JP4859326B2 - 植物鮮度保持材および植物鮮度保持法 - Google Patents

植物鮮度保持材および植物鮮度保持法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願発明は、遠赤外線を放射する植物鮮度保持材、とくに、陶磁器からなる植物鮮度保持材および植物鮮度保持法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、遠赤外線は、その特徴として4〜14μmの帯域になだらかなピークを示す波長を持ち、幾つかの分野で実験的な観察により、この波長帯は保温・生育波動と呼ばれて多方面で活用され始めていることから、近年注目されている。
この遠赤外線を放射する成分組成を含有する黒鉛ケイ石のようなケイ素系鉱物からなる土器類、焼き物類又は陶器類によって植物の鮮度を保持する温度を好適温度に保持する方法は未だ開発されていないのが現状である。
ところで、植物を生産地から消費地へ運ぶには、かなりの時間が必要であり、また、消費者が購入しても使用するまでにかなりの時間がかかっている。
そのため、新鮮な植物であっても最終的に消費者が使用する際には品質が低下しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この出願発明は黒鉛ケイ石を含む植物鮮度保持材を利用することによりこのような問題を解決するものである。
この出願発明者は、このような遠赤外線を放射する成分組成として黒鉛ケイ石保温材として、遠赤外線を放射する成分組成として黒鉛ケイ石それ自体の用途、或いは黒鉛ケイ石(別称・シリカブラックまたはブラックシリカ)を含む土器、陶磁器、特に陶器類およびそれらの製造法に関し特許出願(特願2000−316111号)した。その後黒鉛ケイ石について遠赤外線を放射する黒鉛ケイ石の用途を開発したものであり、この出願発明は黒鉛ケイ石を含むことを特徴とする植物鮮度保持材、特に、植物鮮度保持用陶磁器を提供することを目的とする。
他の目的は、遠赤外線を放射する黒鉛ケイ石を含む陶磁器、特に陶器又は陶片により、植物の鮮度保持方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この出願発明は、黒鉛ケイ石を冷却下で使用する海水中の海藻鮮度保持法に関する。
海藻としては、海ブドウ(くびれづた)、クビレオゴノリ、オゴノリ、モヅク、ヒジキ、ワカメ、クロレラ、ヒトエグサ、アオサ、アオノリ、アマノリ、テングサ、コンブ類がとくに好ましいが、この他の多くの食用海藻類に好適である。
この出願発明で使用する北海道の南部で産出する黒鉛ケイ石(別名・シリカブラック又はブラックシリカ)は、SiOのようなケイ石類、Alなどのアルミナ類、炭素類、酸化鉄・二酸化鉄などの鉄成分、その他酸化カルシウムなどのカルシウム類、MgOなどの酸化マグネシウム類、TiOなどの酸化チタン類、NaOなどの酸化ナトリウム類、KOなどの酸化カリウム類などで構成されていることが確認されている。そしてその用途については、研究開発の途中であることから未知の部分があり、従来のトルマリンと比較されることが一般的である。しかし、この出願発明者の植物、とくに海藻における科学的な実験的観察によって黒鉛ケイ石はトルマリンと比較して遠赤外線を大量に放射することが見出された。
さらにこの天然鉱石の黒鉛ケイ石を5μm以下の粒状に粉砕し、黒鉛で造られた黒鉛るつぼ内で10時間、1400℃で加熱することにより高い強度を有する炭化ケイ素の多量の単結晶が生長することが観察されている。
このように、この出願発明者は遠赤外線を放射する黒鉛ケイ石の特性に着目し、それらを有効に活用することを目的に、植物鮮度保持について鋭意研究し、この出願発明を完成させたものである。
この出願発明者は、この出願発明の植物鮮度保持材、好ましくは陶器類、とくに好ましくは陶器に含まれる黒鉛ケイ石の量は、黒鉛ケイ石の微粉末と粘土類との混合割合において黒鉛ケイ石の量が多くなればなるほど、放射する赤外線による植物鮮度保持効果を発揮することを見出した。
さらに具体的に、黒鉛ケイ石の特性について、実証的に次のとおり確認した。(1)有機物の吸着に好適な多孔質構造を有していること。(2)滋鉄鉱を含んでいること。(3)HO、O又はOのような磁性体が通過する場合、電位が誘導発生すること。(4)マイナスイオンに接触すると、H、O 、O の如くイオン化分子が発生することにより物質を低分子に分解する作用を有していること。(5)鉄触媒として光に当たる部分では黒鉛ケイ石に鉄が含まれているので酸化活性が増大し、有機物の分解性が高まることなどの他、(6)脱塩素化反応の促進(7)植物または海藻類の鮮度保持または生長に効果を発揮するなどの多くの特性が観察されている。
したがって、この出願発明者の実験によればこのような特性を発揮するには、遠赤外線をより強力に放射するように混合するためには粘土500〜950重量部、黒鉛ケイ石1〜50重量部を混合してなる混合物が好ましく、陶器類などの製品の強度の点から黒鉛ケイ石として3〜40重量部含むことがとくに好適である。
これらの条件を満たしている陶器類や陶器片を海水、水又は飲料用液体と一緒に使用することによって、植物、とくに海草類の鮮度保持に効果があるので、生産地から離れた消費地に採取し、収穫した状態で海ブドウのような新鮮な海藻を消費者に届けることができる。
なお、さらにこの出願発明者は黒鉛ケイ石と粘土、長石、サンゴ粉末およびマンガンなどの混練焼成物について発明し、前述の如く特願2000−316111号として特許出願している。
【0005】
【発明の実施の形態】
この出願発明における植物鮮度保持材、好ましくは陶磁器、特に陶器類は、黒鉛ケイ石のほか、必要により石灰質からなる各種のサンゴ類、ケイ石、クロマイト、および長石を含めることが好ましい。
それらの使用量としてはケイ石は、1〜50重量%、そしてクロマイトは、1〜30重量%が好ましく、長石は、1〜30重量%が好適である。実験によるとクロマイト、および長石の量は、黒鉛ケイ石100重量部に対して10〜30重量部が好ましい。
陶器類の場合、その焼成物の形状に関係なく、主原料は、通常の陶器を製造する場合と同じで、たとえば、食器類や茶器類のような容器状の陶器類に使用される粘土に対し、サンゴの粉末のほか、50〜700メッシュの黒鉛ケイ石粉末を加えたものが好ましい。
この出願発明では、粉末状のサンゴを混合することにより、陶器類が焼き締められその結果焼成物を使うと遠赤外線効果が十分に発揮されるので特に好ましい。
【0006】
この出願発明の陶磁器、特に陶器類は黒鉛ケイ石を含んでいるため遠赤外線の放射と共に、樹齢50〜200年のガジュマルやモミガラなどの後述のような灰で構成されている釉薬を塗布することにより、黄金色などの滑らかな色調と光を発する独特の色彩と光沢の陶器類が得られる。すなわち、この出願発明における釉薬としては、通常使用されている従来の釉薬の他、この出願発明者が実験と観察により確認した珊瑚礁の粉末、各種の木の灰の使用が好ましく、特にガジュマル、ホウオウボク、サトウキビ、蘇鉄、琉球松、米松、モクマオウのような松類、藁、若しくは籾殻の灰がとくに好ましい。使用する灰の量は、1〜20重量%が好適である。たとえば、木の灰の中でもガジュマルは黄金色の発色効果が実験により確認された。
また、釉薬の調製としては黒鉛ケイ石粉末100〜700重量部、クロマイト粉末200〜500重量部、マンガン、コバルト又は酸化鉄などの中から1種または2種以上の組み合わせからなる着色料、酸化物やケイ酸アルミニウム系の長石を1〜100重量部、前述の灰の中から1ないし2種以上の組み合わせからなる灰分1〜30重量部を混合した釉薬を塗布してもよいし、これらの成分を別々に塗布してもよい。
この出願の発明者の経験と実験によれば、600〜900℃の温度範囲が焼成温度として好適で、5〜6時間以内で素焼きすると良い。
続いて本焼きは、1180〜1450℃で1ないし3日間釜に入れて本焼きすることが好ましい。このようにして得られる焼成物が遠赤外線放射効果の点からとくに好ましい。
窯は陶器類を焼成製造する型式であれば特に限定されず、電気窯、ガス窯、灯油窯、登り窯、穴窯等使用されるが、登り窯は大量にしかも多種類の陶磁器を製造できるので好ましい。
【0007】
この出願発明の陶器又は陶磁器類は、粘土、シリカや素地粉のようなシリカ類に、ドロマイトのような長石類等を加えてこれらを一緒に混合し練ることにより成形物を造り、650〜1500℃の温度範囲で焼成することもできる。
また、この出願発明で使用される黒鉛ケイ石を含有する陶器類などの焼成物の形状としてはとくに限定されないが、前提としては遠赤外線の利用と、たとえば、微粒子状、粉末状、粒状、塊状、板状、リング状、球状、棒状、角錐状、円錐状、若しくは容器等それぞれの使用目的により所望の形状を選択することができ、観賞用の壷類又は植木鉢であってもよい。
また、この出願発明の植物鮮度保持材は、黒鉛ケイ石を各種の樹脂と混合したプラスチック製品、たとえば、容器、粒状、塊状、板状、リング状、球状、棒状、角錐状、若しくは円錐状等であってもよいが、容器であることがとくに好ましい。
また、水栽培もしくは水耕栽培等の時に、育苗用あるいは挿し木用のプラスチック製品が黒鉛ケイ石を含むものであってもよい。
この出願発明の黒鉛ケイ石焼成物によれば活発に生長を続けている伸芽においては促進効果、そして休眠芽においては刺激的な発芽促進効果が確認された。
【0008】
植物鮮度保持材を使用する場合は、例えば、植物の入った容器に、棒状又は球状のような陶器又は陶片を入れるか、あるいは、この出願発明の陶器あるいは黒鉛ケイ石を含むプラスチックで成形された容器に、例えば海ブドウ、モヅクを入れて、その植物の鮮度を保持することができる。その他、陶器から放射される遠赤外線により植物の鮮度の妨げとなる細菌等の発生を抑制することができるなど、植物の鮮度保持の効果が観察し確認できた。同様にこの出願発明の焼成陶器類を容器に入れた場合の効果としても、植物の鮮度保持に優れた効果がある。
しかも、トルマリンのような電気石を使用すると5〜10日で鮮度が失われたのに対し、この出願発明で得られる焼成物もしくはの植物鮮度保持材を使用すると、90日以上も植物、とくに海藻、中でも海ブドウの鮮度が保持されており、このことからも明らかなように遠赤外線を放射する黒鉛ケイ石の優れた鮮度保持、殺菌効果を確認できる。
【0009】
この出願発明の陶器、粉末状又は陶片は、遠赤外線の深達力(組織内部にまで届く)が強いので、前述のように植物保存に優れた効果を発揮するものである。
【0010】
【実施例】
以下、実施例によって、この出願発明を具体的に説明する。
図1は、この出願発明の植物鮮度保持材の黒鉛ケイ石の分光エネルギー、図2は、この出願発明の植物鮮度保持材の黒鉛ケイ石の分光放射率、図3はこの出願発明のボール状の植物鮮度保持材を利用した海ブドウの鮮度保持模式図である。
実施例1
粘土900重量部、黒鉛ケイ石100重量部を十分に混練し、所望の棒状焼成物を成形した後、1〜20日乾燥させる。ついで、800℃で5〜9時間素焼きする。素焼き後、直ちに若しくは1〜7日放置した後、成形物に釉薬として1〜20重量部のベンガラを吹きつけるか、又は塗布した後、1250℃で1〜3日間本焼きに付し、目的の陶器性の焼成物を得た。
得られた棒状の焼成物を水の入ったプラスチック製ポットに海ブドウを入れて放置したところ、90日経過しても鮮度が保持されていた。
【0011】
実施例2
粘土900重量部と黒鉛ケイ石100重量部と一緒にして混練し、直径1.5cm長さ5cmの円筒状の棒を成形する。この後、造られた成形物を1〜30日間天日で乾燥させる。乾燥した成型物に、黒鉛ケイ石粉末100〜700重量部、クロマイト粉末200〜500重量部、火成岩・鉱物のような長石を1〜100重量部、樹齢50年のガジュマルの灰1〜100重量部をそれぞれ混合して配合調整した釉薬を刷毛により塗布した。
釉薬塗布後、1250℃で1〜3日間本焼きに付し、円筒状の棒を焼成した。得られた所望の円筒状の棒をモヅクの入った容器に差し込むと、90日経過しても鮮度が保持された。
【0012】
実施例3
粘土800重量部、100メッシュの粉末黒鉛ケイ石100重量部、クロマイト100重量部を十分に混練し、直径2cmのボール状に成形し、その重量が80gになるように調製し、1250℃で12時間本焼きをガス釜で行い、直径2cmのボール状の陶器を焼成した。
得られたボール状の焼成陶器をアオノリを水の入った容器に1〜2個入れて放置すると、180日経過しても鮮度が保持されていた。
【0013】
実施例4
粘土850重量部、黒鉛ケイ石粉末100重量部、クロマイト200重量部、長石50重量部を十分に混練した後、球状物(直径10mm)を成形し、これをガス釜で6時間、750℃で素焼きをする。次いで、素焼きした直径10mmの球状物をガス釜により1250℃で本焼きし目的の陶磁器製の球状物を得た。
この方法で得られた球状物を海水とテングサの入った容器に入れて放置すると、90日経過しても鮮度が保持された。
【0014】
実施例5
粘土850重量部、黒鉛ケイ石100重量部、ケイ石25重量部、クロマイト25重量部を十分に混練した後、これを直径1.5cm、長さ10cmの棒状に成形し、ガス釜により5〜12時間1250℃で、直ちに本焼きを行って目的の棒状の陶器を得る。
このようにして得られた棒状の陶器をコンブと海水の入った容器に1〜3本入れ、放置すると60日経過しても鮮度が保持された。
【0015】
実施例6
粘土850重量部、黒鉛ケイ石100重量部、ケイ石30重量部、クロマイト20重量部を混練し、内径10cm、外径16cm、太さ1.5cmのリング形状に成形し、ガス釜により1250℃で5〜12時間本焼きを行い、リング状の陶器製の腕輪を得る。
これをプラスチック製のコンブと海水の入った容器に入れて放置したところ75日経過しても鮮度が保持された。
【0016】
実施例7
実施例6と同様な成分で焼成して得られた球状および棒状の陶磁器をプラスチック製の容器に2〜3個入れた後、同じ量の海水と水、そして、海ブドウを入れて放置したところ 放置すると、90日経過しても鮮度が保持された。
【0017】
実施例8
実施例4と同様な成分で焼成して得られた陶器を入れた容器に海水と水、そしてテングサを入れて放置したところ60日経過しても鮮度が保持された。
【0018】
実施例9
実施例4と同様な成分で焼成して得られた陶器を入れた容器に海水と海ブドウを入れて放置したところ90日経過しても鮮度が保持された。
【0019】
実施例10
沖縄産梅ブドウの成長及び保存
さきに出願した特願2000−316111号 遠赤外線焔成物」を用い、海ブドウ(学名:くびれづた)の生長に関する試験を実施した。
海水580ccを入れた発泡スチロール又はポリエチレン製の箱(縦20cm、横26cm、深さ8cm)に、海ブドウ100g、遠赤外線焼成物60gを2個入れ庫内温度6℃の業務用冷蔵庫で、生長及び生存期間を確認するため実施した。
一般に、鮮度保持の点から、温度について調製して、生長と鮮度の変化を観察したところ、採取後の海ブドウの生存期間は、通常10〜27℃の温度で1週間から10日間であるが、その後は脱水と共に変色し、灰褐色から暗褐色叉は白色に変色し萎縮する。そして秋から冬場の低温たとえば、気温15℃以下では自己防衛のためブドウのような房状の丸い粒が萎縮して鮮度が落ち、商品としてはその価値を失う。
そのため、沖縄県から本州(県外)への出荷も気温の変化に伴い10月末で終わるのが現状である.そして11月からは県内消費のための県内出荷のみとなっている。
そこで、この出願発明者は、6℃前後の温度で、海ブドウが生存し、鮮度が保持きれるか否かについて焼成物による遠赤効果を試験したところ、平成13年10月22日に5℃の冷蔵庫(室温)に入れた海ブドウが平成14年 2月28日現在生長し続け、鱒や鮭の卵のようなブドウ状著しくは丸みの粒もそのまま保持し、その上、良質のイクラのような弾力性もあり、採取当時そのままの鮮度を保持し、生存しているのを確認した。
このことにより、流通も航空便でなくても、船便でしかも船便も航空便も庫内温度が2℃〜6℃前後の冷蔵庫による低温輸送が冬場の本州出荷であっても、コストダウンにもつながることが明らかになった。
同様に、海ブドウ(学名:くびれづた)と同様な方法で岩ノリ、青ノリ、モズク、ヒジキ、コンプ、ワカメについても応用できるほか、トコフシ、シャコ貝、ホタテのような貝類でも可能である。
【0020】
【発明の効果】
この出願発明の植物鮮度保持材により、植物、とくに、海藻類の鮮度を保持することができる。
また、この出願発明の植物鮮度保持材は、生産地から消費地に新鮮な海藻類を届けることができる。
また、この出願発明の植物鮮度保持材は、とくに、海ブドウのような海藻類が温度の上昇により品質が低下することを防ぐことができる。
この出願発明によれば、黒鉛ケイ石単独を水または海水に入れて使用する場合であっても、また黒鉛ケイ石を主成分とする焼成した陶器類を使用する場合でも植物鮮度保持に関する限り、同程度の効果が確認された。のみならず、黒鉛ケイ石と土との混合については、所望の使用状態によって混合割合が異なることも実験により確認した。そして両者の割合は、土100重量部に対しシリカブラック粉末1〜10重量部が好適で必要により、土250重量部に対し1ないし10重量部のシリカブラックを混合する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 黒鉛ケイ石の分光放射エネルギー
【図2】 黒鉛ケイ石の分光放射率
【図3】 この出願発明のボール状の植物鮮度保持材を利用した海ブドウの鮮度保持模式図
【符号の説明】
1 植物鮮度保持材
2 海水
3 海ブドウ
4 容器

Claims (4)

  1. 黒鉛ケイ石を冷却下で使用することを特徴とする海水中の海藻鮮度保持法。
  2. クロマイトを含むことを特徴とする請求項1に記載の海水中の海藻鮮度保持法。
  3. ケイ石を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の海水中の海藻鮮度保持法。
  4. 長石を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の海水中の海藻鮮度保持法。」
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