JP4847920B2 - 飾り鏡餅 - Google Patents

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本発明は、重ね鏡餅を模した形状の鏡餅容体内に餅を充填収納した飾り鏡餅に関するものである。
正月に鏡餅を飾る風習を踏襲すべく、重ね鏡餅を模した形状の鏡餅容体内に餅を充填収納した飾り鏡餅が好評を博している。
現在では大きさも様々であり、これに橙を載せたり、飾り物を付したり、また、正月用に限らず、神棚用やその他祝い用にアレンジしたものも多数開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような飾り鏡餅は、飾り終わるとその中身の餅を例えば鏡開きの日に食するなど、そのまま捨てずに食する場合が多い。
このように容器に餅を収納した飾り鏡餅は、取り扱い易く運搬や販売が容易で、しかも汚れやカビなども生じにくい容器収納構成でありながら、単なる鏡餅形の飾りものではなく、鏡餅容体の中に餅を収納してあくまで中は本物の餅が入った飾り鏡餅であり、飾った後は食べられるように構成しているものである。それ故にこの容器収納タイプの鏡餅が一般家庭に広く普及したと考えられる。
特開2005−21515号公報
しかし、この飾り鏡餅はこのように画期的なものであるが一方で実際に食するためには、この容器を包丁などで切断して容器を分断し、中の餅を取り出さなければならないため非常に厄介である。
しかもこの容体は樹脂製で表面は滑面であって、鏡餅形状を模しているため平坦面はほとんどなく上面もやや上方に湾曲しており、これを上方から包丁で分断することは単純操作ではあるが、簡易に分断できず、十分な注意を要し、決して容易ではない。
そのため、せっかく本物の餅を収納していても、これを食する人が減るおそれもある。
本発明は、このような現状に鑑み、これを解決しようとするためのもので、鏡餅容体の内面に切断可能な凹状切断線部を形成することによって、簡単に鏡餅容体を切断して餅を破壊することなくそっくり取り出しすることができ、しかも凹状切断線部を有する構成でありながらこの凹状切断線部が鏡餅容体の外観上目立って表出することがなく、見た目はこれまでのものと何ら遜色のない簡易構造の画期的な飾り鏡餅を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
重ね鏡餅に模した形状に形成した中空の鏡餅容体1に、この鏡餅容体1の下方の開口部2から餅3を充填収納した飾り鏡餅において、前記鏡餅容体1の内面に、外方に向かって凹設する線状若しくは点線状の凹状切断線部4を、この鏡餅容体1の下方の開口部2から上方へ向けて所定範囲に形成すると共に、この凹状切断線部4は、鏡餅容体1を内外貫通することなく、この凹状切断線部4の存する鏡餅容体1の内面部位が他の内面部位より肉薄となる凹設形状に構成して、この肉薄な凹状切断線部4に沿って鏡餅容体1を下方の開口部2から切断し得るように構成し、前記鏡餅容体1の下方の開口部2に形成した開口周縁つば部6に、このつば部外周縁より水平外方へ向けて突出する凸つば部を夫々左右並設状態に一体突出成形して右摘み部7と左摘み部8とを隣接状態に設け、この開口周縁つば部6上面に、線状若しくは点線状の案内切断線部10を、前記右摘み部7と左摘み部8との間の位置から前記凹状切断線部4に向けて所定範囲に形成すると共に、鏡餅容体1を上下貫通することなく、この案内切断線部10の存する開口周縁つば部6の上面部位が他の上面位より肉薄となる凹設形状に構成して、この右摘み部7と左摘み部8とを摘んで案内切断線部10を切断していくと、凹状切断線部4へと案内されて引き続いて凹状切断線部4を切断操作し得るように構成したことを特徴とする飾り鏡餅に係るものである。
また、線状若しくは点線状の前記凹状切断線部4を、前記鏡餅容体1の片側範囲にだけ形成して、この凹状切断線部4が存する側の反対側を正面にして鏡餅容体1を飾ることにより、正面側からはこの凹状切断線部4が視認できなくなるように構成したことを特徴とする請求項1記載の飾り鏡餅に係るものである。
また、一本の線状若しくは点線状の前記凹状切断線部4を、前記鏡餅容体1の下方の開口部2から頂部5にかけて形成して、この凹状切断線部4が存する側の反対側を正面にして鏡餅容体1を飾ることにより、正面側からはこの凹状切断線部4が視認できなくなるように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の飾り鏡餅に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、凹状切断線部に沿って下方の開口部から鏡餅容体を容易に切断することができるので、鏡餅容体を包丁などで切断せずとも、餅を破壊することなくそっくりと取り出して食することができ、しかも本発明の凹状切断線部は、鏡餅容体を内外貫通することなく、この凹状切断線部の存する鏡餅容体の内面部位が他の内面部位より肉薄となる凹設形状に構成しているため、鏡餅容体が透明あるいは半透明でなければ外観視で凹状切断線部が見えないばかりか、たとえ鏡餅容体が透明あるいは半透明であったとしても、鏡餅容体の外表面に穴などが開いておらないために近付いて注意深く観察しない限りは目立たず、それ故見た目はこれまでと何ら遜色ないので飾り鏡餅としての価値を全く失わず、その上本発明は、鏡餅容体の内面に鏡餅容体を内外貫通することなく他の内面部位より肉薄となる凹設形状を呈する線状若しくは点線状の凹状切断線部を形成することで構成できるので、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価に提供可能であるなど、極めて実用性に秀れた画期的な飾り鏡餅となる。
しかも本発明においては、右摘み部と左摘み部とが切断位置(凹状切断線部が存する位置)の目安となるので、鏡餅容体の切断位置を容易に認識できるし、こうして認識できた凹状切断線部をこの右摘み部と左摘み部とを摘んで下方の開口部側から簡単に切断することができるので、切断操作性に秀れた飾り鏡餅となり、その上本発明は、鏡餅容体の下方の開口部に若しくは鏡餅容体の下方の開口部に形成した開口周縁つば部に、右摘み部と左摘み部とを隣接状態に設け、この右摘み部と左摘み部との間の位置から凹状切断線部に向けて所定範囲に案内切断線部を設けたため、右摘み部と左摘み部とを操作することでこの案内切断線部を介して凹状切断線部を簡単に切断することができるので、一層切断操作性に秀れ極めて実用性に秀れた画期的な飾り鏡餅となる。
また、鏡餅容体の下方の開口部に開口周縁つば部を形成したため、例えば実施例で示した構成のように、この開口周縁つば部に閉塞ラップを貼着して容易に鏡餅容体を密閉することができ、しかも開口周縁つば部を有する構成でありながら、この開口周縁つば部には、右摘み部と左摘み部との間の位置から凹状切断線部に向けて所定範囲に案内切断線部を設けたため、右摘み部と左摘み部とを操作することでこの案内切断線部を介して凹状切断線部を簡単に切断することができ、その上、この案内切断線部を凹状切断線部と連設状態にして開口周縁つば部の下面に形成することなく、上面に形成したため、この開口周縁つば部の下面に貼着した閉塞ラップが凹状部があることによってシール不良を生じてしまうような不都合もなく、確実に閉塞ラップのシールが行われることになるなど、一層実用性に秀れた構成の飾り鏡餅となる。
また、請求項記載の発明においては、凹状切断線部が存する側の反対側を正面にして飾ることで、正面側からは凹状切断線部が視認できないため、確実に飾り鏡餅としての価値を失わない状態で飾ることが可能となる一層実用性に秀れた構成の飾り鏡餅となる。
また、請求項記載の発明においては、凹状切断線部を一本形成すれば良いため簡易に設計実現可能となる上、この凹状切断線部が存する側の反対側を正面にして鏡餅容体を飾ることで、正面側からは一本しかない凹状切断線部が確実に視認できなくなるため、飾り鏡餅としての価値を失わない状態で飾ることが容易に可能となり、しかも凹状切断線部が一本しかない構成でありながら、この一本の凹状切断線部に沿って鏡餅容体を下方の開口部から頂部まで広範囲に切断できるので、この凹状切断線部で切断した鏡餅容体から餅を容易に取り出しできるなど、一層実用性に秀れた構成の飾り鏡餅となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の中空鏡餅容体1は、この鏡餅容体1の下方の開口部2から上方へ向けて所定範囲に存する線状若しくは点線状の凹状切断線部4が形成してある。
そのため、この凹状切断線部4に沿って下方の開口部2から上方へ向かって鏡餅容体1を簡単に切断することができ、このようにして切断された鏡餅容体1から餅3を取り出すことができる。
従って、鏡餅容体1を包丁などで切断せずとも、例えば下方の開口部2を閉塞している閉塞ラップ9を引き剥がした上で、凹状切断線部4に沿って鏡餅容体1を下方の開口部2から切断するだけの簡単な操作で、鏡餅容体1内に充填収納された餅3を破壊せずにそっくり取り出しできることとなる。
また、凹状切断線部4は、鏡餅容体1を内外貫通することなく、この凹状切断線部4の存する鏡餅容体1の内面部位が他の内面部位より肉薄となる凹設形状に構成しているため、あくまで外形状は鏡餅を模した形状となり、鏡餅容体1が透明あるいは半透明でなければ外観視で凹状切断線部4が見えないばかりか、たとえ鏡餅容体1が透明あるいは半透明であったとしても、鏡餅容体1の外表面に穴などが開いていないために近付いて注意深く観察しない限りは目立たず、見た目はこれまでと何ら遜色なく、この凹状切断線部4があることで飾り鏡餅としての価値を失わない。
また、本発明は、鏡餅容体1の内面に、この鏡餅容体1を内外貫通することなく他の内面部位より肉薄となる前記凹状切断線部4を形成することで構成できるので、この構成は簡易に設計実現可能であり、尚且つ凹状切断線部4の存する内面部位の肉厚を薄くできることで、容体成形材料を節約できることとなる。
また、例えば、鏡餅容体1の下方の開口部2に若しくは鏡餅容体1の下方の開口部2に形成した開口周縁つば部6に、右摘み部7と左摘み部8とを隣接状態に設け、この右摘み部7と左摘み部8との間の位置から上方へ向けて線状若しくは点線状の前記凹状切断線部4を形成した場合には、この右摘み部7と左摘み部8とが切断位置(凹状切断線部4が存する位置)の目安となるので、右摘み部7と左摘み部8とから鏡餅容体1の切断位置を容易に認識でき、こうして認識できた凹状切断線部4をこの右摘み部7と左摘み部8とを摘んで下方の開口部2側から簡単に切断することができるので、切断操作性に秀れることになる。
また、この場合、鏡餅容体1の下方の開口部2に若しくは鏡餅容体1の下方の開口部2に形成した開口周縁つば部6に右摘み部7と左摘み部8とを並べて設けて、この右摘み部7と左摘み部8との間の位置から上方へ向けて前記凹状切断線部4を形成することで構成できるので、この構成は簡易に設計実現可能である。
また、前記鏡餅容体1の下方の開口部2に形成した開口周縁つば部6に、右摘み部7と左摘み部8とを隣接状態に設け、この開口周縁つば部6上面に、下方に向かって凹設する線状若しくは点線状の案内切断線部10を、前記右摘み部7と左摘み部8との間の位置から前記凹状切断線部4に向けて所定範囲に形成すると共に、この案内切断線部10は、鏡餅容体1を上下貫通することなく、この案内切断線部10の存する開口周縁つば部6の上面部位が他の上面位より肉薄となる凹設形状に構成して、この右摘み部7と左摘み部8とを摘んで案内切断線部10を切断していくと、凹状切断線部4へと案内されて引き続いて凹状切断線部4を切断操作し得るように構成すれば、鏡餅容体1の下方の開口部2に形成した開口周縁つば部6を利用して、例えば実施例で示した構成のように閉塞ラップ9を貼着して容易に鏡餅容体1を密閉することができ、しかも開口周縁つば部6を有する構成でありながら、この開口周縁つば部6には、右摘み部7と左摘み部8との間の位置から凹状切断線部4に向けて所定範囲に案内切断線部10を設けたため、右摘み部7と左摘み部8とを操作することでこの案内切断線部10を介して凹状切断線部4を簡単に切断することができ、その上、この案内切断線部10を凹状切断線部4と連設状態にして開口周縁つば部6の下面に形成することなく、上面に形成したため、この開口周縁つば部6の下面に貼着した閉塞ラップ9が凹状部があることによってシール不良を生じてしまうような不都合がなく、確実に閉塞ラップ9のシールが行われることになるなど、一層実用的となる。
また、例えば、線状若しくは点線状の前記凹状切断線部4を、前記鏡餅容体1の片側範囲にだけ形成する構成とすれば、この凹状切断線部4が存する側の反対側を正面にして鏡餅容体1を飾ることにより、正面側からはこの凹状切断線部4が視認できなくなる。従って、たとえ鏡餅容体1が透明あるいは半透明であったとしても、正面側からは凹状切断線部4を視認できないので飾り鏡餅としての価値を失わない状態で飾ることが可能である。
また、特に、一本の線状若しくは点線状の前記凹状切断線部4を、前記鏡餅容体1の下方の開口部2から頂部5にかけて形成すれば、一本の凹状切断線部4は簡易に設計実現可能であると共に、この凹状切断線部4が存する側の反対側を正面にして鏡餅容体1を飾ることで正面側からはこの一本しかない凹状切断線部4が確実に視認できなくなり、その上凹状切断線部4が一本しかない構成であるものの、鏡餅容体1の下方の開口部2から頂部5までの広範囲を切断できる構成であるので、餅3を取り出しにくくなることもないなど、一層実用的となる。
また、例えば、前記鏡餅容体1は樹脂製とし、この鏡餅容体1を樹脂成形する際に、鏡餅容体1に線状若しくは点線状の前記凹状切断線部4を一体成形する構成とすれば、この種飾り鏡餅の鏡餅容体は樹脂製が一般的であり、実質的に成形型を変更するだけで大幅なコストアップや特別な操作も不要にしてこれまでと同じ製法により凹状切断線部4を有する本発明の鏡餅容体1を簡易に設計実現可能となる。
また、例えば、前記右摘み部7と前記左摘み部8も、鏡餅容体1を樹脂成形する際に一体成形する構成とすれば、同様にして右摘み部7,左摘み部8を有する鏡餅容体1を簡易に設計実現可能となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1,図2に示すように、大きな鏡餅の上に小さな鏡餅を重ねた重ね鏡餅に模した形状であって、下方に開口部2を有する中空の鏡餅容体1を、透明若しくは半透明色の樹脂で一体成形している。
また、本実施例の鏡餅容体1は、図3に示すように、下方の開口部2の全周に水平方向に突設する開口周縁つば部6を一体成形し、この鏡餅容体1の下方の開口部2から工場で餅3を充填収納した後、開口周縁つば部6に閉塞ラップ9を引き剥がし可能に貼着して開口部2を閉塞した構成としている(図2参照。)。
本実施例では、前記鏡餅容体1の内面に、外方に向かって凹設する直線状の凹状切断線部4を、この鏡餅容体1の下方の開口部2から上方へ向けて所定範囲に形成している。
具体的には、図1,図4に示すように、一本の鉛直線状の前記凹状切断線部4を、前記鏡餅容体1の下方の開口部2の近傍から頂部5にかけて形成している。
また、この凹状切断線部4は、図2,図5,図6に示すように鏡餅容体1を内外貫通することなく、この鏡餅容体1の内面部位が他の内面部位より肉薄となる略V字溝形の凹設形状に構成している。即ち、この肉薄な凹状切断線部4は他の部位より切れ易く、この凹状切断線部4に沿って鏡餅容体1を下方の開口部2から切断し易くなるように構成している。この凹状切断線部4も、鏡餅容体1の樹脂成形に際して一体成形している。
この凹状切断線部4は、点線状に形成しても良いが、本実施例のように直線状の凹状切断線部4を採用すると、点線状に形成する場合に比べて樹脂成形が容易に行われ、量産性に秀れる。
尚、図1,図3,図4,図7では、凹状切断線部4が点線状に示されているが、これは鏡餅容体1の裏面に存する直線状の凹状切断線部4を想像線(一点鎖線)で示しているためである。
また、本実施例では、前記鏡餅容体1の下方の開口部2に形成した開口周縁つば部6に、右摘み部7と左摘み部8とを隣接状態に設け、図1,図3,図4に示すように、この右摘み部7と左摘み部8との間の位置から上方へ向けて点線状の前記凹状切断線部4を形成して、この右摘み部7と左摘み部8とを摘んで凹状切断線部4を左右に切断し得るように構成している。
具体的には、図1,図3に示すように開口周縁つば部6の外周縁部の所定個所に、この開口周縁つば部6の外周縁より更に水平外方へ向けて突出する丸板状の凸つば部を二箇所並設状態にして形成し、この並設する各凸つば部の中央部を凹湾曲面状に形成してこの凹み部11を有する各凸つば部を右摘み部7と左摘み部8としている。この右摘み部7と左摘み部8も、鏡餅容体1の樹脂成形に際して一体成形している。
また、右摘み部7と左摘み部8とに穴を貫通形成することなく、凹み部11を形成することで摘み易くした構成のため、穴をあける場合に比べてこの右摘み部7と左摘み部8の強度が高く、切断操作を行い易い構成としている。
また、図1,図3,図7に示すように、鏡餅容体1内面の凹状切断線部4に位置を合わせて(凹状切断線部4の延長線上に位置するようにして)右摘み部7と左摘み部8との間の開口周縁つば部6の上面にも下方へ向かって略V字溝形に凹設する肉薄な案内切断線部10を形成している。即ち、この右摘み部7と左摘み部8とを右手と左手で摘んで左右方向や上下方向に開くと、この肉薄な案内切断線部10が切れ易いためにこの案内切断線部10に沿って開口周縁つば部6が切断されることになり、そしてこの案内切断線部10が凹状切断線部4の延長線上に存するために凹状切断線部4へと切断部分が案内され、引き続いて凹状切断線部4に沿って鏡餅容体1頂部5までを簡単に切断することができるように構成している。
また、案内切断線部10を凹状切断線部4と連設させて開口周縁つば部6の下面に形成せずに、開口周縁つば部6の上面に凹設したことで、この開口周縁つば部6の下面に凹みがあると前記閉塞ラップ9の貼着不良を生じ易くなってしまうが、このような閉塞ラップ9の貼着不良を生じることがなく、容易に且つ確固に貼着することができる構成としている。
また、本実施例では、この案内切断線部10は、凹状切断線部4の下端に連続するように設けず、図8に示すようにわずかに間隔を置いて設け、これにより形成面(凹設方向)が異なるこの案内切断線部10と凹状切断線部4とが連続することによって開口周縁つば部6に穴があいてしまうような体裁不良を生じないようにしている。
このように構成した本実施例の飾り鏡餅は、鏡餅容体1が透明若しくは半透明であるため、内部に収納した餅3の餅色が良好に表出して本物の餅に非常に近い印象が得られる。
また、鏡餅容体1が透明若しくは半透明であることから、注意深く観察すると、凹状切断線部4が視認できるが、凹状切断部4及び右摘み部7,左摘み部8の存する側の反対側(図1,図4の奥方面側)を正面側に向けて飾ると、正面側からは一本の凹状切断部4が視認できなくなる。
また、この際、右摘み部7,左摘み部8があることで、鏡餅容体1のどの範囲を正面側に向ければ良いかが簡単に視認できる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
例えば、本実施例では、開口周縁つば部6付の鏡餅容体1を示したが、つば部を有しない鏡餅容体1を採用しても良い。
また、本実施例では、鉛直線状に凹状切断線部4を形成した場合を示したが、凹状切断線部4は鉛直線状でなくても良い。
本実施例を示す背面方向からの斜視図である。 本実施例を示す側断面図である。 本実施例を示す平面図である。 本実施例を示す背面図である。 本実施例の凹状切断線部を示す部分拡大説明側断面図である。 本実施例の凹状切断線部を示す部分拡大説明平断面図である。 本実施例の案内切断線部と凹状切断線部との関係を示す部分拡大説明背面図である。 本実施例の案内切断線部と凹状切断線部との関係を示す部分拡大説明側断面図である。
1 鏡餅容体
2 開口部
3 餅
4 凹状切断線部
5 頂部
6 開口周縁つば部
7 右摘み部
8 左摘み部
10 案内切断線部

Claims (3)

  1. 重ね鏡餅に模した形状に形成した中空の鏡餅容体に、この鏡餅容体の下方の開口部から餅を充填収納した飾り鏡餅において、前記鏡餅容体の内面に、外方に向かって凹設する線状若しくは点線状の凹状切断線部を、この鏡餅容体の下方の開口部から上方へ向けて所定範囲に形成すると共に、この凹状切断線部は、鏡餅容体を内外貫通することなく、この凹状切断線部の存する鏡餅容体の内面部位が他の内面部位より肉薄となる凹設形状に構成して、この肉薄な凹状切断線部に沿って鏡餅容体を下方の開口部から切断し得るように構成し、前記鏡餅容体の下方の開口部に形成した開口周縁つば部に、このつば部外周縁より水平外方へ向けて突出する凸つば部を夫々左右並設状態に一体突出成形して右摘み部と左摘み部とを隣接状態に設け、この開口周縁つば部上面に、線状若しくは点線状の案内切断線部を、前記右摘み部と左摘み部との間の位置から前記凹状切断線部に向けて所定範囲に形成すると共に、鏡餅容体を上下貫通することなく、この案内切断線部の存する開口周縁つば部の上面部位が他の上面位より肉薄となる凹設形状に構成して、この右摘み部と左摘み部とを摘んで案内切断線部を切断していくと、凹状切断線部へと案内されて引き続いて凹状切断線部を切断操作し得るように構成したことを特徴とする飾り鏡餅。
  2. 線状若しくは点線状の前記凹状切断線部を、前記鏡餅容体の片側範囲にだけ形成して、この凹状切断線部が存する側の反対側を正面にして鏡餅容体を飾ることにより、正面側からはこの凹状切断線部が視認できなくなるように構成したことを特徴とする請求項1記載の飾り鏡餅。
  3. 一本の線状若しくは点線状の前記凹状切断線部を、前記鏡餅容体の下方の開口部から頂部にかけて形成して、この凹状切断線部が存する側の反対側を正面にして鏡餅容体を飾ることにより、正面側からはこの凹状切断線部が視認できなくなるように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の飾り鏡餅。
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