JP4856553B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に係り、特に、撮像素子とビューファインダの有効画素数の比に基づいて定まる所定範囲内で手動合焦位置を補正する自動合焦機能を備える撮像装置に関する。
撮影時のカメラの合焦方法には、手動合焦と自動合焦とがある。民生用カメラでは自動合焦を採用することが一般的であるが、業務用カメラでは撮像者の意図を尊重した撮像を可能とするために手動合焦を採用することが一般的である。
しかし、近年カメラの高精細化が進んでいるため、解像度の低いビューファインダ(以下VFと記す)を使用した手動合焦だけではカメラが本来具備している精細度を発揮させることが困難となってきている。
撮像者の意図的な撮像を可能とするために、自動合焦中に適宜手動合焦することが可能な撮像装置が既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された撮像装置は、自動合焦機能と手動合焦機能とを備えることにより、撮像者の意図を反映した画像の撮像を可能としている。
さらに、手動合焦後に自動合焦する装置において、焦点レンズの移動量を制限することが可能な装置も既に提案されている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2005−222033号公報([0007]、図1) 特開2003−241077号公報([0005]、図1) 特開2006−106356号公報([0007]、図1)
しかしながら、特許文献1に開示された撮像装置では、自動合焦および手動合焦の双方を可能とするために特殊なレンズが必要となり、レンズの互換性が失われるという課題があった。
また、特許文献2に開示された撮像装置は焦点レンズの移動量を焦点距離および絞り値に基づいて決定するものであり、特許文献3に開示された装置は焦点レンズの移動量を被写界深度に基づいて決定するものであり、撮像素子とVFの有効画素数の相違を考慮していないため、自動合焦後の画像が撮像者の意図に沿わないという課題があった。
本発明は、上記の従来の課題を解決するためになされたものであって、特殊なレンズを使用せず、撮像者の意図を反映した合焦画像を撮像することのできる撮像装置を提供することを目的とする。
[第1の発明]
本発明の撮像装置は、少なくとも焦点レンズおよび絞りを具備し手動合焦操作が可能な撮像光学系と、前記撮像光学系が撮像した被写体画像を電気信号に変換する変換部と、前記変換部が出力する電気信号に基づいてモニタ画像を表示する表示部と、前記撮像光学系の手動合焦が終了したときに、前記変換部と前記表示部の有効画素数の比により定まる合焦領域内に自動合焦位置を決定する自動合焦部とを含み、前記変換部の有効画素数が、前記表示部の有効画素数よりも大である構成を有している。
この構成により、特殊なレンズを使用せず、撮像者の意図を反映した合焦画像を撮像することができることとなる。
[第2の発明]
本発明の撮像装置は、前記自動合焦部が、前記合焦領域を、前記変換部の前方被写界深度の前方端点が手動合焦終了時合焦位置を基準とする前記表示部の前方被写界深度の前方端点と一致する合焦位置から、前記変換部の後方被写界深度の後方端点が前記手動合焦終了時合焦位置を基準とする前記表示部の後方被写界深度の後方端点と一致する合焦位置までの範囲で決定する構成を有している。
この構成により、解像度の低いVFを用いてカメラが本来具備している精細度で撮像することができるだけでなく、撮像者が意図的にデフォーカスした場合にも撮像者の意図を反映した合焦画像を撮像することができることとなる。
[第3の発明]
本発明の撮像装置は、前記自動合焦部が、予め定められた評価領域に含まれる前記被写体画像のコントラストに基づいて前記自動合焦位置を決定するものであってもよい。
[第4の発明]
本発明の撮像装置は、前記自動合焦部が、被写体までの距離である被写体距離を測定する距離測定部を含み、前記被写体距離に基づいて前記自動合焦位置を決定する構成を有していてもよい。
本発明は、カメラとVFの有効画素数の比により定まる合焦領域内に自動合焦位置を決定する自動合焦部を設けることにより、特殊なレンズを使用せず、撮像者の意図を反映した合焦画像を撮像することができるという効果を有する撮像装置を提供することができるものである。
以下、本発明に係る撮像装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
なお、本明細書において合焦位置とは、撮像者が実際に合焦させたい位置を意味するものとし、合焦領域とは、合焦位置の移動可能範囲を示すものとする。また、前方端点とは、合焦位置を基準とする表示部あるいは変換部の前方被写界深度の焦点レンズに近い方の端点を意味するものとする。同様に、後方端点とは、合焦位置を基準とする表示部あるいは変換部の後方被写界深度の焦点レンズから遠い方の端点を意味するものとする。
[第1の実施形態]
第1の実施形態の撮像装置1は、図1に示すように、少なくとも焦点レンズおよび絞りを具備し手動合焦操作が可能な撮像光学系11と、撮像光学系11が撮像した被写体画像Pを電気信号に変換する変換部12と、変換部12が出力する電気信号に基づいてモニタ画像Mを表示する表示部13と、撮像光学系11の手動合焦が終了したときに変換部12と表示部13の有効画素数の比により定まる合焦領域内に自動合焦位置を決定する自動合焦部14とを含む。
実施形態の撮像装置1は、図2に示すように、撮像光学系11として機能するレンズ系21と、変換部12を構成するダイクロイックプリズム221、赤色光用電荷結合素子(R−CCD)222、緑色光用CCD(G−CCD)223、青色光用CCD(B−CCD)224および画像信号処理回路225と、表示部13として機能するVF23と、自動合焦部14として機能するマイクロプロセッサ24とを含んでいる。
レンズ系21は、被写体OJ側から焦点レンズ211、焦点距離を変更するバリエータレンズ212、バリエータレンズ212の移動による焦点の移動を補正するコンペンセータレンズ213、ダイクロイックプリズム221に入射する光量を調節する絞り214、被写体画像Pを所定の諸元に戻すリレーレンズ215を含む。
ダイクロイックプリズム221は、リレーレンズ215の後方に配置され、レンズ系21を介して結像する被写体画像Pを赤色光、緑色光および青色光に分解する。
R−CCD222は被写体画像Pの赤色光を電気信号に変換し、G−CCD223は緑色光を電気信号に変換し、B−CCD224は青色光を電気信号に変換する。
画像信号処理回路225は、R−CCD222、G−CCD223およびB−CCD224(以下纏めてCCD22と記す)が出力する電気信号を処理して画像信号を出力する。
VF23は、例えば液晶パネルであり、画像信号処理回路225が出力する画像信号を使用して、モニタ画像Mを表示するために使用される。
マイクロプロセッサ24は、自動合焦部14として機能し、バス241を介して、CPU242、メモリ243、レンズインターフェイス(以下レンズI/Fと記す)244、絞りI/F245および画像信号I/F246を相互に結合した構成を有する。
レンズI/F244には焦点レンズ211を移動させるための焦点レンズモータ247、焦点レンズ211の位置を検出する焦点レンズ位置センサ248およびバリエータレンズ212の位置を検出するバリエータレンズ位置センサ249が接続され、焦点レンズ211を遠隔操作するとき、またはマイクロプロセッサ24が焦点レンズ211を自動合焦位置に合焦するように位置決めするときに使用される。
なお、レンズI/F244には、バリエータレンズ212を遠隔操作するためのバリエータレンズモータが接続されていてもよい。
絞りI/F245には絞り214の開度を検出する絞り開度センサ250が接続される。なお、絞りI/F245には絞り214の開度の遠隔操作を可能とする絞りモータが接続されていてもよい。
画像信号I/F246には画像信号処理回路225が接続され、CPU242が画像信号処理回路225から画像信号を取り込むときに使用される。
以下実施形態の撮像装置1の動作を、フローチャートを参照しつつ説明する。
図3はマイクロプロセッサ24のCPU242が実行する第1の自動合焦プログラムのフローチャートであって、CPU242は最初に手動合焦中であるか否かを判定し(ステップS31)、手動合焦が終了するまで待機する。
撮像者は、焦点レンズ211を直接、あるいは焦点レンズモータ247により操作して手動合焦する。なお、撮像者は、手動合焦中にバリエータレンズ212および絞り214を直接、あるいはバリエータレンズモータおよび絞りモータを介して操作し、焦点距離および絞り値を変更する操作を行ってもよい。
CPU242は、例えばレンズ系21が外部から予め定められた所定時間操作されないときに手動合焦は終了したものと判定し、合焦領域決定ルーチン(ステップS32)、コントラスト算出ルーチン(ステップS33)、自動合焦位置決定ルーチン(ステップS34)を実行するが、各ルーチンの詳細は後述する。
最後に、CPU242は、自動合焦位置決定ルーチンにおいて決定した自動合焦位置に合焦するように焦点レンズ211の位置を制御して(ステップS35)、このプログラムを終了する。
図4は、CPU242が第1の自動合焦プログラムのステップS32で実行する合焦領域決定ルーチンの詳細フローチャートであって、CPU242は、まず、バリエータレンズ位置センサ249およびレンズI/F244を介して焦点距離fを読み込み、さらに絞り開度センサ250および絞りI/F245を介して絞り214の開度である絞り値Fnoを読み込む(ステップS321)。
次に、CPU242は、焦点レンズ位置センサ248およびレンズI/F244を介して読み込まれた手動合焦終了時焦点レンズ位置に基づいて手動合焦終了時合焦位置SMおよび手動合焦終了時合焦距離sを算出する(ステップS322)。
そして、CPU242は、手動合焦終了時合焦位置SMを基準とするVF23の前方被写界深度dFVF(SM)および後方被写界深度dRVF(SM)を算出する(ステップS323)。
即ち、正方格子状に画素が配置されるCCD22の画素間隔をδCCD、CCD22とVF23の有効画素数から定まるVF23の等価的な画素間隔をδVFとすると、CCD22とVF23の画素間隔比αは[数1]によって定義される。
Figure 0004856553
CCD22の水平方向の有効画素数をH、垂直方向の有効画素数をVとすると、CCD22の有効画素総数RCCDおよびVF23の有効画素総数RVFは[数2]により算出される。
Figure 0004856553
以上から、VF23の等価的な画素間隔δVFは[数3]から算出することができる。
Figure 0004856553
従って、ステップS321で読み込んだ焦点距離fおよび絞り値Fno、ならびにステップS322で算出した手動合焦終了時合焦距離sに基づいて、[数4]により手動合焦終了時のVF23の前方被写界深度dFVF(≧0)および後方被写界深度dRVF(≧0)が算出される。
Figure 0004856553
次に、CPU242は、以降に説明する前方合焦領域ΔsFおよび後方合焦領域ΔsRを算出する(ステップS324)。
VF23の画素間隔δVFはCCD22の画素間隔δCCDより大きいため、図5に示すように、手動合焦終了時合焦位置SMを基準とするVF23の前方被写界深度dFVF(SM)および後方被写界深度dRVF(SM)は、手動合焦終了時合焦位置SMを基準とするCCD22の前方被写界深度dFCCD(SM)および後方被写界深度dRCCD(SM)より大きい。
従って、VF23では合焦したと見えても、CCD22上では合焦していない範囲、即ち、CCD22の前方被写界深度dFCCD(SM)および後方被写界深度dRCCD(SM)の外側でVF23の前方被写界深度dFVF(SM)および後方被写界深度dRVF(SM)の内側である範囲、前方不完全合焦領域Fimpおよび後方不完全合焦領域Rimpが存在する。
そこで、本発明に係る撮像装置1にあっては、合焦位置Simgが前方不完全合焦領域Fimpの任意の点に存在しうると仮定したときに、合焦位置Simgを基準とするCCD22の前方被写界深度dFCCD(Simg)の前方端点が、手動合焦終了時合焦位置SMを基準とするVF23の前方被写界深度dFVF(SM)の前方端点を越えないように合焦位置Simgの前方合焦限界位置SFを定める。
同様に、合焦位置Simgが後方不完全合焦領域Rimpの任意の点に存在しうると仮定したときに、合焦位置Simgを基準とするCCD22の後方被写界深度dRCCD(Simg)の後方端点が、手動合焦終了時合焦位置SMを基準とするVF23の後方被写界深度dRVF(SM)の後方端点を越えないように合焦位置Simgの後方合焦限界位置SRを定める。
即ち、手動合焦終了時合焦位置SMと前方合焦限界位置SFの間の距離を前方合焦領域ΔsF(≧0)、手動合焦終了時合焦位置SMと後方合焦限界位置SRの間の距離を後方合焦領域ΔsR(≧0)とすると、[数5]が成立する。
Figure 0004856553
よって、前方合焦領域ΔsFおよび後方合焦領域ΔsRは[数6]により算出することができる。
Figure 0004856553
最後に、CPU242は、[数7]に示すニュートンの式から導出される[数11]に基づいて、手動合焦終了時合焦距離sに対応する手動合焦終了時焦点レンズ位置からの焦点レンズ211の移動量である自動合焦時の焦点レンズ前方移動量ΔFlimitおよび焦点レンズ後方移動量ΔRlimitを算出してこのルーチンを終了する(ステップS325)。
なお、焦点レンズ前方移動量ΔFlimit(≧0)は前方合焦領域ΔsFに対応した量であり、焦点レンズ211を手動合焦終了時焦点レンズ位置から被写体に向かう方向に移動可能な距離である。同様に、焦点レンズ後方移動量ΔRlimit(≧0)は後方合焦領域ΔsRに対応した量であり、焦点レンズ211を手動合焦終了時焦点レンズ位置からCCD22に向かう方向に移動可能な距離である。
Figure 0004856553
従って、手動合焦終了時の後側焦点からCCD22までの距離yは[数8]で算出される。
Figure 0004856553
また、自動合焦により前方合焦限界位置SFに合焦した場合の後側焦点からCCD22までの距離yFは、sを(s−ΔsF)で置き換えた[数9]で表される。
Figure 0004856553
同様に、自動合焦により後方合焦限界位置SRに合焦した場合の後側焦点からCCD22までの距離yRは、sを(s+ΔsR)で置き換えた[数10]で表される。
Figure 0004856553
よって、焦点レンズ前方移動量ΔFlimitおよび焦点レンズ後方移動量ΔRlimitは[数11]により算出される。
Figure 0004856553
図6は、CPU242が第1の自動合焦プログラムのステップS33で実行するコントラスト算出ルーチンの詳細フローチャートであって、CPU242は、まず、焦点レンズ211を探索開始位置(=手動合焦終了時焦点レンズ位置から被写体方向に焦点レンズ前方移動量ΔFlimitだけ隔たった位置)に移動し(ステップS331)、ステップ数iを“0”に初期化する(ステップS332)。
CPU242は、画像信号処理回路225から画像信号I/F246を介して予め定められた評価領域の画像信号を読み込む(ステップS333)。
評価領域は、合焦したか否かを判定する領域であって、固定領域であっても、適宜に変更可能な可変領域であってもよい。固定領域とするときは、例えば、画像中心を中心とした領域(例えば50画素×50画素の領域)とすることが適当である。可変領域とするときは、ポインティングデバイス等を使用して撮像者が適宜に設定可能とすることが望ましい。
次に、CPU242は、評価領域に含まれる画素の中から最小輝度の画素および最大輝度の画素を探索し、最大輝度と最小輝度の比をコントラストC(i)として算出して記憶する(ステップS334)。
そして、CPU242は、焦点レンズ211が探索終了位置(=手動合焦終了時焦点レンズ位置よりCCD22方向に焦点レンズ後方移動量ΔRlimitだけ隔たった位置)に達したか否かを判定し(ステップS335)、探索終了位置に到達していないと判定したときはステップ数iをインクリメントし(ステップS336)、焦点レンズ211を予め定められた所定距離Δdだけ移動させる(ステップS337)。ステップS333からステップS335の処理を、焦点レンズ211が探索終了位置に到達するまで繰り返す。
CPU242が、焦点レンズ211が探索終了位置に到達したと判定したときは、ステップ数iを全ステップ数Iとして記憶して(ステップS338)、このルーチンを終了する。
図7は、CPU242が第1の自動合焦プログラムのステップS34で実行する自動合焦位置決定ルーチンの詳細フローチャートであって、CPU242は、まず、最大コントラストCmaxおよび最適ステップ数Ioptを零に初期化し(ステップS341)、ステップ数iを“0”に初期化する(ステップS342)。
CPU242は、コントラスト算出ルーチンで算出した焦点レンズ211の位置に対応するステップ数が“i”であるときのコントラストC(i)が最大コントラストCmaxより大きいか否かを判定する(ステップS343)。
CPU242は、コントラストC(i)が最大コントラストCmaxより大きいと判定したときは、最大コントラストCmaxをコントラストC(i)に置換し(ステップS344)、ステップ数iを最適ステップ数Ioptとして記憶して(ステップS345)、ステップS346に進む。
CPU242は、コントラストC(i)が最大コントラストCmax以下であると判定したときは、直接ステップS346に進む。
CPU242は、ステップ数iが全ステップ数I以上であるか否かであるかを判定し(ステップS346)、ステップ数iが全ステップ数I未満であると判定したときはステップ数iをインクリメントし(ステップS347)、ステップ数iが全ステップ数I以上となるまでステップS343からステップS346の処理を繰り返す。
CPU242は、ステップ数iが全ステップ数I以上であると判定したときは、このルーチンを終了する。
CPU242は、第1の自動合焦プログラムのステップS35において、焦点レンズ211を最適ステップ数Ioptで特定される位置、即ち、探索開始位置からCCD22方向に(Iopt×Δd)だけ隔たった位置に移動させることにより手動合焦レンズ位置を補正し、CCD22上における正確な合焦を実現する。
上記は評価領域のコントラストに基づいて合焦位置を決定しているが、評価領域内の高周波成分が最大となる位置を合焦位置としてもよい。
以上説明したように、第1の実施形態に係る撮像装置によれば、撮像者の意図を尊重するために手動合焦終了後に、VFとCCDの分解能比から定まる範囲内で、パッシブ方式により自動合焦することが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態はパッシブ方式で自動合焦を適用しているが、第2の実施形態はアクティブ方式の自動合焦を使用する。なお、第1の実施形態と同一の構成およびプログラムについては説明を省略する。
本発明の第2の実施形態に係る撮像装置2は、図8のブロック図に示すように、第1の実施形態に係る撮像装置1に対して、距離計25および距離計I/F251が追加され、距離計25は距離計I/F251を介してバス241に接続される。
図9は、マイクロプロセッサ24のCPU242が実行する第2の自動合焦プログラムのフローチャートであって、図3に示す第1の自動合焦プログラムと同一の処理には同一のステップ番号を付している。
CPU242は、撮像者の手動合焦が終了したと判定する(ステップS31)と、[数8]に基づいて焦点レンズ前方移動量ΔFlimitおよび焦点レンズ後方移動量ΔRlimitを算出する(ステップS32)。そして、CPU242は、距離計25に対して起動指令を出力する(ステップS91)。
距離計25は、例えば超音波距離計、レーザ距離計、電波距離計であり、起動指令に応答して撮像装置2から被写体OJまでの距離である被写体距離Lを計測するが、CPU242は距離計I/F251を介して被写体距離Lを読み込む(ステップS92)。
CPU242は、被写体距離Lの読み込みが完了すると、距離計25に対して停止指令を出力する(ステップS93)。
CPU242は、被写体距離Lが手動合焦終了時合焦距離sから前方合焦領域ΔsFを減算した距離(s−ΔsF)より大きく、被写体距離Lが手動合焦終了時合焦距離sに後方合焦領域ΔsRを加算した距離(s+ΔsR)より小さいか否かを判定する(ステップS94)。
CPU242は、被写体距離Lが(s−ΔsF)より大きく、(s+ΔsR)より小さいと判定したときは、焦点レンズ211を被写体距離Lに相当する位置に制御して(ステップS35)、このルーチンを終了する。
CPU242は、被写体距離Lが(s−ΔsF)より大きく、(s+ΔsR)より小さくないと判定したときは、撮像者が意図的にデフォーカシングしているものとして自動合焦を実行することなく、このルーチンを終了する。
以上説明したように、第2の実施形態に係る撮像装置によれば、撮像者の意図を尊重するために手動合焦終了後に、VFとCCDの分解能比から定まる範囲内で、アクティブ方式により自動合焦することが可能となる。
以上のように、本発明に係る撮像装置は、カメラとVFの有効画素数の比により定まる合焦領域内に自動合焦位置を決定する自動合焦部を設けることにより、特殊なレンズを使用せず、撮像者の意図を反映した合焦画像を撮像することができるという効果を有し、レンズ制御装置等として有効である。
本発明の第1の実施形態の撮像装置のブロック図 本発明の第1の実施形態の撮像装置のハードウエア構成を示すブロック図 CPUが実行する第1の自動合焦プログラムのフローチャート CPUが実行する合焦領域決定ルーチンの詳細フローチャート 手動合焦終了時合焦位置を基準とするVFの被写界深度とCCDの被写界深度の関係を示す模式図 CPUが実行するコントラスト算出ルーチンの詳細フローチャート CPUが実行する自動合焦位置決定ルーチンの詳細フローチャート 第2の実施形態の撮像装置のハードウエア構成を示すブロック図 CPUが実行する第2の自動合焦プログラムのフローチャート
符号の説明
1 撮像装置
2 撮像装置
11 撮像光学系
12 変換部
13 表示部
14 自動合焦部

Claims (4)

  1. 少なくとも焦点レンズおよび絞りを具備し手動合焦操作が可能な撮像光学系と、
    前記撮像光学系が撮像した被写体画像を電気信号に変換する変換部と、
    前記変換部が出力する電気信号に基づいてモニタ画像を表示する表示部と、
    前記撮像光学系の手動合焦が終了したときに、前記変換部と前記表示部の有効画素数の比により定まる合焦領域内に自動合焦位置を決定する自動合焦部とを含み、
    前記変換部の有効画素数が、前記表示部の有効画素数よりも大であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記自動合焦部が、前記合焦領域を、前記変換部の前方被写界深度の前方端点が手動合焦終了時合焦位置を基準とする前記表示部の前方被写界深度の前方端点と一致する合焦位置から、前記変換部の後方被写界深度の後方端点が前記手動合焦終了時合焦位置を基準とする前記表示部の後方被写界深度の後方端点と一致する合焦位置までの範囲で決定する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記自動合焦部が、予め定められた評価領域に含まれる前記被写体画像のコントラストに基づいて前記自動合焦位置を決定するものである請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記自動合焦部が、被写体までの距離である被写体距離を測定する距離測定部を含み、前記被写体距離に基づいて前記自動合焦位置を決定する請求項2に記載の撮像装置。
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