JP4850038B2 - ヒンジ装置および門扉 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒンジ装置および門扉に関する。詳しくは、扉体を回動開閉自在に支持するヒンジ装置およびこのヒンジ装置を備える門扉に関する。
従来、門扉(扉体)を吊り下げて開閉自在に軸支するヒンジが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたヒンジは、壁の表面に固定されるカバー本体(ベース)と、このカバー本体に支持された持ち送り(アーム)と、持ち送りの先端に固定されたシャフトとを備えて構成される。扉体には、シャフトに軸支される金具が取り付けられ、扉体は、ヒンジに回動開閉自在に支持されている。
また、ヒンジは、持ち送りの位置を移動調整可能な調整ビスを備えている。この調整ビスは、ベースの表面に形成された長孔に挿通されるとともに、当該調整ビスの軸方向への移動が規制され、調整ビスのねじ部がアームに螺合されている。そして、調整ビスを回動操作することで、この調整ビスの軸方向に沿って持ち送りが移動し、位置調整できるようになっている。
特開平10−131653号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載のヒンジでは、ベースからアームを取り外す際には、アームから調整ビスを全て取り外す必要がある。
このような構成において、例えば、扉体を内開き形式から外開き形式に変更(あるいは、逆に外開き形式から内開き形式に変更)したり、扉体を交換したりする場合などには、アームをベースから取り外すことが困難なので、ヒンジをベースごと取り外して、別途準備した他のアームを備えたヒンジを取り付ける必要が生じる。従って、ベースを含めた交換用のヒンジを準備しておかなければならず、構成部品点数が多くなるという問題がある。さらに、ベースごとヒンジを取り外さなければならないため、交換作業に手間が掛かってしまうという問題もある。
本発明の目的は、扉体の開き形式の変更や扉体自体の交換などを容易にすることができるヒンジ装置および門扉を提供することにある。
発明のヒンジ装置は、扉体を支持体に対して回動開閉自在に支持するヒンジ装置であって、前記支持体に固定されるベースと、前記ベースに一端が固定されるアームと、前記アームの他端に一端が取り付け可能に構成されたアタッチメントと、前記扉体に固定されるとともに前記アームの他端または前記アタッチメントの他端に連結される被連結部とを備え、前記アームの他端に前記被連結部を回動自在に連結する第1形態と、前記アームの他端に前記アタッチメントの一端を回動不能に連結し、かつ当該アタッチメントの他端に前記被連結部を回動自在に連結する第2形態とのいずれかで構成され、前記第1形態のアームの他端と、前記第2形態のアタッチメントの他端とは、それぞれ同一の軸部を用いて前記被連結部と回動自在に連結され、前記アタッチメントの一端には、下方に開口した凹部が設けられ、この凹部は、前記アームの他端を収容する収容部と、当該凹部の天面から下方に向けて突出する略円柱状の係合部とを有し、前記アームの他端は、前記軸部が挿通される略円筒状の被係合部を有し、前記アームと前記アタッチメントは、前記収容部内に当該アームの他端が挿入され、かつ前記被係合部内に前記係合部が挿入されることで連結されることを特徴とする。
以上の本発明によれば、アームをベースから取り外さなくても、アタッチメントを着脱するだけで第1形態から第2形態(または第2形態から第1形態)に容易に変更できる。従って、開き形式を変更する場合において、ベースごと交換する必要がなく、このベースが共用でき、さらにアームも共用できるので、部品点数がより一層削減できるとともに部品の無駄をなくすことができる。さらに、ベースごと交換する必要がなく、かつアームをベースから取り外す必要もないため、作業手間をさらに低減することができる。
また、本発明のヒンジ装置では、前記第1形態のアームの他端と、前記第2形態のアタッチメントの他端とは、それぞれ同一の軸部を用いて前記被連結部と回動自在に連結されている。
ここで、アームの他端およびアタッチメントの他端には、軸部を上方から挿通固定可能な被係合部がそれぞれ形成されていてもよい。
この発明によれば、アームの他端および被連結部を連結する軸部と、アタッチメントの他端および被連結部を連結する軸部とを同一の軸部によって構成することによって、軸部を共通化(転用)でき、部品点数をさらに削減して部品の無駄をなくすことができる。
また、本発明のヒンジ装置では、前記アタッチメントの一端には、下方に開口した凹部が設けられ、この凹部は、前記アームの他端を収容する収容部と、当該凹部の天面から下方に向けて突出する略円柱状の係合部とを有し、前記アームの他端は、前記軸部が挿通される略円筒状の被係合部を有し、前記アームと前記アタッチメントは、前記収容部内に当該アームの他端が挿入され、かつ前記被係合部内に前記係合部が挿入されることで連結される。
このような構成によれば、アームの他端がアタッチメントの収容部に挿入され、さらに、アームの被係合部がアタッチメントの係合部に挿入されるので、アームにアタッチメントを確実に連結させることができる。この際、凹部がアタッチメントの下方に開口して設けられ、かつ、係合部が凹部の天面から下方に向けて突出して設けられているので、アタッチメントは、アームの他端の上方から覆うようにして取り付けられる。また、アタッチメントには、被連結部を介して扉体の重量による下向きの荷重が作用するので、アームからアタッチメントが外れにくく、アームにアタッチメントをより確実に連結させることができる。
また、第2形態では、第1形態において軸部が挿通される被係合部を用いて、この被係合部にアタッチメントの係合部を挿入させることで、アームの被係合部を両形態で共通して使用することができ、アームとアタッチメントとの連結部分の構成を簡略化させることができる。
この際、本発明のヒンジ装置では、前記アームの他端と前記アタッチメントの収容部との接触面には、互いの相対回転を規制する回転規制手段が設けられていることが好ましい。
この発明によれば、アームおよびアタッチメントには互いの回転を規制する規制部分が必要となるが、アームとアタッチメントとの互いの接触面にも回転規制手段が設けられることで、回転規制部分に生じる負荷を分散させることができるため、アタッチメントやアーム等の破損を防ぐことができる。
また、本発明のヒンジ装置では、前記アームと前記アタッチメントとが連結された状態において、前記凹部の天面と前記アームの他端の上面とが当接し、当該アームの他端の上面と前記アタッチメントの他端の上面とが略同一高さに位置していることが好ましい。
このような構成によれば、アタッチメントの凹部の天面とアームの他端の上面とが当接し、このアームの他端の上面とアタッチメントの他端の上面とが略同一高さに位置されることで、第2形態においてアタッチメントの他端に連結される被連結部と、第1形態におけるアームの他端に連結される被連結部とを略同一高さにすることができる。従って、第1形態および第2形態のいずれかを選択した場合でも、扉体の支持される高さ位置を統一させることができる。
本発明の門扉は、扉体と、支持体と、当該支持体に対して当該扉体を回動開閉自在に支持する前記ヒンジ装置とを備えることを特徴とする。
以上のような本発明の門扉によれば、前述と同様に、例えば、扉体の開き形式等を変更する場合に、容易に変更したり交換したりすることができるとともに、その作業に伴う部品点数の増加や部品の無駄をなくし(あるいは、少なくし)、さらに変更に伴う作業手間も低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡単化する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る門扉1を示す正面図である。図1において、門扉1は、例えば戸建て住宅等の敷地の内外を仕切るための出入り口として設けられたものであって、敷地の内外を仕切る塀2に隣接された支持体としての2本の門柱3と、これらの門柱3に開閉自在に支持された一対の扉体4とを備えて構成されている。
門柱3の側部および下部は、塀2および地面5に固定されている。また、門柱3の敷地内側には、ヒンジ装置10を取り付ける取付面31が形成されている。この取付面31には、上下2箇所にヒンジ装置10が取り付けられ、このヒンジ装置10によって、扉体4が回動開閉自在に軸支されている。本実施形態において、ヒンジ装置10は、後述する2種類の形態のヒンジ装置10A,10Bが適用可能に構成されている。
<第1形態のヒンジ装置>
以下、第1形態のヒンジ装置10Aについて、図2ないし図6に基づいて説明する。
図2は、門扉1の第1形態を示す平面図である。図3および図4は、ヒンジ装置10Aの斜視図および分解図である。図5および図6は、ヒンジ装置10Aの正面から見た縦断面図および側面から見た縦断面図である。
図2に示すように、ヒンジ装置10Aは、門柱3の取付面31に固定されるベース11と、このベース11に支持される一端から他端まで略直線状の直線アーム12と、この直線アーム12の他端側に設けられる軸部13と、扉体4の門柱3側の端縁に固定される被連結部としての内開き用の扉側部材6Aと、直線アーム12の一端側とベース11との間に設けられて直線アーム12のベース11に対する見込み位置を調整する位置調整手段14とを備えて構成される。そして、ヒンジ装置10Aは、扉側部材6Aを軸部13に係合させることによって、門柱3に対して軸部13を中心に扉体4を軸支している。
図3ないし図6に示すように、ベース11は、縦断面が取付面31側に開口して略コ字状に形成される本体部111と、この本体部111の上下端縁から取付面31に沿って延設される一対のフランジ部112と、本体部111の内側(敷地内側)に形成される規制部としてのカバー部113と、本体部111の見付け方向外側(図2に示す塀2側)の端部に形成される側面部114と、本体部111の見付け方向内側(図2に示す扉体4側)の端部から一対のフランジ部112までを繋ぐ一対のリブ部115とを有して一体的に形成されている。
本体部111における断面略コ字状の内部には、直線アーム12の一端を見付け方向の内方(扉体4側)から挿入可能なアーム収納部118が形成されている。本体部111の上下面に直線アーム12をスライド移動可能に支持する第1および第2の長孔111A,111Bが形成され、これらの長孔111A,111Bのリブ部115側の端部は、見付け方向の扉側に開口している。そして、直線アーム12は、この開口から本体部111の内部にスライド案内されるようになっている。また、本体部111の見込み方向の内側には、後述する見込み方向の位置調整手段14の調整ボルト141の軸部を挿通させるとともに、調整ボルト141の軸部141Cを見付け方向にスライド移動可能に案内する第3の長孔111Cが形成されている。この第3の長孔111Cの見付け方向扉側の端部は、開口されて調整ボルト141を着脱可能に構成されている。
一対のフランジ部112には、それぞれ門柱3にボルト締めして固定するための貫通孔112Aが形成されている。
カバー部113は、第3の長孔111Cに沿って形成され、見込み方向の調整ボルト141の頭部141Aを覆うように形成されている。また、カバー部113の見込み方向内側には、調整ボルト141を操作可能な開口部113Aが設けられている。また、カバー部113には、調整ボルト141の頭部141Aを収容する収容部113Bが第3の長孔111Cに沿って形成されている。この収容部113Bの見付け方向扉側の端部は、開口されて調整ボルト141を着脱可能に構成されている。
側面部114には、図5および図6に示すように、後述する見付け方向の調整ボルト17を支持する第4の長孔114Aが形成されている。
直線アーム12は、ベース11の内部に挿入される板状のスライド部121および軸部13を支持する円筒状の軸受部122とから構成される。
スライド部121は、ベース11から見付け方向内方に略直線状に延びるようにして取り付けられる。
スライド部121の上下面部には、図5に示すように、上下方向にそれぞれ突出する一対の突起部121Aが形成されている。これらの突起部121Aは、ベース11の第1および第2の長孔111A,111Bの内部をスライド移動するように設けられている。また、突起部121Aには、後述する固定ボルト18と螺合可能な上下方向の雌ねじ121Bが形成されている。
また、スライド部121には、見込み方向の調整ボルト141と螺合可能な見込み方向雌ねじ121Cが形成されている。
軸受部122の上部には、図5に示すように、軸部13を上方から挿通可能な内開き用の被係合部としての第1凹部122Aが形成され、軸受部122の下部には、軸部13を軸受部122に固定する取付ねじ15の頭部を収納できる第2凹部122Bが形成されている。第1凹部122Aおよび第2凹部122Bは、取付ねじ15のねじ部を挿通可能な孔122Cによって連通されている。また、第1凹部122Aおよび第2凹部122Bは、互いに同寸法であり、孔122Cに対して上下方向に対称な形状となっている。
これらの第1凹部122Aと第2凹部122Bと孔122Cとは、扉体の内側寄りの軸支位置となる位置に設けられている。
軸部13は、略円柱状に形成され、図5に示すように、下部に取付ねじ15と螺合する雌ねじ13Aが形成され、第1凹部122Aに挿通された状態で、直線アーム12に取付ねじ15でねじ止めされている。
このように、直線アーム12は、ベース11に挿通された状態で、見付け方向扉側の端部に設けられた軸部13の軸中心が、扉体4の回動中心位置となるように、見付け方向扉側に向かって延設されている。そして、軸部13は、扉体4の扉側部材6Aと係合して扉体4を当該軸部13の軸周りに、内開き方式で開閉自在に支持している。
また、ベース11と直線アーム12との間には、直線アーム12の見込み方向の位置を調整する螺合部材としての調整ボルト141と、直線アーム12の見付け方向の位置を調整する調整ボルト17と、直線アーム12をベース11に固定する固定ボルト18とが設けられている。
見込み方向の調整ボルト141は、図4に示すように、直線アーム12がベース11と分離した状態でスライド部121の見込み方向の雌ねじ121Cに螺合され、頭部141Aが見付け方向扉側から収容部113Bの内部に挿通されるようになっている。このように、調整ボルト141は、収容部113Bに対して見付け方向扉側から着脱可能に設けられている。
また、調整ボルト141は、図6に示すように、カバー部113の開口部113Aによって、頭部141Aに設けられた十字溝141Bにドライバー等の工具を係止可能に設けられ、カバー部113に挿通された状態で回動操作可能となっている。
また、調整ボルト141の軸部141Cは、第3の長孔111Cに挿通されており、頭部141Aの内側は、カバー部113によって覆われているので、調整ボルト141は、進退方向である見込み方向への移動が規制されている。
このように、本実施形態では、第3の長孔111Cおよびカバー部113によって本発明の規制案内部110が構成され、この規制案内部110と、見付け方向の調整ボルト141とから位置調整手段14が構成されている。
見付け方向の調整ボルト17は、図5に示すように、見付け方向塀側からベース11の第4の長孔114Aに挿通され、スライド部121に螺合されている。そして、雄ねじ部に形成された溝部17A(図4)にEリング171が係止されることによって、ベース11に対して見付け方向への移動が規制されている。
固定ボルト18は、ベース11にスライド部121が挿入された状態で、第1の長孔111Aに挿通され、かつスライド部121に螺合され、スライド部121をベース11に固定している。このように、スライド部121は、ベース11に対して見付け方向に移動可能かつ着脱可能に支持されている。
次に、扉体4の見込み方向および見付け方向の位置を調整する方法を説明する。
見込み方向の調整ボルト141を回動させると、直線アーム12が突起部121Aを中心に回転する。この時、見付け方向の調整ボルト17は、直線アーム12の回転に追従して第4の長孔114Aに沿って移動する。これによって、直線アーム12が突起部121Aを中心に回転し、調整ボルト141を前進方向(図2における外側方向)に回動させた場合には、軸部13が見込み方向外側(図2における外側方向)に移動し、調整ボルト141を後退方向(図2における内側方向)に回動させた場合には、軸部13が見込み方向内側(図2における内側方向)に移動する。このようにして、扉体4の見込み方向(図2における内外方向)の位置を調整することができる。
また、固定ボルト18および調整ボルト141を緩めた状態で、見付け方向の調整ボルト17を回動させると、直線アーム12がベース11に対して見付け方向に移動する。そして、直線アーム12を所定位置に調整し、固定ボルト18および見込み方向の調整ボルト141を締める。これによって扉体4の見付け方向の位置を調整することができる。
このように、第1形態のヒンジ装置10Aは、扉体4を軸部13の軸を中心に内開き形式で開閉自在に軸支するように構成され、かつ、扉体4の見込み方向および見付け方向の位置調整ができるように構成されている。
<第2形態のヒンジ装置>
次に、門柱3に対して一対の扉体4が、上下2つのヒンジ装置10Bでそれぞれ連結され、このヒンジ装置10Bを中心に外開き方式で開閉自在に軸支されている場合について図7および図8に基づいて詳しく説明する。
図7は、門扉1の第2形態を示す平面図である。図8は、ヒンジ装置10Bを示す斜視図である。
第1形態のヒンジ装置10Aでは、ベース11に直線アーム12が支持されていたが、第2形態のヒンジ装置10Bでは、図7に示すように、ベース11に一端から他端の間で折れ曲がった屈曲アーム16が支持されている。そして、屈曲アーム16が扉体4の被連結部としての外開き用の扉側部材6B(内開き用の扉側部材6Aと同部材)と係合することによって扉体4を支持している。ヒンジ装置10Bにおける屈曲アーム16以外の部材は、ヒンジ装置10Aの部材と共通となっている。
図8に示すように、屈曲アーム16は、スライド部161および軸受部162とから形成されている。
スライド部161は、ベース11から見付け方向扉側に延びるとともに見込み方向外側に折れ曲がって延設され、全体L字形に形成されている。このようにスライド部161は、扉体4を外開き形式で開閉させる際の回動中心位置まで延設されている。
スライド部161および軸受部162には、直線アーム12と同様に、突起部161A、外開き用の第1凹部162A等が形成されている。第1凹部162Aは、扉体の内側寄りの軸支位置となる位置に設けられ、直線アーム12の第1凹部122Aと同一形状に形成されている。
軸部13および取付ねじ15は、直線アーム12および屈曲アーム16の共通部品となっている。そして、軸部13は、第1凹部162Aにねじ止めされ、扉体4の扉側部材6Bと係合して扉体4を当該軸部13の軸周りに、外開き方式で開閉自在に支持している。
また、屈曲アーム16は、第1形態と同様に、見込み方向の調整ボルト141および見付け方向の調整ボルト17によって、見込み方向および見付け方向の位置を調整可能に設けられている。
このように、扉体4を軸部13周りに外開き形式で開閉自在に軸支する第2形態が構成されている。
<第1形態のヒンジ装置から第2形態のヒンジ装置への変更方法>
次に、第1形態のヒンジ装置10Aを第2形態のヒンジ装置10Bに変更する方法について説明する。
まず、図3に示すように、固定ボルト18を取り外し、見付け方向の調整ボルト17を回動させて直線アーム12を見付け方向扉側に移動させ、直線アーム12をベース11から取り外す。そして、見込み方向の調整ボルト141および軸部13を直線アーム12から取り外して、屈曲アーム16に取り付ける。次に、屈曲アーム16をベース11に挿入し、屈曲アーム16に見付け方向の調整ボルト17を螺合させるとともに、固定ボルト18で屈曲アーム16をベース11に固定する。
このようにして、直線アーム12が屈曲アーム16に交換され、第1形態のヒンジ装置10Aが第2形態のヒンジ装置10Bに変更される。
なお、前述の逆の方法によって、屈曲アーム16が直線アーム12に交換され、第2形態のヒンジ装置10Bが第1形態のヒンジ装置10Aに変更される。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)直線アーム12を選択してベース11に支持させれば、扉体4の内側を開放方向とする第1形態(内開き形式)のヒンジ装置10Aが構成でき、屈曲アーム16を選択してベース11に支持させれば、扉体4の外側を開放方向とする第2形態(外開き形式)のヒンジ装置10Bが構成できる。
この際、直線アーム12または屈曲アーム16を見付け方向内方からアーム収納部118に挿入することで各アーム12,16がベース11に支持されるので、見付け方向内方に引き抜くだけで容易に各アーム12,16をベース11から取り外すことができる。
(2)規制案内部110である第3の長孔111Cおよびカバー部113における調整ボルト141の案内方向がアーム収納部118の挿入方向に沿って形成され、第3の長孔111Cやカバー部113の見付け方向内側の端部が開口され、この開口を介して調整ボルト141が着脱できるようになっているので、調整ボルト141が各アーム12,16に螺合されていても、調整ボルト141ごと各アーム12,16をベース11から取り外すことができる。従って、第1形態から第2形態、あるいは第2形態から第1形態に変更する際に、調整ボルト141を各アーム12,16から取り外す手間が掛からず、直線アーム12および屈曲アーム16をベース11から容易に着脱させることができる。
(3)第1形態から第2形態に開き形式を変更する場合には、直線アーム12をベース11から取り外し、これに替えて屈曲アーム16をベース11に取り付ければよく、逆に第2形態から第1形態に開き形式を変更する場合には、屈曲アーム16をベース11から取り外し、これに替えて直線アーム12をベース11に取り付ければよい。つまり、ベース11が共用できるので、部品点数が削減できるとともに部品の無駄をなくすことができる。さらに、ベース11ごと交換する必要がないため、作業手間を低減することもでき、また設置状況によってベース11が取り外せないような場合であっても、開き形式を容易に変更することができる。
(4)直線アーム12および屈曲アーム16の各軸受部122,162に形成したそれぞれの凹部122A,162Aを同一形状にしたことで、これらの凹部122A,162Aに固定する軸部13も共通化(転用)することができ、部品点数をさらに削減して部品の無駄をなくすことができる。
(5)見込み方向の調整ボルト141を操作可能にするとともに、規制案内部110である第3の長孔111Cおよびカバー部113によって見付け方向に案内可能かつ見込み方向に移動規制可能に構成することで、各アーム12,16の位置調整を確実に実施することができる。
(6)規制案内部110が、第3の長孔111C、カバー部113の開口部113A、収容部113Bによって構成されているので、規制案内部110をベース11と一体で形成することができ、部品点数の増加を防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態における門扉1Aは、前述の第1実施形態の門扉1に対してヒンジ装置20の構成が相違するもので、その他の構成は略同様である。以下、相違点について説明する。
本実施形態のヒンジ装置20は、後述する2種類の形態のヒンジ装置20A,20Bが適用可能に構成されている。
<第1形態のヒンジ装置>
以下、扉体4を内開き方式で開閉自在に軸支する第1形態のヒンジ装置20Aについて、図9および図10に基づいて説明する。
図9は、ヒンジ装置20Aの斜視図である。図10は、ヒンジ装置20Aの側面から見た縦断面図である。
第1実施形態のヒンジ装置10Aでは、カバー部113を有するベース11を備えていたが、図9に示すように、ヒンジ装置20Aは、カバー部113を有さないベース11Aを備える。また、ヒンジ装置20Aは、図10に示すように、Eリング148用の図示しない溝部が形成された見込み方向の調整ボルト142を備える。ヒンジ装置20Aにおけるベース11Aおよび調整ボルト142以外の部材は、ヒンジ装置10Aの部材と共通となっている。
ベース11Aの基本的構成は、図9に示すように、第1実施形態のベース11と同様であるが、カバー部113を備えていない点が大きく異なっている。すなわち、ベース11Aにおける本体部111の見込み方向内側には、第3の長孔111Dが形成され、この第3の長孔111Dに調整ボルト142が支持されている。
見込み方向の調整ボルト142の軸部142Cには、周方向に沿って図示しない溝部が形成されている。そして、図10に示すように、軸部142Cが第3の長孔111Dに挿通された状態で、溝部にEリング148が係止されている。このようにして、調整ボルト142を回動させて直線アーム12の見込み方向の位置調整を実施する際に、調整ボルト142がEリング148によって、ベース11Aに対して見込み方向(進退方向)に移動しないように規制されている。
このように、本実施形態では、第1実施形態と同じ直線アーム12がベース11Aに支持され、ヒンジ装置20Aは、扉体4を軸部13周りに内開き形式で開閉自在に軸支するように構成されている。
<第2形態のヒンジ装置>
次に、扉体4を外開き方式で開閉自在に軸支する第2形態のヒンジ装置20Bについて、図11ないし図14に基づいて説明する。
図11は、門扉1Aの第2形態を示す平面図である。図12は、ヒンジ装置20Bの一部を分解して示す斜視図である。図13は、ヒンジ装置20Bの一部を下方から見た平面図であり、図14は、ヒンジ装置20Bの一部の側面から見た縦断面図である。
第1形態のヒンジ装置20Aでは、直線アーム12に取り付けられた軸部13に扉体4が係合されていたが、第2形態のヒンジ装置20Bでは、図11に示すように、直線アーム12にアタッチメント19が連結されており、このアタッチメント19に扉体4が支持されている。具体的には、図12に示すように、アタッチメント19の先端に取り付けられた軸部13と、扉体4の扉側部材6Bとが係合して、軸部13がその軸周りに扉体4を軸支している。アタッチメントを備えている点を除いたヒンジ装置20Bの基本的構成は、第1形態のヒンジ装置20Aと略同様である。
図12に示すように、アタッチメント19は、見込み方向に配設されるアタッチメント本体部191と、直線アーム12の他端の軸受部122に連結される連結部192と、略円筒形状の軸受部193とを備える。
連結部192は、軸受部122より大きい外径寸法に形成され、軸受部122を上方から嵌合可能な全体筒状の壁部194を有している。この壁部194によって、図13および図14に示すように、下方に開口した凹部195が形成されている。本実施形態では、この凹部195は、軸受部122を収容する収容部として構成されている。なお、壁部194の下端の内周縁には、図14に示すように、テーパ加工が設けられている。
軸受部122は、円柱状に形成され、壁部194は、軸受部122の外形と略等しい筒状に形成されている。そして、凹部195に軸受部122が挿入された状態では、軸受部122の上面125が、凹部195の天面としての当接面195Aに当接している。また、軸受部122の側面126と凹部195の内周面とは互いに接触している。
凹部195を形成する壁部194には、その一部を切り欠いて直線アーム12の腕部であるスライド部121を挿通させる挿通部196が設けられ、スライド部121が壁部194に当接されるように構成されている。
このように、軸受部122の側面126と凹部195とが互いに接触し、スライド部121が壁部194の挿通部196に当接することで、直線アーム12とアタッチメント19との相対回転を規制する回転規制手段が構成されている。
このように連結部192は、軸受部122を上方から覆うようにして内部に収納し、軸受部122と連結される。
また、当接面195Aには、図14に示すように、係合部として下方に向かう略円筒状の突出部197が形成されている。この突出部197の下端から上方に向かって雌ねじ部197Aが形成されている。突出部197は、軸受部122の第1凹部122Aに上方から嵌め込まれ、下方から連結ねじ123によって軸受部122にねじ止めされる。
また、当接面195Aと、アタッチメント19の軸受部193の上面198とは、略同一面内に形成されており、直線アーム12およびアタッチメント19における第1凹部122A,193Aの上端は、直線アーム12にアタッチメント19が連結された状態で、互いに同じ高さ位置となるように形成されている。これによって、軸部13が、第1形態および第2形態のいずれにおいても同じ高さ位置に取り付けられる。
また、図12に示すように、軸受部193には、外開き用の第1凹部193Aが形成されており、この第1凹部193Aは、直線アーム12の軸受部122の第1凹部122Aと同一の形状となっている。そして、第1凹部193Aには、外開き用軸部としての軸部13が取付ねじ15によってねじ止めされる。これらの軸部13および取付ねじ15は、第1形態と共通部材となっている。
以上のような構成において、アタッチメント本体部191が見込み方向に配設されることによって、アタッチメント19の軸受部193が扉体4を外開き形式で開閉させる際の回動中心位置となる位置に配置され、扉体4の外開きの回動中心位置は、内開きの回動中心位置よりも、敷地外側に位置している。
以上のような構成によって、扉体4を軸部13周りに外開き形式で開閉自在に軸支する第2形態が構成されている。
<第1形態のヒンジ装置から第2形態のヒンジ装置への変更方法>
次に、第1形態のヒンジ装置20Aを第2形態のヒンジ装置20Bに変更する方法について説明する。
まず、図9に示す軸部13を軸受部122から取り外す。次に、アタッチメント19の連結部192を軸受部122に上方から嵌合させて、アタッチメント19を直線アーム12に連結ねじ123でねじ止めする。次に、アタッチメント19の軸受部193に軸部13をねじ止めする。
このようにして、アタッチメント19が直線アーム12に連結され、第1形態のヒンジ装置20Aが第2形態のヒンジ装置20Bに変更される。第2形態のヒンジ装置20Bは、第1形態のヒンジ装置20Aにアタッチメント19および連結ねじ123のみを追加した構成となっている。
なお、前述の逆の方法によって、アタッチメント19が直線アーム12から分離され、第2形態のヒンジ装置20Bが第1形態のヒンジ装置20Aに変更される。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(7)直線アーム12をベース11Aに支持させれば、扉体4の内側を開放方向とする第1形態(内開き形式)のヒンジ装置20Aが構成でき、ベース11Aに支持された直線アーム12にアタッチメント19を固定すれば、扉体4の外側を開放方向とする第2形態(外開き形式)のヒンジ装置20Bが構成できる。そして、第1形態から第2形態に開き形式を変更する場合には、軸部13を取り外した直線アーム12にアタッチメント19を固定し、アタッチメント19の軸受部193に軸部13を取り付ければよく、逆に第2形態から第1形態に開き形式を変更する場合には、アタッチメント19を直線アーム12から取り外し、直線アーム12の軸受部122に軸部13を取り付ければよい。つまり、直線アーム12をベース11Aから取り外さなくても、アタッチメント19を着脱するだけで第1形態から第2形態(または第2形態から第1形態)に容易に変更できる。
(8)開き形式を変更する場合において、ベース11Aごと交換する必要がなく、このベース11Aが共用でき、さらに直線アーム12も共用できるので、部品点数がより一層削減できるとともに部品の無駄をなくすことができる。さらに、ベース11Aごと交換する必要がなく、かつ直線アーム12をベース11Aから取り外す必要もないため、作業手間をさらに低減することができる。
(9)直線アーム12およびアタッチメント19の各軸受部122,193に形成したそれぞれの凹部122A,193Aを同一形状にしたことで、これらの凹部122A,193Aに固定する軸部13も共通化(転用)することができ、部品点数をさらに削減して部品の無駄をなくすことができる。
(10)直線アーム12の軸受部122の上面とアタッチメント19の当接面195Aとが当接し、この当接面195Aとアタッチメント19の軸受部193の上面とを略同一面内に形成したことで、第2形態におけるアタッチメント19の軸受部193の上面と、第1形態における直線アーム12の軸受部122の上面とを略同一高さ位置とすることができる。従って、第1形態から第2形態(または第2形態から第1形態)に開き形式を変更した場合でも、扉体4の支持される高さ位置が維持され、変更後における高さ位置調整の手間が省略できる。
(11)軸受部122が円柱状に形成され、壁部194が軸受部122の外形と略等しい筒状に形成されているので、軸受部122と連結部192とを嵌合させて、直線アーム12とアタッチメント19との相対回転を規制することができる。従って、アタッチメント19のがたつきを防止することができるとともに、扉体4からアタッチメント19に作用する重量や回動時の力を軸受部122および連結部192を介してベース11Aまで伝達し、扉体4を確実に支持することができ、安定した開閉動作を実現することができる。
[本発明の変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、第1実施形態の変形例に係るヒンジ装置30,40,50としては、図15ないし図17に示すような構成を採用してもよい。
まず、図15に示すように、ヒンジ装置30の見込み方向の調整ボルト143の頭部143Aには、段付き部としての鍔部143Dが形成されている。ベース11Bには鍔部143Dの見込み方向内側を覆う規制部としての係止部116が、第3の長孔111Cに沿って形成されている。第3の長孔111Cおよび係止部116は、見付け方向内側において開口され、開口において調整ボルト143を着脱可能に構成されている。この場合では、第3の長孔111Cと係止部116とによって規制案内部110Aが構成される。
また、図16に示すように、ヒンジ装置40の見込み方向の調整ボルト144は、スライド部121に見込み方向外側から螺合するとともに、スライド部121を貫通して先端が突出するように設けられている。また、調整ボルト144の見込み方向外側の端部には、溝部144Dが形成され、見込み方向内側の他端には、調整ボルト144を回動させるための六角穴144Bが形成されている。また、ベース11Cには、規制部としての裏面部117を形成し、裏面部117には調整ボルト144の溝部144Dと係合するとともに、調整ボルト144を見付け方向に案内する長孔117Aが形成されている。長孔117Aは、調整ボルト144の溝部144Dと係合することによって、調整ボルト144の進退移動を規制するように設けられている。また、ベース11Cの見込み方向内側の長孔111Eは、調整ボルト144の六角穴144Bを操作可能にするために設けられている。長孔117Aおよび長孔111Eは、見付け方向内側において開口され、開口において調整ボルト144を着脱可能に構成されている。この場合では、長孔117Aと溝部144Dとによって規制案内部110Bが構成される。
また、図17に示すように、ヒンジ装置50の見込み方向の調整ボルト145は、見込み方向内側の端部に段付き部としての溝部145Dおよび調整ボルト145を回動させるための六角穴145Bを有するものとしてもよい。そして、溝部145Dは、ベース11Dの第3の長孔111Cに挿通され、本体部111に係止されるように形成してもよい。第3の長孔111Cは、見付け方向内側において開口され、開口において調整ボルト145を着脱可能に構成されている。この場合では、第3の長孔111Cと、溝部145Dとによって本発明の規制案内部110Cが構成される。
以上のような構成によれば、見込み方向の調整ボルト143,144,145を操作可能にするとともに、規制案内部である第3の長孔111C、係止部116、長孔117A、溝部144D,145Dによって見付け方向に案内可能かつ見込み方向に移動規制可能に構成することで、各アーム12,16の位置調整を確実に実施することができる。そして、係止部116、第3の長孔111C、長孔111E,117Aの見付け方向内側の端部が開口され、この開口を介して調整ボルト143,144,145が着脱できるようになっているので、調整ボルト143,144,145が各アーム12,16に螺合されていても、調整ボルト143,144,145ごと各アーム12,16をベース11B,11C,11Dから取り外すことができる。従って、ヒンジ装置30,40,50の設置場所や設置条件等に応じて規制案内部や調整ボルトの形態を任意に選択することができ、設計や設置の自由度を高めることができる。
また、第2実施形態のアームとアタッチメントとの連結部分の構成としては、図18に示すような構成を採用してもよい。図18に示すように、直線アーム12Aにおける軸受部124の側面127の形状が、軸部と同軸の略多角柱状に形成されていてもよい。この場合には、アタッチメント19Aの連結部192Aには、略多角柱状の軸受部124と嵌合可能な内面略多角筒状の壁部194を形成しておけばよい。この壁部194によって下方に開口する凹部199が形成されている。壁部194には、その一部を切り欠いて直線アーム12Aのスライド部121を挿通させる挿通部196が形成されている。軸受部124の側面127と凹部199とは互いに接触し、スライド部121は挿通部196に当接するように構成されている。
このように、スライド部121と挿通部196だけが当接するだけでなく、軸受部124の側面127と凹部199も接触することによって、直線アーム12Aとアタッチメント19Aとの相対回転を規制することができる。よって、回転規制部分を増やすことで当該回転規制部分における負荷を分散させることができるため、アタッチメントやアーム等の破損を防ぐことができる。
また、前記実施形態では、扉が門柱にヒンジによって軸支された構成の門扉を説明したが、本発明の門扉は、扉が敷地の内外を仕切る塀にヒンジによって軸支された構成でもよい。また、門扉は一対の扉で構成されているものに限らず、単数の扉で構成されているものでもよい。
また、本発明のヒンジ装置は、門扉に限定されず、ドアや収納棚の扉等の扉を有する扉構造に適用されてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る門扉を示す正面図である。 前記門扉の第1形態を示す平面図である。 前記門扉の第1形態のヒンジ装置を示す斜視図である。 前記第1形態のヒンジ装置を示す分解図である。 前記第1形態のヒンジ装置を示す縦断面図である。 前記第1形態のヒンジ装置を示す縦断面図である。 前記門扉の第2形態を示す平面図である。 前記門扉の第2形態のヒンジ装置を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る第1形態のヒンジ装置を示す斜視図である。 前記第1形態のヒンジ装置を示す縦断面図である。 前記門扉の第2形態を示す平面図である。 前記門扉の第2形態のヒンジ装置の一部を分解して示す斜視図である。 前記第2形態のヒンジ装置の一部を示す下方からの平面図である。 前記第2形態のヒンジ装置の一部を示す縦断面図である。 前記第1実施形態の変形例に係るヒンジ装置を示す縦断面図である。 前記第1実施形態の他の変形例に係るヒンジ装置を示す縦断面図である。 前記第1実施形態のその他の変形例に係るヒンジ装置を示す縦断面図である。 前記第2実施形態の変形例に係るヒンジ装置の一部を示す下方からの平面図である。
符号の説明
1,1A…門扉、3…門柱(支持体)、4…扉体、6A,6B…扉側部材(被連結部)、10,10A,10B,20,20A,20B,30,40,50…ヒンジ装置、11,11A,11B,11C,11D…ベース、12,12A…直線アーム(アーム)、13…軸部、14,14A,14B,14C…位置調整手段、16…屈曲アーム(アーム)、19,19A…アタッチメント、110,110A,110B,110C…規制案内部、111C…第3の長孔(長孔)、111E,117A…長孔、113…カバー部(規制部)、113A…開口部、113B…収容部、116…係止部(規制部)、117…裏面部(規制部)、118…アーム収納部、122A…第1凹部(被係合部)、125…アームの他端の上面、141,142,143,144,145…調整ボルト(螺合部材)、141A…頭部、141C…軸部、195,199…凹部、195A…当接面(天面)、197…突出部(係合部)、198…アタッチメントの他端の上面。

Claims (4)

  1. 扉体を支持体に対して回動開閉自在に支持するヒンジ装置であって、
    前記支持体に固定されるベースと、
    前記ベースに一端が固定されるアームと、
    前記アームの他端に一端が取り付け可能に構成されたアタッチメントと、
    前記扉体に固定されるとともに前記アームの他端または前記アタッチメントの他端に連結される被連結部とを備え、
    前記アームの他端に前記被連結部を回動自在に連結する第1形態と、
    前記アームの他端に前記アタッチメントの一端を回動不能に連結し、かつ当該アタッチメントの他端に前記被連結部を回動自在に連結する第2形態と
    のいずれかで構成され
    前記第1形態のアームの他端と、前記第2形態のアタッチメントの他端とは、それぞれ同一の軸部を用いて前記被連結部と回動自在に連結され
    前記アタッチメントの一端には、下方に開口した凹部が設けられ、
    この凹部は、前記アームの他端を収容する収容部と、当該凹部の天面から下方に向けて突出する略円柱状の係合部とを有し、
    前記アームの他端は、前記軸部が挿通される略円筒状の被係合部を有し、
    前記アームと前記アタッチメントは、前記収容部内に当該アームの他端が挿入され、かつ前記被係合部内に前記係合部が挿入されることで連結されるヒンジ装置。
  2. 前記アームの他端と前記アタッチメントの収容部との接触面には、互いの相対回転を規制する回転規制手段が設けられている請求項1に記載のヒンジ装置。
  3. 前記アームと前記アタッチメントとが連結された状態において、前記凹部の天面と前記アームの他端の上面とが当接し、当該アームの他端の上面と前記アタッチメントの他端の上面とが略同一高さに位置している請求項1または請求項2に記載のヒンジ装置。
  4. 扉体と、支持体と、当該支持体に対して当該扉体を回動開閉自在に支持する請求項1から請求項3のいずれかに記載のヒンジ装置とを備えた門扉。
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