JP4858716B2 - ピストン挿入治具 - Google Patents
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Description
以下に、本発明において特許請求が可能と認識される発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の(1)乃至(4)の内容が請求項1乃至4に対応する。
このように構成したことにより、ベースプレートをシリンダブロックに位置決めし、ピストンをテーパコーンに挿入して、テーパ状の内面に沿ってピストンリングを縮径させながらシリンダボアに挿入する。このとき、テーパコーンに挿入されたピストンは、テーパコーンと共に回転させることができ、正しい向きに調整してシリンダボアに挿入することができる。これにより、ピストンリングをこじることなくピストンをシリンダボアに正しい向きで挿入することができ、ピストンのシリンダボアへの挿入作業性を向上させることができる。
ベースプレートは、シリンダブロックのデッキ面側に位置決めされるものほか、シリンダブロックのクランク室側に位置決めされるものが考えられる。また、ベースプレートの位置決め手段としては、位置決めピンと位置決め穴の嵌合、突き当て等の公知の位置決め手段を用いることができる。
(2)上記(1)の構成において、前記ベースプレートは、前記シリンダブロックのデッキ面上に位置決めされることを特徴とするピストン挿入治具。
このように構成したことにより、ピストンをシリンダブロックのデッキ面側からシリンダブロックに挿入することができる。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記テーパコーンは、前記ベースプレートに対する回転範囲が規制されていることを特徴とするピストン挿入治具。
このように構成したことにより、ピストンを挿入する際、テーパコーンを容易に回転範囲の中央位置に移動させることができる。なお、バネ等の付勢手段によってテーパコーンを回転範囲の中央位置に付勢するセンタリング機構を設けてもよい。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれかの構成において、前記テーパコーンは、該テーパコーンに形成された外周溝に前記ベースプレートに取付けられたガイドプレートを挿入することによって、前記ベースプレートに回転可能に取付けられていることを特徴とするピストン挿入治具。
このように構成したことにより、外周溝の範囲によってテーパコーンの回転範囲を規制することができる。なお、ガイドプレートは、以下の実施形態に記載された板状のほか、外周溝に挿入されてテーパコーンを軸方向に固定すると共に回転可能に支持できる形状であれば、ピン等の他の形状でもよい。
図1乃至図3及び図5に示すように、本実施形態に係るピストン挿入治具1は、直列4気筒エンジンのシリンダブロック2のシリンダボア3にピストン4(図5参照)を挿入するためのピストン挿入治具であって、シリンダブロック2のシリンダヘッド装着面であるデッキ面5上に載置される略長方形の板状のベースプレート6と、4つのシリンダボア3に対向させてベースプレート6に取付けられた4つの略円筒状のテーパコーン7とを備えている。
作業者は、キャリーハンドル12を把持してピストン挿入治具1をシリンダブロック2のデッキ面5に載置し、位置決めピン14をデッキ面5のシリンダヘッドボルト穴10に嵌合して位置決めする。ピストンリング16、ピストンピン22(図5参照)及びコンロッド(図示せず)等がサブアセンブリされたピストン4をテーパコーン7の上部から挿入する。このとき、テーパコーン7をその回転範囲の略中央に配置し、ピストン4をシリンダブロック2に対して略正しい向きで挿入する。テーパコーン7は、両側に切欠部21が設けられているので、ピストン4を把持する指先が干渉しないので、ピストン4を容易に挿入することができる。また、切欠部21を目印として、ピストンピン22が切欠部21に直交するようにピストン4をテーパコーン7に挿入することができる。
Claims (4)
- ピストンをシリンダブロックのシリンダボアに挿入するためのピストン挿入治具であって、前記シリンダボアに対して位置決めされるベースプレートと、該ベースプレートに前記シリンダボアに同心で回転可能に取付けられ、前記シリンダボアに連接可能なテーパ状の内面を有するテーパコーンとを備えていることを特徴とするピストン挿入治具。
- 前記ベースプレートは、前記シリンダブロックのデッキ面上に位置決めされることを特徴とする請求項1に記載のピストン挿入治具。
- 前記テーパコーンは、前記ベースプレートに対する回転範囲が規制されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のピストン挿入治具。
- 前記テーパコーンは、該テーパコーンに形成された外周溝に前記ベースプレートに取付けられたガイドプレートを挿入することによって、前記ベースプレートに回転可能に取付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のピストン挿入治具。
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JP2007278943A JP4858716B2 (ja) | 2007-10-26 | 2007-10-26 | ピストン挿入治具 |
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