JPH06238298A - 含油汚泥の組成成分分離装置 - Google Patents

含油汚泥の組成成分分離装置

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JPH06238298A
JPH06238298A JP5051379A JP5137993A JPH06238298A JP H06238298 A JPH06238298 A JP H06238298A JP 5051379 A JP5051379 A JP 5051379A JP 5137993 A JP5137993 A JP 5137993A JP H06238298 A JPH06238298 A JP H06238298A
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air
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Masahiro Takeda
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O H L RIYUUTAI KOGAKU KENKYUSHO KK
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  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 含油汚泥を、ゴミ分、油分、エマルジョン分
および砂泥分に分ける。 〔構成〕 タンク2の軸心位置に、第1空気配管5と第
2空気配管6とを並べて設ける。これら両空気配管5、
6の外側に内筒12を設け、内筒12の上端部を、閉止
板13で閉じる。内筒12の外側に送流管11を設け、
内筒12と送流管11との間に、変流装置14を取付け
る。変流装置14を、2枚の半楕円形翼盤15と仕切板
16とで構成する。第1空気配管5から空気を噴射させ
ると、タンク2底部の含油汚泥が撹拌、混合され、砂泥
分とそれ以外の軽質成分とが分かれる。軽質成分は、第
1空気配管5からの空気とともに上昇し、さらに第2空
気配管6からの空気により加速されて変流装置14に入
る。そして、旋回流となる。この旋回により、各成分が
質量差で分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砂泥、ゴミ、廃油、水
等を含有する含油汚泥を、その組成成分毎に分離する装
置に係り、特に各組成成分間の質量差を利用する含油汚
泥の組成成分分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、砂泥、ゴミ、廃油および水等を
含有する含油汚泥を、資源として再利用する場合には、
含油汚泥の各組成成分を分離する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、含油汚泥
は、その組成成分が極めて複雑であるため、組成成分の
分離は殆ど行なわれておらず、廃物として固定化した上
で投棄するか、あるいは焼却処分するしか方法がなかっ
た。
【0004】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、流体同士の摩擦、衝突現象を励起することにより、
含油汚泥の各組成成分を、その質量差を利用して物理的
に分離、抽出し、資源として再利用することができる含
油汚泥の組成成分分離装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する手段として、下端部に砂泥排出口を有し、内部に
含油汚泥が投入される有底筒状のタンクと;このタンク
の上方からタンクの軸心近傍位置を通してタンク内にそ
れぞれ配置され、タンク底部付近において含油汚泥中に
開口する第1空気配管および第1空気配管よりも上方で
開口する第2空気配管と;前記タンク内に同心の二重管
状に配置され、下端部が前記第2空気配管の開口位置よ
りも稍上方に位置する送流管と;この送流管内に組込ま
れた変流装置と;を備え、前記変流装置を、一対の半楕
円形翼盤の弦側側縁部を向き合わせて、送流管の軸心に
対して対称的に交差させ、その交差部より流体流入側の
両翼盤の弦側側縁間を、送流管の横断面をほぼ二等分す
る三角形の仕切板で閉塞して形成するとともに、前記両
空気配管を、変流装置の軸心近傍位置を貫通させるよう
にしたことを特徴とする。
【0006】そして、本発明においては、タンクを、含
油汚泥中の砂泥分の体積よりも大きい容積を有してタン
ク下端に位置する逆載頭円錐状の円錐部と、この円錐部
の上方に連続する円筒部とから構成し、第1空気配管
を、円錐部内に開口するとともに、第2空気配管を、円
筒部内に開口するようにすることが好ましい。
【0007】この際、円錐部の下端には、スラッジ貯留
用の有底円筒部を設けるようにすることがより好まし
い。
【0008】また、送流管の軸心部に、両空気配管を内
包して上端部が閉止される円筒を配設し、変流装置を、
送流管と内筒との間に配置するようにすることが好まし
い。
【0009】また、第2空気配管に、開口部から吐出さ
れる空気を送流管下端に案内する案内部材を設けるよう
にすることが好ましい。
【0010】また、第1空気配管および第2空気配管
を、軸方向の異なる二位置に開口部を有する単一のパイ
プで構成することが好ましい。
【0011】さらに、タンク内の送流管上方位置に、多
数の開口を有してゴミおよび油分等の軽質成分と軽質成
分よりも重い重質成分との分離を促進させるための成分
分離促進板を配するようにすることがより好ましい。
【0012】
【作用】本発明に係る含油汚泥の組成成分分離装置にお
いては、第1空気配管から吐出される空気により、タン
ク下端部に沈殿している含油汚泥の砂泥が、周囲の砂泥
を巻上げながら撹拌・混合され、砂泥に付着している油
分、ゴミ分を砂泥から離脱させつつ、分散状となって上
方に浮上する。この分散状の空気は、周辺の含油汚泥の
うちの比較的軽質な砂泥や含油汚泥成分を同伴しつつ浮
上する。この浮上は、第2空気配管からのスラグ状空気
により、さらに加速されて変流装置に供給される。
【0013】変流装置に送られる空気および含油汚泥の
うちの比較的軽質な成分の混合流体は、集中した強い捻
りを持った螺旋流となる。そして、旋回上昇する混合流
体は、その組成成分が各々の物性により大きな質量差を
もっているので、比較的大きな質量をもつ砂泥分は、遠
心力の作用により変流装置の径方向外側に移ってここで
層状の旋回流と化し、また比較的中間の質量をもつ水、
油のエマルジョン分は、砂泥分から離脱して砂泥分の内
側に境界を接する中間層を形成し、さらに比較的小さな
質量をもつ空気、油分およびゴミ分は、変流装置の中心
側に向かって旋回流管を形成する。
【0014】この各々の成分層の多層状旋回流体は、送
流管の上端から排出されると、その流速が減少して遠心
力も減少し、質量差毎の層に分かれてタンク水面に成層
する。このため、各組成成分毎に分離して取出すことが
可能となる。
【0015】そして、本発明において、タンクを、円錐
部と円筒部とから構成し、両空気配管を、円錐部および
円筒部内に各々開口させることにより、分離効果、特に
砂泥分の他の成分との分離効果を向上させることが可能
となる。この際、円錐部の下端に有底円筒部を設けてス
ラッジ貯留用とすることにより、砂泥分を効率よく排出
することが可能となる。
【0016】また、送流管の軸心部に内筒を配設し、変
流装置を、送流管と内筒との間に設置することにより、
送流管が大径である場合であっても、内筒の径を調節す
ることにより、変流装置が設置される空間を狭くするこ
とができ、これにより、より強力な捻りを有する旋回流
を得ることが可能となる。
【0017】また、第2空気配管に案内部材を設けるこ
とにより、第2空気配管から吐出される空気を、安定し
て送流管に送り込むことができ、より強力な旋回流を発
生させることが可能となる。
【0018】また、第1空気配管および第2空気配管を
単一のパイプで構成することにより、構造を簡素化する
ことができ製造コストを引下げることが可能となる。
【0019】さらに、タンク内の送流管上方位置に、成
分分離促進板を配することにより、局部的に集中する空
気および同伴流体の上昇力が分散され、ゴミ分および油
分の成層の安定化に有効である。
【0020】
【実施例】図1および図2は、本発明の第1実施例に係
る含油汚泥の組成成分分離装置を示すもので、この分離
装置1は、上端部に空気抜き配管3を有して含油汚泥が
投入される密閉容器状のタンク2を備えており、このタ
ンク2は、含油汚泥中の砂泥分の体積よりも大きい容積
を有してタンク2の下端に位置する逆載頭円錐状の円錐
部2aと、この円錐部2a上方に連続する円筒部2bと
から構成され、円錐部2aの下端には、スラッジ排出口
4aを有する有底円筒部4が連設されている。そして、
含有汚泥の他の成分から分離された砂泥分は、この有底
円筒部4に集められ、スクリュウポンプ(図示せず)等
を用いて、スラッジ排出口4aから排出されるようにな
っている。
【0021】前記タンク2内には、図1および図2に示
すように、その軸心近傍位置を通して第1空気配管5お
よび第2空気配管6が上方から並設配置されており、こ
れら両空気配管5、6の上端部は、流量制御機構7、8
を介し単一の空気送給管9に接続されている。そして、
この空気送給管9からは、例えば20m3/min×6
mAgの空気が供給され、この空気が適切な配分で分配
されて各空気配管5、6に送給されるようになってい
る。
【0022】前記第1配管5の下端部は、図1および図
2に示すように、前記円錐部2aの下端位置に開口して
おり、また前記第2配管6の下端部は、円錐部2aと円
筒部2bとの連結部近傍位置に開口している。そして、
第2空気配管6の下端直下位置には、第2空気配管6か
ら吐出される空気を上方に転向させるための案内部材1
0が設置されている。
【0023】前記タンク2の円筒部2b下半内部には、
図1および図2に示すように、円筒状をなす送流管11
が、円筒部2bと同心の二重管状に配設されており、こ
の送流管11の軸心部には、円筒状をなして前記両空気
配管5、6を内包する内筒12が、送流管11と同心の
二重管状に配設されている。この円筒12は、図1およ
び図2に示すように、送流管11と同一の長さに設定さ
れ、その上端部は、閉止板13によって閉止されてい
る。そして、この内筒12と送流管11との間には、変
流装置14が設置されている。
【0024】この変流装置14は、図1ないし図3に示
すように、一対の半楕円形翼盤15の弦側側縁15aを
向き合わせて、送流管11の軸心に対して対称的に交差
させるとともに、一対の半楕円形翼盤15の弧側側縁1
5bを送流管11の内面に密着固定して構成されてお
り、これら両半楕円形翼盤15の流体流入側の弦側側縁
15a間には、図3に示すように、送流管11の横断面
をほぼ二等分する三角形の仕切板16が固設されてい
る。
【0025】なお、変流装置14は、実際には図3に示
す構造のままで送流管11内に設置されている訳ではな
く、図3に鎖線で示すように、軸心部に内筒12を貫通
配置した状態で送流管11内に配設されている。すなわ
ち、図3に示す構造から、内管12に対応する部分を切
除した構造をなしている。
【0026】前記送流管11上方のウォータレベルW.
Lに対応する位置には、図1および図2に示すように、
局部的に集中する空気および同伴流体の上昇力を分散す
るための例えばパンチングメタル製の成分分離促進板1
7が、円筒部2b内を上下に二分するように配設されて
おり、この成分分離促進板17により、ゴミおよび油分
等の軽質成分と軽質成分よりも重い重質成分とを、効率
よく明確に分離できるようになっている。なお、これに
ついては後に詳述する。
【0027】一方、円筒部2b上端のオイルレベルO.
Lよりも稍上方位置には、図1および図2に示すよう
に、ゴミの浮上がりを防止するための例えばパンチング
メタル製の邪魔板18が設置されており、この邪魔板1
8で押さえられたゴミは、一部の油分とともにゴミ排出
口19から排出されるようになっている。
【0028】なお、図1において、符号20は油分排出
口、符号21は水、油のエマルジョン分排出口、符号2
2は水供給ノズルであり、円錐部2aの内周面に付着し
た状態で堆積した砂泥分は、水供給ノズル22から噴射
されるわずかの水により崩落し、有底円筒部4内に貯留
されるようになっている。
【0029】次に、本実施例の作用について説明する。
含油汚泥の組成成分を成分毎に分離する場合には、ま
ず、タンク2内に所定量の含油汚泥を投入する。する
と、含油汚泥中の砂泥分は、未だ充分に油分等から分離
された状態ではないが、質量差によりタンク2の底部に
沈殿する。
【0030】この状態で、両空気配管5、6に空気を供
給する。第1空気配管5は、その下端部が円錐部2a下
端に開口しているので、第1空気配管5からの空気は、
タンク2底部に沈殿している含油汚泥の砂泥中に噴射さ
れることになる。そして、この空気の噴出エネルギによ
り、周囲の砂泥と衝突しこれを放射状に分散、巻上げて
撹拌、混合し、砂泥に付着している水分、油分、ゴミ分
等を砂泥から離脱させつつ、周辺の含油汚泥のうちの比
較的軽質な砂泥および含油汚泥成分を同伴した分散気泡
となって浮上する。
【0031】この際、タンク2の下端に、逆戴頭円錐状
をなす円錐部2aが設けられているので、空気の噴出エ
ネルギによりタンク2底部に累積する含油汚泥を、タン
ク2底部の側方に押出し堆積させて不動層を形成させて
しまうといった不具合がなく、効率よく分散、巻上げか
つ同伴、浮上させることができ、効率よく組成成分を分
離することができる。
【0032】タンク2底部付近で放出されて、砂泥中の
比較的軽質な砂泥および含油汚泥成分を同伴し浮上する
分散気泡は、円錐部2a内を不規則な流れで上昇しよう
とするが、一方、第2空気配管6から吐出された空気
は、案内部材10に案内されてスラグ(気塊)状で直ち
に上昇し送流管11内に送り込まれる。このため、第1
空気配管5からの吐出空気による不規則な流れの上昇流
は、第2空気配管6からのスラグ状の空気によるエアリ
スト効果を有する上昇流に乗り、これら2つの上昇力の
総合効果で流動性を与えられた流体は、効率よく送流管
11間を上昇する。
【0033】両空気配管5、6からの吐出空気のエアリ
フト効果に基づく周辺流体の同伴量は、タンク2の水
深、含油汚泥の粘性、空気配管5、6の開口部の水深等
に関連して決定されるが、吐出空気の気泡の粒径が大き
いほど気泡粒子の浮力は大きくなるので、流動流体の同
伴量の点から見れば、前記スラグ状の気泡は極めて有効
である。
【0034】含油汚泥中の比較的軽質な成分は、前記気
泡との混合流体として送流管11内に進入し上昇するこ
とになるが、送流管11内には変流装置14が配設され
ているので、この変流装置14によって螺旋流に変流さ
れる。
【0035】ここで、仕切板16を設けず、一対の半楕
円形翼盤15のみによって変流装置14を構成した場合
には、変流装置14のかなり上流側から、一対の半楕円
形翼盤15の影響により徐々に捩られながら変流装置1
4に流入することになる。このため、一応螺旋流に変流
されることはされるが、それほど強い捻りの螺旋流を得
ることはできない。
【0036】ところが、一対の半楕円形翼盤15の上流
側半分を、仕切板16によって隔絶することにより、前
記混合流体は、変流装置14の直前までは渦流を形成す
ることなく整流として流れ、変流装置14に流入した直
後に急激に捻られることになる。このため、集中した強
い捻りをもった螺旋流に変流することができる。
【0037】このように、変流装置14内で流体が急激
に変流された場合には、大きな剪断応力の作用を受ける
ので、空気、含油汚泥等で構成される混合流体は乱流と
なって粒子状に細分化される。そして、送流管11の内
周面、2枚の半楕円形翼盤15、仕切板16、および内
筒12の外周面によって構成される2つの蔓巻き状の変
流路を、混沌状態で旋回、通過することになる。
【0038】蔓巻き状の変流路の最小開口断面積は、送
流管11の横断面積に比較して狭搾されているので、変
流装置14を通過する乱流状の混合流体は、さらに混
合、撹拌されて細分化されるとともに、旋回速度は加速
され、加速された旋回流速に基づき増幅された遠心力の
作用により、変流装置14の下流側において、変流装置
14の軸心にそって、変流路の断面積から2つの変流路
の最小開口断面積の合計面積を差引いた面積を概略その
断面積とするほぼ円錐状の低圧部分を形成し、この低圧
部分の周囲を旋回上昇することになる。
【0039】この円錐状の低圧部の形成規模は、主とし
てその周囲を旋回上昇する流体の旋回力の消長によって
決定されるので、送流管11の上端が広い水域に開放さ
れる場合等、旋回水平断面の急激な拡大による周囲の旋
回流体の旋回力の減衰に応じて低圧部の規模も縮小す
る。したがって、周囲の旋回流体に閉ざされた状態とな
り、旋回渦面の規模は拡大する。
【0040】旋回上昇する混合流体は、その構成成分が
夫々の物性により大きな質量差を持っているので、混合
流体のうち比較的大きな質量を持つ砂泥分は、遠心力の
作用により、送流管11の径方向外側に向かってここで
層状の旋回流となり、また比較的中間の質量を持つ水、
油のエマルジョン分は、砂泥分から離脱して砂泥分が形
成する旋回流層の内側において境界を接する中間層を形
成し、さらに、比較的小さい質量を持つ空気、油分およ
びゴミは、送流管11の中心に向かって旋回流層を形成
する。そして、夫々の成分層の多層状旋回流体を形成し
つつ変流装置14を経て上方の円筒部2bに向けて旋回
上昇する。
【0041】この多層状の乱流・旋回流体のうち、外側
に存在する比較的重質分の流体の旋回速度は、径方向内
側に存在する比較的軽質分の流体の旋回速度より小さい
ので、多層状旋回流体の内部においては、各境界におけ
る流体摩擦が生じ、重質成分中に残存する軽質分は、こ
の流体摩擦力および向心力の作用により、元流から分
離、離脱して夫々の成分で形成する成分層に向けて移動
しつつ、変流装置14を通過して円筒部2bに進入す
る。
【0042】円筒部2bの内径は、送流管11の内径よ
りも大きいので、送流管11を通過すると、多層状旋回
流体の各流速は減少し、これに伴ない各遠心力も減少
し、変流装置14内において形成された円筒状の低圧部
の規模も減衰して旋回渦の水面積は拡大される。
【0043】このため、変流装置14を通過して円筒部
2bの軸心付近を上昇する空気、ゴミ、離脱油分等の比
較的軽質な成分は、主として前記操作により細分化され
た空気の浮力により、空気に同伴して分散状で上方に向
かい液面付近で空気と離脱し、ここで停滞・成層し、
水、エマルジョン分等の比較的中間の比重を持つ成分の
一部は、液面付近の軽質成分の下部において成層し、比
較的中間の比重成分の一部および比較的重質な砂泥分
は、減少した流速、遠心力を持って送流管11の上縁付
近から放射状に円筒部2bの径方向外側に向かう。
【0044】前記両空気配管5、6から吐出される空気
に同伴して浮上する含油汚泥の成分の量は、タンク2の
水深、含油汚泥の粘性、空気配管5、6の水深等に関連
して決定されるので、吐出空気量が各々一定の場合に
は、同伴・浮上成分のうちの比較的軽質な成分が円筒部
2bの液面付近に停滞・成層した場合、同伴量に相関し
てタンク2内を上下方向に循環する比較的重質な液体の
下方への循環速度は加速される。すなわち、比較的軽質
な成分が円筒部2bの上部に停滞・累積する量に比例し
て、比較的重質な成分の下方への循環速度は増速し、円
筒部2bと送流管11との間を流下する。
【0045】タンクの円筒部2b内周面と送流管11の
外周面との間には、適当な間隔が設けられているので、
空気、ゴミ、油分およびエマルジョン分の一部等から離
脱した比較的重質の大きいエマルジョン分の残部および
砂泥分は、前記軽質成分の浮上・成層量に応じて増速さ
れた下降流速および遠心力を上廻る循環・下流速度の下
降流に乗って、送流管11と円筒部2bとの間を下方に
沈降する。
【0046】ところで、送流管11の下端と円錐部2a
の上端部との間には、図1および図2に示すように、十
分な間隔が形成されているので、円筒部2bと送流管1
1との間を下降する比較的重質な成分は、下降流に乗っ
てスムースにタンク2底部に向かい、円錐部2aの周壁
にそって下降して円錐部2a下端の周壁からタンク2の
中心に向けて断面V字型に累積する。そして、タンク2
の底部に残存する砂泥分および含油汚泥成分と一緒にな
って、ここで吐出空気の撹拌力により撹拌・混合され、
空気スラグに同伴して再び変流装置14内を上昇する現
象を繰返す。
【0047】以上の現象を要約すれば、まずタンク2底
部に累積する含油汚泥中の流動性成分を、第1空気配管
5からの吐出空気の噴出・衝突力により撹拌・同伴・浮
上させ、次いで第1空気配管5よりも開口部が上方に位
置する第2空気配管6からの吐出空気スラグのエアリフ
ト効果に基づく流動エネルギにより、タンク2底部方向
から上昇する流体の上昇力を吸収するとともに、これら
2つの合計された上昇力を、変流装置14で圧力エネル
ギ、旋回運動エネルギに転換することにより、含油汚泥
自身を撹拌・混合・洗浄(すなわち分離)する。そして
さらに、送流管11上方の拡大された水域における流体
の挙動に基づく上下方向の循環系を形成することによ
り、タンク2の上部から下方に向けて、質量が軽い順に
ゴミ層、油分層、エマルジョン層、砂泥層に分離する。
これらの操作後、一定の沈殿時間を設けることにより、
各層の明確な安定した分離層を得ることができる。そこ
で、上方の排出口19、20、21、4aから順に、ゴ
ミ分、油分、エマルジョン分および砂泥分を順次抜出
す。
【0048】なお、ゴミ排出口19からは、ゴミ分とと
もに油分の一部も同時に排出されることになるが、これ
は、ゴミ分のみでは流動性が悪く排出できないため、油
分の一部とともに排出して流動性をもたせるためであ
る。
【0049】また、ウォータレベルW.L位置には、成
分分離促進板17が設置されているが、これは、ゴミ分
および油分の成層の安定化を図るためである。すなわ
ち、成分分離促進板17の上方には、前述のようにゴミ
層および油分層が浮上・成層することになるが、送流管
11からは、上昇空気および同伴流体が上昇しているた
め、その上昇力により局部集中的に再撹拌されるおそれ
がある。
【0050】ところが、成分分離促進板17を設置した
場合には、局部的に集中する空気および同伴流体の上昇
力が分散され、ゴミ分および油分の成層を安定化させ、
成分分離を促進させることができる。
【0051】しかして、両空気配管5、6から吐出され
る空気により、流体同士の摩擦、衝突現象を励起してい
るので、含油汚泥の各組成成分を、その質量差を利用し
て物理的に分離、抽出することができ、資源として再利
用することができる。
【0052】図4は、本発明の第2実施例を示すもの
で、第1空気配管5と第2空気配管6とを並設せず、第
1空気配管5の外周側に、二重管状に第2空気配管6を
配置したものである。なお、その他の点については、前
記第1実施例と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0053】しかして、両空気配管5、6を二重管状に
配置することにより、第2空気配管6からの空気の吐出
量を、同方向に均一にすることができ、より安定した組
成成分の分離が可能となる。
【0054】図5は、本発明の第3実施例を示すもの
で、第1空気配管5および第2空気配管6を、下端部と
下端から稍上方位置とに開口部30a、30bをそれぞ
れ有する単一のパイプで構成し、両開口部30a、30
bからの空気吐出量を調節するため、パイプ 内にオリ
フィス31を設けるようにしたものである。なお、その
他の点については、前記第1実施例と同一構成となって
おり、作用も同一である。
【0055】しかして、両空気配管5、6を単一のパイ
プ30で構成することにより、構造が簡素化され、特に
小型のタンク2内に組込む際に有効である。
【0056】なお、前記各実施例においては、送流管1
1の軸心部に、送流管11と同一長の内筒12を配置す
る場合について説明したが、内筒12の長さは、必ずし
も送流管11と同一である必要はない。また、送流管1
1自体の径がそれほど大きくない(装置が小型である)
場合には、内筒12は必要に応じ省略してもよい。
【0057】また、前記各実施例においては、タンク2
の下端部に、逆戴頭円錐状の円錐部2aを設ける場合に
ついて説明したが、円筒部2bを下端まで延長させるよ
うにしてもよい。また、タンク2上端の空気抜き配管3
は、タンク2の上端を開放する場合には省略することが
できる。また、案内部材10も、必要に応じ省略しても
よい。
【0058】さらに、前記各実施例においては、含油汚
泥の組成成分の成分化が一定であることを前提として、
ゴミ排出口19、油分排出口20およびエマルジョン排
出口21の位置が固定されている場合について説明した
が、組成成分の成分化が変化する含油汚泥の場合には、
各排出口19、20、21から各成分を排出できないお
それがある。そこでこのような場合には、各排出口1
9、20、21を、上下方向に複数ずつ設け、成分化に
合わせ最適な排出口を開いて排出するようにすればよ
い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1空気
配管から吐出される空気により含油汚泥を撹拌・混合さ
せて、砂泥分と油分、ゴミ分等の軽質成分とを分離させ
るとともに、分離した軽質成分を第2空気配管からの吐
出空気により加速して変流装置に送り込むようにしてい
るので、流体同士の摩擦、衝突現象が励起され、含油汚
泥の各組成成分を、その質量差を利用して物理的に分
離、抽出し、資源として再利用することができる。
【0060】また、両空気配管は、タンクの軸心近傍位
置を通して上下に配されているので、含油汚泥中の不純
成分によって配管閉塞が生じるのを防止できるととも
に、空気配管をタンクの下方や側方から挿入配置した場
合と異なり、含油汚泥の撹拌、混合や抜出しに悪影響を
与えることがない。
【0061】また、変流装置を、一対の半楕円形翼盤と
三角形の仕切板とから構成するようにしているので、変
流装置内を上昇する流体に強い捻りが与えられ、短時間
でしかも確実に、含油汚泥を各組成成分に分離すること
ができる。
【0062】そして、本発明において、タンクを、円錐
部と円筒部とから構成し、両空気配管を、円錐部および
円筒部内に各々開口させることにより、含油汚泥を効率
よく分散・巻上げかつ同伴・浮上させることができ、特
に砂泥分と他の成分との分離効果を向上させることがで
きる。この際、円錐部の下端に有底円筒部を設けてスラ
ッジ貯留用とすることにより、砂泥分を効率よく排出す
ることができる。
【0063】また、送流管の軸心部に内筒を配設し、変
流装置を、送流管と内筒との間に設置することにより、
送流管が大径である場合であっても、内筒の径を調節す
ることにより、変流装置が設置される空間を狭くするこ
とができ、これにより、強力な捻りを有する旋回流を得
ることができる。
【0064】また、第2空気配管に案内部材を設けるこ
とにより、第2空気配管から吐出される空気を、安定し
て送流管に送り込むことができ、より強力な旋回流を安
定して発生させることができる。
【0065】また、第1空気配管および第2空気配管を
単一のパイプで構成することにより、構造を簡素化して
コストダウンを図ることができ、小型の装置に適用した
場合に有効である。
【0066】さらに、タンク内の送流管上方位置に、成
分分離促進板を配置することにより、局部的に集中する
空気および同伴流体の上昇力を分散させ、ゴミ分および
油分の成層を安定化させることができ、結果として処理
時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る含油汚泥の組成成
分分離装置を示す断面構成図である。
【図2】 図1の中央縦断面図である。
【図3】 変流装置の構成を示す斜視図である。
【図4】 本発明の第2実施例に係る含油汚泥の組成成
分分離装置を示す図1相当図である。
【図5】 本発明の第3実施例に係る含油汚泥の組成成
分分離装置を示す図1相当図である。
【符号の説明】
1…分離装置、 2…タンク、 2a…円錐部、 2b
…円筒部、 4…有底円筒部、 4a…スラッジ排出
口、 5…第1空気配管、 6…第2空気配管、10…
案内部材、 11…送流管、 12…内筒、 13…閉
止板、 14…変流装置、 15…半楕円形翼盤、 1
5a…弦側側縁、 15b…弧側側縁、16…仕切板、
17…成分分離促進板、 18…邪魔板、 19…ゴ
ミ排出口、 20…油分排出口、 21…エマルジョン
分排出口、 22…水供給ノズル、 30…パイプ、
30a、30b…開口部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部に砂泥排出口を有し、内部に含油
    汚泥が投入される有底筒状のタンクと;このタンクの上
    方からタンクの軸心近傍位置を通してタンク内にそれぞ
    れ配置され、タンク底部付近において含油汚泥中に開口
    する第1空気配管および第1空気配管よりも上方で開口
    する第2空気配管と;前記タンク内に同心の二重管状に
    配置され、下端部が前記第2空気配管の開口位置よりも
    稍上方に位置する送流管と;この送流管内に組込まれた
    変流装置と;を備え、前記変流装置は、一対の半楕円形
    翼盤の弦側側縁部を向き合わせて、送流管の軸心に対し
    て対称的に交差させ、その交差部より流体流入側の両翼
    盤の弦側側縁間を、送流管の横断面をほぼ二等分する三
    角形の仕切板で閉塞して形成され、前記両空気配管は、
    変流装置の軸心近傍位置を貫通していることを特徴とす
    る含油汚泥の組成成分分離装置。
  2. 【請求項2】 タンクは、含油汚泥中の砂泥分の体積よ
    りも大きい容積を有してタンク下端に位置する逆載頭円
    錐状の円錐部と、この円錐部の上方に連続する円筒部と
    を備え、第1空気配管は、円錐部内に開口するととも
    に、第2空気配管は、円筒部内に開口していることを特
    徴とする請求項1記載の含油汚泥の組成成分分離装置。
  3. 【請求項3】 円錐部の下端には、スラッジ貯留用の有
    底円筒部が設けられていることを特徴とする請求項2記
    載の含油汚泥の組成成分分離装置。
  4. 【請求項4】 送流管の軸心部には、両空気配管を内包
    し上端部が閉止される内筒が配設され、変流装置は、送
    流管と内筒との間に設置されていることを特徴とする請
    求項1、2または3記載の含油汚泥の組成成分分離装
    置。
  5. 【請求項5】 第2空気配管は、開口部から吐出される
    空気を送流管下端に案内する案内部材を有していること
    を特徴とする請求項1、2、3または4記載の含油汚泥
    の組成成分分離装置。
  6. 【請求項6】 第1空気配管および第2空気配管は、軸
    方向の異なる二位置に閉口部を有する単一のパイプで構
    成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4ま
    たは5記載の含油汚泥の組成成分分離装置。
  7. 【請求項7】 タンク内の送流管上方位置には、多数の
    開口を有してゴミおよび油分等の軽質成分と軽質成分よ
    りも重い重質成分との分離を促進させる成分分離促進板
    が配されていることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5または6記載の含油汚泥の組成成分分離装置。
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