JP4851836B2 - サウンディング用ロッド具 - Google Patents

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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

この発明は、土質や地耐力等の対象地盤における性状を、当該対象地盤に対してロッドを貫入して測定するようにしたサウンディングに用いられて好適なロッド具の提供に関する。
住宅の建築などの各種構造物の設置に際して、これらの構造物の設置対象地盤の性状を調査し、設置目的である構造物の築造に適応し得る性状を備えた地盤であるか否かの判断に用いたり、測定された地盤の性状に適合するように構造物を改善する際の判断に用いたり、測定された地盤の性状を構造物の設置に都合の良い状態に改善する際の判断に用いる等、種々の目的から地盤の性状の測定が必要とされている。
例えば、住宅等の構造物を築造する際に、築造対象地盤の地耐力の測定が安全な構造物の設置上必須不可欠であり、当該築造対象地盤における土質の硬さや、締め固まり程度を測定し、得られたデータを前提にして構造物における基礎設計がなされる。また、構造物の築造に先立って必要な地盤の改善が施される。また、構造物の築造に際して、杭等で地盤の地耐力を補強して基礎を構成する等、地盤の備える性状の正確な把握が構造物の築造に際して必須とされている。
かかる点から各種の地盤の測定手段が提案されており、測定対象地盤の面積や、アクセス状態や、地盤自体の性状や、築造される構造物の形態等に対応して選択的に用いられている。
かかる地盤調査の一手段として、専用ロッドの先端にスクリューポイントを備えたロッドを垂直に起立させて、これに、5kg、15kg、25kg、50kg、75kg、100kgの重りを順次に載せてゆき、その際の貫入量(Wsw)を測定し、また、100kgの重りを載せた際にあっても、ロッドが貫入されない際に、当該ロッドを回転させて、25cm貫入させるのに要する半回転数を測定し、この貫入量及び半回転数の深度分布を求めて地盤の硬さを判定する手法が用いられている。
かかる測定手段にあっては、装置が小型化でき、また、操作が容易であることから、比較的手際よく、測定対象地盤の測定をなし得る特長を有するものの、比較的深い地盤層における詳細な地耐力等の測定には不向きであった。
かかる測定手段に代えて、ロッドの先端に、先端角90度で、直径45mmのコーンを備えるロッドを、ロッド周囲に生ずる地盤の粘着力を解き放つように所定の回転を施して、所定重量のハンマーの自由落下によって連続的に貫入して、周面摩擦の影響を補正しながらロッドに生ずるトルクを測定する測定手段が用いられている(例えば、特許文献1)。
特開2003−213661
特許文献1に示される地質調査機における測定手段では、測定対象地盤における20m〜30mの深い地盤部分までの調査が可能であり、容易に、精度の良い地盤性状等の測定をなすことができ、性状の異なる地盤に対応して、不同沈下等を生ずることのない安全な構造物の設計、築造のためのデータ測定をなし得る特長を有している。
しかしながら、かかる地盤の地耐力等の測定手段では、貫入されるロッド先端の摩耗等を防ぎ、かつ、より精度の高い測定値を得る点から、ロッドの先端に備えられるコーンは、当該ロッドの貫入時における保護及び該ロッドの回転時における支持部として機能し得るように、ロッドに対して回転可能かつ嵌脱自在に組み付けてあり、当該コーンを土中に残した状態でロッドの引き抜きがなされていた。
この結果、測定対象地盤の各測定点に対応する複数のコーンを用意する必要があり、部品管理が煩雑で、かつ、測定コストが割高になる不具合があった。
この発明は、かかる点から、地盤に対するロッドの貫入、回転、引き抜きにあって、ロッドの貫入による測定の妨げとならず、また、当該ロッドの回転の妨げにもならず、当該ロッドの引き抜きに際して、当該ロッドと共に回収し得るコーンを備えるロッド具を提供し、地盤測定コストの効果的な削減と、地盤測定に伴う資源の無駄な浪費を避けるようにしたロッド具の提供を目的としている。
この発明は、前記課題を解決するために、下端にコーンを備えるロッド具を対象地盤に貫入して対象地盤の性状等の調査に用いられるサウンディング用ロッド具であって、
このロッド具が丸棒状をなすロッドと当該ロッドの下端に備えられるコーンとを備えており、
前記コーンを備えるロッドが、その下端部に該コーンに対する差込部を備えており、
このロッドに備えられるコーンが下端側に円錐状部を備える丸棒状部と、この丸棒状部の頂端部から前記円錐状部に向けて前記ロッドの差込部の差し込まれる円形孔部を備えており、
このロッドの差込部をコーンの円形孔部に差込方向に案内する抜き差し溝と、このコーンの円形孔部に差し込まれているロッドの差込部を回転する向きに案内する円周溝とを備える溝部と、この溝部に案内される突起部との、いずれか一方をロッドに、他方をコーンに設けたことを特徴とするサウンディング用ロッド具としてある。
このように構成されるサウンディング用ロッド具にあっては、測定対象地盤に対してロッドの先端の摩耗を防いだ状態でハンマー等の打撃によって確実に押し込み、かつ、ロッドを所定深さ毎に回転させて当該ロッドの周囲に生ずる地盤構成土等の粘着力を有効に解き放って、精度の良い地盤の測定を可能とし、しかも、ロッドの引き抜きに際して当該ロッドと共にコーンを押し込み地盤から回収して、反復して用いることができる。
また、この地盤の調査に使用されるサウンディング用ロッド具においてロッド下端の保護及びロッドの円滑な回転を可能とするコーンを極めてシンプルな構成で当該ロッドの下端に着脱可能に備えることができ、コーンを確実に回収して反復使用することができる。
かかるサウンディング用ロッド具にあって、抜き差し溝と該抜き差し溝に連続する円周溝とを複数組備える溝部を有するロッド具とすることによって、前記特長に併せて当該ロッド具に備えられるコーンを、より確実に回収、再利用することができる。
また、かかるサウンディング用ロッド具にあって、前記突起部を複数個設けて、この各突起部に対応して該突起部をそれぞれ案内する抜き差し溝を備えた構成のロッド具にあっては、前記特長に併せて、コーンをロッドに対して、より正確に抜き差し方向と回転方向とに案内することができる。
また、かかるサウンディング用ロッド具にあって、前記ロッドの差込部に溝部を、前記コーンの円形孔部に突起部を設けたロッド具にあっては、前記特長に併せて、コーンを備えるロッド具を、より容易に構成することができる。
この発明に係るサウンディング用ロッド具は、比較的深い地盤の調査にも都合良く対応でき、しかも、対象地盤を精度良く測定、調査できると共に、ロッドの下端に備えられるコーンの機能を損なうことなく、容易、かつ、確実に回収し得るようにしたサウンディング用ロッド具を提供し、地盤の測定コストの有効な削減と資源の有効活用に対応できる利点を備えている。
以下、図1〜図10にもとづいて、この発明を実施するための最良の形態に係るサウンディング用ロッド具Aについて説明する。
なお、ここで図1〜図7は当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的なサウンディング用ロッド具Aであって、図1では、コーン20を分離した状態の要部を下方から見上げた状態で、図2では、これを一部断面した状態で側方から見て、図3では、ロッド10’にコーン20を装着する一過程を要部を断面して側方から見て、図4では、この状態におけるX−X線矢視の断面を、図5では、コーン20をロッド10’における上側円周溝12b”に位置づけてロッド具Aをハンマー等で対象地盤Cの土中に押し込んでいる状態を当該ロッド具A以外の部分を省略して、その要部を断面して、図6では、この状態にあるロッド具AをY−Y線矢視の断面として示している。更に、図7では、この地盤中に押し込まれて対象地盤Cの調査に用いられたロッド具Aを引き抜いている状態を当該ロッド具A以外の部分を省略して、その要部を断面で示している。
図8〜図10は、当該ロッド具Aを適宜の装置によって対象地盤Cに押し込み用い、かつ、引き抜く状態を示したものであって、図8では、当該ロッド具Aを対象地盤Cに打ち込んでいる状態を、図9では、この対象地盤Cに打ち込まれたロッド具Aの引き抜き準備をしている状態を、更に、図10では、当該ロッド具Aを対象地盤Cから引き抜いている状態を示しており、サウンディング装置Bは、当該ロッド具Aの押し込み、回転、引き抜きに用いられる部分のみを示している。
かかる発明を実施するための最良の形態かかるサウンディング用ロッド具Aは、下端にコーン20を備えるロッド具Aを対象地盤Cに貫入して対象地盤Cの性状等の調査に用いられるサウンディング用ロッド具Aであって、
このロッド具Aが丸棒状をなすロッド10と当該ロッド10の下端に備えられるコーン20とを備えており、
前記コーン20を備えるロッド10’が、その下端部に該コーン20に対する差込部11を備えており、
このロッド10’に備えられるコーン20が下端側に円錐状部22を備える丸棒状部21と、この丸棒状部21の頂端部から前記円錐状部22に向けて前記ロッド10’の差込部11の差し込まれる円形孔部23を備えており、
このロッド10’の差込部11をコーン20の円形孔部23に差し込み方向に案内する抜き差し溝12aと、このコーン20の円形孔部23に差し込まれているロッド10’の差込部11を相対回転する向きに案内する円周溝12bとを備える溝部12と、この溝部12に案内される突起部24との、いずれか一方をロッド10’に、他方をコーン20に設けた構成としてある。
かかるサウンディング用ロッド具Aは、当該ロッド具Aを調査対象地盤Cに対して、ロッド周囲に生ずる地盤の粘着力を解き放つように必要な回転を施して、連続的に貫入し、地盤Cの測定後に、ロッド具Aの引き抜きをなす各種の地盤測定手段に用いることができる。
かかるサウンディング用ロッド具Aは、より具体的には、
(1) 丸棒状をなすロッド10と、ロッド10の下端に備えられるコーン20とを備えており、
(2) このコーン20の備えられるロッド10’の差込部11に備えられるコーン20が、下端側に円錐状部22を備える丸棒状部21と、この丸棒状部21の頂端部から前記円錐状部22に向けて前記ロッド10’の差込部11の差し込まれる円形孔部23を備えており、
(3) このロッド10’の差込部11をコーン20の円形孔部23に差し込み方向に案内する抜き差し溝12aと、このコーン20の円形孔部23に差し込まれているロッド10’の差込部11を相対回転する向きに案内する円周溝12bとを備える溝部12と、
この溝部12に案内される突起部24との、
いずれか一方をロッド10’に、他方をコーン20に設けた構成としてあれば、
いかなるサウンディング装置Bに用いるようにしてあっても良く、例えば、動的コーン貫入試験装置(例えば、オートマチックラムサウンディング装置)に装着して、対象地盤Cの調査に用いることができる。
かかるロッド具Aは、より典型的には、下端にコーン20を備えるロッド10’と、このロッド10’に順次継ぎ足される複数本の継ぎロッド10”とを備えるロッド10と、コーン20とによって構成されている。
かかるロッド具Aの貫入、回転及び引き抜きは、いかなる形態の貫入装置、回転装置、引き抜き装置であってもよく、これらの装置を個別に備える装置によってロッド具Aの貫入、回転、引き抜きをなすようにしてあっても、また、ロッド具Aの貫入、回転、引き抜きを連続してなし得る装置によってロッド具Aの貫入、回転、引き抜きをなすようにしてあっても、また、ロッド具Aの貫入・回転・引き抜きの二種以上の操作をなす装置と残る他の操作をなす装置とによってロッド具Aを貫入、回転、引き抜くようにしてあってもよい。
また、前記コーン20は、下端側に円錐状部22を備える丸棒状部21と、この丸棒状部21の頂端部から前記円錐状部22に向けて前記ロッド10’の差込部11の差し込まれる円形孔部23を備えており、ロッド具Aの貫入、回転、引き抜きに支障の無い構成のものであれば、いかなる素材からなるものであっても、また、いかなる形態からなるものであってもよい。
このように構成されるサウンディング用ロッド具Aにあっては、ロッド10を当該ロッド10の周囲に生ずる地盤構成土等の粘着力を有効に解き放つように所定深さ毎に回転させて、測定対象地盤Cに対してロッド10’の先端の摩耗を防いだ状態で、当該ロッド具Aをハンマー等の打撃によって確実に貫入して、精度の良い地盤Cの測定を可能としてあり、しかも、ロッド10の引き抜きに際して当該ロッド10と共にコーン20を押し込み地盤Cから回収して、反復して用いることができる。
また、前記構成よりなるコーン20にあっては、サウンディング用ロッド具Aにおけるロッド10’の貫入に際して、その下端を効果的に保護し、ロッド10の回転動作時における支点となって当該ロッド10を円滑に回転可能とするものであり、しかも、かかる、コーン20を極めてシンプルな構成でロッド10の下端に着脱可能に備えることができ、また、当該コーン20を確実に回収して反復使用することができる。
かかるサウンディング用ロッド具Aにあって、抜き差し溝12aと該抜き差し溝12aに連続する円周溝12bとを複数組備える溝部12を備えるロッド具Aとすることによって、前記特長に併せて当該ロッド具Aに備えられるコーン20を、より確実に回収、再利用することができる。かかる溝部12は、突起部24を案内する抜き差し溝12aと当該抜き差し溝12aに連通されている円周溝12bとを一組として、これを複数組順次に設けることによって、抜き差し溝12aから円周溝12bに、ついで、この円周溝12bから抜き差し溝12aへと順次に突起部24を案内し、最初の抜き差し溝12aから最も離れた位置にある円周溝12bに突起部24を案内することによって、ロッド具Aの引き抜きに際してロッド10が回転することに伴うコーン20のロッド10からの脱落を効果的に防ぐことができる。
また、かかるサウンディング用ロッド具Aにあって、前記突起部24を複数個設けて、この各突起部24に対応して該突起部24をそれぞれ案内する抜き差し溝12aを備えた構成のロッド具Aにあっては、前記特長に併せて、コーン20をロッド10に対して、より正確に抜き差し方向と回転方向とに案内することができる。
また、かかるサウンディング用ロッド具Aにあって、前記ロッド10’の差込部11に溝部12を、前記コーン20の円形孔部23に突起部24を設けたロッド具Aにあっては、前記特長に併せて、コーン20を備えるロッド具Aを、より容易に構成することができる。
ついで、図1〜図10に示されるサウンディング用ロッド具A、及び、その具体的な適用例について説明する。
この図示例に係るサウンディング用ロッド具Aは、丸棒状をなすロッド10と、ロッド10の下端に備えられるコーン20とを備え、下端部にコーン20の備えられるロッド10’に組み付けられるコーン20が、下端側に円錐状部22を備える丸棒状部21と、この丸棒状部21の頂端部から前記円錐状部22に向けて前記ロッド10’の差込部11の差し込まれる円形孔部23を備え、ロッド10’の差込部11をコーン20の円形孔部23に差込方向に案内する抜き差し溝12aと、このコーン20の円形孔部23に差し込まれているロッド10’の差込部11を相対回転する向きに案内する円周溝12bとを備える溝部12と、この溝部12に案内される突起部24との、いずれか一方をロッド10’に、他方をコーン20に設けた構成としてある。
この図示例に係るサウンディング用ロッド具Aは、測定対象地盤Cに対する測定深さに対応した複数本のロッド10と、コーン20とを備える構成としてあり、このロッド10は、下端にコーン20を備える先端ロッド10’と、複数本の継ぎロッド10”とで構成してある。
まず、先端ロッド10’及び当該先端ロッド10’に着脱可能に装備されるコーン20について具体的に説明する。
この図示例にあっては、先端ロッド10’側に溝部12を、コーン20側に、当該溝部12に案内される突起部24を備えた構成のロッド具Aが示されている。かかる溝部12と突起部24とは、この図示例と反対に、すなわち、コーン20側に溝部12を、ロッド10’側に突起部24を設けるようにしてあっても同様に機能させることができる。
この図示例に係るロッド具Aにあっては、ロッド10’の下端部がコーン20の差込部11としてあり、この差込部11に溝部12を備える構成としてある。
また、この図示例に係るコーン20は、下端側に円錐状部22を備える丸棒状部21と、この丸棒状部21の頂端部から円錐状部22に向けて穿設等適宜の手段によって設けられている円形孔部23とを備え、この円形孔部23に対してロッド10’の差込部11が密に嵌合するように構成してある。
より具体的には、丸棒状部21の頂端部から円錐状部22に向けて設けられている円形孔部23は、直孔状部23a’と截頭円錐状孔部23a”とを備える構成としてあり、底面23bが当該円形孔部23の直径よりも小さい円形で、前記円形孔部23の中心線を中心とする円形底面23bとしてあり、直孔状部23a’と円形底面23bとの間が環状傾斜面23cとしてある。
また、この図示例に係るコーン20における直状孔部23a’の周壁部から円形孔部23の直径線上に、一対の突起部24を向き合うように設けてあり、この突起部24がロッド10’における差込部11の溝部12に案内されて当該コーン20をロッド10’に装着して測定対象地盤Cに貫入する際に、該ロッド10’の下端部にある截頭円錐状部13の先端面13aが該円形孔部23の円形底面23bに密着でき、しかも、環状傾斜面23cに該ロッド10’の截頭円錐状部13の傾斜面が密着するように設けてある。
また、当該図示例のコーン20にあっては、丸棒状部21の上端部側が外周面から円形孔部23の口縁に到る截頭円錐状案内部としてあり、ロッド具Aの引き抜き時における抵抗が極力生じないように構成してある。
かかるコーン20の嵌め合わされる先端ロッド10’は、当該ロッド10’の外径がコーン20における円形孔部23の内径としてあり、先端面13aが当該ロッド10’の中心線を中心とし、かつ、このロッド10’の直径よりも小さな直径の円形端面としてあり、この円形端面に向けて下端部の外周面が傾斜する截頭円錐状部13としてあって、この円形の先端面13aが前記円形底面23bに密に納まり、かつ、この截頭円錐状部13の傾斜面が前記コーン20の環状傾斜面23cに密に接して、ロッド具Aの地盤Cに対する押し込み時に当該ロッド10’がコーン20に密嵌されるように構成してある。
かかる先端ロッド10’の差込部11に前記突起部24を案内する抜き差し溝12aと当該抜き差し溝12aから突起部24を受け入れて当該ロッド10’の円周方向に案内する円周溝12bとからなる溝部12が設けてある。そして、この図示例にあっては、当該溝部12を、抜き差し溝12aと、これに連通して備えられる円周溝12bを一組として、その二組を順次に連続するように構成してある。
この図示例に係る溝部12を、更に具体的に説明すると、ロッド10’の下端から上側に向けて前記突起部24の案内される抜き差し溝12aとしての2本の下端側抜き差し溝12a’を、このロッド10’の直径線上にあって、当該ロッド10’の中心線に沿う向きに設けてある。このロッド10’の中心線を含む面上に、背中合わせ状態に備えられる2本の下端側抜き差し溝12a’によって、前記コーン20における一対の突起部24を案内するように、当該ロッド10’にコーン20を嵌め入れることができる。
かかる下端側抜き差し溝12a’として構成される抜き差し溝12aに連通する円周溝12bをロッド10’の外周を巡るように、すなわち、当該ロッド10’の中心線を中心とする円周上に設けてあり、この円周溝12bに前記突起部24を案内させるようにしてコーン20をロッド10’に対して回転させ、ロッド10’をコーン20に対して回転させ、または両者を相対的に回転させて、コーン20をロッド10’に組み付け得るようにしてある。
この図示例にあっては、前記円周溝12bを下端側円周溝12b’とし、この下端側円周溝12b’からロッド10’の上部側に向けて、前記下端側抜き差し溝12a’に対して円周方向にほぼ90度位置をずらせて抜き差し溝12aとしての連通抜き差し溝12a”を当該ロッド10’の中心線を含む面上の外周部に設けてあり、この連通抜き差し溝12a”に連続して当該ロッド10’を巡るように、すなわち、当該ロッド10’の中心線を中心とする円周上に円周溝12bとしての上側円周溝12b”を設けてある。
かかる図示例の溝部12は、抜き差し溝12aと、これに連通される円周溝12bとを一組として、その二組を順次に連通するように設けた溝部12として構成してあり、ロッド10’から当該ロッド10’に備えたコーン20が脱落しない構成としてある。
かかるコーン20を備える先端ロッド10’の差込部11をコーン20の円形孔部23に、該コーン20の突起部24を溝部12に受け入れるようにして差し入れる。かかるロッド10’に対するコーン20の嵌め合いに伴ってコーン20の突起部24はロッド10’の下端側抜き差し溝12a’から下端側円周溝12b’に案内される。ついで、ロッド10’、コーン20、又は両者を回転させることで突起部24を連通抜き差し溝12a”位置にある下端側円周溝12b’に案内し、ロッド10’、コーン20、又は両者をロッド10’の軸線方向に移動させて突起部24を連通抜き差し溝12a”から上側円周溝12b”に案内する。さらに、このロッド10’、コーン20、又は両者を回転させて突起部24を上側円周溝12b”の円周方向に案内して、ロッド10’とコーン20とを組み付ける。
なお、この図示例にあっては、上側円周溝12b”の溝幅を幅広に構成してあり、ロッド10の測定対象地盤Cに対する貫入に際して、ロッド10’における截頭円錐状部13の円形の先端面13aがコーン20の円形底面23bに接し、かつ、傾斜面が該コーン20の環状傾斜面23cに密に接する構成としてあり、この貫入動作時に、該上側円周溝12b”の溝周壁にコーン20の突起部24が接触しないように構成してある。この図示例では、ロッド10の貫入動作時に、突起部24が図5に示されるように当該上側円周溝12b”の幅側のほぼ中央に位置するようにしてある。また、ロッド10の引き抜き動作時に、コーン20の突起部24が当該上側円周溝12b”における下側の溝周壁に図7に示されるように接し、ロッド10の引き上げに際して突起部24を引っ掛ける掛合部として機能するようにしてある。
なお、ロッド10の回転操作に際して、当該ロッド10が若干上方向に動いたとしても、多くの場合、当該上側円周溝12b”内で突起部24が移動して、コーン20自体を引き上げるように動作することはなく、ロッド10の貫入、回転動作において、突起部24は上側円周溝12b”内に保持されている。また、上側円周溝12b”に案内された突起部24を図6に示すように連通抜き差し溝12a”からほぼ90度回転させた位置に位置づけ使用し、ロッド10の回転動作に際して、当該位置関係を考慮した回転角とすることで、ロッド10からコーン20の離脱する不具合を確実に回避することができる。
このように構成されるサウンディング用ロッド具Aは、これを適宜の手段、例えば、当該サウンディング用ロッド具Aの貫入装置、回転装置、引き抜き装置で、測定対象地盤Cに対してロッド10の周囲に生ずる地盤の粘着力を解き放つように必要な回転を施して、ロッド具Aを貫入し、地盤Cの性状を把握するに必要なデータを測定し、測定終了後に当該地盤Cからロッド具Aを引き抜き、反復して測定対象地盤Cの測定に用いることができる。また、ロッド10の引き抜きに際して当該ロッド10にコーン20が一体となって引き抜かれ、ロッド具Aの反復した再使用に効果的に対応することができる。
かかるサウンディング用ロッド具Aの貫入、回転、引き抜き手段は、いかなる手段であっても良く、かかる各手段を一体に装備した装置を用いてサウンディングロッド具Aを貫入し、かつ、回転し、更に測定終了後、これを引き抜くようにしてあっても、また、これらの一手段又は二手段を装備する装置を用いてサウンディング用ロッド具Aの貫入、回転、引き抜きをなすようにしてあってもよい。
図8〜図10は、かかるサウンディング用ロッド具Aの貫入、回転、引き抜きに用いられるサウンディング装置Bの一例を模式的に示したものである。
このサウンディング装置Bは、より具体的には、当該サウンディング装置Bを起立状態に維持する手段や当該装置を搬送し、セッテングする手段や、各種測定機器類等を備えて構成されており、図示例では、サウンディング用ロッド具Aの貫入、回転、引き抜き動作に係わる部分のみを説明の便宜上示している。
かかるサウンディング装置Bは、下端にベース体30aを備えて、測定対象地盤C上に起立状態にセッテングされる柱状体30と、この柱状体30に昇降可能に備えられているハンマー装置32と、該柱状体30に昇降可能に備えられている引き抜き回転装置33とを備えており、この柱状体30に当該ハンマー装置32と引き抜き回転装置33とを昇降させながらサウンディング用ロッド具Aを測定対象地盤Cに対してロッド周囲に生ずる地盤の粘着力を解き放つように必要な回転を施して貫入し、当該地盤Cの測定をなし、かつ、当該サウンディング用ロッド具Aを用いた地盤Cの性状の測定をなした後、このサウンディング用ロッド具Aを引き抜き回収するようにしてある。
まず、柱状体30は地盤C上に設置されたベース体30a上に適宜の手段によって(図示省略)、起立状態に維持される。
この柱状体30は平断面が角筒状に構成してあり、その内部の中空案内部30bに油圧シリンダ装置31を備えており、この油圧シリンダ装置31によって支持腕31fを、当該柱状体30の前面の上下方向に備えられているガイド溝30cを上下方向に移動可能に設けてある。
かかる油圧シリンダ装置31で上下方向に移動可能とされている支持腕31fは、柱状体30のガイド溝30cから前方に突き出し状態に構成してあり、ハンマー装置32の下端部を下方から受けて、これを上方に押し上げる手段として用いており、また、この支持腕31fを引き抜き回転装置33における連結部33cに接した状態に位置づけて当該支持腕31fと連結部33cとをピン結合することで、引き抜き回転装置33を上方に引き上げるように操作して、チャキングされたサウンディング用ロッド具Aの引き抜き手段として用いるようにしてある。
前記柱状体30に備えられる油圧シリンダ装置31は柱状体30の中空案内部30bの下部側内に設置されており、シリンダ31aの下端側が当該柱状体30に枢支部31cで支持され、シリンダロッド31bの上端部がガイド筒状体31dの上部の枢支部31eに接続してある。このガイド筒状体31dは前記シリンダ31aの上部側を受け入れ得るように中空案内部30b内に備えられており、内部に備えられる前記シリンダロッド31bの上端部を当該ガイド筒状体31dの上部に枢支部31eで連結してある。また、このガイド筒状体31dの外周部に前記柱状体30のガイド溝30cから前方に突き出される支持腕31fを一体に設けてある。
また、柱状体30の上側にはハンマー装置32を、下側には引き抜き回転装置33を設けてあり、この両者に対して当該支持腕31fによる持ち上げ機能を作用させ得る構成としてある。
まず、柱状体30の上側に備えられるハンマー装置32は、当該ハンマー装置32に備えられているアーム具32nで当該柱状体30を側方から抱え込むように、該柱状体30に対して上下方向に移動可能に組み付けてある。そして、このハンマー装置32は、上下方向に長い筒状ハウジング32aを備えており、該筒状ハウジング32aの下端部がベース部32bとしてあり、このベース部32bと該筒状ハウジング32aの上部に備えられている上板部32hとで保持するように当該筒状ハウジング32a内にガイド筒32eを立設してある。そして、このガイド筒32eと筒状ハウジング32aとの間にハンマー32mを当該ガイド筒32eに被嵌されるように設置してある。また、ベース部32bには、このガイド筒32eの外周面に沿ってノッキングヘッド32cを起立状態に有するロッド取付部32dを一体に設けてあり、このロッド取付部32dにサウンディング用ロッド具Aの取り付け用の雌ねじ部32d’が設けてある。
このようにガイド筒32eに嵌め合わされているハンマー32mは、このガイド筒32eの筒内の上部側に備えられている油圧シリンダ装置32fで、筒状ハウジング32a内を引き上げられ、かつ、落下されるようにしてある。
この油圧シリンダ装置32fは、前記ガイド筒32eの上端部にある固定プレート32pから当該ガイド筒32eの内側上部に備えられているシリンダの上方に伸びるようにシリンダロッド32f’が設けてあり、このシリンダロッド32f’の上端部を操作フレーム32gに連結してある。かかる操作フレーム32gは、前記上板部32hを介して筒状ハウジング32a内に延びるように垂設されて下端部を当該ガイド筒32eに嵌め合わされている環状ガイドプレート32sに連結されている一対のロッド32iを備えており、この環状ガイドプレート32sは、その下部側に引っ掛け爪32jを揺動可能に有している。
また、ハンマー32mは、その上側部に環状引っ掛け部32m’を備えており、ハンマー32mが前記ノッキングヘッド32cに突き当たっている状態で該環状引っ掛け部32m’に前記引っ掛け爪32jが当該引っ掛け爪32jに備えられているねじりコイルバネ等の付勢を受けて引っ掛けてある。また、このガイド筒32eの外周面の上部側には、当該引っ掛け爪32jにおける枢支位置上側にあって、該ガイド筒32e側に突き出す解除カム部に接して当該引っ掛け爪32jの下端側を側方に開き出すガイド面部32kが設けてある。
かかる構成からなるハンマー装置32は、図8に示されるように筒状ハウジング32aの下端部の下方から支持腕31fが接するように設置されており、油圧シリンダ装置31によって柱状体30の上部側に案内される。
このように柱状体30の上部側に案内されたハンマー装置32における前記ベース部32bに一体に備えられているロッド取付部32dの雌ねじ部32d’に対して、まず、下端部にコーン20を備える先端ロッド10’を、前記引き抜き回転装置33を通して、このロッド10’の上端部に備えられている雄ねじ14aをねじ入れるようにしてセットする。このようにセットされるロッド10が当該ハンマー装置32と地盤Cとの間に複数セットする必要のある場合には、先端部にコーン20を備えるロッド10’が各連結ロッド10における最下端に位置されるように各ロッド10’をカップリング等の適宜の連結手段14を用いて連結する。
また、前記引き抜き回転装置33は、前記ハンマー装置32と同様に、柱状体30の下部側にあってアーム具33dで当該柱状体30を側方から抱え込むように、該柱状体30に対して上下方向に移動可能に組み付けてある。そして、この引き抜き回転装置33は、油圧チャック装置33aと、回転駆動装置33bとを一体に設けてあり、この油圧チャック装置33aと回転駆動装置33bとを備える引き抜き回転装置33に上方に延びる連結部33cを設けてあり、この連結部33cに前記支持腕31fをピン31gで係脱可能に連結し得るようにしてある。また、この引き抜き回転装置33の下方に向けた移動を停止する位置の柱状体30に支持腕部30dを設けてあり、油圧シリンダ装置31による引き上げを解かれた引き抜き回転装置33は、この支持腕部30dによって支承される構成としてある。
かかる状態で、前記油圧シリンダ装置31における油圧を解放し、ハンマー装置32をロッド10で支持した状態にして、前記油圧シリンダ32fで操作フレーム32gと共にハンマー32mを筒状ハウジング32aの上方に引き上げる。この油圧シリンダ32fによるハンマー32mの引き上げに伴って、引っ掛け爪32jにおけるカム部がガイド筒32eの上部にあるガイド面部32kに接して当該引っ掛け爪32jの先端側を外側に開きだし、ハンマー32mの環状引っ掛け部32m’に対する引っ掛け爪32jの掛合を解き、ハンマー32mを自重によって落下させ、前記ノッキングヘッド32cに突き当て、ハンマー装置32と、このハンマー装置32に組み付けられているロッド具Aとを下方に押し下げ、ロッド具Aの先端側を当該ハンマー32mの落下によって地盤Cに対して貫入させる。
かかるハンマー装置32におけるハンマー32mは、このノッキングヘッド32cに突き当たった状態で環状引っ掛け部32m’に対して引っ掛け爪32jが引っ掛けられ、油圧シリンダ32fの操作によって、シリンダロッド32f’による操作フレーム32gの引き上げに伴って上方に引き上げられ、ガイド面部32k位置において前記と同様に引っ掛け爪32jを開きだして、ノッキングヘッド32cに向けて落下される動作を繰り返しなし得る構成としてあり、測定対象地盤Cに対するロッド具Aの貫入動作を所定の測定基準に基づいて当該ハンマー32mの落下によってなすようにしてある。
また、かかるロッド具Aの地盤Cに対する貫入動作に関連して、当該地盤C中に貫入されたロッド10を、前記回転駆動装置33bを用いて、ゆっくりと回転させて貫入ロッド10の外周面に生ずる地盤Cの粘着を適宜解くようになす。
かかるロッド具Aの貫入、回転にあっては、20m〜30m深さに到る地盤Cの測定にも適用でき、例えば、
(1) 直径32mmで、長さが1000mmで、質量5kgのロッド10を用意し、
(2) 外径45mmで、内径32mmで、先端角90度で、かつ、筒状部長さが90mmで、質量が0.4kgのコーン20を用意し、
(3) ロッド10’の下端部にコーン20を装着し、
(4) この装着ロッド10を当該ロッド10の周囲に生ずる地盤の粘着力を解き放つように必要な回転を施して貫入し、地盤Cの測定をなす。
(5) この下端部にコーン20を備える先端ロッド10’の貫入可能な深さ以上の深さにある地盤Cの測定にあっては、前記コーン20を下端部に備える先端ロッド10’に前記条件を備える継ぎロッド10”を順次にカップリング等適宜の連結手段14で接続し、当該ロッド具Aを測定対象地盤Cに対して貫入させて地盤Cの測定をなす。
(6) 例えば、質量が63.5kgのハンマー32mを、50cm高さから自由落下させて、ロッド具Aを20cm貫入させる毎の打撃回数を測定し、かつ、ロッド10を回転させてトルクを測定する。周面摩擦を補正するトルクの測定は、前記の打撃回数が5回を超える場合には、20cm毎に、5回以下の場合には、ロッド10の接続時に、時計回りにロッド10を2回転させて行う。
このようにして、対象地盤Cの測定を終了した際には、前記ハンマー装置32を柱状体30の上部側に前記油圧シリンダ装置31で移動し、このハンマー装置32と柱状体30に設けられている筒状固定部32t、30eに連結ピン30fを挿入して当該ハンマー装置32を柱状体30に固定する。ついで、油圧シリンダ装置31における支持腕31fを下方に降ろして、この支持腕31fを引き抜き回転装置33の連結部33cの側方に位置づけ、両者に設けてある孔に連結ピン31gを挿通して、引き抜き回転装置33を油圧シリンダ装置31に連結する(図9参照)。
この状態で油圧チャック装置33aでロッド10を把持し、当該ロッド10を把持した引き抜き回転装置33を油圧シリンダ装置31で上方に引き上げて、ロッド10の所定長さを地盤C中から引き抜く(図10参照)、かかるロッド10の引き抜きが、当該引き抜き回転装置33の上方に向けた一回の移動のみで抜ききれない場合にあっては、当該引き抜き回転装置33を上下方向に必要回数往復動させることによってコーン20を備える先端ロッド10’を順次に引き抜き回収する。
なお、前記装置は、当該ロッド具Aを用いて測定対象地盤Cの測定をなす一適用例を示したものであって、下端にコーン20を備えるロッド具Aを測定対象地盤Cに貫入させてなされるサウンディング装置Bであれば、いかなる形態のサウンディング装置Bに対しても前記ロッド具Aを都合よく用いることができる。
典型的なサウンディング用ロッド具のコーンを外した状態の要部の斜視図 同一部を断面した要部の側面図 同コーンの嵌め入れ状態を示す一部を断面した要部の側面図 図3におけるX−X矢視断面図 同ロッド具の貫入状態における一部を断面した要部の側面図 図5におけるY−Y矢視断面図 同ロッド具の引き抜き状態における一部を断面した要部の側面図 同ロッド具を用いたサウンディングの一過程を一部断面して示した要部側面図 同ロッド具を用いたサウンディングの他の一過程を一部断面して示した要部側面図 同ロッド具を用いたサウンディングの更に他の一過程を一部断面して示した要部側面図
符号の説明
10 ロッド
11 差込部
12 溝部
12a 抜き差し溝
12b 円周溝
20 コーン
21 丸棒状部
22 円錐状部
23 円形孔部
24 突起部

Claims (4)

  1. 下端にコーンを備えるロッド具を対象地盤に貫入して対象地盤の性状等の調査に用いられるサウンディング用ロッド具であって、
    このロッド具が丸棒状をなすロッドと当該ロッドの下端に備えられるコーンとを備えており、
    前記コーンを備えるロッドが、その下端部に該コーンに対する差込部を備えており、
    このロッドに備えられるコーンが下端側に円錐状部を備える丸棒状部と、この丸棒状部の頂端部から前記円錐状部に向けて前記ロッドの差込部の差し込まれる円形孔部を備えており、
    このロッドの差込部をコーンの円形孔部に差込方向に案内する抜き差し溝と、このコーンの円形孔部に差し込まれているロッドの差込部を回転する向きに案内する円周溝とを備える溝部と、この溝部に案内される突起部との、いずれか一方をロッドに、他方をコーンに設けたことを特徴とするサウンディング用ロッド具。
  2. 前記溝部が、抜き差し溝と該抜き差し溝に連続する円周溝とを複数組備えていることを特徴とする請求項1に記載のサウンディング用ロッド具。
  3. 前記突起部が複数個設けてあり、この各突起部に対応して該突起部をそれぞれ案内する抜き差し溝を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサウンディング用ロッド具。
  4. 前記ロッドの差込部に溝部が、前記コーンの円形孔部に突起部が備えられていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のサウンディング用ロッド具。
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