JP4854569B2 - ミラートロンスパッタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ミラートロンスパッタ装置(対向ターゲット式スパッタ装置)の改良に係り、特に基板の薄膜形成速度を大幅に向上させターゲットの無駄も大幅に低減することができるミラートロンスパッタ装置に関する。
従来より、高速かつ低温でのスパッタが可能なミラートロンスパッタ装置(対向ターゲット式スパッタ装置)が知られている。図4(a)は従来のミラートロンスパッタ装置の一例を示す図である(特許文献1参照)。図4(a)に示すように、従来のミラートロンスパッタ装置は、例えばシリコンからなる一対のターゲット41,41を真空容器40内に間隔をおいて対向配置すると共に、各ターゲット41,41間の空間H’を磁場空間とするための磁石42をターゲット41,41の背面側にそれぞれ配置し、さらに、被処理物である基板43を磁場空間H’と対峙するようにターゲット41,41間の側方に配置した構成を採用している。また、各ターゲット41,41間にプラズマを形成すべく、各ターゲット41,41間の側方近傍に、例えばアルゴンガス等の不活性ガスを導入するための供給系44を設ける一方、ターゲット41,41からのスパッタ原子と反応させるべく、基板43の近傍に、例えば酸素ガス等の反応性ガスを導入するための供給系45を設けている。
図4(a)において、前記各ターゲット41,41の背面側にはそれぞれ略リング状の磁石42,42が配置されているため、前記一対のターゲット41,41間の空間H’は、一方の磁石42から他方の磁石42に磁力線が走る磁場空間となる。前記ターゲット41,41間の空間H’は、その周辺部(前記各リング状の磁石42に対向する略リング状部分=前記略円板状のターゲット41の外周に対向する略リング状部分)が磁束密度が高く、その内側の中央部が磁束密度が低い状態となっている。
図4(a)において、真空容器40内を真空排気した後、アルゴンガスを導入し、その後、ターゲット41,41を陰極とすべく電圧を印加すると、ターゲット41,41間に介在するアルゴンガスは、イオン化してプラズマとなり、磁場空間H’に閉じ込められた状態でターゲット41,41間を往復運動して、ターゲット41,41をスパッタする。そして、スパッタされて磁場空間H’から飛び出したシリコン原子は、導入された酸素ガスにより酸化されて、基板43の表面上に被着堆積する。これによって、基板43の表面には、酸化シリコンからなる酸化物薄膜が形成(成膜)される。
特許第3505459号公報
しかしながら、前述のような従来のミラートロンスパッタ装置においては、前記各ターゲットからスパッタされて飛び出したスパッタ粒子は磁場空間H’の周辺部から等方向(全方向)に向かって飛散してしまうため(図4(b)参照)、前記基板に付着・堆積しない無駄なスパッタ粒子が多く存在してしまい、前記ターゲットのかなりの部分が無駄になってしまう、という問題があった。
本発明はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、スパッタ粒子が基板に付着・堆積されないで無駄になってしまいターゲットも無駄になってしまうことを大幅に低減することができるミラートロンスパッタ装置を提供することを目的とする。
以上のような課題を解決するための本発明によるミラートロンスパッタ装置は、真空容器と、前記真空容器内に所定の間隔を介して対向配置された一対のターゲットと、前記各ターゲットの背面側に、それぞれ、前記各ターゲットの外周部分に沿うように配置された磁石であって、前記各ターゲットのスパッタ面と略垂直な方向の磁界を発生させて、前記各ターゲット間に、前記各ターゲットの外周部分に対向する周辺空間部は磁束密度が高く且つ前記各ターゲットの前記外周部分より内側の部分に対向する内側空間部は磁束密度が低い磁場空間を形成するための磁石と、前記各ターゲット間の磁場空間の側方に前記磁場空間と対向するように配置された基板と、前記磁場空間の外側の前記基板側に配置され、反応性ガスを前記基板側に供給する反応性ガス供給部と、前記各磁石毎に、前記各磁石の前記基板側の面の両極と対面するように配置され、且つ、前記各磁石の近傍の位置であって前記反応性ガス供給部と前記各磁石との間の位置に配置されており、前記各ターゲット間の磁場空間の前記周辺空間部の「前記基板と対向しており、前記各ターゲットからのスパッタ粒子が前記磁場空間から前記基板方向に向かう部分」の磁束密度を前記周辺空間部の他の部分よりも低くするための磁性部材と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明によるミラートロンスパッタ装置においては、前記磁石は、略リング状磁石、略矩形リング状磁石、又は前記各ターゲットの外周部分に沿うように配置された複数個の磁石から成るものであってもよい。
本発明においては、前記各ターゲット間の磁場空間の周辺部の中の前記基板と対向する部分の磁束密度を前記周辺部の他の部分よりも低くするための磁性部材を、前記ターゲット及び磁石の前記基板と対向する側に、前記ターゲット及び磁石と対向するように配置するようにしている。このようにした場合、前記磁性部材により、前記各ターゲットのスパッタ面と略垂直な方向を成す周辺部の中、前記基板と対向する部分は、磁力線が疎となる状態となり、その磁束密度は前記周辺部の他の部分よりも低くなる。したがって、本発明によれば、前記ターゲットから叩き出されたスパッタ粒子は、前記各ターゲット間の磁場空間の周辺部の他の部分に比べて、前記周辺部の中の前記基板に対向している部分(他の部分よりも磁束密度が低い部分)から、より多くより容易に通り抜けられるようになる。よって、本発明によれば、前記スパッタ粒子に、前記基板の方向に飛散し易くするという方向性を持たせることが可能になるので、従来のように多くのスパッタ粒子が無駄になってしまいターゲットの多くの部分が無駄になってしまうという不都合を大幅に低減することができる。
また、特に、前記各ターゲット間の空間を磁場空間とするための磁石を、前記各ターゲットの背面側に前記各ターゲットの外周部分に対向するように配置して、前記各ターゲット間に、「前記各ターゲットのスパッタ面と略垂直な方向を成す周辺部(前記各ターゲットの外周部分に対向する部分=前記磁石に対向する部分)は磁束密度が高くその内側部分は磁束密度が低い磁場空間」を形成するようにしたときは、前記各ターゲット間の磁場空間の周辺部の磁束密度が高いため、高エネルギーの2次電子や負イオンを効果的にスパッタプラズマ内に閉じ込めることができるが、同時にスパッタ粒子も基板方向に飛散し難くなってしまう。これに対して、本発明のように、前記磁性部材を、前記ターゲット及び磁石の前記基板と対向する側に前記ターゲット及び磁石と対向するように配置したときは、前記の磁束密度が高い周辺部の中で、前記基板に対向する部分については、スパッタ粒子の通り抜けをより容易にして、スパッタ粒子の前記基板への付着・堆積をより促進することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1について述べるような形態である。
以下、本発明の実施例1によるミラートロンスパッタ装置を図1を参照して説明する。図1において、1は例えばシリコンから成り平面が略円板状に形成された一対のターゲットである。前記各ターゲット1は、互いに所定の距離を介して対向配置されている。また、2は前記各ターゲット1の外周部に沿うように断面が略円形に形成されている略リング状の磁石である。前記磁石2は、互いに対向する部分が対極となるように、前記各ターゲット1の背面側にそれぞれ配置されている。また、3は被処理物としての基板で、前記各ターゲット1間の空間Hの側方(図示上方)に配置されている。また、4はパーマロイなどの高透磁率磁性材料などから成るシート状の磁性部材である。前記磁性部材4は、前記各ターゲット1及び各磁石2の前記基板3と対向する位置(図示上方の位置)に、前記各ターゲット1及び各磁石2と対向するように、それぞれ配置されている。また、前記のターゲット1、基板3、及び磁性部材4などはいずれも図示しない真空容器(図4(a)の符号40参照)内に収容されている。
また、図1において、5は前記真空容器側をアノード(陽極)に前記ターゲット1をカソード(陰極)にしてスパッタ電力を供給するためのスパッタ電源、6は図示しないスパッタガス導入口から前記真空容器内の前記各ターゲット1の側方近傍に導入されるアルゴンなどの不活性ガス(スパッタガス)、7は前記基板3の近傍に酸素ガスや窒素ガスなどの反応性ガスを導入するための反応性ガス導入口、である。
次に本実施例1の動作を説明する。図1において、前述のように、前記各ターゲット1の背面側にはそれぞれ略円形リング状の磁石2が配置されているため、前記一対のターゲット1間の空間Hは、一方の磁石2から他方の磁石2に向かう方向(前記各ターゲット1のスパッタ面と略垂直な方向)に磁力線が走る磁場空間となる。前記両ターゲット1間の空間Hは、その周辺部(前記略円板状のターゲット1の外周に対向する略リング状部分=前記各磁石2に対向する略リング状部分)が磁束密度が高く、その内側の中央部が磁束密度が低い状態となっている。但し、本実施例1では、前述のように、前記各ターゲット1に対向する位置であって前記基板3の方向(図1の図示上方)の位置に、前記磁性部材4がそれぞれ配置されているため、前記空間Hの周辺部の中の前記磁性部材4側の部分(=前記基板3に対向する部分)のみは、磁束密度が低く形成されている。
図1において、前記真空容器内を真空排気した後、アルゴンガスを導入し、その後、前記各ターゲット1を陰極とすべく電圧を印加すると、前記両ターゲット1間に存在するアルゴンなどのスパッタガスはイオン化してプラズマとなり、またこれによって生じたArなどの陽イオンがターゲット1に入射してスパッタを起こす。
このとき、前述のように前記両ターゲット1間にはスパッタ面と略垂直な磁界が印加されているので、前記各ターゲット1間の空間H内では、高エネルギー電子が閉じ込められ、この高エネルギー電子が前記スパッタガスとの衝突を繰り返すことにより前記スパッタガスのイオン化が促進され、その結果、スパッタイオン数の増大化により前記ターゲット1のスパッタ速度が高められる。
また、このとき、前記のプラズマ中の高エネルギー電子やイオンを前記両ターゲット1間の空間Hに閉じ込めるために印加された磁界により、前記各ターゲット1からスパッタされたスパッタ粒子も、前記空間Hの周辺部(磁束密度の高い部分)を通り抜けることが容易ではなくなる。しかし、本実施例1では、前記周辺部の中、前記基板3に対向する部分(図示上方の部分)のみは、前記磁性部材4により磁束密度が低い状態となっているので、前記スパッタ粒子(図1の符号8参照)は、前記周辺部の中の前記基板3に対向する部分(前記磁束密度が低い状態となっている部分)から容易に前記空間Hの外へ通り抜け、前記反応性ガス(O、Nなど)と反応した化合物(SiO、SiNなど。図1の符号8a参照)となって前記基板3に付着・堆積する。これにより、前記基板3の表面に酸化物や窒化物などの薄膜が高速に形成される。
図2はこのときの状態を模式的に示す図である。すなわち、図2は図1の図示中央部分を図示左側から右側方向を見たときの状態を示す図で、前記磁場空間Hと磁性部材4と基板3との位置関係を示す模式図である。図2において、9は前記各磁石2により前記両ターゲット1間に形成される磁場空間Hの周辺部(前記各磁石2と対向する略リング状部分で磁束密度が高い部分)を示し、10は前記磁場空間Hの内側の中央部分(磁束密度が低い部分)を示している。前述したとおり、前記両ターゲット1間の空間Hは、その周辺部9が磁束密度が高い状態で、その内側の中央部分10は磁束密度が低い状態となっている。しかし、本実施例1では、前記磁性部材4の存在により、前記周辺部9の中、図示上方部分(前記基板3と対向する部分)9aだけは、磁束密度が低い状態となっている。よって、本実施例1では、前記スパッタ粒子8が前記周辺部9の中の磁束密度が低い部分9aを容易に通り抜け、前記反応性ガスと反応して化合物8aとして前記基板3に付着・堆積するようになる。
以上のように、本実施例1においては、前記磁性部材4を、前記ターゲット1及び磁石2の前記基板3と対向する側に、前記ターゲット1及び磁石2と対向するように配置するようにしている。よって、本実施例1では、前記磁性部材4により、前記磁場空間Hの前記各ターゲット1のスパッタ面と略垂直な方向を成す周辺部9(図2参照)の中、前記基板3と対向する側の一部9aは、磁力線が疎となる状態となり、その磁束密度は前記周辺部9の他の部分よりも低くなっている。したがって、本実施例1によれば、前記各ターゲット1からのスパッタ粒子は、前記両ターゲット1間の磁場空間Hの周辺部9の他の部分と比較して、前記周辺部9の中の前記基板3に対向している部分9a(=前記周辺部9の他の部分よりも磁束密度が低い部分)から、より多くより容易に通り抜けられるようになる。よって、本実施例1によれば、前記スパッタ粒子に、前記基板3の方向に飛散し易くするという方向性を持たせることが可能になるので、従来のように多くのスパッタ粒子が無駄になってターゲットの多くの部分が無駄になってしまうという不都合を大幅に低減することができる。
次に、本発明の実施例2によるミラートロンスパッタ装置について説明する。本実施例2の構成は、前記実施例1と基本的に同様であるが、前記実施例1において使用された断面略円形状で略リング状の磁石2が断面略長方形状で略矩形リング状の磁石(図示せず)に置き換えられている点などで、前記実施例1と異なっている。すなわち、本実施例2においては、前記各ターゲット1間に磁場空間Hを形成するために、断面略長方形状で略矩形リング状の磁石(図示せず)が前記各ターゲット1の背面側にそれぞれ配置されている。また、本実施例2では、前記の断面略長方形状で略矩形リング状の磁石の前記基板3方向の位置であって前記磁石とそれぞれ対向する位置に、シート状の磁性部材14が配置されている。
図3は本実施例2における断面略長方形状で略矩形リング状の磁石により形成される磁場空間Hと、その図示上方に配置された基板3と、前記ターゲット及び磁石の前記基板3と対向する方向(図示上方)に前記磁石と対向するように配置された磁性部材14との位置関係を示す模式図である。図3において、19は前記の断面略長方形状で略矩形リング状の磁石により前記両ターゲット1間に形成される磁場空間Hの周辺部(前記の断面略長方形状で略矩形リング状の磁石と対向する矩形リング状部分であって磁束密度が高い部分)を示し、20は前記磁場空間Hの前記周辺部19の内側の中央部分(磁束密度が低い部分)を示している。このように、前記両ターゲット1間の空間Hは、その周辺部19が磁束密度が高い状態となっており、その内側の中央部分20が磁束密度が低い状態となっている。しかし、本実施例2では、前記磁性部材14の存在により、前記周辺部19の中、図示上方部分(前記基板3と対向する部分)19aだけは、磁束密度が低い状態となっている。よって、本実施例2では、前記ターゲット1から叩き出されたスパッタ粒子が前記周辺部19の磁束密度が低い部分19aを容易に通り抜け、反応性ガスと反応して化合物8aとして前記基板3に付着・堆積するようになる。よって、本実施例2によっても、前記実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明及び本発明を構成する各構成要件は、それぞれ、前記の各実施例及び前記の各実施例を構成する各要素として述べたものに限定されるものではなく、様々な修正及び変更が可能である。例えば、前記の実施例2においては、断面略長方形状の磁石として一個の略矩形リング状の磁石を例示したが、本発明では、例えば4個の板状磁石を組み合わせて断面略長方形状の磁石とするようにしてもよい。
本発明の実施例1によるミラートロンスパッタ装置の構成を示す概略図。 本実施例1における磁場空間と磁性部材と基板との位置関係を示す模式図。 本発明の実施例2における磁場空間と磁性部材と基板との位置関係を示す模式図。 (a)は従来のミラートロンスパッタ装置の構成を示す概略図、(b)は従来技術の問題点を説明するための図。
符号の説明
1 ターゲット
2 磁石
3 基板
4,14 磁性部材
5 スパッタ電源
6 不活性ガス
7 反応性ガス導入口
8 スパッタ粒子
9,19 磁場空間Hの周辺部
9a,19a 周辺部の一部
10,20 磁場空間Hの中央部分
H 両ターゲット間の磁場空間

Claims (2)

  1. 真空容器と、
    前記真空容器内に所定の間隔を介して対向配置された一対のターゲットと、
    前記各ターゲットの背面側に、それぞれ、前記各ターゲットの外周部分に沿うように配置された磁石であって、前記各ターゲットのスパッタ面と略垂直な方向の磁界を発生させて、前記各ターゲット間に、前記各ターゲットの外周部分に対向する周辺空間部は磁束密度が高く且つ前記各ターゲットの前記外周部分より内側の部分に対向する内側空間部は磁束密度が低い磁場空間を形成するための磁石と、
    前記各ターゲット間の磁場空間の側方に前記磁場空間と対向するように配置された基板と、
    前記磁場空間の外側の前記基板側に配置され、反応性ガスを前記基板側に供給する反応性ガス供給部と、
    前記各磁石毎に、前記各磁石の前記基板側の面の両極と対面するように配置され、且つ、前記各磁石の近傍の位置であって前記反応性ガス供給部と前記各磁石との間の位置に配置されており、前記各ターゲット間の磁場空間の前記周辺空間部の「前記基板と対向しており、前記各ターゲットからのスパッタ粒子が前記磁場空間から前記基板方向に向かう部分」の磁束密度を前記周辺空間部の他の部分よりも低くするための磁性部材と
    を備えたことを特徴とするミラートロンスパッタ装置。
  2. 請求項1において、前記磁石は、略リング状磁石、略矩形リング状磁石、又は前記各ターゲットの外周部分に沿うように配置された複数個の磁石から成るものである、ことを特徴とするミラートロンスパッタ装置。
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