JP4848653B2 - 両面表示装置 - Google Patents

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本発明は携帯電話、携帯機器などに用いられる主に中、小型の表示装置に関するものである。特に機器の表裏両面に表示機能を有する表示装置に関するものである。
近年の携帯電話は折りたたみ型が主流になっており、メイン画面以外に折りたたんだ状態でも情報を表示するサブ画面がメイン画面の裏側に設けられているものが多くなっている。ここでメイン画面とは携帯電話を操作する時に使用する内側の大きな画面で、サブ画面とは折りたたんだ状態でも見ることができる外側の画面のことである。このサブ画面は一般にはメイン画面より小さく、表示できる情報量は少ない。大きさや解像度は異なるが、メイン画面と同じドットマトリクス構成のバックライト付液晶表示パネルや有機エレクトロルミネッセンス(EL)パネルなどを使用するので厚さが増すだけでなく、コストもかなり上昇する。
近年、携帯電話、携帯機器向けに半透過型液晶表示パネルが多く使用されている。この半透過型液晶表示パネルは、各画素の構成を透過モード用の透明画素電極部と反射モード用の反射画素電極部の2領域に分けるか、または半透過膜からなる画素電極を使用するなどの方法で、各画素が透過モードと反射モードの2つの機能を有するように構成されており、暗い場所ではバックライト光による透過モードとし、屋外の明るい場所では外光を光源とした反射モードとして使用できる。
この半透過型液晶表示パネルと、反射型液晶パネルの補助光源として一般に用いられるフロントライトの組み合わせ構成で、1枚のパネル構成で両面表示装置が可能となることが開示されている。(例えば、特許文献1、2参照)
このような構成であれば、フロントライトの反対側から見ると透過型パネルとして、フロントライト側では導光板を通して反射型パネルとして表示できるので、液晶パネルは1枚でよく、薄型化と低コスト化が可能となる。
また、この両面表示装置では表側と裏側で透過モードと反射モードで異なる表示モードにはなるが、パネルサイズ、解像度はどちらの側も同じ仕様なので、サブ画面でもメイン画面と同じ大画面化、高解像度化が図れる利点がある。
特開2004−198886(図1、2) 特開2004−341408(図2、3)
しかし、1枚の半透過型液晶表示パネルを用いて、上述のような両面表示装置を構成した場合、半透過型液晶表示パネルに透過機能があるために表示画面を通して背景が透けて見えるという表示品質の問題がある。また、半透過型液晶表示パネルに限らず両面表示パネルの原理上、両側に表示がなされるので、観察画面の反対側の画像が他人に見られてしまうプライバシーの問題があった。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、表示画面を通して背景が透けて見える表示品質の問題や、観察画面の反対側の画像が他人に見られてしまうことを防止することを目的とする。
本発明は、両面表示パネルに加えて、一方の画面側に光源ランプからの光をパネル面に導くとともに、前記一方の画面側より前記両面表示パネルに入射する外光を透過する
フロントライトを配置し、光制御パネルを、前記フロントライトの配置される一方の画面側の前記フロントライトの外側に近接して配置し、光制御パネルは、偏光制御型パネルと偏光板と反射偏光板とを備え、該光制御パネルに印加する電圧の制御により、該光制御パネルに入射した前記外光を前記偏光板により吸収すること及び前記反射偏光板により反射することによって、前記両面表示パネルにおける他方の画面側に表示される画面において、背景が透けて見えることがなくなり、前記両面表示パネルにおける前記一方の画面側に表示される画面において、画像が見えなくなり鏡状態となるものである。
本発明では、イン画面と反対側にフロントライトを配置し、このフロントライトの外側に偏光制御型パネルと偏光板と反射偏光板とを備えた光制御パネルを配置して、光制御パネルに入射した外光を吸収及び反射することで、表示画面を通して背景が透けて見えるという表示品質の問題や、観察画面の反対側の画像が他人に見られてしまうプライバシーの問題を防止するとともに好きな時にサブ画面側を鏡として利用すること、更にメイン画面の輝度分布を一定にすることができる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1について図を用いながら説明する。図1は本発明の実施の形態1を示す両面表示装置の構成図である。両面表示パネルとしての半透過型液晶表示パネル1は、透過機能と反射機能を有する薄膜トランジスタ(TFT)基板2と、カラーフィルタ(CF)基板3の間に液晶層4が挟まれており、偏光板5、6が両側に貼付されている。ここで偏光板5、6は位相調整用ならびに視野角改善用の位相板を含むものである。フロントライト7は、光源ランプ8と、面照明として光をパネル面に導く導光板9からなり、半透過型液晶表示パネル1の反射モード側に配置されている。
この実施の形態ではメイン画面が透過モードの場合で、光制御パネルとしての散乱制御型パネル10は半透過型液晶表示パネル1とフロントライト7の間に配置されている。散乱制御型パネル10は、例えば2枚の透明導体膜付のガラス基板間に高分子分散型液晶(PDLC)を挟んだものがあげられる。光の散乱性を制御できるパネルであれば動的散乱(DS)など他の液晶モードや、液晶以外の原理、例えば電子ペーパーで使用される球体、微粒子分散パネルなどでも構わない。
なお、この図では説明用にフロントライト7の光方向を透過モードと反射モードの2つの画面領域があるように分けて記載しているが、実際には微細な各画素単位に透過モードと反射モードがある。以降の半透過型液晶表示パネル1を使用した他の実施の形態においてもフロントライト7のある側が反射モード側で、ない側が透過モード側である。
次に動作について説明する。例えば、散乱制御型パネル10としてPDLCパネルを使用した場合、電圧を印加した状態で透明になるようにPDLCパネルの液晶層を構成する空孔樹脂とこの中に分散した液晶滴の屈折率を一致するように調整すれば、電圧を印加した状態では従来の両面表示装置と同じ両面表示状態にできる。電圧を印加しない状態であれば、散乱制御型パネル10は空孔樹脂と液晶滴の屈折率の不一致によって散乱状態の白表示になるので、フロントライト7から半透過型液晶表示パネル1に入射する光と半透過型液晶表示パネル1の反射面から反射する光は散乱制御型パネル10で散乱されて、反射モード側での画面は白くなり半透過型液晶表示パネル1の表示は見えなくなる。透過モード側の画面でも半透過型液晶表示パネル1に入射する背景からの外光はこの散乱制御型パネル10で散乱されるので背景は白くぼやけて見えなくなる。
この光制御パネルは最も単純なべたパターンか、または数mmピッチ程度の単純なモザイクパターンなどでよく、半透過型液晶表示パネル1の文字、画像情報などを読み取れない程度に表示される光の全部または一部を散乱できるパネルであればよい。
よって、光制御パネルはTFTなどの複雑な構造のアクティブマトリクス型パネルは必要なく、微細配線もないので簡単な製造設備、製造工程で安価に製造できる。また、TFTのような200度以上の製造温度を使用しないので、薄いガラス基板、フィルム基板、プラスチック基板を使用できる。
また、この実施の形態の散乱制御型パネル10は偏光板を必要としない。よって、散乱制御型パネル10の厚さは増すが、通常のメイン画面用とサブ画面用の2枚の液晶パネルを用いた場合に比較すると厚さを抑えることが可能である。光制御パネルは単純な構造のパネルなのでコスト上昇も最小限に押さえることができる。
この実施の形態の両面表示装置においては、光制御パネルを散乱状態に動作させることで、表示画面を通して背景が透けて見えるという表示品質の問題や、観察画面の反対側の画像が他人に見られてしまうプライバシーの問題を防止することができる。
一方、反射モードのサブ画面を使用する場合、通常の携帯電話では折りたたまれている状態であるので、画面反対側から他人に見られることや、背景からの外光が入らないので背景が透けて見える問題はない。
なお、携帯電話の折りたたみ状態における反射モードのサブ画面において、内側にある数字キーなどからの内部反射光が問題になる場合は、偏光板5の外側に往復で偏向方向が90度回転するように1/4λ板を貼付すると、往復で1/2λの位相がずれて反射光は偏光板5に吸収されるので内部反射光の問題は解消できる。
さらに、この実施の形態のような半透過型液晶表示パネル1とフロントライト7の間に散乱制御型パネル10を挿入する構成であれば、散乱制御型パネル10に印加する電圧を中間的に調整することで、フロントライト光の散乱度合いを制御できるので、同時に透過モードのメイン画面の輝度視野角度依存性を制御することが可能である。
実施の形態2.
図2は実施の形態2を示す両面表示装置の構成図である。メイン画面が透過モードの場合で、散乱制御型パネル10はフロントライト7の内側ではなく外側に配置されている。動作原理と効果は実施の形態1と同じで、反射モード側の画像を散乱制御型パネル10で散乱させることで画面全体を白くぼやけて見えなくすることができる。
この構成では散乱制御型パネル10の動作に関係なく、透過モードのメイン画面の輝度分布を一定に出来る。
実施の形態3.
図3は実施の形態3を示す両面表示装置の構成図である。メイン画面が反射モードの場合で、散乱制御型パネル10は半透過型液晶表示パネル1のフロントライト7と反対側に配置されている。動作原理と効果は実施の形態1 と同じで、透過モード側の画像を散乱制御型パネル10で散乱させることで画面全体を白くぼやけて見えなくすることができる。
この構成では、透過モード側においても、画像が認識できる範囲内で、散乱制御型パネル10の中間的な印加電圧の制御で輝度の視野角依存性を制御することができる。

実施の形態4.
図4は実施の形態4を示す両面表示装置の構成図である。メイン画面が透過モードの場合である。光制御パネルとして、例えば2枚の透明導体膜付のガラス基板間にTNモード液晶などを挟み込んで偏光制御型パネル11にしたもので、外側に偏光板12が貼付してある。これと半透過型液晶表示パネル1の偏光板6との組み合わせで光透過率を制御できる。光制御パネルとして偏光制御型パネル11は両側に偏光板の貼付が必要であるが、本実施の形態では片方は半透過型液晶表示パネル1の偏光板6と兼用することで偏光板枚数の削減と薄型化を図っている。
次に動作について説明する。光制御は偏光制御型パネル11によって偏光方向を制御して、偏光板6または12の偏光吸収により黒(暗)表示にすることで行う。偏光制御型パネル11に電圧を印加した状態で黒表示にするか、電圧を印加しない状態で黒表示にするかは、偏光板6に対する偏光制御型パネル11の液晶配向方向と偏光板12の吸収軸方向の組み合わせで選択できる。
例えば偏光制御型パネル11がTNモード液晶パネルの場合、光制御パネルが電圧を印加した状態で透明になるように偏光板6、12の吸収軸方向を同方向に配置すると、電圧を印加した状態では偏光方向は影響を受けないので従来の両面表示装置と同じ表示状態になる。電圧を印加しない状態であれば、偏光方向は90度の回転角度に捩れた方向に変わるので、偏光板6または12が偏光を吸収して黒表示状態になる。
電圧を印加しない状態で、反射モード側から半透過型液晶表示パネル1に入射する外光は偏光板6で吸収され、透過モードのメイン画面では背景が見えなくなる。
一方、半透過型液晶表示パネル1から反射する光は偏光板12で吸収されて、反射モードのサブ画面は黒表示となって見えなくなる。
なお、光の偏光方向を制御できるパネルであればTNモード以外のSTNモード、垂直配向(VA)モード、水平電界(IPS)モードなどの光の複屈折性を利用した液晶パネルでも利用可能であるが、透過率が高い旋光性を利用したTNモードが望ましい。また、偏光制御型パネル11は、充分な大きさの偏光制御が可能であれば液晶以外の光学結晶素子などを使用しても構わない。
本実施の形態では、偏光制御型パネル11と偏光板12の厚さが増すが、通常のメイン画面用とサブ画面用の2枚の液晶パネルを用いた場合に比較すると厚さを抑えることが可能である。
また、この光制御パネルは実施の形態1に示したような最も単純なべたパターンか、または数mmピッチ程度の単純なモザイクパターンなどでよく、半透過型液晶表示パネル1の文字、画像情報などを読み取れない程度に表示される光の全部または一部を吸収できるパネルであればよいのでコスト上昇も最小限に押さえることができる。
実施の形態5.
図5は実施の形態5を示す両面表示装置の構成図である。メイン画面が透過モードの場合で、偏光制御型パネル11がフロントライト7の内側に配置されている。動作原理と効果は実施の形態1と同じである。なお、偏光板12は偏光制御型パネル11の黒表示時に透過モード側のメイン画面に使用するフロントライト光まで吸収しないようにフロントライト7の外側に配置する必要がある。
実施の形態6.
図6は実施6の形態を示す両面表示装置の構成図である。メイン画面が反射モードの場合で、偏光制御型パネル11と偏光板12は半透過型液晶表示パネル1のフロントライト7と反対側に配置されている。これと半透過型液晶表示パネル1の偏光板5との組み合わせで光透過率を制御できる。透過モード側の画面の覗き見防止は、偏光制御型パネル11が黒表示となるように制御する。またこの時は、背景からの外光も偏光板5で吸収されるので、反射モード側の画面から背景が透けて見えることがなくなる。
実施の形態7.
図7は実施7の形態を示す両面表示装置の構成図である。メイン画面が透過モードの場合である。実施の形態4にさらに、片方の偏光を反射する反射偏光板13が偏光制御型パネル11の半透過型液晶表示パネル1側に貼付してある。
次に動作について説明する。例えば偏光制御型パネル11がTNモード液晶パネルの場合、電圧を印加した状態で透明になるように偏光板6、12の透過軸方向と反射偏光板13の透過軸を同じ方向に配置すると、電圧を印加した状態では偏光制御型パネル11の液晶層で偏光は影響を受けないので従来の両面表示装置と同じ表示状態になる。電圧を印加しない状態であれば、反射モード側からの外光は、偏光板12で片方の偏光は吸収され、偏光板12を透過したもう一方の偏光は偏光制御型パネル11の液晶層で90度の回転角度に捩れた方向に変わるので、反射偏光板13はこの偏光を反射する。反射した偏光は偏光制御型パネル11の液晶層で再び90度の回転角度に捩れて、元の外光方向に戻るので鏡状態になる。
一方、反射モードにおけるフロントライト7の光で半透過型液晶表示パネル1に反射され偏光板6を透過する光は偏光制御型パネル11の液晶層で90度の回転角度に捩れた方向に変わるので、偏光板12で吸収されて見えなくなる。
このように偏光制御型パネル11に印加する電圧を制御することで、外光を反射偏光板13で反射し、反射モードの画面からの光は偏光板12で吸収することができるので、表示画面を通して背景が透けて見えるという表示品質の問題や、サブ画面である反射モードの画像が他人に見られてしまうプライバシーの問題を防止することができる。
また、本構成であれば、覗き見防止だけでなく、偏光制御型パネル11を制御することで、好きな時にサブ画面側を鏡として利用することができる。
実施の形態8.
図8は実施の形態8を示す両面表示装置の構成図である。偏光制御型パネル11、偏光板12および反射偏光板13が半透過型液晶表示パネル1とフロントライト7の間に配置されているが、基本的な動作、効果は実施の形態7と同じである。
実施の形態9.
図9は実施の形態9を示す両面表示装置の構成図である。メイン画面が反射モードの場合である。この構成は光制御パネルを半透過型液晶表示パネル1のフロントライト7と反対側の透過モードのサブ画面側に配置しただけで、基本的な動作、効果は実施の形態7と同じである。
実施の形態10.
図10は実施の形態10を示す両面表示装置の構成図である。メイン画面が透過モードの場合である。光制御パネルとして、例えば2枚の透明導体膜付のガラス基板間に例えばゲストホスト型液晶(GH液晶)などを挟み込んで光吸収型パネル14にしたものである。光吸収型パネル14に印加する電圧を制御することで光吸収量を制御できる。GH液晶パネルは液晶に添加した色素で光吸収を行うが、色素材料や液晶配向モードによって片方の偏光だけを吸収することも、両方の偏光を吸収するようにも構成できる。この実施の形態においては電圧を印加しない状態で、偏光板6の透過軸方向の偏光を吸収することが可能な光吸収型パネル14を示しており、電圧を印加すると光を吸収しない状態に出来る。光吸収型パネル14に偏光板は貼付なくてもよい。
次に動作について説明する。光吸収型パネル14に電圧を印加しない状態で、偏光板6の透過軸方向の偏光を光吸収型パネル14が吸収できるので、反射モード側からの外光や、反射モードのサブ画面の光を吸収することができる。なお、光吸収型パネル14で吸収できない偏光成分は従来と同様に偏光板6で吸収される。
このように構成された両面表示装置においては、光吸収型パネル14に印加する電圧を制御することで、表示画面を通して背景が透けて見えるという表示品質の問題や、観察画面の反対側の画像が他人に見られてしまうプライバシーの問題を防止することができる。
実施の形態11.
図11は実施の形態11を示す両面表示装置の構成図である。光吸収型パネル11が半透過型液晶表示パネル1とフロントライト7の間に配置されているが、基本的な動作、効果は実施の形態10と同じである。
実施の形態12
図12は実施の形態12を示す両面表示装置の構成図である。メイン画面が反射モードの場合である。この構成は光吸収型パネル11を半透過型液晶表示パネル1のフロントライト7と反対側のサブ画面側に配置しただけで、基本的な動作、効果は実施の形態10と同じである。
実施の形態13.
図13は実施の形態13を示す両面表示装置の構成図である。従来の両面表示装置が透過型液晶表示パネル21とこの両側に配置されたフロントライト7a、7bで構成されたものに適用した場合で、この実施の形態では散乱制御型パネル10を透過型液晶表示パネル21とフロントライト7aとの間に配置したものである。この両面表示装置はフロントライト7bとの間に配置したものも等価である。また、実施の形態2のように散乱制御パネル10の配置をフロントライト7aまたは7bの外側に配置することもできる。
この実施の形態では両側とも透過モードである点を除いて、基本的な動作、効果は実施の形態1と同じである。散乱制御型パネル10により画面全体を光散乱によって白くすることができるので、表示画面を通して背景が透けて見えるという表示品質の問題や、観察画面の反対側の画像が他人に見られてしまうプライバシーの問題を防止することができる。
また、実施の形態4〜12のように光制御パネルを散乱制御パネル10の代わりに、偏光制御型パネル11と偏光板12、さらに反射偏光板13との組み合わせや、光吸収型パネル13などに置き換えても良い。
このように構成された両面表示装置においては、表示画面を通して背景が透けて見えるという表示品質の問題や、観察画面の反対側の画像が他人に見られてしまうプライバシーの問題を防止することができる。
実施の形態14.
図14は実施の形態14を示す両面表示装置の構成図である。従来の両面表示装置が両面に発光する例えばエレクトロルミネセンス(EL)パネル22で構成されたものに適用した場合で、散乱制御パネル10を少なくとも一方の側に配置したものである。基本的な動作、効果は実施の形態1と同じであり、実施の形態4〜12のように光制御パネルを散乱制御パネル10の代わりに、偏光制御型パネル11と偏光板12さらに反射偏光板13との組み合わせや、光吸収型パネル13などに置き換えても良い。
このように構成された両面表示装置においては、観察画面の反対側の画像が他人に見られてしまうプライバシーの問題を防止することができる。
以上の実施の形態では両面表示パネルとして液晶表示パネルを主に説明を行ったが、これに限定されることなく、エレクトロクロミック素子や、電界放出素子(FED)などの自発光パネル、その他の原理の両面表示パネルにも光制御パネルは適用できる。
また、以上の実施の形態では両面表示パネルの片方のみに光制御パネルを配置した例について述べたが、両側に配置してもよく、この場合はどちらの画面側でも本目的を達成することができる。
本発明の実施の形態1における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態2における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態3における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態4における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態5における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態6における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態7における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態8における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態9における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態10における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態11における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態12における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態13における両面表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態14における両面表示装置の構成図である。
符号の説明
1 半透過型液晶表示パネル、2 TFT基板、3 CF基板、4 液晶層、5、6 偏光板、7 フロントライト、8 光源、9 導光板、10 散乱制御型パネル、11 偏光制御型パネル、12 偏光板、13 反射偏光板、14 光吸収型パネル、21 透過型液晶表示パネル、22 両面発光ELパネル

Claims (2)

  1. 1枚のパネルで両面表示可能な両面表示パネルを備えた両面表示装置において、
    前記両面表示パネルは、一対の基板間に液晶層を挟み、前記一対の基板の両側に一対の偏光板が貼付されて構成され、
    前記両面表示パネルの外側の一方の画面側に光源ランプからの光をパネル面に導くとともに、前記一方の画面側より前記両面表示パネルに入射する外光を透過するフロントライトを配置し、
    前記両面表示パネルからの光を制御可能な光制御パネルを、
    前記フロントライトの配置される一方の画面側
    前記フロントライトの外側に近接して配置し、
    前記光制御パネルは、偏光制御型パネルと偏光板と反射偏光板とを備え、
    該光制御パネルに印加する電圧の制御により、
    該光制御パネルに入射した前記外光を前記偏光板により吸収すること及び前記反射偏光板により反射することによって、前記両面表示パネルにおける他方の画面側に表示される画面において、背景が透けて見えることがなくなり、
    前記両面表示パネルにおける前記一方の画面側に表示される画面において、画像が見えなくなり鏡状態となる
    ことを特徴とする両面表示装置。
  2. 前記両面表示パネルが、透過モードと反射モードの両表示機能を有する半透過液晶表示パネルであり、前記フロントライトの配置される一方の画面側が反射モード側に対応することを特徴とする請求項1記載の両画面表示装置。
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