JP3112496U - 飾り餅用飾り支持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 飾り餅形状を呈する餅容器に、蜜柑を模した飾り果実体、縁起物である飾り海老、御幣その他の飾り物を適宜に組み合わせて飾り付けることができるようにする。
【解決手段】 飾り餅形状を呈する餅容器Pの周囲を巻回して餅容器Pに装着する飾り支持具本体1と、飾り果実体20、飾り海老30、御幣40等を飾り支持具本体1に連繋する連繋手段10A,10Bとを備える。飾り支持具本体1は、餅容器Pに巻回装着するよう湾曲状の装着部2、弾性伸縮する伸縮弾性部3を有し、装着部2から分岐した湾曲状の装着アーム部5から成る。装着アーム部5は、餅容器Pの頂部部位で二股状に分岐した第1の連繋手段10A、装着アーム部5自体の半ば位置で突片状に形成した第2の連繋手段10Bの少なくともいずれか一方を備える。また、飾り果実体20は、第1の連繋手段10Aにスライド係止する係止突体25を底部に出没自在に設けてある。
【選択図】 図1
【解決手段】 飾り餅形状を呈する餅容器Pの周囲を巻回して餅容器Pに装着する飾り支持具本体1と、飾り果実体20、飾り海老30、御幣40等を飾り支持具本体1に連繋する連繋手段10A,10Bとを備える。飾り支持具本体1は、餅容器Pに巻回装着するよう湾曲状の装着部2、弾性伸縮する伸縮弾性部3を有し、装着部2から分岐した湾曲状の装着アーム部5から成る。装着アーム部5は、餅容器Pの頂部部位で二股状に分岐した第1の連繋手段10A、装着アーム部5自体の半ば位置で突片状に形成した第2の連繋手段10Bの少なくともいずれか一方を備える。また、飾り果実体20は、第1の連繋手段10Aにスライド係止する係止突体25を底部に出没自在に設けてある。
【選択図】 図1
Description
この考案は例えば正月、祝い事その他の祭事に際し飾り付けられるお供え餅となる重ね状の飾り餅における各種の飾り具、縁起物例えば飾り果実体、飾り海老、御幣等の飾り物を種々に変化させて飾り餅に飾り付けられるようにした飾り餅用飾り支持具に関する。
従来から正月や祝い事等に際し、重ね飾り餅が用いられており、その飾りには大小の円形状のお供え餅を2段に重ね、その上に蜜柑等の果実を飾りに置いたり、縁起物の飾り海老、御幣等を取り付けたりしている。その飾りのための果実代用品として例えば特許第3010286号に係る飾り果実が提案されており、これは合成樹脂製の中空な果実本体の頂部に挿入孔を設けておき、蔕状の挿入規制部を有する柄をその上側の摘持部によって摘んで挿入孔に挿入したもので、挿入規制部によって挿入孔内への必要以上の挿入が規制され、あたかも実際の飾り果実様の趣を呈するようになる。
また特開2004−34535号公報に係る飾り用模擬果実及びその製造方法が提案されており、これは底部に開口がある凹所を備えた中実状の飾り果実本体と、凹所の開口を強制的に閉塞する有底筒状の蓋部材と、飾り果実本体の頂部に突設形成した連繋突体に被せられる柄体とを備えて成り、また底部に開口がある凹所を備えた中実状の飾り果実本体を射出成形によって形成する一方、凹所内に嵌め入れられるよう射出成形によって形成した有底筒状の蓋部材を熱収縮前の飾り果実本体の凹所内に強制的に嵌め入れ、また、飾り果実本体の頂部に突設形成した連繋突体に柄体を被せることで製造するとする。
一方、特許第2934873号としてプラスチック製の重ね餅形状の容器に飾り用の重ね果実を接着した飾り重ね餅が提案されている。これは容器の上部に手で引き剥がす際に略全ての接着剤が重ね果実と共に剥離され、重ね餅の表面が滑面となるよう容器と接着剤の素材が設定されているとする。
また同様に特許第2961141号として提案された飾り重ね餅は、プラスチック製の重ね餅形状の容器内に餅を詰入すると共に、ミカンを表現したプラスチック製の重ね果実を重ね餅の上部に重ねておき、一部が重ね餅に当接するプラスチック製の透視できるカバー体を重ね果実に着脱自在に被せ、更に箱体内に収納して成る。
更に同様に特許第3369522号として提案された飾り重ね餅は、餅を収納したプラスチック製の重ね餅形状に形成した容器の下部開口部を貼着したフィルムにて閉塞し、三方を模した台部材に係止させるとし、容器上に置かれる重ね果実を、容器の上部及び重ね果実全体を被嵌状態でカバー体によって覆うものとして成る。
特許第3010286号公報
特開2004−34535号公報
特許第2934873号公報
特許第2961141号公報
特許第3369522号公報
ただ、これらの従来提案の飾り果実は、特許文献1によれば実際上はブロー成形によって果実本体を形成するために内部が中空で、軽量に形成されるから重量感がなく、見た目にも質感が乏しくなる。そればかりでなく、ブロー成形特有の金型の合わせ面で生じるいわゆるバリのために若干の不体裁な感じがあり、またそのバリが取り扱う者の手指等を傷つけることもあり、危険なものであった。しかも果実本体自体は中空であるために外部からの外力、衝撃等によっては部分的に凹むような潰れが生じることもあり、軽量であるが故にお供え餅等の上に置いた飾り時に簡単に落下してしまうこともあった。更には柄自体は果実本体の挿入孔に挿入するに際し、必要以上の挿入は挿入規制部によって阻止はされても、挿入後の柄の握持部を摘んで取り扱う場合に、柄を強く引いたときには果実本体から抜けることもあった。また特許文献2によれば、基本的にはインジェクション成形によって構成するから特許文献1におけるような欠点は解消できても、果実本体、蓋部材等を形成する成形材料がやや多くなり、僅かでも若干割高になるものであった。
一方、特許文献3乃至5による餅収納用容器と重ね果実とが一体性となる飾り重ね餅は、接着剤使用の特許文献3では一体性と剥離性とのバランスを微妙に設定するホットメルト接着剤を選定するにつき難点がある。また特許文献4では例えば陳列時で多数段に重ねたとき、ブロー成形による重ね果実の脆弱性による破損を防止可能であるも、これは箱体を使用して多段陳列形態とするから、容積的に嵩張る箱体を使用しないでランダムな状態で陳列販売する場合には不適当である。特許文献5では透明カバー体で覆うことでミカン付の重ね餅のように見える見栄えがよい商品性に秀れたものとなるとするも、カバー体の重ね餅に対する覆い作業が必要となって手間がかかり、カバー体の存在によって商品体裁がかえって悪いものとなる。
また、従来のこれらの飾り態様は、主として蜜柑の如き飾り果実を重ね飾り餅に飾り付けるのを主とし、それ以外の各種の縁起物例えば飾り海老、御幣等の飾り物を直接に種々な態様で選択的に取り付けて飾るには必ずしも適切なものではなく、夫々が専用的に組み合わせられて飾り付けられるものであった。
そこでこの考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、重ね餅状に置かれて飾られる飾り餅において、蜜柑の如き飾り果実体、縁起物である飾り海老、御幣その他の飾り物を適宜に組み合わせて飾り付けることができ、またその取り外し、交換等も極めて容易で汎用性あるものとした飾り餅用飾り支持具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、この考案にあっては、飾り餅形状を呈する餅容器Pの周囲を巻回して餅容器Pに装着される飾り支持具本体1と、餅容器Pに飾り付けられる飾り物・縁起物を飾り支持具本体1に連繋する連繋手段10A,10Bとを備えて成る。
飾り支持具本体1は、餅容器P周囲に当接する湾曲状の装着部2と、この装着部2端相互間で連繋されて餅容器Pに巻回装着されるよう弾性伸縮される伸縮弾性部3と、装着部2から分岐されて餅容器Pの上面に至るまでに伸びた湾曲している装着アーム部5とから成るものとすることができる。
装着アーム部5は、飾り果実体20を支持するよう餅容器Pの頂部部位で二股状に分岐した第1の連繋手段10A、飾り海老30、御幣40等の飾り物を選択的に支持するよう装着アーム部5自体の半ば位置で突片状に形成した第2の連繋手段10Bの少なくともいずれか一方を備えているものとすることができる。
第1の連繋手段10Aに連繋する飾り果実体20は、二股分岐部分内にスライド係止する係止突体25を底部に出没自在に設けることで構成することができる。
第2の連繋手段10Bに選択的に連繋する飾り物30,40は、突片に係止する係止手段(凹所、紐材、クリップ材等)を設けることで構成することができる。
また、より具体的には、飾り餅形状を呈する餅容器Pの周囲を巻回して餅容器Pに装着される飾り支持具本体1と、餅容器Pに飾り付けられる飾り物(20,30,40)を飾り支持具本体1に連繋する連繋手段10A,10Bとを備え、飾り支持具本体1は、餅容器P周囲に当接する湾曲状の装着部2と、この装着部2端相互間で連繋されて餅容器Pに巻回装着されるよう弾性伸縮される伸縮弾性部3と、装着部2から分岐されて餅容器Pの上面に至るまでに伸びた湾曲している装着アーム部5とから成り、装着アーム部5は、餅容器Pの頂部部位で二股状に分岐されることで飾り果実体20を連繋する第1の連繋手段10A、飾り海老30、御幣40等の飾り物を選択的に連繋するよう装着アーム部5自体の半ば位置で突片状に形成した第2の連繋手段10Bの少なくともいずれか一方を備えていると共に、第1の連繋手段10Aに連繋する飾り果実体20は、二股分岐部分内にスライド係止する係止突体25を底部に出没自在に設けてあり、第2の連繋手段10Bに選択的に連繋する飾り物30,40は、突片に係止する係止手段(凹所、紐材、クリップ材等)を設けてあるものである。
飾り支持具本体1は、餅容器P周囲に当接する湾曲状の装着部2と、この装着部2端相互間で連繋されて餅容器Pに巻回装着されるよう弾性伸縮される伸縮弾性部3と、装着部2から分岐されて餅容器Pの上面に至るまでに伸びた湾曲している装着アーム部5とから成るものとすることができる。
装着アーム部5は、飾り果実体20を支持するよう餅容器Pの頂部部位で二股状に分岐した第1の連繋手段10A、飾り海老30、御幣40等の飾り物を選択的に支持するよう装着アーム部5自体の半ば位置で突片状に形成した第2の連繋手段10Bの少なくともいずれか一方を備えているものとすることができる。
第1の連繋手段10Aに連繋する飾り果実体20は、二股分岐部分内にスライド係止する係止突体25を底部に出没自在に設けることで構成することができる。
第2の連繋手段10Bに選択的に連繋する飾り物30,40は、突片に係止する係止手段(凹所、紐材、クリップ材等)を設けることで構成することができる。
また、より具体的には、飾り餅形状を呈する餅容器Pの周囲を巻回して餅容器Pに装着される飾り支持具本体1と、餅容器Pに飾り付けられる飾り物(20,30,40)を飾り支持具本体1に連繋する連繋手段10A,10Bとを備え、飾り支持具本体1は、餅容器P周囲に当接する湾曲状の装着部2と、この装着部2端相互間で連繋されて餅容器Pに巻回装着されるよう弾性伸縮される伸縮弾性部3と、装着部2から分岐されて餅容器Pの上面に至るまでに伸びた湾曲している装着アーム部5とから成り、装着アーム部5は、餅容器Pの頂部部位で二股状に分岐されることで飾り果実体20を連繋する第1の連繋手段10A、飾り海老30、御幣40等の飾り物を選択的に連繋するよう装着アーム部5自体の半ば位置で突片状に形成した第2の連繋手段10Bの少なくともいずれか一方を備えていると共に、第1の連繋手段10Aに連繋する飾り果実体20は、二股分岐部分内にスライド係止する係止突体25を底部に出没自在に設けてあり、第2の連繋手段10Bに選択的に連繋する飾り物30,40は、突片に係止する係止手段(凹所、紐材、クリップ材等)を設けてあるものである。
以上のように構成されたこの考案に係る飾り餅用飾り支持具にあって、餅容器Pの周囲を巻回する飾り支持具本体1は餅容器Pに装着されることで、その連繋手段10A,10Bによって飾り果実体20、飾り海老30、御幣40等の各種の飾り物・縁起物を餅容器Pに飾り付けさせる。
飾り支持具本体1における弾性伸縮される伸縮弾性部3は餅容器Pの周囲に巻回して、餅容器P自体がその周囲長さに若干の長短・大小等の相違があっても湾曲している装着部2と共に餅容器Pにしっくりと確実に飾り支持具本体1を装着させ、飾り支持具本体1の装着アーム部5を餅容器Pの上部に位置決めさせる。
二股状に分岐した第1の連繋手段10Aは、餅容器Pの頂部位置で例えば飾り果実体20を係止して載置状態で支持させ、突片状に形成された第2の連繋手段10Bは、餅容器Pの側方で例えば飾り海老30、御幣40等の飾り物のいずれかを選択的に係止して支持させる。
飾り果実体20底部における出没する係止突体25は、二股状に分岐した第1の連繋手段10A内にスライド係止して第1の連繋手段10Aに飾り果実体20を支持させ、また係止突体25を飾り果実体20内に没入させることで飾り果実体20のみでの飾り、使用を可能にさせる。
飾り物30,40はそれらに設けた係止手段によって第2の連繋手段10Bに係止支持させ、この第2の連繋手段10Bが餅容器Pの側方に位置するために、餅容器Pの側部位置で餅容器Pを飾る。
飾り支持具本体1における弾性伸縮される伸縮弾性部3は餅容器Pの周囲に巻回して、餅容器P自体がその周囲長さに若干の長短・大小等の相違があっても湾曲している装着部2と共に餅容器Pにしっくりと確実に飾り支持具本体1を装着させ、飾り支持具本体1の装着アーム部5を餅容器Pの上部に位置決めさせる。
二股状に分岐した第1の連繋手段10Aは、餅容器Pの頂部位置で例えば飾り果実体20を係止して載置状態で支持させ、突片状に形成された第2の連繋手段10Bは、餅容器Pの側方で例えば飾り海老30、御幣40等の飾り物のいずれかを選択的に係止して支持させる。
飾り果実体20底部における出没する係止突体25は、二股状に分岐した第1の連繋手段10A内にスライド係止して第1の連繋手段10Aに飾り果実体20を支持させ、また係止突体25を飾り果実体20内に没入させることで飾り果実体20のみでの飾り、使用を可能にさせる。
飾り物30,40はそれらに設けた係止手段によって第2の連繋手段10Bに係止支持させ、この第2の連繋手段10Bが餅容器Pの側方に位置するために、餅容器Pの側部位置で餅容器Pを飾る。
この考案は以上説明したように構成されているため、祝い事、正月その他で飾られる飾り餅において、この飾り餅形状を呈する餅容器Pに、蜜柑を模した飾り果実体20、縁起物である飾り海老30、御幣40その他の飾り物を適宜に組み合わせて飾り付けることができる。またその取り外し、交換等も極めて容易で、他の餅容器Pにも簡単に取り付け可能な汎用性あるものとでき、更には使用後では飾り果実体20のみでの使用も可能である等の優れた効果を奏する。
すなわちこれはこの考案において、飾り餅形状を呈する餅容器Pの周囲を巻回して餅容器Pに装着される飾り支持具本体1と、餅容器Pに飾り付けられる飾り物・縁起物を飾り支持具本体1に連繋する連繋手段10A,10Bとを備えて成るものとしたからであり、これによって、飾り付け態様の多様性、自在性等を図ることができる。
また、飾り支持具本体1は、湾曲状の装着部2、餅容器Pに巻回装着されるよう弾性伸縮される伸縮弾性部3を備えているから、餅容器Pの周囲に、この周囲長さに長短・大小があっても自在に調整してしっくりと確実に装着できると共に、装着部2から分岐している湾曲状の装着アーム部5を餅容器Pの上部に安定的に位置決めさせ、装着アーム部5に設けた連繋手段10A,10Bによる飾り物・縁起物(20,30,40)等を確実、安定的に支持することができる。
二股状の分岐した第1の連繋手段10Aは餅容器Pの頂部位置に、突片がある第2の連繋手段10Bは餅容器Pの側部位置に夫々位置されるから、第1の連繋手段10Aにて飾り果実体20を支持するときには餅容器P上に蜜柑等が載せられたものとなり、第2の連繋手段10Bにて飾り海老30あるいは御幣40等の各種の飾り物を選択的に支持するときには餅容器Pの側部でこれらが飾られた状態となる。しかもこれらの飾り付け態様は、連繋手段10A,10Bのいずれか一方のみの選択によっても多様性を図ることができ、飾り付け場所等の雰囲気によって自在に変化させることもできる。
第1の連繋手段10Aに係止する飾り果実体20には、その底部に設けた係止突体25が出没自在になっているから、突出状にしたときには二股状に分岐された第1の連繋手段10Aにスライド係止することでこれに確実に係止支持させることができ、例えば餅容器P内の切り餅等を供食後では係止突体25を飾り果実体20本体内に没入させて底部を平坦化させることで、これのみの単独にても飾り付けることができ、便利である。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状にこの考案が限定されるものではない。
以下図面を参照してこの考案を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号1は飾り支持具本体であり、重ね餅状の外形に模して形成された餅容器Pにおける例えば上下の餅部分の中間である括れ部分に装着される。すなわち、この飾り支持具本体1は、括れ部分にしっくりと当接する湾曲状の装着部2と、この装着部2端相互間で連繋されて括れ部分に巻回装着されるよう弾性伸縮される伸縮弾性部3と、装着部2から分岐されて餅容器Pの上面に至るまでに伸びた湾曲している装着アーム部5とから成る。
餅容器P自体は、内部に封入する所定の餅例えば切り餅を1個毎にパックし、それを複数にして封入したり、餅容器P形状に沿うよう扁平状に成型した大小の飾り餅を、その外形を損なうことなく収納保管する。いずれにしてもこの収納する餅材の形状、大きさその他は任意であり、適宜に選択できるものとなっているのは勿論である。
飾り支持具本体1において、装着部2と伸縮弾性部3とによって餅容器Pの括れ部分周囲を弾性な伸縮状態にして巻回装着するのであり、伸縮弾性部3による弾性伸縮によって括れ部分における外径の大小の相違に対する自在性、確実な装着性の向上等に対応できるように配慮してある。尚、伸縮弾性部3自体は例えばゴム紐材にて成り、装着部2端に形成した上下方向あるいは表裏方向等に沿って形成された連結孔4に挿通することでループ二重状となして縛結してあり、例えば餅容器Pの色彩とほぼ同様な色彩とすることで体裁が良好となるようにしてある。尚、この飾り支持具本体1自体は、重ね飾り餅形状を呈する餅容器Pにおける括れ部分のみならず、場合によってはこれの上部分周囲、下部分周囲にこれを巻回するように装着されることもあり、好ましくは餅容器Pの色彩とほぼ同様にして装着使用時には餅容器Pとの一体性を図れるようにする。
装着アーム部5は、餅容器Pの括れ部分から餅容器Pにおける小径な上部の頂部に至るまでで上部に当接するように装着部2に対してほぼ直交状態で分岐させて連設してあって、これを正面から見るとほぼ逆T字形状を呈している。すなわちこの装着アーム部5は、餅容器P自体の上部における上下方向の外側面に沿った湾曲状に、好ましくはある程度の弾力性を有したものとして、大きさ等が種々に異なる餅容器Pの上部外側面の夫々で異なって湾曲している湾曲面大きさ等にしっくりと当接対応できるように形成されている。そして、この装着アーム部5には、各種の飾り物・縁起物等を連繋する連繋手段10A,10Bが設けられている。図示にあっての装着アーム部5は、装着アーム部5自体において、餅容器Pの頂部に位置する自由端部を二股状に分岐して成る第1の連繋手段10Aと、装着アーム部5自体の中程例えば餅容器Pの上部縁に位置する部位に突出状に形成した第2の連繋手段10Bとを設けたものである。
第1の連繋手段10Aは、分岐された二股部分の内側に例えば蜜柑形状を呈する飾り果実体20を挟み込み係止するもので、飾り果実体20底部に突設してある係止突体25がスライドするように嵌め入れられることで連繋されるものとしてある。この第1の連繋手段10Aにおいて、分岐された二股部分は、その内法幅員が自由端部側から奥部側に至るに伴い次第に狭幅になるようにしてあり、後述する係止突体25とのスライド連繋がやや強制的に行われるようにすることで係止連繋が一層確実となるように配慮してある。
尚、係止突体25は、図4に示すように飾り果実体20本体に対して出没自在な側面でほぼ凸字形を呈している。具体的には、飾り果実体20本体底部内に設けた支持筒部21の内周面に適数の嵌め合い凹条22あるいは突条を形成しておき、支持筒部21内でスライド自在にして飾り果実体20から出没する係止突体25自体の柱部26の外周面に適数の嵌め合い突条27あるいは凹条を形成しておき、適当位置の嵌め合い凹条22と嵌め合い突条27との嵌め合い位置で係止突体25の飾り果実体20に対する突出長さを段階的に調整できるようにしてある。また、支持筒部21位置の飾り果実体20の底部外面には、係止突体25の基部がすっぽりと嵌り込み収納される収納凹部23を形成してあり、飾り果実体20のみで使用するときの底部における載置安定性が図れるようにしてある。
このときの係止突体25の出没長さの段階的調整で、第1の連繋手段10Aにおける二股分岐部分に対するスライド係止時の係止安定性を向上できる。また、図示にあっては支持筒部21の内周面に嵌め合い凹条22を、係止突体25の柱部26に嵌め合い突条27を夫々形成してあるも、その嵌め合い関係を逆にするも同効である。
第2の連繋手段10Bは、装着アーム部5のほぼ半ば位置で餅容器Pの外方に向かっていわば切り起こし状に形成された突片状のもので、これに種々な飾り物・縁起物等の飾り具30,40を係止できるようにしてある。図4に示すように飾り海老30を飾り付ける場合には、この飾り海老30の底面(背面)側に凹所を形成しておき、この凹所を第2の連繋手段10Bである突片に係止する。図5に示すように御幣40を飾り付ける場合には、御幣40自体に開穿した孔部によって同様に係止する。もとより、この第2の連繋手段10Bによる係止・連繋形態は図示例に限らず、例えば紐材、クリップ材その他であっても、また、嵌め合い、係止等のいずれであってもよく、特に限定されるものではない。尚、飾り物・縁起物等も図示例に限定されるものでないことも勿論である。
尚、これらの第1の連繋手段10A、第2の連繋手段10Bはいずれか一方のみでもよく、第1の連繋手段10Aに飾り果実体20更には飾り海老30、御幣40等を適当な係止構造で係止することで第2の連繋手段10Bを省略することもでき、第2の連繋手段10Bにて飾り果実体20を支持できるようにすることで第1の連繋手段10Aを省略することも可能である。
次にこれの使用の一例を説明すると、切り餅等が封入されている重ね餅形状の餅容器Pにおける括れ部分に伸縮弾性部3を伸ばした状態で装着部2を宛うと共に装着アーム部5を上部外側面に当接するようにして飾り支持具本体1を餅容器Pに装着する。一方、装着アーム部5における第1の連繋手段10Aに蜜柑形状の飾り果実体20をその係止突体25を二股部分内にスライドして係止し、更には必要であれば第2の連繋手段10Bに例えば飾り海老30を係止し(図4参照)、あるいは御幣40を係止し(図5参照)て飾り付ける。
また餅容器P内の切り餅等を供食するときには、これらの飾り物(20,30,40)等を取り外し、餅容器Pを例えば底部のシール材を取り外す等で開放して切り餅等を取り出せばよく、更には飾り果実体20にあっては係止突体25を飾り果実体20本体内に押し込むことで底部を平坦化することで、飾り果実体20自体で飾る等の使用を可能にする。
尚、使用に際し餅容器Pの正面側に装着アーム部5が位置するように飾り支持具本体1を装着する場合には、第2の連繋手段10Bに飾り海老30、御幣40等を飾るようにすればよく、また、飾り果実体20のみを飾る場合には、装着アーム部5を餅容器Pの背面側に位置するように装着することも可能である。
P…餅容器
1…飾り支持具本体 2…装着部
3…伸縮弾性部 4…連結孔
5…装着アーム部
10A…第1の連繋手段 10B…第2の連繋手段
20…飾り果実体 21…支持筒部
22…嵌め合い凹条 23…収納凹部
25…係止突体 26…柱部
27…嵌め合い突条
30…飾り海老
40…御幣
1…飾り支持具本体 2…装着部
3…伸縮弾性部 4…連結孔
5…装着アーム部
10A…第1の連繋手段 10B…第2の連繋手段
20…飾り果実体 21…支持筒部
22…嵌め合い凹条 23…収納凹部
25…係止突体 26…柱部
27…嵌め合い突条
30…飾り海老
40…御幣
Claims (6)
- 飾り餅形状を呈する餅容器の周囲を巻回して餅容器に装着される飾り支持具本体と、餅容器に飾り付けられる飾り物・縁起物を飾り支持具本体に連繋する連繋手段とを備えて成ることを特徴とする飾り餅用飾り支持具。
- 飾り支持具本体は、餅容器周囲に当接する湾曲状の装着部と、この装着部端相互間で連繋されて餅容器に巻回装着されるよう弾性伸縮される伸縮弾性部と、装着部から分岐されて餅容器の上面に至るまでに伸びた湾曲している装着アーム部とから成る請求項1に記載の飾り餅用飾り支持具。
- 装着アーム部は、飾り果実体を支持するよう餅容器の頂部部位で二股状に分岐した第1の連繋手段、飾り海老、御幣等の飾り物を選択的に支持するよう装着アーム部自体の半ば位置で突片状に形成した第2の連繋手段の少なくともいずれか一方を備えている請求項2に記載の飾り餅用飾り支持具。
- 第1の連繋手段に連繋する飾り果実体は、二股分岐部分内にスライド係止する係止突体を底部に出没自在に設けてある請求項3に記載の飾り餅用飾り支持具。
- 第2の連繋手段に選択的に連繋する飾り物は、突片に係止する係止手段を設けてある請求項3に記載の飾り餅用飾り支持具。
- 飾り餅形状を呈する餅容器の周囲を巻回して餅容器に装着される飾り支持具本体と、餅容器に飾り付けられる飾り物を飾り支持具本体に連繋する連繋手段とを備え、飾り支持具本体は、餅容器周囲に当接する湾曲状の装着部と、この装着部端相互間で連繋されて餅容器に巻回装着されるよう弾性伸縮される伸縮弾性部と、装着部から分岐されて餅容器の上面に至るまでに伸びた湾曲している装着アーム部とから成り、装着アーム部は、餅容器の頂部部位で二股状に分岐されることで飾り果実体を連繋する第1の連繋手段、飾り海老、御幣等の飾り物を選択的に連繋するよう装着アーム部自体の半ば位置で突片状に形成した第2の連繋手段の少なくともいずれか一方を備えていると共に、第1の連繋手段に連繋する飾り果実体は、二股分岐部分内にスライド係止する係止突体を底部に出没自在に設けてあり、第2の連繋手段に選択的に連繋する飾り物は、突片に係止する係止手段を設けてあることを特徴とする飾り餅用飾り支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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