JP4854246B2 - 液晶表示装置、および液晶表示装置の表示データ制御方法 - Google Patents

液晶表示装置、および液晶表示装置の表示データ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4854246B2
JP4854246B2 JP2005276342A JP2005276342A JP4854246B2 JP 4854246 B2 JP4854246 B2 JP 4854246B2 JP 2005276342 A JP2005276342 A JP 2005276342A JP 2005276342 A JP2005276342 A JP 2005276342A JP 4854246 B2 JP4854246 B2 JP 4854246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
signal
crystal display
black
drive current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005276342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007086512A (ja
JP2007086512A5 (ja
Inventor
哲哉 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Central Inc
Original Assignee
Toshiba Mobile Display Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Mobile Display Co Ltd filed Critical Toshiba Mobile Display Co Ltd
Priority to JP2005276342A priority Critical patent/JP4854246B2/ja
Publication of JP2007086512A publication Critical patent/JP2007086512A/ja
Publication of JP2007086512A5 publication Critical patent/JP2007086512A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4854246B2 publication Critical patent/JP4854246B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

本発明は、OCBモード液晶を用いた液晶表示装置およびその表示データ制御方法に関する。
液晶表示装置は薄型、軽量であり、従来のブラウン管に代替するものとして、近年一層用途が拡大されてきた。しかし、現在広く使用されているTN(Twisted Nematic)配向液晶表示パネルは視野角が狭く、また応答速度が遅く、動画表示時には尾を引くように見える等、ブラウン管より画質が劣る。
これに対して、近年、高速応答、高視野角という特徴を有するOCB(Optically Compensated Birefringence)モードの液晶表示素子を備える液晶表示装置が用いられるようになってきている。この液晶表示装置は、液晶をベンド配向させて視覚補償を行い、さらにこれに光学位相補償フィルムを組み合わせることにより広い視野角を得るようにしたものである。
図9は、OCBモードの液晶表示素子が有する液晶分子の配向状態を模式的に示した断面図である。図9(a)および図9(b)は、電圧印加状態を示した断面図であり、図9(c)は、電圧無印加状態を示した断面図である。
OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置を構成する液晶表示パネルのガラス基板91の間には、図9(a)等に液晶分子92として示すように、ネマチック液晶が注入されている。そして、電圧を印加していない液晶の配向状態は、スプレイ状態93と呼ばれている。OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置の電源投入時には転移駆動と呼ばれる駆動を行う必要がある。すなわち、転移駆動とは、液晶表示装置の電源投入時にこの液晶層に20ボルトから25ボルト程度の比較的大きな電圧を印加することにより、図9(c)に示すスプレイ状態93から図9(a)、図9(b)に示すベンド状態94a、94bに転移させる駆動のことである。このベンド状態94a、94bを用いて表示を行うのが、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置の特徴であり、電圧の大きさによってベンド状態を変化させることにより、パネルの透過率を変化させるものである。
図9(a)に示すベンド状態94aは、白表示をしている場合のベンド状態を示し、図9(b)のベンド状態94bは、黒表示をしている場合のベンド状態を示している。
また、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、その液晶表示パネルに2ボルト以下の電圧を印加し続けると、液晶の配向状態は、ベンド状態94a、94bからスプレイ状態93に徐々に移行してしまう(以下この移行を逆転移と呼ぶ)。このような逆転移を防止するために、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、逆転移防止駆動と呼ばれる駆動が行われる。
つまり、比較的低い電圧が印加されているときに白表示を行い、比較的高い電圧が印加されているときに黒表示を行うノーマリホワイトモードの液晶表示装置の場合、逆転移防止駆動とは、各画素に周期的に表示する映像信号とは別に黒色に対応する電圧を印加することにより、逆転移を防止する駆動である。逆転移防止駆動には、逆転移の防止のために画素に黒色に対応する電圧を印加する動作と、映像信号に対応する電圧を印加する動作とを交互に行う、2倍速変換と呼ばれる逆転移防止駆動がある(例えば、特許文献1参照)。従って、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、1フレーム(または1フィールド)の映像を表示する期間には、映像信号に対応する電圧を画素に印加している表示期間と、逆転移防止のために黒色に対応する電圧を画素に印加している黒挿入期間とが設けられている。
図10に、従来の2倍速変換による逆転移防止駆動を行う液晶表示装置のブロック図を示す。
この液晶表示装置は、液晶表示パネル110、ソースドライバ111、ゲートドライバ112、コントローラ113、および駆動電流供給回路114を備えている。
液晶表示パネル110は、信号線と走査線がマトリックス状に配置され、それらの交点にOCBモードの液晶表示素子が設けられている液晶表示パネルである。
ゲートドライバ112は、液晶表示パネル110の走査線にゲート信号を供給し、ソースドライバ111は、液晶表示パネル110の信号線に表示用信号に対応する電圧を供給する。
コントローラ113は、表示用信号生成部131、ラインメモリ132、およびタイミング制御部133を備えており、ソースドライバ111は、出力アンプ121およびシフトレジスタ122を備えている。
駆動電流供給回路114は、出力アンプ121が液晶表示パネル110の信号線に表示用信号に対応する電圧を供給するための駆動電流を、出力アンプ121に供給する。
図11(a)は、図10の従来の液晶表示装置が2倍速変換による逆転移防止駆動の動作をする際の、入力される映像信号と液晶表示パネル110の信号線に出力される電圧の関係を示すタイミングチャートを示している。図11(b)は、図11(a)に示す信号線へ供給する電圧波形の詳細を示す模式図である。
以下、図10および図11を用いて、2倍速変換による逆転移防止駆動の動作の詳細について説明する。
RGBデータである映像信号が表示用信号生成部131に入力されると、表示用信号生成部131は、入力された映像信号に対して階調補正やガンマ補正処理を行なうとともに、2倍速信号に変換してラインメモリ132に格納する。
そして、コントローラ113のタイミング制御部133は、入力される映像信号に含まれる表示データが入力開始されるタイミングに応じてスタートパルスを出力して、ラインメモリ132に格納された1行画素分の表示用信号の、ソースドライバ111のシフトレジスタ122への転送を開始させる。ここで、2倍速のクロックを用いることにより、ラインメモリ132からシフトレジスタ122へ、1行画素分の表示用信号が2倍速で順次転送されていく。
次に、ソースドライバ111の出力アンプ121は、シフトレジスタ122に格納された表示用信号を1行画素分同時に取得し、D/A変換して各表示用信号に対応した電圧を液晶表示パネル110の信号線に出力する。
図11(a)に示す信号線出力信号は、シフトレジスタ122に格納される2倍速の表示用信号を示している。このように、シフトレジスタ122には、入力される映像信号の1水平期間(1H期間)毎に、表示用信号生成部131で逆転移防止用の黒色データが挿入された2倍速の表示用信号が順次格納されていく。
図11(a)の信号線出力極性は、出力アンプ121が液晶表示パネル110の信号線に供給する電圧の極性を示している。
液晶表示パネルは、長時間にわたり直流電圧が印加されると、「焼き付き」という残像現象が引き起こされてしまう。この「焼き付き」を防止するために、所定周期で液晶素子に供給される電圧の極性を反転させる必要がある。そのために、液晶素子に供給される電圧の極性が周期的に反転するように駆動される。図11(a)のタイミングチャートは、液晶表示パネルの液晶素子に供給する電圧を1H期間毎に反転させる例を示している。
図11(a)に示す信号線への出力電圧は、出力アンプ121から液晶表示パネル110の信号線に供給される電圧を示している。逆転移防止用に挿入した黒色データ(B)を出力する場合には、通常、表示データ(S1〜S’3)に対応するよりも大きな電圧が供給されるように設定される。また、図11(a)の場合には、1H期間毎に信号線に供給される電圧の極性が反転するので、1H期間における挿入用の黒色データと表示用信号を出力する毎に、出力される電圧極性が変わる。
このようにして、2倍速変換による逆転移防止駆動が実現されている。
特開2003−280617号公報
しかしながら、従来の2倍速変換による逆転移防止駆動では、出力アンプ121から表示用信号に対応した電圧を信号線に供給する際に、出力アンプ121を駆動する電流は一定であるため、逆転移防止のために挿入する黒色データに対応する電圧を供給するときに書き込み不足になり易いという問題があった。
すなわち、図11に示すように、逆転移防止用に挿入される黒色データに対応する電圧は、表示データに対応する電圧よりも大きな電圧が供給される。極性を反転させて大きな電圧を供給する場合には、極性を反転させない場合や、極性を反転させても低い電圧を供給する場合よりも、液晶素子へ書き込み難くなる。これは、図11(b)に示すように、極性反転後に供給すべき電圧が大きいために、その供給開始時点の電圧波形が鈍ってしまうからである。
出力アンプ121の駆動電流を大きくすることにより、この供給開始時点の電圧波形の鈍りを抑制することができるが、出力アンプ121の駆動電流を大きくすると液晶表示装置の消費電力が大きくなってしまう。
液晶表示装置は、消費電力を低く抑えるために出力アンプ121の駆動電流はできるだけ低くなるように設定されることが多く、挿入する黒色データに対応する電圧を液晶素子に書き込むときに書き込み不足になり易い。液晶素子への書き込み不足が発生すると、OCBモード液晶の逆転移が発生してしまう。
また、液晶表示パネルの温度が上昇するとOCBモード液晶は逆転移し易くなるので、液晶表示パネルの温度の上昇とともにさらに逆転移が発生し易くなってしまう。
本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、逆転移防止のために挿入する黒色データに対応する電圧を書き込むときに、液晶素子への書き込み不足が生じない、液晶表示装置およびその表示データ制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられたOCBモード液晶を使用した液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、
前記走査線にゲート信号を供給するゲートドライバと、
入力される映像信号に含まれる、表示期間に表示させる各表示データの間に、黒挿入期間に用いられる黒色のデータを挿入した、表示用信号を生成する表示用信号生成手段と、
前記表示用信号生成手段で生成された前記表示用信号を転送する際に、前記表示用信号中の前記黒色のデータの位置を特定する黒挿入識別信号を出力する黒挿入識別信号出力手段と、
前記表示用信号生成手段から転送されてきた前記表示用信号に対応する電圧を前記信号線に供給する際に、入力される前記黒挿入識別信号に基づいて、前記黒色のデータに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流を、前記表示データに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流よりも大きくして、前記信号線に電圧を供給するソースドライバとを備えた、液晶表示装置である。
また、第2の本発明は、
前記ソースドライバが、前記黒色のデータに対応する電圧を供給するときに用いる前記出力駆動電流を、前記OCBモード液晶が逆転移を生じない最小の電流値とする、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第3の本発明は、
前記黒挿入識別信号出力手段は、前記表示用信号中の前記黒色のデータのうちの、予め決められた周期毎の予め決められた位置の黒色のデータについてのみ、その位置を特定する前記黒挿入識別信号を出力する、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第4の本発明は、
前記ソースドライバは、入力される前記黒挿入識別信号のうちの、予め決められた周期毎の予め決められた位置の前記黒挿入識別信号に対応する黒色のデータに対してのみ、前記信号線に電圧を供給するときに用いる出力駆動電流を、前記表示データに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流よりも大きくする、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第5の本発明は、
さらに、前記液晶表示パネルの温度を検出する温度検出手段を備え、
前記ソースドライバは、前記温度が高くなるほど、前記黒色のデータに対応する電圧を供給するときに用いる前記出力駆動電流が大きくなるように制御する黒色駆動電流制御手段を有する、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第6の本発明は、
マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられたOCBモード液晶を使用した液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、前記走査線にゲート信号を供給するゲートドライバと、入力される映像信号に含まれる表示期間に表示させる各表示データの間に、黒挿入期間に用いられる黒色のデータを挿入した表示用信号を生成する表示用信号生成手段と、前記表示用信号の各信号に対応する電圧を前記信号線に供給するソースドライバとを備えた液晶表示装置の表示データ制御方法において、
前記表示用信号が前記ソースドライバに入力される際に、前記表示用信号中の前記黒色のデータの位置を特定する黒挿入識別信号を前記ソースドライバに入力する黒挿入識別信号入力ステップと、
前記ソースドライバが、前記表示用信号に対応する電圧を前記信号線に供給する際に、入力される前記黒挿入識別信号に基づいて、前記黒色のデータに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流を、前記表示データに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流よりも大きくして、前記信号線に電圧を供給する液晶電圧供給ステップとを備えた、液晶表示装置の表示データ制御方法である。
本発明により、逆転移防止のために挿入する黒色データに対応する電圧を書き込むときに、液晶素子への書き込み不足が生じない、液晶表示装置およびその表示データ制御方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態1の液晶表示装置は、液晶表示パネル10、ソースドライバ11、ゲートドライバ12、およびコントローラ13を備えている。
液晶表示パネル10は、信号線と走査線がマトリックス状に配置され、それらの交点にOCBモードの液晶表示素子が設けられている液晶表示パネルである。
ゲートドライバ12は、液晶表示パネル10の走査線にゲート信号を供給し、ソースドライバ11は、液晶表示パネル10の信号線に表示データに対応する電圧を供給する。
コントローラ13は、表示用信号生成部31、ラインメモリ32、タイミング制御部33、および黒挿入識別信号出力部34を備えており、ソースドライバ11は、出力アンプ21、シフトレジスタ22、および駆動電流調整部23を備えている。駆動電流調整部23は、出力アンプ21が液晶表示パネル10の信号線に表示用信号に対応する電圧を供給するための駆動電流を、出力アンプ21に供給する。
なお、表示用信号生成部31が、本発明の表示用信号生成手段の一例にあたり、黒挿入識別信号出力部34が、本発明の黒挿入識別信号生成手段の一例にあたる。
図2は、図1に示す本実施の形態1の液晶表示装置が2倍速変換による逆転移防止駆動の動作をする際の、入力される映像信号と出力アンプ21に供給される駆動電流との関係を示すタイミングチャートである。
以下、図1および図2を用いて、本実施の形態1の液晶表示装置における逆転移防止駆動の動作について説明する。
RGBデータの映像信号がコントローラ13の表示用信号生成部31に入力されると、表示用信号生成部31は、入力された映像信号に対して階調補正やガンマ補正処理を行なう。そして、1水平期間(1H期間)の表示データ毎に、逆転移防止のための黒色データを挿入して、2倍速の表示用信号を生成してラインメモリ32に格納する。
なお、本明細書においては、入力される映像信号に含まれる表示データを液晶表示パネル10に表示させる期間を表示期間とし、逆転移防止のために挿入する黒色データを液晶表示パネル10に表示させる期間を黒挿入期間としている。そして、表示用信号生成部31が、入力される映像信号に含まれる表示データに逆転移防止のための黒色データを挿入して生成した2倍速のデータを表示用信号としている。
コントローラ13のタイミング制御部33は、映像信号に含まれる各表示データ(S1〜S’3)が入力開始されるタイミング毎に、スタートパルスを出力して、ラインメモリ32に格納した表示用信号のシフトレジスタ22への転送を開始させる。
ラインメモリ32からシフトレジスタ22に表示用信号が転送される際に、コントローラ13の黒挿入識別信号出力部34は、その転送されている表示用信号に含まれる挿入用の黒色データが転送されているタイミングを識別できる黒挿入識別信号を出力する。図2の例では、黒挿入識別信号として、ラインメモリ32からシフトレジスタ22へ転送している表示用信号に対して、表示用データが送信されているタイミングにはLowとなり、挿入用の黒色データが転送されているタイミングにはHiとなる信号を出力している。つまり、この黒挿入識別信号は、転送されている表示用信号に含まれる挿入用の黒色データの位置を特定できる信号である。
そして、ソースドライバ11の駆動電流調整部23は、黒挿入識別信号出力部34から出力された黒挿入識別信号が入力され、その黒挿入識別信号に基づいて、出力アンプ21が液晶表示パネル10の信号線に供給する電圧に対応させる表示用信号に応じた駆動電流を出力アンプ21に供給する。
すなわち、駆動電流調整部23は、図2に示すように、出力アンプ21から挿入用の黒色データに対応する電圧を信号線に供給するタイミングには、表示データに対応する電圧を供給するときよりも大きな駆動電流を出力アンプ21に供給するように制御する。
例えば、表示データに対応する電圧を供給するときの出力アンプ21への駆動電流を、図10に示す従来の液晶表示装置の駆動電流供給回路114が供給する駆動電流と同じ電流値としておき、挿入用の黒色データに対応する電圧を供給するタイミングには、それよりも大きな電流を駆動電流として出力アンプ21に供給する。挿入用の黒色データに対応する電圧を供給するときには、出力アンプ21に供給される駆動電流が大きくなるので、図11(b)に示すような、挿入用の黒色データに対応する電圧印加開始時の波形の鈍りが抑制されることになる。したがって、液晶表示パネル10の液晶素子への書き込み不足が生じなくなるので、液晶素子が逆転移することがない。
なお、上記において、黒挿入識別信号出力部34が黒挿入識別信号を出力して駆動電流調整部23に入力される処理が、本発明の黒挿入識別信号入力ステップの一例にあたる。また、駆動電流調整部23が、黒挿入識別信号に基づいて電流値を変化させて出力アンプ21に駆動電流を供給する処理が、本発明の液晶電圧供給ステップの一例にあたる。
なお、本実施の形態1の液晶表示装置の消費電力を小さくするという観点から、挿入用の黒色データに対応する電圧を供給するときに出力アンプ21に供給する駆動電流値は、液晶素子への書き込み不足が生じない電流値でできるだけ低く設定するのが望ましい。つまり、OCBモードの液晶素子が逆転移を生じない最小の電流値に設定するのが望ましい。
図3は、本実施の形態1の液晶表示装置において、黒挿入識別信号出力部34から出力される黒挿入識別信号の出力タイミングを図2と異なるタイミングとした場合の、入力される映像信号と出力アンプ21に供給される駆動電流との関係を示すタイミングチャートを示している。
図2においては、黒挿入識別信号出力部34は、ラインメモリ32からシフトレジスタ22に転送される表示用信号中の、挿入用の黒色データが転送されている全てのタイミングを識別できる信号を黒挿入識別信号として出力しているのに対し、図3の場合には、ラインメモリ32からシフトレジスタ22に転送される表示用信号に含まれる挿入用の黒色データのうちの、連続する3H期間毎の1H期間目の挿入用の黒色データが識別できる黒挿入識別信号を送出している。
なお、この図3の場合の、連続する3H期間が、本発明の、表示用信号中の黒色のデータのうちの、その位置を特定する黒挿入識別信号が出力される黒色のデータを、特定するための予め決められた周期の一例にあたる。また、そのうちの黒挿入識別信号が送出される1H期間目が、本発明の、表示用信号中の黒色のデータのうちの、その位置を特定する黒挿入識別信号が出力される黒色のデータを、特定するための予め決められた位置の一例にあたる。
したがって、駆動電流調整部23から出力アンプ21に供給される駆動電流も、連続する3H期間毎のうちの1H期間目の挿入用の黒色データに対応する電圧を供給するタイミングにのみ、大きな駆動電流となるように制御される。
このように制御することにより、図2の場合に比べて、出力アンプ21に供給される駆動電流値の変動周期を小さくすることができる。
図4は、本実施の形態1の液晶表示装置において、駆動電流調整部23の駆動電流制御方法を、図2や図3と異なる制御方法とした場合の、入力される映像信号と出力アンプ21に供給される駆動電流との関係を示すタイミングチャートを示している。
図4の場合における駆動電流調整部23は、図2や図3の場合のように、入力される全ての黒挿入識別信号に対応させて供給する駆動電流値を変化させるように制御するのではなく、入力される黒挿入識別信号のうちのいくつかのみに対応させて供給する駆動電流値を変化させるように制御させるようにしたものである。
図4の場合における駆動電流調整部23は、連続する5H期間を一つの周期として、そのうちの1H期間目と3H期間目の黒挿入識別信号に対してのみ、出力アンプ21に供給する駆動電流が大きくなるように制御している。
なお、この図4の場合の、連続する5H期間が、本発明の、入力される黒挿入識別信号のうちの、信号線に電圧を供給するときに用いる出力駆動電流を表示データに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流よりも大きくする黒色のデータを、特定するための予め決められた周期の一例にあたる。また、そのうちの出力アンプ21に供給する駆動電流を大きくする1H期間目および3H期間目が、本発明の、入力される黒挿入識別信号のうちの、信号線に電圧を供給するときに用いる出力駆動電流を表示データに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流よりも大きくする黒色のデータを、特定するための予め決められた位置の一例にあたる。
このように駆動電流調整部23が制御することにより、図2の場合に比べて、出力アンプ21に供給される駆動電流値の変動周期を小さくすることができる。
なお、図3の場合には、連続する3H期間のうちの1H期間目についてのみ、図4の場合には、連続する5H期間のうちの1H期間目と3H期間目についてのみ、それぞれ出力アンプ21に供給する駆動電流を大きくすることとしたが、これらは一例であり、連続するいくつの水平期間を一つの周期としてもよいし、そのうち何番目の水平期間に出力アンプ21への駆動電流値を変化させるように設定してもよい。これらの周期およびタイミングは、液晶表示装置毎の特性に合わせて設定すればよい。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態2の液晶表示装置は、図1に示す実施の形態1の液晶表示装置に加えて、液晶表示パネル10の温度を検出する温度センサー14と、コントローラ13に温度検出部35を備えている点が異なる。なお、図1と同じ構成部分については、同じ符号を用いている。
以下、図5を用いて、本実施の形態2の液晶表示装置における逆転移防止駆動の動作について説明する。なお、実施の形態1と同じ処理部分については省略し、実施の形態1と異なる処理部分について説明する。
温度センサー14は、液晶表示パネル10の温度に対応した信号を出力する。そして、温度センサー14から出力される信号に基づいて、コントローラ13に設けられた温度検出部35が、液晶表示パネル10の温度を検出する。
なお、液晶表示パネル10の温度を検出する、温度センサー14と温度検出部35を合わせた構成が、本発明の温度検出手段の一例にあたる。
本実施の形態2のコントローラ13に設けられている黒挿入識別信号出力部36は、検出された液晶表示パネル10の温度に基づいて、出力する黒挿入識別信号の出力タイミングを変化させる。なお、黒挿入識別信号出力部36が、本発明の黒挿入識別信号生成手段の一例にあたる。
OCBモードの液晶素子は、温度が上昇するほど逆転移し易くなる。図6は、液晶表示パネルの温度と、逆転移させないために挿入すべき黒色データの挿入割合の関係を示している。図6に示す黒挿入率とは、表示用データを表示する表示期間に対する、挿入する黒色データを表示する黒挿入期間の割合を示したものである。
液晶表示パネルの温度に対して図6に示す曲線よりも黒挿入率が小さいと、OCBモード液晶の逆転移の現象が発生してしまう。つまり、パネル温度が上昇するにしたがって逆転移し易くなるので、逆転移が生じないようにするために、パネル温度の上昇とともに黒挿入率を大きくしなければならない。
この液晶表示パネル10の温度上昇とともに液晶素子が逆転移し易くなる現象に対応するために、本実施の形態2の黒挿入識別信号出力部36は、例えば、ある温度の閾値を設けておき、その閾値よりも低い温度範囲では黒挿入識別信号を出力せずに、その閾値よりも高い温度範囲になったときに、(例えば図2のようなタイミングで)黒挿入識別信号を出力するようにしてもよい。
また、さらに温度範囲を細かく分けて、段階的に黒挿入識別信号を出力するタイミングを変化させるようにしてもよい。例えば、低い温度範囲では黒挿入識別信号を出力せずに、ある閾値を超えた温度範囲では図3のようなタイミングで黒挿入識別信号を出力し、さらに高く設定した別の閾値を超えた温度範囲では図2に示すようなタイミングで黒挿入識別信号を出力することにより、液晶表示パネル10の温度にしたがって、出力アンプ21に供給する駆動電流を細かく制御することができる。
また、実施の形態1と同様に、連続するいくつかの水平期間の周期範囲を決めて、その周期毎に、液晶表示パネル10の温度にしたがって黒挿入識別信号を出力するタイミングを変化させるようにしてもよい。例えば、連続する6H期間を一つの周期とし、液晶表示パネル10の温度上昇とともに黒挿入識別信号を出力するタイミングを、それぞれの周期範囲について、「出力なし」、「1H期間目で出力」、「1H期間目と4H期間目に出力」、「1H期間目、3H期間目、5H期間目に出力」、…と変化させるようにしてもよい。
なお、黒挿入識別信号出力部36に設定しておく閾値の温度は、液晶表示パネル10の特性に合わせて予め固定値で設定しておいてもよいし、図6に示すような液晶表示パネル10の温度と挿入すべき黒色データの挿入率の関係を示すテーブルを参照できるようにしておき、検出された液晶表示パネル10の温度とそのテーブルとに基づいて、黒挿入識別信号を出力するタイミングを制御するようにしてもよい。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態3の液晶表示装置は、液晶表示パネル10の温度を検出する温度センサー14を設けた点については図5に示す実施の形態2の液晶表示装置と同様であるが、実施の形態2では温度検出部35をコントローラ13に設けたのに対して、本実施の形態3では、温度検出部24をソースドライバ11に設けた点が異なる。なお、図1および図5と同じ構成部分については、同じ符号を用いている。
図8は、図7に示す本実施の形態3の液晶表示装置が2倍速変換による逆転移防止駆動の動作をする際の、入力される映像信号と出力アンプ21に供給される駆動電流との関係を示すタイミングチャートである。
以下、図7および図8を用いて、本実施の形態3の液晶表示装置における逆転移防止駆動の動作について説明する。なお、実施の形態1と同じ処理部分については省略し、実施の形態1と異なる処理部分について説明する。
温度センサー14は、液晶表示パネル10の温度に対応した信号を出力する。そして、温度センサー14から出力される信号に基づいて、ソースドライバ11に設けられた温度検出部24が、液晶表示パネル10の温度を検出する。
なお、液晶表示パネル10の温度を検出する、温度センサー14と温度検出部24を合わせた構成が、本発明の温度検出手段の一例にあたる。
本実施の形態3のソースドライバ11に設けられている駆動電流調整部25は、液晶表示パネル10の温度に基づいて、出力アンプ21が挿入用の黒色データに対応する電圧を供給するときの、出力アンプ21に供給する駆動電流値を変化させる。
駆動電流調整部25は、液晶表示パネル10の温度の閾値を設けておき、その閾値よりも低い温度範囲の場合よりも、その閾値を超えた温度範囲の場合の方が、出力アンプ21が挿入用の黒色データに対応する電圧を供給するときの出力アンプ21に供給する駆動電流値を大きくなるように制御する。図8に示す「低温時」が、閾値の温度よりも低い温度範囲の場合の出力アンプ21に供給する駆動電流値を示しており、「高温時」が、閾値の温度を超えた温度範囲の場合の出力アンプ21に供給する駆動電流値をそれぞれ示している。なお、駆動電流調整部25が、本発明の黒色駆動電流制御手段の一例にあたる。
図8に示す場合には、駆動電流調整部25は、液晶表示パネル10の温度に対して、出力アンプ21に供給する駆動電流を2段階で制御するようにしているが、例えば、さらに温度が低い場合には、挿入用の黒色データに対応する電圧を供給するタイミングにも他の表示用データに対応する電圧を供給するときと同じ駆動電流を供給するようにして、すなわち駆動電流を変化させないで一定にして、3段階で制御するようにしてもよい。
また、図6に示すような液晶表示パネル10の温度と挿入すべき黒色データの挿入率の関係を示すテーブルをメモリ等に格納しておき、駆動電流調整部25がそのテーブルを参照し、検出された液晶表示パネル10の温度とそのテーブルとに基づいて、出力アンプ21に供給する駆動電流を変化させるようにしてもよい。出力アンプ21に供給する駆動電流は、液晶表示パネル10の温度の変化にしたがって段階的に変化させるように制御してもよいし、連続的に変化させるように制御してもよい。
また、本実施の形態3では、駆動電流調整部25に入力される全ての黒挿入識別信号のタイミングに対応させて出力アンプ21に供給する駆動電流を変化させることとしたが、実施の形態1と同様に、連続するいくつかの水平期間の周期範囲を決めて、その周期毎のいくつかの水平期間に対してのみ、挿入用の黒色データに対応する電圧を供給するときの駆動電流を変化させるようにしてもよい。
また、その周期毎の、挿入用の黒色データに対応する電圧を供給するときの駆動電流を変化させる水平期間の数も、温度によって変化させるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の液晶表示装置およびその表示データ制御方法を用いることにより、消費電力を低く抑えてOCBモードの液晶素子の逆転移を防止することができる。
なお、本発明に関連する発明のプログラムは、上述した本発明の液晶表示装置の、前記温度が高くなるほど、前記黒色のデータに対応する電圧を供給するときに用いる前記出力駆動電流が大きくなるように制御する前記黒色駆動電流制御手段の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明に関連する発明の記録媒体は、上述した本発明の液晶表示装置の、前記温度が高くなるほど、前記黒色のデータに対応する電圧を供給するときに用いる前記出力駆動電流が大きくなるように制御する前記黒色駆動電流制御手段で、コンピュータと協働して利用されるデータ構造を記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記データ構造が前記コンピュータと協動して利用される記録媒体である。
また、本発明に関連する発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、記録媒体としては、ROM等が含まれる。
また、上述した本発明に関連する発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
なお、以上説明したように、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明にかかる液晶表示装置およびその表示データ制御方法は、逆転移防止のために挿入する黒色データに対応する電圧を書き込むときに、液晶素子への書き込み不足が生じないので、OCBモード液晶を用いた液晶表示装置およびその表示データ制御方法等に有用である。
本発明の実施の形態1の液晶表示装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1の液晶表示装置が2倍速変換による逆転移防止駆動の動作をする際の、入力される映像信号と出力アンプに供給される駆動電流との関係を示すタイミングチャートを示す図 本発明の実施の形態1の液晶表示装置において、黒挿入識別信号出力部から出力される黒挿入識別信号の出力タイミングが図2の場合と異なる場合の、入力される映像信号と出力アンプに供給される駆動電流との関係を示すタイミングチャートを示す図 本発明の実施の形態1の液晶表示装置において、駆動電流調整部の駆動電流制御方法が図2の場合と異なる場合の、入力される映像信号と出力アンプに供給される駆動電流との関係を示すタイミングチャートを示す図 本発明の実施の形態2の液晶表示装置の構成を示すブロック図 液晶表示パネルの温度と、逆転移させないために挿入すべき黒色データの挿入割合の関係を示した図 本発明の実施の形態3の液晶表示装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3の液晶表示装置が2倍速変換による逆転移防止駆動の動作をする際の、入力される映像信号と出力アンプに供給される駆動電流との関係を示すタイミングチャートを示す図 (a)OCB液晶の、白表示の場合のベンド状態を示す図、(b)OCB液晶の、黒表示の場合のベンド状態を示す図、(c)OCB液晶のスプレイ状態を示す図 従来の、2倍速変換による逆転移防止駆動を行う液晶表示装置のブロック図 (a)従来の液晶表示装置で2倍速変換による逆転移防止駆動を行う際の、入力される映像信号と液晶表示パネルの信号線に出力される電圧の関係を示すタイミングチャートを示す図、(b)従来の液晶表示装置で2倍速変換による逆転移防止駆動を行う際の、液晶表示パネルの信号線に出力される電圧波形の詳細を示す模式図
符号の説明
10 液晶表示パネル
11 ソースドライバ
12 ゲートドライバ
13 コントローラ
21 出力アンプ
22 シフトレジスタ
23、25 駆動電流調整部
24、35 温度検出部
31 表示用信号生成部
32 ラインメモリ
33 タイミング制御部
34、36 黒挿入識別信号出力部

Claims (6)

  1. マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられたOCBモード液晶を使用した液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、
    前記走査線にゲート信号を供給するゲートドライバと、
    入力される映像信号に含まれる、表示期間に表示させる各表示データの間に、黒挿入期間に用いられる黒色のデータを挿入した、表示用信号を生成する表示用信号生成手段と、
    前記表示用信号生成手段で生成された前記表示用信号を転送する際に、前記表示用信号中の前記黒色のデータの位置を特定する黒挿入識別信号を出力する黒挿入識別信号出力手段と、
    前記表示用信号生成手段から転送されてきた前記表示用信号に対応する電圧を前記信号線に供給する際に、入力される前記黒挿入識別信号に基づいて、前記黒色のデータに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流を、前記表示データに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流よりも大きくして、前記信号線に電圧を供給するソースドライバとを備えた、液晶表示装置。
  2. 前記ソースドライバが、前記黒色のデータに対応する電圧を供給するときに用いる前記出力駆動電流を、前記OCBモード液晶が逆転移を生じない最小の電流値とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記黒挿入識別信号出力手段は、前記表示用信号中の前記黒色のデータのうちの、予め決められた周期毎の予め決められた位置の黒色のデータについてのみ、その位置を特定する前記黒挿入識別信号を出力する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記ソースドライバは、入力される前記黒挿入識別信号のうちの、予め決められた周期毎の予め決められた位置の前記黒挿入識別信号に対応する黒色のデータに対してのみ、前記信号線に電圧を供給するときに用いる出力駆動電流を、前記表示データに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流よりも大きくする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. さらに、前記液晶表示パネルの温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記ソースドライバは、前記温度が高くなるほど、前記黒色のデータに対応する電圧を供給するときに用いる前記出力駆動電流が大きくなるように制御する黒色駆動電流制御手段を有する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられたOCBモード液晶を使用した液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、前記走査線にゲート信号を供給するゲートドライバと、入力される映像信号に含まれる表示期間に表示させる各表示データの間に、黒挿入期間に用いられる黒色のデータを挿入した表示用信号を生成する表示用信号生成手段と、前記表示用信号の各信号に対応する電圧を前記信号線に供給するソースドライバとを備えた液晶表示装置の表示データ制御方法において、
    前記表示用信号が前記ソースドライバに入力される際に、前記表示用信号中の前記黒色のデータの位置を特定する黒挿入識別信号を前記ソースドライバに入力する黒挿入識別信号入力ステップと、
    前記ソースドライバが、前記表示用信号に対応する電圧を前記信号線に供給する際に、入力される前記黒挿入識別信号に基づいて、前記黒色のデータに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流を、前記表示データに対応する電圧を供給するときに用いる出力駆動電流よりも大きくして、前記信号線に電圧を供給する液晶電圧供給ステップとを備えた、液晶表示装置の表示データ制御方法。
JP2005276342A 2005-09-22 2005-09-22 液晶表示装置、および液晶表示装置の表示データ制御方法 Expired - Fee Related JP4854246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005276342A JP4854246B2 (ja) 2005-09-22 2005-09-22 液晶表示装置、および液晶表示装置の表示データ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005276342A JP4854246B2 (ja) 2005-09-22 2005-09-22 液晶表示装置、および液晶表示装置の表示データ制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007086512A JP2007086512A (ja) 2007-04-05
JP2007086512A5 JP2007086512A5 (ja) 2008-09-25
JP4854246B2 true JP4854246B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=37973540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005276342A Expired - Fee Related JP4854246B2 (ja) 2005-09-22 2005-09-22 液晶表示装置、および液晶表示装置の表示データ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4854246B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11175028A (ja) * 1997-12-09 1999-07-02 Fujitsu Ltd 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動回路、および液晶表示装置の駆動方法
JP2001331151A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示装置
JP2002006810A (ja) * 2000-06-19 2002-01-11 Casio Comput Co Ltd 表示駆動装置
JP3534086B2 (ja) * 2001-04-27 2004-06-07 松下電器産業株式会社 液晶表示装置の駆動方法
JP4121352B2 (ja) * 2001-10-23 2008-07-23 松下電器産業株式会社 液晶表示装置およびその駆動方法
JP3913040B2 (ja) * 2001-11-08 2007-05-09 東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社 液晶表示装置の駆動方法および液晶表示装置
GB0130177D0 (en) * 2001-12-18 2002-02-06 Koninkl Philips Electronics Nv Liquid crystal display and driver
JP2003280617A (ja) * 2002-01-21 2003-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置及び表示装置の駆動方法
JP4028744B2 (ja) * 2002-03-29 2007-12-26 東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社 液晶表示装置
JP4419439B2 (ja) * 2003-05-28 2010-02-24 パナソニック株式会社 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007086512A (ja) 2007-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8736535B2 (en) Hold type image display system
JP4746735B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JP4191136B2 (ja) 液晶表示装置およびその駆動方法
JP6004344B2 (ja) ホールド型画像表示システム
US20110157256A1 (en) Image display control device, image display device, image display control method, and image display control program
US20140028640A1 (en) Hold type image display system
JP2007148369A (ja) 表示制御回路、表示制御方法及び表示回路
JP2013250553A (ja) 表示パネル駆動および走査の方法ならびにシステム
JP4559899B2 (ja) 液晶表示装置、及び液晶表示装置の駆動方法
JP2008134291A (ja) 液晶表示装置
JP5307392B2 (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
JP5033376B2 (ja) データ処理装置およびこの駆動方法
JP4690879B2 (ja) 液晶表示装置
US20070035502A1 (en) Liquid crystal display device, method for controlling display data for liquid crystal display device, and recording media
JP5306067B2 (ja) 液晶表示装置
JP4854246B2 (ja) 液晶表示装置、および液晶表示装置の表示データ制御方法
JP2010039205A (ja) 液晶表示装置
JP2007163703A (ja) 液晶表示装置、および液晶表示装置の駆動方法
JP4419439B2 (ja) 液晶表示装置
JP2007086513A (ja) 液晶表示装置、液晶表示装置の表示データ制御方法、プログラムおよび記録媒体
KR100830751B1 (ko) 액정 표시 장치, 액정 표시 장치의 표시 데이터 제어 방법및 기록 매체
KR100517468B1 (ko) 액정 표시 장치
JP2007163704A (ja) 液晶表示装置、プログラムおよび記録媒体
KR20090052237A (ko) 액정표시장치의 오버드라이빙 회로 및 방법
JP4419438B2 (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080806

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110906

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees