JP4859990B2 - 点火プラグのくすぶり汚損検出装置 - Google Patents
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Description
ットによるくすぶりを防ぐには、カーボンデポジットとは逆に点火プラグの温度を上昇させてはならない。特に、高回転・高負荷領域の方がエンジンの燃焼量が多いため、絶縁抵抗値の低下による失火が起こった場合に触媒へ与えるダメージが大きい。
おいては、内燃機関の点火プラグに流れる電流を検出する電流検出装置と、前記電流検出装置で検出された電流から前記点火プラグの絶縁抵抗値を算出し、前記絶縁抵抗値により前記点火プラグのくすぶり汚損を判定すると共に前記内燃機関を制御する内燃機関制御装置とを備え、前記内燃機関を低回転・低負荷の第1運転領域から高回転・高負荷の第2運転領域に移行させて算出された絶縁抵抗値の変化量と、前記第2運転領域から前記第1運転領域に移行させて算出された絶縁抵抗値の変化量とから、前記点火プラグへの金属デポジットの付着によるくすぶり汚損の有無を判定することを特徴とするものである。
るが、他に点火プラグにデポジットが付着した場合のリーク電流も検出することができる。そこで、本発明の請求項4の構成によれば、点火プラグの絶縁抵抗値を検出する方法として、点火プラグの中心電極と接地電極との間に電圧を印加して電極間に流れるリーク電流を検出することにより点火プラグの絶縁抵抗値を算出するようにしたので、イオン電流検出装置を搭載した内燃機関に本発明を適用する場合には、新たにリーク電流検出装置を設ける必要がなく、コストを抑制することができる。
図1は、実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置を有するエンジン制御システムの全体構成を示す回路ブロック図である。
図1において、エンジン制御システムは、1次コイル21と2次コイル22を持つ点火コイル20と、1次コイル21の一端21aに接続されたバッテリ4と、コレクタが点火コイル20の1次コイル21の他端21bに接続され、1次コイル21に流れる電流のオンオフを行うトランジスタ23とを備え、点火コイル20の2次コイル22の一端22aが点火プラグ1に接続される点火装置2と、点火コイルの2次コイル22の他端22bに接続され、点火プラグ1にバイアスを与えるバイアス回路24と、バイアス回路24に接続され点火プラグ1に流れる電流を検出する電流検出回路25と、電流検出回路25で検出された電流から点火プラグ1の絶縁抵抗値を算出すると供にトランジスタ23に点火指令信号を送出するエンジン制御装置3と、エンジン制御装置3から送出される出力信号により警告を発する警告モニタ5とからなるくすぶり汚損検出装置26とで構成されている。ここで、点火コイル20の2次電圧を利用して電流を検出するために、電流の検出プローブとしての点火プラグ1には、バイアス回路24により、正のバイアス電圧が印加されている。
このイオン電流Iionは、エンジンの気筒内の圧力の上昇に応じて増加し、気筒内の圧力
の低下とともに減少して消滅する。図1の装置によれば、放電後の点火プラグ1には、バイアス回路24により正のバイアス電圧がかかっているため、イオン電流Iionが流れ、
電流検出回路25で検出される。電流検出回路25より出力されたイオン電流信号は、エンジン制御装置3に入力される。
が見られないのは、放電期間中は点火プラグ1にバイアス電圧をかけることができないためにイオン電流Iionを検出することができないためである。
れる。このように、くすぶりが有る状態で着火した場合には、放電後にはイオン電流Iionとリーク電流Ileakとが重畳して流れるが、イオン電流Iionは短時間で消滅するため、その後はリーク電流Ileakのみが流れ続ける。従って、リーク電流Ileakを検出する場合、イオン電流Iion消滅後の時刻t4で検出すれば、イオン電流Iionの影響を受けずに、リーク電流Ileakのみを精度良く検出することができる。
ることで、リーク電流値Ileakから点火プラグ1の絶縁抵抗値Rdを算出することができる。
する。
Rd#m=min(Rd#(i),Rd#(i−1),Rd#(i−2),
Rd#(i−3),Rd#(i−4)) ・・・(1)
ここで、i、i−1、i−2、・・・は、今回値、前回値、前々回値・・・を表す。
ここでは、直近5燃焼サイクル期間としたが、絶縁抵抗値Rd#の変動に応じて適切な燃焼サイクル期間を決めればよい。
Rd#f(i)=K*Rd#f(i−1)+(1−K)*Rd#m(i)・・・(2)
ここで、定数Kはフィルタゲインである。
このようにして、算出した絶縁抵抗値Rd#の時系列データを処理すれば、例えば、図8に示すように点火プラグのくすぶりが悪化した状態(図8の実線)を安定して検出することができ、デポジット付着判定における誤判定を防ぐことができる。
絶縁抵抗検出ルーチン(ステップS101)の終了後、図6に示すデポジット種類判定ルーチン(ステップS102)に移る。
ΔRd#AB=Rd#B−Rd#A ・・・(3)
この条件を満たしていなければ、この処理をスキップする。
運転領域が第2運転領域Bから第1運転領域Aへ移行し、かつ時間tint2(sec)経
過しているかどうか判定する(ステップS406)。この条件を満たしていれば、式(4)にて、気筒別に絶縁抵抗値の変化量ΔRd#BAを算出する(ステップS407)。
ΔRd#BA=Rd#A−Rd#B ・・・(4)
この条件を満たしていなければ、この処理をスキップする。
ここでは、エンジンおよび点火プラグの熱容量のために、運転領域が変化しても点火プラグの絶縁抵抗値Rd#が変化するまでに所定の時間遅れがあるので、運転領域が変化後に所定時間が経過したら絶縁抵抗値Rd#の変化量を算出するようにしている。
この絶縁抵抗検出ルーチン(ステップS101)の終了後、図6に示すデポジット種類判定ルーチン(ステップS102)に移る。
2 点火装置
3 エンジン制御装置
4 バッテリ
5 警告モニタ
11 取付金具
12 碍子
13 中心電極
14 接地電極
20 点火コイル
21 1次コイル
22 2次コイル
23 トランジスタ
24 バイアス回路
25 電流検出回路
26 くすぶり汚損検出装置
Claims (4)
- 内燃機関の点火プラグに流れる電流を検出する電流検出装置と、
前記電流検出装置で検出された電流から前記点火プラグの絶縁抵抗値を算出し、前記絶縁抵抗値により前記点火プラグのくすぶり汚損を判定すると共に前記内燃機関を制御する内燃機関制御装置とを備え、
前記内燃機関を低回転・低負荷の第1運転領域から高回転・高負荷の第2運転領域に移行させて算出された絶縁抵抗値の変化量と、前記第2運転領域から前記第1運転領域に移行させて算出された絶縁抵抗値の変化量とから、前記点火プラグへの金属デポジットの付着によるくすぶり汚損の有無を判定することを特徴とする点火プラグのくすぶり汚損検出装置。 - 前記内燃機関の気筒別に算出された前記絶縁抵抗値の中から、直近の燃焼サイクル期間における前記絶縁抵抗値の最小値を抽出し、その最小値を均しフィルタ処理されたものを前記絶縁抵抗値とすることを特徴とする請求項1に記載の点火プラグのくすぶり汚損検出装置。
- 前記絶縁抵抗値の変化量により前記点火プラグに金属デポジットが付着していると判定され、かつ前記絶縁抵抗値が所定値より低くなった場合に、前記内燃機関への燃料供給を制限することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の点火プラグのくすぶり汚損検出装置。
- 前記絶縁抵抗値は、前記点火プラグの中心電極と接地電極との間に電圧を印加して前記電極間に流れるリーク電流により算出されるものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の点火プラグのくすぶり汚損検出装置。
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