側接続導波管取付け部を備え、前記送受信ユニットおよび前記分割アンテナ部の少なくとも一方に、前記分割アンテナ部を前記送受信ユニットに位置決めする位置決め手段を設けるとともに、前記分割アンテナ部を前記送受信ユニットに固定する固定手段を設け、前記分割アンテナ部が前記位置決め手段を介して前記送受信ユニットに位置決めされたときに、前記第1の接続部および前記第2の接続部が前記送信側接続導波管取付け部および前記受信側接続導波管取付け部に位置合わせされるものから構成されている。
この構成により、可搬型平面アンテナ装置を、平板型アンテナを分割した分割アンテナ部および送受信ユニットに分割することができるため、可搬型平面アンテナ装置を小型、かつ軽量化することができる。
このため、可搬型平面アンテナ装置を搬送する際には、分割された分割アンテナ部および送受信ユニットをそれぞれケースに収納した状態で搬送することができ、例えば、重量制限や寸法制限を有する航空機内に持ち込むことができる。したがって、可搬型平面アンテナ装置の搬送性能を向上させることができる。
また、可搬型平面アンテナ装置を組み立てる際には、複数の分割アンテナ部を位置決め手段に位置決めして送受信ユニットに取付けると、送信側接続導波管の第1の接続部および受信側接続導波管の第2の接続部が送信側接続導波管取付け部および受信側接続導波管取付け部に位置合わせされるので、分割アンテナ部と送受信ユニットとが送受信側接続導波管を介して電気的に接続される。この状態で、固定手段によって分割アンテナ部を送受信ユニットに固定すれば良いため、可搬型平面アンテナ装置の組立作業の作業性を向上させることができる。
また、可搬型平面アンテナ装置を分解するときには、固定手段を操作して分割アンテナ部と送受信ユニットとを分解すれば良いので、可搬型平面アンテナ装置の分解作業の作業性を向上させることができる。
また、本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の前記位置決め手段は、前記分割アンテナ部および前記送受信ユニットの何れか一方に設けられ、前記分割アンテナ部を前記送受信ユニットに組み付けるガイド部材と、前記分割アンテナ部の前記送信側接続導波管取付け部近傍に設けられた第1の嵌合部と、前記送受信ユニットの第1の接続部および前記第2の接続部の近傍に設けられ、前記第1の嵌合部に嵌合する第2の嵌合部とを含んで構成されている。
この構成により、分割アンテナ部をガイド部材によってガイドしながら送受信ユニットに組み付けることにより、送信側接続導波管の第1の接続部および受信側接続導波管の第2の接続部を送信側接続導波管取付け部および受信側接続導波管取付け部に仮位置決めし、分割アンテナ部の送信側接続導波管取付け部近傍に設けられた第1の嵌合部に、送受信ユニットの第1の接続部および前記第2の接続部の近傍に設けられた第2の嵌合部を嵌合させることにより、第1の接続部および第2の接続部を送受信側接続導波管取付け部に簡単に位置合わせすることができる。このため、可搬型平面アンテナ装置の組立作業の作業性を向上させることができる。
また、本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の前記固定手段は、前記送受信ユニットおよび前記分割アンテナ部の何れか一方に設けられた脱落防止ネジと、前記送受信ユニットおよび前記分割アンテナ部の何れか他方に設けられ、前記脱落防止ネジが螺合するネジ部とを備えたものから構成されている。
この構成により、送受信ユニットまたは分割アンテナ部の何れか一方に設けられた脱落防止ネジを、送受信ユニットまたは分割アンテナ部の何れか他方に設けられたネジ部に螺合させたり、ネジ部から取り外すことにより、工具を用いずに送受信ユニットを分割アンテナ部に簡単に着脱することができ、可搬型平面アンテナ装置の組立作業および分解作業の作業性をより一層向上させることができる。
また、本発明に係る可搬型平面アンテナ装置は、前記第1の接続部と前記第2の接続部および前記送信側接続導波管取付け部と前記受信側接続導波管取付け部の何れか一方にシール部材を設け、前記第1の接続部および前記第2の接続部を前記送信側接続導波管取付け部および前記受信側接続導波管取付け部に接続したときに、前記シール部材が変形するものから構成されている。
この構成により、第1の接続部および第2の接続部を送受信側接続導波管取付け部に接続したときに、シール部材を変形させるようにしたので、送受信側接続導波管の第1、2当接部と送受信側接続導波管取付け部の間の防水性を向上させることができ、可搬型平面アンテナ装置の電気的な性能が悪化するのをより一層防止することができる。
本発明は、組立・分解作業の作業性を向上させることができるとともに、搬送性能を向上させることができる小型、かつ軽量な可搬型平面アンテナ装置を提供することができる。
以下、本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、本実施の形態の可搬型平面アンテナ装置は、例えば、衛星通信を行う超小型地球局(Very Small Aperture Terminal: VSAT)に使用される。
図1〜図18は本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1、図2において、可搬型平面アンテナ装置1は、別体の分割アンテナ部2および分割アンテナ部3を有しており、分割アンテナ部2、3は後述する送受信ユニットからの電波を図示しない人工衛星に送信し、かつ人工衛星からの電波を受信して送受信に送信するようになっている。
また、分割アンテナ部2、3は、それぞれ表ケース4、6と表ケース4、6に装着された裏ケース5、7とを備えており、表ケース4、6と裏ケース5、7とは一定間隔離隔して貼り合わされている。なお、分割アンテナ部2、3は平面アンテナを構成している。
また、表ケース4、6と裏ケース5、7の外周部の対向面、すなわち、隙間には図3に示すようにリング状のゴムパッキン8、9の内周部に形成された凸部8a、9aが嵌合されている。したがって、表ケース4、6と裏ケース5、7はゴムパッキン8、9によってシールされることにより、分割アンテナ部2、3が防水される。
また、分割アンテナ部2には、送信側接続導波管取付け部としての接続端子10および受信側接続導波管取付け部としての接続端子11が設けられており、これら接続端子10、11は裏ケース5から突出している。
また、接続端子10と接続端子11にはそれぞれ水平方向に直線状に延在する開口部10a、11aが形成されており、これら開口部10aと開口部11aとの直線の向きは約90°異なる向きに形成されることにより、後述する導波管を通して入出力される信号の位相が異なるように設定されている。また、接続端子10、11の外周面にはシール部材としての矩形輪状のシリコンスポンジ12、13が取付けられている。
また、分割アンテナ部3には、送信側接続導波管取付け部としての接続端子14、および受信側接続導波管取付け部としての接続端子15が設けられており、これら接続端子14、15は裏ケース7から突出している。
また、接続端子14と接続端子15にはそれぞれ鉛直方向に直線状に延在する開口部14a、15aが形成されており、これら開口部14aと開口部15aとの直線の向きは約90°異なる向きに形成されることにより、後述する導波管を通して入出力される信号の位相が異なるように設定されている。また、接続端子14、15の外周面にはシール部材としての矩形輪状のシリコンスポンジ16、17が取付けられている。
また、可搬型平面アンテナ装置1は、分割アンテナ部2、3と別体にODU(Out door unit)を構成する送受信ユニット18を備えている。この送受信ユニット18は、図4〜図8に示すように、送信装置としての送信機19と、受信装置としての受信機20と、送信機19を冷却する冷却機21と、送信側接続導波管22と、受信側接続導波管23とを含んで構成されている。
送信機19は、平板状の取付けベース24に固定された送信機ケース25と、この送信機ケース25に内蔵された送信機能を有する各種電子機器と、送信機ケース25を閉塞する送信機蓋26とを備えており、この送信機蓋26には図示しない三脚、または車両に取付けられたアタッチメントが嵌合される複数のボス26aが開口している。
また、図9に示すように、送信機蓋26の内周部には矩形状の溝26bが形成されており、この溝26bにはOリング31が嵌合している。また、送信機ケース25の上部には溝26bに挿通されるように上方に延出する延出部25aが形成されており、延出部25aが溝26bに挿通されると、延出部25aに押圧されることによってOリング31が弾性変形して送信機ケース25と送信機蓋26との間が防水される。
また、受信機20はブラケット28を介して送信機19に隣接するようにして取付けベース24に固定されている。冷却機21は図示しない冷却ファンを内蔵する冷却機ケース29を備えており、この冷却機ケース29は送信機23に隣接するようにして取付けベース24に固定されている。また、冷却機ケース29は送信機19に対向する側壁に開口部が形成されており、この冷却ファンはこの開口部を通して送信機19に送風するようになっている。
また、送信側接続導波管22の一端部は送信機19に接続されているとともに、送信側接続導波管22は途中から二股に分岐された分岐部22a、22bを有し、この分岐部22a、22bの先端部には導波管取付けベース30に接続される第1の接続部としてのフランジ部32、33が設けられている。
また、受信側接続導波管23の一端部は受信機20に接続されているとともに、受信側接続導波管23の途中から二股に分岐された分岐部23a、23bを有し、分岐部23a、23bの先端部には取付けベース30に接続される第2の接続部としてのフランジ部34、35が設けられている。
また、図7、図10に示すように、導波管取付けベース30には凹部36、37が形成されており、この凹部36、37はフランジ部32、33と同形状に形成され、この凹部36、37にはフランジ部32、33の先端部分が嵌合される。
また、凹部36、37の底面には開口部36a、37aが形成されており、この開口部36a、37aは分割アンテナ部2、3にそれぞれ形成された開口部10a、14aと同じ向きに延在している。
また、導波管取付けベース30には凹部38、39が形成されており、この凹部38、39はフランジ部34、35と同形状に形成され、この凹部38、39にはフランジ部34、35の先端部分が嵌合される。
また、凹部38、39の底面には開口部38a、39aが形成されており、この開口部38a、39aは分割アンテナ部2、3にそれぞれ形成された開口部11a、15aと同じ向きに延在している。
また、図11に示すように、導波管取付けベース30に対向するフランジ部32〜35の面には環状溝40が形成されており、この環状溝40にはリング状のOリング41が嵌合するようになっている。したがって、フランジ部32〜35を凹部36〜39に嵌合したときに、Oリング41が弾性変形してフランジ部32〜35と導波管取付けベース30の接続面、すなわち、導波管取付けベース30の開口部36a〜39aと分割アンテナ部2、3の開口部10a、11a、14a、15aが防水される。なお、図11では、フランジ部35のみを図示しているが、防水に関する構成はフランジ部32〜34も同様であるため、図示省略している。
また、図8、図12、図13に示すように、取付けベース24には四角状の4つの開口部24a〜24dが形成されており、この開口部24a〜24dは接続端子10、11、14、15と同形状に形成されているとともに、導波管取付けベース30の開口部36a〜39aが露出している。
また、図14に示すように、取付けベース24に対向する導波管取付けベース30の面には環状溝42が形成されており、この環状溝42にはリング状のゴムパッキン43が嵌合するようになっている。したがって、導波管取付けベース30を取付けベース24に取付けたときに、ゴムパッキン43が弾性変形して開口部36a〜39aの周囲がゴムパッキン43によって囲まれることにより、導波管取付けベース30と取付けベース24の間が防水される。なお、本実施の形態では、導波管取付けベース30も第1の接続部および第2の接続部を構成している。
また、分割アンテナ部2、3には上下方向に離隔して位置決め手段としてのガイド部材44a、44b、45a、45bが設けられており、このガイド部材44a、44b、45a、45bは分割アンテナ部2、3が平面状になるように一体化させたときに上下左右方向に位置するようになっている。
また、ガイド部材44a、44b、45a、45bの互いの離隔距離は、取付けベース24の形状と同程度になっており、分割アンテナ部2、3を送受信ユニット18に組み付けたときに、ガイド部材44a、44b、45a、45bに送受信ユニット18の四隅が当接するようになっている。
また、図1、図2、図16、図17には示すように、分割アンテナ部2、3の接続端子10、11、14、15の近傍には位置決め手段および第1の嵌合部としての位置決め穴46が形成されており、図7、図8、図13、図16〜図18に示すように、導波管取付けベース30には位置決め穴46に嵌合する位置決め手段および第2の嵌合部としての位置決めピン47が形成されている。なお、この位置決めピン47は取付けベース24を通して取付けベース24の外方に突出している。
また、この位置決め穴46と位置決めピン47の位置は、位置決めピン47を位置決め穴46に嵌合したとき、接続端子10、11、14、15の開口部10a、11a、14a、15aと、フランジ部32〜35を介して送信側接続導波管22の分岐部22a、22bの先端部および受信側接続導波管23の分岐部23a、23bの先端部とが位置合わせされるような位置に設定されている。
また、取付けベース24には8本の脱落防止ネジ48が設けられており(全体構成は図6参照)、分割アンテナ部2、3には脱落防止ネジ48にそれぞれ螺合するネジ部としてのネジ穴49がそれぞれ4個ずつ形成されている(全体構成は図1参照)。
したがって、分割アンテナ部2、3を送受信ユニット18に組み付けて脱落防止ネジ48をネジ穴49に嵌合させることにより、送受信ユニット18に分割アンテナ部2、3が一体的となって固定される。
このとき、図15に示すように、シリコンスポンジ12、13、16、17が弾性変形することにより、取付けベース24の開口部24a〜24dを介して接続端子10、11、14、15とフランジ部32、33、34、35とがシリコンスポンジ12、13、16、17を介して密着することにより、開口部10a、11a、14a、15aおよび導波管取付けベース30の開口部36a〜39aの周囲がシリコンスポンジ12、13、16、17に取り囲まれて防水される。なお、図15ではシリコンスポンジ13のみを示しているが、シリコンスポンジ12、16、17も同様である。
なお、本実施の形態では、脱落防止ネジ48およびネジ穴49が固定手段を構成している。また、導波管取付けベース30は複数のネジ50によって取付けベース24に固定されている。
次に、可搬型平面アンテナ装置1の組み付け方法を説明する。
ガイド部材44a、44b、45a、45bを送受信ユニット18の四隅に当接させるようにして分割アンテナ部2、3を送受信ユニット18に仮位置決めすると、位置決めピン47が位置決め穴46の近傍に位置した状態となる。
このとき、分割アンテナ部2、3と送受信ユニット18の位置の微調整を行うことにより、位置決めピン47を位置決め穴46に嵌合させる。このとき、フランジ部32〜35が凹部36〜39に嵌合し、接続端子10、11、14、15の開口部10a、11a、14a、15aと送信側接続導波管22の分岐部22a、22bの先端部および受信側接続導波管23の分岐部23a、23bの先端部とが位置合わせされ、開口部10a、11a、14a、15aと分岐部22a、22b、23a、23bの先端部とが一致する。
次いで、指によって脱落防止ネジ48を操作して脱落防止ネジ48をネジ穴49に螺合させることにより、脱落防止ネジ48を介して分割アンテナ部2、3を送受信ユニット18に固定する。この結果、3つに分割されていた分割アンテナ部2、3および送受信ユニット18が一体化され、搬送可能な可搬型平面アンテナ装置1を構成することができる。
次いで、送信機蓋26に三脚、または車両に取付けられたアタッチメントを嵌合させた後、人工衛星に対する分割アンテナ部2、3の仰角、方位角、偏波角の調整を行う。
また、分割アンテナ部2、3は、送受信ユニット18の送信機19から送信側接続導波管22を介して電波を人工衛星に送信するとともに、人工衛星からの電波を受信して受信側接続導波管23を介して受信機20に送信することにより、人工衛星との間で通信を行う。特に、可搬型平面アンテナ装置1を車両に取付ける場合には、走行しながら人工衛星との間で通信を行うことができる。
一方、可搬型平面アンテナ装置1を分解する場合には、指によって脱落防止ネジ48を操作して分割アンテナ部2、3から取り外すことにより、分割アンテナ部2、3および送受信ユニット18を3つの部品に分解することができる。
このように本実施の形態では、可搬型平面アンテナ装置1を、平板型アンテナを分割した分割アンテナ部2、3および送受信ユニット18の3つに分割することができるため、可搬型平面アンテナ装置1を小型、かつ軽量化することができる。
このため、可搬型平面アンテナ装置1を搬送する際には、分割された分割アンテナ部2、3および送受信ユニット18をそれぞれケース等に収納した状態で搬送することができ、例えば、重量制限や寸法制限を有する航空機内に持ち込むことができる。したがって、可搬型平面アンテナ装置1の搬送性能を向上させることができる。
また、可搬型平面アンテナ装置1を組み立てる際には、分割アンテナ部2、3をガイド部材44a、44b、45a、45bによってガイドしながら送受信ユニット18に組み付けることにより、送信側接続導波管の22のフランジ部32、33および受信側接続導波管23のフランジ部34、35を接続端子10、11、14、15に仮位置決めし、分割アンテナ部2、3の接続端子10、11、14、15の近傍に設けられた位置決め穴46に送受信ユニット18のフランジ部32〜35の近傍に設けられた位置決めピン47を嵌合させることにより、接続端子10、11、14、15の開口部10a、11a、14a、15aと送信側接続導波管22の分岐部22a、22bの先端部および受信側接続導波管23の分岐部23a、23bの先端部を位置合わせして、開口部10a、11a、14a、15aと分岐部22a、22b、23a、23bの先端部を容易に一致させることができる。
このため、分割アンテナ部2、3と送受信ユニット18を送信側接続導波管22および受信側接続導波管23を介して電気的に接続することができる。そして、この状態で、脱落防止ネジ48によって分割アンテナ部2、3を送受信ユニット18に固定すれば良いため、可搬型平面アンテナ装置1の組立作業の作業性を向上させることができる。
また、可搬型平面アンテナ装置1を分解するときには、脱落防止ネジ48を操作して分割アンテナ部2、3と送受信ユニット18とを分解することができるため、可搬型平面アンテナ装置1の分解作業の作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、取付けベース24に設けられた脱落防止ネジ48を、送受信ユニット18に設けられたネジ穴49に螺合したり、ネジ穴49から取り外すことにより、工具を用いずに送受信ユニット18を分割アンテナ部2、3に簡単に着脱することができ、可搬型平面アンテナ装置1の組立および分解作業の作業性をより一層向上させることができる。
また、本実施の形態では、接続端子10、11、14、15の外周部にシリコンスポンジ12、13、16、17を設け、送信側接続導波管22のフランジ部32、33および受信側接続導波管23のフランジ部34、35を分割アンテナ部2の接続端子10、11および分割アンテナ部3の14、15に接続したときに、シリコンスポンジ12、13、16、17を変形させるようにしたので、フランジ部32〜35と接続端子10、11、14、15の間の防水性を向上させることができ、可搬型平面アンテナ装置1の電気的な性能が悪化するのをより一層防止することができる。
なお、本実施の形態では、ガイド部材44a、44b、45a、45bを分割アンテナ部2、3に設けているが、送受信ユニット18の取付けベースに設けても良い。
また、位置決め穴46を分割アンテナ部2、3に設け、位置決めピン47を導波管取付けベース30に取付け、位置決めピン47を取付けベース24を介して外方に突出させるようにしているが、位置決め穴46を取付けベース24に設け、位置決めピン47を分割アンテナ部2、3に設けるようにしても良い。
また、シリコンスポンジ12、13、16、17を接続端子10、11、14、15に設けているが、シリコンスポンジ12、13、16、17をフランジ部32〜35に設けるようにしても良い。この場合には、フランジ部32〜35にシリコンスポンジ12、13、16、17が嵌合される矩形状の溝を設ければ良い。また、本実施の形態では、平面アンテナを2つの分割アンテナ部2、3に分割しているが、3つ以上に分割しても良い。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明に係る可搬型平面アンテナ装置は、組立・分解作業の作業性を向上させることができるとともに、搬送性能を向上させることができ、小型、かつ軽量化を図ることができるという効果を有し、搬送可能な平面アンテナを有する可搬型平面アンテナ装置等として有用である。
本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、平面アンテナの斜視図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、一方の分割アンテナ部の斜視図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、(a)は分割アンテナ部のシール構造を示す図、(b)は分割アンテナ部に設けられたゴムパッキンの構成図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、送受信ユニット側から見た可搬型平面アンテナ装置の斜視図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、送受信ユニット側から見た可搬型平面アンテナ装置の斜視図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、送受信ユニット側から見た可搬型平面アンテナ装置の背面図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、送受信ユニット側から見た可搬型平面アンテナ装置の斜視図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、送受信ユニットの斜視図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、(a)は送信機ケースおよび送信機蓋のシール構造を示す断面図、(b)は送信機蓋の内周部に形成されOリングの嵌合用の溝を示す図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、送信側接続導波管、受信側接続導波管および導波管取付けベースの分解図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、(a)は導波管の分岐部の先端部の正面図、(b)は導波管の先端部の側断面図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、一体化された送信側接続導波管、受信側接続導波管および導波管取付けベースと取付けベースの分解図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、一体化された送信側接続導波管、受信側接続導波管および導波管取付けベースと取付けベースの分解斜視図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、(a)は導波管取付けベースに形成されたゴムパッキンの嵌合用の溝を示す図、(b)はその溝に嵌合されるゴムパッキンを示す図、(c)は取付けベースと導波管取付けベースのシール構造を示す断面図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、(a)は分割アンテナ部の接続端子と導波管の分岐部の先端部との接続部分を示す図、(b)は分割アンテナ部の接続端子に設けられたシリコンゴムスポンジの構成図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、下方から見た分割アンテナ部と送受信ユニットとの分割図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、下方から見た分割アンテナ部と送受信ユニットとの分解図である。 本発明に係る可搬型平面アンテナ装置の一実施の形態を示す図であり、下方から見た分割アンテナ部と送受信ユニットとの分解図である。
符号の説明
1 可搬型平面アンテナ装置
2、3 分割アンテナ部
10、14 接続端子(送信側接続導波管取付け部)
11、15 接続端子(受信側接続導波管取付け部)
12、13、16、17 シリコンスポンジ(シール部材)
18 送受信ユニット
19 送信機(送信装置)
20 受信機(受信装置)
22 送信側接続導波管
23 受信側接続導波管
30 導波管取付けベース(第1の接続部、第2の接続部)
32、33 フランジ部(第1の接続部)
34、35 フランジ部(第2の接続部)
44a、44b、45a、45b ガイド部材(位置決め手段)
46 位置決め穴(位置決め手段、第1の嵌合部)
47 位置決めピン(位置決め手段、第2の嵌合部)
48 脱落防止ネジ(固定手段)
49 ネジ穴(ネジ部、固定手段)

Claims (4)

  1. 少なくとも2つ以上に分割された平板状の分割アンテナ部と、前記分割アンテナ部と別体に設けられた送受信ユニットとを備えた可搬型平面アンテナ装置であって、
    前記送受信ユニットは、送信装置と、受信装置と、一端部が前記送信装置に接続されるとともに、他端部に第1の接続部を有する送信側接続導波管と、一端部が前記受信装置に接続されるとともに、他端部に第2の接続部を有する受信側接続導波管とを備え、
    前記分割アンテナ部は、前記第1の接続部および前記第2の接続部がそれぞれ接続される送信側接続導波管取付け部および受信側接続導波管取付け部を備え、
    前記送受信ユニットおよび前記分割アンテナ部の少なくとも一方に前記分割アンテナ部を前記送受信ユニットに位置決めする位置決め手段を設けるとともに、前記分割アンテナ部を前記送受信ユニットに固定する固定手段を設け、
    前記分割アンテナ部が前記位置決め手段を介して前記送受信ユニットに位置決めされたときに、前記第1の接続部および前記第2の接続部が前記送信側接続導波管取付け部および前記受信側接続導波管取付け部に位置合わせされることを特徴とする可搬型平面アンテナ装置。
  2. 前記位置決め手段は、前記分割アンテナ部および前記送受信ユニットの何れか一方に設けられ、前記分割アンテナ部を前記送受信ユニットに組み付けるガイド部材と、前記分割アンテナ部の前記送信側接続導波管取付け部近傍に設けられた第1の嵌合部と、前記送受信ユニットの第1の接続部および前記第2の接続部の近傍に設けられ、前記第1の嵌合部に嵌合する第2の嵌合部とを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の可搬型平面アンテナ装置。
  3. 前記固定手段は、前記送受信ユニットおよび前記分割アンテナ部の何れか一方に設けられた脱落防止ネジと、前記送受信ユニットおよび前記分割アンテナ部の何れか他方に設けられ、前記脱落防止ネジが螺合するネジ部とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の可搬型分割平面アンテナ。
  4. 前記第1の接続部と前記第2の接続部および前記送信側接続導波管取付け部と前記受信側接続導波管取付け部の何れか一方にシール部材を設け、前記第1の接続部および前記第2の接続部を前記送信側接続導波管取付け部および前記受信側接続導波管取付け部に接続したときに、前記シール部材が変形することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の可搬型平面アンテナ装置。
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