以下、本発明のより具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下では、互いに同じ機能を有している部材を説明する際、特に区別する必要のある場合にのみ、例えば、ユーザ端末2aのように、それぞれを区別するための英小文字を付して説明し、特に区別する必要がない場合、あるいは、総称する場合には、例えば、ユーザ端末2のように、英小文字を付さずに説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施形態に係る通信システム1の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム1は、ユーザ端末2a,2b、SNSシステム3a、ブログシステム3b、検索システム3c、および、友人紹介システム4を備えている。ユーザ端末2a,2b、SNSシステム3a、ブログシステム3b、検索システム3c、および、友人紹介システム4は、ネットワークNを介して互いに接続されている。ネットワークNは、例えば、インターネットであって、ユーザ端末2a,2b、SNSシステム3a、ブログシステム3b、検索システム3c、および、友人紹介システム4は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)等、予め定められたプロトコルで相互に通信できる。なお、ネットワークNは、インターネットの代わりに、イーサネット(登録商標)、無線LAN等であってもよい。
図1では、説明の簡略化のために、ユーザ端末2a,2bを2台、SNSシステム3a、ブログシステム3b、検索システム3c、および、友人紹介システム4を1台ずつ図示したが、通信システム1を構成するユーザ端末2a,2b、SNSシステム3a、ブログシステム3b、検索システム3c、および、友人紹介システム4の数は任意である。また、通信システム1上に、他のクライアント、各種のサーバ(Webサーバ、メールサーバ、ホームページサーバ、プロキシサーバ、DNSサーバ、DHCPサーバ等)が存在していてもよい。
(通信システムの構成)
以下では、友人紹介システム4の詳細な構成について説明する前に、通信システム1の全体構成について説明する。
ユーザ端末2は、例えば、携帯電話、PHS、PDA、HHT、あるいは、ナビゲーション装置等である。本実施形態においては、ユーザ端末2は、車両に搭載されたナビゲーション装置(カーナビゲーションシステム)である場合について説明する。具体的には、ユーザ端末2に、ユーザ端末2のユーザによって行先情報が設定されたものとする。なお、行先情報は、ユーザ端末2のユーザの行先を示す情報である。ユーザ端末2は、設定された行先情報、現在位置から行先までの距離、および、現在の車両の走行速度(但し、車両が走行を開始しようとする場合等、現在の車両の走行速度が“0”の場合は、デフォルトとして予め用意された車両の走行速度)に基づいて、ユーザ端末2のユーザが行先に到着すると予想される到着予想時刻を算出する。ユーザ端末2は、算出した到着予想時刻をユーザに提示する。このため、ユーザ端末2は、図示しないが、ユーザに対して情報を提示する提示部(表示部、音声合成部等)、および、ユーザから入力を受け付ける入力部(入力キー、タッチパネル、音声認識部等)を備えている。
SNSシステム(提供システム、コミュニティシステム)3aは、ソーシャルネットワーキングサービス(以降、「SNS」と称する)を利用者に提供するためのシステムである。すなわち、SNSシステム3aは、複数の運営主体がそれぞれ運営するそれぞれのコミュニティサイトを利用者に提供するためのシステムである。SNSは、友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段や場を提供し、趣味や嗜好、居住地域、出身校、あるいは、友人の友人といった繋がりを通じて新たな人間関係を構築する場を提供する、会員制のサービスである。SNSは、自分のプロフィールや写真を会員に公開する機能、互いにメールアドレスを知られること無く別の会員にメッセージを送信する機能、新しくできた友人を登録するアドレス帳、友人に別の友人を紹介する機能、友人であるか否かに応じて公開範囲を制限できる日記帳、趣味や地域のカテゴリ毎に掲示板で交流できるコミュニティ機能、予定や友人の誕生日等を書き込めるカレンダー機能等を有している。なお、SNSシステム3aには、ユーザ端末2のユーザにより掲載された掲載情報が記録されている。
ブログシステム(提供システム)3bは、複数のブログ情報を管理するシステムである。ブログ情報は、ブログの内容(コンテンツ)を示すXMLデータである。ブログシステム3bは、RSS(RDF Site Summary)機能、トラックバック機能等を有している。なお、ブログシステム3bには、ユーザ端末2のユーザにより掲載された掲載情報が記録されている。
検索システム3cは、インターネット上で公開されているWebページの情報をデータベース化し、このWebページのURLの検索を可能にする検索エンジンを有するシステムである。すなわち、検索システム3cは、検索エンジンが提供する検索サイトを利用者に提供するためのシステムである。
(友人紹介システムの構成)
友人紹介システム4は、ユーザ情報取得部41、ユーザ情報記録部42、キーワード抽出部43、キーワード記録部44、目的判定部45、目的情報記録部46、要求情報受信部47、友人候補抽出部48、プロフィール情報記録部49、問い合わせ部50、および、友人候補紹介部51を備えている。なお、これらの部材41〜51は、1つの装置内に纏めて構成されていてもよいし、複数の装置内に分散して構成されていてもよい。
ユーザ情報取得部41は、ユーザ端末2のユーザ情報、行先情報、到着予想時刻、および、SNS情報を、ネットワークNを介してユーザ端末2から取得する。ユーザ情報取得部41は、取得したこれらの情報を、ユーザ情報記録部42へ記録する。図2は、本実施形態に係るユーザ情報記録部42に記録されたデータの一例を示す図である。図2に示すように、ユーザ情報記録部42には、端末ID、行先の名称、行先の住所、到着予想時刻、および、SNS情報が記録されている。端末IDは、ユーザ端末2を一意に識別するためのユーザ情報である。行先の名称は、ユーザ端末2のユーザの行先の名称を示す行先情報である。行先の住所は、ユーザ端末2のユーザの行先の住所を示す行先情報である。なお、行先の名称および行先の住所の代わりに、行先の緯度および経度、あるいは、行先の郵便番号等であってもよい。到着予想時刻は、ユーザ端末2のユーザが行先に到着すると予想される時刻である。SNS情報は、ユーザ端末2のユーザが会員となっているSNSに関する情報である。本実施形態においては、SNSに関する情報として、ユーザ端末2のユーザが会員となっているSNSの名称、ならびに、このSNSにログインするためのユーザIDおよびパスワード(Pwd)が含まれる。
なお、ユーザ情報取得部41は、ユーザ端末2のユーザが行先に到着した到着時刻を、ネットワークNを介してユーザ端末2から取得するようにしてもよい。この場合、ユーザ情報取得部41は、取得した到着時刻を、ユーザ情報記録部42へ記録する。
キーワード抽出部43は、検索システム3cが提供する検索サイトから、ユーザ端末2のユーザの行先に関連するキーワード(目的キーワード、時期キーワード)を抽出する。具体的には、キーワード抽出部43は、まず、ユーザ情報記録部42に記録された端末IDおよび行先の名称を抽出する。キーワード抽出部43は、ネットワークNを介して検索システム3cにアクセスする。キーワード抽出部43は、検索システム3cに対して、検索キーワードとして行先の名称を指定した上で検索を行うように依頼する。検索システム3cは、キーワード抽出部43からの依頼に基づいて、検索キーワードとして行先の名称を指定した上で検索を行う。検索システム3cは、検索を行うことによりヒットしたウェブページを友人紹介システム4に送信する。
キーワード抽出部43は、検索システム3cから送信されたウェブページを取得し、取得したウェブページに対して形態素解析を行う。形態素解析を行うことにより、ウェブページに掲載された文章は、複数の単語に分割される。また、分割された複数の単語のそれぞれの品詞が判別される。なお、形態素解析の方法として、例えば、ビタビ(Viterbi)アルゴリズムや最長一致法等が挙げられるが、本実施形態で用いられる形態素解析の方法は、特定のものに限定されない。キーワード抽出部43は、分割した複数の単語の中から名詞あるいは動詞となるキーワードを抽出する。
キーワード抽出部43は、抽出したキーワードのうち、時期を示すキーワードを時期キーワードとする。なお、時期キーワードとして、例えば、1月2日・3日といった具体的な日付、8月の第1火曜日といった時期、春・夏・秋・冬といった季節等のキーワードである。また、キーワード抽出部43は、抽出したキーワードのうち、目的を示すキーワードを目的キーワードとする。キーワード抽出部43は、抽出した目的キーワード、および、抽出した目的キーワードに対応する時期キーワードをキーワード記録部44へ記録する。つまり、キーワード抽出部43は、目的キーワードと係り受け(修飾)関係にある時期キーワードを、目的キーワードに対応する時期キーワードとする。
図3は、本実施形態に係るキーワード記録部44に記録されたデータの一例を示す図である。図3に示すように、キーワード記録部44には、端末ID、行先の名称、目的キーワード、および、時期キーワードが記録されている。本実施形態においては、キーワード記録部44には、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、行先の名称「湘南海岸」、目的キーワード「湘南海岸公園」、「七里ガ浜」、「江ノ島」、「サーフィン」・・・が記録されている。また、キーワード記録部44には、目的キーワード「箱根駅伝」に対応して時期キーワード「1月2日・3日」が記録されている。さらに、キーワード記録部44には、目的キーワード「江ノ島花火大会」に対応して時期キーワード「8月の第1火曜日」が記録されている。なお、時期キーワード「−」は、時期キーワードが存在しないことを示している。
また、キーワード記録部44には、端末ID「AAA−BBB−CCCC」の行先の名称「茅ヶ崎海水浴場」に対応する目的キーワードおよび時期キーワードが記録されている。このように、キーワード記録部44には、ユーザ端末2毎に、ユーザ端末2の端末IDの行先の名称に対応する目的キーワードおよび時期キーワードが記録されている。つまり、キーワード抽出部43は、ユーザ端末2毎に、検索システム3cが提供する検索サイトから、ユーザ端末2のユーザの行先に関連するキーワードを抽出し、抽出したキーワード(目的キーワード、時期キーワード)を、ユーザ端末2毎にキーワード記録部44へ記録する。
目的判定部45は、ユーザ端末2のユーザがサイトに掲載した掲載情報に含まれている目的キーワードをキーワード記録部44から抽出し、抽出した目的キーワードを、ユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的であると検出する。具体的には、目的判定部45は、まず、ネットワークNを介してSNSシステム3aおよびブログシステム3bにアクセスする。目的判定部45は、SNSシステム3aおよびブログシステム3bの少なくとも1つから、ユーザ端末2のユーザによって掲載された掲載情報を取得する。目的判定部45は、取得した掲載情報に、キーワード記録部44に記録された行先の名称の一部または全部が含まれているか否かを判定する。目的判定部45は、取得した掲載情報に、行先の名称の一部または全部が含まれていると判定すれば、取得した掲載情報と、キーワード記録部44に記録された目的キーワードとを比較することにより、掲載情報に含まれている目的キーワードを、キーワード記録部44から抽出する。なお、目的判定部45は、取得した掲載情報に、行先の名称の一部または全部が含まれていない場合であっても、取得した掲載情報と、キーワード記録部44に記録された目的キーワードとを比較することにより、掲載情報に含まれている目的キーワードを、キーワード記録部44から抽出するようにしてもよい。すなわち、例えば、ユーザが初めて「湘南海岸」にサーフィンをしに行く場合、掲載情報には「湘南」という文字が含まれていない可能性があるからである。
また、目的判定部45は、キーワード記録部44に記録された時期キーワードを考慮した上で、キーワード記録部44から目的キーワードを抽出するようにしてもよい。例えば、掲載情報に「花火」および「花火の写真」といった文字(記事)が含まれており、かつ、行先の名称が「湘南海岸」、時期キーワードが「8月の第1火曜日」であれば、目的判定部45は、時期キーワード「8月の第1火曜日」に対応する目的キーワード「江ノ島花火大会」を、キーワード記録部44から抽出する。
図4は、ユーザ端末2のユーザにより掲載された掲載情報と、キーワード記録部44に記録された行先の名称および目的キーワードとを比較している状態を示す概念図である。なお、図4に示す日記情報D、プロフィール情報P、および、画像情報Gは、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」のユーザ端末2のユーザによってSNSシステム3aに記録された掲載情報である。ここで、図4に示すように、キーワード記録部44に記録された行先の名称「湘南海岸」の一部の「湘南」が日記情報Dに含まれている。また、キーワード記録部44に記録された複数の目的キーワードのうち、目的キーワード「サーフィン」がプロフィール情報Pに含まれている。このため、目的判定部45は、キーワード記録部44に記録された複数の目的キーワード(図3参照)の中から、目的キーワード「サーフィン」を抽出する。目的判定部45は、抽出した目的キーワード「サーフィン」を、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」のユーザ端末2のユーザが行先「湘南海岸」へ向かう目的であると検出する。目的判定部45は、抽出した目的キーワードを目的情報として目的情報記録部46へ記録する。
なお、上記では、目的判定部45は、掲載情報に含まれている目的キーワードを、キーワード記録部44から抽出する例について説明したが、これに限定されない。例えば、目的判定部45は、掲載情報に含まれているキーワードと類似するあるいは関連する目的キーワードを、キーワード記録部44から抽出するようにしてもよい。この場合、友人紹介システム4には、互いに類似するあるいは関連する関係となる複数の単語が記録された類似語辞書(図示せず)が備えられる。具体的には、掲載情報に含まれているキーワードが「サーフ・ボード」であった場合、目的判定部45は、類似語辞書を参照することにより、キーワード「サーフ・ボード」に関連する目的キーワード「サーフィン」を、キーワード記録部44から抽出する。これにより、掲載情報に含まれているキーワードと目的キーワードとが同一でない場合であっても、目的判定部45は、掲載情報に含まれているキーワードと類似するあるいは関連する目的キーワードを、キーワード記録部44から抽出することができる。
また、上記では、ユーザ端末2のユーザにより掲載された掲載情報と、キーワード記録部44に記録された目的キーワードとを比較することにより、掲載情報に含まれている目的キーワードを、キーワード記録部44から抽出する例について説明したが、これに限定されない。例えば、掲載情報におけるプロフィール情報Pの趣味欄と、キーワード記録部44に記録された目的キーワードとを比較することにより、プロフィール情報Pの趣味欄に含まれている目的キーワードを、キーワード記録部44から抽出するようにしてもよい。すなわち、プロフィール情報Pの趣味欄には、通常、趣味の名称が掲載されている。つまり、プロフィール情報Pの趣味欄には、ユーザ端末2のユーザが行先に向かう目的が掲載されていると言える。これにより、全ての掲載情報と目的キーワードとを比較する必要がないので、目的判定部45による比較処理を高速化することができる。
図5は、本実施形態に係る目的情報記録部46に記録されたデータの一例を示す図である。図5に示すように、目的情報記録部46には、端末ID、行先の名称、および、目的情報が記録されている。本実施形態においては、目的情報記録部46には、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、行先の名称「湘南海岸」、および、目的情報「サーフィン」が記録されている。また、目的情報記録部46には、端末ID「AAA−BBB−CCCC」、行先の名称「茅ヶ崎海水浴場」、および、目的情報「海水浴」、「ボード」が記録されている。このように、目的情報記録部46には、ユーザ端末2毎に、行先の名称および目的情報が記録されている。つまり、目的判定部45は、ユーザ端末2毎に、ユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的を判定し、判定した目的が示す目的情報を、ユーザ端末2毎に目的情報記録部46へ記録する。
要求情報受信部47は、ネットワークNを介して、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2から要求情報を受信する。なお、要求情報は、友人の紹介を受けたいことを示す依頼情報である。また、要求情報には、ユーザ端末2の端末IDが含まれる。例えば、ユーザ端末2のユーザが、ユーザ端末2に対して指示することにより、ユーザ端末2からネットワークNを介して要求情報が送信される。要求情報受信部47は、送信された要求情報を受信する。要求情報受信部47は、受信した要求情報を友人候補抽出部48に出力する。
なお、以下では、ユーザ端末2aからネットワークNを介して要求情報が送信され、要求情報受信部47は、ユーザ端末2aから送信された要求情報を受信したものとする。また、ユーザ端末2aの端末IDは、「XXX−YYY−ZZZZ」であるものとする。
友人候補抽出部48は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザと友人になれそうなユーザ端末2のユーザが示す端末IDを、友人候補としてユーザ情報記録部42から抽出する。具体的には、友人候補抽出部48は、まず、要求情報受信部47により受信された要求情報から端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」を抽出する。友人候補抽出部48は、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」に対応付けられた行先の名称「湘南海岸」および到着予想時刻「2007/05/30AM10:30」を、ユーザ情報記録部42から抽出する(図2参照)。また、友人候補抽出部48は、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」に対応付けられた目的情報「サーフィン」を、目的情報記録部46から抽出する(図5参照)。これにより、友人候補抽出部48は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aの行先、この行先に向かう目的、および、この行先に到着すると予想される到着予想時刻を検出することができる。
友人候補抽出部48は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aの行先の名称「湘南海岸」と同じ行先の名称「湘南海岸」であって、かつ、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aの到着予想時刻「2007/05/30AM10:30」が示す時間帯と同じ時間帯を有する到着予想時刻に対応付けられたユーザ端末2の端末IDを、ユーザ情報記録部42から抽出する。なお、時間帯は、1日のうち、ある時刻からある時刻までの時間間隔を示す。本実施形態においては、時間帯は、朝の時間帯(5時から10時まで)、昼の時間(10時から15時まで)、夕方の時間帯(15時から18時まで)、および、夜の時間帯(18時から5時まで)を有している。つまり、本実施形態においては、ユーザ端末2aのユーザの到着予想時刻「2007/05/30AM10:30」が昼の時間帯を示しているので、友人候補抽出部48は、ユーザ端末2aの行先の名称「湘南海岸」と同じ行先の名称「湘南海岸」であって、かつ、2007年5月30日の昼の時間帯の到着予想時刻に対応付けられたユーザ端末2の端末IDを、ユーザ情報記録部42から抽出する。
また、友人候補抽出部48は、目的情報記録部46を参照することにより、上記にて抽出したユーザ端末2の端末IDの中から、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザと同じ目的情報「サーフィン」を有するユーザ端末2の端末IDを友人候補として抽出する。本実施形態においては、友人候補抽出部48は、上記にて抽出したユーザ端末2の端末IDの中から、ユーザ端末2aのユーザと同じ目的情報「サーフィン」を有するユーザ端末2bの端末IDのみを友人候補として抽出したものとする。つまり、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザと同じ行先、同じ目的、かつ、同じ時間帯を有するユーザ端末2bのユーザであれば、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザと友人になれる可能性が高い。友人候補抽出部48は、友人候補として抽出したユーザ端末2bの端末IDを、問い合わせ部50に出力する。
プロフィール情報記録部49は、ユーザ端末2毎に、ユーザ端末2のユーザのプロフィールを示すプロフィール情報を記録する。プロフィール情報には、ユーザ端末2のユーザの名称(ユーザ名、ニックネーム等)、性別、現住所、誕生日、血液型、出身地、趣味、所属(会社員、自営業等)、自己紹介、および、好きな観光地の名称等が含まれる。なお、プロフィール情報には、ユーザ端末2のユーザの顔画像を示す画像情報が含まれていてもよい。
問い合わせ部50は、ネットワークNを介して、友人候補として抽出されたユーザ端末2bに質問情報を送信する。質問情報は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aに、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザのプロフィール情報を提示してもよいか否かを問い合わせるための情報である。具体的には、問い合わせ部50は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aの端末IDに対応付けられたユーザ端末2aのプロフィール情報を、プロフィール情報記録部49から抽出する。問い合わせ部50は、質問情報に抽出したプロフィール情報を挿入することにより、ネットワークNを介して、友人候補として抽出されたユーザ端末2bに質問情報を送信する。
図6は、友人候補として抽出されたユーザ端末2bの表示部に表示される紹介可否入力画面の一例を示す図である。図6に示すように、友人候補として抽出されたユーザ端末2bの表示部には、質問情報として「紹介可否入力画面」が表示されている。「紹介可否入力画面」には、「あなたが友人候補として検出されました。紹介してもよろしいですか?」と、この問い合わせに対する回答を入力するための「はい」の選択ボタンYおよび「いいえ」の選択ボタンNと、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザのプロフィール情報である「紹介相手情報」とが表示されている。「紹介相手情報」には、「行先」、「目的」、「到着予想時刻」、「ユーザ名(ニックネーム)」、「プロフィール」、および、「関連記事」が表示されている。
図6に示す「紹介可否入力画面」において、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザが、ユーザ端末2bの表示部に表示されている「はい」の選択ボタンYおよび「いいえ」の選択ボタンNのいずれか一つの選択ボタンを指示すると、ユーザ端末2bは、問い合わせに対する回答として得られる紹介可否情報を、ネットワークNを介して友人紹介システム4に送信する。問い合わせ部50は、ユーザ端末2bから送信された紹介可否情報を取得する。問い合わせ部50は、取得した紹介可否情報を友人候補紹介部51に出力する。
なお、上記では、ユーザ端末2bの表示部に、図6に示す「紹介可否入力画面」を表示する例について説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザ端末2bの表示部に、図6に示す「紹介可否入力画面」を表示することに代えてまたは加えて、「紹介可否入力画面」が示す内容を、ユーザ端末2bが備える音声合成部により読み上げるようにしてもよい。また、ユーザ端末2bが備える音声認識部によりユーザからの入力を受け付けるようにしてもよい。これにより、ユーザ端末2bのユーザが車両を運転中であっても、ユーザ端末2bのユーザは、アイズフリー(目を使わない)、ハンズフリー(手を使わない)にて問い合わせに対する回答を入力することができる。
友人候補紹介部51は、問い合わせ部50により取得された紹介可否情報が、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aに、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザのプロフィール情報を提示してもよい旨を示している場合、つまり、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザによって図6に示す「はい」の選択ボタンYが指示された場合、次の処理を行う。すなわち、友人候補紹介部51は、友人候補として抽出されたユーザ端末2bの端末IDに対応付けられたユーザ端末2bのユーザのプロフィール情報を、プロフィール情報記録部49から抽出する。友人候補紹介部51は、友人紹介情報に抽出したプロフィール情報を挿入することにより、ネットワークNを介して、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aに友人紹介情報を送信する。これにより、ユーザ端末2bのユーザの同意が得られた場合に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aに、ユーザ端末2bのユーザのプロフィール情報を提示させることができる。
図7は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aの表示部に表示される友人紹介画面の一例を示す図である。図7に示すように、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aの表示部には、友人紹介情報として「友人紹介画面」が表示されている。「友人紹介画面」には、「友人候補が見つかりました。」と、前の紹介相手情報へ画面を遷移するための「前へ」ボタンBと、次の紹介相手情報へ画面を遷移するための「次へ」ボタンFと、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザのプロフィール情報である「紹介相手情報」とが表示されている。なお、本実施形態においては、友人候補抽出部48は、ユーザ端末2bの端末IDのみを友人候補として抽出しているので、「友人紹介画面」に表示された「前へ」ボタンBおよび「次へ」ボタンFは、指示できないようになっている。
なお、上記では、ユーザ端末2aの表示部に、図7に示す「友人紹介画面」を表示する例について説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザ端末2aの表示部に、図7に示す「友人紹介画面」を表示することに代えてまたは加えて、「友人紹介画面」が示す内容を、ユーザ端末2aが備える音声合成部により読み上げるようにしてもよい。また、ユーザ端末2aが備える音声認識部によりユーザからの入力を受け付けるようにしてもよい。これにより、ユーザ端末2aのユーザが車両を運転中であっても、ユーザ端末2aのユーザは、アイズフリー、ハンズフリーにて友人の紹介を受けることができる。
また、友人候補紹介部51は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aの端末IDに対応付けられたユーザ端末2aのユーザのプロフィール情報を、プロフィール情報記録部49から抽出する。友人候補紹介部51は、友人紹介情報にユーザ端末2aのユーザのプロフィール情報を挿入することにより、ネットワークNを介して、友人候補として抽出されたユーザ端末2bに友人紹介情報を送信する。これにより、友人候補として抽出されたユーザ端末2bの表示部には、図7に示す友人紹介画面と同様、ユーザ端末2aのユーザのプロフィール情報を含む友人紹介画面が表示される。
一方、友人候補紹介部51は、問い合わせ部50により取得された紹介可否情報が、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aに、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザのプロフィール情報を提示しない旨を示している場合、つまり、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザによって図6に示す「いいえ」の選択ボタンNが指示された場合、次の処理を行う。すなわち、友人候補紹介部51は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aに、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザのプロフィール情報を提示させる代わりに、友人候補が見つからなかった旨を提示させる。これにより、ユーザ端末2bのユーザの同意が得られなかった場合に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aに、ユーザ端末2bのユーザのプロフィール情報を提示させないようにすることができる。
ところで、上記の友人紹介システム4は、パーソナルコンピュータなどの任意のコンピュータにプログラムをインストールすることによっても実現される。すなわち、上記のユーザ情報取得部41、キーワード抽出部43、目的判定部45、要求情報受信部47、友人候補抽出部48、問い合わせ部50、および、友人候補紹介部51は、コンピュータのCPUがこれらの機能を実現するプログラムに従って動作することによって具現化される。したがって、ユーザ情報取得部41、キーワード抽出部43、目的判定部45、要求情報受信部47、友人候補抽出部48、問い合わせ部50、および、友人候補紹介部51の機能を実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も、本発明の一実施形態である。また、ユーザ情報記録部42、キーワード記録部44、目的情報記録部46、および、プロフィール情報記録部49は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。
(通信システムの動作)
次に、上記の構成に係る通信システム1の動作について、図8〜図11を参照しながら説明する。
図8は、端末IDおよびSNS情報を、友人紹介システム4のユーザ情報記録部42へ記録するための、通信システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。すなわち、図8に示すように、ユーザ端末2は、友人紹介システム4に対して、友人紹介システム4のネットワーク上のアドレスであるURLを指定することにより、接続要求を送信する(#1)。これにより、ユーザ端末2と友人紹介システム4とは接続される。
次に、友人紹介システム4は、ユーザ端末2のユーザにSNS情報を設定させるための設定情報を、ネットワークNを介してユーザ端末2に送信する(#2)。図9は、ユーザ端末2の表示部に表示される友人紹介システム設定画面の一例を示す図である。図9に示すように、ユーザ端末2の表示部には、設定情報として「友人紹介システム設定画面」が表示されている。「友人紹介システム設定画面」には、ユーザ端末2の端末IDを示す「端末ID:XXX−YYY−ZZZZ」、および、SNS情報を設定するための「SNS設定情報」が表示されている。「SNS設定情報」には、ユーザ端末2のユーザが会員となっているSNSを選択するためのラジオボタンRと、SNSにログインするためのユーザIDの入力欄IUと、SNSにログインするためのパスワードの入力欄IPと、「完了」ボタンEとが表示されている。図9に示す友人紹介システム設定画面において、ユーザ端末2のユーザが、会員となっているSNSを選択し、SNSにログインするためのユーザIDおよびパスワードを入力し、かつ、「完了」ボタンEを指示した場合に、登録情報がネットワークNを介して友人紹介システム4へ送信される(#3)。
友人紹介システム4は、#3にて送信された登録情報を受信する。なお、登録情報には、ユーザ端末2の端末ID、SNSの名称、ユーザID、および、パスワードが含まれる。友人紹介システム4は、SNSにログインするために、ログイン情報をSNSシステム3aに送信する(#4)。なお、ログイン情報には、SNSにログインするためのユーザIDおよびパスワードが含まれる。SNSシステム3aは、#4にて送信されたログイン情報を受信する。友人紹介システム4は、受信したログイン情報に基づいてSNSにログインする。
友人紹介システム4がSNSへのログインに成功すれば(#5)、SNSシステム3aは、友人紹介システム4に対して、ログインOKのコマンドを送信する(#6)。友人紹介システム4(ユーザ情報取得部41)は、#6にて送信されたログインOKのコマンドを受信すると、#3にて送信された登録情報に含まれている端末IDおよびSNS情報を、ユーザ情報記録部42へ記録する(#7)。これにより、ユーザ情報記録部42には、端末IDおよびSNS情報が記録される。友人紹介システム4は、ユーザ端末2に対して、友人紹介システム4のURLを通知する(#8)。ユーザ端末2は、#8にて通知された友人紹介システム4のURLを内部のメモリに記録する(#9)。
一方、友人紹介システム4がSNSへのログインに失敗すれば(#10)、SNSシステム3aは、友人紹介システム4に対して、ログインNGのコマンドを送信する(#11)。友人紹介システム4は、#11にて送信されたログインNGのコマンドを受信すると、ユーザ端末2に対して、登録失敗通知を送信する(#12)。これにより、ユーザ端末2のユーザは、SNSへのログインに失敗したことを知ることができる。
図10は、ユーザ端末2から行先情報および到着予想時刻を取得した場合の、通信システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。すなわち、図10に示すように、ユーザ端末2bは、例えば、ユーザ端末2bの電源をONし、あるいは、ユーザ端末2bが搭載された車両のエンジンを作動させた場合等に、図8の#9にて記録された友人紹介システム4のURLに基づいて、友人紹介システム4に対して接続要求を送信する(#13)。これにより、ユーザ端末2bと友人紹介システム4とは接続される。友人紹介システム4は、SNSにログインするために、ユーザ情報記録部42に記録されたSNS情報が示すユーザIDおよびパスワードに基づいて、ログイン情報をSNSシステム3aに送信する(#14)。これにより、友人紹介システム4とユーザ端末2bのユーザが会員となっているSNSとは、ネットワークNを介して互いに通信可能となる。
そして、ユーザ端末2bに、ユーザ端末2bのユーザによって行先情報が設定されると(#15)、ユーザ端末2bは、設定された行先情報、現在位置から行先までの距離、および、現在の車両の走行速度に基づいて、ユーザ端末2bのユーザが行先に到着すると予想される到着予想時刻を算出する。ユーザ端末2bは、行先情報および到着予想時刻を、ネットワークNを介して友人紹介システム4に送信する(#16)。ユーザ情報取得部41は、#16にて送信された行先情報および到着予想時刻を取得する。ユーザ情報取得部41は、取得した行先情報および到着予想時刻を、ユーザ端末2bの端末IDに対応付けてユーザ情報記録部42へ記録する(#17)。
また、ユーザ端末2aは、例えば、ユーザ端末2aの電源をONし、あるいは、ユーザ端末2aが搭載された車両のエンジンを作動させた場合等に、図8の#9にて記録された友人紹介システム4のURLに基づいて、友人紹介システム4に対して接続要求を送信する(#18)。これにより、ユーザ端末2aと友人紹介システム4とは接続される。友人紹介システム4は、SNSにログインするために、ユーザ情報記録部42に記録されたSNS情報が示すユーザIDおよびパスワードに基づいて、ログイン情報をSNSシステム3aに送信する(#19)。これにより、友人紹介システム4とユーザ端末2aのユーザが会員となっているSNSとは、ネットワークNを介して互いに通信可能となる。
そして、ユーザ端末2aに、ユーザ端末2aのユーザによって行先情報が設定されると(#20)、ユーザ端末2aは、設定された行先情報、現在位置から行先までの距離、および、現在の車両の走行速度に基づいて、ユーザ端末2aのユーザが行先に到着すると予想される到着予想時刻を算出する。ユーザ端末2aは、行先情報および到着予想時刻を、ネットワークNを介して友人紹介システム4に送信する(#21)。ユーザ情報取得部41は、#21にて送信された行先情報および到着予想時刻を取得する。ユーザ情報取得部41は、取得した行先情報および到着予想時刻を、ユーザ端末2aの端末IDに対応付けてユーザ情報記録部42へ記録する(#22)。
次に、キーワード抽出部43は、ネットワークNを介して検索システム3cにアクセスすることにより、検索システム3cに対して、検索キーワードとして行先の名称を指定した上で検索を行うように依頼する(#23)。検索システム3cは、#23の依頼に従って検索を行う(#24)。検索システム3cは、友人紹介システム4に対して、検索を行うことによりヒットしたウェブページを検索結果として送信する(#25)。
キーワード抽出部43は、#25にて送信されたウェブページに対して形態素解析を行う。形態素解析を行うことにより、ウェブページに掲載された文章は、複数の単語に分割される。また、分割された複数の単語のそれぞれの品詞が判別される。キーワード抽出部43は、分割した複数の単語の中から名詞あるいは動詞となるキーワードを抽出する(#26)。キーワード抽出部43は、#26にて抽出されたキーワードのうち、時期を示すキーワードを時期キーワードとする。また、キーワード抽出部43は、#26にて抽出されたキーワードのうち、目的を示すキーワードを目的キーワードとする。キーワード抽出部43は、抽出した目的キーワード、および、抽出した目的キーワードに対応する時期キーワードをキーワード記録部44へ記録する(#27)。
次に、目的判定部45は、ネットワークNを介してSNSシステム3aにアクセスすることにより、SNSシステム3aに対して、ユーザ端末2のユーザによって掲載された掲載情報を友人紹介システム4へ送信するように依頼する(#28)。SNSシステム3aは、#28の依頼に従って、友人紹介システム4に対して、掲載情報を送信する(#29)。目的判定部45は、#29にて送信された掲載情報を取得する。目的判定部45は、取得した掲載情報に、キーワード記録部44に記録された行先の名称の一部または全部が含まれているか否かを判定する。目的判定部45は、取得した掲載情報に、行先の名称の一部または全部が含まれていると判定すれば、取得した掲載情報と、キーワード記録部44に記録された目的キーワードとを比較することにより、掲載情報に含まれている目的キーワードを、キーワード記録部44から抽出する(#30)。なお、目的判定部45は、取得した掲載情報に、行先の名称の一部または全部が含まれていない場合であっても、取得した掲載情報と、キーワード記録部44に記録された目的キーワードとを比較することにより、掲載情報に含まれている目的キーワードを、キーワード記録部44から抽出するようにしてもよい。目的判定部45は、抽出した目的キーワードを目的情報として目的情報記録部46へ記録する(#31)。
図11は、ユーザ端末2aから要求情報を受信した場合の、通信システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。すなわち、図11に示すように、例えば、ユーザ端末2aのユーザが、ユーザ端末2aに対して指示することにより、ユーザ端末2aからネットワークNを介して要求情報が送信される(#32)。要求情報受信部47は、#32にて送信された要求情報を受信する。要求情報受信部47は、受信した要求情報を友人候補抽出部48に出力することにより、友人候補抽出部48に対して、友人候補となるユーザ端末2の端末IDを、ユーザ情報記録部42から抽出するように指示する(#33)。
友人候補抽出部48は、#33の指示に従って、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザの行先と同じ行先であって、かつ、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aの到着予想時刻が示す時間帯と同じ時間帯を有する到着予想時刻に対応付けられたユーザ端末2の端末IDを、ユーザ情報記録部42から抽出する(#34)。友人候補抽出部48は、#34にて抽出されたユーザ端末2の端末IDの中から、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザと同じ目的情報を有するユーザ端末2の端末IDを友人候補として抽出する(#35)。本実施形態においては、友人候補抽出部48は、#34にて抽出されたユーザ端末2の端末IDの中から、ユーザ端末2aのユーザと同じ目的情報を有するユーザ端末2bの端末IDのみを友人候補として抽出したものとする。友人候補抽出部48は、#35にて友人候補として抽出されたユーザ端末2bの端末IDを、問い合わせ部50に出力する(#36)。
問い合わせ部50は、ネットワークNを介して、友人候補として抽出されたユーザ端末2bに質問情報を送信する(#37)。これにより、ユーザ端末2bの表示部には、図6に示すように、「紹介可否入力画面」が表示される。図6に示す「紹介可否入力画面」において、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザが、ユーザ端末2bの表示部に表示されている「はい」の選択ボタンYを指示すると(#38)、ユーザ端末2bは、問い合わせに対する回答として得られる紹介可否情報を、ネットワークNを介して友人紹介システム4の問い合わせ部50に送信する(#39)。問い合わせ部50は、#39にて送信された紹介可否情報を取得する。問い合わせ部50は、取得した紹介可否情報を友人候補紹介部51に出力する(#40)。
友人候補紹介部51は、ユーザ端末2aの表示部に、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザのプロフィール情報を含む友人紹介画面を表示させることにより、ユーザ端末2aのユーザに対して、ユーザ端末2bのユーザを友人候補として紹介する(#41)。また、友人候補紹介部51は、ユーザ端末2bの表示部に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザのプロフィール情報を含む友人紹介画面を表示させることにより、ユーザ端末2bのユーザに対して、ユーザ端末2aのユーザを友人候補として紹介する(#42)。
一方、図6に示す「紹介可否入力画面」において、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザが、ユーザ端末2bの表示部に表示されている「いいえ」の選択ボタンNを指示すると(#43)、ユーザ端末2bは、問い合わせに対する回答として得られる紹介可否情報を、ネットワークNを介して友人紹介システム4の問い合わせ部50に送信する(#44)。問い合わせ部50は、#44にて送信された紹介可否情報を取得する。問い合わせ部50は、取得した紹介可否情報を友人候補紹介部51に出力する(#45)。
友人候補紹介部51は、ユーザ端末2aの表示部に、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザのプロフィール情報を含む友人紹介画面を表示させる代わりに、友人候補が見つからなかった旨を表示させる(#46)。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4によれば、ユーザ情報取得部41は、ユーザ端末2を識別するユーザ情報を当該ユーザ端末2から取得する。また、ユーザ情報取得部41は、ユーザ端末2のユーザの行先を示す行先情報を当該ユーザ端末2から取得する。ユーザ情報取得部41は、取得したユーザ情報および行先情報を、ユーザ端末2毎にユーザ情報記録部42へ記録する。目的判定部45は、ユーザ情報記録部42に記録された行先情報、および、ユーザ端末2のユーザがサイトに掲載した掲載情報に基づいて、ユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的を検出する。目的判定部45は、検出した目的が示す目的情報を、ユーザ端末2毎に目的情報記録部46へ記録する。ここで、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザと同じ行先であって、かつ、同じ目的を有するユーザ端末2のユーザであれば、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザと友人になれる可能性が高い。このため、友人候補抽出部48は、ユーザ情報記録部42に記録された行先情報、および、目的情報記録部46に記録された目的情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aのユーザと同じ行先であって、かつ、同じ目的を有するユーザ端末2bのユーザ情報を、友人候補としてユーザ情報記録部42から抽出する。友人候補紹介部51は、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザ情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2aに、友人候補として抽出されたユーザ端末2bのユーザのプロフィールを示すプロフィール情報を提示させる。これにより、ユーザ端末2aのユーザの手間をかけることなく、ユーザ端末2aのユーザの行先および行先へ向かう目的に応じて、ユーザ端末2aのユーザに、友人候補となる他のユーザ端末2bのユーザを紹介することができる。
[実施の形態2]
図12は、本実施形態に係る通信システム11の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム11は、図1に示す友人紹介システム4の代わりに、友人紹介システム4aを備えている。なお、図12において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
友人紹介システム4aは、図1に示す友人紹介システム4に加えて、位置情報取得部52、経路情報生成部53、経路情報記録部54、および、行先判定部55を備えている。なお、上記の位置情報取得部52、経路情報生成部53、および、行先判定部55は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
なお、本実施形態においても、ユーザ端末2は、車両に搭載されたナビゲーション装置(カーナビゲーションシステム)である場合について説明する。但し、本実施形態においては、実施の形態1と異なり、ユーザ端末2に、ユーザ端末2のユーザによって行先情報が設定されていないものとする。つまり、本実施形態に係るユーザ端末2のユーザは、行先までの経路を把握していること等より、ユーザ端末2に行先情報を設定することなく、ユーザ端末2のユーザが所望する行先へ向かっているものとする。
位置情報取得部52は、ユーザ端末2の現在位置を示す端末位置情報を、所定時間毎に、ネットワークNを介してユーザ端末2から取得する。なお、端末位置情報は、緯度情報および経度情報にて表される。本実施形態においては、ユーザ端末2は、GPS(Global Positioning System)機能を有しており、ユーザ端末2の現在位置を常時計測しているので、位置情報取得部52は、所定時間毎に、ネットワークNを介してユーザ端末2から端末位置情報を取得することができる。位置情報取得部52は、端末位置情報を取得する度に、取得した端末位置情報を、経路情報生成部53および行先判定部55に出力する。
経路情報生成部53は、位置情報取得部52から出力された端末位置情報を履歴情報として内部のメモリ(図示せず)に蓄積する。経路情報生成部53は、蓄積した履歴情報に基づいて、ユーザ端末2のユーザの自宅から行先までの経路を示す経路情報を生成する。具体的には、端末位置情報が示すユーザ端末2の現在位置が、同じ位置を一定時間以上示し続けている場合、経路情報生成部53は、ユーザ端末2のユーザがこの位置に滞在しているものと判定する。経路情報生成部53は、ユーザ端末2のユーザが滞在している位置を、ユーザ端末2のユーザの行先であると判定する。経路情報生成部53は、例えば、地図情報が記録された地図記録部(図示せず)を参照することにより、ユーザ端末2の現在位置にあるランドマークや施設の名称(つまり、行先の名称)を取得する。経路情報生成部53は、ユーザ端末2の端末ID、経路情報、取得日時、および、行先の名称を、経路情報記録部54へ記録する。なお、取得日時は、端末位置情報をユーザ端末2から取得した日時を示す。
図13は、本実施形態に係る経路情報記録部54に記録されたデータの一例を示す図である。図13に示すように、経路情報記録部54には、ユーザ端末2の端末ID、経路情報、取得日時、および、行先の名称が記録されている。なお、本実施形態においては、端末位置情報「4807.038247,N,01131.324523,E」は、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」のユーザ端末2のユーザの自宅の位置を示している。また、端末位置情報「4821.222222,N,01131.666666,E」は、「茅ヶ崎海水浴場」の位置を示している。さらに、端末位置情報「4794.999999,N,01128.444444,E」は、「中華街東門」の位置を示している。すなわち、図13に示す例では、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」のユーザ端末2のユーザが、2007年4月30日の8時に自宅を出発し、地点A〜Dを経由しながら、10時27分に「茅ヶ崎海水浴場」に到着したことを表している。また、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」のユーザ端末2のユーザが、2007年3月12日の10時34分に自宅を出発し、地点EおよびFを経由しながら、11時58分に「中華街東門」に到着したことを表している。
行先判定部55は、位置情報取得部52から出力された端末位置情報に基づいて、ユーザ端末2のユーザの自宅から所定の位置までの経路を判定し、判定した経路と最も類似する経路情報に対応付けられた行先情報を、経路情報記録部54から抽出する。具体的には、位置情報取得部52から出力された端末位置情報が「4807.038247,N,01131.324523,E」(自宅)、・・・「4817.001595,N,01130.333333,E」(地点B)であった場合、行先判定部55は、まず、ユーザ端末2のユーザの自宅「4807.038247,N,01131.324523,E」から地点B「4817.001595,N,01130.333333,E」までの経路を判定する。行先判定部55は、判定した経路と、経路情報記録部54に記録された経路情報(図13参照)とを比較する。比較した結果、判定した経路は、経路情報記録部54に記録された経路情報のうち、図13の「茅ヶ崎海水浴場」へ向かう経路情報に最も類似しているので、行先判定部55は、行先の名称「茅ヶ崎海水浴場」を、経路情報記録部54から抽出する。ユーザ情報取得部41は、行先判定部55により抽出された行先情報を取得する。ユーザ情報取得部41は、取得した行先情報を、ユーザ情報記録部42へ記録する。
ここで、仮に、行先判定部55が判定した経路と最も類似する経路情報が複数あった場合、行先判定部55は、経路情報に対応付けられた取得日時が示す時間種情報と、現在日時が示す時間種情報とを比較する。行先判定部55は、現在日時が示す時間種情報と同一の時間種情報である取得日時が示す経路情報に対応付けられた行先情報を、経路情報記録部54から抽出する。なお、時間種情報は、ある特定の属性を有する期間の呼び名を表す情報である。例えば、時間種情報には、時間帯、朝、昼、夕方、夜、午前、午後、曜日、平日、祝日、寒の入り、五十日(ごとび:日付に5または10が含まれる日)、週末、月、盆、暮れ、正月、クリスマス、春、夏、秋、冬、花粉症の季節、ゴールデンウィーク、給料日、新月、満月、熱帯夜、大安、仏滅等が挙げられる。例えば、時間種情報が「午前」あるいは「午後」の2つであった場合、現在日時が2007年8月30日15時35分02秒であれば、時間種情報は「午後」となる。また、例えば、時間種情報が「春」(3月〜5月)、「夏」(6月〜8月)、「秋」(9月〜11月)、「冬」(12月〜2月)の4つであった場合、現在日時が2007年8月30日15時35分02秒であれば、時間種情報は「夏」となる。なお、時間種情報は、行先判定部55の図示しないメモリに予め記録されている。
一例として、行先判定部55が判定した経路と最も類似する経路情報が2つ存在する場合について説明する。具体的には、一方の経路情報に対応付けられた行先の名称が「茅ヶ崎海水浴場」、取得日時が示す時間種情報が「夏」であり、他方の経路情報に対応付けられた行先の名称が「○○スキー場」、取得日時が示す時間種情報が「冬」であって、かつ、現在日時が示す時間種情報が「夏」である場合について説明する。この場合、行先判定部55は、現在日時が示す時間種情報「夏」と同一の時間種情報「夏」である取得日時が示す経路情報に対応付けられた行先の名称「茅ヶ崎海水浴場」を、経路情報記録部54から抽出する。これにより、行先判定部55は、時間種情報を考慮した上で、ユーザ端末2のユーザの行先情報を、経路情報記録部54から抽出することができる。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4aによれば、例えば、ユーザ端末2がナビゲーション装置であった場合、ユーザ端末2に、ユーザ端末2のユーザが行先情報を設定しなくとも、行先判定部55は、ユーザ端末2のユーザの行先情報を、経路情報記録部54から抽出することができる。また、例えば、ユーザ端末2がナビゲーション機能を備えていない携帯端末であっても、行先判定部55は、ユーザ端末2のユーザの行先情報を、経路情報記録部54から抽出することができる。この結果、ユーザ情報取得部41は、抽出された行先情報を取得することができる。
[実施の形態3]
図14は、本実施形態に係る通信システム12の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム12は、図1に示す友人紹介システム4の代わりに、友人紹介システム4bを備えている。なお、図14において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
友人紹介システム4bは、図1に示す友人紹介システム4に加えて、目的選択提示部56を備えている。なお、上記の目的選択提示部56は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
目的選択提示部56は、目的情報記録部46に記録されたユーザ端末2の目的情報が複数あった場合、複数の目的情報が示す複数の目的の中から、ユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的をユーザに選択させるための選択情報を、ユーザ端末2に提示させる。具体的には、目的選択提示部56は、まず、目的情報記録部46を参照することにより、複数の目的情報が対応付けられている端末IDが目的情報記録部46に記録されているか否かを判定する。目的選択提示部56は、複数の目的情報が対応付けられている端末IDが目的情報記録部46に記録されていると判定すれば、複数の目的情報が示す複数の目的の中から、ユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的をユーザに選択させるための選択情報を、ネットワークNを介してユーザ端末2に送信する。本実施形態においては、目的情報記録部46には、目的情報「海水浴」、「ボード」に対応して端末ID「AAA−BBB−CCCC」が記録されているので(図5参照)、目的選択提示部56は、ネットワークNを介して、端末ID「AAA−BBB−CCCC」のユーザ端末2に選択情報を送信する。
図15は、ユーザ端末2の表示部に表示される目的選択画面の一例を示す図である。図15に示すように、ユーザ端末2の表示部には、選択情報として「目的選択画面」が表示されている。「目的選択画面」には、「茅ヶ崎海水浴場へ向かう目的は?」と、「目的を選択してください。」と、「登録」ボタンUとが表示されている。「目的を選択してください。」には、複数の目的の中から、ユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的を選択するためのラジオボタンRが表示されている。なお、複数の目的の中から、ユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的がなかった場合、「その他」を選択するためのラジオボタンRとともに、ユーザ端末2のユーザが、行先へ向かう目的を入力するための入力欄Iが表示されている。
図15に示す「目的選択画面」において、ユーザ端末2のユーザが、複数の目的の中からユーザが行先へ向かう目的を選択し、かつ、「登録」ボタンUを指示した場合に、選択結果情報がネットワークNを介して友人紹介システム4bへ送信される。本実施形態においては、ユーザ端末2のユーザが、行先へ向かう目的として「海水浴」を選択したものとする。このため、選択結果情報には、目的情報が含まれる。目的選択提示部56は、送信された選択結果情報を取得する。目的選択提示部56は、目的情報記録部46に記録された端末ID「AAA−BBB−CCCC」に対応付けられた目的情報「海水浴」、「ボード」を、取得した選択結果情報が示す目的情報「海水浴」に更新する。
また、図15に示す「目的選択画面」において、ユーザ端末2のユーザが、複数の目的の中からユーザが行先へ向かう目的を選択し、かつ、「登録」ボタンUを指示すると、ユーザ端末2の内部のメモリ(図示せず)に、ユーザ端末2のユーザにより選択された目的が示す目的情報が記録される。ユーザ端末2は、内部のメモリに記録された目的情報に基づいて、ユーザ端末2の表示部に表示された地図情報における、行先の位置に表示されたマークを、この行先へ向かう目的が示すマークに変更する。本実施形態においては、ユーザ端末2の表示部に表示された地図情報における、「茅ヶ崎海水浴場」の位置に表示されたマーク(「茅ヶ崎海水浴場」の位置を示すマーク)を、「茅ヶ崎海水浴場」へ向かう目的「海水浴」が示すマークに変更する。「海水浴」が示すマークとして、例えば、子供が海で泳いでいるマーク、あるいは、単なる海を示すマーク等、ユーザ端末2のユーザが一見しただけで海水浴であることが判るマークである。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4bによれば、目的選択提示部56は、複数の目的の中からユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的を当該ユーザ端末2のユーザに選択させるための選択情報を、ユーザ端末2に提示させる。これにより、ユーザ端末2のユーザは、複数の目的の中から、ユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的を選択することができる。この結果、友人候補抽出部48は、ユーザ端末2のユーザにより選択された目的が示す目的情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと同じ目的を有するユーザ端末2のユーザ情報を、友人候補としてユーザ情報記録部42から抽出することができる。
なお、本実施形態においては、目的選択提示部56は、ユーザ端末2に選択情報を提示させる例について説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザ端末2のユーザが、過去に「目的選択画面」において選択した目的が示す目的情報をユーザ端末2に蓄積することにより、ユーザ端末2の表示部に、蓄積した目的情報が示す目的を選択可能な画面を表示するようにしてもよい。例えば、ユーザ端末2のユーザが、ユーザ端末2に行先情報を設定する際、蓄積した目的情報が示す目的を選択可能な画面を表示することにより、ユーザ端末2のユーザが、行先へ向かう目的を選択する。これにより、ユーザ端末2のユーザは、過去に選択した目的の中から、行先へ向かう目的を選択することができる。
[実施の形態4]
図16は、本実施形態に係る通信システム13の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム13は、図1に示す友人紹介システム4の代わりに、友人紹介システム4cを備えている。なお、図16において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
友人紹介システム4cは、図1に示す目的判定部45および目的情報記録部46の代わりに、目的判定部57および目的情報記録部58を備えている。また、友人紹介システム4cは、図1に示す友人紹介システム4に加えて、目的情報抽出部59を備えている。なお、上記の目的情報抽出部59は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
目的判定部57は、図1に示す目的判定部45と同様、ユーザ端末2のユーザがサイトに掲載した掲載情報に含まれている目的キーワードをキーワード記録部44から抽出する。また、目的判定部57は、目的キーワードを含む掲載情報がサイトに掲載された時期を示す掲載時期情報を、ネットワークNを介してSNSシステム3aおよびブログシステム3bの少なくとも1つから取得する。目的判定部57は、抽出した目的キーワードを目的情報として目的情報記録部58へ記録し、かつ、この目的情報に対応する掲載時期情報を目的情報記録部58へさらに記録する。
図17は、本実施形態に係る目的情報記録部58に記録されたデータの一例を示す図である。図17に示すように、目的情報記録部58には、端末ID、行先の名称、目的情報、および、掲載時期情報が記録されている。本実施形態においては、目的情報記録部58には、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、行先の名称「湘南海岸」、目的情報「サーフィン」、および、掲載時期情報「通年」が記録されている。なお、掲載時期情報「通年」は、目的情報「サーフィン」を含む掲載情報が頻繁にサイトに掲載されていることを示している。また、目的情報記録部58には、端末ID「AAA−BBB−CCCC」、行先の名称「茅ヶ崎海水浴場」、および、目的情報「海水浴」、「バーベキュー」が記録されている。さらに、目的情報記録部58には、目的情報「海水浴」に対応して掲載時期情報「2007/07/27」、「2007/08/10」、および、目的情報「バーベキュー」に対応して掲載時期情報「2007/09/17」が記録されている。
目的情報抽出部59は、目的情報記録部58に記録されたユーザ端末2の目的情報が複数あった場合、複数の目的情報の中から、現在日時が示す時間種情報と同一の時間種情報である掲載時期情報に対応付けられた目的情報を、目的情報記録部58から抽出する。具体的には、目的情報抽出部59は、まず、目的情報記録部58を参照することにより、複数の目的情報が対応付けられている端末IDが目的情報記録部58に記録されているか否かを判定する。目的情報抽出部59は、複数の目的情報が対応付けられている端末IDが目的情報記録部58に記録されていると判定すれば、複数の目的情報の中から、現在日時が示す時間種情報と同一の時間種情報である掲載時期情報に対応付けられた目的情報を、目的情報記録部58から抽出する。なお、時間種情報は、実施の形態2で説明した時間種情報と同一である。
一例として、時間種情報が「春」(3月〜5月)、「夏」(6月〜8月)、「秋」(9月〜11月)、「冬」(12月〜2月)の4つであり、現在日時が2007年8月30日15時35分02秒である場合について説明する。図17に示す例では、目的情報記録部58には、目的情報「海水浴」、「バーベキュー」に対応して端末ID「AAA−BBB−CCCC」が記録されているので、目的情報抽出部59は、目的情報「海水浴」、「バーベキュー」の中から、現在日時「2007年8月30日15時35分02秒」が示す時間種情報「夏」と同一の時間種情報「夏」である掲載時期情報「2007/07/27」、「2007/08/10」に対応付けられた目的情報「海水浴」を、目的情報記録部58から抽出する。つまり、現在日時が示す時間種情報が「夏」であるので、ユーザ端末2のユーザは、「茅ヶ崎海水浴場」へ向かう目的として、「バーベキュー」よりも「海水浴」の可能性が高い。目的情報抽出部59は、目的情報記録部58に記録された端末ID「AAA−BBB−CCCC」に対応付けられた目的情報「海水浴」、「バーベキュー」を、抽出した目的情報「海水浴」に更新する。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4cによれば、目的情報抽出部59は、複数の目的情報の中から、現在日時が示す時間種情報と同一の時間種情報である掲載時期情報に対応付けられた目的情報を、目的情報記録部58から抽出する。これにより、ユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的を、時間種情報から判別することができる。この結果、友人候補抽出部48は、目的情報抽出部59により抽出された目的情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと同じ目的を有するユーザ端末2のユーザ情報を、友人候補としてユーザ情報記録部42から抽出することができる。
[実施の形態5]
図18は、本実施形態に係る通信システム14の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム14は、図1に示す通信システム1に加えて、所持品情報検出部5a,5bを備えている。また、本実施形態に係る通信システム14は、図1に示す友人紹介システム4の代わりに、友人紹介システム4dを備えている。なお、図18において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
所持品情報検出部5は、ユーザ端末2のユーザの所持品の情報を示す所持品情報を検出する。例えば、ユーザ端末2のユーザの所持品には、所持品情報が記録されたRFID(Radio Frequency Identification)タグが貼り付けられており、所持品情報検出部5は、所持品に貼り付けられたRFIDタグと無線により通信することで、RFIDタグから所持品情報を検出する。所持品情報検出部5は、検出した所持品情報を、ネットワークNを介して友人紹介システム4dに送信する。
なお、上記では、ユーザ端末2のユーザの所持品には、RFIDタグが貼り付けられている例について説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザ端末2のユーザの所持品には、バーコード、2次元コード、任意の無線タグ、任意のセンサ等が設けられていてもよい。また、上記では、所持品情報検出部5は、所持品に貼り付けられたRFIDタグと無線により通信することで、このRFIDタグから所持品情報を検出する、いわゆる非接触型の検出部の例について説明したが、これに限定されない。つまり、所持品情報検出部5は、いわゆる接触型の検出部であってもよい。さらに、ユーザ端末2が携帯端末であった場合、この携帯端末に所持品情報検出部5の機能を備えるようにしてもよい。
友人紹介システム4dは、図1に示す友人紹介システム4に加えて、所持品情報取得部60、対応関係記録部61、および、目的情報抽出部62を備えている。なお、上記の所持品情報取得部60および目的情報抽出部62は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
所持品情報取得部60は、ユーザ端末2のユーザの所持品の情報を示す所持品情報を、ネットワークNを介して所持品情報検出部5から取得する。所持品情報取得部60は、取得した所持品情報を目的情報抽出部62に出力する。
図19は、本実施形態に係る対応関係記録部61に記録されたデータの一例を示す図である。図19に示すように、対応関係記録部61には、端末ID、目的情報、および、所持品情報が記録されている。本実施形態においては、対応関係記録部61には、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、および、目的情報「サーフィン」、「海水浴」が記録されている。また、対応関係記録部61には、目的情報「サーフィン」に対応して所持品情報「01234」(サーフ・ボード)、および、「56789」(サーフィン用のウェア)が記録されている。さらに、対応関係記録部61には、目的情報「海水浴」に対応して所持品情報「46734」(水着)、および、「87643」(足ひれ)が記録されている。
目的情報抽出部62は、目的情報記録部46に記録されたユーザ端末2の目的情報が複数あった場合、複数の目的情報の中から、所持品情報取得部60により取得された所持品情報に対応する目的情報を、目的情報記録部46から抽出する。具体的には、目的情報抽出部62は、まず、目的情報記録部46を参照することにより、複数の目的情報が対応付けられている端末IDが目的情報記録部46に記録されているか否かを判定する。目的情報抽出部62は、複数の目的情報が対応付けられている端末IDが目的情報記録部46に記録されていると判定すれば、次の処理を行う。すなわち、目的情報抽出部62は、対応関係記録部61を参照することにより、複数の目的情報の中から、所持品情報取得部60により取得された所持品情報に対応する目的情報を、目的情報記録部46から抽出する。
一例として、目的情報記録部46に記録されたユーザ端末2の目的情報が「サーフィン」、「海水浴」であり、所持品情報取得部60により取得された所持品情報が「01234」である場合について説明する。この場合、目的情報抽出部62は、対応関係記録部61を参照することにより、目的情報「サーフィン」、「海水浴」の中から、所持品情報取得部60により取得された所持品情報「01234」に対応する目的情報「サーフィン」を、目的情報記録部46から抽出する。目的情報抽出部62は、目的情報記録部46に記録された目的情報「サーフィン」、「海水浴」を、抽出した目的情報「サーフィン」に更新する。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4dによれば、目的情報抽出部62は、複数の目的情報の中から、所持品情報取得部60により取得された所持品情報に対応する目的情報を、目的情報記録部46から抽出する。これにより、ユーザ端末2のユーザが行先へ向かう目的を、所持品情報から判別することができる。この結果、友人候補抽出部48は、目的情報抽出部62により抽出された目的情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと同じ目的を有するユーザ端末2のユーザ情報を、友人候補としてユーザ情報記録部42から抽出することができる。
[実施の形態6]
図20は、本実施形態に係る通信システム15の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム15は、図1に示す友人紹介システム4の代わりに、友人紹介システム4eを備えている。なお、図20において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
友人紹介システム4eは、図1に示す目的判定部45、および、目的情報記録部46の代わりに、目的判定部63、および、目的情報記録部64を備えている。また、友人紹介システム4eは、図1に示す友人候補紹介部51の代わりに、友人候補紹介部65を備えている。
目的判定部63は、出現頻度算出部63aを備えている。目的判定部63は、図1に示す目的判定部45と同様、ユーザ端末2のユーザがサイトに掲載した掲載情報に含まれている目的キーワードをキーワード記録部44から抽出する。目的判定部63は、抽出した目的キーワードを目的情報として目的情報記録部64へ記録する。また、出現頻度算出部63aは、目的キーワード(目的情報)が掲載情報に出現する頻度を示す出現頻度を算出する。本実施形態においては、出現頻度算出部63aは、出現頻度として、目的キーワードが掲載情報に出現する回数を算出する。出現頻度算出部63aは、算出した出現頻度を、目的情報に対応付けて目的情報記録部64へ記録する。
図21は、本実施形態に係る目的情報記録部64に記録されたデータの一例を示す図である。図21に示すように、目的情報記録部64には、端末ID、行先の名称、目的情報、および、出現頻度が記録されている。本実施形態においては、目的情報記録部64には、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、行先の名称「湘南海岸」、目的情報「サーフィン」、および、出現頻度「65回」が記録されている。また、目的情報記録部64には、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」、行先の名称「湘南海岸」、および、目的情報「サーフィン」、「海水欲」が記録されている。さらに、目的情報記録部64には、目的情報「サーフィン」に対応して出現頻度「25回」、および、目的情報「海水浴」に対応して出現頻度「11回」が記録されている。
友人候補紹介部65は、友人候補抽出部48により友人候補として抽出されたユーザ端末2の端末IDが複数あった場合、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、出現頻度の高い順に、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。なお、本実施形態においては、友人候補抽出部48は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザの行先「湘南海岸」と同じ行先「湘南海岸」を有するユーザ端末2の端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、および、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」を、ユーザ情報記録部42から抽出したものとする。
このため、友人候補紹介部65は、まず、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」の目的情報「サーフィン」に対応付けられた出現頻度「65回」を、目的情報記録部64から抽出する。また、友人候補紹介部65は、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」の目的情報「サーフィン」に対応付けられた出現頻度「25回」を、目的情報記録部64から抽出する。端末ID「JJJ−KKK−LLLL」の出現頻度「25回」よりも、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」の出現頻度「65回」が高いので、友人候補紹介部65は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」の順に、ユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。
例えば、図7に示す友人紹介画面において、友人候補紹介部65は、まず、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」のユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を表示させる。ここで、ユーザ端末2のユーザが、「次へ」ボタンを指示すると、表示画面が切り替わり、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」のユーザ端末2のユーザのプロフィール情報が表示される。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4eによれば、出現頻度算出部63aは、目的情報が掲載情報に出現する頻度を示す出現頻度を算出する。出現頻度算出部63aは、算出した出現頻度を、目的情報に対応付けて目的情報記録部64へ記録する。ここで、出現頻度が高ければ、ユーザ端末2のユーザは、行先へ向かう目的を頻繁にサイトに掲載している。例えば、行先が「湘南海岸」であって、行先へ向かう目的が「サーフィン」である場合、ユーザ端末2のユーザが「サーフィン」を繰り返しサイトに掲載していれば、ユーザ端末2のユーザは、「サーフィン」に非常に興味を持っているユーザであるといえる。つまり、このようなユーザ端末2のユーザであれば、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと友人になれる可能性が高い。このため、友人候補紹介部65は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、出現頻度の高い順に、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。これにより、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザは、友人になれる可能性の高いユーザからプロフィール情報を閲覧することができる。
[実施の形態7]
図22は、本実施形態に係る通信システム16の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム16は、図1に示す友人紹介システム4の代わりに、友人紹介システム4fを備えている。なお、図22において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
友人紹介システム4fは、図1に示す友人紹介システム4に加えて、評価情報取得部66、および、評価情報記録部67を備えている。また、友人紹介システム4fは、図1に示す友人候補紹介部51の代わりに、友人候補紹介部68を備えている。なお、上記の評価情報取得部66は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
評価情報取得部66は、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザの評価を問い合わせるための質問情報を、ネットワークNを介して、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に送信する。図23は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2の表示部に表示される友人候補評価画面の一例を示す図である。図23に示すように、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2の表示部には、質問情報として「友人候補評価画面」が表示されている。「友人候補評価画面」には、「紹介した友人候補はいかがでしたか?」と、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのユーザ名(ニックネーム)「海が好き」と、問い合わせに対する回答を入力するための「良い」、「普通」、「悪い」のラジオボタンRと、「登録」ボタンUとが表示されている。
図23に示す「友人候補評価画面」において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが、ユーザ端末2の表示部に表示されている「良い」、「普通」、および、「悪い」のいずれか一つのラジオボタンRを選択し、かつ、「登録」ボタンUを指示すると、ユーザ端末2は、問い合わせに対する回答として得られる評価情報を、ネットワークNを介して友人紹介システム4fに送信する。評価情報取得部66は、ユーザ端末2から送信された評価情報を取得する。評価情報取得部66は、取得した評価情報を、評価情報記録部67へ記録する。なお、本実施形態においては、評価情報取得部66は、評価情報が「良い」であった場合、評価情報「良い」が示す評価点「5」を評価情報記録部67へ記録する。また、評価情報取得部66は、評価情報が「普通」であった場合、評価情報「普通」が示す評価点「3」を評価情報記録部67へ記録する。さらに、評価情報取得部66は、評価情報が「悪い」であった場合、評価情報「悪い」が示す評価点「−1」を評価情報記録部67へ記録する。
図24は、本実施形態に係る評価情報記録部67に記録されたデータの一例を示す図である。図24に示すように、評価情報記録部67には、端末ID、および、評価情報が記録されている。本実施形態においては、評価情報記録部67には、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、および、評価情報「15」が記録されている。また、評価情報記録部67には、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」、および、評価情報「2」が記録されている。さらに、評価情報記録部67には、端末ID「MMM−NNN−PPPP」、および、評価情報「10」が記録されている。
友人候補紹介部68は、友人候補抽出部48により友人候補として抽出されたユーザ端末2の端末IDが複数あった場合、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、評価情報の高い順に、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。なお、本実施形態においては、友人候補抽出部48は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザの行先「湘南海岸」と同じ行先「湘南海岸」を有するユーザ端末2の端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」、および、端末ID「MMM−NNN−PPPP」を、ユーザ情報記録部42から抽出したものとする。
このため、友人候補紹介部68は、まず、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」に対応付けられた評価情報「15」を、評価情報記録部67から抽出する。また、友人候補紹介部68は、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」に対応付けられた評価情報「2」を、評価情報記録部67から抽出する。さらに、友人候補紹介部68は、端末ID「MMM−NNN−PPPP」に対応付けられた評価情報「10」を、評価情報記録部67から抽出する。端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」の評価情報「15」、端末ID「MMM−NNN−PPPP」の評価情報「10」、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」の評価情報「2」の順に評価点が高いので、友人候補紹介部68は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、端末ID「MMM−NNN−PPPP」、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」の順に、ユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4fによれば、評価情報取得部66は、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザの評価を問い合わせるための質問情報を、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に送信する。また、評価情報取得部66は、問い合わせに対する回答として得られる評価情報を、質問情報が送信されたユーザ端末2から取得する。ここで、評価情報の高いユーザ端末2のユーザは、他のユーザ端末2のユーザと友人になった可能性が高い。つまり、評価情報の高いユーザは、他のユーザ端末2のユーザと友人になり易いユーザであるといえる。このため、友人候補紹介部68は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、評価情報の高い順に、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。これにより、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザは、友人になれる可能性の高いユーザからプロフィール情報を閲覧することができる。
[実施の形態8]
図25は、本実施形態に係る通信システム17の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム17は、図1に示す通信システム1に加えて、乗車人数検出部6a,6bを備えている。また、本実施形態に係る通信システム17は、図1に示す友人紹介システム4の代わりに、友人紹介システム4gを備えている。なお、図25において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態においては、ユーザ端末2aは、車両Caに搭載されたナビゲーション装置(カーナビゲーションシステム)であって、ユーザ端末2bは、車両Cbに搭載されたナビゲーション装置(カーナビゲーションシステム)である場合について説明する。なお、車両Caには、乗車人数検出部6aが搭載されており、車両Cbには、乗車人数検出部6bが搭載されている。
乗車人数検出部6は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが運転する車両Cの乗車人数を検出する。本実施形態においては、乗車人数検出部6は、車両Cの座席シートに備えられた重量センサであって、人間が座席シートに座ることによって生じる人間の重量を検出することにより、車両Cに乗車している乗車人数を検出する。乗車人数検出部6は、乗車人数を示す乗車人数情報を、ネットワークNを介して友人紹介システム4gに送信する。なお、乗車人数検出部6として、上記の重量センサ以外に、人間の体温を検出する温度センサ、人間を撮像した画像を認識する画像認識装置、人間の発声を認識する音声認識装置等であってもよい。
友人紹介システム4gは、図1に示す友人紹介システム4に加えて、乗車人数取得部69を備えている。また、友人紹介システム4gは、図1に示す友人候補紹介部51の代わりに、友人候補紹介部70を備えている。なお、上記の乗車人数取得部69は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
乗車人数取得部69は、車両Cに乗車している乗車人数を示す乗車人数情報を、ネットワークNを介して乗車人数検出部6から取得する。乗車人数取得部69は、取得した乗車人数情報を友人候補紹介部70に出力する。
友人候補紹介部70は、乗車人数取得部69により取得された乗車人数情報が、運転者である友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザのみを示している場合、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4fによれば、乗車人数取得部69は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが運転する車両Cの乗車人数を示す乗車人数情報を取得する。ここで、車両Cの乗車人数が複数であれば、車両Cに乗車している人間は、互いに家族、友人、または、恋人同士である。このため、このような場合、友人候補紹介部70は、ユーザ端末2のユーザに、友人候補となる他のユーザ端末2のユーザを紹介しない。一方、車両Cの乗車人数が運転者のみであれば、この運転者は、1人で行先へ向かっている。このため、このような場合、友人候補紹介部70は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。これにより、友人候補紹介部70は、車両Cの乗車人数に応じて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させることができる。
なお、上記では、車両Cの乗車人数が運転者のみである場合に、友人候補紹介部70は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる例について説明したが、これに限定されない。例えば、友人候補紹介部70は、車両Cの乗車人数と同じ人数の友人候補を紹介するようにしてもよい。また、車両Cに乗車している人の性別あるいは年齢等の構成が判別可能である場合には、友人候補紹介部70は、車両Cに乗車している人の性別あるいは年齢等の構成と同一あるいは似ている友人候補を紹介するようにしてもよい。一方、これとは逆に、友人候補紹介部70は、車両Cに乗車している人の性別あるいは年齢等の構成と異なる友人候補を紹介するようにしてもよい。
[実施の形態9]
図26は、本実施形態に係る通信システム18の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム18は、図1に示す友人紹介システム4の代わりに、友人紹介システム4hを備えている。なお、図26において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
友人紹介システム4hは、図1に示す友人紹介システム1に加えて、友人結果情報取得部71、および、友人登録部72を備えている。なお、上記の友人結果情報取得部71、および、友人登録部72は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
友人結果情報取得部71は、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザと友人になったか否かを問い合わせるための質問情報を、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に送信する。図27は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2の表示部に表示される友人登録画面の一例を示す図である。図27に示すように、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2の表示部には、質問情報として「友人登録画面」が表示されている。「友人登録画面」には、「紹介した人と友人になりましたか?」と、「友人になった人を選択してください。」と、問い合わせに対する回答を入力するための「Bさん」、「Cさん」、「Dさん」の選択ボタンSと、「登録」ボタンUとが表示されている。
図27に示す「友人登録画面」において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが、ユーザ端末2の表示部に表示されている「Bさん」、「Cさん」、「Dさん」の選択ボタンSを選択し、または、いずれの選択ボタンSも選択せずに、「登録」ボタンUを指示すると、ユーザ端末2は、問い合わせに対する回答として得られる友人結果情報を、ネットワークNを介して友人紹介システム4hに送信する。友人結果情報取得部71は、ユーザ端末2から送信された友人結果情報を取得する。友人結果情報取得部71は、取得した友人結果情報を友人登録部72に出力する。
友人登録部72は、友人結果情報取得部71により取得された友人結果情報が、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザと友人になったことを示している場合、次の処理を行う。すなわち、友人登録部72は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザとが、コミュニティサイト内において互いに友人関係になるように、SNSシステム3aに対して指示する。
一例として、図27に示す「友人登録画面」において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが、ユーザ端末2の表示部に表示されている「Bさん」および「Cさん」の選択ボタンを選択し、かつ、「登録」ボタンを指示した場合について説明する。この場合、友人登録部72は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザ「Bさん」とが、コミュニティサイト内において互いに友人関係になるように、SNSシステム3aに対して指示する。また、友人登録部72は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザ「Cさん」とが、コミュニティサイト内において互いに友人関係になるように、SNSシステム3aに対して指示する。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4hによれば、友人結果情報取得部71は、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザと友人になったか否かを問い合わせるための質問情報を、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に送信する。また、友人結果情報取得部71は、問い合わせに対する回答として得られる友人結果情報を、質問情報が送信されたユーザ端末2から取得する。友人結果情報が友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザと友人になったことを示している場合、友人登録部72は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザとが、コミュニティサイト内において互いに友人関係になるように、SNSシステム3aに対して指示する。これにより、コミュニティサイト内において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザとが互いに友人関係となるので、例えば、閲覧制限された日記やアルバムの内容、プロフィール情報のうち誕生日や職業等の一部の項目を互いに閲覧することができる。
[実施の形態10]
図28は、本実施形態に係る通信システム19の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム19は、図1に示す友人紹介システム4の代わりに、友人紹介システム4iを備えている。なお、図28において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
友人紹介システム4iは、図1に示す友人紹介システム1に加えて、構築可否情報取得部73、および、コミュニティ構築部74を備えている。なお、上記の構築可否情報取得部73、および、コミュニティ構築部74は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
構築可否情報取得部73は、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザとコミュニティサイト内でコミュニティを構築するか否かを問い合わせるための質問情報を、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に送信する。図29は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2の表示部に表示されるコミュニティ作成画面の一例を示す図である。図29に示すように、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2の表示部には、質問情報として「コミュニティ作成画面」が表示されている。「コミュニティ作成画面」には、「紹介した人とコミュニティを作成しますか?」と、コミュニティ名を入力するための入力欄Iと、「コミュニティに登録する人を選択してください。」と、問い合わせに対する回答を入力するための「Bさん」、「Cさん」、「Dさん」の選択ボタンSと、「登録」ボタンUとが表示されている。
図29に示す「コミュニティ作成画面」において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが、ユーザ端末2の表示部に表示されている「Bさん」、「Cさん」、「Dさん」の選択ボタンSを選択し、または、いずれの選択ボタンSも選択せずに、「登録」ボタンUを指示すると、ユーザ端末2は、問い合わせに対する回答として得られる構築可否情報を、ネットワークNを介して友人紹介システム4iに送信する。構築可否情報取得部73は、ユーザ端末2から送信された構築可否情報を取得する。構築可否情報取得部73は、取得した構築可否情報をコミュニティ構築部74に出力する。
コミュニティ構築部74は、構築可否情報取得部73により取得された構築可否情報が、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザとコミュニティサイト内でコミュニティを構築することを示している場合、次の処理を行う。すなわち、コミュニティ構築部74は、コミュニティサイト内において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザとの間でコミュニティが構築されるように、SNSシステム3aに対して指示する。
一例として、図29に示す「コミュニティ作成画面」において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが、ユーザ端末2の表示部に表示されている「Bさん」および「Cさん」の選択ボタンSを選択し、かつ、「登録」ボタンUを指示した場合について説明する。この場合、コミュニティ構築部74は、コミュニティサイト内において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザ「Bさん」および「Cさん」との間でコミュニティが構築されるように、SNSシステム3aに対して指示する。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4iによれば、構築可否情報取得部73は、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザとコミュニティサイト内でコミュニティを構築するか否かを問い合わせるための質問情報を、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に送信する。また、構築可否情報取得部73は、問い合わせに対する回答として得られる構築可否情報を、質問情報が送信されたユーザ端末2から取得する。構築可否情報が友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザとコミュニティサイト内でコミュニティを構築することを示している場合、コミュニティ構築部74は、コミュニティサイト内において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザとの間でコミュニティが構築されるように、SNSシステム3aに対して指示する。これにより、コミュニティサイト内において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザとの間でコミュニティが構築されるので、例えば、掲示板(トピック)やリアルタイムチャット等を互いに利用することができる。
[実施の形態11]
図30は、本実施形態に係る通信システム20の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム20は、図1に示す友人紹介システム4の代わりに、友人紹介システム4jを備えている。なお、図30において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
友人紹介システム4jは、図1に示すユーザ情報取得部41および友人候補紹介部51の代わりに、ユーザ情報取得部75および友人候補紹介部79を備えている。また、友人紹介システム4jは、図1に示す友人紹介システム1に加えて、行先変更提示部76、変更頻度算出部77、および、変更頻度記録部78を備えている。なお、上記の行先変更提示部76、および、変更頻度算出部77は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
ユーザ情報取得部75は、友人候補紹介部79が、友人候補として抽出されたユーザ端末2に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させた後に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザが行先を変更した場合、次の処理を行う。すなわち、ユーザ情報取得部75は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが変更した行先を示す行先情報を、ネットワークNを介してユーザ端末2から取得する。ユーザ情報取得部75は、取得した行先情報を、行先変更提示部76および変更頻度算出部77に出力する。
行先変更提示部76は、ユーザ情報取得部75により取得されたユーザ端末2の行先情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが行先を変更したことを示す行先変更情報を、友人候補として抽出されたユーザ端末2に送信する。図31は、友人候補として抽出されたユーザ端末2の表示部に表示される行先変更通知画面の一例を示す図である。図31に示すように、友人候補として抽出されたユーザ端末2の表示部には、行先変更情報として「行先変更通知画面」が表示されている。「行先変更通知画面」には、「××さんは、行先を○○に変更しました。あなたも、行先を○○に変更しますか?」と、この問い合わせに対する回答を入力するための「はい」の選択ボタンYおよび「いいえ」の選択ボタンNとが表示されている。
図31に示す「行先変更通知画面」において、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザが、ユーザ端末2の表示部に表示されている「はい」の選択ボタンYを指示すると、友人候補として抽出されたユーザ端末2には、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが変更した行先を示す行先情報が設定される。一方、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザが、ユーザ端末2の表示部に表示されている「いいえ」の選択ボタンNを指示すると、友人候補として抽出されたユーザ端末2には、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが変更した行先を示す行先情報が設定されない。
変更頻度算出部77は、友人候補紹介部79が、友人候補として抽出されたユーザ端末2に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させた後に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが行先を変更した頻度を示す変更頻度を算出する。本実施形態においては、変更頻度算出部77は、変更頻度として、ユーザ端末2のユーザが行先を変更した回数を算出する。変更頻度算出部77は、算出した変更頻度を、端末IDに対応付けて変更頻度記録部78へ記録する。
図32は、本実施形態に係る変更頻度記録部78に記録されたデータの一例を示す図である。図32に示すように、変更頻度記録部78には、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、および、変更頻度「2回」が記録されている。また、変更頻度記録部78には、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」、および、変更頻度「14回」が記録されている。さらに、変更頻度記録部78には、端末ID「MMM−NNN−PPPP」、および、変更頻度「5回」が記録されている。
友人候補紹介部79は、友人候補抽出部48により友人候補として抽出されたユーザ端末2の端末IDが複数あった場合、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、変更頻度の低い順に、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。なお、本実施形態においては、友人候補抽出部48は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザの行先「湘南海岸」と同じ行先「湘南海岸」を有するユーザ端末2の端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」、および、端末ID「MMM−NNN−PPPP」を、ユーザ情報記録部42から抽出したものとする。
このため、友人候補紹介部79は、まず、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」に対応付けられた変更頻度「2回」を、変更頻度記録部78から抽出する。また、友人候補紹介部79は、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」に対応付けられた変更頻度「14回」を、変更頻度記録部78から抽出する。さらに、友人候補紹介部79は、端末ID「MMM−NNN−PPPP」に対応付けられた変更頻度「5回」を、変更頻度記録部78から抽出する。端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」の変更頻度「2回」、端末ID「MMM−NNN−PPPP」の変更頻度「5回」、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」の変更頻度「14回」の順に変更頻度が低いので、友人候補紹介部79は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、端末ID「XXX−YYY−ZZZZ」、端末ID「MMM−NNN−PPPP」、端末ID「JJJ−KKK−LLLL」の順に、ユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。
以上のように、本実施形態に係る友人紹介システム4jによれば、行先変更提示部76は、ユーザ情報取得部75により取得された行先情報に基づいて、友人候補として抽出されたユーザ端末2に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが行先を変更したことを示す行先変更情報を提示させる。これにより、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザは、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが行先を変更したことを知ることができる。
また、本実施形態に係る友人紹介システム4jによれば、変更頻度算出部77は、友人候補紹介部79が、友人候補として抽出されたユーザ端末2に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させた後に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザが行先を変更した頻度を示す変更頻度を算出する。変更頻度算出部77は、算出した変更頻度を、ユーザ情報に対応付けて変更頻度記録部78へ記録する。ここで、変更頻度が高ければ、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザは、頻繁に行先を変更している。つまり、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザは、いたずら目的で友人紹介システム4jを利用しているといえる。このため、友人候補紹介部79は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2に、変更頻度の低い順に、友人候補として抽出されたユーザ端末2のユーザのプロフィール情報を提示させる。これにより、友人の紹介を受けようとするユーザ端末2のユーザは、友人紹介システム4jをまじめに利用しようとするユーザからプロフィール情報を閲覧することができる。
なお、本発明は上述した第1〜第11の実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のユーザ端末のそれぞれと、サイトを提供する提供システムとに通信可能な友人紹介システムにおいて、
前記ユーザ端末を識別するユーザ情報を当該ユーザ端末から取得し、前記ユーザ端末のユーザの行先を示す行先情報を当該ユーザ端末または当該友人紹介システムから取得し、取得したユーザ情報および行先情報を、前記ユーザ端末毎にユーザ情報記録部へ記録するユーザ情報取得部と、
前記ユーザ情報記録部に記録された行先情報、および、前記ユーザ端末のユーザが前記サイトに掲載した掲載情報に基づいて、前記ユーザ端末のユーザが行先へ向かう目的を検出し、検出した目的が示す目的情報を、前記ユーザ端末毎に目的情報記録部へ記録する目的判定部と、
前記ユーザ情報記録部に記録された行先情報、および、前記目的情報記録部に記録された目的情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザと同じ行先であって、かつ、同じ目的を有するユーザ端末のユーザ情報を、友人候補として前記ユーザ情報記録部から抽出する友人候補抽出部と、
前記友人候補抽出部により友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザ情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザのプロフィールを示すプロフィール情報を提示させる友人候補紹介部とを備える、友人紹介システム。
(付記2)
前記ユーザ情報取得部は、前記ユーザ端末のユーザが行先に到着すると予想される到着予想時刻、または、前記ユーザ端末のユーザが行先に到着した到着時刻をさらに取得し、取得した到着予想時刻または到着時刻を、前記ユーザ端末毎にユーザ情報記録部へ記録し、
前記友人候補抽出部は、前記ユーザ情報記録部に記録された到着予想時刻または到着時刻に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザの到着予想時刻が示す時間帯と同じ時間帯を有する到着予想時刻または到着時刻に対応付けられたユーザ端末のユーザ情報を、友人候補として前記ユーザ情報記録部から抽出する、付記1に記載の友人紹介システム。
(付記3)
友人の紹介を受けようとするユーザ端末に、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザのプロフィール情報を提示してもよいか否かを問い合わせるための質問情報を、友人候補として抽出されたユーザ端末に送信し、かつ、前記問い合わせに対する回答として得られる紹介可否情報を、前記質問情報が送信されたユーザ端末から取得する問い合わせ部をさらに備え、
前記友人候補紹介部は、前記問い合わせ部により取得された紹介可否情報が、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザのプロフィール情報を提示してもよい旨を示している場合、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザのプロフィール情報を提示させる、付記1または2に記載の友人紹介システム。
(付記4)
前記ユーザ端末のユーザの自宅から行先までの経路を示す経路情報、および、当該経路情報に対応付けられており、当該行先を示す行先情報を複数組記録する経路情報記録部と、
前記ユーザ端末の現在位置を示す端末位置情報を所定時間毎に取得する位置情報取得部と、
前記位置情報取得部により取得された端末位置情報に基づいて、前記ユーザ端末のユーザの自宅から所定の位置までの経路を判定し、判定した経路と最も類似する経路情報に対応付けられた行先情報を、前記経路情報記録部から抽出する行先判定部とをさらに備え、
前記ユーザ情報取得部は、前記行先判定部により抽出された行先情報を取得する、付記1〜3のいずれか一項に記載の友人紹介システム。
(付記5)
前記目的情報記録部に記録されたユーザ端末の目的情報が複数あった場合、前記複数の目的情報が示す複数の目的の中から、前記ユーザ端末のユーザが行先へ向かう目的を当該ユーザに選択させるための選択情報を、当該ユーザ端末に提示させる目的選択提示部をさらに備え、
前記友人候補抽出部は、前記ユーザ端末のユーザにより選択された目的が示す目的情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザと同じ目的を有するユーザ端末のユーザ情報を、友人候補として前記ユーザ情報記録部から抽出する、付記1〜4のいずれか一項に記載の友人紹介システム。
(付記6)
前記目的判定部は、前記目的情報と、当該目的情報を含む掲載情報が前記サイトに掲載された時期を示す掲載時期情報とを対応付けて目的情報記録部へ記録し、
前記目的情報記録部に記録されたユーザ端末の目的情報が複数あった場合、前記複数の目的情報の中から、現在日時が示す時間種情報と同一の時間種情報である掲載時期情報に対応付けられた目的情報を、前記目的情報記録部から抽出する目的情報抽出部をさらに備え、
前記友人候補抽出部は、前記目的情報抽出部により抽出された目的情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザと同じ目的を有するユーザ端末のユーザ情報を、友人候補として前記ユーザ情報記録部から抽出する、付記1〜4のいずれか一項に記載の友人紹介システム。
(付記7)
前記ユーザ端末のユーザの所持品の情報を示す所持品情報を取得する所持品情報取得部と、
前記目的情報記録部に記録されたユーザ端末の目的情報が複数あった場合、前記複数の目的情報の中から、前記所持品情報取得部により取得された所持品情報に対応する目的情報を、前記目的情報記録部から抽出する目的情報抽出部をさらに備え、
前記友人候補抽出部は、前記目的情報抽出部により抽出された目的情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザと同じ目的を有するユーザ端末のユーザ情報を、友人候補として前記ユーザ情報記録部から抽出する、付記1〜4のいずれか一項に記載の友人紹介システム。
(付記8)
前記目的情報が前記掲載情報に出現する頻度を示す出現頻度を算出し、算出した出現頻度を、前記目的情報に対応付けて前記目的情報記録部へ記録する出現頻度算出部をさらに備え、
前記友人候補紹介部は、前記友人候補抽出部により友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザ情報が複数あった場合、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に、前記出現頻度の高い順に、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザのプロフィール情報を提示させる、付記1〜7のいずれか一項に記載の友人紹介システム。
(付記9)
友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザの評価を問い合わせるための質問情報を、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に送信し、かつ、前記問い合わせに対する回答として得られる評価情報を、前記質問情報が送信されたユーザ端末から取得する評価情報取得部をさらに備え、
前記友人候補紹介部は、前記友人候補抽出部により友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザ情報が複数あった場合、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に、前記評価情報の高い順に、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザのプロフィール情報を提示させる、付記1〜8のいずれか一項に記載の友人紹介システム。
(付記10)
友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザが運転する車両の乗車人数を示す乗車人数情報を取得する乗車人数取得部をさらに備え、
前記友人候補紹介部は、前記乗車人数取得部により取得された乗車人数情報が、運転者である友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザのみを示している場合、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザのプロフィール情報を提示させる、付記1〜9のいずれか一項に記載の友人紹介システム。
(付記11)
前記提供システムは、コミュニティサイトを提供するコミュニティシステムであって、
友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザと友人になったか否かを問い合わせるための質問情報を、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に送信し、かつ、前記問い合わせに対する回答として得られる友人結果情報を、前記質問情報が送信されたユーザ端末から取得する友人結果情報取得部と、
前記友人結果情報取得部により取得された友人結果情報が、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザと友人になったことを示している場合、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザとが、前記コミュニティサイト内において互いに友人関係になるように、前記コミュニティシステムに対して指示する友人登録部とをさらに備える、付記1〜10のいずれか一項に記載の友人紹介システム。
(付記12)
前記提供システムは、コミュニティサイトを提供するコミュニティシステムであって、
友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザと前記コミュニティサイト内でコミュニティを構築するか否かを問い合わせるための質問情報を、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に送信し、かつ、前記問い合わせに対する回答として得られる構築可否情報を、前記質問情報が送信されたユーザ端末から取得する構築可否情報取得部と、
前記構築可否情報取得部により取得された構築可否情報が、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザと前記コミュニティサイト内でコミュニティを構築することを示している場合、前記コミュニティサイト内において、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザと、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザとの間でコミュニティが構築されるように、前記コミュニティシステムに対して指示するコミュニティ構築部とをさらに備える、付記1〜10のいずれか一項に記載の友人紹介システム。
(付記13)
前記友人候補紹介部は、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザ情報に基づいて、友人候補として抽出されたユーザ端末に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザのプロフィール情報を提示させる、付記1〜12のいずれか一項に記載の友人紹介システム。
(付記14)
前記友人候補紹介部が、友人候補として抽出されたユーザ端末に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザのプロフィール情報を提示させた後に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザが行先を変更した場合、前記ユーザ情報取得部は、前記変更した行先を示す行先情報を取得し、
前記ユーザ情報取得部により取得された行先情報に基づいて、友人候補として抽出されたユーザ端末に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザが行先を変更したことを示す行先変更情報を提示させる行先変更提示部をさらに備える、付記13に記載の友人紹介システム。
(付記15)
前記友人候補紹介部が、友人候補として抽出されたユーザ端末に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザのプロフィール情報を提示させた後に、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザが行先を変更した頻度を示す変更頻度を算出し、算出した変更頻度を、前記ユーザ情報に対応付けて変更頻度記録部へ記録する変更頻度算出部をさらに備え、
前記友人候補紹介部は、前記友人候補抽出部により友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザ情報が複数あった場合、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に、前記変更頻度の低い順に、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザのプロフィール情報を提示させる、付記13または14に記載の友人紹介システム。
(付記16)
複数のユーザ端末のそれぞれと、サイトを提供する提供システムとに通信可能なコンピュータが実行する友人紹介方法において、
前記コンピュータが備えるユーザ情報取得部が、前記ユーザ端末を識別するユーザ情報を当該ユーザ端末から取得し、前記ユーザ端末のユーザの行先を示す行先情報を当該ユーザ端末または当該コンピュータから取得し、取得したユーザ情報および行先情報を、前記ユーザ端末毎にユーザ情報記録部へ記録するユーザ情報取得工程と、
前記コンピュータが備える目的判定部が、前記ユーザ情報記録部に記録された行先情報、および、前記ユーザ端末のユーザが前記サイトに掲載した掲載情報に基づいて、前記ユーザ端末のユーザが行先へ向かう目的を検出し、検出した目的が示す目的情報を、前記ユーザ端末毎に目的情報記録部へ記録する目的判定工程と、
前記コンピュータが備える友人候補抽出部が、前記ユーザ情報記録部に記録された行先情報、および、前記目的情報記録部に記録された目的情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザと同じ行先であって、かつ、同じ目的を有するユーザ端末のユーザ情報を、友人候補として前記ユーザ情報記録部から抽出する友人候補抽出工程と、
前記コンピュータが備える友人候補紹介部が、前記友人候補抽出工程により友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザ情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザのプロフィールを示すプロフィール情報を提示させる友人候補紹介工程とを含む、友人紹介方法。
(付記17)
複数のユーザ端末のそれぞれと、サイトを提供する提供システムとに通信可能なコンピュータに処理を実行させる友人紹介プログラムにおいて、
前記ユーザ端末を識別するユーザ情報を当該ユーザ端末から取得し、前記ユーザ端末のユーザの行先を示す行先情報を当該ユーザ端末または当該コンピュータから取得し、取得したユーザ情報および行先情報を、前記ユーザ端末毎にユーザ情報記録部へ記録するユーザ情報取得処理と、
前記ユーザ情報記録部に記録された行先情報、および、前記ユーザ端末のユーザが前記サイトに掲載した掲載情報に基づいて、前記ユーザ端末のユーザが行先へ向かう目的を検出し、検出した目的が示す目的情報を、前記ユーザ端末毎に目的情報記録部へ記録する目的判定処理と、
前記ユーザ情報記録部に記録された行先情報、および、前記目的情報記録部に記録された目的情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末のユーザと同じ行先であって、かつ、同じ目的を有するユーザ端末のユーザ情報を、友人候補として前記ユーザ情報記録部から抽出する友人候補抽出処理と、
前記友人候補抽出処理により友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザ情報に基づいて、友人の紹介を受けようとするユーザ端末に、友人候補として抽出されたユーザ端末のユーザのプロフィールを示すプロフィール情報を提示させる友人候補紹介処理とを前記コンピュータに実行させる、友人紹介プログラム。