JP4849018B2 - 多重伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、多数の端末にそれぞれ個別の識別子を与えて、当該識別子によって各端末を制御する多重伝送システムに関する。
従来より、図12に示す多重伝送システムにおいて、多重信号線の伝送ラインによって伝送される信号を常時監視して、各リレー内蔵端末103(ターミナルユニット:TU)からの返送信号の電流値を検出する監視装置(親器101)が知られている(例えば、下記の特許文献1参照)。
この多重伝送システムは、多重信号線によって、親器101と、複数のスイッチからなるスイッチユニット102A,102B(以下、総称する場合には単に「スイッチユニット102」と呼ぶ。)と、リレー内蔵端末103A,103B,103C,103D(以下、総称する場合には単に「リレー内蔵端末103」と呼ぶ。)とを接続したものが知られている。リレー内蔵端末103には、スイッチユニット102が操作されたことによって制御される照明が接続されている。リレー内蔵端末103は、スイッチユニット102を構成するスイッチのアドレスに対応して設けられる。例えば通信チャンネルが「0」でアドレスが「1」のスイッチ「0−1」が操作された場合に、当該スイッチ「0−1」に対応した照明を点灯させるリレー内蔵端末はリレー内蔵端末103Cである。このリレー内蔵端末は、リレー内蔵端末103Dとして具体的な構成を示すように、多重信号線によって伝送される信号を授受する端末と、図示しない電源と接続されたトランスと、各スイッチに対応したリレーとからなる。
この多重伝送システムは、図12に手順(1)〜(10)に従って動作する。多重伝送システムは、スイッチユニット102のうちで押圧操作されたスイッチのアドレスを含む操作信号を受信すると(1)、親器101が、操作されたスイッチに対応したリレー内蔵端末103の状態確認コマンドを送信する(2)。これに応じ、操作されたスイッチに対応したリレー内蔵端末103は、内部リレーの状態を親器101に返信する(3)。このリレーの状態は、照明のオンオフを表す。親器101は、リレーの状態を受信すると、当該リレーの状態に応じたスイッチの表示状態を変更するコマンドをスイッチユニット102に送信する(4)。このコマンドの送信先アドレスは、手順(1)にて操作されたスイッチユニット102のスイッチである。これにより、スイッチユニット102のスイッチ表面から視認されるLEDの点灯状態は、「点灯」又は「消灯」を表す状態に制御される(5)。
その後、親器101は、手順(1)にて操作されたスイッチのアドレスに対応したリレーを制御するコマンドを送信し(6)、対応するリレー内蔵端末103のリレーを制御する(7)。これによって、照明は、手順(1)の操作に従って、点灯又は消灯などがされる。次に親器101は、コマンドを送信したことに応じてリレーの状態が制御完了したかを確認するために、リレー状態を確認するコマンドを送信し(8)、対応するリレー内蔵端末103は、リレーの状態を返信する(9)。そして、親器101は、リレーの状態の確認後に、当該リレーの状態に対応したスイッチの表示状態とするように当該スイッチに表示を確定させるコマンドを送信する。
特開平8−070491号公報
しかしながら、上述の図12に示す多重伝送システムにおいては、スイッチのアドレス設定に誤りがあると、喩え配線が正しく施設されていても正常に動作しない。このアドレス設定の誤りのうち最も多いのが、アドレスの重複である。このアドレスの重複は、多重伝送システムの規模が大きくなるほど多発する可能性がある。また、多重伝送システムの施工業者が替わった場合には、既存のシステムの設定データが残っていないことも多く、その場合にもアドレスの御設定の可能性が高くなる。
例えば図13に示すように、リレー内蔵端末103Aとリレー内蔵端末103Bとで、同じアドレス「0−1」が重複して登録されている場合を考える。この場合、親器101がアドレス「0−1」に対応したリレーの状態を確認するコマンドを送出した場合(1)、リレー内蔵端末103Aのみならず、リレー内蔵端末103Bからもリレーの状態が返信信号として送信される(2)。同時にリレーの状態の返信信号が送信されると、親器101は正確に返信信号を読み取れず、エラーを検知する(3)。親器101がエラー検知すると、親器101は、当該アドレスのリレー内蔵端末103が無いものと認識され、当該アドレスが設定されたスイッチ上のLEDを、制御対象ではないことを表す消灯状態とする(4)、(5)。また、重複したアドレス「0−1」のスイッチが操作されてオンオフ信号が親器101に送られても、その後のリレー内蔵端末103への信号送受信でエラーが発生するため、多重伝送システムとして正常に動作しない状態となる。
これに対して、図14に示すように、親器101が接続された多重信号線にラインモニタ104を設けることがなされている。このラインモニタ104は、多重信号線によって伝送される信号を常時監視し、各リレー内蔵端末103からの返信信号によって現れる電流値を検出する。そして、ラインモニタ104は、電流値が異常である場合には、重複した通信チャンネルを持つリレー内蔵端末103が存在すると判定する。
多重伝送システムにおける通信チャンネルの重複を検出する場合としては、複数のリレー内蔵端末103間で伝送される信号を中継する親器101から、通信チャンネルごとにポーリング信号を送信し、返信信号を受信する。多重伝送システムにおいて通信チャンネルの重複がある場合、親器101によって検出されるポーリング信号に対して複数のリレー内蔵端末103が返信信号を出力する。このため、ラインモニタ104は、返信信号の異常を検知して、リレー内蔵端末103のうちで通信チャンネルの重複設定があると認識する。
通信チャンネルの重複設定のあることが検知されると、ラインモニタ104は、返信信号の異常を検知した直前の伝送信号の通信チャンネルから、重複している通信チャンネルを割り出し、図15に示すように、通信チャンネルが重複していることを表すLED104cを点灯させると共に、重複しているチャンネル番号を7セグメントLED104dによって表示させる。このチャンネル番号は、チャンネル表示ボタン104eによって表示、非表示がなされる。この7セグメントLED104dによるチャンネル番号の表示は、チャンネル重複を表すLED104cが点灯している時にリレー内蔵端末103上のスイッチを操作することによって行う。なお、ラインモニタ104は、図15に示すように、多重信号線に接続される端子104a、照明に接続される端子104bが備えられている。
上述の通信チャンネルの重複を検出する多重伝送システムにおいては、重複を検出するカレントセンサ104を用いており、当該カレントセンサ104によって重複しているチャンネル番号を表示している。しかし、実際にどのリレー内蔵端末103に重複しているチャンネル番号が割り当てられいてるかが分からない問題がある。したがって、重複しているチャンネル番号のリレー内蔵端末103がどの分電盤に収納されているのかに加えて、分電盤が特定されていても暗い分電盤をくまなく探す必要がある。また、カレントセンサ104によってチャンネル番号の重複を検出する技術では、電流値のばらつきや周囲の温度変化に対する影響が大きいために、誤検知の可能性がある。更に、カレントセンサ104を含めて、伝送ラインの電流値を検出するための構成は、回路規模が大きくなってしまい、既存の端末103に実装することは困難である。したがって、現状においては、通信チャンネル検出のための専用端末が必要であった。
更に、図16に示すように、単一のリレー内蔵端末103Aに重複したアドレス「0−1」が設定されている場合、親器101からリレー内蔵端末103にリレーの状態を確認するコマンドを出力しても、単一のリレー内蔵端末103Aからしか返信信号が送信されない。したがって、この場合には、ラインモニタ104によって重複したアドレスを検知できない問題があった。
更にまた、図17に示すように、リレー内蔵端末103A,103Bの双方から返信信号が親器101に送信された場合に、ラインモニタ104の7セグメントLED104dには、通信チャンネルの「00」が表示されるのみである。したがって、通信チャンネルの重複が検知でき、且つスイッチユニット102のうちのアドレス「0−1」に相当するスイッチのLEDが消灯していることから、アドレス「0−1」の重複があると推定できるが、どのリレー内蔵端末103に設定されているアドレスと重複しているかを判定することができない。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、重複して設定されたアドレスを正確に検出することができる多重伝送システムを提供することを目的とする。
本発明に係る多重伝送システムは、制御対象となる多数の負荷と、負荷に対応した識別子が与えられて当該負荷を動作させる操作がなされるスイッチを複数備え、操作されたスイッチの識別子を含む操作信号を出力するスイッチユニットと、スイッチの識別子と自己に接続された負荷との対応関係を記憶し、当該負荷に電力を供給して動作させる複数の端末と、スイッチの識別子と当該スイッチの操作に応じて動作させる負荷との対応関係を記憶し、スイッチユニットから操作信号が出力された場合に、当該操作信号に含まれるスイッチの識別子を参照して、当該スイッチに対応した負荷が接続された端末に制御信号を出力する親器とを備える。
この多重伝送システムにおいて、上述の課題を解決するために、親器は、スイッチの状態を表示させる状態表示コマンドと当該スイッチの識別子とを含む信号を出力し、各端末は、動作モードが、親器からの制御信号を受信して負荷を動作させる通常動作モードと、スイッチの識別子の設定が他の端末と重複しているかが検査される検査動作モードとで切り換えるモード切換手段と、検査動作モードに切り換えられた場合に、親器から出力された信号を監視して、自己に記憶されているスイッチの識別子と同じ識別子を含む信号を検出した場合には、自己に記憶されているスイッチの識別子が他の端末に記憶されているスイッチの識別子と重複していることを判定する監視手段とを備える。
本発明に係る多重伝送システムよれば、端末に設定されたスイッチの識別子の設定が他の端末と重複しているかを検査する検査動作モードに切り換えられた時に、親器から出力された信号を監視して、自己に記憶されているスイッチの識別子と同じ識別子を含む信号を検出した場合には、自己に記憶されているスイッチの識別子が他の端末に記憶されているスイッチの識別子と重複していることを判定するので、信号の異常によって重複を判断することなく、重複して設定された識別子を正確に検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明を適用した多重伝送システムは、制御対象となる多数の負荷として、照明負荷を例に挙げて説明する。
多重伝送システムは、図1に示すように、多重信号線によって、親器1と、複数のスイッチからなるスイッチユニット2と、リレー内蔵端末3A,3B(以下、総称する場合には単に「リレー内蔵端末3」と呼ぶ。)とが接続されて構成されている。
スイッチユニット2は、それぞれ4個のスイッチからなるスイッチ部21a,21bを備える。スイッチ部21aを構成する4個のスイッチは、通信チャンネルが「0」であり、それぞれのアドレス(識別子)が「1」〜「4」となっている。スイッチ部21bを構成する4個のスイッチは、通信チャンネルが「1」であり、それぞれのアドレス(識別子)が「1」〜「4」となっている。なお、以下では、通信チャンネルとアドレスとを組み合わせて、アドレス「1−1」〜「1−4」、アドレス「0−1」〜「0−4」と記載し、当該通信チャンネルとアドレスとを組み合わせた識別子をアドレスとして説明する。
このスイッチユニット2は、スイッチ部21a,21bを構成するスイッチが操作された場合に、当該操作されたスイッチのアドレスを含む操作信号を親器1に出力する。また、スイッチユニット2は、スイッチごとに、親器1からのコマンドに従って、スイッチに対応した状態を表示するLEDを備えている。
このスイッチユニット2のLEDは、スイッチごとに、対応した照明負荷が制御可能であり当該照明負荷の点灯を赤、消灯を緑で示す正常状態と、対応した照明負荷の制御ができない消灯となる表示なし状態との間で制御される。このLEDの制御は、親器1から、スイッチのアドレスと当該スイッチの状態(点灯・消灯又は「表示無し」)を示す状態表示コマンドによって制御される。
リレー内蔵端末3には、スイッチユニット2が操作されたことによって制御される照明負荷(図示せず)が接続されている。リレー内蔵端末3は、スイッチユニット2を構成するスイッチのアドレスに対応して設けられる。リレー内蔵端末3は、スイッチ部21を構成するスイッチが操作された場合に、当該スイッチに対応した照明負荷の動作を制御する。リレー内蔵端末3は、スイッチ部21を構成するスイッチのアドレスと自己に接続された照明負荷との対応関係を記憶している。この対応関係を参照して、リレー内蔵端末3は、親器1から、スイッチのアドレスを含むリレーの制御信号を受信した場合に、当該スイッチのアドレスに対応したリレーを動作させることによって、照明負荷を動作させる。
例えば通信チャンネルが「0」でアドレスが「1」のスイッチ「0−1」が操作された場合に、当該スイッチ「0−1」に対応した照明負荷を点灯させるリレー内蔵端末3はリレー内蔵端末3Aである。このリレー内蔵端末3Aは、具体的には、多重信号線によって伝送される信号を授受する端末部と、図示しない電源と接続されたトランス部と、各スイッチに対応したリレー部とからなる。
親器1は、スイッチのアドレスと当該スイッチの操作に応じて動作させる照明負荷との対応関係を記憶し、スイッチユニット2から操作信号が出力された場合に、当該操作信号に含まれるスイッチのアドレスを参照して、当該スイッチに対応した照明負荷が接続されたリレー内蔵端末3に制御信号を出力する。この親器1から送信された制御信号によって、リレー内蔵端末3は、内部のリレーを動作させて、照明負荷を点灯又は消灯させる。また、親器1は、所定期間ごとに、リレー内蔵端末3に設けられたスイッチごとのリレー状態を確認するためにポーリングを行う。ここで、多重伝送システムに、同じスイッチのアドレスが異なるリレー内蔵端末3に登録されている場合、スイッチのアドレスを含むポーリング信号を出力すると、複数のリレー内蔵端末3が応答して、当該リレーの状態を含む返信信号が多重信号線で衝突する。このように、スイッチのアドレスが異なるリレー内蔵端末3に重複して設定されている場合には、親器1は、スイッチに対応したリレーの状態を取得することができず、当該スイッチについての状態表示コマンドを「表示無し」とする。
また、親器1は、スイッチ部21a,21bを構成するスイッチによって状態表示を行わせるコマンド(状態表示コマンド)をポーリングしている。アドレスの重複がない場合、親器1は、スイッチのアドレスを指定して、正常な点灯又は消灯の状態表示コマンドを送信する。一方、多重伝送システムにおいて複数のスイッチに同じアドレスが設定されている場合には、親器1は、スイッチのアドレスを指定して、「表示無し」とする状態表示コマンドを送信する。
つぎに、上述したように構成された多重伝送システムにおいて、異なるスイッチに同じアドレスが重複して設定された場合に、当該重複したアドレスを検出する構成は、リレー内蔵端末3に搭載されている。
具体的には、各リレー内蔵端末3は、動作モードが、親器1からの制御信号を受信して照明負荷を動作させる通常動作モードと、スイッチのアドレスの設定が他のリレー内蔵端末3と重複しているかが検査される検査動作モード(チェックモード)とで切り換えるモード切換手段を備えている。このモード切換手段は、図1及び図2に示すように、リレー内蔵端末3の筐体表面に設けられる押圧型のモード移行ボタン31及び当該モード移行ボタン31の操作を検出して動作を遷移させるCPU等を含む。また、図2に示すように、リレー内蔵端末3は、筐体表面32に設けられた表示部32aと、多重信号線に接続された端子33と、照明負荷に接続された端子34とを備える。
リレー内蔵端末3は、モード移行ボタン31が操作されて、動作モードが検査動作モードに切り換えられた場合に、自己に記憶されているスイッチのアドレスと同じスイッチのアドレスを含む信号(状態表示コマンド)を監視して、自己に記憶されているスイッチのアドレスと同じアドレスを含む状態表示コマンドを検出し、当該状態表示コマンドに「表示無し」のコマンドが含まれている場合には、自己に記憶されているスイッチのアドレスが他の端末に記憶されているスイッチのアドレスと重複していることを判定する監視手段として機能する。表示部32aには、検査動作モードにおいて、スイッチのアドレスの重複を検知した時に、当該スイッチのアドレスを表示する。この表示部32aは、アドレスを数字として表示できる7セグメントLEDによって構成されている。
例えば図1に示すように、リレー内蔵端末3Aは、スイッチ部21aを構成するスイッチのアドレス「0−1」〜「0−4」と自己に接続された照明負荷との対応関係を記憶している。一方、リレー内蔵端末3Bは、スイッチ部21bを構成するスイッチのアドレス「1−1」〜「1−4」を記憶しているはずであるが、誤ってアドレス「1−1」ではなくアドレス「0−1」が設定されて記憶されているものとする。すなわち、多重伝送システムにおいては、アドレス「0−1」が重複して誤設定されている。この場合、リレー内蔵端末3によって検知された重複したアドレスは、「0−1」として表示部32aに表示される。
このような重複したアドレスを検知する動作は、図1及び図3に示すように、先ず、ステップST1において、モード移行ボタン31がユーザによって操作されると(1)、リレー内蔵端末3が検査動作モードに移行する。モード移行ボタン31が操作される場面としては、ユーザがリレー内蔵端末3に対してスイッチのアドレスを設定した後、当該リレー内蔵端末3に設定したスイッチのアドレスが、他のリレー内蔵端末3に設定したスイッチのアドレスと重複しているかを確認するためである。
モード移行ボタン31の操作後、ステップST2において、親器1が所定期間ごとのポーリング信号S1を出力する(2)。このポーリング信号S1には、スイッチの状態表示コマンドと各スイッチのアドレスとを含む。このポーリング信号S1がスイッチユニット2によって受信されると、スイッチユニット2は、ステップST3において、状態表示コマンドに従って、当該スイッチのアドレスに対応したスイッチの状態を、LEDの状態として表示させる。例えば状態表示コマンドとして正常な「点灯」又は「消灯」が送信された場合には、LEDの赤色又は緑色を点灯させ、状態表示コマンドとして「表示無し」が送信された場合には、何れのLEDも点灯させない。
検査動作モードとなっているリレー内蔵端末3は、ステップST4において、親器1からスイッチユニット2に供給されるポーリング信号S1のアドレスが、自己に記憶されているスイッチのアドレスと同じであり、且つ状態表示コマンドが「表示無し」になっているかを判定する。この条件を満たす場合、リレー内蔵端末3は、他のリレー内蔵端末3に自己に記憶されているスイッチのアドレスと同じアドレスが設定されていると判定し、ステップST5において、重複したアドレスを表示部32aに表示させる。
以上説明したように、本発明を適用した多重伝送システムによれば、リレー内蔵端末3を検査動作モードに移行させて、親器1から送信された状態表示コマンドを監視して、重複したアドレスが設定されているリレー内蔵端末3が存在するか否かを判定でき、重複して設定されたアドレスを正確に検出することができる。そして、検査動作モードに移行したリレー内蔵端末3が、重複したアドレスが設定されている重複端末であることを確認できる。
特に、例えば多重伝送システムに新たなリレー内蔵端末3を増設するために、増設するリレー内蔵端末3にスイッチのアドレスを設定した場面において、アドレス設定後に状態表示コマンドが送信された時にアドレスの重複チェックを行うことができる。また、アドレスの重複が検知された場合には、当該増設するリレー内蔵端末3のアドレスを変更することによって確実に多重伝送システムにおけるアドレスの重複という誤設定を回避することができる。
また、この多重伝送システムのリレー内蔵端末3によれば、スイッチのアドレスごとに、アドレスの重複を検知することができるので、同一のリレー内蔵端末3においてアドレスの重複が存在しても検知が可能となる。
更に、この多重伝送システムにおけるリレー内蔵端末3によれば、アドレスの重複を検出するための専用機を不要とできる。
更にまた、この多重伝送システムにおけるリレー内蔵端末3によれば、多重信号線に伝導されている信号を検知するのみでアドレスの重複を検知でき、システム環境における影響がなく、アドレスの重複の検知精度を向上させることができる。
つぎに、上述したように構成された多重伝送システムにおいて、アドレスの重複を検知する他の構成について説明する。この多重伝送システムは、親器1及びリレー内蔵端末3が図4及び図5に示すような動作を行う点で、上述の多重伝送システムとは異なる。図4は、同一のスイッチに重複したアドレスが設定されていない場合の多重伝送システムの動作を示し、図5は、リレー内蔵端末3のB,Cで重複したアドレスが設定されている場合の多重伝送システムの動作を示す。
この多重伝送システムにおいて、親器1は、所定時間ごとに、状態表示コマンドをポーリング信号として出力している。このポーリング信号は、多重伝送システムにおいて重複したアドレスが設定されていない場合には、スイッチのアドレスごとに正常な「点灯」又は「消灯」を表す状態表示コマンドが含まれている。一方、多重伝送システムにおいて重複したアドレスが設定されている場合には、スイッチのアドレスに対して「表示無し」の状態表示コマンドが含まれている。このため、親器1は、図5のB,Cのリレー内蔵端末3に重複したアドレスが設定されているスイッチを認識することができていない。
多重伝送システムは、図4及び図5に示すように、リレー内蔵端末3のモード移行ボタン31が操作されて、検査動作モードに移行すると、先ず割り込みパルスS11を親器1に出力する。これに対し、親器1は、割り込みパルスを発生させたリレー内蔵端末3を特定するために、多重伝送システムにおいて使用している上位アドレスを含む割り込み端末検索要求S12を順次送ることによって、割り込みパルスを発生させたリレー内蔵端末3を検索する。ここで、上位アドレスとは、図1に示した通信チャンネルに相当する。
割り込み端末検索要求S12を受信したリレー内蔵端末3は、リレー内蔵端末3としてではなく、スイッチとしての下位アドレスを含む返信信号S13を送信する。ここで、下位アドレスとは、図1に示した各スイッチに対応したアドレスに相当する。これにより、親器1は、割り込みパルスS11を出力した端末が、返信信号S13に含まれる下位アドレスのスイッチであると判定する。
次に、親器1は、下位アドレスを返信したスイッチに対して、ラッチ確認要求S14を出力する。
次にリレー内蔵端末3は、スイッチになりすましてラッチ無し割り込み処理によってコマンド送信要求S15を親器1に送信する。このラッチ無し割り込み処理は、親器1に対して状態表示コマンドを送信させる処理である。
次に、親器1は、リレー内蔵端末3のコマンド送信要求S15を受信したことに対し、割り込み終了要求S16を送信する。
次に、親器1は、なりすましたスイッチのアドレスを含む状態表示コマンドを送信する。この状態表示コマンドは、リレー内蔵端末3によって検知される。リレー内蔵端末3は、返信信号S13に含められたスイッチのアドレスが重複していない場合には、図4に示すように、親器1からスイッチに、当該スイッチに「点灯又は消灯」の正常な状態表示コマンドS16が送信される。一方、リレー内蔵端末3のB,Cにスイッチのアドレスの重複がある場合、当該重複したアドレスを含む状態表示コマンドS16には、「表示なし」を表す状態表示コマンドが含められている。これにより、リレー内蔵端末3は、返信信号S13に含めたスイッチのアドレスが重複しているか否かを判定することができる。
そして、リレー内蔵端末3は、上述の処理を、アドレス設定がされたスイッチのアドレスの全てについて行うことによって、自己に設定されたスイッチのアドレスに重複があるか否かを判定できる。
以上のように、この多重伝送システムによれば、検査動作モードに切り換えられた場合に割り込みパルスS11を出力し、親器1から送信された割り込み端末検索要求S12に対してスイッチのアドレスを含む信号を返信し、強制的に当該スイッチのアドレスを含む状態表示コマンドS16を含む信号を出力させる。そして、リレー内蔵端末3は、当該状態表示コマンドを参照して、当該スイッチのアドレスが重複していることを判定することができる。これにより、多重伝送システムによれば、ポーリング信号される状態表示コマンドを待つ必要なく、モード移行ボタン31が操作された時にリレー内蔵端末3が自発的に割り込みパルスを発生させることによって、スイッチのアドレスが重複しているか否かを検査することができる。
つぎに、上述したように構成された多重伝送システムにおいて更に他の動作について説明する。
この多重伝送システムは、図6に示すように、リレー内蔵端末3のモード移行ボタン31が操作されて検査動作モードに移行すると、割り込みパルスを発生させ(1)、親器1が、上位アドレスを順次送信する割り込み端末検索要求を出力する(2)。これに対し、検査動作モードのリレー内蔵端末3は、設定されているスイッチのアドレスの下位アドレスを返信する(3)。これによって、親器1は、割り込みパルスを発生させたリレー内蔵端末3を特定する。
次に、親器1は、手順(3)で取得したアドレスを含むリレーの状態確認要求を出力する(4)。リレー内蔵端末3は、このリレーの状態確認要求を受信しても、応答をしない無返信となる。
ここで、他に、リレー内蔵端末3のアドレス、すなわち、手順(2)及び手順(3)によって決定されたスイッチのアドレスと同じアドレスが設定されたリレー内蔵端末3が存在しない場合には、親器1には全く応答が返信されないこととなる。これにより、親器1は、「端末なし」と判定する(5)。
一方、他に1台だけ、重複したアドレスが設定されたリレー内蔵端末3が存在する場合、当該リレー内蔵端末3が親器1のリレーの状態確認要求に対して動作し、親器1に応答する。このため、重複したアドレスが設定されたリレー内蔵端末3が存在する場合、親器1は「正常」であると判定する(5)。
更に、他に2台以上、重複したアドレスが設定されたリレー内蔵端末3が存在する場合、当該2台のリレー内蔵端末3が親器1のリレーの状態確認要求に対して動作し、親器1に応答する。このとき、2台以上のリレー内蔵端末3から親器1への信号は、エラーによって親器1には正常に受信できない。これによって親器1は、「端末なし」と判定する(5)。
次に、親器1は、手順(5)で行われた何れかの動作で認識した結果に応じて、スイッチユニット2に、「正常」又は「端末なし」の結果を含む状態表示コマンドを送信する(6)。手順(1)にて割り込みパルスを発生させたリレー内蔵端末3は、この親器1からスイッチユニット2に送信されるリレーの状態確認要求に対する手順(5)の結果を受信する。リレー内蔵端末3は、当該手順(5)の結果が変化するか否かによって、スイッチのアドレスが重複しているか否かを判定する。手順(5)の結果が、「正常」から「端末なし」に変化した場合、リレー内蔵端末3は、スイッチのアドレスが重複していないと判定する。また、手順(5)の結果が、「端末なし」から「正常」に変化した場合、他に1台だけスイッチのアドレスが重複しているリレー内蔵端末3が存在すると判定する。更に、「端末なし」のまま変化しない場合には、他の2台以上スイッチのアドレスが重複しているリレー内蔵端末3が存在すると判定する。
そして、スイッチユニット2は、例えば、リレー内蔵端末3Aとリレー内蔵端末3Bの何れかに重複した設定をする前にはスイッチのアドレス「0−1」が重複していないために状態表示コマンドが「正常」となっていたが、何れかにスイッチのアドレス「0−1」が重複した結果、「端末なし」の状態表示コマンドを受信すると、当該スイッチのアドレス「0−1」に対応したLEDの表示をスイッチユニット2’のように変更する。
このように、多重伝送システムは、リレー内蔵端末3がリレー状態を問い合わせる信号に対して無返信をすることによって、他に重複したアドレスが設定されたリレー内蔵端末3が存在するかを判断することができる。
つぎに、上述した多重伝送システムにおいて、ソフトウェア動作によって、リレー内蔵端末3を検査動作モードに移行させるものについて説明する。
このリレー内蔵端末3は、図7に示すように、先ずステップST11において、自己に設定されたスイッチのアドレスと同じアドレスを含むスイッチへの状態表示コマンドを監視する。このステップST11の処理は、リレー内蔵端末3の動作時に常に行うものであり、上述のモード移行ボタン31を不要とすることができる。
リレー内蔵端末3は、ステップST11において、自己に記憶されているスイッチのアドレスを含む状態表示コマンドによって、LEDの表示を、対応した照明負荷が点灯していることを示す「青色点灯」とする場合及び対応した照明負荷が消灯していることを示す「赤色点灯」とする場合には、正常な状態表示コマンドであるとして処理をステップST11に戻す。一方、自己に記憶されているスイッチのアドレスを含む状態表示コマンドによって、緑色LED及び赤色LEDの双方を消灯させる状態表示コマンドを検知した場合には、ステップST12に処理を進めて、検査動作モード(チェックモード)となる。これにより、リレー内蔵端末3は、自己の動作モードを自動的にチェックモードに移行して、ステップST13に処理を進める。
リレー内蔵端末3は、ステップST13において、上述したように自己に記憶されているスイッチのアドレスが、他のリレー内蔵端末3にも登録されているかを判定するシーケンスを行い、ステップST14において、重複したアドレスが設定されているか否かを判定する。重複したアドレスが設定されていると判定した場合にはステップST15にて表示部32aに重複したアドレスを表示してステップST16に処理を進め、重複したアドレスが設定されていない場合には、そのままステップST16に処理を進める。
ステップST16において、リレー内蔵端末3は、検査動作モードから通常動作モードに移行して、処理を終了する。
このような多重伝送システムによれば、モード移行ボタン31を備えていなくても、重複したアドレスが設定されている場合には、リレー内蔵端末3を多重信号線に接続すると略同時に検査動作モードに移行することができる。
つぎに、上述した多重伝送システムにおいて、リレー内蔵端末3の表示部32aを7セグメントLEDとしていたが、図8に示すように、複数のLEDを組み合わせて構成しても良い。すなわち、リレー内蔵端末3は、図8(a)に示すように、多重信号線に接続された端子33を介して送信された制御信号に従って、点灯状態が制御される4個の照明負荷が端子34に接続されている。それぞれの端子34には、スイッチのアドレス「0−1」に対応した照明負荷、スイッチのアドレス「1−2」に対応した照明負荷、スイッチのアドレス「2−3」に対応した照明負荷、スイッチのアドレス「3−4」に対応した照明負荷が接続されている。
リレー内蔵端末3は、接続された4個の照明負荷に対応したLED35を備え、当該接続された照明負荷に対応したスイッチのアドレスの重複が検知された場合に、当該重複したアドレスのスイッチに対応した負荷のLED35の点灯状態を制御する。
動作モードが通常動作モードである場合において、リレー内蔵端末3によってスイッチのアドレスの重複を検知していない場合、図8(a)に示すように、全てのLED35を消灯状態とする。
動作モードが検査動作モードに移行した場合において、リレー内蔵端末3によってスイッチのアドレス「0−1」の重複を検知した場合、リレー内蔵端末3は、図8(b)に示すように、当該スイッチのアドレス「0−1」に対応したLED35のみを点滅させ、スイッチのアドレス「0−1」、「2−3」の重複を検知した場合、リレー内蔵端末3は、図8(c)に示すように、当該スイッチのアドレス「0−1」、「2−3」に対応したLED35を点滅させる。また、検査動作モードにおいて、接続された全ての照明負荷に対応したスイッチのアドレスに重複が検知されていない場合には、図8(d)に示すように、全てのLED35を通常の点灯状態にする。
他の一例としては、リレー内蔵端末3は、図9に示すように、通常動作モードにおいては図9(a)に示すように、全てのLED35を消灯状態とし、スイッチのアドレス「0−1」の重複を検知した場合には図9(b)に示すように当該アドレス「0−1」に対応したLED35のみを点灯させ、スイッチのアドレス「0−1」、「2−3」の重複を検知した場合、リレー内蔵端末3は、図9(c)に示すように、当該スイッチのアドレス「0−1」、「2−3」に対応したLED35を点滅させる。また、検査動作モードにおいて、接続された全ての照明負荷に対応したスイッチのアドレスに重複が検知されていない場合には、図9(d)に示すように、全てのLED35を通常の消灯状態にする。
これにより、リレー内蔵端末3は、重複したアドレスをユーザに通知することができる。また、上述した7セグメントLEDでは、重複したアドレス番号を一目で確認することができるものの、リレー内蔵端末3を構成するマイコンのポートを多数使用しなければならない。例えば、通信チャンネルを表示するために16ポート、アドレスも表示するために24ポート必要となる。これに対し、照明負荷に対応させて4個のLED35を使用することにより、照明負荷の接続数のポートで済む。照明負荷が4個接続される場合、通信チャンネル及びアドレスを番号で表示させる場合と比較して、マイコンのポートを6分の1で済ますことができる。
つぎに、上述した多重伝送システムにおいて、スイッチのアドレスの重複を検知した場合に、重複したアドレスが設定されているリレー内蔵端末3から音を発生させるものについて説明する。
上述した多重伝送システムにおいては、例えば図1に示すリレー内蔵端末3Aによってスイッチのアドレスが重複していることを検知しても、当該重複しているスイッチのアドレスを数字で表示させるのみである。したがって、リレー内蔵端末3Aに設定されている重複したアドレスを変更すれば良いが、リレー内蔵端末3Aに設定された重複したアドレスが、どのリレー内蔵端末3に設定されているかをユーザに提示できなかった。これに対し、多重伝送システムは、重複したスイッチのアドレスが検知された場合に、リレー内蔵端末3Aのみならず、重複したアドレスが設定されているリレー内蔵端末3Bから音を発生させる。
このような多重伝送システムは、図10及び図11に示すように、先ずモード移行ボタン31が操作されて検査動作モードに移行したリレー内蔵端末3Aが割り込みパルスS1を発生させ(1)、上述した処理によってリレー内蔵端末3Aに設定したスイッチのアドレスが重複していることを検知した場合に、リレー内蔵端末3Aは、重複しているスイッチのアドレスを親器1に通知する音発生指示要求S21を親器1に送信する(2)。
そして、親器1は、通知された重複しているスイッチのアドレスを含む音発生コマンドS22を送信する(3)。この音発生コマンドは、リレー内蔵端末3A及び重複しているスイッチのアドレスが設定されているリレー内蔵端末3B(他の端末A,B,C)にも受信される(4)。
音発生コマンドを受信したリレー内蔵端末3は、当該音発生コマンドS22に従って、スピーカによって放音する。これによって、ユーザは、重複しているスイッチのアドレスが設定されているリレー内蔵端末3の位置を知ることができる。なお、リレー内蔵端末3Aは音発生コマンドを無視して、リレー内蔵端末3Bのみで放音しても良い。その後、親器1は、割り込みパルスS1に対する処理を完了したとして、割り込み下げ要求S23を配信する。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用した多重伝送システムの構成、動作手順を示すブロック図である。 本発明を適用した多重伝送システムにおけるリレー内蔵端末の外観構成を示す平面図である。 本発明を適用した多重伝送システムにおいて、スイッチのアドレスの重複を検知する処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した多重伝送システムにおいて、スイッチのアドレスが重複していない時に親器、リレー内蔵端末、スイッチユニットで伝送される信号を示すシーケンス図である。 本発明を適用した多重伝送システムにおいて、スイッチのアドレスが重複している時に親器、リレー内蔵端末、スイッチユニットで伝送される信号を示すシーケンス図である。 本発明を適用した多重伝送システムにおいて、リレー内蔵端末から割り込みパルスを発生させて、リレー内蔵端末から自発的にスイッチのアドレスの重複を検知する動作手順を示すブロック図である。 本発明を適用した多重伝送システムにおいて、モード移行ボタンの操作によらずに自動的にスイッチのアドレスが重複しているかを検知する処理を開始するためのリレー内蔵端末の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した多重伝送システムにおいて、リレー内蔵端末によってスイッチのアドレスが重複していることを通知するLEDの動作について説明する平面図である。 本発明を適用した多重伝送システムにおいて、リレー内蔵端末によってスイッチのアドレスが重複していることを通知するLEDの他の動作について説明する平面図である。 本発明を適用した多重伝送システムにおいて、スイッチのアドレスが重複していることを検知した場合に、リレー内蔵端末から放音する構成を説明するブロック図である。 本発明を適用した多重伝送システムにおいて、スイッチのアドレスが重複していることを検知した場合に、リレー内蔵端末から放音する処理手順を示すシーケンス図である。 従来の多重伝送システムの構成、通常の動作を示すブロック図である。 従来の多重伝送システムにおいて、スイッチのアドレスが重複している時の動作を示すブロック図である。 従来の多重伝送システムにおいて、スイッチのアドレスの重複を検知するためにラインモニタを設けた構成を示すブロック図である。 従来の多重伝送システムにおけるラインモニタの外観構成を示す平面図である。 従来の多重伝送システムにおいて、同一のスイッチのアドレスが同一のリレー内蔵端末に設定されている状態を説明するブロック図である。 従来の多重伝送システムにおいて、スイッチのアドレスが重複している時の問題点を説明するブロック図である。
符号の説明
1 親器
2 スイッチユニット
3 リレー内蔵端末
21 スイッチ部
31 モード移行ボタン
32 筐体表面
32a 表示部
33,34 端子
35 LED

Claims (7)

  1. 制御対象となる多数の負荷と、
    前記負荷に対応した識別子が与えられて当該負荷を動作させる操作がなされるスイッチを複数備え、操作されたスイッチの識別子を含む操作信号を出力するスイッチユニットと、
    前記スイッチの識別子と自己に接続された負荷との対応関係を記憶し、当該負荷に電力を供給して動作させる複数の端末と、
    前記スイッチの識別子と当該スイッチの操作に応じて動作させる負荷との対応関係を記憶し、前記スイッチユニットから操作信号が出力された場合に、当該操作信号に含まれるスイッチの識別子を参照して、当該スイッチに対応した負荷が接続された前記端末に制御信号を出力する親器とを備えた多重伝送システムにおいて、
    前記親器は、前記スイッチの状態を表示させる状態表示コマンドと当該スイッチの識別子とを含む信号を出力し、
    前記各端末は、
    動作モードが、前記親器からの制御信号を受信して負荷を動作させる通常動作モードと、前記スイッチの識別子の設定が他の端末と重複しているかが検査される検査動作モードとで切り換えるモード切換手段と、
    前記検査動作モードに切り換えられた場合に、前記親器から出力された信号を監視して、自己に記憶されているスイッチの識別子が他の端末に記憶されているスイッチの識別子と重複していることを判定する監視手段と
    を備えることを特徴とする多重伝送システム。
  2. 前記各端末の監視手段は、前記モード切換手段により検査動作モードに切り換えられた場合に割り込みパルスを出力し、前記親器から送信された、前記割り込みパルスを送信した端末を検索する要求に対して前記スイッチの識別子を含む信号を返信して、前記親器から前記スイッチユニットに、強制的に当該スイッチの識別子を含む状態表示コマンドを含む信号を出力させて、当該状態表示コマンドを含む信号に基づいて当該スイッチの識別子が重複していることを判定することを特徴とする請求項1に記載の多重伝送システム。
  3. 前記各端末の監視手段は、前記モード切換手段により検査動作モードに切り換えられた場合に割り込みパルスを出力し、前記親器から送信された、前記割り込みパルスを送信した端末を検索する要求に対して無返信を行い、前記親器から前記スイッチユニットに送信される状態表示コマンドに基づいて当該スイッチの識別子が重複していることを判定することを特徴とする請求項1に記載の多重伝送システム。
  4. 前記モード切換手段は、前記親器からスイッチユニットに送信される状態表示コマンドを監視し、自己に記憶されているスイッチの識別子を含む状態表示コマンドによって、当該スイッチの識別子が重複しているために当該スイッチの点灯状態を変更させる場合に、動作モードを検査動作モードに移行させることを特徴とする請求項1に記載の多重伝送システム。
  5. 前記各端末は、前記監視手段によって重複したアドレスが検出された場合に、当該重複したアドレスを表示する7セグメントLEDを備えることを特徴とする請求項1に記載の多重伝送システム。
  6. 前記各端末は、接続された負荷に対応したLEDを備え、当該接続された負荷に対応したスイッチのアドレスの重複が検知された場合に、当該重複したアドレスのスイッチに対応した負荷のLEDの点灯状態を制御することを特徴とする請求項1に記載の多重伝送システム。
  7. 前記各端末は、前記スイッチの識別子が重複していることを判定した場合に、当該重複しているスイッチの識別子を前記親器に送信し、
    前記親器は、前記各端末から、重複しているスイッチの識別子を受信した場合に、当該重複しているスイッチの識別子を含む音発生コマンドを送信し、
    前記各端末は、前記音発生コマンドを受信し、当該音発生コマンドに含まれるスイッチの識別子が自己に記憶されている場合に、音を発生させること
    を特徴とする請求項1に記載の多重伝送システム。
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