JP4849754B2 - 機械の操作盤装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械本体に対する操作盤の位置及び操作盤の操作面の向きが変更可能となるように操作盤が支持された機械の操作盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械や産業機械などはその操作をするための操作盤を備えており、操作盤自体が機械の作動部から離れた位置に設置されることが多い。
【0003】
例えば、工作機械では、工具を保持する主軸やワークを保持するテーブルなどにより構成される加工部の周囲をスプラッシュガードと呼称される防護壁により覆って加工部の周囲に加工室を形成し、加工に使用する加工液や加工中に生じる加工屑などが周囲に飛散することを防止するようにしているタイプが存在する。このような場合、操作は加工室の外側で行われるので、操作盤は、加工室の壁や加工室の外部に面した工作機械の表面などに付設される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした操作盤は、工作機械の加工部や産業機械の作動部の様子を観察しながら操作を行えるように、加工部や作動部を見やすい位置に配置されることが好ましい。例えば、加工部が加工室内に配置されている上記のような工作機械では、操作盤は、加工室に対する操作者のアクセスのために設けられた扉の窓の近くに配置されることが多い。
【0005】
しかしながら、扉が大きい場合などには、操作盤と扉の窓とが離れて加工室内の様子を確認しにくくなる。一方、扉の窓と操作盤とを近づけるために扉と重なる位置に操作盤を配置すれば、操作者の加工室の内部に対するアクセスの妨げとなってしまう。また、操作盤は固定されていることが多く、操作の内容に応じて、または関心領域の観察をしながらの操作を容易とさせるように、操作者がその操作面の位置及び向きを変更することもできない。
【0006】
よって、本発明の目的は、上記従来技術に存する問題を解消して、機械本体に対する操作盤の位置の変更を可能にさせ且つ操作盤の操作面の向きをも変更できるようにした、操作盤の配置に関する自由度を高くする機械の操作盤装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的に鑑み、機械の操作部に設けられた操作盤装置において、機械本体に設けられた第1ピボットと、前記第1ピボットを中心にして旋回可能に支持された旋回アームと、前記旋回アームの先端部に設けられた第2ピボットと、前記第2ピボットに回転支持され、前記旋回アームに対して操作面の向きを手動で変更可能に設けられた操作盤と、前記操作盤を介して前記旋回アームを旋回させ前記操作盤を移動させるとき、前記旋回アームの旋回角度により一意的に前記操作盤の操作面の向きが定まるように、前記機械本体に対する前記旋回アームの旋回運動と、前記旋回アームに対する前記操作盤の回転運動とを連動させる連動機構と、を具備する機械の操作盤装置を提供する。
【0008】
前記連動機構は、前記操作盤に設けたスイッチ手段によって前記旋回アームの旋回運動と前記操作盤の回転運動との連動関係を解除可能に構成されることが好ましい。
【0009】
本発明の機械の操作盤装置においては、操作盤が機械本体に対して旋回可能な旋回アームにより支持されているので、操作盤は、旋回アームの旋回可能な角度範囲内において旋回アームの旋回中心と操作盤の支持点との間の距離を半径として円周方向に移動することができ、その位置を変更することが可能となる。また、操作盤が旋回アームに回転可能に支持されているので、操作盤が旋回アームに対して回転可能な角度範囲内で、操作盤の操作面の向きを変更することが可能となる。
【0010】
なお、従来技術においては、特開平11−33854号公報に開示されているように操作盤の内部にアクセスするために操作面が旋回可能になっている操作盤は存在しているが、操作盤の位置を変更できるように旋回する旋回アームを具備した操作盤装置はない。
【0011】
そして、連動機構によって機械本体に対する旋回アームの旋回運動と旋回アームに対する操作盤の回転運動とを所定の関係で連動させるので、旋回アームを旋回させて操作盤の位置を定めることにより、自動的に操作盤の操作面の向きすなわち方向も定められるようになり、片手のみによる操作盤の操作が容易となる。
【0012】
さらに、旋回アームと操作盤との連動をスイッチ手段によって解除可能にすることで、操作者が操作盤の位置と無関係に操作盤の操作面の向きを自由に変更することができるようになり、操作盤の位置及びその操作面の向きの自由度が高まる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は操作者扉に隣接して付設された本発明による機械の操作盤装置及び操作盤の斜視図、図2は本発明による操作盤装置を備えた工作機械を上部から見た全体構成図、図3は本発明による操作盤装置の旋回アームと操作盤とを連動させるための連動解除可能な連動機構の部分断面図、図4は本発明による機械の操作盤装置の動作を示す説明図である。
【0015】
ここでは、本発明による操作盤装置を具備した工作機械を例にして本発明を説明する。しかしながら、本発明による機械の操作盤装置は、工作機械の操作盤の支持への適用に限定されるわけではなく、他の産業機械の操作盤などにも適用可能である。
【0016】
最初に、図2を参照して、本発明による操作盤装置を具備した工作機械の全体構成を説明する。
【0017】
工作機械11は、ベッド13にX軸方向に移動可能に支持されているコラム15と、コラム15にY軸方向(図中の紙面に垂直方向)に移動可能に支持されている主軸頭17と、主軸頭17に回転可能に支持された主軸19と、X軸及びY軸に垂直なZ軸方向に移動可能であり被加工物(不図示)を支持するテーブル21とを具備している。主軸19とテーブル21とにより構成される加工部は、加工に使用される加工液や加工部において発生する加工屑が周囲に飛散することを防止するために、その周囲をスプラッシュガード23と呼称される防護壁により囲んだ加工室25内に配置されている。また、スプラッシュガード23の一部には、Z軸方向と平行な方向に摺動可能な引き戸タイプの操作者扉27が設けられており、操作者が加工室25内にアクセスできるようになっている。
【0018】
工作機械11は、さらに、操作者扉27に隣接して、本発明による操作盤装置29の操作盤31を具備しており、操作者はこの操作盤31を介して工作機械の動作を指示、制御することができる。
【0019】
操作の際、操作者は、操作者扉27に設けられた窓33を通して加工室25内の様子を観察しながら工作機械11を操作することを所望することがある。したがって、操作盤31を可能な限り操作者扉27の窓の近くに配置することが好ましい。一方で、操作者扉27の近傍に操作盤を付設すると操作者扉27の開閉に支障を来す可能性があり、また操作者扉27上に操作盤31を付設することは構造上多くの困難を伴う。そこで、本発明の操作盤装置29は、操作盤31の位置が少なくとも図に示される2つの位置を含んだ複数の位置に変更可能となるように構成されている。
【0020】
図1を参照すると、工作機械11の表面又は加工室25の壁面の上部及び下部にはそれぞれ上側支持部35及び下側支持部37が設けられており、上側支持部35と下側支持部37にはそれぞれピボット39、41を介して上側旋回アーム43aと下側旋回アーム43bとが旋回可能に支持されている。そして、これら上側旋回アーム43aと下側旋回アーム43bの間には、操作盤31がピボット45、47を介して上側旋回アーム43a及び下側旋回アーム43bに対して回転可能に支持されている。操作盤31は表示部やキー入力部などの操作者インターフェイスを含む操作面49を有しており、操作盤31の操作者面49の両側部には、操作盤を旋回させる際に操作者が把持するためのハンドル51が2つ設けられている。
【0021】
下側支持部37、ピボット41、下側旋回アーム43b及びピボット47の内部には操作盤31と工作機械11の制御装置とを結ぶ配線が収容されている。下側支持部37及び下側旋回アーム43bは、図1に示されているように、ピボット41、47の延びる方向に対して鈍角をなして斜めに延びる部分を含むことが好ましい。これは、内部に収容されている配線が急激に(例えば直角に)曲がるように配置されると、断線などの障害が発生しやすくなるため、この障害の発生を抑制する意図である。
【0022】
このように構成された本発明の操作盤装置29は、旋回アーム43の旋回により、旋回アーム43が工作機械11(又は加工室25の壁面)に対して旋回可能な角度範囲において旋回アーム43に結合された2つのピボット39、45の間の距離を半径として操作盤31を円周方向に移動させて操作盤31の位置を変更可能とさせ、旋回アーム43に対する操作盤31の回転により、操作盤31が旋回アーム43に対して回転可能な角度範囲において操作面49の向きを変更可能とさせる。
【0023】
しかしながら、このような構成のみでは操作盤31が旋回アーム43に対して自由に回転し得るために操作盤31の操作面49の向きが不安定となるので、操作盤31を旋回させる際には両手でハンドル51を把持する必要がある。そこで、示されている本発明の操作盤装置29に、旋回アーム43と操作盤31とを連動させるための連動機構53を設け、操作盤31を片手で移動させることができるようにすることが好ましい。
【0024】
図3を参照すると、連動機構53は、ブラケット55などを介して工作機械11の表面又は加工室25の壁面に固定された回転しない固定プーリ57と、上側旋回アーム43aのハウジングに回転可能に支持されている可動プーリ59とを具備しており、固定プーリ57と可動プーリ59とはベルト61を介して協働するようになっている。この実施形態では、固定プーリ57及び可動プーリ59とベルト61とが滑りを起こさないようにするために、ベルト61には適切な張力を加える必要がある。そのため、固定プーリ57と可動プーリ59の間には公知の張力調整プーリ63が設けられており、その設置位置を変更することによりベルト61の張力を調整できるようになっている。なお、この実施形態の固定プーリ57、可動プーリ59及び張力調整プーリ63は、その外周に歯が設けられたタイプのものを使用しているが、外周部に歯が設けられていないタイプのものを使用することもできる。
【0025】
ピボット45は、操作盤31と一体的に回転するように操作盤31に接続されており、その内部をシャフト65が摺動可能に貫通している。このシャフト65とピボット45とはキー67によって一体的に回転するようになっており、シャフト65はピボット45内に配置されたバネ69により下方へ付勢されている。また、シャフト65の上端部には少なくとも1つのピン71を有した雄型連結要素73が取り付けられている。一方、可動プーリ59には雄型連結要素73のピン71と対応して穴75が設けられている雌形連結要素77が取り付けられており、この穴75に雄型連結要素73のピン71を嵌入させることにより、可動プーリ59がシャフト65と連動して回転するようになっている。すなわち、可動プーリ59と操作盤31とはピボット45及びシャフト65を介して連動して回転するようになっている。
【0026】
このようにして、旋回アーム43と操作盤31とを連動させることにより、操作盤31の操作面49は安定し、旋回アーム43の旋回角度により一意的に操作盤31の操作面49が定まる。したがって、操作者は操作盤31を片手で旋回させることができるようになる。
【0027】
一方で、操作者が操作盤31の位置すなわち旋回アーム43の旋回角度と無関係に操作盤31の操作面49の向きを自由に決定したい場合もある。そこで、本発明の操作盤装置29は、さらに、操作盤31と可動プーリ59との連動を解除できるようにする連動解除機構79を具備している。
【0028】
連動解除機構79は、操作面49上でハンドル51の近傍に設けられスイッチ手段として機能する解除ボタン81と、解除ボタン81の操作により上側旋回アーム43aへ向かって上下方向に移動するようになっているリンク83と、リンク83と一体的に上側旋回アーム43aへ向かって上下方向に移動可能であり、ピボット45を摺動可能に貫通するシャフト65の下端部に接触している解除ピン85とを具備している。例示されている連動解除機構79では、解除ボタン81の押込みにより機械的にリンク83が上方へ移動するようになっているが、リンク83を上側旋回アーム43aへ向かう方向に沿って往復運動させることが可能な他のタイプの機構を使用することも可能である。
【0029】
連動解除機構79の解除ピン85はシャフト65の下端部と接触しているので、操作者が解除ボタン81を押し、リンク83を上方へ移動させると、リンク83により解除ピン85が上方へ移動し、解除ピン85と接触しているシャフト65をピボット45内で上方へ摺動、移動させる。この結果、シャフト65の上端部に取り付けられている雄型連結要素73も上方へ移動し、雄型連結要素73のピン71が、可動プーリ59に取り付けられた雌形連結要素77の穴75から引き抜かれ、ピボット45と可動プーリ59の連結が解除されるようになっている。ピボット45と可動プーリ59の連動が解除されているときに、旋回アーム43に対して操作盤31を回転させれば、雄型連結要素73のピン71と雌形連結要素77の穴75の位置がずれるので再びピン71と穴75とが整列するまで操作盤31を自由に回転させることができるようになる。一方、解除ボタン81を戻すと、バネ69の付勢力によりシャフト65は下方へ押し戻され、雄型連結要素73のピン71と雌形連結要素77の穴75が整列したときに、ピン71を穴75に嵌入させると共に、リンク83及び解除ピン85を下降させる。
【0030】
また、図3に示されているように、ピボット45の下部には、複数の穴を有しその穴内にボール87を保持する中央円盤89がピボット45の回転軸と同心でピボット45と一体的に回転するように取り付けられている。中央円盤89の下には、円周方向に等間隔で設けられた複数の穴又は窪みを有し、上側旋回アーム43のハウジングに固定された下側円盤91が配置され、中央円盤89の上方には、平坦な表面を有した上側円盤93が配置されている。この上側円盤93はバネ95により中央円盤89へ向けて付勢されており、中央円盤89の穴内に保持されたボール87を下側円盤91へ押し付けている。
【0031】
したがって、操作盤31及びピボット45を上側旋回アーム43aに対して回転させるのに伴って、中央円盤89が回転させられ、中央円盤89の穴内に保持されたボール87が下側円盤91の穴又は窪みに対して進入、脱出することになる。これにより、操作者にクリック感を提供し、操作者が操作盤31を何度回転させたかを直感的に把握できるようにさせている。また、連動解除機構79により旋回アーム43と操作盤31との連動を解除しているときに、旋回アーム43に対する操作盤31の回転に適度な抵抗を与えて、操作盤31の向きを安定化させる機能も果たす。
【0032】
同様の機構が上側支持部35におけるピボット41の周囲にも設けられており、旋回アーム43の旋回に関して同様の機能を果たしている。
【0033】
最後に、特に図2及び図4を参照して、上述した連動機構53及び連動解除機構79による操作盤31の位置及びその操作面49の向きを変更する動作を説明する。
【0034】
最初に、操作者が旋回アーム43に支持されている操作盤31を移動させようとすると、旋回アーム43がピボット39、41周りに旋回する。したがって、上側旋回アーム43aのハウジングに支持されている可動プーリ59は機械本体(工作機械11の表面又は加工室25の壁面)に固定されている固定プーリ57周りに円運動をすることになる。このとき、可動プーリ59は、固定プーリ57と可動プーリ59とがベルト61を介して協働するようになっているので、上側旋回アーム43aの旋回方向と逆方向に回転する。
【0035】
こうして、旋回アーム43を旋回させ、旋回アーム43に支持された操作盤31を円周方向に移動させるとき、旋回アーム43の旋回角度により操作盤31の操作面49が所定の向きに定まり、操作者が片手で操作盤31を旋回させることが可能となる。
【0036】
例えば、図に示されているように、旋回アーム43が90度旋回可能である場合に、固定プーリ57と可動プーリ59との直径比又はギア比を2:1に設定すれば、操作盤31の操作面49は図2の実線及び一点鎖線で示されている位置において図示されている向きとなる。詳細には、図4に示されているように、旋回アーム43が90度旋回したとき、操作盤31は旋回アーム43の旋回方向(図4では時計回り)と逆方向(図4では反時計回り)に180度回転し、旋回角度が90度の範囲内では常に操作者側を向くようになる。
【0037】
こうして、操作者は、図2の実線で示されている位置に操作盤31を配置した状態で、操作者扉27を通して内部にアクセスする必要のある作業を行い、それが終了した後、操作者扉27を閉鎖し、旋回アーム43により図2の一点鎖線で示されている位置に操作盤31を移動させ、操作者扉27の窓33から加工室25の内部の様子を観察しながら操作盤31を操作して工作機械11の操作を行うことができるようになる。すなわち、操作者扉27に対するアクセスを妨げることなく、操作盤31を操作者扉27の窓の近くに配置することが可能となる。
【0038】
一方、例えば、操作者が加工室25内にいるときに、加工室25内から操作盤31を操作したい場合には、図2の一点鎖線で示されている位置に操作盤31があるときに、操作盤31の操作面49に設けられた解除ボタン81を押しながら操作盤31を回転させて連動機構53を解除し、操作盤31の操作面49を加工室25側へ向ければよい。
【0039】
もちろん、図4の(b)の位置や(a)と(c)の間の任意の位置に操作盤31を配置させたり、各位置において操作面49を任意の向きに向けたりすることも可能となる。また、図2及び図4に示されるように旋回アーム43の旋回可能角度範囲を90度に限定せずに、例えば180度又は360度旋回できるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の機械の操作盤装置によれば、操作盤が機械本体に対して旋回可能な旋回アームにより支持されているので、操作盤は、旋回アームの旋回可能な角度範囲内においてその位置を変更することが可能となる。また、操作盤が旋回アームに回転可能に支持されているので、操作盤が旋回アームに対して回転可能な角度範囲内で、操作盤の操作面の向きを変更することが可能となる。そして、連動機構によって機械本体に対する旋回アームの旋回運動と旋回アームに対する操作盤の回転運動とを所定の関係で連動させるので、旋回アームを旋回させて操作盤の位置を定めることにより、自動的に操作盤の操作面の向きすなわち方向も定められるようになり、片手のみによる操作盤の操作が可能となる。
【0041】
さらに旋回アームと操作盤との連動をスイッチ手段によって解除可能とすることで、操作者が操作盤の位置と無関係に操作盤の操作面を任意の向きに変更できる。
【0042】
したがって、操作盤の位置及びその操作面の向きに対する自由度を向上させ、操作者の所望する位置及び向きに操作盤を配置することが可能となり、加工領域などの操作者の関心領域を操作者が観察しながら機械を操作することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作者扉に隣接して付設された本発明による操作盤装置及び操作盤の斜視図である。
【図2】本発明による操作盤装置を備えた工作機械の全体構成図である。
【図3】本発明による操作盤装置の旋回アームと操作盤とを連動させるための連動解除可能な連動機構の部分断面図である。
【図4】本発明による操作盤支持装置の動作を示す説明図であ。
【符号の説明】
11…工作機械
29…操作盤装置
31…操作盤
39,41,45,47…ピボット
43…旋回アーム
43a…上側旋回アーム
43b…下側旋回アーム
49…操作面
53…連動機構
81…解除ボタン

Claims (2)

  1. 機械の操作部に設けられた操作盤装置において、
    機械本体に設けられた第1ピボットと、
    前記第1ピボットを中心にして旋回可能に支持された旋回アームと、
    前記旋回アームの先端部に設けられた第2ピボットと、
    前記第2ピボットに回転支持され、前記旋回アームに対して操作面の向きを手動で変更可能に設けられた操作盤と、
    前記操作盤を介して前記旋回アームを旋回させ前記操作盤を移動させるとき、前記旋回アームの旋回角度により一意的に前記操作盤の操作面の向きが定まるように、前記機械本体に対する前記旋回アームの旋回運動と、前記旋回アームに対する前記操作盤の回転運動とを連動させる連動機構と、
    を具備することを特徴とした機械の操作盤装置。
  2. 前記連動機構は、前記操作盤に設けたスイッチ手段によって前記旋回アームの旋回運動と前記操作盤の回転運動との連動関係を解除可能に構成された請求項1に記載の機械の操作盤装置。
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