JP4853453B2 - ろ過膜エレメントの取り出し方法 - Google Patents
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(1)平板状の支持部材の両面もしくは片面にシート状の分離膜が貼付され、前記支持部材と前記分離膜との間に透過水流路(a)が形成された、互いに間隔を空けて設けられた複数のろ過膜エレメントと、該複数のろ過膜エレメントから得られる透過水を集水する集水管と、前記透過水流路(a)に連通し、該透過水流路(a)から前記集水管へ透過水を送水する、複数の透過水流路(b)とを有する、被膜ろ過液に浸漬されているろ過膜モジュール、ならびに、前記集水管に連通し、集水した透過水を所望する場所へ送水するための、送水配管(c)および該送水配管に連通結合された送水配管(d)を備えるとともに、
前記透過水流路(b)、集水管、および前記送水配管(c)のいずれかが閉塞可能部を有し、透過水の流れ方向に関して前記閉塞可能部よりも上流側でかつ前記ろ過膜エレメントよりも下流側に大気圧開放可能部を有している
膜ろ過装置から前記ろ過膜エレメントを取り出すに際し、
前記閉塞可能部を閉にした状態で、前記送水配管(c)と前記送水配管(d)とを離して前記ろ過膜モジュールおよび前記送水配管(c)を被膜ろ過液の外に取り出し、その後、該ろ過膜モジュールから所望するろ過膜エレメントを取り出すことを特徴とするろ過膜エレメントの取り出し方法。
(2)前記ろ過膜モジュールおよび前記送水配管(c)を被膜ろ過液の外に取り出した後、前記閉塞可能部を前記大気圧開放可能部より低位に配置して前記閉塞可能部を開とし、続いて、前記大気圧開放可能部を開とすることによって、前記閉塞可能部と前記大気圧開放可能部との間の透過水を前記閉塞可能部の側から排出し、その後、所望するろ過膜エレメントを取り出すことを特徴とする、前記(1)に記載のろ過膜エレメントの取り出し方法。
(3)前記ろ過装置は、前記複数の透過水流路(b)それぞれが、大気圧開放可能に設けられているとともに前記閉塞可能部を有していることを特徴とする、前記(1)に記載のろ過膜エレメントの取り出し方法。
(4)前記膜ろ過装置は、被膜ろ過液の液面水位より上位に前記閉塞可能部を有していることを特徴とする、前記(1)〜(3)のいずれかに記載のろ過膜エレメントの取り出し方法。
平膜モジュール2は、上記したように複数枚のろ過膜エレメント1を有しているが、個々のろ過膜エレメント1は、ろ過膜の取り扱い性や物理的耐久性を向上させるための平板状の支持部材の両面もしくは片面に、たとえば使用時における鉛直方向の長さが400〜2000mmとなるような大きさのシート状の分離膜が貼付されることで、前記支持部材と前記分離膜との間に透過水流路(a)が形成されて構成されている。また、平膜モジュールは、ろ過膜エレメント1のほか、かかる複数枚のエレメントから得られる透過水を集水する集水管4と、その集水管4およびそれぞれのろ過膜エレメント1に連通し、透過水をろ過膜エレメントから集水管に送水する配管3(透過水流路(b))とを備えている。
0.08μm)をフレームの両面に貼り付けた平膜のろ過膜エレメント1(有効膜部分:縦1010mm、幅470mm、有効膜面積0.9m2)50枚を図1に示す浸漬式膜ろ過装置(ろ過膜エレメントの設置間隔7.5mm)の処理槽7(内寸の幅2.8m×奥行1.2m×深さ2.1mの直方体状)に浸漬した。配管3にはポリウレタン製のチューブ(内径8mmφ×外径11mmφ×全長360mm)を使用した。集水管4と配管5の内径はそれぞれ32mmであった。バルブ6は配管5の中間に設置し、被膜ろ過液の液面水位より1m上位に設置した。被処理液として工場廃水を12.5L/分の割合で供給し、被膜ろ過液である活性汚泥の濃度(MLSS)は22,000ppmで、膜ろ過ポンプをバルブ6よりも下流側にある配管9に設け、13.8L/分で膜ろ過運転を行った。
2:平膜モジュール
3:配管
4:集水管
5:配管
6:バルブ
7:処理槽
8:フランジ部
9:配管
Claims (4)
- 平板状の支持部材の両面もしくは片面にシート状の分離膜が貼付され、前記支持部材と前記分離膜との間に透過水流路(a)が形成された、互いに間隔を空けて設けられた複数のろ過膜エレメントと、該複数のろ過膜エレメントから得られる透過水を集水する集水管と、前記透過水流路(a)に連通し、該透過水流路(a)から前記集水管へ透過水を送水する、複数の透過水流路(b)とを有する、被膜ろ過液に浸漬されているろ過膜モジュール、ならびに、前記集水管に連通し、集水した透過水を所望する場所へ送水するための、送水配管(c)および該送水配管に連通結合された送水配管(d)を備えるとともに、
前記透過水流路(b)、集水管、および前記送水配管(c)のいずれかが閉塞可能部を有し、透過水の流れ方向に関して前記閉塞可能部よりも上流側でかつ前記ろ過膜エレメントよりも下流側に大気圧開放可能部を有している
膜ろ過装置から前記ろ過膜エレメントを取り出すに際し、
前記閉塞可能部を閉にした状態で、前記送水配管(c)と前記送水配管(d)とを離して前記ろ過膜モジュールおよび前記送水配管(c)を被膜ろ過液の外に取り出し、その後、該ろ過膜モジュールから所望するろ過膜エレメントを取り出すことを特徴とするろ過膜エレメントの取り出し方法。 - 前記ろ過膜モジュールおよび前記送水配管(c)を被膜ろ過液の外に取り出した後、前記閉塞可能部を前記大気圧開放可能部より低位に配置して前記閉塞可能部を開とし、続いて、前記大気圧開放可能部を開とすることによって、前記閉塞可能部と前記大気圧開放可能部との間の透過水を前記閉塞可能部の側から排出し、その後、所望するろ過膜エレメントを取り出すことを特徴とする請求項1に記載のろ過膜エレメントの取り出し方法。
- 前記ろ過装置は、前記複数の透過水流路(b)それぞれが、大気圧開放可能に設けられているとともに前記閉塞可能部を有していることを特徴とする請求項1に記載のろ過膜エレメントの取り出し方法。
- 前記膜ろ過装置は、被膜ろ過液の液面水位より上位に前記閉塞可能部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のろ過膜エレメントの取り出し方法。
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