JP4861000B2 - 障害物感知装置を備えた開閉体の構造 - Google Patents

障害物感知装置を備えた開閉体の構造 Download PDF

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Description

本発明は、電動シャッターなどの建物の開口に付設される開閉体の安全機構として用いられる障害物感知装置を備えた開閉体の構造に関する。
建物の開口に付設される電動シャッターなどは、一般的にシャッターを構成するスラットカーテンが開口の閉鎖のために上方より降下するが、その際、スラットカーテンの真下に物品あるいは人などがある場合、この物品や人が障害物となり、この障害物がスラットカーテンと床面との間に挟まれ、損傷事故を起こす危険がある。
このような事故を未然に防ぐために、特許文献1に開示されているようなシャッターの障害物感知装置が考案されている。この障害物感知装置は、スラットカーテンの最下端の水切となる座板部分に、下面が開口する断面略コ字形状の化粧カバーと、この化粧カバーの下面に上下動自在に懸垂された可動底板と、その内空に配設されたマイクロスイッチとを構成させ、このマイクロスイッチによって障害物に当接した可動底板の浮き上がりを検出する構造となっている。
実公平1−37111号公報
上記した従来の障害物感知装置は、シャッター下降時に、可動底板が障害物に接触すると、可動底板の浮き上がりによってマイクロスイッチが作動し、障害物感知信号が開閉制御部へと送出されることで、シャッターがその場で停止される。したがって、障害物が除去されると、マイクロスイッチが非感知状態に復帰し、再度下降させることが可能となる。また、障害物を感知すると、シャッターが反転上昇されて停止するタイプの電動シャッターもある。
ところが、火災発生時に防火区画を形成するための防火シャッターは、障害物の感知時のみに停止する機能しか有しない。一般的に、防火シャッターの場合、下降によって建物開口が閉鎖された場合、その側部に位置する非常用専用扉からの通り抜けが可能となる。
しかしながら、緊急避難時に、シャッターを潜ろうとしたり、悪戯等によってシャッターが下降された場合、障害物が凹凸形状でその凹部がシャッター最下端によって挟まれると、シャッターはその場で停止するものの、反転上昇されないため、障害物の除去が困難となる。これに加え、障害物が除去できなければ、シャッター最下端と床部とに間隙が形成されたままとなり、防火区画も未形成となる問題が生じた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、障害物感知によりシャッターが停止した後の開閉体に挟まった障害物の除去が容易となる障害物感知装置を備えた開閉体の構造を提供し、もって、安全性の向上、及び防火区画形成の信頼性向上を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、開閉体4の閉動方向先端に設けられた感知片16が障害物Bに当接することで該感知片16の反閉鎖方向の可動が感知されて、前記開閉体4の閉動を停止させる障害物感知装置1を備えた開閉体4の構造であって、
前記感知片16の可動の後にさらに前記開閉体4の先端側を前記反閉鎖方向へ可動可能とするスライド部45が前記開閉体4に設けられたことを特徴とする。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造では、開閉体4の先端側が反閉鎖方向、すなわち開放する方向へ可動されることで、開閉体4の先端側と、障害物Bとの間に間隙Sが形成され、例えば凹凸形状の凹部Baの挟まれた障害物Bであっても、形成された間隙Bに凸部Bbが通過可能となる。
なお、開閉体4は、少なくとも閉鎖するものであればよい。
また、自重で動作しても、電動で動作しても、或いは手動で動作するものであってもよい。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、開閉体4の開閉方向が、昇降方向であることを特徴とする。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造では、スライド部45が開閉体4の自重によって非スライド状態に保持され、障害物挟み込み後における除去機能の保持が可能となる。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、前記スライド部45が、前記反閉鎖方向に長い長穴49と、該長穴49に係合するピン51とからなることを特徴とする。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造では、スライド部45が長穴49とピン51とからなり、簡素な構造での構成が可能となる。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、前記長穴49を隠す覆い部材55が、前記開閉体4に設けられたことを特徴とする。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造では、長穴49を介して開閉体4を通過しようとする火炎や煙等が、覆い部材55によって遮断される。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、前記覆い部材55が、前記開閉体4に平行で該開閉体4に密接する固定部55aと、前記開閉体4に平行で該開閉体4に対して離間される覆い部55bと、前記開閉体4に垂直で前記固定部55aを該覆い部55bに接続する連設部55cと、からなる断面Z字形状で形成されたことを特徴とする。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造では、覆い部材55が、断面Z字形状となり、開閉体4の剛性が高められる。また、覆い部55がスライドガイドとして有効利用可能となる。
参考例の障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、前記スライド部45Aが、前記反閉鎖方向に延在するスライド空間72を有する凹部73と、該凹部73の前記スライド空間72にスライド自在に嵌入するスライド板74とからなることを特徴とする。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造では、凹部73のスライド空間72に、スライド板74がスライドされ、長穴49を設けないスライド構造が可能となる。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、前記開閉体先端側の前記反閉鎖方向への可動を検出する検知手段71が前記開閉体4に設けられたことを特徴とする。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造では、スライド部45がスライドされて感知片16が障害物Bから離反されても、検知手段71からの信号によって障害物Bの感知状態が保持され続ける。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、前記障害物感知装置1による障害物感知時のみに前記スライド部45のスライドを可能にするスライド許可手段が前記開閉体4に設けられたことを特徴とする。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造では、障害物Bの感知前に、スライド部45が誤動作されることが防止される。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、前記開閉体4の先端側が、前記スライド部45によるスライドの後に、前記開閉体4の表裏面のいずれか一方側に揺動可能となったことを特徴とする。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造では、スライドによる間隙Sに加え、揺動によっても間隙S1が拡大される。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、前記開閉体4の閉動方向先端に座板57が設けられ、
前記開閉体4のスラットと該座板57との間に前記スライド部45が配設されたことを特徴とする。
この障害物感知装置を備えた開閉体の構造では、障害物除去のためのスライド部45が、開閉体先端の座板近傍に集中配置可能となる。
本発明に係る請求項1記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造によれば、感知片の可動の後にさらに開閉体の先端側を反閉鎖方向へ可動可能とするスライド部が開閉体に設けられたので、開閉体の先端側を反閉鎖方向へ可動することによって障害物との間に間隙を形成することができ、例えば凹凸形状の凹部の挟まれた障害物、或いは凹状に形状が変化してしまうような柔軟性のある障害物等であっても、形成された間隙に凸部分を通過させることで、容易な除去を可能にすることができる。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造によれば、開閉体の開閉方向が、昇降方向であるので、スライド部を開閉体の自重によって非スライド状態に保持させて、開閉体の先端側を閉動側へ配置させておくことができる。これにより、障害物挟み込み後における除去機能の保持が可能となり、感知片が反閉鎖方向へ可動された後の、スライド部の反閉鎖方向への可動を実現できる。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造によれば、スライド部が、反閉鎖方向に長い長穴と、この長穴に係合するピンとからなるので、スライド部が簡素な構造となり、容易な加工で製作することができる。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造によれば、長穴を隠す覆い部材が、開閉体に設けられたので、長穴を介して開閉体を通過しようとする火炎や煙等を覆い部材によって遮断することができ、長穴を形成することによる防火防煙性能の低下を防止することができる。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造によれば、覆い部材が、固定部と、覆い部と、連設部と、からなる断面Z字形状で形成されたので、覆い部材によって開閉体の剛性を高め、開閉体の撓みや変形を防止することができる。これにより、開閉体の耐風強度を向上させることができる。また、覆い部を、開閉体の先端側に設けた座板に摺接させる構造として、当該覆い部を、覆い部材のスライドガイドとして有効利用することが可能となる。これにより、覆い部材のスムースなスライドを実現させることができる。
参考例の障害物感知装置を備えた開閉体の構造によれば、スライド部が、反閉鎖方向に延在するスライド空間を有する凹部と、この凹部のスライド空間にスライド自在に嵌入するスライド板とからなるので、凹部のスライド空間にスライド板をスライドさせることで、長穴を設けずに、開閉体の先端側をスライド可能とすることができる。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造によれば、開閉体先端側の反閉鎖方向への可動を検出する検知手段が開閉体に設けられたので、感知片が可動されて開閉体が停止された後、スライド部がスライドされて感知片が障害物から離反されても、検知手段からの信号によって障害物の感知状態が保持され続けて開閉体が停止状態となる。これにより、開閉体の再閉動による障害物の挟み込みが防止される。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造によれば、障害物感知時のみにスライド部のスライドを可能にするスライド許可手段が開閉体に設けられたので、障害物の感知前に、スライド部が誤動作されることを防止でき、障害物感知後のスライドを確実にして、障害物除去機能の信頼性を向上させることができる。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造によれば、開閉体の先端側が、スライド部によるスライドの後に、開閉体の表裏面のいずれか一方側に揺動可能となったので、スライドによる間隙に加え、揺動によっても間隙を拡大させることができ、障害物の除去をより容易にすることができる。
請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造によれば、開閉体の閉動方向先端に座板が設けられ、開閉体のスラットと座板との間にスライド部が配設されたので、障害物除去のためのスライド部を、開閉体先端の座板近傍に集中配置できる。これにより、スライド部を、コンパクトに構成できるとともに、メンテナンスを容易にでき、しかも、追加施工による容易な後付け構成も可能にでき、すなわち既存の開閉体に対して上記した機能を追加することか可能となる。
以下、本発明に係る障害物感知装置を備えた開閉体の構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る開閉体の構造を有したシャッターの概略正面図、図2は開閉体先端側の吊り下げ時における断面図、図3は図1の要部拡大斜視図である。
本発明に係る障害物感知装置を備えた開閉体の構造は、先端部分、例えば、戸先、昇降下端、水切り、座板等に障害物感知装置を有した開閉体、すなわち建物開口の一方から他方へ移動する開閉体、例えば引き戸等も含む全般に適用可能なものである。また、開閉体の開閉方向は、上下(昇降)方向、水平方向、斜め方向等であってよく、上下の場合の閉動方向も、下降で閉鎖、上昇で閉鎖のいずれであってもよい。さらに、開閉体の可動形式としては、スラットカーテンの繰り出し・巻き取り、或いは上下引き戸・横引き引き戸等の昇降や往復移動であってもよい。また、開閉体自体の構造としては、シートやスクリーン、パイプ、ネット、など、或いはこれらを複合した構成としてもよい。以下の実施の形態では、開閉体の構造を、昇降シャッターに適用した場合を例に説明する。
まず、本発明の要部である開閉体の構造の説明に先立ち、開閉体に設けられる障害物感知装置についてその概略を説明する。
障害物感知装置1は、図1に示すように、建物開口2に配設される電動シャッター3などに設けられる。この電動シャッター3は、開閉体としてスラットカーテン4より構成される防火シャッターや、開閉体としてパネル板より構成されるパネルシャッター(図示せず)などで、開閉体としてのスラットカーテンの移動端となる最下端である水切部分に、障害物感知装置1が配設される。
この障害物感知装置1は、図2に示すように、枠体5と、感知片16と、作動片22と、検知手段32とで大略構成されている。
まず、枠体5は、板金材からなるカバー部材41によって外周が覆われる。カバー部材41には、スラットカーテン4と係合される連結板6が固定される垂直な係合片7を有する。枠体5は、上板8と、上板8の両端縁より垂直下方に延出するとともに、互いに対向する一対の側板9,10とを有し、下方(床面)となる建物開口2の縁部2aに向かうとともに、建物開口2の幅方向を長手方向として連続する溝開口11が形成された断面略コ字状に形成されている。
この枠体5の溝開口11には、この溝開口11の両縁部をなす各側板9,10の下端より、この枠体5の溝開口11の互いに内方向へ延出して、この溝開口11の開口幅を狭めるように、一対の支持条片12が枠体5と一体に形成され設けられている。
また、この枠体5の両側板9,10の内側面9a,10aには、互いに対向する中途位置に、枠体5の内方向に水平に延出するように一対の片部13,14が、枠体5の長手方向に連続して設けられている。これら片部13,14の一方の内側面9aに設けられる一方の片部13は、先端に断面円形の軸部15が膨出形成されている。
次に感知片16は、前記枠体5の長手方向に沿って形成され、この枠体5の溝開口11を閉塞可能な平板状の基板17を有するとともに、幅方向両端縁17a,17bに、この基板17より上面方向に屈曲部18を介して一対の摺動側板19が略垂直上方向に突出形成されている。
これら摺動側板19の先端である上縁19aには、幅方向の外方向に延出するフランジ状の突条20,21が、各摺動側板19と一体に設けられ、この摺動側板19とともに略L字状に形成されている。
そして、この感知片16は、一対の突条20,21が、前記枠体5の各支持条片12に掛かって懸垂状態となるように、枠体5に取り付け支持され、これら支持条片12間に上縁19a側が枠体5の内部に位置し、枠体5の溝開口11に対して出入り自在、すなわち支持条片12間を両摺動側板19が上下動自在となるように設けられるようになっている。
次に、作動片22は、前記感知片16と同様に枠体5の長手方向に全通する長尺な部材で、基端部23に断面C字状の軸受部24が形成され、この基端部23から中空な中途部25を介して先端に長短一対の当接部26,27が延出形成されている。
本実施の形態では、中途部25の中空部28の形状が、径の異なる1/4円弧よりなる扇形状を2つ組み合わせて連続した空間部分を形成した略S字状に形成され、軸受部24を略中心とする上向き湾曲面29と、この上向き湾曲面29と逆向きの下向き湾曲面30とを有しており、各当接部26,27の一方の当接部26は、基端部の軸受部24に対して中空部28を介し、かつ上向き湾曲面29を介して真直に延出する平板状に形成され、また、他方の当接部27は、一方の当接部26より下方に位置し、中空部28の下向き湾曲面30に連続する湾曲した短尺な板状に形成されている。なお、一方の当接部26の中途部25寄りの上面には、略蒲鉾状の接触凸部31が形成されている。
そして、この作動片22は、基端部23の軸受部24が、前記枠体5の一方の内側面9aに突設された軸部15に嵌合されて軸支され、この枠体5内にて先端側の各当接部26,27が上下方向に揺動自在とされ、一方の当接部26が、感知片16の一方の突条20側の上縁に当接し、また、他方の当接部27が、感知片16の他方の突条21側の上縁に当接する。なお、本実施の形態では、一方の当接部26は、その先端縁が、作動片22の基端部23から離れた位置の一方の突条(図2中左側)20上面に当接し、他方の当接部27は、その先端側外側面が、作動片22の基端部23に近い位置の他方の突条(図2中右側)21の角部分に当接するようになっている。
次に検知手段32は、作動子33が下向きに突出して配設されるマイクロスイッチよりなり、枠体5内の上板8下面に固定されているブラケット34を介して所定の角度に傾けて設けられている。
このマイクロスイッチ32の傾き角度は、前記作動片22の揺動による一方の当接部26の上面に形成されている接触凸部31の移動軌跡の接線方向と同方向となるように設定され、すなわちこのマイクロスイッチ32の作動子33の真直な進退方向が前記接線方向となるように設定され、このマイクロスイッチ32が配設されている。
なお、このマイクロスイッチ32の作動子33は、マイクロスイッチ32自体のアクチュエータ部35と、このアクチュエータ部35に常に接触状態とされる中途が屈曲形成された略V字状の板バネ36とで構成され、この板バネ36の先端は、作動片22の一方の当接部26上面の接触凸部31に対向状態となるように設定されている。そして、このマイクロスイッチ32は、作動片22の揺動、すなわち作動片22の枠体5内方向の揺動を検知する。
なお、このマイクロスイッチ32は、枠体5の長手方向の一端近傍に1か所のみ配設され、また、図1に示すように、枠体5の上板8上面に図示しない取付ブラケットを介して固定された送信機38と電気的に結線されている。
この送信機38は、図1に示すように、建物開口2の上縁に配設されるスラットカーテン4の収納部3a底面に設けられた受信機39と対向して配設されている。そして、この受信機39は図示しない制御装置に接続され、スラットカーテン4の昇降の制御が行われる。
次に、本発明の要部である開閉体の構造について説明する。
上記のように、障害物感知装置1は、スラットカーテン4の閉動時に、スラットカーテン4の閉動方向先端に設けられた感知片16が障害物に当たることで、感知片16の反閉鎖方向の可動が感知されて、スラットカーテン4の閉動を停止させるよう作動する。本実施の形態による開閉体の構造では、感知片16の可動の後に、さらにスラットカーテン4の先端側を反閉鎖方向へ可動可能とするスライド部45がスラットカーテン4に設けられている。ここで、先端側とは、スラットカーテン4に連結板6を介して吊り持ちされるカバー部材41から下方の部材側を言う。また、感知片16の反閉鎖方向の可動とは、感知片16が連結されているスラットカーテン(開閉体)4に対して、この感知片16が反閉鎖方向に相対的に移動するということであり、さらには、シャッターカーテン(開閉体)4と感知片16とが両方とも絶対的には移動していることを含み、どちらか片方が絶対的には移動していて、他方が絶対的に停止していることを含むものである。
図3に示すように、カバー部材41は、枠体5を覆う角柱部47と、角柱部47の中央に起立する係合片7とからなる。スライド部45は、スラットカーテン4の反閉鎖方向に長い複数、図1においては4つ、図3においては2つとされて、所定間隔毎、例えばおおよそ600mmピッチの配置位置とされている長穴49,49と、この長穴49,49に係合するピンであるビス51,51とからなる。係合片7は、連結板6に貫通されたビス51,51が長穴49,49を貫通し、その先端にナット53,53が螺合されることで、上下方向にスライド自在に連結板6に固定される。通常時、係合片7から下方の部材は、図2に示すように、重力によって長穴49,49の上端で支持される。この状態で、係合片7より下方の部材は、上方へスライド可能となる。
このように、スライド部45は、反閉鎖方向に長い長穴49,49と、この長穴49,49に係合するビス51,51とからなるので、簡素な構造となり、容易な加工で製作することができるようになっている。なお、長穴49,49は、例えば上方に拡がるような略逆三角形状で形成してもよい。このような略逆三角形状の長穴とすれば、連結板6の持ち上げ時に、連結板6の長手方向のいずれか一方を斜めとなるように持ち上げることが可能となる。なお、ビス51,51が貫通する連結板6の孔と、係合片7の孔とのどちらか片方が反閉鎖方向に長穴であってもよいし、両方が反閉鎖方向に長穴であってもよい。例えばビス51,51が貫通する連結板6の孔が長穴49のように反閉鎖方向に長穴であってもよい。
このように、開閉体の構造では、障害物を感知している状態で、さらに逆方向(反閉鎖方向)にスライド移動可能なスライド部45がスラットカーテン4の一部分に設けられている。このスライド部45におけるスライド移動距離は、スライド構造の大型化抑止、及び人体等の障害物除去効果を達成する点で50〜70mm程度が好適となる。
また、連結板6と係合片7との間には、長穴49,49を隠す覆い部材55が設けられている。覆い部材55は、連結板6の下端に折り曲げ形成された当接端部6aによって、上方へのスライドが規制されている。このように、長穴49,49が覆い部材55によって覆われることで、長穴49,49を介してスラットカーテン4を通過しようとする火炎等が、覆い部材55によって遮断され、長穴49,49を形成することによる防火性能の低下を防止している。
ここで、覆い部材55は、スラットカーテン4の一部である連結板6に平行で、この連結板6に密接する固定部55aと、スラットカーテン4の一部である係合片7に平行で、この係合片7に対して離間される覆い部55bと、係合片7に垂直で固定部55aを覆い部55bに接続する連設部55cと、からなる断面Z字形状で形成することができる。このように、覆い部材55が、断面Z字形状で形成されることで、スラットカーテン4の剛性を高め、スラットカーテン4の撓みや変形を防止することができる。これにより、スラットカーテン4の耐風強度を向上させることができる。また、覆い部55bを、スラットカーテン4の先端側に設けたカバー部材41に摺接させる構造として、当該覆い部55bを、覆い部材55のスライドガイドとして有効利用することが可能となる。これにより、覆い部材55のスムースなスライドを実現させることができる。
連結板6によって吊り持ちされるカバー部材41、枠体5、覆い部材55は、座板57を構成している。このように、スラットカーテン4の閉動方向先端に座板57が設けられ、スラットカーテン4と座板57との間にスライド部45が配設されたので、障害物除去のためのスライド部45を、座板57の近傍に集中配置できる。これにより、スライド部45を、コンパクトに構成できるとともに、メンテナンスを容易にでき、しかも、連結板6より下方の部材のみを交換する追加施工による容易な後付も可能にできる。
本実施の形態では、スラットカーテン4の開閉方向が、昇降方向となる。このように、スラットカーテン4の開閉方向が、昇降方向であるので、スライド部45をスラットカーテン4の一部である座板57の自重によって非スライド状態に保持させて、スラットカーテン4の先端側を閉動側(下側)へ配置させておくことができる。これにより、障害物挟み込み後における除去機能の保持が可能となり、感知片16が反閉鎖方向へ可動された後の、スライド部45の反閉鎖方向(上方向)への可動を実現できる。
なお、本例では、スラットカーテン4の開閉方向が昇降方向であるが、開閉体の開閉方向は、上記したように、水平方向、或いは閉動方向が上方向となるものであってもよい。この場合、例えば閉動方向が上方向となる場合、スライド部45におけるスライドが、感知片16の閉動方向の可動より先に生じないようにするための付勢手段、例えばバネ部材等を、開閉体の先端側を閉動方向へ突出させるように配設することが望ましい。
次に、障害物感知装置を備えた開閉体の構造の作用を説明する。
図4は開閉体先端側の着地時における断面図、図5は通常の障害物の感知状況を表す動作説明図である。
図4に示すように、まず、スラットカーテン4が閉鎖動作で降下し、座板57が建物開口2の縁部2aに接触すると、感知片16が縁部2aにより、枠体5に対して上昇し、この感知片16の上縁19a側が枠体5の内方向へと進入を始める。この感知片16の枠体5への進入動作は、感知片16が障害物に当接した場合と同じとなる。
すなわち、図5に示すように、スラットカーテン4が閉鎖動作で降下する際に、その下方に障害物Bがある場合、感知片16の基板17がその障害物Bに当接する。
感知片16は、この障害物Bにより、枠体5に対して上昇し、この感知片16の上縁19a側が枠体5の内方向へと進入を始める。
これにより、この感知片16の上縁19aに当接状態の各当接部26,27を介して、作動片22が基端部23の軸支部分を中心に上方へ揺動(回動)を開始する。
同時に、作動片22の一方の当接部26の先端側上面が、図5に示すように、マイクロスイッチ32の作動子33を押し上げ、これにより、マイクロスイッチ32が検出信号を出力し、送信機38を介して受信機39へとこの信号を例えば赤外線などの無線にて送出する。受信機39側では、この検出信号を図示しない制御装置へ送り、これにより、図1に示す駆動モータMの停止を行い、スラットカーテン4の下降を停止する。
図6は凹凸状障害物の感知状況を表す動作説明図、図7は図6に示した感知状態から開閉体先端側がスライドされた状況を表す動作説明図である。
ここで、図6に示すように、障害物Bが、凹凸形状であり、その凹部Baが座板57によって挟まれた場合においても、感知片16が作動し、駆動モータMの停止を行い、図示しないブレーキを作動させ、スラットカーテン4の下降を停止する。従来の開閉体の構造では、このようなスラットカーテン4の停止状態において、図5に示す凸形状障害物Bの場合には、スラットカーテン4の僅かなクリアランス(数ミリ程度)を利用して上昇させ、障害物Bを除去することが可能となったが、図6に示す凹形状の障害物Bの場合には、山部Bb,Bbによって除去が不能となる。
これに対し、本実施の形態による開閉体の構造では、図7に示すように、感知片16の下方が上方へ持ち上げられることで、連結板6のビス51,51に対して係合片7が長穴49,49に沿ってスライドされ、その結果、感知片16、カバー部材41、枠体5を含んだ座板57が上方へと移動可能となる。つまり、スラットカーテン4の先端側が反閉鎖方向へ可動されることで、スラットカーテン4の先端側と、障害物Bとの間に間隙Sが形成され、凹凸形状の凹部Baの挟まれた障害物Bであっても、形成された間隙Sに凸部Bbが通過可能となる。
そして、感知片16が障害物Bから離脱すると、感知片16は自重で初期の状態に戻るとともに、マイクロスイッチ32に設けられた板バネ36の復帰力とマイクロスイッチ32のアクチュエータ部35に内蔵される図示しない圧縮バネの微小な復帰力とによって、作動片22も初期の状態に戻る(図2参照)。
したがって、この障害物感知装置1を備えた開閉体の構造によれば、感知片16の可動の後にさらにスラットカーテン4の先端側を反閉鎖方向へ可動可能とするスライド部45がスラットカーテン4に設けられたので、スラットカーテン4の先端側を反閉鎖方向へ可動することによって障害物Bとの間に間隙Sを形成することができ、例えば凹凸形状の凹部Baの挟まれた障害物Bであっても、形成された間隙Sに凸部Bbを通過させることで、容易な除去を可能にすることができる。
次に、上記した開閉体の構造の変形例を説明する。
なお、以下の各変形例において、図1〜図7に示した部材及び部位と同一の部材及び部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
図8は検知手段が設けられた構造のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。
この変形例による開閉体の構造では、スラットカーテン4の先端側の反閉鎖方向への可動を検出する検知手段71が、スラットカーテン4の座板57(例えば枠体5の上板8)に設けられている。検知手段71としては、例えば、マイクロスイッチ、圧力センサ、テープスイッチ等を用いることができる。検知手段71は、図8(b)に示すように、座板57が上側へスライドされると、押圧子71aが連設部55cによって押下されて、座板57の上昇を検出可能とする。
この変形例では、検知手段71がスラットカーテン4に設けられたので、感知片16が可動されてスラットカーテン4が停止された後、スライド部45がスライドされて感知片16が障害物Bから離反されても、検知手段71からの信号によって障害物Bの感知状態が保持され続けてスラットカーテン4が停止状態となる。これにより、スラットカーテン4の再閉動による障害物Bの挟み込みが防止される。
図9は凹部とスライド板とからなるスライド部のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。
この変形例による開閉体の構造では、スライド部45Aが、反閉鎖方向に延在するスライド空間72を有する凹部73と、この凹部73のスライド空間72にスライド自在に嵌入するスライド板74とからなる。凹部73は、上縁板73aが連結板6に固定される。スライド板74は、下端縁が係合片7に連設される。
したがって、座板57が障害物Bに当接すると、図9(b)に示すように、スライド板74がスライド空間72を上方へスライドされ、座板57が反閉鎖方向へと可動されることとなる。
この変形例によれば、スライド部45Aが、反閉鎖方向に延在するスライド空間72を有する凹部73と、この凹部73のスライド空間72にスライド自在に嵌入するスライド板74とからなるので、凹部73のスライド空間72にスライド板74をスライドさせることで、長穴49,49を設けずに、スラットカーテン4の先端側をスライド可能とすることができる。
図10は凹部を座板に摺接させた構造のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。
この変形例による開閉体の構造では、図9に示した凹部73を、座板57、すなわち、カバー部材41の側面に当接することで、スライド部45Bを形成している。したがって、座板57は、スライド板74と凹部73との係合、及びカバー部材41と凹部73との当接の2箇所によって支持されている。
この変形例によれば、座板57の支持箇所が2箇所となり、座板57の振れを防止することができる。また、長穴49,49を設けずに、スラットカーテン4の先端側をスライド可能とすることができる。
図11は凹部内にT字状のスライド板を係合させた構造のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。
この変形例による開閉体の構造では、スライド部45Cが、連結板6に固定される凹部状のスライド空間75を有した凹部76と、このスライド空間75にスライド自在に嵌合するT字状のスライド板77とからなる。スライド板77は、凹部76の下端開口縁に形成された鍔部76a,76aによってスライド空間75からの脱落が防止されている。
したがって、座板57が障害物Bに当接すると、図11(b)に示すように、スライド板77がスライド空間75を上方へスライドされ、座板57が反閉鎖方向へと可動されることとなる。
この変形例によれば、スライド部45Cが、反閉鎖方向に延在するスライド空間75を有する凹部76と、この凹部76のスライド空間75にスライド自在に嵌入するスライド板77とからなるので、凹部76のスライド空間75にスライド板77をスライドさせることで、長穴49,49を設けずに、スラットカーテン4の先端側をスライド可能とすることができる。また、凹部76を引き抜き材等によって容易に製作することが可能となる。
図12は長穴を積層した覆い部材によって覆った構造のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。
この変形例による開閉体の構造では、図2に示した覆い部材55を、平板からなる覆い部材55Aとすることで、スライド部45Dを形成している。したがって、カバー部材41の側面に摺接する覆い部55b(図2参照)を有していない。したがって、座板57が障害物Bに当接すると、図12(b)に示すように、ビス51,51に沿って長穴49,49が移動され、係合片7が上方へスライドされて、座板57が反閉鎖方向へと可動されることとなる。
この変形例によれば、長穴49,49を、平板からなる覆い部材55Aで覆って、スライド部45Dを簡素な構造で形成できる。
図13は図12の構成に検知手段を設けた変形例の説明図である。
この変形例による開閉体の構造では、図12に示した座板57(例えば枠体5の上板8)に検知手段71が設けられている。検知手段71としては、上記と同様のものを用いることができる。検知手段71は、図13(b)に示すように、座板57が上側へスライドされると、押圧子71aが覆い部材55Aの下端に折曲した押圧片78によって押下されて、座板57の上昇を検出可能とする。
この変形例では、検知手段71がスラットカーテン4に設けられたので、感知片16が可動されてスラットカーテン4が停止された後、スライド部45がスライドされて感知片16が障害物Bから離反されても、検知手段71からの信号によって障害物Bの感知状態が保持され続けてスラットカーテン4が停止状態となる。これにより、簡素な構造で、スラットカーテン4の再閉動による障害物Bの挟み込みが防止される。
図14は覆い部材を省略した構造のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。
この変形例による開閉体の構造では、覆い部材55が省略されたスライド部45Eとなっている。したがって、座板57が障害物Bに当接すると、図14(b)に示すように、ビス51,51に沿って長穴49,49が移動され、係合片7が上方へスライドされて、座板57が反閉鎖方向へと可動されることとなる。
この変形例によれば、覆い部材55を省略することで、長穴49,49は表出するが、スライド部45Eを簡素な構造で形成でき、そして、障害物の除去を行うことができる。
図15は揺動可能に支持された座板のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)、揺動後の断面視を(c)に表した変形例の説明図である。
この変形例による開閉体の構造では、スラットカーテン4の先端側が、スライド部45によるスライドの後に、スラットカーテン4の表裏面のいずれか一方側に揺動可能となっている。この揺動構造は、係合片7の下端とカバー部材41とを分断し、この分断した係合片7とカバー部材41とをヒンジ79によって連結することで構成することができる。
この開閉体の構造では、まず、座板57が障害物Bに当接すると、図15(b)に示すように、ビス51,51に沿って長穴49,49が移動され、係合片7が上方へスライドされて、座板57が反閉鎖方向へと可動されることとなる。この状態で座板57が、スラットカーテン4の表裏面のいずれか一方側から押圧されると、図15(c)に示すように、座板57がヒンジ79を介してスラットカーテン4の表裏面のいずれか他方側へ揺動されることとなる。
この変形例によれば、スラットカーテン4の先端側が、スライド部45によるスライドの後に、スラットカーテン4の表裏面のいずれか一方側に揺動可能となったので、スライドによる間隙Sに加え、揺動によっても間隙S1を拡大させることができ、障害物Bの除去をより容易にすることができる。
また、この例では、覆い部材55を鋼板などによる折曲形成品とすれば、覆い部55bを所定以上の外力を加えることで、屈曲させることも可能となるので、上記間隙S1よりさらに間隙を拡大可能とすることも可能である。
さらに、覆い部材55を耐火性を有する可撓性シート材とし、この可撓性シート材の閉鎖側端部とカバー部材41とを密接するように止着するようにしてもよい。このようにすることによって、スラットカーテン4の先端側が揺動した際に、覆い部材も変形され、間隙S1がより多く確保できる。
なお、本発明に係る障害物感知装置1を備えた開閉体の構造は、障害物感知装置1による障害物感知時のみに、スライド部45のスライドを可能にするスライド許可手段が開閉体に設けられたものであることが好ましい。
このようなスライド許可手段を開閉体に設けることで、障害物の感知前に、スライド部45のみが誤動作されることを防止できる。これにより、障害物感知後のスライドを確実にして、障害物除去機能の信頼性をより向上させることができる。
さらに、マイクロスイッチ32の作動子33の復帰力よりも、感知片16を除く係合片から下方の部材の重量による力が大きくなるようにしている。このようにすることによって座板57が反閉鎖方向へと可動される前に、感知片16が可動して障害物を感知でき、障害物感知後に障害物を除去する上で必要なスライド量を確保できる。
本発明に係る開閉体の構造を有したシャッターの概略正面図である。 開閉体先端側の吊り下げ時における断面図である。 図1の要部拡大斜視図である。 開閉体先端側の着地時における断面図である。 通常の障害物の感知状況を表す動作説明図である。 凹凸状障害物の感知状況を表す動作説明図である。 図6に示した感知状態から開閉体先端側がスライドされた状況を表す動作説明図である。 検知手段が設けられた構造のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。 凹部とスライド板とからなるスライド部のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。 凹部を座板に摺接させた構造のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。 凹部内にT字状のスライド板を係合させた構造のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。 長穴を積層した覆い部材によって覆った構造のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。 図12の構成に検知手段を設けた変形例の説明図である。 覆い部材を省略した構造のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)に表した変形例の説明図である。 揺動可能に支持された座板のスライド前の断面視を(a)、スライド後の断面視を(b)、揺動後の断面視を(c)に表した変形例の説明図である。
1…障害物感知装置
4…開閉体(スラットカーテン)
16…感知片
45…スライド部
49…長穴
51…ピン(ビス)
55…覆い部材
55a…固定部
55b…覆い部
55c…連設部
57…座板
71…検知手段
72…スライド空間
73…凹部
74…スライド板
B…障害物

Claims (6)

  1. 開閉体の開閉方向が昇降方向であり、該開閉体の閉動方向先端に設けられた感知片が障害物に当接することで該感知片の反閉鎖方向の可動が感知されて、前記開閉体の閉動を停止させる障害物感知装置を備えた開閉体の構造であって、
    前記感知片の可動の後にさらに前記開閉体の先端側を前記反閉鎖方向へ可動可能とするスライド部が前記開閉体に設けられ、前記スライド部が、前記反閉鎖方向に長い長穴と、該長穴に係合するピンとからなり、
    前記長穴を隠す覆い部材が、前記開閉体に設けられたことを特徴とする障害物感知装置を備えた開閉体の構造。
  2. 前記覆い部材が、前記開閉体に平行で該開閉体に密接する固定部と、前記開閉体に平行で該開閉体に対して離間される覆い部と、前記開閉体に垂直で前記固定部を該覆い部に接続する連設部と、からなることを特徴とする請求項記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造。
  3. 前記開閉体先端側の前記反閉鎖方向への可動を検出する検知手段が前記開閉体に設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造。
  4. 前記障害物感知装置による障害物感知時のみに前記スライド部のスライドを可能にするスライド許可手段が前記開閉体に設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造。
  5. 前記開閉体の先端側が、前記スライド部によるスライドの後に、前記開閉体の表裏面のいずれか一方側に揺動可能となったことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造。
  6. 前記開閉体の閉動方向先端に座板が設けられ、
    前記開閉体のスラットと該座板との間に前記スライド部が配設されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の障害物感知装置を備えた開閉体の構造。
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