JP4854198B2 - 慢性リンパ性白血病の処置のためのナイトロジェンマスタードアナログとイマチニブの組み合わせ剤 - Google Patents

慢性リンパ性白血病の処置のためのナイトロジェンマスタードアナログとイマチニブの組み合わせ剤 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、(a)クロラムブシル、クロルナファジン、エストラムスチン、メクロレタミン、メクロレタミン・オキサイド・ヒドロクロライド(mechlorethamine oxide hydrochloride)、ナベムビチン(navembichin)、フェネステリン(phenestrine)、プレドニマスチン(prednimustine)、トロフォスファミド(trofosfamide)またはウラシル・マスタードからなる群から選択されるナイトロジェンマスタードアナログおよび(b)4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド(以後:“化合物I”と呼ぶ)を含む組み合わせ剤;このような組み合わせ剤と所望により少なくとも一つの薬学的に許容される担体を含む、特に慢性リンパ性白血病(CLL)の処置のための、同時、別々または連続使用のための医薬組成物;CLLの処置用医薬の製造のためのこのような組み合わせ剤の使用;このような組み合わせ剤を含む商品包装物または製品;および温血動物、とりわけヒトの処置法に関する。
慢性リンパ性白血病(chronic lymphocytic leukemia)(CLL)は全白血病の25%を占める成人白血病の最も多い形である(米国(US)では毎年約10,000名の新規CLL症例)。USでは、95%のCLL症例がB細胞表現型白血病である。約50%のCLLで、患者は診断時無症候である。疾患の段階は予後と相関する;ステージOは>10年の平均生存期間であるが、ステージI−IIは7年の平均生存期間である。処置は通常患者が症状を示したときに開始する。
CLLの処置に使用される薬剤の二つの主要なグループがある:(1)クロラムブシル(CLB)またはシクロホスファミドのようなアルキル化剤および(2)フルダラビンのようなプリンアナログ。これらの薬剤は、60−75%の患者で応答する。
近年の無作為試験で、CLBと比較したフルダラビンの高い応答率が証明されたが、生存率は差がなかった。いずれの薬剤もCLLにおける最先端の治療として許容される。他の薬剤が治療のために利用可能である。最終的に全ての患者は薬剤に耐性となる。この疾患を治癒できる治療はない(Kalil, N. and Cheson, B.D. The Oncologist 4:352-369, 1999)。
組み合わせパートナー(b)化合物Iは、以下の式
Figure 0004854198
を有する4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドである。これは、出典明示により本明細書に包含させるWO99/03854に記載のように製造し、投与できる。
化合物Iのモノメタンスルホン酸付加塩(以後“塩I”)およびその好ましい結晶形は、1999年1月28日に公開されたWO99/03854に記載されている。
引用した活性剤の構造は、標準概論“The Merck Index”の現版から、またはデータベース、例えばPatents International、例えばIMS World Publicationsから取り得る。その対応する内容は出典明示により本明細書に包含させる。当業者は、これらの参考文献に基づき、製造し、インビトロおよびインビボの両方で、標準試験モデルにおいて薬理学的適用および特性を試験することが可能である。
組み合わせパートナー(a)および(b)に関する言及はまたその各々の薬学的に許容される塩も含むことは理解されよう。組み合わせパートナーが少なくとも一つの塩基性基を有する場合、それは酸付加塩を形成できる。酸基、例えばCOOHを有する組み合わせパートナーはまた塩基と塩を形成できる。組み合わせパートナー(a)または(b)もしくはそれらの薬学的に許容される塩は水和物の形で使用し得、または結晶化に使用した他の溶媒を含み得る。4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミド、すなわち組み合わせパートナー(b)は好ましくは本発明においてはモノメタンスルホン酸塩、例えばモノメタンスルホン酸塩のベータ結晶形で使用する。
化合物Iは慢性骨髄性白血病(CML)およびフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ芽球性白血病(ALL)の最先端の治療として使用されている。実質的には、全てのCML症例がt(9、22)(q34、11)転座の結果としてc−ableキナーゼを発現する。対照的に、CLL患者において、BCR/ABL転座は報告されていない。
予期されないことに、慢性リンパ性白血病の患者からの細胞におけるナイトロジェンマスタードアナログ、とりわけ、クロラムブシルと化合物Iを含む組み合わせ剤の抗増殖性効果は、いずれかのタイプの成分単独で達成できる最大効果よりも大きいことが判明した。
本発明は、クロラムブシル、クロルナファジン、エストラムスチン、メクロレタミン、メクロレタミン・オキサイド・ヒドロクロライド、ナベムビチン、フェネステリン、プレドニマスチン、トロフォスファミドまたはウラシル・マスタードからなる群から選択されるナイトロジェンマスタードアナログ、特にクロラムブシル(CLB)と化合物Iを含む組み合わせ剤が、ナイトロジェンマスタードアナログのいずれか単独、特にクロラムブシルまたは化合物I単独の治療的有効量の投与により得ることができるよりも大きい治療効果をもたらすことを報告する。
本発明は(a)ナイトロジェンマスタードアナログおよび(b)化合物I(ここで、活性成分(a)および(b)はいずれの場合も遊離形または薬学的に許容される塩形で存在する)、および所望により少なくとも一つの薬学的に許容される担体を含む、組み合わせ製剤または薬学的に固定された組み合わせのような、同時、別々または連続使用のための組み合わせ剤に関する。
本明細書で使用される“組み合わせ製剤”は、上記で定義の組み合わせパートナー(a)および(b)が互いに独立して、または、組み合わせパートナー(a)および(b)の区別される量の異なる固定された組み合わせの使用により、すなわち同時にまたは異なる時点で投与できる点で、とりわけ“複数の部分のキット”である。複数の部分のキットの成分を次いで、例えば同時にまたは時間的にずれて、すなわち、異なる時点で任意の複数の部分のキットの成分と同じまたは異なる間隔で投与できる。非常に好ましくは、間隔は、これらの成分の組み合わせた使用で処置する疾患における効果が、組み合わせパートナー(a)および(b)の任意の一つの使用により得られるよりも大きい効果となるように選択する。組み合わせ製剤で投与すべき組み合わせパートナー(a)の組み合わせパートナー(b)に対する比率は、例えば処置すべき亜集団の必要性を満たすか、または、患者の年齢、性別、体重などのためであり得る一人の患者の必要性を満たすために変化し得る。好ましくは、少なくとも一つの有利な効果、例えば組み合わせパートナー(a)および(b)の効果の相互の増強、特に相乗効果、例えば相加を超える効果、付加的な有利な効果、少ない副作用、組み合わせパートナー(a)および(b)の一方または両方の非有効投与量での併用治療効果、および非常に好ましくは組み合わせパートナー(a)と(b)の非常に強い相乗効果がある。
“処置”なる用語は、疾患の治癒を、または疾患の緩解または疾患の進行の遅延の効果を有することを目的として、このような処置を必要とする温血動物に、組み合わせパートナーを投与することを含む。
本明細書で使用する“進行の遅延”なる用語は、疾患の進行が処置により少なくとも遅くなるか阻害され、患者が処置していないまたは単剤で処置されている患者と比較して高い生存率を示すことを意味する。
“ナイトロジェンマスタードアナログ”は、クロラムブシル、クロルナファジン、エストラムスチン、メクロレタミン、メクロレタミン・オキサイド・ヒドロクロライド、ナベムビチン、フェネステリン、プレドニマスチン、トロフォスファミド、ウラシル・マスタードを意味する。
本明細書で使用する“クロラムブシル耐性慢性リンパ性白血病”なる用語は、とりわけクロラムブシルがもはや有効でないか、その治療効果の低下を示す慢性リンパ性白血病と定義する。
クロラムブシルは出典明示により本明細書に包含させるUS特許3,046,301にしたがい製造できる。
(a)ナイトロジェンマスタードアナログ、好ましくはクロラムブシルおよび(b)化合物I(ここで、活性成分はいずれの場合も遊離形または薬学的に許容される塩の形で存在できる)および少なくとも一つの薬学的に許容される担体を含む組み合わせ剤は、以後本発明の組み合わせ剤と呼ぶ。
本発明の組み合わせ剤は慢性リンパ性白血病を阻害する。さらに、本発明の組み合わせ剤は慢性リンパ性白血病の処置に優れた効果を示す。本発明の一つの好ましい実施態様において、本発明の組み合わせ剤で処置する増殖性疾患は慢性リンパ性白血病および好ましくはクロラムブシル耐性慢性リンパ性白血病である。
いっそう驚くのは、ヒトにおけるインビボでの実験的発見であり、本発明の組み合わせ剤の投与が、本発明の組み合わせ剤に使用されている薬学的活性成分の一つのみを投与した単剤治療と比較して、優れた、とりわけ相乗的な、例えば抗増殖性効果を、例えば白血病の進行の遅延の点で示すだけでなく、さらにまた驚くべき有利な効果、例えば少ない副作用ならびに減少した死亡率および罹患率をもたらすことである。本発明の組み合わせ剤は、特に、抗癌剤として既知の化学療法剤に難治性の慢性リンパ性白血病、例えばナイトロジェンマスタードアナログ処置に難治性の、とりわけクロラムブシル処置に難治性の慢性リンパ性白血病の処置に適している。
さらなる利点は、本発明の組み合わせ剤の活性成分の低用量、例えば、必要な投与量がしばしば少ないだけでなく、また少ない頻度で投与するように使用でき、または、組み合わせパートナー単独の一つで観察される副作用、例えば下痢または嘔吐の発現を減少するために使用できる。これは、処置する患者の望みおよび要求と一致する。
確立された試験モデルにより、本発明の組み合わせ剤が前記の優れた効果をもたらすことを示すことができる。関連分野の当業者は、このような優れた効果を確認できる関連試験モデルを選択することが十分可能である。本発明の組み合わせ剤の薬理学的活性は、例えば、本質的に後記の臨床試験でまたは試験法で証明し得る。
適当な臨床試験は特に疾患ステージ後期の癌患者における無作為、二重盲、平行試験である。このような試験は、特に、活性成分を使用した単剤治療と本発明の組み合わせ剤を使用した治療の効果を比較し、そして特に本発明の組み合わせ剤の活性成分の相乗効果を証明するために適している。このような試験の主要評価項目は、疼痛スコア、鎮痛剤使用、一般状態、クオリティー・オブ・ライフ・スコアまたは疾患の進行までの時間における効果であり得る。腫瘍の一定間隔、例えば4、6または8週毎の評価は本発明の組み合わせ剤の効果の測定に特に適している。適当な試験設計において、患者は、例えば、2週間の治療サイクルあたり、50から1000mgの活性剤の範囲での化合物I、および0.2から1mg/kg/日の範囲のクロラムブシルを投与される。このような試験の最小期間は、例えば約4週間でなければならない。
本発明の組み合わせ剤を含み、併用で慢性リンパ性白血病に対して治療的に有効な量で含む、医薬組成物を提供するのが本発明の一つの目的である。この組成物において、組み合わせパートナー(a)および(b)を一緒に、互い違いに、または別々に、一つの組み合わせた単位投与形でまたは2つの別々な単位投与形で投与できる。単位投与形はまた固定された組み合わせであり得る。
本発明の医薬組成物はそれ自体既知の方法で製造でき、治療的有効量の少なくとも一つの薬理学的に活性な組み合わせパートナーを、とりわけ経腸または非経腸投与に適した、1つまたはそれ以上の薬学的に許容される担体と共に含む、ヒトを含む哺乳類(温血動物)への経口または直腸のような経腸、および非経腸投与に適したものである。本発明の一つの実施態様において、1つまたはそれ以上の活性成分を経口で投与する。
新規医薬組成物は、例えば、約10%から約100%、好ましくは約20%から約60%の活性成分を含む。経腸または非経腸投与のための組み合わせ治療医薬製剤は、例えば、糖衣錠、錠剤、カプセルまたは坐薬およびさらにアンプルのような単位投与形のものである。特記しない限り、これらはそれ自体既知の方法で、例えば、慣用の混合、造粒、糖衣、溶解または凍結乾燥工程の手段により製造する。各投与形態の個々の薬剤を含む組み合わせパートナーの単位含量は、必要な量が複数の投与単位の投与により達成できるため、それ自体有効量を構成する必要はない。
特に、本発明の組み合わせ剤の組み合わせパートナーの各々の治療的有効量を同時にまたは任意の順番で連続して投与し得、成分は別々にまたは固定された組み合わせとして投与し得る。例えば、本発明にしたがい増殖性疾患の進行を遅延させるまたは処置する方法は、(i)第一の遊離形または薬学的に許容される塩形の組み合わせパートナーを投与し、そして(ii)第二の遊離形または薬学的に許容される塩形の組み合わせパートナーを、治療的有効量を同時にまたは任意の順番で連続して、好ましくは相乗的有効量で、例えば本明細書に記載の量に対応する一日量で投与することを含む。本発明の組み合わせ剤の個々の組み合わせパートナーは、治療期間中別々に異なる時点で、または同時に別々のまたは一つの組み合わせ形で投与できる。さらに、投与なる用語はまたインビボで組み合わせパートナー自体に変換する組み合わせパートナーのプロドラッグの使用も包含する。本発明はしたがって、同時のまたは交互の治療の全てのこのようなレジメンを包含すると理解すべきであり、“投与”なる用語もそれにしたがって解釈されるべきである。
本発明の組み合わせ剤に用いる組み合わせパートナーの各々の有効量は、用いる特定の化合物または医薬組成物、投与の形態、処置する状態、処置する疾患の重症度に依存して変化し得る。このように、本発明の組み合わせ剤の投与レジメンは、投与経路および患者の腎臓と肝臓の機能を含む種々の因子にしたがい選択する。通常の技術の内科医、臨床医または獣医師は、状態を予防し、対抗し、または進行を阻止するのに必要な一つの活性成分の有効量を容易に決定し、処方できる。毒性なしに効果をもたらす範囲内の活性成分の濃度を達成するための最適な精度は、標的部位に対する活性成分の動態に基づいたレジメンを必要とする。これは活性成分の分布、平衡および排泄の考察を含む。
本明細書では以後CLBとも呼ぶクロラムブシルは0.1から1mg/kg/日の範囲、好ましくは0.2から0.8mg/kg/日の範囲、最も好ましくは、CLBは0.3から0.6mg/kg/日の範囲、例えば0.3mg/kg/日の好ましい投与量で投与できる。クロラムブシルは経口投与できる。クロラムブシルは、例えば4週毎に連続5日、例えば0.3mg/体重kgの投与量で投与できる。
本発明の組み合わせにおいて、化合物I、例えば塩IはCLB投与の1日前にかつCLB終了後5日間投与できる。本発明の一つの実施態様において、CLBを連続して投与し化合物I、例えば塩Iを毎日投与できる。本発明の組み合わせのさらなる実施態様において、化合物IおよびCLBを毎日経口投与できる。本発明の一つの実施態様において、CLBおよび化合物Iを400から800mg/日の一日量で投与し、CLBを0.1mg/体重kg/日の用量で毎日投与する。
本発明の他の態様において、化合物I、例えば塩I、およびCLBを固定された組み合わせとして投与する。
本発明のさらなる実施態様において、CLBおよび化合物I、例えば塩Iの固定された組み合わせに関する。
119.5mgの塩Iは活性成分としての100mgの化合物I(遊離塩基)に対応する。種、年齢、個々の状態、投与の形態および問題の臨床像に依存して、塩Iの有効量、例えば一日量約50から1000mg、好ましくは50から600mgの化合物Iを体重約70kgの温血動物に投与する。慢性リンパ性白血病の成人患者のために、一日400mgの出発量を推奨し得る。一日400mgでの治療に対する応答の評価の後不十分な応答の患者に対して、用量漸増が安全に考慮でき、患者を処置による利益を受け、制限する毒性がない限り処置し得る。
本発明はまた慢性リンパ性白血病に罹患しているヒト対象に、化合物Iまたはその薬学的に許容される塩を投与する方法であり、毎日薬学的に有効量の化合物Iまたはその薬学的に許容される塩を該ヒト対象に3ヶ月を超える期間投与することを含む方法に関する。本発明は、とりわけ50から800mg、好ましくは50から400mgの化合物Iの一日量を投与する、このような方法に関する。
本発明の組み合わせ剤に用いる組み合わせパートナーを単剤として市販されている形で投与する場合、その投与量および投与の形態は、特記しない限り、本明細書に記載の優れた効果を得るために各市販薬の添付文書に提供されている情報にしたがい行い得る。
本発明の組み合わせ剤は組み合わせ製剤または医薬組成物であり得る。
さらに、本発明は慢性リンパ性白血病を有する温血動物の処置法であり、該動物に、併用で該白血病に対して治療的有効量の本発明の組み合わせ剤を投与する(ここで、投与組み合わせパートナーはまた薬学的に許容される塩の形で存在できる)、方法に関する。本発明の一つの実施態様において、このような本発明の組み合わせ剤を下痢止め剤と共投与する。さらに、処置は放射線療法、寒冷療法および免疫療法を含み得る。
さらに、本発明は慢性リンパ性白血病の処置のための、および慢性リンパ性白血病の処置用薬剤の製造のための、本発明の組み合わせ剤の使用に関する。
さらに、本発明は慢性リンパ性白血病の処置用医薬の製造のための、化合物Iまたは薬学的に許容されるその塩、例えば塩Iと組み合わせたクロラムブシルの使用に関する。
本発明はまた、クロラムブシルに耐性の慢性リンパ性白血病の処置用医薬の製造のための、クロラムブシルと組み合わせた化合物Iまたは薬学的に許容されるその塩、例えば塩Iの使用に関する。
さらに、本発明は活性成分として本発明の組み合わせ剤を、慢性リンパ性白血病の処置におけるその同時、別々または連続使用に関する指示書と共に含む、商品包装物を提供する。
実施例1:化合物IはCLLリンパ球をCLBに対して感受性にする
A−材料および方法
A−1)CLLリンパ球および細胞培養リンパ球をCLL患者の末梢血から、以前、例えばChristodoulopolis G. et al., Cancer Research, 1999, 5:2178-84に記載されたように、Ficoll Hypaque(Pharmacia, Uppsala, Sweden)での沈降遠心により単離する。1×10細胞/mlを含むアリコートをTリンパ球分析に付す。混入したTリンパ球の含量のパーセントは、CD3抗体での蛍光活性化細胞分類分析を使用して測定する。単離Bリンパ球集団中の混入Tリンパ球のパーセントは、FACS分析により決定し、平均%±SEとして示し、6.4±1.8である。
WSU細胞系はCLL患者由来のBリンパ球細胞系である(Mohammad R.M., et al., Leukemia, 1996, 10:130-7)。I83細胞系はBタイプ慢性リンパ性白血病細胞系である(Carlsson M. et al., Eur. J. Immunol., 1989, 19:913-21)。
A−2)平板効率および投薬。リンパ球ならびにWSUおよびI83CLLリンパ球を96ウェルプレートに、10%FBS添加RPMI中、各々1.5×10リンパ球/mlおよび1.25×10細胞/mlを含む200μl懸濁液として添加する。直線平板効率に対する用量応答のみを分析する。次いでリンパ球を37℃で種々の濃度の化合物I(0−100μM)単独、CLB(0−100μM)単独、または種々の濃度の両方の薬剤一緒の存在下インキュベートする。
A−3)細胞毒性アッセイ。MTTアッセイを先に記載(Christodoulopolis G et al., Cancer Research, 1998, 58:1789-92)のように、各ウェルのRPMI培地中の20μlの溶液の5mg/ml MTT(3−[4,5−ジメチルチアゾール−2−イル]2,5−ジフェニル−テトラゾリウムブロミド)の添加により、平板培養72時間後に行う。CLB単独、化合物I単独または化合物I存在下のCLBのLD50を、コントロールの値の50%まで吸光度読み出しを減少させるのに必要な薬剤濃度と定義する。媒体処置細胞(コントロール)と比較した処置後の生存細胞の割合を(OD処置細胞/OD非処置細胞)×100として計算する。相乗効果は式:a/A+b/B=1(式中、aは、bの濃度の化合物Iと組み合わせて、コントロール値の50%を得るのに必要なCLBの濃度であり;Aは化合物I無しでLD50を得るCLBの濃度であり;そしてBはCLB非存在下でLD50を得る化合物Iの濃度である)により決定する。この式により、I<1の場合相互作用は相乗的であり、I=1の場合、効果は相加的であり、I>1の場合、拮抗的相互作用が存在する。
A−4)統計分析。平均値の差を両側t検定により評価する。相関および直線回帰分析は、EXCEL Statistical Tool Packageを使用して行う。
B−結果
B−1)化合物IはCLL−WSU細胞系をクロラムブシルに対して感受性にする。LD50を指数補間(exponential interpolation)により得る。単独または化合物I(5.0μMまたは10μM)と組み合わせたCLB LD50および化合物I LD50単独を上記のように測定する。結果は3つの独立した実験の平均値±SE(平均の標準誤差)として示す。*はCLB LD50単独対化合物I存在下のCLB LD50の間の有意差(p<0.005)を示す。上記のように計算した得られたI値(I<)は、CLBおよび化合物Iが相乗的に作用することを示す。
Figure 0004854198
WSU細胞系で行った実験は、化合物Iがこれらの細胞をCLBに10倍の細胞毒性まで感受性にすることを示す。CLB単独でのインキュベーションはLD50を得るために34μMの用量を必要とし、一方13.72μMの化合物I単独でLD50を得た。しかしながら、両方の薬剤同時とのインキュベーションは、CLBに関して5.0μM化合物I(I=0.53)存在下で5.95μMのおよび10μM化合物I(I=0.82)存在下で3.15μMのLD50をもたらす。
B−2)化合物IはインビトロでCLLリンパ球をクロラムブシルに感受性にする
化合物IのCLB細胞毒性におけるさらなる効果を評価するために、類似のインビトロ試験をCLL患者からのリンパ球で行う。患者を以下の表1のように分類する;7名の患者が未処置(U−U)であり、5名の患者が予めCLBで処置されている(T−T)。
Figure 0004854198
結果は、12名の患者中10名で両方の薬剤が相乗的に作用した;7名の未処置患者中、5名が化合物I(U−U、U)と相乗効果を示した;I>1である患者UおよびUは拮抗的結果を示した(各々I=5.93およびI=1.5)。CLBで予め処置された全5名の患者(T−T)は相乗効果を示した。CLB LD50単独は5.56μMから79.7μMの範囲であった。化合物I LD50単独は16.5μMから101.8μMの範囲であった。2.5−10μMの範囲の化合物Iは、LD50を得るために必要なCLBの濃度を1.1μM−35.5μMに低下させる。
未処置患者対処置患者(U−UおよびU対T−T)で化合物I LD50に有意差はなく、化合物Iが臨床状態と無関係にCLLリンパ球をCLBに感受性にすることを示唆する。
これらの結果は、化合物Iが、最小の毒性で患者において達成できる濃度(<10μM)で相乗効果が見られるため、臨床状況において有益であることを証明し得ることを示唆する(Mauro M.J. and Drucker B.J. Oncologist 2001, 6:233-238)。5および10μM化合物Iを使用して得られた感受性は同等であり、両方の薬剤の間の相乗性が用量依存的でないように見えることを示唆する。これは、患者サンプル中の<5μMでのc−ablキナーゼの最大害によるものであり得る。化合物I薬物動態は、患者への経口投与後、Cmax(最大濃度)が投与1−3時間後に起こることを証明する。400mg投与後のCmaxは2.35±1.0μg/ml(≒4.0μM)であり、600mg投与後は7.83±3.8μg/ml(≒13.0μM)である。半減期は約12時間である。上記実験に使用した化合物Iの濃度、例えば10μMは臨床的に得ることができる。
実施例2:4−[(4−メチル−1−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]フェニル]ベンズアミドメタンスルホン酸塩、ベータ結晶形のカプセル
活性成分として100mgの化合物I(遊離塩基)に対応する119.5mgの塩Iを含むカプセルを、以下の組成で製造する:
Figure 0004854198
カプセルを、成分を混合し、混合物をサイズ1の硬ゼラチンカプセルに充填することにより製造する。
実施例3:4−[(4−メチル−1−ピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]フェニル]ベンズアミドメタンスルホン酸塩、ベータ結晶形のカプセル
活性成分として100mgの化合物I(遊離塩基)に対応する119.5mgの塩Iを含むカプセルを、以下の組成で製造する:
Figure 0004854198
カプセルを、成分を混合し、混合物をサイズ1の硬ゼラチンカプセルに充填することにより製造する。
実施例5:
実施例5の材料および方法は実施例1に記載されている。
B−結果
B−1)化合物IはI−83細胞系をクロラムブシルに感受性にする
単独または化合物I(1.5μMまたは3μM)と組み合わせたCLB IC50および化合物I IC50単独を上記のように測定する。
Figure 0004854198
*はCLB IC50単独対化合物I存在下のCLB IC50の間の有意差(p<0.005)を示す。
I83細胞系でMTTアッセイを使用して行った実験は、化合物I、例えば塩IがCLB細胞毒性に対して、これらの細胞を2倍相乗的に感受性にすることを示す。I83細胞とCLB単独のインキュベーションはIC50を得るために40.66μMを必要とし、一方33.73μMの化合物I単独がIC50を得るために必要である。しかしながら、両方の薬剤同時のインキュベーションは、1.5μMの化合物I(I=0.45)存在下では17.3μMの、3.0μM化合物I(I=0.74)存在下では24.5μMのCLBのIC50をもたらす。
B−2)化合物IはインビトロでCLLリンパ球をクロラムブシルに感受性にする
Figure 0004854198
化合物IはIC50を得るのに必要なCLBの濃度を1.1μM−59μMに減少する。

Claims (2)

  1. クロラムブシル耐性慢性リンパ性白血病の処置において使用するためのクロラムブシル、クロルナファジン、エストラムスチン、メクロレタミン、メクロレタミン・オキサイド・ヒドロクロライド、ナベムビチン、フェネステリン、プレドニマスチン、トロフォスファミドおよびウラシル・マスタードからなる群から選択されるナイトロジェンマスタードアナログと組合せて使用するための医薬の製造における、遊離形または薬学的に許容される塩形の4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドの使用。
  2. ナイトロジェンマスタードアナログがクロラムブシルである、請求項記載の使用。
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