JP4858854B2 - 光ヘッド、ならびに光学式情報記録再生装置及び光学式情報記録再生方法 - Google Patents

光ヘッド、ならびに光学式情報記録再生装置及び光学式情報記録再生方法 Download PDF

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Description

本発明は、光記録媒体に対して記録または再生を行うための光ヘッド、ならびに光学式情報記録再生装置及び光学式情報記録再生方法に関する。
光ディスクの大容量化への要求により、HD DVD(High Density Digital Versatile Disc)規格(非特許文献1)やBD(Blu−ray Disc)規格(非特許文献2)が制定されている。
HD DVD規格およびBD規格の光ディスクに対応するために、光学式情報記録再生装置は、HD DVD規格用およびBD規格用の2つの光ヘッドを搭載するか、または、HD DVD規格およびBD規格の両方に対応する1つの光ヘッドを搭載する必要がある。2つの光ヘッドを搭載する方法では、装置の大型化や製造コストが増大するため、1つの光ヘッドでHD DVD規格とBD規格とに対応させることが求められる。
1つの光ヘッドでHD DVD規格とBD規格とに対応させるためには、HD DVD規格およびBD規格の両方の規格に対応した対物レンズを用いれば良いが、そういう対物レンズはまだ実用化には至っていない。そのため、HD DVD用とBD用の2つの対物レンズが近接配置される光ヘッドを設計する必要がある。ここで、HD DVD用およびBD用の2つの対物レンズは、光ディスクの半径方向に並べて配置する方法と、光ディスクの接線方向に並べて配置する方法がある。
光ヘッドは、光ディスクの半径方向に移動し、回転する光ディスクの任意のアドレスにアクセスしてデータの記録再生を行う。そのため、2つの対物レンズが光ディスクの半径方向に並んで配置されると、光ヘッドが光ディスクの最内周に移動した時に、光ディスクの外周側に配置された対物レンズは、光ディスクの最内周に位置する記録領域にアクセスできないという懸念が生じる。
したがって、両方の対物レンズが光ディスクの最内周に位置する記録領域にアクセスできるように、2つの対物レンズを光ディスクの接線方向に並べることが好ましい。すなわち、1つの対物レンズは、光ディスクの中心を通る直線に沿って移動するように配置され、もう1つの対物レンズは、光ディスクの中心を通らない直線に沿って移動するように(ディセンターして)配置されることが好ましい。
ところで、プッシュプル信号によるトラッキングサーボを行うと、対物レンズが光ディスクの半径方向にオフセット(レンズシフト)したときに、トラック誤差信号にオフセットが生じる。このレンズシフトによって生じるトラック誤差信号のオフセットを抑制する手法として、3ビームによる差動プッシュプル方式(DPP方式)がある。しかし、ディセンターした対物レンズを使用して3ビームによるDPP方式によるトラッキングサーボを行うと、光ディスクの半径位置によってサブビームの反射光を受光して得られるプッシュプル信号の振幅が変化する。そのため、DPP方式によるトラッキングサーボの精度が悪化する、あるいは、トラッキングサーボが掛からないことがあった。
上記説明と関連して、特許文献1(特開2006−120306号公報)に、CD及びDVD用の対物レンズと、ディセンター配置されたBD用の対物レンズとを備え、CD、DVD、BDの記録再生に対応した光ヘッド及び光学式情報記録再生装置が開示されている。特許文献1に記載されている光ヘッドは、BD用の光学系と、CD及びDVD用の光学系と、共通光学系との3つの光学系により構成されている。共通光学系は、BD用の光学系から出射した光とCD及びDVD用の光学系から出射した光を合成する光路合成手段を含む。このように、BD用光学系と、CD及びDVD用光学系を独立に構成することにより、BDとCD及びDVDとでそれぞれ異なるレンズシフトによるオフセットの生じないトラック誤差信号検出方式を採用することが出来る。しかし、このような光ヘッドでは、BD用の光学系とCD及びDVD用の光学系とを設ける必要があり、光学系が複雑化する。
また、特許文献2(特開平11−316971号公報)に、トラックピッチの異なる複数の光ディスクの記録及び再生に対応した光ヘッド及び光学式情報記録再生装置が開示されている。特許文献2に記載の光ヘッドは、異なるトラックピッチを有するDVDを、同一の光学系を用いて記録再生を行う。光学系の往路に、サブビームを生成する回折光学素子が複数設けられている。使用する回折光学素子を切り替えることにより、それぞれトラックピッチの異なるDVD毎に、レンズシフトによるオフセットの生じないトラック誤差信号検出方式であるDPP方式を採用することができる。このような光ヘッドでは、2つ以上の対物レンズを有し、そのうちいずれかがディセンターして配置されている場合、ディセンターして配置された対物レンズを用いた記録再生時のトラック誤差信号検出方式として、DPP方式を採用できない。
DPP方式以外で、光ディスク内に複数個の集光スポットを配置することにより、レンズシフトによるオフセットを抑制するトラック誤差信号検出方式として、特許文献3(特開2004−265467号公報)に記載されているような位相シフトDPP方式がある。また、光ディスク内に配置する集光スポットは1つだが、復路で光ディスクからの反射光を分割することにより、レンズシフトによるオフセットを抑制するトラック誤差信号検出方式もある。このようなトラック誤差信号検出方式として、特許文献4(特開2005−108360号公報)に記載されているような補償プッシュプル方式(CPP方式)や特許文献5(特開2006−099934号公報)に記載されているようなアドバンスドプッシュプル方式(APP方式)がある。
トラック誤差信号検出方式としてDPP方式の代わりに位相シフトDPP方式を採用すると、サブビームから良好な非点収差信号が得られないため、フォーカス誤差信号検出方式として差動非点収差方式を採用できず、ランド/グルーブ記録方式の光ディスクに対応できない。
更に、HD DVD規格のランド/グルーブ記録方式の光ディスクは、BD規格の光ディスクに比べ、ビット長及びトラックピッチに対する集光ビーム径の比が大きく、再生にPRML(Partial Response Maximum Likelihood)信号処理が用いられる。そのため、再生信号に高いS/N(Signal/Noise)が要求される。HD DVD規格のランドグルーブ記録方式の光ディスクに対して、復路で光ディスクからの反射光を分割することによりレンズシフトによるオフセットの生じないトラック誤差信号検出方式としてCPP方式やAPP方式を用いる場合、光検出器の受光部の数及び再生信号を増幅するアンプの数が増えるため、あるいは光検出器の受光量が減るため、再生信号に多くのアンプノイズが重畳し、再生信号品質が劣化し、再生を正しく行えない。
特開2006−120306号公報 特開平11−316971号公報 特開2004−265467号公報 特開2005−108360号公報 特開2006−099934号公報 White Paper Blu-ray Disc Format General、[online]、2004年8月、Blu−ray Disc Founders、[平成19年9月20日検索]、インターネット<URL:http://www.blu-raydisc.com/assets/downloadablefile/general_bluraydiscformat-12834.pdf> DVD Forum White Paper - HD DVD Format Overview - Ver1.10、[online]、2007年6月30日、DVD Forum、[平成19年9月20日検索]、インターネット<URL:http://dvdforum.org/images/DVD-Forum-070605_ENG_rev110.pdf>
本発明の目的は、異なる規格の光ディスクに対応しても光学系の構成が複雑にならずに、ランド/グルーブ記録方式の光ディスクに対応でき、レンズシフトによるオフセットが生じないトラック誤差信号を検出できる光ヘッド、ならびに光学式情報記録再生装置及び光学式情報記録再生方法を提供することにある。
本発明の観点では、光ヘッドは、光源と、第1対物レンズと、第2対物レンズと、光検出器と、光分離部と、第1アクティブ回折部と、第2アクティブ回折部とを備える。第1対物レンズは、光源と光ディスクとの間に設けられ、光ディスクのうちの第1の光学特性を有する第1光ディスクの記録面に光源から出射される光源出射光を集光する。第2対物レンズは、光源と光ディスクとの間に設けられ、光ディスクのうちの第2の光学特性を有する第2光ディスクの記録面に光源出射光を集光する。光検出器は、第1光ディスクからの反射光または第2光ディスクからの反射光を受光する。光分離部は、光源から光ディスクに向かう光と、光ディスクから光検出器に向かう光とを分離する。第1アクティブ回折部は、光源と光分離部との間に設けられ、光源出射光が回折するかしないかの働きを切り替え可能である。第2アクティブ回折部は、光分離部と光検出器との間に設けられ、第1光ディスクまたは第2光ディスクで反射された反射光が回折するかしないかの働きを切り替え可能である。光検出器は、第1受光部群と、第2受光部群と、第3受光部群とを備える。第1受光部群は、往路において第1アクティブ回折部を0次光として透過し、復路において第2アクティブ回折部を0次光として透過した光を受光する。第2受光部群は、往路において第1アクティブ回折部で+1次回折光として回折され、復路において第2アクティブ回折部を0次光として透過した光と、往路において第1アクティブ回折部を0次光として透過し、復路において第2アクティブ回折部で+1次回折光として回折された光とを選択的に受光する。第3受光部群は、往路において第1アクティブ回折部で−1次回折光として回折され、復路において第2アクティブ回折部を0次光として透過した光と、往路において第1アクティブ回折部を0次光として透過し、復路において第2アクティブ回折部で−1次回折光として回折された光とを選択的に受光する。
本発明の光ヘッドにおいて、第1対物レンズ及び第2対物レンズが光ディスクの半径方向に移動するとき、第1対物レンズを、第1対物レンズによって光ディスク内に形成される集光スポットの軌跡が示す直線の延長線上に光ディスクの中心があるように配置し、第2対物レンズは、第2対物レンズによって光ディスク内に形成される集光スポットの軌跡が示す直線の延長線上に光ディスクの中心がないように配置しても良い。
本発明の光ヘッドの第1アクティブ回折部は、入射する光の偏光方向に応じて回折効率が異なる第1偏光性回折光学素子を備えても良い。
本発明の光ヘッドの第2アクティブ回折部は、入射する光の偏光方向に応じて回折効率が異なる第2偏光性回折光学素子を備えても良い。
第1アクティブ回折部は、光源と第1偏光性回折光学素子との間に、透過する光の偏光方向を変更可能な第1アクティブ波長板をさらに備えても良い。
また、第1アクティブ回折部は、第1偏光性回折光学素子と光分離部との間に、透過する光の偏光方向を変更可能な第2アクティブ波長板をさらに備えても良い。
第2アクティブ回折部は、光分離部と第2偏光性回折光学素子との間に、透過する光の偏光方向を変更可能な第3アクティブ波長板をさらに備えても良い。
本発明の光ヘッドは、光源出射光を第1対物レンズまたは第2対物レンズに選択的に導く光路切り替え部を備えても良い。
本発明の光ヘッドの光路切り替え部は、可動ミラーを備えても良い。この可動ミラーは、第1光ディスクの記録又は再生時には、光源出射光を第1対物レンズに導くように位置し、第2光ディスクの記録又は再生時には、光源出射光を第2対物レンズに導くように位置する。
第1アクティブ回折部の第1アクティブ波長板と、光分離部と、により第2光路切り替え部が構成される、としても良い。この第2光路切り替え部は、第1光ディスクの記録又は再生時には、光源出射光を第1対物レンズに導くように働き、第2光ディスクの記録又は再生時には、光源出射光を第2対物レンズに導くように働く。
また、本発明の他の観点では、光学式情報記録再生装置は、上記の光ヘッドと、第1回路系と、光ヘッド駆動機構と、誤差信号生成部とを備える。第1回路系は、第1及び第2アクティブ回折部の働きを切り替える。光ヘッド駆動機構は、光ヘッドを光ディスクの半径方向に移動させる。誤差信号生成部は、第1光ディスク及び第2光ディスクに対して光検出器から出力される信号を用い、同一の演算式によりトラック誤差信号を生成する。
本発明の光学式情報記録再生装置の第1回路系は、第1光ディスクの記録又は再生時には、第1アクティブ回折部へ入射する光が回折され、第2アクティブ回折部へ入射する光は回折されないように第1及び第2アクティブ回折部の働きを切り替え、第2光ディスクの記録又は再生時には、第1回路系は、第2アクティブ回折部へ入射する光が回折され、第1アクティブ回折部へ入射する光は回折されないように第1及び第2アクティブ回折部の働きを切り替える、としても良い。
本発明の光学式情報記録再生装置は、第1光路切り替え部の働きを切り替える第2回路系をさらに備えても良い。第2回路系は、第1光ディスクの記録又は再生時には、光源からの出射光が第1対物レンズに導かれるように第1光路切り替え部の働きを切り替え、第2光ディスクの記録又は再生時には、光源からの出射光が第2対物レンズに導かれるように第1光路切り替え部の働きを切り替える。
本発明の光学式情報記録再生装置は、第1アクティブ回折部は、第1偏光性回折光学素子と、光源と第1偏光性回折光学素子との間に設けられた第1アクティブ波長板とを備え、第1アクティブ回折部の第1アクティブ波長板と、光分離部と、により第2光路切り替え部が構成される、としても良い。第1回路系は、第1及び第2アクティブ回折部の働きを切り替えるとともに、第1光ディスクの記録又は再生時には、光源からの出射光が第1対物レンズに導かれるように第2光路切り替え部の働きを切り替え、第2光ディスクの記録又は再生時には、光源からの出射光が第2対物レンズに導かれるように第2光路切り替え部の働きを切り替える。
また、本発明の他の観点では、光学式情報記録再生方法は、出射ステップと、第1集光ステップと、第2集光ステップと、光検出ステップと、光分離ステップと、第1回折制御ステップと、第2回折制御ステップとを備える。出射ステップでは、光源から光源出射光を出射する。第1集光ステップでは、光源出射光を、光ディスクのうちの第1の光学特性を有する第1光ディスクの記録面に第1対物レンズによって集光される。第2集光ステップでは、光源出射光を、光ディスクのうちの第2の光学特性を有する第2光ディスクの記録面に第2対物レンズによって集光される。光検出ステップでは、第1光ディスクからの反射光または第2光ディスクからの反射光を受光する。光分離ステップでは、光源出射光と反射光とが分離される。第1回折制御ステップでは、第1アクティブ回折部により、光源出射光を回折するかしないかを切り替える。第2回折制御ステップでは、第2アクティブ回折部により、反射光を回折するかしないかを切り替える。そして、光検出ステップは、第1受光ステップと第2受光ステップと第3受光ステップとを備える。第1受光ステップでは、第1回折制御ステップにおいて0次光として透過し、さらに、第2回折制御ステップにおいて0次光として透過した光を受光する。第2受光ステップでは、第1回折制御ステップにおいて+1次回折光として回折され、さらに第2回折制御ステップにおいて0次光として透過した光と、第1回折制御ステップにおいて0次光として透過し、さらに第2回折制御ステップにおいて+1次回折光として回折された光とを選択的に受光する。第3受光ステップでは、第1回折制御ステップにおいて−1次回折光として回折され、さらに第2回折制御ステップにおいて0次光として透過した光と、第1回折制御ステップにおいて0次光として透過し、さらに第2回折制御ステップにおいて−1次回折光として回折された光とを選択的に受光する。
本発明の光学式情報記録再生方法は、第1対物レンズ及び第2対物レンズが光ディスクの半径方向に移動するとき、第1対物レンズによって光ディスク内に形成される集光スポットの軌跡を示す直線の延長線上に光ディスクの中心があるように第1対物レンズを配置するステップと、第2対物レンズによって光ディスク内に形成される集光スポットの軌跡を示す直線の延長線上に光ディスクの中心がないように第2対物レンズを配置するステップと、を備える、としても良い。
本発明によれば、光学系の条件が異なる複数種類の光ディスクに対応できる光学系の構成が簡素な光ヘッド、ならびに光学式情報記録再生装置及び光学式情報記録再生方法を提供することができる。
また、本発明によれば、複数の対物レンズのいずれも光ディスクの最内周の記録領域にアクセスできる位置まで移動可能である光ヘッド、ならびに光学式情報記録再生装置及び光学式情報記録再生方法を提供することができる。
さらに、本発明によれば、レンズシフトによるオフセットが生じないトラック誤差信号を得ることができる光ヘッド、ならびに光学式情報記録再生装置及び光学式情報記録再生方法を提供することができる。
また、本発明によれば、複数の光ディスクのいずれの光ディスクの再生においても再生信号品質が劣化しない光ヘッド、ならびに光学式情報記録再生装置及び光学式情報記録再生方法を提供することができる。
さらに、本発明によれば、ランド/グルーブ記録方式の光ディスクに対応できる光ヘッド、ならびに光学式情報記録再生装置及び光学式情報記録再生方法を提供することができる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。ここでは、HD DVD規格の光ディスクおよびBD規格の光ディスクに対応する光ヘッド、ならびに光学式情報記録再生装置及び光学式情報記録再生方法が説明される。
図1に、本発明の第1の実施形態に係る光ヘッドの構成を示す。この光ヘッド80は、HD DVD(High Density Digital Versatile Disc)規格の光ディスク7およびBD(Blu−ray Disc)規格の光ディスク9に対して記録および再生ができるように構成されている。光ヘッド80は、半導体レーザ1、コリメータレンズ2、アクティブ回折部12、偏光ビームスプリッタ3、1/4波長板4、光路切り替え部16、HD DVD用対物レンズ6、BD用対物レンズ8、アクティブ回折部13、非点収差レンズ10、光検出器11を具備する。光ヘッド80では、同一の回転駆動系で回転駆動されるHD DVDおよびBD規格の光ディスクの記録または再生において、同一の半導体レーザ1が用いられる。アクティブ回折部12は、アクティブ波長板21a〜21bと偏光性回折光学素子22aとを備える。アクティブ回折部13は、アクティブ波長板21cと偏光性回折光学素子22bとを備える。光路切り替え部16は、立上げミラー5を備える。
半導体レーザ1から出射された出射光は、コリメータレンズ2で平行光とされ、アクティブ回折部12を介してP偏光として偏光ビームスプリッタ3に入射しほぼ100%が透過する。偏光ビームスプリッタ3を透過した光は、1/4波長板4を透過して直線偏光から円偏光に変換され、光路切り替え部16の立上げミラー5で反射され、HD DVD用対物レンズ6またはBD用対物レンズ8により光ディスク7、9内に集光される。光ディスク7、9で反射された光は、HD DVD用対物レンズ6またはBD用対物レンズ8で平行光とされ、光路切り替え部16の立上げミラー5で反射され、1/4波長板4を透過して円偏光から直線偏光へと変換される。そして、偏光ビームスプリッタ3にS偏光として入射し、ほぼ100%が反射される。偏光ビームスプリッタ3で反射された光は、アクティブ回折部13を介して非点収差レンズ10により光検出器11に集光される。
ここで、光ヘッド80及び光ディスク7、9におけるXYZ座標の関係を定める。X軸、Y軸、Z軸は、図2に示されるように、それぞれ光ディスク7、9の半径方向、接線方向、法線方向を示す。尚、X軸とY軸とは、それぞれ偏光ビームスプリッタ3に対するP偏光方向とS偏光方向とに対応している。また、Z軸は、HD DVD用対物レンズ6及びBD用対物レンズ8の光軸と平行である。
図3に、光ディスク7、9に対するHD DVD用対物レンズ6およびBD用対物レンズ8の配置が示される。HD DVD用対物レンズ6およびBD用対物レンズ8は、Y軸方向に並べて配置される。HD DVD用対物レンズ6は、光ディスク7、9の中心を通る光ヘッドの移動方向(X軸方向)に平行な直線上に配置される。BD用対物レンズ8は、光ヘッド80の移動方向(X軸方向)に平行で光ディスク7、9の中心を通らない直線上に配置される。このようにHD DVD用対物レンズ6およびBD用対物レンズ8が配置されることにより、いずれの対物レンズも光ディスク7、9の最内周の記録領域にアクセスする位置まで移動することができる。
光路切り替え部16は、設置位置可動の立上げミラー5を備える。立上げミラー5は、立上げミラー駆動装置(図示せず)により移動可能である。HD DVDの記録再生のときの立上げミラー5の位置が図1に破線で示され、BDの記録再生のときの立上げミラー5の位置が図1に実線で示される。すなわち、HD DVDの記録または再生時は、往路において立上げミラー5で反射された光がHD DVD用対物レンズ6に入射する位置に配置され、BDの記録または再生時は、往路において立上げミラー5で反射された光がBD用対物レンズ8に入射する位置に配置される。
また、偏光ビームスプリッタ3は、P偏光として入射した光を透過させ、S偏光として入射した光を反射させる。半導体レーザ1の方から偏光ビームスプリッタ3に入射する光はP偏光であり、偏光ビームスプリッタ3を透過する。光ディスク7、9で反射されて偏光ビームスプリッタ3に入射する光はS偏光であり、偏光ビームスプリッタ3で反射される。すなわち、偏光ビームスプリッタ3は、半導体レーザ1からHD DVD用対物レンズ6またはBD用対物レンズ8へ向かう往路の光と、HD DVD用対物レンズ6またはBD用対物レンズ8から光検出器11に向かう復路の光とを分離する光分離部として働く。
光検出器11は、図4に示されるように、受光部421、422、423を備える。受光部421、422、423は、光ディスク7、9の接線方向に対応する分割線および半径方向に対応する分割線でそれぞれ4つに分割されている。すなわち、受光部421は領域42a〜42dに、受光部422は領域42e〜42hに、受光部423は領域42e〜42hに分割され、それぞれの領域から受光量に応じて電気信号が出力される。なお、同じ符号が付された領域同士は電気的に接続されている。
アクティブ回折部12は、アクティブ波長板21a〜21bと偏光性回折光学素子22aとを備え、アクティブ回折部13は、アクティブ波長板21cと偏光性回折光学素子22bとを備える。まず、アクティブ波長板21a〜21cとして配置されているアクティブ波長板21の構成および動作について説明する。
アクティブ波長板21は、図5に示されるように、ガラス板30とガラス板32との間に、ツイスト・ネマティック液晶である液晶高分子29を含む液晶層31を挟む構成になっている。ガラス板30、32の液晶層31側の面には、液晶層31に電圧Vを印加するための電極(図示せず)が形成されている。液晶層31に電圧Vが印加されていない場合、図5(a)に示されるように、液晶高分子29の配向方向は、光軸(Z軸方向)に対して直交している。したがって、直線偏光の光をアクティブ波長板21に入射すると、アクティブ波長板21を透過した光は、ツイスト・ネマティック液晶の持つ旋光性によって入射光の偏光方向と直交する方向の直線偏光として出射される。一方、液晶層31に電圧Vが印加されると、液晶層31内に光軸に平行な電場が生じる。したがって、液晶高分子29の配向方向は、図5(b)に示されるように、光軸と平行になる。このとき、アクティブ波長板21に光が入射されてもアクティブ波長板21を透過した光の偏光状態は変化しない。なお、アクティブ波長板21aは、ガラス板30aとガラス板32aとの間に液晶層31aを挟み、アクティブ波長板21bは、ガラス板30bとガラス板32bとの間に液晶層31bを挟み、アクティブ波長板21cは、ガラス板30cとガラス板32cとの間に液晶層31cを挟む構成になっており、アクティブ波長板21a、21b、21cの動作はアクティブ波長板21と同じである。
次に、偏光性回折光学素子22aの構成および動作について説明する。図6は、偏光性回折光学素子22aの上面図と断面図である。偏光性回折光学素子22aは、図6(a)に示されるように、領域23a及び領域23bに分割されている。領域23a及び領域23bはいずれも、図6(b)に示されるように、光学的等方体33aと光学的異方体34aとが格子状に交互に配置されている。格子状に配置されている光学的等方体33aと光学的異方体34aとは、光学的等方体33bおよび33cにより挟まれている。
光学的異方体34aのY軸に平行な方向の偏光成分(異常光成分)に対する屈折率をne、Y軸に直交する方向の偏光成分(常光成分)に対する屈折率をnoとすると、neはnoに比べて大きい。これに対し、光学的等方体33aの屈折率は、光学的異方体34aの常光成分に対する屈折率noに等しい。そのため、偏光性回折光学素子22aは、Y軸に平行な直線偏光の光に対して屈折率ne、noの大きさと格子の深さに応じた回折効率を有する回折格子として動作する。また、領域23aからの±1次回折光の位相と領域23bからの±1次回折光の位相とは、互いに180°ずれるようになっている。一方、X軸に平行な直線偏光の光に対して、偏光性回折光学素子22aは、回折格子として動作しない。
アクティブ波長板21a、偏光性回折光学素子22a、アクティブ波長板21bを備えるアクティブ回折部12は、図7に示されるように、アクティブ波長板21aおよび21bの液晶層31a、31bに印加される電圧によりその動作が制御される。
アクティブ波長板21a、21bの液晶層31a、31bに電圧が印加されていない場合(印加電圧=0)、図7(a)に示されるように、X軸と平行な直線偏光の光である入射ビーム14aは、アクティブ波長板21aへ入射し、Y軸と平行な直線偏光の光として出射され、偏光性回折光学素子22aに入射する。偏光回折光学素子22aはY軸に平行な直線偏光の光に対して回折格子として動作するため、偏光性回折光学素子22aから0次光(メインビーム37)とともに±1次回折光(サブビーム38a、38b)が出射される。そして、メインビーム37及びサブビーム38a、38bは、アクティブ波長板21bへ入射し、入射光の偏光方向と直交するX軸に平行な直線偏光の光として出射される。
一方、アクティブ波長板21a、21bの液晶層31a、31bに電圧Vが印加されている場合(印加電圧=V)、図7(b)に示されるように、X軸と平行な直線偏光の光である入射ビーム14aは、その偏光状態が変化せずにアクティブ波長板21aを透過し、偏光性回折光学素子22aに入射する。偏光性回折光学素子22aは、X軸に平行な直線偏光の光に対して回折格子として動作しないため、光は回折されず、メインビーム37のみが出射される。そして、メインビーム37はアクティブ波長板21bへ入射し、偏光状態が変化せずに、X軸と平行な直線偏光として出射される。
すなわち、アクティブ回折部12は、X軸に平行な直線偏光の光を入射されると、印加される電圧により、メインビーム37及びサブビーム38a、38bを出射する場合と、メインビーム37のみ出射する場合とを切り替えることができる。
次に、偏光性回折光学素子22bの構成および動作について説明する。図8は、偏光性回折光学素子22bの上面図と断面図である。偏光性回折光学素子22bは、図8(a)に示されるように、領域24a〜24cに分割されている。このうちの領域24aでは、図8(b)に示されるように、光学的等方体33dと光学的異方体34bとが格子状に交互に配置されている。格子状に配置されている光学的等方体33dと光学的異方体34dとは、光学的等方体33eおよび33fにより挟まれている。領域24b、24cでは、光学的等方体33eおよび33fの間には光学的等方体33dが挟まれている。
光学的異方体34bのX軸に平行な方向の偏光成分(異常光成分)に対する屈折率をne、X軸に直交する方向の偏光成分(常光成分)に対する屈折率をnoとすると、neはnoに比べて大きい。これに対し、光学的等方体33dの屈折率は、光学的異方体34bの常光成分に対する屈折率noに等しい。そのため、偏光性回折光学素子22bの領域24aは、X軸に平行な直線偏光の光に対して屈折率ne、noの大きさと格子の深さに応じた回折効率を有する回折格子として動作する。一方、Y軸に平行な直線偏光の光に対して、偏光性回折光学素子22bの領域24aは、回折格子として動作しない。また、領域24bと領域24cは、光学的等方体で構成されているため、入射する光の偏光状態によらず、回折格子として動作しない。
アクティブ波長板21c、偏光性回折光学素子22bを備えるアクティブ回折部13は、図9に示されるように、アクティブ波長板21cの液晶層31cに印加される電圧によりその動作が制御される。
アクティブ波長板21cの液晶層31cに電圧が印加されていない場合(印加電圧=0)、図9(a)に示されるように、Y軸に平行な直線偏光の光である入射ビーム14bは、アクティブ波長板21cへ入射し、X軸に平行な直線偏光の光として出射され、偏光性回折光学素子22bに入射する。偏光回折光学素子22bの領域24aは、X軸方向に平行な直線偏光の光に対して回折格子として働くため、領域24aに入射した光に対して回折格子として動作する。そのため、0次光(0次光35)とともに回折光(±1次回折光36a、36b)が偏光性回折光学素子22bから出射される。
一方、アクティブ波長板21cの液晶層31cに電圧Vが印加されている場合(印加電圧=V)、図9(b)に示されるように、Y軸に平行な直線偏光の光である入射ビーム14bは、偏光状態が変化せずにアクティブ波長板21cを透過し、偏光性回折光学素子22bに入射する。偏光性回折光学素子22bは、Y軸に平行な直線偏光の光に対して回折格子として動作しないため、入射した光は回折されず、0次光35のみが出射される。
次に、HD DVD規格の光ディスク7の記録又は再生時における誤差信号の検出方法を説明する。HD DVD規格の光ディスク7の記録又は再生時には、光路切り替え部16において、立上げミラー5は、立上げミラー5で反射された往路の光がHD DVD用対物レンズ6に入射するように配置される。したがって、立上げミラー5は、図1中に破線で示される位置に配置される。また、アクティブ回折部12に含まれるアクティブ波長板21a、21bの液晶層31a、31bに電圧は印加されず、偏光性回折光学素子22aは回折格子として働く。アクティブ回折部13に含まれるアクティブ波長板21cの液晶層31cには電圧Vが印加され、偏光性回折光学素子22bは回折格子として働かない。
半導体レーザ1から出射された出射光は、コリメータレンズ2で平行光とされ、アクティブ回折部12に入射する。アクティブ回折部12に含まれるアクティブ波長板21a、21bの液晶層31a、31bに電圧は印加されず、偏光性回折光学素子22aは回折格子として働く。すなわち、アクティブ波長板21aで偏光方向が90°回転し、偏光性回折光学素子22aで3つのビームに分割される。偏光性回折光学素子22aから出射した光は、アクティブ波長板21bで偏光方向が90°回転し、P偏光として偏光ビームスプリッタ3に入射しほぼ100%が透過する。そして、偏光ビームスプリッタ3を透過した光は、1/4波長板4を透過して直線偏光から円偏光に変換され、光路切り替え部16に入射する。その入射光は、光路切り替え部16の立上げミラー5で反射され、HD DVD用対物レンズ6により光ディスク7内に集光される。
図10は、このときの光ディスク7上の集光スポットの配置を示す図である。集光スポット40a、40b、40cは、それぞれアクティブ回折部12の偏光性回折光学素子22aから出射されるメインビーム37、サブビーム38a、サブビーム38bに相当する。3つの集光スポットは、同一のトラック25a上に配置され、ここで反射される。ここで、偏光性回折光学素子22aの上面は、領域23aおよび領域23bに分割され(図6(a)参照)、領域23aからの±1次回折光の位相と領域23bからの±1次回折光の位相とは、互いに180°ずれている。したがって、偏光性回折光学素子22aから出射されたサブビーム38a、38bは、光軸を通り光ディスク7の接線方向に平行な直線を境界にして左側と右側で位相が互いに180°ずれており、サブビーム38a、38bの集光スポット40b、40cは光ディスク7のトラック方向の線分を境界にして左側と右側に強度が等しい2つのピークを持つ。
光ディスク7で反射された光は、HD DVD用対物レンズ6で平行光とされ、立上げミラー5で反射され、1/4波長板4を透過して円偏光から直線偏光へと変換される。そして、偏光ビームスプリッタ3にS偏光として入射した光は、ほぼ100%が反射され、アクティブ回折部13に入射する。アクティブ回折部13に含まれるアクティブ波長板21cの液晶層31cには電圧Vが印加され、偏光性回折光学素子22bは回折格子として働かない。したがって、入射した光は、アクティブ回折部13をそのまま透過し、非点収差レンズ10により光検出器11に集光される。
図11に、光ディスク7の記録再生時の光検出器11上の光スポットの配置が示される。光スポット41a、41b、41cは、それぞれ偏光性回折光学素子22aから出射されるメインビーム37、サブビーム38a、サブビーム38bに相当する。光スポット41aは受光部421の領域42a〜42eで受光され、光スポット41bは受光部422の領域42e〜42hで受光され、光スポット41cは受光部423の領域42e〜42hで受光される。非点収差レンズ10の作用により、光検出器11上では光ディスク7の接線方向に対応する方向と半径方向に対応する方向が互いに入れ替わっている。
ここで、受光部421〜423の領域42a〜42hから出力される出力信号をそれぞれV42a〜V42hで表すと、メインビーム37による非点収差信号MAS1、サブビーム38a、38bによる非点収差信号SAS1は、それぞれ以下の演算から得られる。
MAS1=(V42a+V42d)−(V42b+V42c)
SAS1=(V42e+V42h)−(V42f+V42g)
また、フォーカスサーボに用いるフォーカス誤差信号である差動非点収差信号DAS1は以下の演算から得られる。
DAS1=MAS1+α1×SAS1 (α1は定数)
メインビーム37によるプッシュプル信号MPP1、サブビーム38a、38bによるプッシュプル信号SPP1は、それぞれ以下の演算から得られる。
MPP1=(V42a+V42b)−(V42c+V42d)
SPP1=(V42e+V42f)−(V42g+V42h)
また、トラックサーボに用いるトラック誤差信号である差動プッシュプル信号DPP1は以下の演算から得られる。
DPP1=MPP1−β1×SPP1 (β1は定数)
また、光ディスク7に記録されているRF信号は、(V42a+V42b+V42c+V42d)の高周波成分から得られる。
図12は、各プッシュプル信号とレンズシフトによるオフセットを示す図であり、横軸は光ディスク7のデトラック量、縦軸はプッシュプル信号の大きさを示す。HD DVD用対物レンズ6が光ディスク7の半径方向の外側にシフトした場合のプッシュプル信号が、図12(a)に示される。プッシュプル信号27aは、集光スポット41aによるプッシュプル信号MPP1を示し、プッシュプル信号27bは、集光スポット41b、41cによるプッシュプル信号SPP1を示す。
また、HD DVD用対物レンズ6が光ディスク7の半径方向の内側にシフトした場合のプッシュプル信号が、図12(b)に示される。プッシュプル信号27cは、集光スポット41aによるプッシュプル信号MPP1を示し、プッシュプル信号27dは、集光スポット41b、41cによるプッシュプル信号SPP1を示す。
図12(c)に、プッシュプル信号27eが示される。プッシュプル信号27eは、HD DVD用対物レンズ6が光ディスク7の半径方向の外側又は内側にシフトした場合の、集光スポット41aによるプッシュプル信号と集光スポット41b、41cによるプッシュプル信号とに基づく差動プッシュプル信号DPP1である。
図12(a)及び(b)に示されるように、集光スポット41aによるプッシュプル信号MPP1と集光スポット41b、41cによるプッシュプル信号SPP1とは、極性が逆であるが、それぞれの信号のオフセットは同じ極性として現れる。すなわち、HD DVD用対物レンズ6が光ディスク7の半径方向の外側にシフトした場合(図12(a))の各信号のオフセットは正側に、HD DVD用対物レンズ6が光ディスク7の半径方向の内側にシフトした場合(図12(b))の各信号のオフセットは負側に現れている。
これに対して、図12(c)に示されるように、差動プッシュプル信号DPP1においては、レンズシフトによるオフセットが生じない。これは、図12(a)、(b)に示される集光スポット41aによるプッシュプル信号MPP1のオフセットと、図12(a)、(b)に示される集光スポット41b、41cによるプッシュプル信号SPP1のオフセットとが相殺されるためである。
次に、BD規格の光ディスク9の記録又は再生時における誤差信号の検出方法を説明する。BD規格の光ディスク9の記録又は再生時には、光路切り替え部16において、立上げミラー5は、立上げミラー5で反射された往路の光がBD用対物レンズ8に入射ように配置される。したがって、立上げミラー5は、図1中に実線で示される位置に配置される。また、アクティブ回折部12に含まれるアクティブ波長板21a、21bの液晶層31a、31bに電圧Vが印加され、偏光性回折光学素子22aでは回折光が生じない。アクティブ回折部13に含まれるアクティブ波長板21cの液晶層31cに電圧は印加されず、偏光性回折光学素子22bでは±1次回折光36a、36bが生じる。
半導体レーザ1から出射された出射光は、コリメータレンズ2で平行光とされ、アクティブ回折部12に入射する。アクティブ波長板21a、21bの液晶層31a、31bに電圧Vが印加されているため、偏光性回折光学素子22aは回折格子として機能しない。したがって、入射光はそのままアクティブ回折部12を透過し、P偏光として偏光ビームスプリッタ3に入射し、ほぼ100%が透過する。偏光ビームスプリッタ3を透過した光は、1/4波長板4を透過し、直線偏光から円偏光に変換され、光路切り替え部16に入射する。その入射光は光路切り替え部16の立上げミラー5で反射され、BD用対物レンズ8により光ディスク9内に集光される。
図13は、光ディスク9上の集光スポットの配置を示す図である。アクティブ回折部12の偏光性回折光学素子22aにおいて回折光が生じないため、0次光の集光スポット40dが、トラック25b上に配置される。図14は、光ディスク9への入射光と光ディスク9からの反射光の関係を示す図である。光ディスク9内に集光された入射光48は、光ディスク9で反射する際に光ディスク9のトラック溝で回折光を生じる。したがって、光ディスク9からBD用対物レンズ8に向かう反射光は、0次光45及び±1次回折光46a、46bを含む。
光ディスク9で反射された光は、BD用対物レンズ8で平行光とされ、立上げミラー5で反射され、1/4波長板4を透過して円偏光から直線偏光へと変換される。そして、偏光ビームスプリッタ3にS偏光として入射した光は、ほぼ100%が反射され、アクティブ回折部13に入射する。
アクティブ回折部13に含まれるアクティブ波長板21cの液晶層31cに電圧は印加されていないため、アクティブ波長板21cで偏光方向が90°回転した光は、偏光性回折光学素子22bに入射する。偏光性回折光学素子22bは、図15(図8(a))に示されるように、3領域に分割されている。回折格子が形成されている領域24aに入射した光には±1次回折光36a、36bが生じる。回折格子が形成されていない領域24bと領域24cに入射した光には回折光は生じない。偏光性回折光学素子22bに入射する光には、光ディスク9で反射したときの0次光45及び±1次回折光46a、46bが含まれる。この±1次回折光46a、46bは、図15に示されるように、0次光45に対して光ディスク9の半径方向(図15におけるX方向)にずれたところに、その一部が0次光45と重なって入射する。図15に示されるビーム43は、偏光性回折光学素子22bへ入射する光を表し、ビーム43の円弧で囲まれた領域44a、44bは、この0次光45と±1次回折光46a、46bとが重なっている領域を表している。ビーム43の領域44a、44bは、偏光性回折光学素子22bの領域24b、24cに含まれるため、この領域の光は偏光性回折光学素子22bで回折されない。したがって、偏光性回折光学素子22bの領域24aに入射した光は、3つのビームに分割されて出射され、非点収差レンズ10により、光検出器11に集光される。
図16は、光ディスク9の記録再生時の光検出器11上の光スポットの配置を示す図である。図16に示される光スポット41d、41e、41fは、それぞれ偏光性回折光学素子22bからの0次光35、+1次回折光36a、−1次回折光36bに相当する。光スポット41dは受光部421の領域42a〜42eで受光され、光スポット41eは受光部422の領域42e〜42hで受光され、光スポット41fは受光部423の領域42e〜42hで受光される。非点収差レンズ10の作用により、光検出器11上では光ディスク9の接線方向に対応する方向と半径方向に対応する方向が互いに入れ替わっている。
ここで、受光部421〜423の領域42a〜42hから出力される出力信号をそれぞれV42a〜V42hで表すと、0次光35による非点収差信号MAS2、±1次回折光36a、36bによる非点収差信号SAS2は、それぞれ以下の演算から得られる。
MAS2=(V42a+V42d)−(V42b+V42c)
SAS2=(V42e+V42h)−(V42f+V42g)
また、フォーカスサーボに用いるフォーカス誤差信号である差動非点収差信号DAS2は以下の演算から得られる。
DAS2=MAS2+α2×SAS2 (α2は定数)
0次光35によるプッシュプル信号MPP2、±1次回折光36a、36bによるプッシュプル信号SPP2は、それぞれ以下の演算から得られる。
MPP2=(V42a+V42b)−(V42c+V42d)
SPP2=(V42e+V42f)−(V42g+V42h)
また、トラックサーボに用いるトラック誤差信号である差動プッシュプル信号DPP2は以下の演算から得られる。
DPP2=MPP2−β2×SPP2 (β2は定数)
また、光ディスク9に記録されているRF信号は、(V42a+V42b+V42c+V42d)の高周波成分から得られる。
図17は、各プッシュプル信号とレンズシフトによるオフセットを示す図であり、横軸は光ディスク9のデトラック量、縦軸はプッシュプル信号の大きさを示す。BD用対物レンズ8が光ディスク9の半径方向の外側にシフトした場合のプッシュプル信号が、図17(a)に示される。プッシュプル信号28aは、集光スポット41dによるプッシュプル信号MPP2を示し、プッシュプル信号28bは、集光スポット41e、41fによるプッシュプル信号SPP2を示す。
また、BD用対物レンズ8が光ディスク9の半径方向の内側にシフトした場合のプッシュプル信号が、図17(b)に示される。プッシュプル信号28cは、集光スポット41dによるプッシュプル信号MPP2を示し、プッシュプル信号28dは、集光スポット41e、41fによるプッシュプル信号SPP2を示す。
図17(c)に、プッシュプル信号28eが示される。プッシュプル信号28eは、BD用対物レンズ8が光ディスク9の半径方向の外側又は内側にシフトした場合の、集光スポット41dによるプッシュプル信号と集光スポット41e、41fによるプッシュプル信号とに基づく差動プッシュプル信号DPP2を示す。
図17(a)及び(b)に示されるように、集光スポット41dによるプッシュプル信号MPP2のオフセットと、集光スポット41e、41fによるプッシュプル信号SPP2のオフセットは、同じ極性として現れる。すなわち、BD用対物レンズ8が光ディスク9の半径方向の外側にシフトした場合(図17(a))の各信号のオフセットは正側に、BD用対物レンズ8が光ディスク9の半径方向の内側にシフトした場合(図17(b))の各信号のオフセットは負側に現れている。
これに対して、図17(c)に示されるように、差動プッシュプル信号DPP2においては、レンズシフトによるオフセットが生じない。これは、図17(a)、(b)に示される集光スポット41dによるプッシュプル信号MPP2のオフセットと、図17(a)、(b)に示される集光スポット41e、41fによるプッシュプル信号SPP2のオフセットとが相殺されるためである。
以上より、アクティブ波長板21a、21b、21cの液晶層31a、31b、31cへの印加電圧を制御し、定数β1及び定数β2を切り替えることにより、光ディスク7の記録又は再生時のトラック誤差信号である差動プッシュプル信号DPP1と、光ディスク9の記録又は再生時のトラック誤差信号である差動プッシュプル信号DPP2との切り替えが可能となる。これにより、光ディスク7と光ディスク9とに対して同一の光検出器11の受光部及び同一の演算式を用いてレンズシフトによるオフセットの生じないトラック誤差信号を検出することができる。
このように、異なる規格の光ディスクに対応しても光学系の構成が複雑にならずに、ランド/グルーブ記録方式の光ディスクに対応でき、レンズシフトによるオフセットが生じないトラック誤差信号を検出できる光ヘッドを提供することができる。したがって、いずれの光ディスクの再生においても再生信号品質が劣化しない光ヘッドを提供することができる。
図18に、本発明の第2の実施形態に係る光ヘッド81の構成が示される。
光ヘッド81は、半導体レーザ1、コリメータレンズ2、アクティブ回折部12a、偏光ビームスプリッタ3、1/4波長板4a及び4b、立上げミラー5、HD DVD用対物レンズ6、BD用対物レンズ8、アクティブ回折部13a、非点収差レンズ10、光検出器11を具備する。アクティブ回折部12aは、アクティブ波長板21dと偏光性回折光学素子22cとを備え、アクティブ回折部13aは、偏光性回折光学素子22dを備える。
HD DVD規格の光ディスク7に対するHD DVD用対物レンズ6、及びBD規格の光ディスク9に対するBD用対物レンズ8の配置は、第1の実施形態において説明された光ヘッド80と同じである。また、光検出器11は、第1の実施形態において説明された光検出器11と同じであり、説明は省略される。以下では、第1の実施形態と相違する部分が説明される。
偏光ビームスプリッタ3は、P偏光として入射した光を透過させ、S偏光として入射した光を反射させる。HD DVDの記録又は再生時、偏光ビームスプリッタ3は、半導体レーザ1からHD DVD用対物レンズ6へ向かう往路の光と、HD DVD用対物レンズ6から光検出器11に向かう復路の光とを分離する。BDの記録又は再生時、偏光ビームスプリッタ3は、半導体レーザ1からBD用対物レンズ8へ向かう往路の光と、BD用対物レンズ8から光検出器11に向かう復路の光とを分離する。すなわち、偏光ビームスプリッタ3は、光分離部として働くとともに、アクティブ波長板21dと協働して光路切り替え部として働く。
アクティブ回折部12aは、アクティブ波長板21dと偏光性回折光学素子22cとを備え、アクティブ回折部13aは、偏光性回折光学素子22dを備える。アクティブ波長板21dは、図5に示されるアクティブ波長板21と同じ構成、機能を備え、ガラス板30dとガラス板32dとの間に液晶層31dを挟む構成になっている。また、偏光性回折光学素子22cは、第1の実施形態において説明された偏光性回折光学素子22aと同じ構成、機能を備える。また、偏光性回折光学素子22dは、第1の実施形態において説明された偏光性回折光学素子22bと同じ構成、機能を備える。したがって、偏光性回折光学素子22c、22dは、Y軸に平行な直線偏光の光に対しては屈折率ne、noの大きさと格子の深さに応じた回折効率を有する回折格子として動作する。一方、X軸に平行な直線偏光の光に対しては、回折格子として動作しない。すなわち、アクティブ波長板21dの液晶層31dに電圧を印加しない(印加電圧=0)場合、偏光性回折光学素子22cは回折光学素子として動作し、偏光性回折光学素子22dは回折光学素子として動作しない。また、液晶層31dに電圧Vを印加する(印加電圧=V)場合、偏光性回折光学素子22cは回折光学素子として動作せず、偏光性回折光学素子22dは回折光学素子として動作する。
HD DVDの記録又は再生時には、アクティブ波長板21dの液晶層31dに電圧を印加せず、偏光性回折光学素子22cを回折光学素子として動作させ、偏光性回折光学素子22dを回折光学素子として動作させない。BDの記録又は再生時には、アクティブ波長板21dの液晶層31dに電圧Vを印加し、偏光性回折光学素子22cを回折光学素子として動作させず、偏光性回折光学素子22dを回折光学素子として動作させる。
HD DVDの記録又は再生時において、半導体レーザ1からの出射光は、コリメータレンズ2で平行光とされ、アクティブ波長板21dで偏光方向が90°回転し、偏光性回折光学素子22cで3つのビームに分割される。偏光性回折光学素子22cから出射された光は、S偏光として偏光ビームスプリッタ3に入射しほぼ100%が反射する。そして、1/4波長板4aを透過し、直線偏光から円偏光に変換され、HD DVD用対物レンズ6により光ディスク7内に集光される。光ディスク7で反射された光は、HD DVD用対物レンズ6で平行光とされ、1/4波長板4aを透過し、円偏光から直線偏光へと変換される。そして、偏光ビームスプリッタ3にP偏光として入射し、ほぼ100%が透過する。そして、偏光性回折光学素子22dを透過し、非点収差レンズ10により、光検出器11に集光される。
BDの記録又は再生時においては、半導体レーザ1からの出射光は、コリメータレンズ2で平行光とされ、アクティブ波長板21dと偏光性回折光学素子22cを透過し、P偏光として偏光ビームスプリッタ3に入射し、ほぼ100%が透過する。そして、立上げミラー5で反射され、1/4波長板4bを透過し、直線偏光から円偏光に変換され、BD用対物レンズ8により光ディスク9内に集光される。光ディスク9で反射された光は、BD用対物レンズ8で平行光とされ、1/4波長板4bを透過し、円偏光から直線偏光へと変換され、立上げミラー5で反射され、偏光ビームスプリッタ3にS偏光として入射し、ほぼ100%が反射される。そして、偏光性回折光学素子22dにより3つのビームに分割され、非点収差レンズ10により、光検出器11に集光される。
光ディスク7、9内に形成される集光スポット、及び、光検出器11上の光スポットの配置、誤差信号検出方式、誤差信号を得るための演算式は、第1の実施形態に示された光ヘッド80における演算式と同じである。
以上より、アクティブ波長板21dの液晶層31dへの印加電圧を制御し、定数β1及び定数β2を切り替えることにより、光ディスク7の記録又は再生時のトラック誤差信号である差動プッシュプル信号DPP1と、光ディスク9の記録又は再生時のトラック誤差信号である差動プッシュプル信号DPP2との切り替えが可能となる。光ディスク7と光ディスク9とに対して同一の光検出器11の受光部及び同一の演算式を用いてレンズシフトによるオフセットの生じないトラック誤差信号を検出することができる。また、本実施形態の光ヘッド81は、第1の実施形態の光ヘッド80と異なり、立上げミラー駆動機構がないことと、アクティブ波長板の数が少なくなっていることから、光学系の構成をさらに簡素化できる。
図19に、本発明の第3の実施形態に係る光学式情報記録再生装置の構成を示す。光学式情報記録再生装置は、第1の実施形態に示される光ヘッド80、変調回路50、記録信号生成回路51、半導体レーザ駆動回路52、増幅回路53、再生信号処理回路59、復調回路60、誤差信号生成回路57、対物レンズ駆動回路58、ディスク判別回路54、立上げミラー駆動回路56、アクティブ波長板駆動回路55、光ヘッド駆動機構62を具備する。光ヘッド駆動機構62は、光ヘッド80を光ディスク7、9の半径方向に移動する。
変調回路50は、光ディスク7、9に記録すべきデータを変調規則に従って変調する。記録信号生成回路51は、変調回路50で変調された信号に基づいて、記録ストラテジに従って半導体レーザ1を駆動するための記録信号を生成する。半導体レーザ駆動回路52は、記録信号生成回路51で生成された記録信号に基づいて、記録信号に応じた電流を半導体レーザ1に供給して半導体レーザ1を駆動する。これにより光ディスク7、9へのデータの記録が行われる。
増幅回路53は、光検出器11の各受光部からの出力を増幅する。再生信号処理回路59は、増幅回路53で増幅された信号に基づいて、光ディスク7、9に記録されたマーク/スペース信号であるRF信号の生成、波形等化、2値化を行う。復調回路60は、再生信号処理回路59で2値化された信号を復調規則に従って復調する。これにより光ディスク7、9からのデータの再生が行われる。
誤差信号生成回路57は、増幅回路53で増幅された信号に基づいて、フォーカス誤差信号およびトラック誤差信号の生成を行う。対物レンズ駆動回路58は、誤差信号生成回路57で生成されたフォーカス誤差信号およびトラック誤差信号に基づいて、HD DVD用対物レンズ6及びBD用対物レンズ8を駆動するアクチュエータ(図示せず)に、フォーカス誤差信号およびトラック誤差信号に応じた電流を供給し、HD DVD用対物レンズ6及びBD用対物レンズ8を駆動する。さらに、光ヘッド80は、光ヘッド駆動機構62により光ディスク7、9の半径方向に駆動される。また、光ディスク7、9は、スピンドル(図示せず)により回転駆動される。これによりフォーカス、トラック、光ヘッドの駆動(移動)、スピンドルのサーボが行われる。
ディスク判別回路54は、増幅回路53で増幅された信号に基づいて、光ディスクがどの規格の光ディスクであるかを判別する。ディスク判別回路54は、光ディスク7、9の表面および記録面からのフォーカス誤差信号のゼロクロス点の間隔から保護層の厚さが0.1mm、0.6mmのいずれであるかを調べる。ディスク判別回路54は、保護層の厚さが0.1mmであれば光ディスクがBD規格の光ディスク9であると判断し、保護層の厚さが0.6mmであれば光ディスクがHD DVD規格の光ディスク7であると判断する。
立上げミラー駆動回路56は、ディスク判別回路54で判別された光ディスクの規格に応じて、立上げミラー駆動機構(図示せず)に電流を供給して光路切り替え部16の立上げミラー5を駆動する。ディスク判別回路54で判別された光ディスクがHD DVD規格の光ディスク7である場合、立上げミラー5は、1/4波長板4から出射した光がHD DVD用対物レンズ6に入射するように配置される。また、ディスク判別回路54で判別された光ディスクがBD規格の光ディスク9である場合、立上げミラー5は、1/4波長板4から出射した光がBD用対物レンズ8に入射するように配置される。
また、アクティブ波長板駆動回路55は、ディスク判別回路54で判別された光ディスクの種類に基づいて、アクティブ波長板21a、21b、21cの電極(図示せず)に電圧を印加し、アクティブ波長板21a、21b、21cを駆動する。これにより光ディスクの種類に応じた誤差信号の検出方法の切り替えが行われる。
変調回路50から半導体レーザ駆動回路52までのデータの記録に関わる回路、増幅回路53から復調回路60までのデータの再生に関わる回路、増幅回路53から対物レンズ駆動回路58までのサーボに関わる回路、増幅回路53から立上げミラー駆動回路56及びアクティブ波長板駆動回路55までの互換に関わる回路、光ヘッド駆動機構62は、コントローラ(図示せず)により制御される。
本実施形態に示される光学式情報記録再生装置は、光ディスク7、9に対して記録および再生を行う光学式情報記録再生装置である。しかし、本発明の光学式情報記録再生装置は、光ディスク7、9に対する記録および再生に限定されるものではない。本実施形態の光学式情報記録再生装置は、光ディスク7、9に対して再生のみを行う光学式情報再生専用装置であってもよい。この場合、半導体レーザ1は、半導体レーザ駆動回路52により記録信号に基づいて駆動されるのではなく、出射光のパワーが一定になるように駆動される。
図20に、本発明の第4の実施形態に係る光学式情報記録再生装置の構成を示す。本実施形態に係る光学式情報記録再生装置は、第2の実施形態において説明された光ヘッド81、変調回路50、記録信号生成回路51、半導体レーザ駆動回路52、増幅回路53、再生信号処理回路59、復調回路60、誤差信号生成回路57、対物レンズ駆動回路58、ディスク判別回路54、アクティブ波長板駆動回路55、光ヘッド駆動機構62を具備する。光ヘッド駆動機構62は、光ヘッド81を光ディスク7、9の半径方向に移動する。
アクティブ波長板駆動回路55は、ディスク判別回路54で判別された光ディスクの種類に基づいて、アクティブ波長板21dの電極(図示せず)に電圧を印加してアクティブ波長板21dを駆動する。ディスク判別回路54で判別された光ディスクがHD DVD規格の光ディスク7である場合、アクティブ波長板21dは、アクティブ波長板21dから出射した光が偏光ビームスプリッタ3で反射してHD DVD用対物レンズ6に入射するように駆動される。ディスク判別回路54で判別された光ディスクがBD規格の光ディスク9である場合、アクティブ波長板21dは、アクティブ波長板21dから出射した光が偏光ビームスプリッタ3を透過してBD用対物レンズ8に入射するように駆動される。アクティブ波長板21dの駆動と同時に、光ディスクの種類に応じた誤差信号の検出方法の切り替えが行われる。
変調回路50から半導体レーザ駆動回路52までのデータの記録に関わる回路、増幅回路53から復調回路60までのデータの再生に関わる回路、増幅回路53から対物レンズ駆動回路58までのサーボに関わる回路、増幅回路53からアクティブ波長板駆動回路55までの互換に関わる回路、光ヘッド駆動機構62は、コントローラ(図示せず)により制御される。
本実施形態に示される光学式情報記録再生装置は、光ディスク7、9に対して記録および再生を行う光学式情報記録再生装置である。しかし、本発明の光学式情報記録再生装置は、光ディスク7、9に対する記録および再生に限定されるものではない。本実施形態の光学式情報記録再生装置は、光ディスク7、9に対して再生のみを行う光学式情報再生専用装置であってもよい。この場合、半導体レーザ1は、半導体レーザ駆動回路52により記録信号に基づいて駆動されるのではなく、出射光のパワーが一定になるように駆動される。
本発明の第1の実施形態に係る光ヘッドの構成を示す図である。 同光ディスクとXYZ座標との関係を説明するための図である。 同光ディスクに対する2つの対物レンズの配置を示す図である。 同光検出器の受光部の構成を示す図である。 同アクティブ波長板の構成と動作を説明するための図である。 同偏光性回折光学素子の上面図及び断面図である。 同アクティブ回折部12の動作を説明する図である。 同偏光性回折光学素子の上面図及び断面図である。 同アクティブ回折部13の動作を説明する図である。 同HD DVD規格の光ディスク上に形成される集光スポットの配置を示す図である。 同HD DVD規格の光ディスクの記録再生時の光検出器上の光スポットの配置を示す図である。 同HD DVD規格の光ディスクの記録再生時の各プッシュプル信号とレンズシフトによるオフセットを示す図である。 同BD規格の光ディスク上に形成される集光スポットの配置を示す図である。 同光ディスクへの入射光と光ディスクからの反射光の関係を説明する図である。 同偏光性回折光学素子22bへ入射する光を説明する図である。 同BD規格の光ディスクの記録再生時の光検出器上の光スポットの配置を示す図である。 同BD規格の光ディスクの記録再生時の各プッシュプル信号とレンズシフトによるオフセットを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ヘッドの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る情報記録再生装置の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る情報記録再生装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 半導体レーザ
2 コリメータレンズ
3 偏光ビームスプリッタ
4、4a、4b 1/4波長板
5 立上げミラー
6 HD DVD用対物レンズ
7 光ディスク(HD DVD)
8 BD用対物レンズ
9 光ディスク(BD)
10 非点収差レンズ
11 光検出器
12、12a アクティブ回折部
13、13a アクティブ回折部
14a、14b 入射ビーム
16 光路切り替え部
21a〜21d アクティブ波長板
22a〜22d 偏光性回折光学素子
23a、23b 領域
24a〜24c 領域
25a、25b トラック
27a〜27e プッシュプル信号
28a〜28e プッシュプル信号
29 液晶高分子
30、30a〜30d ガラス板
31、31a〜31d 液晶層
32、32a〜32d ガラス板
33a〜33f 光学的等方体
34a、34b 光学的異方体
35 0次光
36a +1次回折光
36b −1次回折光
37 メインビーム
38a、38b サブビーム
40a〜40d 集光スポット
41a〜41f 光スポット
42a〜42h 領域
43 ビーム
44a、44b 領域
45 0次光
46a +1次回折光
46b −1次回折光
48 入射光
50 変調回路
51 記録信号生成回路
52 半導体レーザ駆動回路
53 増幅回路
54 ディスク判別回路
55 アクティブ波長板駆動回路
56 立上げミラー駆動回路
57 誤差信号生成回路
58 対物レンズ駆動回路
59 再生信号処理回路
60 復調回路
62 光ヘッド駆動機構
80、81 光ヘッド

Claims (16)

  1. 光源と、
    前記光源と光ディスクとの間に設けられ、前記光ディスクのうちの第1の光学特性を有する第1光ディスクの記録面に前記光源から出射される光源出射光を集光する第1対物レンズと、
    前記光源と前記光ディスクとの間に設けられ、前記光ディスクのうちの第2の光学特性を有する第2光ディスクの記録面に前記光源出射光を集光する第2対物レンズと、
    前記第1光ディスクからの反射光または前記第2光ディスクからの反射光を受光する光検出器と、
    前記光源から前記光ディスクに向かう光と、前記光ディスクから前記光検出器に向かう光とを分離する光分離部と、
    前記光源と前記光分離部との間に設けられ、前記光源出射光が回折するかしないかの働きを切り替え可能な第1アクティブ回折部と、
    前記光分離部と前記光検出器との間に設けられ、前記第1光ディスクまたは前記第2光ディスクで反射された反射光が回折するかしないかの働きを切り替え可能な第2アクティブ回折部と
    を具備し、
    前記光検出器は、
    往路において前記第1アクティブ回折部を0次光として透過し、復路において前記第2アクティブ回折部を0次光として透過した光を受光する第1受光部群と、
    往路において前記第1アクティブ回折部で+1次回折光として回折され、復路において前記第2アクティブ回折部を0次光として透過した光と、往路において前記第1アクティブ回折部を0次光として透過し、復路において前記第2アクティブ回折部で+1次回折光として回折された光とを選択的に受光する第2受光部群と、
    往路において前記第1アクティブ回折部で−1次回折光として回折され、復路において前記第2アクティブ回折部を0次光として透過した光と、往路において前記第1アクティブ回折部を0次光として透過し、復路において前記第2アクティブ回折部で−1次回折光として回折された光とを選択的に受光する第3受光部群と
    を備える光ヘッド。
  2. 前記第1対物レンズ及び前記第2対物レンズが前記光ディスクの半径方向に移動するとき、
    前記第1対物レンズによって前記光ディスク内に形成される集光スポットの軌跡を示す直線の延長線上に前記光ディスクの中心があるように前記第1対物レンズが配置され、
    前記第2対物レンズによって前記光ディスク内に形成される集光スポットの軌跡を示す直線の延長線上に前記光ディスクの中心がないように、前記第2対物レンズが配置される
    請求項1に記載の光ヘッド。
  3. 前記第1アクティブ回折部は、入射する光の偏光方向に応じて回折効率が異なる第1偏光性回折光学素子を備える
    請求項1または請求項2に記載の光ヘッド。
  4. 前記第2アクティブ回折部は、入射する光の偏光方向に応じて回折効率が異なる第2偏光性回折光学素子を備える
    請求項1または請求項2に記載の光ヘッド。
  5. 前記第1アクティブ回折部は、前記光源と前記第1偏光性回折光学素子との間に、透過する光の偏光方向を変更可能な第1アクティブ波長板をさらに備える
    請求項3に記載の光ヘッド。
  6. 前記第1アクティブ回折部は、前記第1偏光性回折光学素子と前記光分離部との間に、透過する光の偏光方向を変更可能な第2アクティブ波長板をさらに備える
    請求項5に記載の光ヘッド。
  7. 前記第2アクティブ回折部は、前記光分離部と前記第2偏光性回折光学素子との間に、透過する光の偏光方向を変更可能な第3アクティブ波長板をさらに備える
    請求項4に記載の光ヘッド。
  8. 前記第1対物レンズまたは前記第2対物レンズに前記光源出射光を選択的に導く第1光路切り替え部をさらに備える
    請求項1から請求項7のいずれかに記載の光ヘッド。
  9. 前記第1光路切り替え部は、可動ミラーを備え、
    前記可動ミラーは、
    前記第1光ディスクの記録又は再生時には、前記光源出射光を前記第1対物レンズに導くように位置し、
    前記第2光ディスクの記録又は再生時には、前記光源出射光を前記第2対物レンズに導くように位置する
    請求項8に記載の光ヘッド。
  10. 前記第1アクティブ回折部の前記第1アクティブ波長板と、前記光分離部と、により第2光路切り替え部が構成され、
    前記第2光路切り替え部は、
    前記第1光ディスクの記録又は再生時には、前記光源出射光を前記第1対物レンズに導くように働き、
    前記第2光ディスクの記録又は再生時には、前記光源出射光を前記第2対物レンズに導くように働く
    請求項5に記載の光ヘッド。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の光ヘッドと、
    前記第1及び前記第2アクティブ回折部の働きを切り替える第1回路系と、
    前記光ヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動させる光ヘッド駆動機構と、
    前記第1光ディスク及び前記第2光ディスクに対して前記光検出器から出力される信号を用い、同一の演算式によりトラック誤差信号を生成する誤差信号生成部と
    を備える
    光学式情報記録再生装置。
  12. 前記第1回路系は、
    前記第1光ディスクの記録又は再生時には、前記第1アクティブ回折部へ入射する光が回折され、前記第2アクティブ回折部へ入射する光は回折されないように前記第1及び前記第2アクティブ回折部の働きを切り替え、
    前記第2光ディスクの記録又は再生時には、前記第2アクティブ回折部へ入射する光が回折され、前記第1アクティブ回折部へ入射する光は回折されないように前記第1及び前記第2アクティブ回折部の働きを切り替える
    請求項11に記載の光学式情報記録再生装置。
  13. 前記第1光路切り替え部の働きを切り替える第2回路系をさらに備え、
    前記第2回路系は、
    前記第1光ディスクの記録又は再生時には、前記光源からの出射光が前記第1対物レンズに導かれるように前記第1光路切り替え部の働きを切り替え、
    前記第2光ディスクの記録又は再生時には、前記光源からの出射光が前記第2対物レンズに導かれるように前記第1光路切り替え部の働きを切り替える
    請求項11に記載の光学式情報記録再生装置。
  14. 前記第1アクティブ回折部は、前記第1偏光性回折光学素子と、
    前記光源と前記第1偏光性回折光学素子との間に設けられた前記第1アクティブ波長板とを備え、
    前記第1アクティブ回折部の前記第1アクティブ波長板と、前記光分離部とにより前記第2光路切り替え部が構成され、
    前記第1回路系は、
    前記第1及び前記第2アクティブ回折部の働きを切り替えるとともに、
    前記第1光ディスクの記録又は再生時には、前記光源からの出射光が前記第1対物レンズに導かれるように前記第2光路切り替え部の働きを切り替え、
    前記第2光ディスクの記録又は再生時には、前記光源からの出射光が前記第2対物レンズに導かれるように前記第2光路切り替え部の働きを切り替える
    請求項11に記載の光学式情報記録再生装置。
  15. 光源から光源出射光を出射する出射ステップと、
    前記光源出射光を光ディスクのうちの第1の光学特性を有する第1光ディスクの記録面に第1対物レンズによって集光する第1集光ステップと、
    前記光源出射光を前記光ディスクのうちの第2の光学特性を有する第2光ディスクの記録面に第2対物レンズによって集光する第2集光ステップと、
    前記第1光ディスクからの反射光または前記第2光ディスクからの反射光を受光する光検出ステップと、
    前記光源出射光と前記反射光とを分離する光分離ステップと、
    第1アクティブ回折部により、前記光源出射光を回折するかしないかを切り替える第1回折制御ステップと、
    第2アクティブ回折部により、前記反射光を回折するかしないかを切り替える第2回折制御ステップと
    を備え、
    前記光検出ステップは、
    前記第1回折制御ステップにおいて0次光として透過し、さらに、前記第2回折制御ステップにおいて0次光として透過した光を受光する第1受光ステップと、
    前記第1回折制御ステップにおいて+1次回折光として回折され、さらに前記第2回折制御ステップにおいて0次光として透過した光と、前記第1回折制御ステップにおいて0次光として透過し、さらに前記第2回折制御ステップにおいて+1次回折光として回折された光とを選択的に受光する第2受光ステップと、
    前記第1回折制御ステップにおいて−1次回折光として回折され、さらに前記第2回折制御ステップにおいて0次光として透過した光と、前記第1回折制御ステップにおいて0次光として透過し、さらに前記第2回折制御ステップにおいて−1次回折光として回折された光とを選択的に受光する第3受光ステップとを備える
    光学式情報記録再生方法。
  16. 前記第1対物レンズ及び前記第2対物レンズが前記光ディスクの半径方向に移動するとき、
    前記第1対物レンズによって前記光ディスク内に形成される集光スポットの軌跡を示す直線の延長線上に前記光ディスクの中心があるように前記第1対物レンズを配置するステップと、
    前記第2対物レンズによって前記光ディスク内に形成される集光スポットの軌跡を示す直線の延長線上に前記光ディスクの中心がないように前記第2対物レンズを配置するステップと
    を備える
    請求項15に記載の光学式情報記録再生方法。
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