JP4860692B2 - スラリー床式気泡塔用の小泡化装置およびスラリー床式気泡塔 - Google Patents

スラリー床式気泡塔用の小泡化装置およびスラリー床式気泡塔 Download PDF

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Description

本発明は、スラリー床式気泡塔用の小泡化装置およびスラリー床式気泡塔に関する。
本願は、2006年3月30日に出願された日本国特許出願第2006−95101号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
スラリー床式気泡塔は、液体と固体粒子とからなるスラリーを内部に充填した塔内の下部から気泡を吹き込んで気泡をスラリー中に分散させるものである。気泡塔の内部には、大小様々な大きさの気泡が塔内を循環・上昇するが、気泡とスラリーの上昇流は、気泡塔の塔壁周辺部よりも気泡塔の中心軸(中央)付近を連続して上昇する傾向がある。そのため、気泡塔の中心軸付近で気泡の合一が起き、大きいサイズの気泡を生成する傾向がある。このような大きいサイズの気泡は、下記の(i)および(ii)の理由により、気泡内のガスがスラリー中に溶解する速度(気泡塔全体で単位時間あたりに溶解するガスの量。以下、「ガスの溶解速度」という。)を低下させる原因となる。
(i)大きいサイズの気泡は、気液の接触面積を減少させる
(ii)大きいサイズの気泡は、塔内を上昇する速度が大きい(塔内滞留時間が短い)ため、気泡内のガスがスラリー中に十分に溶解しないまま塔内を通過してしまう
以上の問題を解決するために、従来の気泡塔では、塔の途中に多孔板などの分散装置(分散板)を設けて、ガスの再分散(小さいサイズの気泡に分割する)を図る方法が用いられてきた(例えば、非特許文献1を参照)。しかし、このような方法では、気泡が分散板などを通過する際の抵抗によって、気泡の上昇速度が著しく低減され、気泡のエアリフト効果による固体粒子の分散効果が低減される、すなわち、分散板よりも上方へ固体粒子が通過しにくくなる。
また、気泡の上昇速度が著しく低減されることを抑制するためには、開口率の大きい多孔板やメッシュ状の分散装置を用いる方法があるが、これらの方法では、分散装置を通過した気泡が分散装置の上方で再び合一して、大きいサイズの気泡を生成しやすいという問題があった。なお、開口部のサイズを大きくして、上昇速度が低減されるのを抑制する方法もあるが、この方法では、十分に気泡を分割することができない。
さらに、ガス吹込み口の上方に、撹拌翼などの回転体を配置して気泡の分散を図る方法がある(例えば、非特許文献2を参照)。しかし、この方法では、回転体の回転用の動力を必要とする。
柘植秀樹・海野肇共著、「『泡』技術−使う、作る、排除する」、初版、株式会社工業調査会、2004年4月、p.75−81 疋田晴夫著、「化学工学通論I」、初版、株式会社朝倉書店、1982年2月、p.155−156
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、スラリー床式気泡塔用の小泡化装置およびこれを備えるスラリー床式気泡塔において、気泡の上昇速度を著しく低減させることなく、固体粒子のスラリー中への分散効果を保持しながら、気泡内のガスの溶解速度を高めることを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、分散装置の形状を工夫することにより、気泡の上昇速度を著しく低減させることなく、固体粒子のスラリー中への分散効果を保持しながら、気泡の再分散を図ることで気液の接触面積を大きくできるとともに、塔内の中心軸付近を連続して上昇する気泡とスラリーの流れを妨げることで気泡の塔内滞留時間を長くすることができることを見出した。さらに、これらの作用により、気泡内のガスの溶解速度を高めることができることを見出した。そして、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の小泡化装置は、スラリー床式気泡塔の内部に設けられる小泡化装置であって、前記スラリー床式気泡塔内部を下方から浮上してきた気泡を該気泡よりも小さな小泡に分割する分割部と;前記分割部によって分割された小泡が再合一しないように、前記分割部から前記小泡を案内して分散させる案内流路と;を備え、前記案内流路は、湾曲した管の内部に形成される
本発明のスラリー床式気泡塔は、液体中に固体粒子を懸濁させたスラリーを収容する気泡塔本体と;前記気泡塔本体の下部に配設され、前記液体または前記スラリーにガスを供給するガス供給部と;前記気泡塔本体の内部に設けられた小泡化装置と;を備え、前記小泡化装置は、前記気泡塔本体を下方から浮上してきた気泡を該気泡より小さな小泡に分割する分割部と、前記分割部により分割された小泡が再合一しないように、前記分割部から前記小泡を案内して分散させる案内流路と、を有し、前記案内流路は、湾曲した管の内部で構成される
本発明の小泡化装置において、隣接する2つの前記管の気泡出口側端部の中心軸間の水平方向の距離は、気泡入口側端部の中心軸間の水平方向の距離よりも大きくてもよい。
本発明の小泡化装置において、前記管は、管の長さ方向に沿って開口部を有していてもよい。
本発明の小泡化装置において、前記管が傾斜している部分では、前記開口部は、前記管の下面側に形成されてもよい。
本発明の小泡化装置において、前記開口部は、前記管の長さ方向に沿って形成されたスリット、または、前記管の長さ方向に沿って形成された2つ以上の貫通孔であってもよい。
本発明の小泡化装置は、前記スラリー床式気泡塔内部の水平面内中央部に配置されてもよい。
本発明によれば、スラリー床式気泡塔用の小泡化装置およびこれを備えるスラリー床式気泡塔において、小泡化装置の形状を工夫して、分割された小泡が再合一しないようにすることにより、気泡の上昇速度を著しく低減させることなく、固体粒子のスラリー中への分散効果を保持しながら、気泡内のガスの溶解速度を高めることが可能である。また、従来の撹拌翼などの回転体を配置する方法とは異なり、気泡の再分散のために別途の動力を用いることなく、上記効果を得ることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るスラリー床式気泡塔の全体構成を示す断面図である。 図2は、図1に示したスラリー床式気泡塔に具備される小泡化装置の構成を示す斜視図である。 図3は、図2に示した小泡化装置を構成する管を示す斜視図である。 図4は、図2に示した小泡化装置を構成する管を示す断面図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係る小泡化装置の構成を示す斜視図である。 図6は、本発明の第3の実施形態に係る小泡化装置の構成を示す斜視図である。 図7は、図6に示した小泡化装置の上面図である。 図8は、図6に示した小泡化装置の下面図である。 図9は、本発明の第4の実施形態に係る小泡化装置の構成を示す斜視図である。 図10は、図10に示した小泡化装置の上面図である。 図11は、本発明の第5の実施形態に係る小泡化装置の構成を示す斜視図である。 図12は、図11に示した小泡化装置を図中のI−I線に沿って切断した断面図である。 図13は、図11に示した小泡化装置の上面のみを示す図である。 図14は、図11に示した小泡化装置の下面のみを示す図である。
符号の説明
10…気泡、12…小泡、100…スラリー床式気泡塔、110…気泡塔本体、118…スラリー、120…ディストリビュータ、122…ガス噴射口、130,230,330,430,530…小泡化装置、132,133,232…管、132a,133a,232a…気泡入口側端部、132b,133b,232b…気泡出口側端部、132A,232A…垂直部、132B,232B…傾斜部、132c…貫通孔、134,234,334,434,534…分割部、136,236,336,436,536…案内流路、332…テーパ部、332a…気泡入口、332b…気泡出口、332c…貫通孔、333…仕切り板、431…中心部、432…折り曲げ羽根部、432a…気泡入口、432b…気泡出口、531…外壁、532…内壁、533…隔壁、536a…気泡入口、536b…気泡出口
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[第1の実施形態]
まず、図1に基づいて、本発明の第1の実施形態に係る小泡化装置130を備えるスラリー床式気泡塔100の全体構成について説明する。なお、図1は、本発明の第1の実施形態に係るスラリー床式気泡塔100の全体構成を示す断面図である。
(スラリー床式気泡塔100の構成および作用)
図1に示すように、本実施形態に係るスラリー床式気泡塔100は、気泡塔本体110と、本実施形態に係るガス供給部の一例としてのディストリビュータ120と、小泡化装置130と、を主に備える。
気泡塔本体110は、略円筒型の金属製の容器であり、その内部には、液体中に固体粒子を懸濁させたスラリー118が収容される。また、気泡塔本体110の底部には、スラリー118を気泡塔本体110内に導入するためのスラリー入口111が設けられている。気泡塔本体110の側壁部には、スラリー118を排出するためのスラリー排出口112が設けられている。気泡塔本体110の塔頂部には、スラリー118に未溶解のガスなどを排出するためのガス排出口114が設けられている。なお、スラリー入口111やスラリー排出口112やガス排出口114が設けられる位置は上述した位置には限られない。
ディストリビュータ120は、本実施形態に係るガス供給部の一例であり、気泡塔本体110の下部に配設され、スラリー118に溶解させるためのガスをスラリー118中に供給する。このディストリビュータ120の上部には、複数のガス噴射口122が設けられている。ただし、このガス噴射口122の設けられる数および位置は特に限定されない。
外部からディストリビュータ120を通じて供給されたガスは、ガス噴射口122から例えば上方(図1の矢印で示した方向)に向かって噴射される。このようにしてディストリビュータ120から吹き込まれたガスは、気泡10となって、矢印Fで示したように、スラリー118中を気泡塔本体110の高さ方向(鉛直方向)下方から上方へ向かって流れる際にスラリー118中に溶解する。
より詳細には、ディストリビュータ120を通じて供給されたガスは、気泡となってスラリー118中に分散されて、気泡塔本体110の内部を上昇するが、気泡が上昇する際に、一部の気泡は、気泡どうしが合一することによって、より大きな気泡を生じる。また、他の一部の気泡は、スラリー118の流れのせん断応力の作用などによって、より小さなサイズの気泡に分裂する。このように、ディストリビュータ120から供給されたガスを含む気泡は、合一と分裂を繰り返しながら、気泡塔本体110の内部を上昇する。この結果、スラリー118中には、様々な大きさの気泡が混在することになるが、このうち合一して大きいサイズとなった気泡がスラリー118中を上昇する様子を図1に気泡10として示した。
小泡化装置130は、気泡塔本体110内部の水平面内略中央部に配置され、ディストリビュータ120から吹き込まれて気泡塔本体110内部を下方から浮上してきたガスの気泡10を分割して小泡化し、小泡化された小泡12を再合一しないように分散させる。小泡化装置130により小泡化された小泡12は、矢印Fで示したように、気泡塔本体110内をさらに浮上し、浮上している間に気泡に含まれるガスがスラリー118に溶解する。
以下、図2に基づいて、本実施形態に係る小泡化装置130の構成および作用について詳細に説明する。なお、図2は、本実施形態に係る小泡化装置130の構成を示す斜視図である。
(小泡化装置130の構成)
図2に示すように、小泡化装置130は、複数の、例えば本実施形態においては6本の湾曲した管132と、6本の管132に周囲を囲まれるようにして中心に1本の鉛直方向に延びた管133と、からなる。なお、本実施形態では、小泡化装置130を構成する管132,133の本数を合計で7本としたが、管132,133本数は特に限定されない。
本実施形態に係る小泡化装置130においては、湾曲した管132の気泡入口側端部132aと鉛直方向に延びた管133の気泡入口側端部133aとが互いに接触するように、管132,133が配置されており、これらの気泡入口側端部132a,133aの集合が本実施形態に係る分割部134を構成している。かかる分割部134は、気泡塔本体110内部を下方から浮上してきた気泡10を該気泡10より小さな小泡12に分割する。ただし、湾曲した管132の気泡入口側端部132aと鉛直方向に延びた管133の気泡入口側端部133aとは、気泡10を該気泡10より小さな小泡12に分割する機能を有するように密集していれば、必ずしも互いに接触している必要はない。分割部134が気泡10を複数の小泡12に分割する方法の詳細については後述する。
また、管132および管133は、その内部が本実施形態に係る案内流路136を構成している。すなわち、案内流路136の形状は、管132,133の形状となっており、おり、上記分割部134により分割された複数の小泡12のそれぞれが、各管132,133の内部を管132,133の形状に沿って移動する。このようにして、小泡化装置130では、分割部134により分割された小泡12を、小泡化装置130の上方で再合一しないように、分割部134(本実施形態においては、管132,133の気泡入口側端部132a,133aの集合)から管132,133の気泡出口側端部132b,133bまで案内して分散させる。この作用の詳細については後述する。
湾曲した管132は、その気泡入口側端部132aの近傍と気泡出口側端部132bの近傍とに、それぞれ管133と平行な垂直部132Aを有し、2つの垂直部132Aの間をつなぐようにして、管133に対して傾斜した傾斜部132Bを有する。したがって、湾曲した管132は、管132の気泡入口側端部132aと気泡出口側端部132bとが水平方向に互いに離隔した位置となるように形成される。
また、隣り合う6本の管132および1本の管133は、それぞれの気泡入口側端部132a,133aが互いに密集するように配置されている。一方、これら6本の管の気泡出口側端部132bと管133の気泡出口側端部133bとは、それぞれ互いに離隔した位置となるように配置されている。すなわち、6本の管132および1本の管133は、隣接する2つの管132,133の気泡出口側端部132b,133bの中心軸間の水平方向の距離Lは、気泡入口側端部132a,133aの中心軸間の水平方向の距離Lよりも大きくなるように配置される。
なお、管132,133の径は、気泡10を分割して生成しようとする小泡12の大きさにより決定すればよく、特に限定しない。また、7本の管132,133の組み合わせでなくても、例えば、入口側端部が1つで、その内部で複数の案内流路に分割されており、それぞれの分割された流路に対応して出口側端部が複数に枝分かれしたような構造であってもよい。
(小泡化装置130の作用)
以上、小泡化装置130の構成について説明したが、以下、かかる構成を有する小泡化装置130の作用について説明する。
小泡化装置130の下方から浮上してきた大きなサイズの気泡10は、小泡化装置130の下面に位置する分割部134、すなわち、複数の管132,133の気泡入口側端部132a,133aに衝突して、複数の小泡12に分割される。このように、小泡化装置130を気泡塔本体110の内部に配置することにより、小泡化装置130の下方から浮上してきた大きなサイズの気泡10を小さなサイズの気泡(小泡12)に分割することができ、気液(気泡とスラリー118の液体)との接触面積を大きくして、気泡塔(本実施形態では気泡塔本体110)の単位容積あたりのガス溶解速度を高めることができる。また、小さなサイズの小泡12を生成することにより、気泡(小泡12)の気泡塔(本実施形態では気泡塔本体110)内の滞留時間を長くして、気泡(小泡12)内のガスがスラリー118中へ十分に溶解しないまま気泡塔(気泡塔本体110)を通過することを抑制することができる。
なお、小泡12のサイズは、上述したように、管132,133の径により制御することができるが、管132,133の径が小さすぎると、生成される小泡12の大きさも小さすぎるので、気泡(小泡12)の上昇速度が低くなりすぎて十分なエアリフト効果が得られないだけでなく、小泡12が管132,133内を移動するときの流動抵抗も大きくなるため、好ましくない。一方、管132,133の径が大きすぎると、上記小泡化の効果が十分に得られないため、好ましくない。
また、大きなサイズの気泡10が、小泡化装置130によって分割されることによって生成する小さなサイズの気泡、すなわち小泡12の数は、案内流路136の数と等しいとは限らず、気泡10の大きさによっては、それよりも少ない数に分割される場合もある。
分割されて小さなサイズとなった小泡12の一部は、管132,133内を内壁に沿って浮上し、管132,133の気泡出口側端部132b,133bから再びスラリー118中に放出される。このとき、上述したように、小泡化装置130の分割部134で分割された小泡12の入口である気泡入口側端部132aと、小泡12の出口である気泡出口側端部132bとは水平方向に互いに離隔した位置となるように管132が形成され、かつ、隣接する管132,133の気泡出口側端部132b,133bが水平方向に互いに離隔した位置となるように、管132,133が配置されている。したがって、分割部134、すなわち、管132,133の気泡入口側端部132a,133aで分割されて管132,133内の案内流路136を浮上した小泡12は、管132,133の気泡出口側端部132b,133bで、分割された他の小泡12とは互いに離隔した位置でスラリー118中へ放出されるため、分割された各小泡12どうしが再び接触して合一して大きなサイズの気泡になることを抑制することができる。
なお、小泡12のうち、管132,133の内部に進入しなかった一部は、複数の管132,133の隙間または小泡化装置130の外側(気泡塔本体110の側壁側)を通って、スラリー118中を浮上する。
また、小泡化装置130の下方から浮上してきた気泡10は、そのサイズによっては、例えば、管132,133の径と同等かそれ以下のサイズであるときには、小泡化装置130によって分割されないこともある。このような場合には、分割された小泡12と同様に、一部は管132,133内を内壁に沿って浮上し、残りの一部は複数の管132,133の隙間または小泡化装置130の外側を通って、スラリー118中を浮上する。
また、小泡化装置130により、気泡10だけでなくスラリー118の上昇流も分割される。このため、気泡塔(気泡塔本体110)内を連続して上昇する気泡10およびスラリー118の流れを分割することができ、これにより、気泡の上昇速度を遅くして、気泡内のガスが十分にスラリー118中の液体に溶解しないまま、気泡が気泡塔(気泡塔本体110)を通過することを抑制することができる。
特に、小泡化装置130を気泡塔本体110内の水平面内略中央部に配置すると、上記効果がより顕著となるため好ましい。このように、小泡化装置130を気泡塔本体110の中央部付近に配置した場合には、気泡塔本体110の中央部を浮上する気泡10を小泡12に分割して気泡塔本体110の側壁周辺部へ分散させることにより、連続した気泡10とスラリー118の上昇流が発生することを抑制することができ、気泡が短い滞留時間で気泡塔本体110内を通過することを抑制することができる。すなわち、気泡の滞留時間を長くして、気泡内のガスがスラリー118中へ十分に溶解しないまま気泡塔本体110を通過することを抑制することができる。
また、小泡化装置130は、気泡塔本体110の高さ方向に沿って、複数配置してもよい。これにより、小泡化装置130の上方で小泡12が再合一した場合であっても、再びその上方に配置された別の小泡化装置により再び分割されるので、上述した小泡化の効果をより確実に実現することができる。
さらに、気泡10の分割効果のみを意図して、同一高さの水平面内に複数の小泡化装置130を配置してもよい。このとき複数設置する小泡化装置130の大きさは異なっていても良い。
(湾曲した管132の構成および作用)
次に、図3および図4に基づいて、上述した小泡化装置130の一部を構成する湾曲した管132の詳細な構成および作用について説明する。なお、図3は、図2に示した小泡化装置130を構成する管132の構成を示す斜視図であり、図4はその断面図である。
上述したように、小泡化装置130は、管132内の案内流路136により、小泡12をスラリー118中に分散させることができるが、小泡12が管132を上昇する際の流動抵抗によって、気泡の上昇速度が著しく低減される可能性があり、気泡のエアリフト効果による固体粒子のスラリー118中への分散状態が悪化する可能性がある。そこで、本実施形態においては、このような固体粒子の分散状態の悪化を防ぐために、図3に示すように、管132に、その長さ方向に沿って複数(例えば、本実施形態では8個だが、その数は特に限定しない)の開口部である貫通孔132cを設けている。この貫通孔132cの径は、管132の径と同等またはそれ未満であることが好ましい。さらに、貫通孔132cの径は、スラリー118中に含まれる固体粒子が貫通孔132cを閉塞しないように、固体粒子のサイズよりも十分に大きいことが必要である。
このように、管132に貫通孔132cを設けることにより、管132を通過する小泡12の下方側(すなわち、気泡入口側端部132aに近い側)では、図4の矢印Fbで示すように、管132の外部から内部へ向かって、小泡12の上方側(すなわち、気泡出口側端部132bに近い側)では、図4の矢印Faで示すように、管132の内部から外部へ向かって、スラリー118が貫通孔132cを通じて流動する。これにより、小泡12が小泡化装置130の案内流路136を通過する際の流動抵抗を低減することができる。したがって、気泡(小泡12)の上昇速度が著しく低減されることを防止することができ、気泡に同伴するスラリー118(および固体粒子)の上昇流を保つことができる。すなわち、気泡のエアリフト効果による固体粒子のスラリー中への分散効果を著しく低減させることなしに、上述したような小泡化の効果を得ることができる。
また、貫通孔132cは、管132の傾斜部132Bにおいては、管132の下面側(小泡化装置130の下方側)半分の領域に形成されることが好ましい。貫通孔132cが管132の傾斜部132Bの上面側に形成されると、管132の内部の案内流路136を通過する小泡12が、貫通孔132cを通じて他の小泡12と十分に離隔しないまま管132の外部に流出し、他の小泡12と再合一して大きな気泡となる可能性があるためである。なお、管132の垂直部132Aにおいては、小泡12が貫通孔132cを通じて管132の外部へ流出する可能性が低いので、任意の位置に貫通孔132cを設けることができる。
また、管132に形成される開口部としては、上述したような複数の貫通孔132cに限られず、例えば、管132の長さ方向に沿って形成された1つまたは2つ以上のスリットであってもよく、開口部の数は任意である。この場合も、貫通孔132cと同様に、管132の傾斜部132Bにおいては、開口部は、管132の下面側半分の領域に形成されることが好ましい。
[第2の実施形態]
次に、図5に基づいて、本発明の第2の実施形態に係る小泡化装置230の構成および動作について説明する。なお、図5は、本実施形態に係る小泡化装置230の構成を示す斜視図である。
(小泡化装置230の構成)
小泡化装置230は、上述した第1の実施形態に係る小泡化装置130を構成する複数の管132のうち1本のみにより本実施形態に係る小泡化装置を構成するものである。具体的には、図5に示すように、小泡化装置230は、1本の湾曲した管232からなり、その気泡入口側端部232aの近傍と気泡出口側端部232bの近傍に、それぞれ、鉛直方向に延びた垂直部232Aを有する。また、2つの垂直部232Aの間をつなぐようにして、鉛直方向に対して傾斜した傾斜部232Bを有する。したがって、小泡化装置230を構成する湾曲した管232は、管232の気泡入口側端部232aと気泡出口側端部232bとが水平方向に互いに離隔した位置となるように形成される。
小泡化装置230は上述したような構成を有しており、湾曲した管232の気泡入口側端部232aが本実施形態に係る分割部234を構成している。かかる分割部234は、気泡塔本体110内部を下方から浮上してきた気泡10を該気泡10より小さな小泡12に分割する。分割部234が気泡10を複数の小泡12に分割する方法の詳細については後述する。
また、管232は、その内部が本実施形態に係る案内流路236を構成している。すなわち、案内流路236の形状は、管232の形状となっており、上記分割部234により分割されて生成した小泡12が、管232の内部を管232の形状に沿って移動する。また、分割された残りの小泡12’は、小泡化装置230の外側を浮上する。このようにして、小泡化装置230では、分割部234により分割された小泡12と、分割された残りの小泡12’とが、小泡化装置230の上方で再合一しないように、分割部234(本実施形態においては、管232の気泡入口側端部232a)から管232の気泡出口側端部232bまで案内して分散させる。
なお、管232の径は、気泡10を分割して生成しようとする小泡12の大きさにより決定すればよく、特に限定しない。
(小泡化装置230の作用)
小泡化装置230の下方から浮上してきた大きなサイズの気泡10は、小泡化装置230の下面に位置する分割部234、すなわち、管232の気泡入口側端部232aに衝突して、複数の小泡12および小泡12’に分割される。このとき、分割されて生成した小泡12は管232内に進入し、残りの小泡12’は、管232、すなわち小泡化装置230の外側を通って、スラリー118中を浮上する。したがって、上述した第1の実施形態のように、複数の管132,133の集合ではなく、1本の管232のみによっても気泡10の分割効果を得ることができる。
このように、小泡化装置230を気泡塔本体110の内部に配置することにより、小泡化装置230の下方から浮上してきた大きなサイズの気泡10を小さなサイズの気泡(小泡12)に分割することができ、気液(気泡とスラリー118の液体)との接触面積を大きくして、気泡塔(本実施形態では気泡塔本体110)の単位容積あたりのガス溶解速度を高めることができる。また、小さなサイズの小泡12を生成することにより、気泡(小泡12)の気泡塔(本実施形態では気泡塔本体110)内の滞留時間を長くして、気泡(小泡12)内のガスがスラリー118中へ十分に溶解しないまま気泡塔(気泡塔本体110)を通過することを抑制することができる。
分割されて小さなサイズとなった小泡12の一部は、管232内を内壁に沿って浮上し、管232の気泡出口側端部232bから再びスラリー118中に放出される。このとき、上述したように、小泡化装置230の分割部234で分割された小泡12の入口である気泡入口側端部232aと、小泡12の出口である気泡出口側端部232bとは水平方向に互いに離隔した位置となるように管232が形成されている。したがって、分割部234、すなわち、管232の気泡入口側端部232aで分割されて管232内の案内流路236を浮上した小泡12は、管232の気泡出口側端部232bで、分割された他の小泡12とは互いに離隔した位置でスラリー118中へ放出されるため、分割された各小泡12どうしが再び接触して合一して大きなサイズの気泡になることを抑制することができる。
なお、小泡化装置230においても、上述した第1の実施形態に係る小泡化装置130と同様に、管232の長さ方向に沿って、1または2以上の開口部を設けてもよい。この開口部の構成および作用については、上述した小泡化装置130の場合と同様なので、詳細な説明は省略する。
また、ここで述べた以外の作用(小泡化装置230を気泡塔本体110の水平面内中央部に配置することによる作用、小泡化装置230を高さ方向または水平面内に複数配置することによる作用等)についても、上述した第1の実施形態に係る小泡化装置130の作用と同様であるので、詳細な説明は省略する。
[第3の実施形態]
次に、図6から図8に基づいて、本発明の第3の実施形態に係る小泡化装置330の構成および動作について説明する。なお、図6は、本実施形態に係る小泡化装置330の構成を示す斜視図であり、図7はその上面図、図8はその下面図である。
(小泡化装置330の構成)
図6から図8に示すように、小泡化装置330は、漏斗状のテーパ部332と、テーパ部332の外側の面上に設けられた複数の仕切り板333と、から構成される。
テーパ部332は、気泡塔本体110の下方から上方に向かって広がった漏斗状の形状をしており、テーパ部332の中央の底部には、図7および図8に示すように、開口部、例えば貫通孔332cが設けられている。この貫通孔332cが設けられることにより、スラリー118中に含まれる固体粒子がテーパ部332の内側の底部に堆積することを防止できる。
仕切り板333は、本実施形態においては、図8に示すように、例えば、8枚の平板状の仕切り板333が、テーパ部332の中央部(貫通孔332cが設けられている部分)を中心として放射状に配置されている。この仕切り板333の形状、配置および数は、この例に限られるわけではなく、本発明の効果、すなわち、大きなサイズの気泡10を気泡10よりも小さなサイズの小泡12に分割して、これを分散させる効果を有するものであれば、任意の形状、配置および数とすることができる。
上述した構成を有する小泡化装置330は、その下方から浮上してきて、テーパ部332の下端部と仕切り板333の底辺とで構成される気泡入口332aに衝突した大きなサイズの気泡10を、この気泡10よりも小さなサイズの小泡12に分割する。そして、分割された小泡12が小泡化装置330の上方で再合一しないように、テーパ部332の上端部である気泡出口332bまで案内して分散させる。すなわち、気泡入口332aとその周囲の仕切り板333とが本実施形態に係る分割部334を構成し、テーパ部332の外側の面と、隣接する2枚の仕切り板333とにより囲まれた領域が本実施形態に係る案内流路336を構成している。
また、案内流路336を構成するテーパ部332は、上述したように、気泡塔本体110の下方から上方に向かって広がった形状をしているため、小泡化装置330の分割部334により分割された小泡12の入口である気泡入口332aと、小泡12の出口である気泡出口332bとは、水平方向に互いに離隔した位置となっている。
(小泡化装置330の作用)
以上、小泡化装置330の構成について説明したが、以下、かかる構成を有する小泡化装置330の作用について説明する。
小泡化装置330の下方から浮上してきた大きなサイズの気泡10は、小泡化装置330の下面に位置する分割部334、ずなわち、気泡入口332aおよびその周囲の仕切り板333に衝突して、複数の小泡12に分割される。このように、小泡化装置330を気泡塔本体110の内部に配置することにより、小泡化装置330の下方から浮上してきた大きなサイズの気泡10を小さなサイズの気泡(小泡12)に分割することができ、気液(気泡とスラリー118の液体)との接触面積を大きくして、気泡塔(本実施形態では気泡塔本体110)の単位容積あたりのガス溶解速度を高めることができる。また、小さなサイズの小泡12を生成することにより、気泡(小泡12)の気泡塔(本実施形態では気泡塔本体110)内の滞留時間を長くして、気泡(小泡12)内のガスがスラリー118中へ十分に溶解しないまま気泡塔(気泡塔本体110)を通過することを抑制することができる。
なお、小泡12のサイズは、例えば、隣接する2枚の仕切り板333間の間隔を広げたり狭めたりすることにより調整することができるが、小泡12のサイズが小さすぎると、気泡(小泡12)の上昇速度が低くなりすぎて十分なエアリフト効果が得られないため好ましくなく、一方、小泡12のサイズが大きすぎると、上記小泡化の効果が十分に得られないため好ましくない。
分割されて小さなサイズとなった小泡12は、テーパ部332の外側の面に沿って案内流路336を浮上し、テーパ部332の上端(すなわち、気泡出口332b)から再びスラリー118中に放出される。このとき、上述したように、小泡化装置330の分割部334で分割された小泡12の入口である気泡入口332aと、小泡12の出口である気泡出口332bとが水平方向に互いに離隔した位置となるようにテーパ部332が形成されている。したがって、分割部334で分割されて案内流路336を浮上した小泡12は、気泡出口332bで分割された他の小泡12とは互いに離隔した位置でスラリー118中へ放出されるため、分割された各小泡12どうしが再び接触して合一して大きなサイズの気泡になることを抑制することができる。
なお、小泡化装置330の下方から浮上してきた気泡10は、そのサイズによっては小泡化装置330によって分割されないこともある。このような場合には、分割された小泡12と同様に、テーパ部332の外側の面に沿って浮上して、スラリー118中を上昇する。
また、小泡化装置330により気泡10だけでなく、スラリー118の上昇流も分割される。このため、気泡塔(気泡塔本体110)内を連続して上昇する気泡10およびスラリー118の流れを分割することができ、これにより、気泡の上昇速度を遅くして、気泡内のガスが十分にスラリー118中の液体に溶解しないまま、気泡が気泡塔(気泡塔本体110)を通過することを抑制することができる。
特に、小泡化装置330を気泡塔本体110内の水平面内略中央部に配置すると、上記効果がより顕著となるため好ましい。このように、小泡化装置330を気泡塔本体110の中央部付近に配置した場合には、気泡塔本体110の中央部を浮上する気泡10を小泡12
に分割して気泡塔本体110の側壁周辺部へ分散させることにより、連続した気泡10とスラリー118の上昇流が発生することを抑制することができ、気泡が短い滞留時間で気泡塔本体110内を通過することを抑制することができる。すなわち、気泡の滞留時間を長くして、気泡内のガスがスラリー118中へ十分に溶解しないまま気泡塔本体110を通過することを抑制することができる。
また、小泡化装置330は、気泡塔本体110の高さ方向に沿って、複数配置してもよい。これにより、小泡化装置330の上方で小泡12が再合一した場合であっても、再びその上方に配置された別の小泡化装置により再び分割されるので、上述した小泡化の効果をより確実に実現することができる。
さらに、気泡10の分割効果のみを意図して、同一高さの水平面内に複数の小泡化装置330を配置してもよい。このとき複数設置する小泡化装置330の大きさは異なっていても良い。
[第4の実施形態]
次に、図9および図10に基づいて、本発明の第4の実施形態に係る小泡化装置430の構成および動作について説明する。なお、図9は、本実施形態に係る小泡化装置430の構成を示す斜視図であり、図10はその上面図である。
(小泡化装置430の構成)
図9および図10に示すように、小泡化装置430は、中心部431から気泡塔本体110の側壁側に向けて放射状に広がる複数(本実施形態では4本)の折り曲げ羽根部432から構成される。折り曲げ羽根部432は、下側(小泡化装置430の下方側)が開放された断面がクの字状に形成されている。また、この折り曲げ羽根部432は、中心部431から離隔するほど高くなるように(気泡塔本体110の上方に向かうように)配設されている。なお、折り曲げ羽根部432の形状、配置および数は、この例に限られるわけではなく、本発明の効果、すなわち、大きなサイズの気泡10を気泡10よりも小さなサイズの小泡12に分割して、これを分散させる効果を有するものであれば、任意の形状、配置および数とすることができる。例えば、折り曲げ羽根部432の断面形状を略円弧状としてもよく、折り曲げ羽根部432の数を5本以上としてもよい。
上述した構成を有する小泡化装置430は、その下方から浮上してきて、中心部431の下面側にある気泡入口432aに衝突した大きなサイズの気泡10を、この気泡10よりも小さなサイズの小泡12に分割する。そして、分割された小泡12が小泡化装置430の上方で再合一しないように、折り曲げ羽根部432の先端部である気泡出口432bまで案内して分散させる。すなわち、4本の折り曲げ羽根部432が結合した気泡入口432aが本実施形態に係る分割部434を構成し、折り曲げ羽根部432の下側(小泡化装置430の下方側)の面で囲まれた領域が本実施形態に係る案内流路436を構成している。
また、案内流路436を構成する折り曲げ羽根部432は、上述したように、中心部431から気泡塔本体110の側壁側に向けて放射状に広がった形状をしているため、小泡化装置430の分割部434により分割された小泡12の入口である気泡入口432aと、小泡12の出口である気泡出口432bとは、水平方向に互いに離隔した位置となっている。
(小泡化装置430の作用)
以上、小泡化装置430の構成について説明したが、以下、かかる構成を有する小泡化装置430の作用について説明する。
小泡化装置430の下方から浮上してきた大きなサイズの気泡10は、小泡化装置430の下面に位置する分割部434、すなわち、気泡入口432aに衝突して、複数の小泡12に分割される。このように、小泡化装置430を気泡塔本体110の内部に配置することにより、小泡化装置430の下方から浮上してきた大きなサイズの気泡10を小さなサイズの気泡(小泡12)に分割することができ、気液(気泡とスラリー118の液体)との接触面積を大きくして、気泡塔(本実施形態では気泡塔本体110)の単位容積あたりのガス溶解速度を高めることができる。また、小さなサイズの小泡12を生成することにより、気泡(小泡12)の気泡塔(本実施形態では気泡塔本体110)内の滞留時間を長くして、気泡(小泡12)内のガスがスラリー118中へ十分に溶解しないまま気泡塔(気泡塔本体110)を通過することを抑制することができる。
なお、小泡12のサイズは、例えば、折り曲げ羽根部432のクの字状の角度(開き具合)を変えることにより調整することができるが、小泡12のサイズが小さすぎると、気泡(小泡12)の上昇速度が低くなりすぎて十分なエアリフト効果が得られないため好ましくない。一方、小泡12のサイズが大きすぎると、上記小泡化の効果が十分に得られないため好ましくない。
分割されて小さなサイズとなった小泡12の一部は、折り曲げ羽根部432に進入し、その下側の面に沿って案内流路436を浮上し、折り曲げ羽根部432の先端(すなわち、気泡出口432b)から再びスラリー118中に放出される。このとき、上述したように、小泡化装置430の分割部434で分割された小泡12の入口である気泡入口432aと、小泡12の出口である気泡出口432bとが水平方向に互いに離隔した位置となるように折り曲げ羽根部432が形成されている。したがって、分割部434で分割されて案内流路436を浮上した小泡12は、気泡出口432bで分割された他の小泡12とは互いに離隔した位置でスラリー118中へ放出されるため、分割された各小泡12どうしが再び接触して合一して大きなサイズの気泡になることを抑制することができる。
なお、小泡12のうち、折り曲げ羽根部432に進入しなかった一部は、隣接する折り曲げ羽根部432の間の隙間等を通って、スラリー118中を浮上する。
また、小泡化装置430の下方から浮上してきた気泡10は、そのサイズによっては小泡化装置430によって分割されないこともある。このような場合には、分割された小泡12と同様に、折り曲げ羽根部432の下側の面に沿って浮上するか、あるいは、隣接する折り曲げ羽根部432の間の隙間等を浮上して、スラリー118中を上昇する。
また、小泡化装置430により気泡10だけでなく、スラリー118の上昇流も分割される。このため、気泡塔(気泡塔本体110)内を連続して上昇する気泡10およびスラリー118の流れを分割することができ、これにより、気泡の上昇速度を遅くして、気泡内のガスが十分にスラリー118中の液体に溶解しないまま、気泡が気泡塔(気泡塔本体110)を通過することを抑制することができる。
特に、小泡化装置430を気泡塔本体110内の水平面内略中央部に配置すると、上記効果がより顕著となるため好ましい。このように、小泡化装置430を気泡塔本体110の中央部付近に配置した場合には、気泡塔本体110の中央部を浮上する気泡10を小泡12に分割して気泡塔本体110の側壁周辺部へ分散させることにより、連続した気泡10とスラリー118の上昇流が発生することを抑制することができ、気泡が短い滞留時間で気泡塔本体110内を通過することを抑制することができる。すなわち、気泡の滞留時間を長くして、気泡内のガスがスラリー118中へ十分に溶解しないまま気泡塔本体110を通過することを抑制することができる。
また、小泡化装置430は、気泡塔本体110の高さ方向に沿って、複数配置してもよい。これにより、小泡化装置430の上方で小泡12が再合一した場合であっても、再びその上方に配置された別の小泡化装置により再び分割されるので、上述した小泡化の効果をより確実に実現することができる。
さらに、気泡10の分割効果のみを意図して、同一高さの水平面内に複数の小泡化装置430を配置してもよい。このとき複数設置する小泡化装置430の大きさは異なっていても良い。
[第5の実施形態]
次に、図11から図14に基づいて、本発明の第5の実施形態に係る小泡化装置530の構成および動作について説明する。なお、図11は、本実施形態に係る小泡化装置530の構成を示す斜視図であり、図12は図11のI−I線で切断した断面図、図13は小泡化装置530の上面のみを示す図、図14は小泡化装置530の下面のみを示す図である。
(小泡化装置530の構成)
図11から図14に示すように、小泡化装置530は、テーパ状の外壁531と、外壁531の内側に配置されて外壁531よりも小さな径を有するテーパ状の内壁532と、外壁531と内壁532とに囲まれた空間を区画する隔壁533と、から構成される。
外壁531および内壁532は、気泡塔本体110の下方から上方に向かって広がったテーパ状の形状を有しており、本実施形態においては内壁532の内側は空洞となっている。ただし、内壁532の内側は必ずしも空洞になっている必要はない。また、本実施形態においては、外壁531および内壁532から構成される二重管構造であるが、外壁531および内壁532以外にもテーパ状の壁を設け、三重以上の管構造としてもよい。
隔壁533は、外壁531と内壁532とに囲まれた空間内を区画するように、小泡化装置530の中心軸を中心として、放射状に複数(本実施形態では8枚)配置されている。この隔壁533の配置および数は、この例に限られるわけではなく、本発明の効果、すなわち、大きなサイズの気泡10を気泡10よりも小さなサイズの小泡12に分割して、これを分散させる効果を有するものであれば、任意の配置および数とすることができる。
上述した構成を有する小泡化装置530においては、実施形態に係る分割部534は、小泡化装置530の下面、すなわち、外壁531、内壁532および隔壁533の下端部の集合として構成され、本実施形態に係る案内流路536は、外壁531と、内壁532と、隣接する2枚の隔壁533とにより囲まれた領域、または内壁532の内側の空洞領域として構成されている。上記分割部534は、小泡化装置530の下方から浮上してきて、小泡化装置の下面を構成する案内流路536の下端部である気泡入口536aの集合に衝突した大きなサイズの気泡10を、この気泡10よりも小さなサイズの小泡12に分割する。また、上記案内流路536は、分割部534により分割された小泡12が小泡化装置530の上方で再合一しないように、案内流路の上端部である気泡出口536bまで案内して分散させる。
また、案内流路536を構成する外壁531および内壁532は、上述したように、気泡塔本体110の下方から上方に向かって広がった形状をしているため、小泡化装置530の分割部534により分割された小泡12の入口である気泡入口536aと、小泡12の出口である気泡出口536bとは、水平方向に互いに離隔した位置となっている。
(小泡化装置530の作用)
以上、小泡化装置530の構成について説明したが、以下、かかる構成を有する小泡化装置530の作用について説明する。
小泡化装置530の下方から浮上してきた大きなサイズの気泡10は、小泡化装置530の下面に位置する分割部534、すなわち、気泡入口536aの集合部分に衝突して、複数の小泡12に分割される。このように、小泡化装置530を気泡塔本体110の内部に配置することにより、小泡化装置530の下方から浮上してきた大きなサイズの気泡10を小さなサイズの気泡(小泡12)に分割することができ、気液(気泡とスラリー118の液体)との接触面積を大きくして、気泡塔(本実施形態では気泡塔本体110)の単位容積あたりのガス溶解速度を高めることができる。また、小さなサイズの小泡12を生成することにより、気泡(小泡12)の気泡塔(本実施形態では気泡塔本体110)内の滞留時間を長くして、気泡(小泡12)内のガスがスラリー118中へ十分に溶解しないまま気泡塔(気泡塔本体110)を通過することを抑制することができる。
なお、小泡12のサイズは、例えば、外壁531と内壁532との間隔や、隣接する2枚の隔壁533間の間隔を広げたり狭めたりすることにより調整することができるが、小泡12のサイズが小さすぎると、気泡(小泡12)の上昇速度が低くなりすぎて十分なエアリフト効果が得られないため好ましくなく、一方、小泡12のサイズが大きすぎると、上記小泡化の効果が十分に得られないため好ましくない。
分割されて小さなサイズとなった小泡12は、案内流路336に沿って浮上し、案内流路536の上端(すなわち、気泡出口536b)から再びスラリー118中に放出される。このとき、上述したように、小泡化装置530の分割部534で分割された小泡12の入口である気泡入口536aと、小泡12の出口である気泡出口536bとが水平方向に互いに離隔した位置となるように外壁531および内壁532が形成されている。したがって、分割部534で分割されて案内流路536を浮上した小泡12は、気泡出口536bで分割された他の小泡12とは互いに離隔した位置でスラリー118中へ放出されるため、分割された各小泡12どうしが再び接触して合一して大きなサイズの気泡になることを抑制することができる。
なお、小泡化装置530の下方から浮上してきた気泡10は、そのサイズによっては小泡化装置530によって分割されないこともある。このような場合には、分割された小泡12と同様に、案内流路536に沿って浮上して、スラリー118中を上昇する。
また、小泡化装置530により気泡10だけでなく、スラリー118の上昇流も分割される。このため、気泡塔(気泡塔本体110)内を連続して上昇する気泡10およびスラリー118の流れを分割することができ、これにより、気泡の上昇速度を遅くして、気泡内のガスが十分にスラリー118中の液体に溶解しないまま、気泡が気泡塔(気泡塔本体110)を通過することを抑制することができる。
特に、小泡化装置530を気泡塔本体110内の水平面内略中央部に配置すると、上記効果がより顕著となるため好ましい。このように、小泡化装置530を気泡塔本体110の中央部付近に配置した場合には、気泡塔本体110の中央部を浮上する気泡10を小泡12に分割して気泡塔本体110の側壁周辺部へ分散させることにより、連続した気泡10およびスラリー118の上昇流が発生することを抑制することができ、気泡が短い滞留時間で気泡塔本体110内を通過することを抑制することができる。すなわち、気泡の滞留時間を長くして、気泡内のガスがスラリー118中へ十分に溶解しないまま気泡塔本体110を通過することを抑制することができる。
また、小泡化装置530は、気泡塔本体110の高さ方向に沿って、複数配置してもよい。これにより、小泡化装置530の上方で小泡12が再合一した場合であっても、再びその上方に配置された別の小泡化装置により再び分割されるので、上述した小泡化の効果をより確実に実現することができる。
さらに、気泡10の分割効果のみを意図して、同一高さの水平面内に複数の小泡化装置530を配置してもよい。このとき複数設置する小泡化装置530の大きさは異なっていても良い。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本発明に係る小泡化装置の構成については、上述した第1〜第5の実施形態に係る小泡化装置130,230,330,430,530の構成例には限られず、大きなサイズの気泡10を該気泡10よりも小さなサイズの小泡12に分割して、これを分散させる効果を有するものであれば、任意の構成を採用することができる。
なお、以上説明した本発明に係る小泡化装置を、スラリー床式気泡塔型反応器(例えば、フィッシャー・トロプシュ合成反応器)に適用した場合には、上述した効果により、反応器単位容積あたりの反応速度を向上させるとともに、原料ガス(例えば、合成ガス)の反応転化率を向上させることができる。なお、スラリー床式気泡塔型反応器以外の気泡塔としては、例えば、スラリー床式気泡塔型吸収装置などの原料ガスをスラリー中に溶解させるだけ(反応は起こらない)のものがある。
また、スラリー床式気泡塔内において、上述した第1〜第5の実施形態に係る小泡化装置130,230,330,430,530を複数組み合わせて使用することもできる。
本発明は、液体中に固体粒子を懸濁させたスラリーを収容する気泡塔本体と;前記気泡塔本体の下部に配設され、前記液体または前記スラリーにガスを供給するガス供給部と;前記気泡塔本体の内部に設けられた小泡化装置と;を備え、前記小泡化装置は、前記気泡塔本体を下方から浮上してきた気泡を該気泡より小さな小泡に分割する分割部と、前記分割部により分割された小泡が再合一しないように、前記分割部から前記小泡を案内して分散させる案内流路と、を有するスラリー床式気泡塔に関する。
本発明のスラリー床式気泡塔によれば、気泡の上昇速度を著しく低減させることなく、固体粒子のスラリー中への分散効果を保持しながら、気泡内のガスの溶解速度を高めることができる。

Claims (12)

  1. スラリー床式気泡塔の内部に設けられる小泡化装置であって、
    前記スラリー床式気泡塔内部を下方から浮上してきた気泡を該気泡よりも小さな小泡に分割する分割部と;前記分割部によって分割された小泡が再合一しないように、前記分割部から前記小泡を案内して分散させる案内流路と;を備え
    前記案内流路は、湾曲した管の内部に形成されるスラリー床式気泡塔用の小泡化装置。
  2. 隣接する2つの前記管の気泡出口側端部の中心軸間の水平方向の距離は、気泡入口側端部の中心軸間の水平方向の距離よりも大きい請求項に記載のスラリー床式気泡塔用の小泡化装置。
  3. 前記管は、管の長さ方向に沿って開口部を有する請求項に記載のスラリー床式気泡塔用の小泡化装置。
  4. 前記管が傾斜している部分では、前記開口部は、前記管の下面側に形成される請求項に記載のスラリー床式気泡塔用の小泡化装置。
  5. 前記開口部は、前記管の長さ方向に沿って形成されたスリット、または、前記管の長さ方向に沿って形成された2つ以上の貫通孔である請求項に記載のスラリー床式気泡塔用の小泡化装置。
  6. 前記スラリー床式気泡塔内部の水平面内中央部に配置される請求項1に記載のスラリー床式気泡塔用の小泡化装置。
  7. 液体中に固体粒子を懸濁させたスラリーを収容する気泡塔本体と;
    前記気泡塔本体の下部に配設され、前記液体または前記スラリーにガスを供給するガス供給部と;
    前記気泡塔本体の内部に設けられた小泡化装置と;を備え、
    前記小泡化装置は、前記気泡塔本体を下方から浮上してきた気泡を該気泡より小さな小泡に分割する分割部と、前記分割部により分割された小泡が再合一しないように、前記分割部から前記小泡を案内して分散させる案内流路と、を有し、
    前記案内流路は、湾曲した管の内部で構成されるスラリー床式気泡塔。
  8. 隣接する2つの前記管の気泡出口側端部の中心軸間の水平方向の距離は、気泡入口側端部の中心軸間の水平方向の距離よりも大きい請求項に記載のスラリー床式気泡塔。
  9. 前記管は、管の長さ方向に沿って開口部を有する請求項に記載のスラリー床式気泡塔。
  10. 前記管が傾斜している部分では、前記開口部は、前記管の下面側に形成される請求項に記載のスラリー床式気泡塔。
  11. 前記開口部は、前記管の長さ方向に沿って形成されたスリット、または、前記管の長さ方向に沿って形成された2つ以上の貫通孔である請求項に記載のスラリー床式気泡塔。
  12. 前記小泡化装置は、前記気泡塔本体の水平面内中央部に配置される請求項に記載のスラリー床式気泡塔。
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