JP4860378B2 - レンズの偏芯調整方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラや他の光学機器などのレンズの組み立て時に用いられるレンズの偏芯調整方法及び装置に関するものである。
ズームレンズは例えば、前群レンズ、ズームレンズ本体、後群レンズ、フォーカスレンズなどからなり、鏡胴に取り付けられている。このうち、ズームレンズ本体、後群レンズ、フォーカスレンズは鏡胴に組み付けることにより、ほぼ光軸が一致する。また、前群レンズは、バネ状リングなどによって、光軸に直交する面内で鏡胴に移動可能に取り付けられており、レンズの偏芯調整を行った後にレンズ鏡胴に接着剤などにより固定して仮付けし、その後必要により本付けを行っている。
前記レンズの偏芯調整は、解像度チャートをズームレンズによりCCDカメラで撮影し、この撮影されたチャート画像を作業者が観察しながら、前群レンズを光軸に直交する面内で移動させる。そして、チャート画像が解像される位置で前群レンズを鏡胴に固定する。
しかし、このような方法では、作業者の目視観察によりレンズの移動調整を行うものであり、解像の判断に熟練を必要とし、しかも量産適合性が無く、調整結果に個人差があり信頼性に乏しいなどの問題がある。
これに対して、特許文献1では、固定レンズ系の光路に被調整レンズ系を保持し、光路に2方向の直線パターンを有するチャートを配置し、被調整レンズ系と固定レンズ系を経て2方向の直線パターンをセンサに投影し、投影された二つの直線チャート像の照度分布を前記2方向にそれぞれ検出し、最強照度点を中心とするコマフレア量を算出し、算出されたコマフレア量から得られた偏芯補正量に基づいて被調整レンズ系を移動調節して、レンズ系の光軸を調整している。これにより、光軸調整を自動的に高速に行うことができる。
また、特許文献2では、ズームレンズの固定群の傾きを調整することによって、テレ端付近及びワイド端付近における片ボケ(画像周辺部に発生する部分的なフォーカスのズレ現象)を解消することを目的とする。そして、結像面内の4か所以上の測定点における結像状態を測定し、各測定点についてそれぞれ結像状態が最良となるデフォーカス座標を特定し、各測定点についての結像状態が最良となるデフォーカス座標のうちの3点によって決定される4つ以上の平面を規定し、固定群1,3の光軸に対する傾きを調節することにより4つ以上の平面を一致させる場合における固定群1,3の傾き量を算出し、算出された固定群1,3の傾き量を目標点として、固定群1,3の傾きを調整する。
特開2000−121901号公報 特開2003−43328号公報
しかしながら、特許文献1の場合には、中心付近のチャートに基づき偏芯調整を実施するため、周辺部の片ボケに対する調整精度が低いという問題がある。また、特許文献2の場合には、調整個所が2か所となり、且つ複雑な演算が要求されるため、測定点が増えると計算量が飛躍的に増加し、迅速な演算が困難になるという問題がある。このため測定点を増やすことができないため、調整精度を上げることができないという問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、簡単に且つ高精度にレンズの偏芯を調整することができるレンズの偏芯調整方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、光軸に直交するレンズ取付面上で二次元方向に被調整レンズを移動して、前記光軸に対する被調整レンズの偏芯を調整するレンズの偏芯調整方法において、前記被調整レンズを保持し、この被調整レンズを前記レンズ取付面上で初期位置へ移動させる第1移動工程と、初期位置移動後に前記被調整レンズと撮像素子とを用いて、焦点位置を変えながら合焦調整チャートを撮影し、この撮影画面を上下及び左右に複数に分割し、各分割エリアにおける合焦位置をそれぞれ求める合焦位置測定工程と、前記撮影画面の各分割エリアにおける合焦位置を揃えるように、前記撮影画面の左右方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分、及び撮影画面の上下方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分に基づき、前記光軸に対する前記被調整レンズの偏芯移動量を算出する偏芯移動量算出工程と、前記算出した偏芯移動量に基づき前記初期位置から前記被調整レンズを移動させる第2移動工程とを有する。
なお、前記偏芯移動量算出工程は、前記撮影画面の左右方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分を加算し、この加算したものに係数を乗じて撮影画面の左右方向での偏芯移動量を算出し、前記撮影画面の上下方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分を加算し、この加算したものに係数を乗じて撮影画面の上下方向での偏芯移動量を算出することが好ましい。また、前記分割エリアを、隣接する複数の小分割エリアの集合から構成し、この集合した前記小分割エリアの合焦位置の平均値を、各分割エリアにおける合焦位置とすることが好ましい。
また、前記算出した偏芯移動量に基づき前記第2移動工程により前記初期位置から前記被調整レンズを移動させた後に、再度、前記合焦位置測定工程及び偏芯移動量算出工程を行い、求めた偏芯移動量が所定値内のときに前記被調整レンズの偏芯調整が終了したことを報知する報知工程を有することが好ましい。
また、前記算出した偏芯移動量に基づき前記第2移動工程により前記初期位置から前記被調整レンズを移動させた後に、再度、前記合焦位置測定工程及び偏芯移動量算出工程を行い、求めた偏芯移動量が所定値を超えたときに、アラームを発する報知工程を有することが好ましい。
なお、固定レンズ系と、この固定レンズ系が組み付けられる鏡胴と、前記固定レンズ系の光軸に対して垂直に2次元方向に移動自在に前記被調整レンズが保持されるレンズ取付面とを備える撮影レンズに対し、前記被調整レンズの偏芯調整を行うことが好ましい。また、前記撮影レンズはズームレンズであり、このズームレンズのテレ端及びワイド端のそれぞれにおいて、前記合焦位置測定工程と、偏芯移動量算出工程とを行い、テレ端偏芯移動量とワイド端偏芯移動量とを求め、前記テレ端偏芯移動量とワイド端偏芯移動量とを重み付けして総合偏芯移動量を求める総合偏芯移動量算出工程を有することが好ましい。
また、本発明は、光軸に直交するレンズ取付面上で二次元方向に被調整レンズを移動して、前記光軸に対する被調整レンズの偏芯を調整するレンズの偏芯調整装置であって、前記被調整レンズを保持し、この被調整レンズを前記レンズ取付面上で初期位置及び任意位置へ移動させる被調整レンズ移動部と、前記被調整レンズ移動部により前記被調整レンズを前記初期位置へ移動させた後に、前記被調整レンズと撮像素子とを用いて、焦点位置を変えながら合焦調整チャートを撮影する撮影部と、前記撮影部による前記合焦調整チャートの撮影画面を上下及び左右に複数に分割し、各分割エリアにおける合焦位置をそれぞれ求める合焦位置測定部と、前記撮影画面の各分割エリアにおける合焦位置を揃えるように、前記撮影画面の左右方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分、及び撮影画面の上下方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分に基づき、前記光軸に対する前記被調整レンズの偏芯移動量を算出する偏芯移動量算出部と、前記算出した偏芯移動量に基づき、前記被調整レンズ移動部を制御して前記被調整レンズを前記初期位置から移動させる制御部とを有する。
本発明によれば、被調整レンズを保持し、この被調整レンズをレンズ取付面上で初期位置へ移動させ、初期位置移動後に前記被調整レンズと撮像素子とを用いて、焦点位置を変えながら合焦調整チャートを撮影し、この撮影画面を上下及び左右に複数に分割し、各分割エリアにおける合焦位置をそれぞれ求め、撮影画面の各分割エリアにおける合焦位置を揃えるように、光軸に対する被調整レンズの偏芯移動量を算出し、この偏芯移動量に基づき初期位置から被調整レンズを移動させることにより、簡単に且つ容易にレンズの偏芯調整を行うことができる。これに対して、手動調整では、調整の習熟にある程度の期間が必要であり、生産初期の段階での生産性は低く品質も安定しないが、本発明によれば、生産初期の段階からバランスの取れた偏芯調整が可能となり、生産性が向上する。
前記偏芯移動量の算出は、撮影画面の左右方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分、及び撮影画面の上下方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分に基づき、光軸に対する被調整レンズの偏芯移動量を算出することにより、合焦位置を分割エリア毎に求める場合でも、簡略な計算で対応が可能となり、迅速且つ容易に偏芯移動量を求めることができる。
特に、撮影画面の左右方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分を加算し、この加算したものに係数を乗じて撮影画面の左右方向での偏芯移動量を算出し、前記撮影画面の上下方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分を加算し、この加算したものに係数を乗じて撮影画面の上下方向での偏芯移動量を算出することにより、演算負荷が少なくなり、より一層迅速且つ容易に偏芯移動量を求めることができる。
また、ズームレンズのテレ端及びワイド端のそれぞれにおいて、合焦位置測定工程と、偏芯移動量算出工程とを行い、テレ端偏芯移動量とワイド端偏芯移動量とを求め、これらテレ端偏芯移動量とワイド端偏芯移動量とを重み付けして総合偏芯移動量を求めることにより、テレ端とワイド端それぞれに最適な偏芯位置に対して、初めから中間的な位置に偏芯調整することができる。また、前記鏡胴に前記撮像素子が固定された撮影レンズを用いることにより、撮像素子が取り付けられた状態で偏芯調整が行われるため、撮像素子のあおり調整が不要になる。
図1に示すように、本発明のレンズの偏芯調整装置10は、レンズ保持台11、カメラ駆動部12、被調整レンズ移動部13、コントローラ14、操作パネル15、及びアラーム16を備えている。レンズ保持台11には、マウント部17が形成されており、このマウント部17を介して、偏芯調整対象のレンズユニット18がセットされる。また、レンズ保持台11内には、カメラ駆動部12、被調整レンズ移動部13、コントローラ14が配置されている。レンズユニット18の前方には、合焦調整チャート19がセットされている。合焦調整チャート19は必要に応じて照明装置20により略均一に照明されている。
レンズユニット18は、ズームレンズ21と、このズームレンズ21に一体的に設けられるイメージエリアセンサ22、ズーミング機構23、AF機構24、画像処理部25を有するユニットコントローラ26、バッテリ(図示省略)とを備えている。
図2に示すように、レンズユニット18は、カメラボディ30に着脱自在に取り付けられることにより、デジタルカメラ31が構成される。カメラボディ30には、操作パネル32、レリーズボタン33、撮影した画像や各種設定事項を表示する液晶パネル34、ズーミングボタン35、着脱自在な記録媒体に画像データを記録するデータ記録部、カメラコントローラ及びバッテリ等(図示せず)が設けられている。
図1に示すように、ズームレンズ21は、鏡胴40、撮影レンズを構成する第1〜第4レンズ群G1〜G4、第1〜第4レンズ群G1〜G4をそれぞれ保持する各レンズホルダ41〜44を備えている。第1レンズ群G1及び第3レンズ群G3はレンズホルダ41,43を介して鏡胴40に固定されている。なお、第1レンズ群G1の固定前に、本発明の偏芯調整方法が実施される。第1レンズ群G1の像面側には第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4が順に配置される。
第1レンズ群G1は前群レンズであり、第2レンズ群G2はズーミングレンズであり、第3レンズ群G3は後群レンズであり、第4レンズ群G4はフォーカスレンズである。第2レンズ群G2、第4レンズ群G4は、光軸方向に移動自在にレンズホルダ42,44によって保持される。レンズホルダ42,44は、ネジ棒からなるガイドロッド46,47と噛み合っている。ガイドロッド46がAF機構24のステッピングモータにより回転されることで焦点調節され、ガイドロッド47がズーミング機構23のステッピングモータにより回転されることでズーミングが行われる。なお、各レンズ群G1〜G4のいずれか又は全ては単レンズであってもよい。
第2〜第4レンズ群G2〜G4は、鏡胴40のレンズホルダ42〜44に組み付けられることで固定される。また、第1レンズ群G1はレンズホルダ41で保持された後に、鏡胴40のレンズ取付面40aに図示しないバネ部材により押し付けられるように付勢されており、レンズ取付面40a上で二次元方向に移動可能になっている。そして、後に説明するように、本発明の偏芯調整方法により、偏芯調整された後に接着剤などでレンズホルダ41がレンズ取付面40aに仮付けされ、この後に本付けされる。
第4レンズ群G4の像面側には、CCDからなるイメージエリアセンサ22が配置されている。イメージエリアセンサ22は、ズームレンズ21によりセンサ面に結像された画像を光電変換して画像信号を得る。この画像信号は画像処理部25で処理されて、デジタル化されたRAWデータとされ、画像処理部25内のSDRAMに一時的に格納される。図2に示すように、レンズユニット18にカメラボディ30が接続されてデジタルカメラ31として機能している場合には、前記SDRAM内のRAWデータは適宜タイミングで読み出され、カメラボディ30側のコントローラによりで画像処理された後に、液晶パネル34に表示される。また、レリーズボタン33の操作によって、液晶パネル34に表示されている被写体画像の画像データが記録媒体に記憶される。
図1に示すように、被調整レンズ移動部13は、レンズ保持台11にセットされたズームレンズ21の第1レンズ群G1を保持し、この保持した第1レンズ群G1をズームレンズ21の光軸Lに直交するレンズ取付面40a上で二次元方向に移動させる。このため、レンズクランプ50、X方向シフト部51、Y方向シフト部52、Z方向シフト部53、及びベース部54を備えている。レンズクランプ50は、第1レンズ群G1のレンズホルダ41を把持する把持位置と、開放する開放位置との間で変位する。
X方向シフト部51は、レンズクランプ50及びY方向シフト部51を介して第1レンズ群G1を光軸(Z軸方向)Lに直交し、且つ図1の紙面に直交する方向に移動する。Y方向シフト部52は、レンズクランプ50を介して第1レンズ群G1を光軸Lに直交し且つY方向に移動する。また、Z方向シフト部53は、第1レンズ群G1を光軸L方向に移動する。そして、X方向シフト部51及びY方向シフト部52により、第1レンズ群G1をXY平面上にあるレンズ取付面40aに沿って移動させることで、偏芯調整を行う。また、Z方向シフト部53は偏芯調整の際に、レンズ取付面40aから第1レンズ群G1を少し離すように第1レンズ群G1を移動する。
カメラ駆動部12は、コントローラ14からの制御信号に基づき、レンズユニット18のユニットコントローラ26を介し、ズーミング機構23、AF機構24、画像処理部25を制御し、第1レンズ群G1の偏芯調整を行う。以下、図3のフローチャートを参照して、コントローラ14及びカメラ駆動部12による偏芯調整処理を説明する。この偏芯調整処理は、プログラムによってソフト的に行われ、コントローラ14内には、合焦位置測定部61、偏芯移動量算出部62、及び判定部63が形成される。
先ず、レンズ保持台11に被調整対象のレンズユニット18が取り付けられると、マウント部17を介して、カメラ駆動部12がレンズユニット18の各部に接続される。次に、操作パネル15の調整開始ボタンが押されると、被調整レンズ移動部13は、第1レンズ群G1のレンズホルダ41を把持した後に、第1レンズ群G1を設計位置である初期位置に移動する。また、カメラ駆動部12を介してズーミングレンズである第2レンズ群G2を光軸方向で移動させ、ズームレンズ21をテレ端にセットする。
次にテレ端側の偏芯移動量の算出処理を開始する。まず、フォーカスレンズである第4レンズ群G4のステップ送りが行われ、ステップ送り毎に、そのフォーカスレンズ位置で、合焦調整チャート19(図1参照)を撮影する。合焦調整チャート19は、図4に示すように、撮影エリアPAの各部での合焦を確認することができるものであればよく、例えば白黒の縞模様を縦、横に交互に配置したものが用いられる。合焦調整チャート19の撮影データはコントローラ14内のメモリ14aに取り込まれる。
コントローラ14では、各ステップ送り時の合焦調整チャートの撮影エリアPAを、8×8の64分割の小分割エリアa1,1〜a8,8に分け、小分割エリアa1,1〜a8,8毎にAF評価値を求める。AF評価値としては、例えばコントラスト値である。
次に、隣接する複数の小分割エリアの集合を分割エリアとし、この分割エリア毎にAF評価値を求める。小分割エリアのAF評価値をそのまま用いると、ピントのバラツキを拾ってしまい、精度のよい偏芯調整が困難になるからである。
本実施形態では、隣接する4個の小分割エリアによって、分割エリアを構成している。例えば64個の小分割エリアa1,1〜a8,8のうち、a2,2、a2,3、a3,2、a3,3のコントラスト値を積算し、この積算値を第1分割エリアA1のAF評価値とする。同様にして、a2,4、a2,5、a3,4、a3,5を用いて第2分割エリアA2のAF評価値を得る。以下、同様にして、第3〜第9分割エリアA3〜A9のAF評価値を得る。
次に、第1〜第9分割エリアA1〜A9に対してAF評価値が最大となる送りパルス位置をその分割エリアA1〜A9の焦点位置F1〜F9として求める。
図5は、分割エリアA1,A5,A9において、その焦点位置F1,F5,F9にずれがある場合の一例を示したものであり、縦軸はAF評価値としてのコントラスト値を、横軸はフォーカスレンズの送りパルス量(光軸方向位置)を示している。
次に、各分割エリアA1〜A9の焦点位置F1〜F9の内、上下端同士の差分を求めた後、これらを加算する。同様にして、各分割エリアA1〜A9の焦点位置F1〜F9の内、左右端同士の差分を求めた後、これらを加算する。そして、これら差分加算値に係数α,βを乗じて、偏芯移動量を算出する。なお、差分を加算して求める代わりに、差分を加算したものを加算した個数で除した差分平均値を用いて、偏芯移動量を求めてもよい。
すなわち、下記式(1),(2)に基づいて、X方向偏芯移動量x、Y方向偏芯移動量yを求める。
x=α×{(F1−F3)+(F4−F6)+(F7−F9)}・・・(1)
y=β×{(F1−F7)+(F2−F8)+(F3−F9)}・・・(2)
係数α,βは、ズームレンズ21の機種毎に予め求められる。具体的には、レンズ設計のシミュレーションで、レンズ移動量に対する焦点位置のずれ量を算出することができるため、その値から係数α,βを求める。また、数個のサンプルを使用してレンズを定量動かし、実際に焦点位置を計測し、実際の移動量と送りパルス量(焦点位置)とに基づき、これら移動量と送りパルス量とが一致するように、係数α,βを決定する。
次に、係数α,βの具体的な求め方の一例を説明する。まず、第1レンズ群G1を機械的中心位置から+X方向に数十μm単位で移動して、この位置でオートフォーカス動作を行い、焦点位置を計測する。さらに、第1レンズ群G1を、+X方向に数十μm単位で移動して、同様にして焦点位置を計測する。以下、この数十μm毎の移動と焦点位置との計測を繰り返すことで、計測点を+X方向に5点以上取り、同様にしてマイナスX方向に計測点を5点以上取る。そして、レンズ移動量に対するパルス値の変化量の近似直線を求める。その近似直線の傾きの逆数を係数αとする。このとき、数個のサンプルを用いて、上記近似直線の傾きの逆数の平均値を採用することが好ましい。係数βも、Y方向に上記同様の操作を行い、近似直線の傾きの逆数を求めて、これを係数βとする。
なお、テレ端における各偏芯移動量x,yには添字t、ワイド端における各偏芯移動量x,yには添字wが付してある。また、第1回目に求めた偏芯移動量と第2回目に求めた偏芯移動量とを識別するために、各偏芯移動量には添字1、または添字2が付してある。上記式(1),(2)によって、テレ側x方向の偏芯移動量xt1,テレ側y方向の偏芯移動量yt1が求まる。
次に、カメラ駆動部12を介して第2レンズ群(ズーミングレンズ)G2を光軸方向で移動させ、ズームレンズ21をワイド端にセットする。そして、ワイド端側の偏芯移動量x,yの算出処理を開始する。まず、第4レンズ群(フォーカスレンズ)G4のステップ送りが行われ、ステップ送り毎に、そのフォーカスレンズ位置で、合焦調整チャート19を撮影する。この撮影データはコントローラ14内のメモリ14aに取り込まれる。コントローラ14では、各ステップ送り時の合焦調整チャート撮影データに基づき、上記テレ端側偏芯移動量xt1,yt1の算出手順と同様にして、ワイド端側の偏芯移動量xw1,yw1を算出する。
次に、図6に示すように、求めた各偏芯移動量xt1,yt1、xw1,yw1に基づき、実際に移動させる目標位置xp1,yp1を下記式(3),(4)により、重み付け中間値nt1,nw1を用いて求める。
xp1={(nt1×xw1)+(nw1×xt1)}/(nw1+nt1)}・・・(3)
yp1={(nt1×yw1)+(nw1×yt1)}/(nw1+nt1)}・・・(4)
なお、重み付け比率nw1:nt1は、ズームレンズの機種に応じて予め決定した値を用いる。具体的には、数個のサンプルを使用してレンズを定量動かし、実際に焦点位置をテレ端、ワイド端で計測し、実際の移動量と送りパルス量(焦点位置)とに基づき、これら移動量と送りパルス量とが一致するように、重み付け比率nw1:nt1を決定する。
以下、重み付け比率nw1:nt1の決定方法の一例を説明する。先ず、ズームレンズ21をテレ端にセットする。次に、図1に示す被調整レンズ移動部13のX方向シフト部51及びY方向シフト部52により、第1レンズ群G1をXY平面で例えば20μm単位で移動し、この移動点(測定点)でのオートフォーカス時の送りパルス量のX方向における差分加算値FH〔={(F1−F3)+(F4−F6)+(F7−F9)}〕とY方向における差分加算値FV〔={(F1−F7)+(F2−F8)+(F3−F9)}〕を求め、FHとFVを加算した合計差分加算値FHV(=FH+FV)を求める。この加算値FHVが5以下の測定点を「×」で表し、5を超えて10以下の測定点を「△」で表し、10を超えて20以下の測定点を「□」で表す。これら同一記号の測定点同士を連続させると、差分加算値FHVが5以下の領域AT1と、差分加算値FHVが5を超えて10以下の領域AT2と、差分加算値FHVが10を超えて20以下の領域AT3とを有するテレ側の差分加算値分布図(図7(A)参照)が得られる。次に、ズームレンズ21をワイド端にセットし、上記のテレ端での操作と同様の操作によって、ワイド側の差分加算値分布図(図7(B)参照)を得る。
ところで、レンズの性能評価は、送りパルス量の差分加算値が小さいかどうかではなく、チャートと呼ばれる性能評価用の絵柄を撮影し、例えばいくつかの空間周波数でコントラスト値を計測し、それぞれ所定の値を超えていることを確認することで行っている。画質の自動検査処理では、撮影された画像に対して上記性能評価を自動実行し、OK(良)かNG(不良)かを判定している。この画質の自動検査処理は、プログラムによってソフト的に行われ、コントローラ14内には、画質の自動検査処理部64が形成される。この画質の自動検査処理部64によって、本発明のレンズ偏芯調整結果が適正になされたか否かを自動判定している。
上記の差分加算値分布図のデータを得ると同時に、画質の自動検査を実施し、OKかNGかの判定をしていくことで、テレ端とワイド端とのそれぞれがOKとなる範囲を特定することができ、図8に示すような画質検査OKの測定点からなるテレ側OK領域AGT、及びワイド側OK領域AGWが得られる。
図7及び図8から判るように、OK領域AGT,AGWの中心と、送りパルス量の差分加算値が最小となる領域AT1,AW1の中心とは略一致しているが、領域の広さは異なっている。レンズの調整としては、テレ端とワイド端とのOK領域AGT,AGWが重なっている部分にレンズ中心が位置すればよく、好ましくはOK領域の中心付近にレンズ中心が位置すればよい。そこで、調整位置がOK領域AGT,AGWの中心付近に来るように、重み付け比率nw1:nt1を求める。
レンズには製造上の個体差が生じるため、計算値と実際の理想位置とには若干のずれがある。この差を埋めるために、2回目の調整を実施する。先ず、第1レンズ群G1を1回目の調整位置に保持した状態で、1回目の調整と同様にして、各偏芯移動量xt2,yt2、xw2,yw2を求める。各偏芯移動量xt2,yt2、xw2,yw2に基づき、実際に移動させる目標位置xp2,yp2を下記式(5),(6)により、重み付け中間値nt2,nw2を用いて求める。
xp2={(nt2×xw2)+(nw2×xt2)}/(nw2+nt2)}・・・(5)
yp2={(nt2×yw2)+(nw2×yt2)}/(nw2+nt2)}・・・(6)
1回目の調整により、理想的な位置に近づいているため、図9に示すように、2回目の実際の移動量L2(第1目標位置xp1,yp1から第2目標位置xp2,yp2への移動量)は1回目の実際の移動量L1(初期位置(0,0)から第1目標位置xp1,yp1への移動量)に比べて十分に小さな数値となる。そして、この移動量L2を判定値Kと比較し、移動量L2がK以下である場合に、調整完了と判定し、調整完了・仮付けの表示が行われる。このように、2回目の調整を行うことにより、生産初期のデータ数が少ない場合でも、適正な偏芯調整が行われる。
また、2回目の移動量L2が小さな数値とならず、判定値Kよりも大きい場合には、調整不良と判断し、不合格品とする。この場合にはアラーム16によって調整不良のアラームを発する。オペレータは、このアラームにより、第1レンズ群G1の鏡胴40への仮付けを行うことなく、不良品として、偏芯調整済み完成品とは別の場所に保管する。なお、2回目の調整は省略し、1回目の移動量L1のみで、調整処理を終了してもよい。
上記実施形態では、AF評価値としてコントラスト値を用いたが、AF評価が可能であればよく、他のAF評価値を用いてもよい。また、テレ端とワイド端とで偏芯移動量を求める際の、係数α,βは、それぞれ別々に求められる。これは、レンズの移動量に対してテレ端とワイド端ではフォーカス位置の変化が大きく異なるためである。
上記実施形態では、ズームレンズ21にイメージエリアセンサ22を一体化したレンズユニット18の偏芯調整について説明したが、イメージエリアセンサ22を別体として設けたズームレンズに対して、本発明を実施してもよい。この場合には、レンズ保持台11にイメージエリアセンサを設け、合焦調整チャート19を撮影する。また、イメージエリアセンサ22をカメラボディ側に設けた一般的なデジタルカメラのレンズに対して、本発明を実施してもよい。この場合には、カメラボディに取り付けたイメージエリアセンサから得られる合焦調整チャートの画像データに基づき、上記実施形態と同様にして偏芯移動量を求め、偏芯調整を行う。
上記実施形態ではズームレンズ21の前群レンズの偏芯調整について説明したが、ズームレンズ21に限らず、単焦点レンズの偏芯調整に本発明を実施してもよい。また、分割エリアは3×3のマトリックス配置としたが、これに限らず、その他のマトリックス配置でも本発明を実施することができる。また、マトリックス配置に代えて、中央エリアを通る複数の放射線方向の両端エリアでの差分データに基づき、上記偏芯移動量の算出式によって偏芯移動量を求めてもよい。また、偏芯移動量の算出は2回に限らず、1回または3回以上としてもよい。
本発明のレンズの偏芯調整装置を示す概略図である。 レンズユニットをカメラボディに取り付けた状態のデジタルカメラを示す斜視図である。 本発明のレンズの偏芯調整方法を示すフローチャートである。 合焦調整チャートの撮影画像を分割した小分割エリアと、複数の隣接する小分割エリアからなる分割エリアとを示す説明図である。 縦軸にAF評価値としてのコントラスト値を、横軸にフォーカスレンズの送りパルス量をとったグラフであり、分割エリア毎のコントラスト値のズレの一例を示している。 テレ側偏芯移動量xt1,yt1と、ワイド側偏芯移動量xw1,yw1と、重み付け中間値nt1,nw1とを用いて、目標位置xp1,yp1を算出する方法を示すグラフである。 目標位置算出用の重み付け比率nw1:nt1を求める方法を説明するためのもので、(A)はテレ側の送りパルス量の差分加算値分布図を示し、(B)はワイド側の差分加算値分布図を示している。 画質検査処理におけるOK結果の測定点からなるOK領域を示す分布図であり、(A)はテレ側OK領域の分布図を示し、(B)はワイド側OK領域の分布図を示している。 2回目のテレ側偏芯移動量xt2,yt2とワイド側偏芯移動量xw2,yw2と、重み付け中間値nt2,nw2を用いて、目標位置xp2,yp2を算出する方法を示すグラフである。
符号の説明
10 偏芯調整装置
11 レンズ保持台
12 カメラ駆動部
13 被調整レンズ移動部
14 コントローラ
15 操作パネル
18 レンズユニット
19 合焦調整チャート
21 ズームレンズ
22 イメージエリアセンサ
23 ズーミング機構
24 AF機構
25 画像処理部

Claims (16)

  1. 光軸に直交するレンズ取付面上で二次元方向に被調整レンズを移動して、前記光軸に対する被調整レンズの偏芯を調整するレンズの偏芯調整方法において、
    前記被調整レンズを保持し、この被調整レンズを前記レンズ取付面上で初期位置へ移動させる第1移動工程と、
    初期位置移動後に前記被調整レンズと撮像素子とを用いて、焦点位置を変えながら合焦調整チャートを撮影し、この撮影画面を上下及び左右に複数に分割し、各分割エリアにおける合焦位置をそれぞれ求める合焦位置測定工程と、
    前記撮影画面の各分割エリアにおける合焦位置を揃えるように、前記撮影画面の左右方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分、及び撮影画面の上下方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分に基づき、前記光軸に対する前記被調整レンズの偏芯移動量を算出する偏芯移動量算出工程と、
    前記算出した偏芯移動量に基づき前記初期位置から前記被調整レンズを移動させる第2移動工程と、
    を有することを特徴とするレンズの偏芯調整方法。
  2. 前記撮影画面の左右方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分を加算し、この加算したものに係数を乗じて撮影画面の左右方向での偏芯移動量を算出し、
    前記撮影画面の上下方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分を加算し、この加算したものに係数を乗じて撮影画面の上下方向での偏芯移動量を算出することを特徴とする請求項1記載のレンズの偏芯調整方法。
  3. 前記分割エリアを、隣接する複数の小分割エリアの集合から構成し、この集合した前記小分割エリアの合焦位置の加算値を、各分割エリアにおける合焦位置とすることを特徴とする請求項1または2記載のレンズの偏芯調整方法。
  4. 前記算出した偏芯移動量に基づき前記第2移動工程により前記初期位置から前記被調整レンズを移動させた後に、再度、前記合焦位置測定工程及び偏芯移動量算出工程を行い、求めた偏芯移動量が所定値内のときに前記被調整レンズの偏芯調整が終了したことを報知する報知工程を有することを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載のレンズの偏芯調整方法。
  5. 前記算出した偏芯移動量に基づき前記第2移動工程により前記初期位置から前記被調整レンズを移動させた後に、再度、前記合焦位置測定工程及び偏芯移動量算出工程を行い、求めた偏芯移動量が所定値を超えたときに、アラームを発する報知工程を有することを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載のレンズの偏芯調整方法。
  6. 固定レンズ系と、この固定レンズ系が組み付けられる鏡胴と、前記固定レンズ系の光軸に対して垂直に2次元方向に移動自在に前記被調整レンズが保持されるレンズ取付面とを備える撮影レンズに対し、前記被調整レンズの偏芯調整を行うことを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載のレンズの偏芯調整方法。
  7. 前記鏡胴に前記撮像素子が固定されていることを特徴とする請求項6記載のレンズの偏芯調整方法。
  8. 前記撮影レンズはズームレンズであり、このズームレンズのテレ端及びワイド端のそれぞれにおいて、前記合焦位置測定工程と、偏芯移動量算出工程とを行い、テレ端偏芯移動量とワイド端偏芯移動量とを求め、前記テレ端偏芯移動量とワイド端偏芯移動量とを重み付けして総合偏芯移動量を求める総合偏芯移動量算出工程を有することを特徴とする請求項6または7記載のレンズの偏芯調整方法。
  9. 光軸に直交するレンズ取付面上で二次元方向に被調整レンズを移動して、前記光軸に対する被調整レンズの偏芯を調整するレンズの偏芯調整装置において、
    前記被調整レンズを保持し、この被調整レンズを前記レンズ取付面上で初期位置及び任意位置へ移動させる被調整レンズ移動部と、
    前記被調整レンズ移動部により前記被調整レンズを前記初期位置へ移動させた後に、前記被調整レンズと撮像素子とを用いて、焦点位置を変えながら合焦調整チャートを撮影する撮影部と、
    前記撮影部による前記合焦調整チャートの撮影画面を上下及び左右に複数に分割し、各分割エリアにおける合焦位置をそれぞれ求める合焦位置測定部と、
    前記撮影画面の各分割エリアにおける合焦位置を揃えるように、前記撮影画面の左右方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分、及び撮影画面の上下方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分に基づき、前記光軸に対する前記被調整レンズの偏芯移動量を算出する偏芯移動量算出部と、
    前記算出した偏芯移動量に基づき、前記被調整レンズ移動部を制御して前記被調整レンズを前記初期位置から移動させる制御部とを有することを特徴とするレンズの偏芯調整装置。
  10. 前記偏芯移動量算出部は、前記撮影画面の左右方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分を加算し、この加算したものに係数を乗じて撮影画面の左右方向での偏芯移動量を算出し、前記撮影画面の上下方向の両端に位置する分割エリア同士の合焦位置の差分を加算し、この加算したものに係数を乗じて撮影画面の上下方向での偏芯移動量を算出することを特徴とする請求項9記載のレンズの偏芯調整装置。
  11. 前記分割エリアを、隣接する複数の小分割エリアの集合から構成し、この集合した前記小分割エリアの合焦位置の加算値を、各分割エリアにおける合焦位置とすることを特徴とする請求項9または10記載のレンズの偏芯調整装置。
  12. 前記算出した偏芯移動量に基づき前記被調整レンズ移動部により前記初期位置から前記被調整レンズを移動させた後に、再度、前記撮影部、合焦位置測定部、及び偏芯移動量算出部により、合焦位置測定及び偏芯移動量算出を行い、求めた偏芯移動量が所定値内のときに前記被調整レンズの偏芯調整が終了したことを報知する報知部を有することを特徴とする請求項9ないし11いずれか1項記載のレンズの偏芯調整装置。
  13. 前記算出した偏芯移動量に基づき前記被調整レンズ移動部により前記初期位置から前記被調整レンズを移動させた後に、再度、前記撮影部、合焦位置測定部、及び偏芯移動量算出部により、合焦位置測定及び偏芯移動量算出を行い、求めた偏芯移動量が所定値を超えたときに、前記報知部はアラームを発することを特徴とする請求項9ないし12いずれか1項記載のレンズの偏芯調整装置。
  14. 固定レンズ系と、この固定レンズ系が組み付けられる鏡胴と、前記固定レンズ系の光軸に対して垂直に2次元方向に移動自在に前記被調整レンズが保持されるレンズ取付面とを備える撮影レンズに対し、前記被調整レンズの偏芯調整を行うことを特徴とする請求項9ないし13いずれか1項記載のレンズの偏芯調整装置。
  15. 前記鏡胴に前記撮像素子が固定されていることを特徴とする請求項14記載のレンズの偏芯調整装置。
  16. 前記撮影レンズはズームレンズであり、このズームレンズのテレ端及びワイド端のそれぞれにおいて、前記合焦位置測定工程と、偏芯移動量算出工程とを行い、テレ端偏芯移動量とワイド端偏芯移動量とを求め、前記テレ端偏芯移動量とワイド端偏芯移動量とを重み付けして総合偏芯移動量を求める総合偏芯移動量算出部を有することを特徴とする請求項14または15記載のレンズの偏芯調整装置。
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