JP4853239B2 - ウェハ保持装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば半導体デバイスの製造プロセスにおいて、ウェハを搬送するためにウェハを吸着保持するウェハ保持装置に関するものである。
従来、この種のウェハ保持装置は、ウェハの薄肉化に伴ってウェハを吸着面から浮遊状態で保持できるベルヌーイ法が採用されている。このベルヌーイ法ではウェハを正確な位置で浮遊状態に保持するために、吸着面の外方に設けたガイドピンを移動してウェハの位置決めを行なうウェハ保持装置が提案されている。(例えば特許文献1参照。)
しかし、このようなウェハ保持装置では、ウェハの位置決め時にガイドピンが移動して浮遊したウェアに衝突した際に、その衝撃でウェハに割れや欠けが発生し、歩留まりが低下するという問題があった。一方、半導体製造装置において回転テーブルに載置したウェハのクラックを防止するために、ストッパに固定した緩衝材を用いたものが知られている。(例えば特許文献2参照。)
特開平11−91949号公報(第3頁、第1図) 特開平6−216218号公報(第3頁、第1図)
上記の半導体製造装置における緩衝材は、自由に移動するウェハの衝撃を考慮したものでない。したがって、上記のウェハ保持装置にこのような緩衝材を適用しても、ウェハが衝突したときにウェハとの接触位置の移動量が確保できないので、衝突の際の衝撃を十分に緩衝できず、ウェハの損傷を防止することは困難であった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ウェハに損傷を与えることなく、正確な位置でウェハを浮遊保持できるウェハ保持装置を得ることを目的とする。
この発明にかかるウェハ搬送装置は、気体の噴出によって負圧を発生して吸着面にウェハを浮遊保持する保持部材と、この保持部材の外周に所定間隔をおいて配設され、吸着面と略平行に進退自在のセンタリング機構と、このセンタリング機構に設けられ、ウェハの外周面と対向するウェハガイドと、このウェハガイドの夫々に設けられ、前記ウェハの外周面と接触したときにウェハの径方向に湾曲して該ウェハの外径に沿った形状に変形するポリアセタール樹脂からなる緩衝部材と、を備えたものである。
この発明は、センタリング機構に設けられたウェハガイドにウェハの径方向に湾曲して該ウェハの外径に沿った形状に変形するポリアセタール樹脂からなる緩衝部材を設けたので、位置決め時に緩衝部材の湾曲により浮遊するウェハとの接触位置の移動量が確保できるため、十分に衝撃を緩和できるので、ウェハを傷つけることなく正確な位置でウェハを浮遊保持でき、しかもウェハが金属部材に触れることがなく、金属で汚染されることがないウェハ保持装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1〜3は本発明の実施の形態1におけるウェハ保持装置の構成を示したもので、図1(a)はウェハ保持装置の側面図、図1(b)はウェハ搬送装置の底面図、図2(a)は緩衝部材とウェハの外周面との相応関係を示す平面図、図2(b)は緩衝部材とウェハの外周面との相応関係を示す側面図、図3は緩衝部材の取付け状態を示す図である。図において、ウェハ保持装置1は、円形平板状の吸着面2aを有する保持部材2と、この保持部材2の外周に所定間隔をおいて放射状に配設された6つのセンタリング機構3と、このセンタリング機構3に夫々設けられたウェハガイド4及びこのウェハガイド4に夫々設けられた薄い板状体からなる緩衝部材5とを有しており、前記吸着面2aを下に向けてロボットアームやガイドレール等に取付けられ、半導体製造工程におけるウェハの搬送に用いられるものである。
保持部材2は、吸着面2aの中央にガス噴出口2bを有し、このガス噴出口2bからは、図示しないガス供給手段から供給されるガスが噴出される。そして、前記吸着面2aに対向するウェハ10と吸着面2a間に高速流をつくって負圧を発生させ、いわゆるベルヌーイ効果によってウェハを浮遊させた状態で保持する。
センタリング機構3は、前記保持部材2の内部に設けられた駆動部6に連結され、前記吸着面2aと略平行に進退自在となっている。そして、この駆動部6に連結された各センタリング機構3は、ガス供給口6aから供給するガス圧を調整することにより、内蔵された駆動ばね6bの張力とガス圧がバランスする位置に連動して進退する。
ウェハガイド4は、前記各センタリング機構3の先端に前記ウェハ10の外周面と対向するように設けられ、前記吸着面2aの同心上に略円形を形成するように位置している。そして、前記センタリング機構3の進退にともない、前記吸着面2aの同心上に形成する円を伸縮させる。
緩衝部材5はポリアセタール製の長尺の薄い板状体で、図2に示すようにウェハ10と両端部5eが当たるように、ウェハ10の外周面に相応して長尺方向をウェハ10の外周半径よりも小さい曲率半径で湾曲した円弧状をなしている。そして、その円弧の中心が前記吸着面2aの中心を向くように、図3に示すように湾曲方向の中央部5cを前記各ウェハガイド4に螺着されている。そのため、緩衝部材5は、自由端となる両端部5eが吸着面2aの同心円上に位置し、前記吸着面2aに浮遊保持されるウェハ10の外周面と接触したときに該ウェハ10の径方向に湾曲する。また、前記ウェハ10の外周面に対向する面は、前記吸着面2aの軸方向に対して平行となっている。また、軸方向長さについては、前記吸着面2aから5mm以内の突き出し量で突出るように調整されている。なお、緩衝部材5としては、ポリアセタール以外にフッ素系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの樹脂を用いることができる。また、緩衝部材5はウェハガイド4と一体的に形成しても良い。
次に、動作について説明する。
ガス供給口6aに供給するガス圧力を上げると、各センタリング機構3が連動して押し出され、ウェハガイド4が形成する円がウェハ10よりも大きくなる。この状態でウェハ保持装置1を図示しないロボットアームにより移動させ、図示しない台上に載置されたウェハ10に吸着面2aを近接して対向させる。そして、ガス供給手段から供給されたガスをガス噴出口2aから噴出させると、前記吸着面2aとウェハ10間に高速流が生じて負圧となり、ウェハ10は吸着面2aに引き寄せられて、吸着面2aから浮遊した状態で保持される。このとき、緩衝部材5の突き出し量を5mm以内に設定しているので、ウェハ10が平坦な台に載置されている場合でもベルヌーイ効果で引き寄せることができる距離まで吸着面2aをウェハ10に近づけることができる。浮遊保持されたウェハ10は吸着面2a上を自由に動くことができるが、その範囲は前記ウェハガイド4が形成した円(正確には、ウェハガイド4に取付けられた緩衝部材5の両端部5eにより形成される円)によって規制される。
次に、ウェハ10の位置決め時には、ガス供給口6aに供給するガス圧力を下げると、駆動ばね6bの張力により各センタリング機構3が連動して吸着面2aの中心に向かって引き寄せられ、ウェハガイド4により形成される円が図4(a)に示すように小さくなる。そのため、吸着面2aに浮遊保持されているウェハ10の外周面はいずれかのウェハガイド4に設けられた緩衝部材5に衝突する。緩衝部材5は、ウェハ10の外周面に相応してウェハ10の外径よりも小さな曲率半径の円弧に湾曲しているので、ウェハ10は撓みしろのない中心部5cよりも先に自由端である両端部5eに当たる。このとき、緩衝部材5はウェハ10の径方向に湾曲するので、ウェハ10との接触位置を移動させながらウェハ10に作用する。そのため、ウェハ10の衝突時の衝撃が接触位置を移動させながら緩和され、ウェハ10の外周面に急激な力が短時間に集中してかかることがなく、割れや欠けを生じさせずにウェハ10の浮遊範囲が狭められていく。しかも、緩衝部材5をその円弧の中心が吸着面2aの中心を向くように配置しているので、ウェハ10の運動方向が吸着面2aの中心を結ぶ線からずれている場合、ウェハ10が両端部5eのうち、ずれた方に位置する部分から力を大きく受けることになる。そのため、ウェハ10は、緩衝部材5と衝突するたびに、ずれ方向を修正する方向に力が加えられて吸着面2aの中心に向かうように運動方向が修正される。
さらに、ガス供給口6aのガス圧を下げると、各センタリング機構3が連動して吸着面2aの中心に向かって引き寄せられ、ウェハガイド4により形成される円が図4(b)に示すようにウェハ10の外径とほぼ一致してウェハ10は吸着面2aの中心に合わせて位置決めされる。このとき、緩衝部材5はウェハ10の外径に沿った形状に変形するが、あらかじめ吸着面2aの径方向に湾曲させているので、緩衝部材5のウェハ10に対向する面は、吸着面2aの軸方向に対して略平行となっている。特に、緩衝部材5の軸方向の長さは湾曲する径方向の長さに較べて短いので、軸方向に対する平行度を容易に維持することができる。
最後に、ウェハ10を吸着面2aの中心に合わせて位置決めした状態で、ウェハ10を次の工程のウェハ設置部に搬送する。まず、ウェハ保持装置1を移動させて、ウェハ10を図示しない次の工程でのウェハ設置部の設置面に対して正確な位置で対向させる。そして、ウェハ設置部に設けられた図示しない吸着機構を作動させると、ウェハ10がウェハ設置面に引き寄せられる。このとき、ウェハ10を位置決めしている緩衝部材5のウェハ10の外周面に対向する面は、ウェハ10の離脱方向である吸着面2aの軸方向に対して略平行な状態を維持しているので、ウェハ10は位置決めされた状態で緩衝部材5の面を滑り、ウェハ設置部の正確な位置に吸着保持される。その後、ウェハ保持装置1はウェハ10に対するガス噴出口2aからのガスの噴出しを止め、ウェハ設置部から離れ、次のウェハを搬送するための位置に移動する。
このように、本実施の形態によれば、ウェハ10の径方向に湾曲する緩衝部材5を用いているので、ウェハ10の外周面と接触したときに緩衝部材5がウェハ10の径方向に湾曲してウェハ10との接触位置を移動しながら衝撃を緩和することが可能となる。この場合、緩衝部材5の湾曲により、浮遊するウェハ10との接触位置の移動量が確保できるため、十分に衝撃を緩和できるので、ウェハを傷つけることなく正確な位置でウェハを位置決めして浮遊保持することができる。さらに、緩衝部材5をウェハ10の外周面に相応してウェハ10の外周半径よりも小さい曲率半径で湾曲する円弧状とし、両端部を自由端としたので、ウェハ10を撓みしろのある両端部5eに当てて確実に衝撃を緩和することができる。
また、両端部5eを吸着面2aの同心円上に位置するように緩衝部材5をガイドフレーム3に取付けたので、ウェハ10が衝突する毎にウェハ10の移動方向を吸着面2aの中央に向かうように案内し、速やかにウェハ10の位置決めをすることが可能となる。
また、緩衝部材5のウェハ10に対向する面がウェハ10の離脱方向である吸着面2aの軸方向に対して略平行となるので、正確な位置に位置決めした状態でウェハ10を解放することができる。とくに、緩衝部材5の軸方向の長さを径方向の長さに較べて短くしたので、軸方向に対する平行度を維持することができる。
さらに、緩衝部材5には金属を含まないポリアセタール樹脂を用いているので、ウェハ10が金属部材に触れることがなく、金属で汚染されることがない。
なお、比較例として上記実施の形態1の緩衝部材5の代わりにガイドピンをウェハガイド4に装着してウェハ10の保持を行なった際にウェハ10に発生するSiウェハの損傷例を図5に示す。ガイドピンとの衝突により、図5(a)に示すようにウェハ10外周端部にチッピング11aが発生したり、図5(b)に示すようにチッピング11aからさらに割れ11bが発生したりすることがあった。その発生頻度はウェハの形状によっても変化し、図6(a)に示すような通常のウェハ20の肉厚が比較的大きい場合では発生頻度は高くないが、図6(b)に示すように薄肉化したウェハ30では、外周端がナイフ状になっていることがあり、衝撃力が緩衝材との接触部に集中して損傷の発生頻度が高くなる。しかし、本実施の形態では、緩衝部材5がウェハ30の径方向に湾曲することにより、ウェハ30との接触位置を移動させながらウェハ30に作用して衝撃力を緩和するので、ウェハ30に急激な力が集中してかかることがない。よって、ウェハ30に損傷を与えることがほとんどなく、ウェハの薄肉化に対しては顕著な効果を奏する。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2におけるウェハ保持装置を示すもので、ウェハ保持装置の底面図である。図において、保持部材32の外周には、2つのセンタリング機構33a、33bが保持部材32を挟むように対峙して設けられ、各センタリング機構32a、33bにはそれぞれ3つのウェハガイド34がウェハ10の外周面に対向するように設けられている。そして、図示しない駆動機構により、センタリング機構33が、吸着面32aと略平行に進退するように連動して駆動される。各ウェハガイド34には、実施の形態1と同様な緩衝部材35がウェハ10の外径とほぼ同じ円弧を描くようにそれぞれ設けられ、前記センタリング機構33の距離が狭められたときに各緩衝部材5の円弧の中心が吸着面32aの中心を向くように配置している。その他は実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。
本実施の形態におけるウェハ保持装置31でも、センタリング機構33の距離が離れた状態でウェハ保持装置1を移動させ、図示しない台上に載置されたウェハ10に吸着面32aを近接して対向させる。そして、ガス噴出口32bからガスを噴出させて、ウェハ10を吸着面32aに引き寄せて、浮遊した状態で保持する。浮遊保持されたウェハ10は吸着面32aの上を自由に動くことができるが、その範囲は前記ウェハガイド34上に配置された緩衝部材35によって規制される。
そして、センタリング機構33を連動して吸着面32aの中心に向かって移動させ、距離を詰めると、吸着面32a上に浮遊保持されているウェハ10の外周面は緩衝部材35のいずれかに衝突することになるが、衝突の際の衝撃は緩衝部材35がウェハ10の径方向に湾曲してウェハ10との接触位置を移動させながら緩和することにより、ウェハ10を傷つけることなくウェハ10の浮遊範囲が狭められていく。さらに、緩衝部材35が配置された円弧の中心が吸着面32aの中心と一致するまでセンタリング機構33を移動させるとウェハ10を吸着面32aの中心に位置決めすることができる。このときも、センタリング機構33a、33b間の距離が近づくにつれ、緩衝部材35の円弧の中心が吸着面32aの中心を向くようになるので、衝突のたびにウェハ10の運動方向を吸着面32aの中心に向かうように案内し、位置決めを速く行なうことが可能となる。また、実施の形態1と同様に緩衝部材35はウェハ10の外周面に沿って変形した状態となるが、緩衝部材35のウェハ10の外周面に対向する面は吸着面32aの軸方向に対して略平行な状態となっているので、正確な位置に位置決めした状態でウェハ10を解放することができる。
なお、上記各実施の形態では、緩衝部材としてウェハ10の外周面に相応して長尺方向をウェハ10の外周半径よりも小さい曲率半径で湾曲したものを用いたが、変形例として図8に示すような略V字型に屈曲され、両端部に一対の自由端45eを有する薄い板状体をなした緩衝部材45を用いることもできる。そして、一対の自由端45eが吸着面2aの略同心円上に位置するように、中央部54cを各ウェハガイド4に取付ける。この場合、ウェハ10の外周面に相応し、緩衝部材45の屈曲角度を90°〜150°の範囲に設定すれば、ウェハ10との衝突の際に緩衝部材45が、ウェハ10の径方向に湾曲してウェハ10との接触位置を移動させながらウェハに作用して、衝突の衝撃を緩和することができる。また、いずれの角度に屈曲させても、緩衝部材45は、その自由端45eまたは自由端45eと中央部45cの中間部分の面がたわみしろのない中央部45cに先んじてウェハ10に当たる。そして、ウェハガイド4によって形成される円を狭めてウェハ10の浮遊位置を吸着面2aの中心に位置決めしたときにも、緩衝部材45の中心が吸着面2aの中心を向いているので、衝突の際にウェハ10を吸着面2aの中心に向かうように案内し、位置決めを早く行なうことが可能となる。さらに、緩衝部材45はウェハ10の径方向に変形するが、緩衝部材45のウェハ10に対向する面は吸着面2aの軸方向に対して略平行となっているので、正確な位置に位置決めした状態でウェハ10を解放することができる。
また、他の変形例として図9に示すようなウェハ10の厚さ方向に延びた薄い筒状体をなした緩衝部材55をその湾曲方向をウェハの外周面の周方向と平行になるようにウェハガイド4に設置したものである。この場合、中央部55cにたわみしろが形成されるので、湾曲の曲率半径に関わらずウェハ10と衝突した際に緩衝部材55がウェハ10の径方向に湾曲してウェハ10との接触位置を移動させながらウェハに作用して、衝突の衝撃を緩和することができる。そして、ウェハガイド4の径を狭めてウェハ10の浮遊位置を吸着面2aの中心に合わせたときにも、緩衝部材55のウェハ10に対向する面55aは吸着面2aの軸方向に対して略平行な状態となっているので、正確な位置に位置決めした状態でウェハ10を解放することができる。
なお、上記の他の変形例では、緩衝部材55の吸着面2aに平行な断面形状が、対向する一対の円弧を合わせた楕円形の筒状体としているが、円形であっても同様の効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1によるウェハ保持装置を示す側面図と底面図である。 この発明の実施の形態1によるウェハ保持装置の緩衝部材とウェハの外周面との相応関係を示す図である。 この発明の実施の形態1によるウェハ保持装置の緩衝部材を示す図である。 この発明の実施の形態1によるウェハ保持装置の動作を示す底面図である。 ウェハの破損状態を示す説明図である。 肉厚の異なったウェハを示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるウェハ保持装置を示す底面図である。 この発明における緩衝部材の変形例を示す図である。 この発明における緩衝部材の他の変形例を示す図である。
符号の説明
1,31 ウェハ保持装置、 2,32 保持部材、 2a,32a 吸着面、
3,33 センタリング機構、 4,34 ウェハガイド、
5,35,45,55 緩衝部材、 10 ウェハ

Claims (4)

  1. 気体の噴出により負圧を発生して吸着面にウェハを浮遊保持する保持部材と、
    この保持部材の外周に所定間隔をおいて配設され、前記吸着面と略平行に進退自在な複数のセンタリング機構と、
    このセンタリング機構にそれぞれ設けられ、前記ウェハの外周面と対向するウェハガイドと、
    このウェハガイドにそれぞれ設けられ、前記ウェハの外周面と接触したときに該ウェハの径方向に湾曲して該ウェハの外径に沿った形状に変形するポリアセタール樹脂からなる緩衝部材と、
    を備えてなるウェハ保持装置。
  2. 緩衝部材はウェハの外周面に相応して円弧状に形成され、一対の自由端を有する薄い板状体であることを特徴とする請求項1に記載のウェハ保持装置。
  3. 緩衝部材はウェハの外周面に相応して略V字状に屈曲され、一対の自由端を有する薄い板状体であることを特徴とする請求項1に記載のウェハ保持装置。
  4. 緩衝部材はウェハの厚さ方向に延びた薄い筒状体であることを特徴とする請求項1に記載のウェハ保持装置。
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