JP4859495B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は,例えば複写機,ファクシミリ,スキャナ等、原稿を読み取って画像データを生成する画像処理置に関する。
複写機やファクシミリ、スキャナなど、光学的ラインセンサを用いて画像を読み取る装置には、読み取りガラスの上に原稿を置き、光源とラインセンサを一定速度で移動させながら画像を読み取るフラットベッド方式と、光源とラインセンサを固定させて、一定速度で原稿を移動させながら画像を読み取るシートフィード方式とがある。フラットベッド方式の場合、光源とラインセンサがプラテンガラスの下を移動する様子が目視できるため、原稿を設置する際には、読み取りたい面をプラテンガラスに接する向きに置けば良いと容易に判断できる。
一方、シートフィード方式の場合、原稿台に設置された原稿が、どの様に搬送されて光源とラインセンサの前へ到達するのか装置によって異なるため、原稿を設置する際の正しい向きを判断することが難しい。その結果、表裏を間違えて設置してしまい、読み取りたい面の裏側が読み取られるといった操作ミスが起こり易い。例えば、コピー動作のように、原稿を読み取った装置から、即座に複写画像が印刷されるアプリケーションであれば、利用者も操作ミスにすぐ気づく。しかし、ファクシミリ送信やスキャナ配信のように、原稿の複写画像が他の装置から出力されるようなアプリケーションの場合、受信相手から指摘されるまで操作ミスに気づかないことがある。いずれのケースも、原稿を正しく設置し直した後に、もう一度、読み取り動作をやり直さなくてはならないため、手間と時間が二重にかかる。特に使用料を支払って、複写機やファクシミリ、スキャナなどを使用している場合にはコストも二重にかかってしまう。
このようなユーザの操作ミスを防止する目的で、原稿を読み取り中に、画像処理機能を用いて、正しい面が読み取られているか否かを判定し、誤っていると判定された場合には、利用者へ警告する機能を搭載した画像処理装置が幾つか提案されている。正しい面が読み取られているか否かを判定する方法としては、「白紙検知」と呼ばれる方法が一般的である。具体的には例えば、片面原稿の場合は文字情報や画像情報が印刷されている面は1つと限られており、また一般的な文書は白い用紙に印刷するので、印刷面の裏側は全面白紙である可能性が高い。そういった特徴を利用し、原稿を読み取る際に、読み取った原稿画像に含まれる白領域の割合を算出し、ある一定率以上であった場合には、原稿の裏面を読み取っていると判定する方法である。
この判定方法として、従来より原稿の入力頁について白紙かどうかを検知し、白紙であれば入力原稿の裏側を読み取り、裏側に画像情報があれば裏面の画像情報を出力する画像読み取り装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、両面原稿と片面原稿とが混在する一連の文書登録時に、画像が存在する原稿面のみ登録を行う画像ファイリング装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−48835号公報 特開平5−174075号公報
しかしながら、上記の判定方法は、読み取りが行われる全ての原稿に対し白紙検知を行うものであり、片面原稿かどうかの確認を行う場合においては過剰な検出となり、例えば区切りなどを入れるためにわざと白紙を挟んだ場合でも検知が行われ、必要な情報が削除されるような不具合が発生し得る。また、原稿を読み取る際の機能として読み取りサイズ指定(トリミング)がある。これは、原稿の一部分を読み取りの対象とする機能で、例えば読み取り開始位置を基準としてユーザが好みの範囲を入力することで余分な情報を意識的に削除するスキャナ・コピーなどで一般的に使用されている機能である。白紙検知を行う場合、このような機能を併用すると、例えば、読み取り領域に画像情報がなく、読み取り領域外に画像情報があった場合、その処理をどうすべきかと言った不具合が発生し得る。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、シートフィード方式により連続的に複数枚の原稿を読み取るとき、読取サイズ指定がなされた場合でも、ユーザの操作ミスを防止することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するための手段として、本発明は、複数枚の原稿を連続的に給紙する自動給紙手段と、給紙された前記複数枚の原稿を1枚ずつ読み取って読み取った原稿の画像データを生成する画像読取手段と、前記画像読取手段が読取可能な領域の一部を読取対象領域として指定する読取領域指定手段と、前記画像データに基づいて白紙検知を行う白紙検知手段と、前記白紙検知の結果を操作者に通知する通知手段と、を備え、前記読取領域指定手段により前記読取対象領域が指定された場合でも前記自動給紙手段により連続的に給紙された前記複数枚の原稿の先頭ページのみに対しては、前記画像読取手段が、前記先頭ページの両面を読み取って読み取った前記先頭ページの画像データを生成し、前記白紙検知手段が、生成された前記先頭ページの画像データに基づいて白紙検知を行うことを特徴とする画像処理装置を提供する。
本発明によれば、シートフィード方式により連続的に複数枚の原稿を読み取るとき、読取サイズ指定がなされた場合でも、ユーザの操作ミスを防止することが可能な画像処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
まず、本発明の実施形態による画像形成装置の構成例と基本動作例を説明する。次に、読み取った画像データをPDF形式やTIFF形式などの電子ファイルとして外部端末へ転送するアプリケーションを紹介する。そして、ユーザが原稿の表面と裏面とを間違えて設置して、原稿の読み取りが開始された場合の画像形成装置の動作例について説明する。
まず、本発明の画像形成装置の構成例と基本動作例を説明する。図12は本発明の実施形態による画像形成装置の構成を模式的に表したブロック図である。
図12において、スキャナボードユニット(SBU)1は、原稿を光学的に読み取るためのユニットである。光源と光学的ラインセンサの位置は固定されていて、原稿を一定速度で動かすことにより流し読みをする。光源から照射した光は原稿に反射し、その反射光は光学的ラインセンサへ集められる。光学的ラインセンサは、集められた光の強度をアナログの電気信号に変換するためのデバイスで、本実施形態では電化結合素子 (CCD)を使用する。CCDから出力されるアナログの電気信号は量子化された後に、デジタルの画像データとしてSBU1から白紙検知ユニット(WIU)2へ転送される。
WIU2は、白紙検知処理を行うためのユニットである。SBU1から転送された画像データを白紙検知アルゴリズムによって実施し、白紙原稿と判定された場合には、後述するプロセスコントローラに、その旨を通知する。WIUは白紙検知アルゴリズムを実行する過程で、SBU1から転送された画像データを、そのまま通信制御ユニット(CDIC)3へ転送する。白紙検知の検知方法としては先にも触れたが、入力画像に対し有効画素(設定された閾値により白以外とする画素)とされた画素数をカウントし、その割合を判定することにより白紙かどうかを見分けることができる。有効画素数は、カラー読み取りなら例えば、RGB信号の最大、モノクロならG信号を用いれば良く、これらの信号に対し2値化処理を行うことで設定する。
画像処理ユニット(IPU)4は、CDIC3から転送されたデジタルの画像データに対して画像処理を行うためのユニットである。画像の周波数特性や階調特性などを、自機の特徴や利用者の要求に併せて最適化する。最適化処理が終了したデジタル画像は、再びCDIC3へ転送される。CDIC3は、各ユニット間で行われる種々のデータ転送を円滑に行うためのユニットである。後述するネットワーク・ツー・メモリ動作やメモリ・ツー・プリント動作を行う時に、データパスの切り替えを行う。
ネットワーク制御ユニット(NCU)5は、IPネットワーク6に接続された自機以外の端末と通信するためのユニットである。データ送信時は、IPネットワーク6の通信プロトコルに従って送信データをパケット分割し、IPネットワーク6へ出力する。また受信時は、IPネットワーク6の通信プロトコルに従ってパケット分割されたデータから、本来の受信データを再生する。
メモリ制御ユニット(IMAC)7は、デジタル画像の圧縮や伸張処理を行い、またメモリ(MEM)8にデジタル画像を読み書きするためのユニットである。MEM8は、デジタル画像を保存するためのユニットである。
液晶タッチパネル9は、ユーザが本画像処理装置を使用する際に必要となる情報を表示するためのユニットで、ユーザが表示画面やキーなどの操作部に触れることで、種々の設定を行うこともできる。また、WIU2が読み取り画像の中から白紙原稿を検知した場合には、液晶タッチパネル9にメッセージが表示される。尚、ユーザが液晶タッチパネル9上のソフトキーに触れた時の確認音や、その他の理由でユーザの注意をひくために音を鳴らすためのスピーカユニット(図示せず)が設けられている。
プロセスコントローラ10は、SBU1、CDIC3、WIU2、IPU4の動作を制御する。それぞれに必要な設定を行い、起動、終了、処理経過などを監視する。また、システムコントローラ10は、IMAC7やMEM8、NCU5、液晶タッチパネル9の動作を制御する。それぞれに必要な設定を行ったり、起動、終了、処理の経過を監視したりする。
ローカルバス11によってIMAC7と接続されているRAM12及びROM13には、システムコントローラ14やIMAC7、液晶タッチパネル9、MEM8、NCU5が処理を行う際に必要となる情報が保存されている。例えばNCU5がIPネットワーク6を経由して画像データを受信するためのプロトコル情報や、液晶タッチパネル9に文字や図柄を表示するための文字情報やビットマップ情報、またMEM8に蓄積可能なデジタル画像の総量や残量、ユーザが操作部から入力した情報などが保存されている。システムコントローラ14は、装置全体の制御を司る。プリンタ18はIPU4で処理されたデータを印刷する。
シリアルバス15に接続されているRAM16及びROM17には、SBU1、CDIC3、WIU2、IPU4、プロセスコントローラ10が処理を行う際に必要となる情報が保存されている。例えば、WIU2がSIMD演算で白紙検知処理を行うためのプログラムや、SBU1に搭載するCCDの特性値などが保存されている。パラレルバス19には、NCU5,IMAC7,CDIC3が接続されている。
次に、本実施形態による画像処理装置の基本動作であるスキャン・ツー・メモリ動作とメモリ・ツー・ネットワーク動作について説明する。
スキャン・ツー・メモリ動作とは、SBU1で原稿を読み取り、そのデジタル画像をMEM8へ蓄積する動作のことである。ユーザは、SBU1内に設置された原稿台に原稿を設置し、図13に示す操作部の表示画面から種々の読み取り条件を設定する。確定ボタンが押されると、ユーザが設定した読み取り条件は、プロセスコントローラ10とシステムコントローラ14へ転送される。プロセスコントローラ10は、転送された読み取り条件をRAM12へ保存し、また読み取り条件に従った動作をSBU1とCDIC3とWIU2とIPU4へ指示する。システムコントローラ14は、転送された読み取り条件をRAM12へ保存し、また読み取り条件に従った動作を、IMAC7とMEM8とNCU5へ指示する。
各ユニットへの指示が完了すると、SBU1は原稿台に設置された文書を読み取り、デジタル画像データをWIU2へ転送する。WIU2はデジタル画像に対して白紙検知アルゴリズムを実行し、デジタル画像データをCDIC3経由でIPU4へ転送する。ここでIPU4はSBU1の光学特性を補償するための画像処理を行い、デジタル画像データをCDIC3へ戻す。CDIC3はIPU4から受け取ったデジタル画像データをパラレルバス19経由でIMAC7へ転送する。IMAC7はデジタル画像データをMEM8に蓄積可能な保存形式へ圧縮してMEM8へ保存する。動作中、SBU1とWIU2とIPU4とCDIC3の状態は、逐次プロセスコントローラ10へ通知され、またIMAC7とMEM8の状態は、逐次プロセスコントローラ10へ通知される。デジタル画像データの保存が完了すると、プロセスコントローラ10は操作部にその旨を表示し、スキャン・ツー・メモリ動作を終了する。
次に、メモリ・ツー・ネットワーク動作とは、MEM8に蓄積されたデジタル画像データを自機以外の情報処理端末へ送信する動作のことである。IMAC7はMEM8からデジタル画像データを読み出して、保存する前の画像形式へ伸張する。それからパラレルバス19を経由してCDIC3にデジタル画像データを転送する。CDIC3はIMAC7から転送されたデジタル画像データをIPU4へ転送する。IPU4ではデジタル画像データの周波数特性や階調特性などを最適化するための画像処理を行う。IPU4で画像処理されたデジタル画像データは再びCDIC3へ転送される。CDIC3はIPU4から転送されたデジタル画像データをパラレルバス19経由でNCU5へ転送する。NCU5はデジタル画像を、例えばTIFF形式やJPEG形式と言った汎用のファイル形式に変換して画像ファイルを生成する。そしてIPネットワーク6の通信プロトコルに従って、送信先の情報処理端末へ画像ファイルを送信する。動作中、IMAC7とMEM8とNCU5の状態は、逐次システムコントローラ14へ通知される。NCU5によるデジタル画像の送信が完了すると、システムコントローラ14は操作部にその旨を表示し、メモリ・ツー・ネットワーク動作を終了する。
スキャン・ツー・メモリのジョブとメモリ・ツー・ネットワークのジョブは、必ずしも交互に実施する必要はない。例えば、IPネットワーク6が混雑している時は、スキャン・ツー・メモリのジョブだけを先行して行っても良い。そのようにすれば、IPネットワーク6の混雑状況に関わらず、安定した速度で原稿の読み取り動作を行うことができる。またPDF形式やマルチTIFF形式のように、1つの画像ファイルに複数の読み取り画像を格納できるファイル形式もあるので、スキャン・ツー・メモリのジョブを実施する回数とメモリ・ツー・ネットワークのジョブを実施する回数は必ずしも等しくならない。これらのジョブ管理はシステムコントローラ14が行う。
次に、ユーザが本発明の画像処理装置を使って原稿を読み取り、その画像ファイルをIPネットワークを介して外部に設けられた画像ファイルサーバへ転送するまでの動作事例を紹介しながら、本発明の第1の実施形態である白紙検知処理のシステム動作について説明する。尚、ここではファイルサーバに関する動作事例で本実施形態の内容を説明するが、その対象はファクシミリ、コピーについても同様であるため、説明は省くものの本発明が適用されることは言うまでもない。
図1は本発明の第1の実施形態によるシステム動作のフローを示したものである。
まず、ユーザは画像ファイルサーバの中に、これから読み取りを行う原稿の画像ファイルを保存できる場所を確保しておく。そして操作部を使って画像ファイルサーバのIPアドレスと画像ファイルの保存先のパス名を本発明による画像処理装置に設定しておく。次にユーザは、原稿台の上に原稿を設置して(S1)、操作部から種々の読み取り条件を入力する。トリミングのサイズ指定はこの時に同時に行う。指定方法は、読み取りを行う原稿のサイズ、トリミングを行う開始位置とサイズを指定すれば良い。指定の際に原稿のサイズを指定しておくことにより、最初に読み取りを行うサイズを不定形と見なされること無く動作させることができる。
そして、全ての入力が完了したらスタートボタンを押す。液晶タッチパネル9はスタートボタンが押されると、その旨をプロセスコントローラ10に通知して読み取り条件をRAM16に保存する。読み取り条件がRAM16に保存されると、本発明の画像処理装置は、設置された原稿の枚数分だけスキャン・ツー・メモリ動作を繰り返し、MEM8に画像データを蓄積する。この時、WIU2は、読み取りの設定モードに依らず、先頭頁の表面、裏面の両面に対してのみ白紙検知アルゴリズムを実行する(S2、S3)。2枚目以降の読み取り画像については実行しない。またその際には、先に指定されたトリミング領域に関わらず、判定は両面の全面に対して行う。そして、先頭頁の読み取りと設定されている面が白紙原稿と判断された場合には、その旨をプロセスコントローラ10に通知する。プロセスコントローラ10は、先頭頁に白紙原稿があった場合、液晶タッチパネル9上に、図10のように白紙原稿である旨を警告するメッセージを表示する(S4)。その際、スピーカを使って警告音を鳴らし、注意を促すことも可能である。白紙原稿でない場合は、指定された条件に基づいた処理を行う(S5)。
スキャン・ツー・メモリ動作中は、全ての読み取り画像がSBU1からWIU2へ転送されるのにも関わらず、先頭頁に対してのみ白紙検知アルゴリズムを実行する理由は、原稿の設置ミスを検知することを目的としているためである。トリミングのサイズ指定を無視するのも同等の理由による。もし2枚目以降の原稿が白紙原稿と判定されたとしても、それが原稿の設置ミスによるものとは限らない。これは、図14に示すように、原稿を見開きで閲覧し易いように、余白調整用の白紙原稿を挿入していることが考えられるからである。それに対して、先頭が白紙頁から始まる原稿はまず無い。また、仮にそのような原稿が存在した場合でも、ユーザに白紙が載っていることを1枚目のシステム動作の早い段階で警告することで、注意を促すことができる。
スキャン・ツー・メモリ動作が終了すると、次は、送信する画像ファイルの数だけメモリ・ツー・ネットワーク動作を繰り返し、画像ファイルサーバへ画像ファイルを送信する。画像ファイルサーバは画像ファイルを受信すると、先にユーザが作成した場所に、固有のファイル名を付けて保存する。ここで固有のファイル名とは、個々の画像ファイルが識別できる名称のことである。例えば、同時刻に複数の画像ファイルを保存することが無いのであれば、固有の名称に受信時刻を含める案もある。一例を示すと2010年10月01日12時25分40秒にTIFF形式の画像ファイルを保存したのであれば、それぞれの数字を羅列した20101001122540.TIFFという名称で保存することもできる。画像ファイルの保存が完了した後は、ユーザ自身が都合の良い時に、パソコンなどの画像閲覧ソフトを使って、画像ファイルサーバに保存された画像を閲覧したり、また別の情報処理端末へ画像ファイルを移動後出力したりすることができる。
次に、図2のシステム動作フローを使用して第2の実施形態について説明する。
大まかな流れは第1の実施形態と同じため、差異部分についてのみ説明を行う。
まず、ユーザは原稿台に原稿を設置した後(S11)、読み取り面を片面として設定し、その後その他の読み取り条件などの設定を行う。その際にトリミングのサイズ指定及び、原稿のサイズ指定を行い、スタートボタンを押す。この時のデータの蓄積方法などは第1の実施形態と同様である。WIU2は、読み取り面を片面と指定されていても、先頭頁のみ表・裏面の両面に対して読み取りを行い(S12)、白紙検知アルゴリズムを実行する。2枚目以降の読み取り画像については白紙検知を実行しない。また、先に指定されたトリミング領域に関わらず、判定は両面の全面に対して行う。次からの読み取り(2枚目以降)は設定されたモードに従って片面の画像データのみMEM8に蓄積を行う。
そして先頭頁において、白紙原稿と判定された状況により、プロセスコントローラ10に通知を行う。プロセスコントローラ10は、先頭頁が白紙原稿であった場合、液晶タッチパネル9上に、白紙原稿である旨を警告するメッセージを表示する。またその際、スピーカを使って警告音を鳴らし、注意を促すことも可能である。より具体的には、最初に読み取り面と設定された表面について白紙検知を行い、次に裏面についても同様な処理を行う。この表・裏両面の白紙検知の判定結果により、警告する警告表示を変更する。
まず、表面が白紙でなく裏面が白紙と判定された場合は(S13,No)(S14,Yes)、特に原稿の設置方法は間違っていないため、そのまま指定に基づいた処理を行う(S15)。また、表面も裏面も白紙でないと判定された場合は(S13,No)(S14,No)、図6に示すような読み取り面の設定に基づく警告画面を表示する(S16)。更に表面が白紙で裏面が白紙でないと判定された場合は(S13,Yes)(S17,No)、図10に示すような設置方法の設定に基づく警告画面を表示する(S18)。また、表面も裏面も白紙と判定された場合は(S13,Yes)(S17,Yes)、図8に示すような白紙設置の警告画面を表示する(S19)。このように読み取り面を片面と設定して処理を行った場合においても、先頭頁の両面の白紙検知を行うことにより、原稿の状況により警告画面が変更することができるため、どのような設置方法の不具合なのか容易に判断することができる。
次に、図3のシステム動作フローを使用して第3の実施形態について説明する。大まかな流れは第2の実施形態と同じため、差異部分についてのみ説明を行う。
まず、ユーザは原稿台に原稿を設置した後(S21)、読み取り面を片面として設定し、その後その他の読み取り条件などの設定を行う。その際にトリミングのサイズ指定及び、原稿のサイズ指定を行い、スタートボタンを押す。この時のデータの蓄積方法などは、前記実施形態と同様である。
WIU2は、読み取り面を片面と指定されていても、先頭頁のみ表・裏面の両面に対して読み取りを行い(S22)、白紙検知アルゴリズムを実行する。2枚目以降の読み取り画像については白紙検知を実行しない。また、先に指定されたトリミング領域に関わらず、判定は両面の全面に対して行う。次からの読み取り(2枚目以降)は、設定されたモードに従って片面の画像データのみMEM8に蓄積を行う。そして先頭頁において、白紙原稿と判定された状況により、プロセスコントローラ10に通知を行う。プロセスコントローラ10は、先頭頁が白紙原稿であった場合、液晶タッチパネル9上に、白紙原稿である旨を警告するメッセージを表示する。またその際、スピーカを使って警告音を鳴らし、注意を促すことも可能である。より具体的には、最初に読み取り面と設定された表面について白紙検知を行い、次に裏面についても同様な処理を行う。この表・裏両面の白紙検知の判定結果により、警告する警告表示を変更する。
まず、表面が白紙でないと判定された場合(S23、No)、トリミング領域に対して画像データが存在するかどうかの判定が行われる(S24)。トリミング領域に対して画像データ有りと判定され、裏面が白紙と判定されれば(S25、Yes)特に原稿の設置方法は間違っていないため、そのまま指定に基づいた処理を行う(S26)。また、その際に裏面も白紙でないと判定された場合は(S25、No)、図6に示すような読み取り面の設定に基づく警告画面を表示する。トリミング領域に対して画像データ無しと判定された場合は(S24、Yes)、図7に示すようなトリミング指定及び、読み取り面の設定に基づく警告画面を表示する(S28)。また、表面が白紙で裏面が白紙でないと判定された場合は(S23、Yes)(S29、No)、更にトリミング領域に対して画像データが存在するかどうかの判定が行われる(S30)。トリミング領域に対して画像データ有りと判定された場合は、図10に示すようなトリミング指定及び、読み取り面の設置に基づく警告画面を表示する(S32)。トリミング領域の画像データ無しと判定された場合は、図9に示すような読み取り面の設定に基づく警告画面を表示する(S31)。表面も裏面も白紙と判定された場合は(S23、Yes)(S29、Yes)、図8に示すような白紙設置の警告画面を表示する(S33)。
このように読み取り面の片面指定且つ、トリミング指定を設定して処理を行った場合においても、先頭頁の両面の白紙検知を行うことにより、原稿の状況により警告画面が変更することができるため、どのような設置方法の不具合なのか容易に判断することができる。
更に図4のシステム動作フローを使用して第4の実施形態について説明する。
大まかな流れは第2,3の実施形態と同様である。
まず、ユーザは原稿台に原稿を設置した後(S41)、読み取り面を片面として設定し、その後その他の読み取り条件などの設定を行う。その際にトリミングのサイズ指定及び、原稿のサイズ指定を行い、スタートボタンを押す。この時のデータの蓄積方法などは各実施形態と同様である。WIU2は、読み取り面を片面と指定されていても、先頭頁のみ表・裏面の両面に対して読み取りを行い、白紙検知アルゴリズムを実行する(S42)。2枚目以降の読み取り画像については白紙検知を実行しない。また、先に指定されたトリミング領域に関わらず、判定は両面の全面に対して行う。次からの読み取り(2枚目以降)は設定されたモードに従って片面の画像データのみMEM8に蓄積を行う。そして、先頭頁において白紙原稿と判定された状況により、プロセスコントローラ10に通知を行う。プロセスコントローラ10は、先頭頁が白紙原稿であった場合、液晶タッチパネル9上に、白紙原稿である旨を警告するメッセージを表示し、システム動作を一時中断する。この時、スピーカを使って警告音を鳴らすことも可能である。
警告メッセージの次に図11に示すような画面を表示することで、ユーザにシステム動作をそのまま継続するか、中断して原稿を設置し直すか判断を仰ぐことが可能となる。より具体的には、最初に読み取り面と設定された表面について白紙検知を行い、次に裏面についても同様な処理を行う。この両面の白紙検知の判定結果により、警告する警告表示を変更し、システム動作を一時中断する。
まず、表面が白紙でなく裏面が白紙と判定された場合は(S43、No)(S44、Yes)、特に原稿の搭載方法は間違っていないためそのまま指定に基づいた処理を行う(S45)。また、表面も裏面も白紙でないと判定された場合は(S43、No)(S44、No)、図6に示すような読み取り面の設定に基づく警告画面を表示し(S46)、システム動作を中断する(S47)。その後、図11に示すような画面を表示してユーザの判断を仰ぐ。更に表面が白紙で裏面が白紙でないと判定された場合は(S43、Yes)(S48、No)、図10に示すような設置方法の設定に基づく警告画面を表示する(S49)。表面も裏面も白紙と判定された場合は(S43、Yes)(S48、Yes)、図8に示すような白紙設置の警告画面を表示し(S50)、システム動作を中断して(S47)、図11に示すような画面を表示してユーザの判断を仰ぐ。
更に図5のシステム動作フローを使用して第5の実施形態について説明する。
大まかな流れは第2〜4の実施形態と同様である。
トリミング領域に関して、読み取りサイズ指定領域と領域外の判定結果により、表示を変更する場合は図5のフローとなる。(S51)(S52)は各実施形態と同様である。まず、表面が白紙でないと判定された場合は(S53、No)、トリミング領域に対して画像データが存在するかどうかの判定が行われる(S54)。トリミング領域に対して画像データ有りと判定され、裏面が白紙と判定されれば(S55、Yes)、特に原稿の設置方法は間違っていないため、そのまま指定に基づいた処理を行う(S56)。また、その際に裏面も白紙でないと判定された場合は(S55、No)、図6に示すような読み取り面の設定に基づく警告画面を表示し(S57)、システム動作を中断して(S58)、その後、図11に示すような画面を表示してユーザの判断を仰ぐ。
トリミング領域に対して画像データ無しと判定された場合は(S54、Yes)、図7に示すようなトリミング指定及び、読み取り面の設定に基づく警告画面を表示し(S59)、システム動作を中断して(S58)、その後、図11に示すような画面を表示してユーザの判断を仰ぐ。次に表面が白紙で裏面が白紙でないと判定された場合は(S53、Yes)(S60、No)、更にトリミング領域に対して画像データが存在するかどうかの判定が行われる(S61)。トリミング領域に対して画像データ有りと判定された場合は、図10に示すようなトリミング指定及び、読み取り面の設置に基づく警告画面を表示する(S62)。画像データ無しと判定された場合は、図9に示すような読み取り面の設定に基づく警告画面を表示し(S63)、システム動作を中断し(S58)、その後、図11に示すような画面を表示してユーザの判断を仰ぐ。表面も裏面も白紙と判定された場合は(S43、Yes)(S60、Yes)図8に示すような白紙設置の警告画面を表示し(S64)、システム動作を中断して(S58)、その後、図11に示すような画面を表示してユーザの判断を仰ぐ。
このように読み取り面を片面と設定して処理を行った場合においても、先頭頁の両面の白紙検知を行うことにより、原稿の状況により警告画面が変更することができるため、どのような設置方法の不具合なのか容易に判断することができ、且つシステム動作を一時中断することで余計な動作を省くことが可能となる。
本発明の第1の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第の実施形態の動作を示すフローチャートである。 操作部における警告表示の具体例を示す構成図である。 操作部における警告表示の他の具体例を示す構成図である。 操作部における警告表示の他の具体例を示す構成図である。 操作部における警告表示の他の具体例を示す構成図である。 操作部における警告表示の他の具体例を示す構成図である。 操作部における警告表示の他の具体例を示す構成図である。 本発明の実施形態による画像形成装置の構成例を示すブロック図である。 操作部における表示の具体例を示す構成図である。 読み取り原稿の一例を示す構成図である。
符号の説明
1 スキャナボードユニット(SBU)
2 白紙検知ユニット(WIU)
3 通信制御ユニット(CDIC)
4 画像処理ユニット(IPU)
5 ネットワーク制御ユニット(NCU)
6 IPネットワーク
7 メモリ制御ユニット(IMAC)
8 メモリ(MEM)
9 液晶タッチパネル
10 プロセスコントローラ
11 ローカルバス
12,16 RAM
13,17 ROM
14 システムコントローラ

Claims (4)

  1. 複数枚の原稿を連続的に給紙する自動給紙手段と、
    給紙された前記複数枚の原稿を1枚ずつ読み取って読み取った原稿の画像データを生成する画像読取手段と、
    前記画像読取手段が読取可能な領域の一部を読取対象領域として指定する読取領域指定手段と、
    前記画像データに基づいて白紙検知を行う白紙検知手段と、
    前記白紙検知の結果を操作者に通知する通知手段と、を備え、
    前記読取領域指定手段により前記読取対象領域が指定された場合でも前記自動給紙手段により連続的に給紙された前記複数枚の原稿の先頭ページのみに対しては、
    前記画像読取手段が、前記先頭ページの両面を読み取って読み取った前記先頭ページの画像データを生成し、
    前記白紙検知手段が、生成された前記先頭ページの画像データに基づいて白紙検知を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記通知手段は、前記白紙検知の結果、前記先頭ページの最初に読取面と設定された面を表面として、裏面が白紙であると検知した場合は、操作者に通知せず、表面が白紙であると検知した場合は、操作者に警告を通知することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記白紙検知手段は、前記画像読取手段が前記先頭ページの両面を読み取って生成した前記先頭ページの画像データに基づいて、前記読取対象領域内について白紙検知を行い、
    前記通知手段は、前記読取対象領域内についての白紙検知の結果、前記読取対象領域内が白紙であると検知した場合は、操作者に警告を通知することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記画像読取手段は、前記通知手段が操作者に警告を通知した場合、前記複数枚の原稿の読み取り動作を停止することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理装置。
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