JP2011226379A - 点火プラグのくすぶり汚損検出装置 - Google Patents

点火プラグのくすぶり汚損検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カーボンデポジットと金属デポジットとを早期に精度良く区別して検出することができる点火プラグのくすぶり汚損検出装置を提供することを目的としている。
【解決手段】くすぶり汚損検出装置26は、点火プラグ1にバイアスを与えるバイアス回路24と、バイアス回路24に接続され点火プラグ1に流れる電流を検出する電流検出回路25と、電流検出回路25で検出された電流から点火プラグ1の絶縁抵抗を算出すると供にトランジスタ23に点火指令信号を送出するエンジン制御装置3と、エンジン制御装置3から送出される出力信号により警告を発する警告モニタ5とから構成されている。エンジンの運転領域の変化に伴う絶縁抵抗の変化量を検出して、金属デポジットの付着の有無を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の点火プラグへのデポジットの付着により発生するくすぶりを検出する点火プラグのくすぶり汚損検出装置に関するものである。
一般的に、エンジンの点火装置として、エンジンのヘッドカバーに発火部が燃焼室内に直接突き出すように配置される点火プラグに対して、イグニッションコイルにて発生した高電圧を印加する方式が採られている。
このような点火装置に用いられる点火プラグは、例えば、図10に示すように、筒状の取付金具11に保持された碍子12と、この碍子12内部に保持され、先端部が碍子12の先端から突出する中心電極13と、この中心電極13に対し所定の火花ギャップを隔てて対向する接地電極14とを備えている。中心電極13と接地電極14は、碍子12によって、電気的に絶縁されている。イグニッションコイルにて発生した高電圧を中心電極13と接地電極14との間に印加することにより、中心電極13と接地電極14との間に火花放電が発生する構造となっている。
ところで、エンジンの運転状態によっては、点火プラグにカーボンデポジットが付着して、くすぶりが発生することがある。カーボンデポジットは、点火プラグ近傍の空燃比がリッチでかつ点火プラグ温度が低いときに、不完全燃焼で発生した煤(カーボン)が碍子に堆積して生成される。図11に示すように、碍子にカーボンデポジットの堆積が進むと点火プラグの絶縁抵抗値が低下して(A)、碍子表面を電流がリークして(B)、碍子と取付金具の間で火花放電が起こる、いわゆる奥飛びと呼ばれる現象が発生する(C)。この奥飛びが発生するようになると、燃焼室内で火炎が正常に伝播せず失火が起こる。頻繁に失火が起こるようになると、排気系へ未燃混合気が排出されて排気系の温度が上昇し、触媒が劣化したり、ひどい場合には触媒が溶損したりするおそれがある。
このような点火プラグのくすぶりに対し、点火プラグのくすぶり度合いを検出する検出方法として、例えば、点火プラグの電極間(接地電極と中心電極との間)に電圧を印加して、電極間に流れる電流(リーク電流)を電流検出装置にて検出し、その電流検出値に基づいて絶縁抵抗値低下を推定するという方法がある。
近年、MMT(C9H7MnO3:メチルシクロペンタジエニルマンガントリカルボニル)やフェロセン(C10H10Fe)など燃料添加剤に含まれる金属成分(Mn、Fe)が、点火プラグの碍子に付着して生じた金属デポジットによっても、同様のくすぶり現象が発生することが問題になっている。上述した従来のくすぶり検出技術では、点火プラグの絶縁抵抗値のみに基づいて、くすぶり度合を検出しているため、点火プラグへ付着した金属デポジットによるくすぶりとカーボンデポジットによるくすぶりとを区別して検出することができず、実際に金属デポジットが発生したときに、これをカーボンデポジットと誤判定する結果となっていた。
一般に、カーボンデポジットは、点火プラグ温度が低い低回転・低負荷領域で発生する。点火プラグは、温度が高温になると碍子表面に付着しているカーボンデポジットを焼き切る自己清浄作用を持つことが知られている。このため、カーボンデポジットによるくすぶりを回復させるには、点火プラグの温度を上昇させることが効果的である。これに対して、金属デポジットは、碍子表面に付着した金属デポジットが高回転・高負荷領域の高温環境下で絶縁抵抗値が低下することで発生するくすぶり現象である。従って、金属デポジ
ットによるくすぶりを防ぐには、カーボンデポジットとは逆に点火プラグの温度を上昇させてはならない。特に、高回転・高負荷領域の方がエンジンの燃焼量が多いため、絶縁抵抗値の低下による失火が起こった場合に触媒へ与えるダメージが大きい。
このように、金属デポジットとカーボンデポジットとでは、発生条件や回復条件が異なるため、点火プラグのくすぶり現象が発生したときには、それが金属デポジットかカーボンデポジットかを区別して検出しないと、間違った処置によりかえって点火プラグのくすぶりを悪化させてしまうという問題がある。
この金属デポジットとカーボンデポジットとを区別する方法として、例えば、特許文献1に示される内燃機関の点火装置では、点火プラグの絶縁抵抗値が所定値未満であるときに、カーボンデポジットを焼き切るよう点火プラグの温度が高くなるようにエンジンの運転状態を切り替えて、点火プラグ洗浄の促進をはかる。このようなくすぶり対策の実施状態をカウントし、そのカウント値がある程度の値を超えたとき、つまり、くすぶり対策を充分実施した状況下で、点火プラグの絶縁抵抗値が所定値未満である場合、導電性デポジットが、点火プラグに付着していると判定する方法が開示されている。
また、特許文献2に示される点火プラグのくすぶり汚損検出装置では、点火プラグの絶縁抵抗値を検出して、この絶縁抵抗値を所定のくすぶり判定値と比較して点火くすぶり汚損の有無を判定する。その結果、くすぶり汚損が検出された場合は、くすぶり汚損検出時の運転領域が、金属デポジット汚損が発生しやすい高回転・高負荷領域であるか、カーボンデポジット汚損が発生しやすい低回転・低負荷領域であるかを判定し、両者を区別して検出する方法が開示されている。
特開2007−146814号公報 特開2006−274824号公報
しかしながら、特許文献1による内燃機関の点火装置では、もし点火プラグに金属デポジットが付着しているにもかかわらず、点火プラグが高温となるような運転を行うと、かえって金属デポジットによる絶縁抵抗の低下を引き起こし、失火により触媒が破損する可能性があるという課題があった。
また、特許文献2による点火プラグのくすぶり汚損検出装置では、点火プラグの絶縁抵抗値が失火するくすぶりであると検出されて、初めてカーボンデポジットか金属デポジットかを判定しているので、高回転・高負荷で運転することが少ない運転者に対しては、金属デポジットを判定する機会が少なくなり、運転者に対して早期に適切な警告を与えることができない可能性があった。早期にくすぶりであると検出するためにくすぶり判定値を上げると、カーボンデポジットであるのか金属デポジットであるのかを区別することができず、誤判定する可能性があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、カーボンデポジットと金属デポジットとを早期に精度良く区別して検出することができる点火プラグのくすぶり汚損検出装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の点火プラグのくすぶり汚損検出装置に
おいては、内燃機関の点火プラグに流れる電流を検出する電流検出装置と、前記電流検出装置で検出された電流から前記点火プラグの絶縁抵抗値を算出し、前記絶縁抵抗値により前記点火プラグのくすぶり汚損を判定すると共に前記内燃機関を制御する内燃機関制御装置とを備え、前記内燃機関を低回転・低負荷の第1運転領域から高回転・高負荷の第2運転領域に移行させて算出された絶縁抵抗値の変化量と、前記第2運転領域から前記第1運転領域に移行させて算出された絶縁抵抗値の変化量とから、前記点火プラグへの金属デポジットの付着によるくすぶり汚損の有無を判定することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2の点火プラグのくすぶり汚損検出装置においては、前記内燃機関の気筒別に算出された前記絶縁抵抗値の中から、直近の燃焼サイクル期間における前記絶縁抵抗値の最小値を抽出し、その最小値を均しフィルタ処理されたものを前記絶縁抵抗値とすることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3の点火プラグのくすぶり汚損検出装置においては、前記絶縁抵抗値の変化量により前記点火プラグに金属デポジットが付着していると判定され、かつ前記絶縁抵抗値が所定値より低くなった場合に、前記内燃機関への燃料供給を制限することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4の点火プラグのくすぶり汚損検出装置においては、前記絶縁抵抗値は、前記点火プラグの中心電極と接地電極との間に電圧を印加して前記電極間に流れるリーク電流により算出されるものであることを特徴とするものである。
本発明の請求項1の構成によれば、低回転・低負荷の第1運転領域から高回転・高負荷の第2運転領域に移行させて算出された絶縁抵抗値の変化量と、前記第2運転領域から前記第1運転領域に移行させて算出された絶縁抵抗値の変化量とから、金属デポジットの付着の有無を判定するようにしたので、判定する機会が増えるため精度良く検出することができる。また、失火が発生する絶縁抵抗値にまで低下する以前に、金属デポジットの付着を判定することが可能になる。
また、デポジット付着により形成されたリーク電流の経路がひどく不安定となる場合があり、リーク電流により算出された絶縁抵抗値の挙動が短時間の間に大きく変動して、絶縁状態が悪化と良化を繰り返す場合がある。このような状態でも実際には失火が頻発するので、絶縁が悪化した状態を正確に検出する必要がある。そこで、本発明の請求項2の構成によれば、気筒別に直近の燃焼サイクル期間における絶縁抵抗値から最小値を算出し、さらにその最小値に均しフィルタ処理をするようにしたので、確実に点火プラグのくすぶりが悪化した状態を検出することができ、デポジット付着判定の誤判定を防ぐことができる。
また、金属デポジットはいったん付着すると取れないので、点火プラグがデポジットのない状態に回復することはない。したがって、金属デポジットが付着した状態で、失火が発生するレベルまで絶縁抵抗値が低下した場合、点火プラグが高温となる高負荷運転を行う度に失火が発生し、触媒を劣化もしくは破損を引き起こす要因となる。そこで、本発明の請求項3の構成によれば、金属デポジットが付着していると判定され、かつ絶縁抵抗値が所定値よりも低くなった場合に、内燃機関への燃料供給を制限し、失火を未然に防ぐことができる。
さらに、最近のエンジン制御システムでは、エンジンの燃焼を直接検出するために燃焼時に発生する燃焼イオンを検出するイオン電流検出装置が搭載されている。このイオン電流検出装置は失火、プレイグニッション、ノッキングなどを検出することを主な目的とす
るが、他に点火プラグにデポジットが付着した場合のリーク電流も検出することができる。そこで、本発明の請求項4の構成によれば、点火プラグの絶縁抵抗値を検出する方法として、点火プラグの中心電極と接地電極との間に電圧を印加して電極間に流れるリーク電流を検出することにより点火プラグの絶縁抵抗値を算出するようにしたので、イオン電流検出装置を搭載した内燃機関に本発明を適用する場合には、新たにリーク電流検出装置を設ける必要がなく、コストを抑制することができる。
実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置を有するエンジン制御システムの全体構成を示す回路ブロック図である。 実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置での電流検出回路で検出されるイオン電流とリーク電流の波形図である。 実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置での金属デポジットが付着した場合の運転条件による絶縁抵抗の変化を示す図である。 実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置でのデポジット検出ルーチンを示すフロー図である。 実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置での絶縁抵抗検出ルーチンを示すフロー図である。 実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置でのデポジット種類判定ルーチンを示すフロー図である。 実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置でのデポジット警告ルーチンを示すフロー図である。 実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置での絶縁抵抗の時間変化を示す図である。 実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置での運転領域の移動に伴う絶縁抵抗の変化を示す図である。 一般的な点火プラグの構造を示す概略図である。 デポジット付着による点火プラグのリーク電流を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態に係る点火プラグのくすぶり汚損検出装置について図1〜図9に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置を有するエンジン制御システムの全体構成を示す回路ブロック図である。
図1において、エンジン制御システムは、1次コイル21と2次コイル22を持つ点火コイル20と、1次コイル21の一端21aに接続されたバッテリ4と、コレクタが点火コイル20の1次コイル21の他端21bに接続され、1次コイル21に流れる電流のオンオフを行うトランジスタ23とを備え、点火コイル20の2次コイル22の一端22aが点火プラグ1に接続される点火装置2と、点火コイルの2次コイル22の他端22bに接続され、点火プラグ1にバイアスを与えるバイアス回路24と、バイアス回路24に接続され点火プラグ1に流れる電流を検出する電流検出回路25と、電流検出回路25で検出された電流から点火プラグ1の絶縁抵抗値を算出すると供にトランジスタ23に点火指令信号を送出するエンジン制御装置3と、エンジン制御装置3から送出される出力信号により警告を発する警告モニタ5とからなるくすぶり汚損検出装置26とで構成されている。ここで、点火コイル20の2次電圧を利用して電流を検出するために、電流の検出プローブとしての点火プラグ1には、バイアス回路24により、正のバイアス電圧が印加されている。
次に、実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置の動作について、図1、図2を参照して説明する。
図1のエンジン制御システムにおいて、エンジン制御装置3からの点火指令信号によってトランジスタ23がオンすると、バッテリ4から1次コイル21に1次電流が流れ、その後、トランジスタ23がオフされると、1次コイル21の1次電流が遮断され、2次コイル22に電磁誘導により負の高電圧が発生し、点火プラグ1の中心電極13と接地電極14の間に火花放電が発生する。図2の(a)に点火指令信号を示す。点火指令信号は、時刻t1で立ち上がり、時刻t2で立ち下がることによって、点火プラグ1の中心電極13と接地電極14との間に高電圧が印加される。これにより、時刻t2から時刻t3までの間に放電火花が飛んで混合気に着火され、時刻t3以後にイオン電流Iionが流れる。
このイオン電流Iionは、エンジンの気筒内の圧力の上昇に応じて増加し、気筒内の圧力
の低下とともに減少して消滅する。図1の装置によれば、放電後の点火プラグ1には、バイアス回路24により正のバイアス電圧がかかっているため、イオン電流Iionが流れ、
電流検出回路25で検出される。電流検出回路25より出力されたイオン電流信号は、エンジン制御装置3に入力される。
エンジン制御装置3は、ノイズマスク、ピークホールド回路、A/D変換器、CPU、ROM、RAM等により構成され、そのROMに記憶された各種のエンジン制御ルーチンによって燃料噴射制御や点火時期制御を行うと共に、電流検出回路25の出力を利用して、失火、プレイグニッション、ノッキング等の検出が行われる。
燃焼が正常に行われた場合の電流を図2(b)に示す。点火プラグ1を流れる電流は、放電期間の後に出力波形として検出される。点火後の所定期間、イオン電流Iionの波形
が見られないのは、放電期間中は点火プラグ1にバイアス電圧をかけることができないためにイオン電流Iionを検出することができないためである。
しかし、図2(c)に示すように、点火プラグ1にくすぶりが発生して、中心電極13と接地電極14との間の絶縁抵抗値が低下していると、点火コイル20の通電期間中(時刻t1からt2の間)に、2次コイル22による誘導電圧により、点火プラグ1の中心電極13と接地電極14との間にイオン電流Iionと同方向にリーク電流Ileakが流れる。
また、点火終了後においては、バイアス回路24によって点火プラグ1の中心電極13と接地電極14との間に電圧が印加されるため、くすぶりにより中心電極13と接地電極14との間の絶縁抵抗値が低下していると、図2(c)に示すように、放電後においても中心電極13と接地電極14との間にイオン電流Iionと同方向にリーク電流Ileakが流
れる。このように、くすぶりが有る状態で着火した場合には、放電後にはイオン電流Iionとリーク電流Ileakとが重畳して流れるが、イオン電流Iionは短時間で消滅するため、その後はリーク電流Ileakのみが流れ続ける。従って、リーク電流Ileakを検出する場合、イオン電流Iion消滅後の時刻t4で検出すれば、イオン電流Iionの影響を受けずに、リーク電流Ileakのみを精度良く検出することができる。
以上のように、点火プラグ1にくすぶりが発生している場合には、点火コイル20の1次電流通期間中(時刻t1からt2の間)及び放電後(時刻t4)に、それぞれリーク電流Ileakが流れるので、イオン電流Iionが発生しない期間にリーク電流Ileakを検出す
ることで、リーク電流値Ileakから点火プラグ1の絶縁抵抗値Rdを算出することができる。
点火プラグにくすぶりを発生させるデポジットの種類には、カーボンデポジットと金属デポジットとがある。まず、カーボンデポジットと金属デポジットとの違いについて説明
する。
一般的に、カーボンデポジットは、点火プラグの温度が低い低回転・低負荷運転時に点火プラグの碍子表面に煤(カーボン)が付着し、蓄積することにより発生する。しかし、点火プラグには、温度が高温になると碍子表面に付着しているカーボンデポジットを焼き切る自己清浄作用があり、くすぶりを防ぐことができる。
これに対して、金属デポジットは、MMTやフェロセンなど燃料添加剤に含まれる金属成分(Mn、Fe)が点火プラグの碍子に付着することにより発生するものであり、特に、高回転・高負荷運転時のような点火プラグが高温となる環境下において、絶縁抵抗値Rdを低下させる原因となる。
しかし、本発明者は、実験結果から、図3に示すように、高回転・高負荷運転を行って金属デポジットが付着したことにより絶縁抵抗Rdの低下が認められる第2運転領域Bと、その後、低回転・低負荷運転に戻ることにより、金属デポジットの付着があっても絶縁抵抗Rdの回復が認められる第1運転領域Aとが存在するという知見を得た。このことから、運転条件の変化による絶縁抵抗値Rdの変化量ΔRdから、カーボンデポジットであるか金属デポジットであるかを区別できることが明らかになった。本発明は、この現象を利用したものである。
次に、判定フロー処理によってエンジン制御装置3が、点火プラグ1の絶縁抵抗値Rdを算出して、デポジットがカーボンデポジットによるものか金属デポジットによるものかを判別する方法について説明する。図4に、運転条件の変化による絶縁抵抗値Rdの変化量ΔRdから、カーボンデポジットか金属デポジットかを区別し、デポジットの種類と絶縁抵抗値Rdとに応じて警告を発するデポジット検出ルーチンのフロー図を示す。このデポジット検出ルーチンは、絶縁抵抗検出ルーチン(ステップS101)、デポジット種類判定ルーチン(ステップS102)及びデポジット警告検出ルーチン(ステップS103)からなる。
まず、絶縁抵抗検出ルーチン(ステップS101)では、点火プラグ1を流れる電流Ileakから絶縁抵抗値Rdを算出し、その後、この算出された絶縁抵抗値Rdに対してノイズ処理を行う。デポジット付着状態が不安定な場合、デポジット付着によるリーク経路が変動し、瞬時の間に絶縁抵抗値Rdが良化と悪化を繰り返すことがある。そこで、算出された絶縁抵抗値Rdをそのまま使うと誤判定が多くなってしまうため、直近の燃焼サイクル期間における絶縁抵抗値Rdの悪化側のみを抽出するように演算処理を行う。
続いて、デポジット種類判定ルーチン(ステップS102)では、運転領域が第1運転領域Aから第2運転領域Bへ、もしくは第2運転領域Bから第1運転領域Aに移行したときの絶縁抵抗値の変化量ΔRdから金属デポジットであるかどうかを判定する。すなわち、点火プラグ温度が低い低負荷運転から点火プラグ温度が高い高負荷運転に移行したときに、絶縁抵抗値Rdが所定値以上減少した場合、あるいは高負荷から低負荷に移行したときに絶縁抵抗値Rdが所定値以上増加した場合には金属デポジットであると判定する。
さらに、デポジット警告ルーチン(ステップS103)では、デポジットの種類と絶縁抵抗値Rdからそれぞれに応じた処置を行う。点火プラグ1に付着したデポジットがカーボンデポジットであるか金属デポジットであるかによって適切な警告内容は異なる。
点火プラグへのカーボンデポジット付着は、主に冬季に短距離運転を繰り返すような状況で発生することが多い。これはエンジンが冷態の間は空燃比がリッチとなることが多く、かつ短距離運転の繰り返しではエンジンの燃焼室における温度が点火プラグの煤を熱分解できるほどの高温にまで上昇しないからである。したがって、点火プラグにカーボンデポジットが付着している場合には、点火プラグが高温となるような運転を所定時間実施すれば解消されるので、上記の運転を実施するように警告を出す。
これに対して、金属デポジットの場合には、金属デポジットは、いったん付着すると取り除くことができないので点火プラグの交換が必要となる。したがって、絶縁抵抗値にある程度の余裕を持って、点火プラグの交換を促す警告を出す。しかし、運転者が点火プラグの交換を怠って、さらに絶縁抵抗値が低下した場合には、高負荷・高回転運転を制限し、高負荷・高回転運転時における失火のダメージを未然に防ぐようにする。
図4のデポジット検出ルーチンの内容を具体的に、図5から図7のフロー図を用いて詳細に説明する。まず、絶縁抵抗検出ルーチン(ステップS101)の詳細を図5に示す。最初に、エンジンの各気筒の各燃焼毎に点火プラグ1に流れる電流Ileakから絶縁抵抗値Rd#を算出する(ステップS201)。#は気筒番号で例えば、第1気筒であれば#=1、第2気筒であれば#=2・・・というように番号が割り当てられる。そして、該気筒の今回値から直近5燃焼サイクルの中から絶縁抵抗値Rd#の最小値Rd#mを抽出する(式(1)、ステップS202)。

Rd#m=min(Rd#(i),Rd#(i−1),Rd#(i−2),
Rd#(i−3),Rd#(i−4)) ・・・(1)
ここで、i、i−1、i−2、・・・は、今回値、前回値、前々回値・・・を表す。
ここでは、直近5燃焼サイクル期間としたが、絶縁抵抗値Rd#の変動に応じて適切な燃焼サイクル期間を決めればよい。
さらに、抽出した絶縁抵抗値Rd#の最小値Rd#mに均しフィルタ処理を施す(式(2)、ステップS203)。

Rd#f(i)=K*Rd#f(i−1)+(1−K)*Rd#m(i)・・・(2)
ここで、定数Kはフィルタゲインである。
このようにして、算出した絶縁抵抗値Rd#の時系列データを処理すれば、例えば、図8に示すように点火プラグのくすぶりが悪化した状態(図8の実線)を安定して検出することができ、デポジット付着判定における誤判定を防ぐことができる。
絶縁抵抗検出ルーチン(ステップS101)の終了後、図6に示すデポジット種類判定ルーチン(ステップS102)に移る。
デポジット種類判定ルーチン(ステップS102)では、最初に、運転領域が第2運転領域Bであるかどうかを判定する(ステップS401)。第2運転領域Bは、点火プラグが高温となって金属デポジットによる絶縁抵抗Rd#の低下現象が現れる運転領域である。具体的には、図3に示すような高回転かつ高負荷となる運転領域である。運転領域が第2運転領域Bであれば、気筒別に第2運転領域Bの絶縁抵抗値Rd#BをRd#fに更新する(ステップS402)。第1運転領域Aであれば、気筒別に第1運転領域Aの絶縁抵抗値Rd#AをRd#fに更新する(ステップS403)。
次に、運転領域が第1運転領域Aから第2運転領域Bへ移行し、かつ時間tint1(sec)経過しているかどうか判定する(ステップS404)。この条件を満たしていれば、式(3)にて、気筒別に絶縁抵抗値の変化量ΔRd#ABを算出する(ステップS405)。
ΔRd#AB=Rd#B−Rd#A ・・・(3)
この条件を満たしていなければ、この処理をスキップする。
運転領域が第2運転領域Bから第1運転領域Aへ移行し、かつ時間tint2(sec)経
過しているかどうか判定する(ステップS406)。この条件を満たしていれば、式(4)にて、気筒別に絶縁抵抗値の変化量ΔRd#BAを算出する(ステップS407)。

ΔRd#BA=Rd#A−Rd#B ・・・(4)
この条件を満たしていなければ、この処理をスキップする。
ここでは、エンジンおよび点火プラグの熱容量のために、運転領域が変化しても点火プラグの絶縁抵抗値Rd#が変化するまでに所定の時間遅れがあるので、運転領域が変化後に所定時間が経過したら絶縁抵抗値Rd#の変化量を算出するようにしている。
運転領域が第1運転領域Aから第2運転領域Bへ移行したときの絶縁抵抗変化量ΔRd#A2Bが、金属デポジット判定値1以下、または運転領域が第2運転領域Bから第1運転領域Aへ移行したときの絶縁抵抗の変化量ΔRd#B2Aが金属デポジット判定値2以上であるかどうか判定する(ステップS408)。この条件を満たしていれば、金属デポジットが付着していると判定し、金属デポジット判定フラグをONにする(ステップS409)。この条件を満たしていなければ、金属デポジット判定フラグをOFFする(ステップS409)。
この絶縁抵抗検出ルーチン(ステップS101)の終了後、図6に示すデポジット種類判定ルーチン(ステップS102)に移る。
次に、図9(a)は金属デポジットが付着している場合の、図9(b)はカーボンデポジットが付着している場合の、図9(c)は軽度のカーボンデポジットと金属デポジットが同時に付着している場合の、図9(d)は重度のカーボンデポジットと金属デポジットが同時に付着している場合のそれぞれのケースにおける絶縁抵抗値Rdの変化を模式的に示すものである。図6のデポジット種類判定ルーチン(ステップS102)の処理フローの検出動作に沿って絶縁抵抗値Rdの変化を説明する。
まず、図9(a)に示すように、金属デポジットが付着している場合には、アクセルが踏み込まれて、スロットル開度が大きくなると、第1運転領域Aから第2運転領域Bに移行し、点火プラグが高温となり、金属デポジットにより絶縁抵抗値Rd#が低下する。運転領域が変化してから時間tint1後に絶縁抵抗値の変化量ΔRd#ABが算出されて、ΔRd#ABが金属デポジット判定値1以下であれば、金属デポジットが付着していると判定され、金属デポジット判定フラグはONにされる。次に、アクセルが離されてスロットル開度が小さくなると、運転領域が第2運転領域Bから第1運転領域Aに移行し、点火プラグの温度が元に戻って絶縁が回復するため、絶縁抵抗値Rd#が上昇する。この運転領域が変化してから時間tint2後に絶縁抵抗値の変化量ΔRd#BAが算出されて、ΔRd#BAが金属デポジット判定値2以上であれば、金属デポジット判定フラグはONにされる。
続いて、図9(b)に示すように、カーボンデポジットが付着している場合には、運転領域が第1運転領域Aから第2運転領域Bへ移行すると点火プラグが高温となるので碍子に付着したカーボンが熱分解されて点火プラグが清浄化される。そうすると、絶縁が回復するため、絶縁抵抗値Rd#は上昇する。このとき絶縁抵抗値の変化量ΔRd#ABは増加するため、金属デポジットは付着していないと判定され、金属デポジット判定フラグはOFFにされる。また、一度、点火プラグが清浄化されると、再びカーボンが付着して絶縁が悪化するには、冷機始動・アイドルのようなエンジンが低温でかつ空燃比がリッチであるような運転を所定時間経過しなければならない。このため、運転領域が第2運転領域Bから第1運転領域Aへ移行しても所定時間は絶縁抵抗値Rd#が回復した状態を保ち続けるため、絶縁抵抗値の変化量ΔRd#BAはほぼ同じ値となるので、金属デポジット判定フラグはOFFのままである。
図9(c)に示すように、軽度のカーボンデポジットと金属デポジットが同時に付着している場合には、運転領域が第1運転領域Aから第2運転領域Bへ移行すると、カーボンデポジットは熱分解されて絶縁抵抗値Rd#が少し増加するが、金属デポジットによって絶縁抵抗値Rd#が減少するので、全体としては絶縁抵抗値Rd#が減少する場合がある。このとき、絶縁抵抗値の変化量ΔRd#ABは減少するので、ΔRd#ABが金属デポジット判定値1以下であれば、金属デポジット判定フラグはONにされる。そして、運転領域が第2運転領域Bから第1運転領域Aへ戻ると金属デポジットの影響がなくなるので絶縁抵抗値Rd#が回復するため、絶縁抵抗値の変化量ΔRd#BAは増加し、ΔRd#BAが金属デポジット判定値2以上であれば、金属デポジット判定フラグはONにされる。
図9(d)に示すように、重度のカーボンデポジットと金属デポジットが同時に付着している場合には、そもそも第1運転領域Aにおいて絶縁抵抗値Rd#がかなり低い。運転領域が第1運転領域Aから第2運転領域Bへ移行するとカーボンデポジットは熱分解されて絶縁抵抗値Rd#が増加するが、金属デポジットによって絶縁抵抗値Rd#が減少するので、全体としては絶縁抵抗値Rd#がやや増加する場合がある。そうすると絶縁抵抗値の変化量ΔRd#ABが増加するため、金属デポジット判定フラグはOFFにされる。そして、運転領域が第2運転領域Bから第1運転領域Aへ戻ると金属デポジットの影響がなくなるので絶縁抵抗値Rd#が回復するため、絶縁抵抗値の変化量ΔRd#BAは増加し、ΔRd#BAが金属デポジット判定値2以上であれば、金属デポジット判定フラグはONにされる。
以上、説明したように、運転領域が第1運転領域Aから第2運転領域Bに移行したときに起こる絶縁抵抗値の減少、あるいは運転領域が第2運転領域Bから第1運転領域Aへ戻ったときに起こる絶縁抵抗値の増加を検出すれば、カーボンデポジットの有無にかかわらず、金属デポジットの付着を検出することができる。
最後に、デポジット警告ルーチン(S103)の詳細を図7に示す。このデポジット警告ルーチン(S103)では、まず、金属デポジット判定フラグを確認する(S501)。金属デポジット判定フラグがONであれば、第2運転領域Bの絶縁抵抗値Rd#Bがくすぶり判定値1以下であるかどうか判定する(S502)。ここで、くすぶり判定値1以下であると判定された場合には、プラグ交換を促すように警告を発する(S503)。続けて、Rd#Bがくすぶり判定値2以下にまで下がっているかどうか判定する(S504)。Rd#Bがくすぶり判定値2以下にまで下がっていれば、燃料供給を制限して、例えば、スロットル開度を制限して(S505)、金属デポジットによる絶縁低下が起こる高負荷運転領域で運転できないようにして、このルーチン処理を終了する。第2運転領域Bの絶縁抵抗値Rd#Bがくすぶり判定値1を超えており、くすぶり判定値2も超えている場合は、このルーチン処理を終了する。なお、くすぶり判定値1は、まだ失火に至るまで余裕があるが金属デポジットの付着が着実に進んでおり、早めに点火プラグを交換した方がよい程度の絶縁抵抗値を設定する。また、くすぶり判定値2は、金属デポジットにより失火が発生するおそれがあるくすぶり判定値1より低い絶縁抵抗値を設定する。
一方、金属デポジット判定フラグがOFFであれば、カーボンデポジットが付着していることになるので、第1運転領域Aの絶縁抵抗値Rd#Aが、くすぶり判定値3以下であるかどうかを判定する(S506)。Rd#Aが、くすぶり判定値3以下である場合は、プラグくすぶりと判定して、警告を発する(S507)。さらに、所定時間、高負荷運転することを促す(S508)。Rd#Aが、くすぶり判定値3を超える場合には、このルーチン処理を終了する。なお、くすぶり判定値3はカーボンデポジットにより失火が発生するおそれがある絶縁抵抗値を設定する。
このように、実施の形態1における点火プラグのくすぶり汚損検出装置によれば、運転領域が第1運転領域から第2運転領域に移行したときに起こる絶縁抵抗値の減少、あるいは運転領域が第2運転領域から第1運転領域へ戻ったときに起こる絶縁抵抗値の増加を検出するようにしたので、金属デポジットを判定する機会を増やすことができ、点火プラグのくすぶりが失火のおそれがある絶縁抵抗値にまで下がる前に、点火プラグに付着したデポジットがカーボンデポジットであるか金属デポジットであるかを判定することができ、早期に適切な警告を発することができるという顕著な効果がある。
なお、図において、同一符号は、同一または相当部分を示す。
1 点火プラグ
2 点火装置
3 エンジン制御装置
4 バッテリ
5 警告モニタ
11 取付金具
12 碍子
13 中心電極
14 接地電極
20 点火コイル
21 1次コイル
22 2次コイル
23 トランジスタ
24 バイアス回路
25 電流検出回路
26 くすぶり汚損検出装置

Claims (4)

  1. 内燃機関の点火プラグに流れる電流を検出する電流検出装置と、
    前記電流検出装置で検出された電流から前記点火プラグの絶縁抵抗値を算出し、前記絶縁抵抗値により前記点火プラグのくすぶり汚損を判定すると共に前記内燃機関を制御する内燃機関制御装置とを備え、
    前記内燃機関を低回転・低負荷の第1運転領域から高回転・高負荷の第2運転領域に移行させて算出された絶縁抵抗値の変化量と、前記第2運転領域から前記第1運転領域に移行させて算出された絶縁抵抗値の変化量とから、前記点火プラグへの金属デポジットの付着によるくすぶり汚損の有無を判定することを特徴とする点火プラグのくすぶり汚損検出装置。
  2. 前記内燃機関の気筒別に算出された前記絶縁抵抗値の中から、直近の燃焼サイクル期間における前記絶縁抵抗値の最小値を抽出し、その最小値を均しフィルタ処理されたものを前記絶縁抵抗値とすることを特徴とする請求項1に記載の点火プラグのくすぶり汚損検出装置。
  3. 前記絶縁抵抗値の変化量により前記点火プラグに金属デポジットが付着していると判定され、かつ前記絶縁抵抗値が所定値より低くなった場合に、前記内燃機関への燃料供給を制限することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の点火プラグのくすぶり汚損検出装置。
  4. 前記絶縁抵抗値は、前記点火プラグの中心電極と接地電極との間に電圧を印加して前記電極間に流れるリーク電流により算出されるものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の点火プラグのくすぶり汚損検出装置。
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