JP4846675B2 - 線条体保護装置及び電子部品試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路素子などの各種電子部品(以下、代表的にICデバイスとも称する。)のテストを行う電子部品試験装置において、エア、電力或いは電気信号等を供給するために、ピックアンドプレース装置等において移動部分に追従して移動するチューブやケーブル等の線条体を保護するための線条体保護装置に関する。
ICデバイスの製造過程では、電子部品試験装置を用いてICデバイスの性能や機能の試験が行われる。この電子部品試験装置では、多数のICデバイスを収容したトレイからICデバイスを取り出し、各ICデバイスをテストヘッドのソケットに電気的に接触させ、電子部品試験装置本体(以下、テスタとも称する。)により試験を実施する。試験が終了すると各ICデバイスをテストヘッドから払い出し、試験結果に応じたトレイに載せ替えることで分類が行われる。
こうした電子部品試験装置は、トレイからICデバイスを取り出したり収容するためのピックアンドプレース装置や、ICデバイスをソケットに押し付けるためのデバイス移動装置を備えている。ピックアンドプレース装置やデバイス移動装置の可動ヘッド等の移動部分(以下、移動体とも称する。)には、ICデバイスを吸着保持するためのエアや、モータやヒータ等を作動させるための電力、或いは、各種モータを制御するための電気信号等が、ケーブルやチューブを介して供給されるようになっている。
これらチューブやケーブルは、ケーブルベアの中にまとめて収容されており、移動体に追従して移動することが可能となっている。しかしながら、移動体の移動に伴って、ケーブルベア内でチューブやケーブル同士が擦れ合ったり、ケーブルベアの内壁面とチューブやケーブルとが擦れ合うことで、チューブやケーブルが損傷する場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、線条体の長寿命化を図ることが可能な線条保護装置及びそれを備えた電子部品試験装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明によれば、被試験電子部品のテストを行う電子部品試験装置が有する移動体に追従する線条体と、前記線条体を保護する2以上の保護部材と、を備えており、前記線条体は、前記保護部材の間に配置され、前記保護部材は、前記線条体よりも大きな断面形状を有すると共に前記線条体の外周面に固定され、前記線条体は、流体を流通させる通路を内部に有するチューブ、又は、電線若しくは光ファイバを内部に有するケーブルを含み、前記保護部材は、通路に流体を流通させない保護専用のチューブ、電線に通電させず若しくは光ファイバに信号を通過させない保護専用のケーブル、又は中実の柱状部材から構成されており、前記線条体は、2以上の前記保護部材よりも内側に位置していることを特徴とする線条体保護装置が提供される(請求項1参照)。
上記発明においては特に限定されないが、2つの前記保護部材の配列方向に対して直交する方向において、前記線条体は、前記保護部材の一端同士を結んだ第1の仮想直線よりも内側に位置していると共に、前記保護部材の他端同士を結んだ第2の仮想直線よりも内側に位置していることが好ましい(請求項2参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記線条体保護装置は、前記線条体を複数備えており、隣接する前記線条体と前記保護部材が固定されていると共に、隣接する前記線条体同士が固定されていることが好ましい(請求項3参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記保護部材は、前記線条体の長手方向全域に亘って設けられ、又は、前記線条体の長手方向に沿って部分的に設けられていることが好ましい(請求項4参照)。
上記目的を達成するために、本発明によれば、被試験電子部品の入出力端子をテストヘッドのコンタクト部に電気的に接触させて、前記被試験電子部品のテストを行う電子部品試験装置であって、移動体を移動させる移動手段と、上記の線条体保護装置を備えており、前記線条体保護装置は、前記移動体に追従することを特徴とする電子部品試験装置が提供される(請求項参照)。
本発明では、2以上の保護部材の間に線条体を配置して線条体を保護するので、線条体の長寿命化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態における電子部品試験装置を示す平面図、図2は図1のII-II線に沿った概略断面図、図3は本発明の実施形態における第1のピックアンドプレース装置の側面図、図4は本発明の実施形態におけるケーブルベアの断面図、図5は図4のV-V線に沿った断面図、図6は本発明の他の実施形態におけるケーブルベアの長手方向に沿った断面図、図8及び図10〜図12はケーブルベア内におけるチューブ又はケーブル及び保護部材の組み合わせの変形例を示す断面図、図13は図2におけるXIII部の概略断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態における電子部品試験装置1は、ハンドラ10、テストヘッド70及びテスタ80を備えており、テストヘッド70とテスタ80とはケーブル81を介して接続されている。
ハンドラ10は、格納部20、ローダ部30、テスト部40及びアンローダ部50から構成されており、格納部20からローダ部30を介してテスト部40に被試験ICデバイスを供給し、コンタクトアーム420がテストヘッド70のソケット71にICデバイスを押し付けて、テスタ80がテストヘッド70を介してICデバイスのテストを実行した後、アンローダ部50が試験結果に応じて試験済みのICデバイスを分類しながら格納部20に格納するようになっている。
<格納部20>
格納部20は、供給トレイストッカ21、分類トレイストッカ22、空トレイストッカ23及びトレイ搬送装置24を備えており、試験前及び試験後のICデバイスを格納することが可能となっている。
供給トレイストッカ21は、複数の供給トレイを積層して収容しており、各供給トレイには複数の試験前のICデバイスが搭載されている。本実施形態では、図1に示すように、格納部20に2つの供給トレイストッカ21が設けられているが、本発明においては、供給トレイストッカ21の数は特に限定されない。
分類トレイストッカ22は、複数の分類トレイを積層して収容しており、それぞれの分類トレイには複数の試験済みのICデバイスが搭載されている。本実施形態では、図1に示すように、格納部20に4つの分類トレイストッカ22が設けられている。分類トレイストッカ22を4つ設けることにより、試験結果に応じて、最大4つの分類にICデバイスを仕分けして格納することが可能となっている。つまり、良品と不良品の分類のみではなく、良品のなかでも動作速度が高速なもの、中速なもの、低速なもの、或いは、不良の中でも再試験が必要なもの等に仕分けすることが可能となっている。なお、本発明においては分類トレイストッカ22の数は特に限定されない。
空トレイストッカ23は、複数の空トレイを積層して収容している。それぞれの空トレイは、供給トレイ上に搭載された全てのICデバイスがローダ部30に供給された空となったトレイである。
なお、供給トレイ、分類トレイ及び空トレイは、特に図示しないが、いずれもICデバイスを収容可能な凹部が複数形成された同一形状のトレイであり、本実施形態では、便宜上、試験前のICデバイスを搭載しているトレイを供給トレイと称し、試験済みのICデバイスを搭載しているトレイを分類トレイと称し、一つもICデバイスを搭載していないトレイを空トレイと称する。
各ストッカ21〜23には、特に図示しないが、Z軸方向に沿って移動可能なエレベータが設けられており、積層した状態の複数のトレイを昇降させることが可能となっている。
トレイ搬送装置24は、図1及び図2に示すように、支持レール241、可動ヘッド242及び吸着ヘッド243を備えており、X軸及びZ軸方向に沿ってトレイを移動させることが可能となっている。このトレイ搬送装置24は、供給トレイストッカ21、分類トレイストッカ22及び空トレイストッカ23を包含する動作範囲を有している。
支持レール241は、ハンドラ10の装置基台11上にX軸方向に沿って設けられている。可動ヘッド242は、この支持レール241にX軸方向に沿って移動可能に支持されている。4つの吸着ヘッド243は、可動ヘッド242に下向きに装着されており、特に図示しないアクチュエータによりZ軸方向に沿って移動可能となっている。なお、支持レール241に対して移動可能な可動ヘッド242に追従して移動するチューブやケーブルに、後述するようなチューブ316、ケーブル317及び保護部材318〜320から構成される保護構造を適用してもよい。
トレイ搬送装置24は、全ての試験前のICデバイスをローダ部30に供給して空となった空トレイを、供給トレイストッカ21から空トレイストッカ23に移動させる。また、トレイ搬送装置24は、分類トレイが試験済みのICデバイスで満杯となった場合に、空トレイストッカ23から分類トレイストッカ22に空トレイを移送する。
<ローダ部30>
ローダ部30は、第1のピックアンドプレース装置31、ヒートプレート32及び2つのバッファ部33を備えており、格納部20から試験前のICデバイスを取り出し、所定の熱ストレスを印加した後にテスト部40に供給するようになっている。
第1のピックアンドプレース装置31は、図1に示すように、支持レール311、可動レール312、可動ヘッド313及び吸着ヘッド314を備えており、4つのICデバイスをXYZ軸に沿って移動させることが可能となっている。この第1のピックアンドプレース装置31は、供給トレイストッカ21、ヒートプレート32及び第1のバッファ部33を包含する動作範囲を有している。
支持レール311は、ハンドラ1の装置基台11上にY軸方向に沿って設けられている。可動レール312は、2本の支持レール311の間にY軸方向に沿って移動可能に支持されている。可動ヘッド313は、可動レール312にX軸方向に沿って移動可能に設けられている。さらに、吸着ヘッド314は、可動ヘッド313に下向きに装着されており、モータ等のアクチュエータ(不図示)によりZ軸方向に沿って移動可能となっている。
図3に示すように、可動レール312にはケーブルベア315の一端が固定されており、支持レール311上を移動する可動レール312にケーブルベア315が追従するようになっている。このケーブルベア315は、多数のケーブルベアユニット315aを連結して構成されている。各ケーブルベアユニット315aの内部には、エアチューブや電気ケーブル等を束ねて挿入可能な挿通部315bがそれぞれ形成されている(図4参照)。隣接するユニット315a同士は、関節軸315cを中心として相互に回転可能となっていると共に、それらの挿通部315bが互いに連通している。
図4に示すように、このケーブルベア315において連通した挿通部315bには、例えばチューブ316が挿入されている。このチューブ316は、例えば吸着ヘッド314にエアを供給するために、エアを流通可能な通路316aが内部に形成されている。
さらに、本実施形態では、ケーブルベア315の挿通部315bに2つの保護部材318が挿入されている。保持部材318は何れも、内部に流体を流通可能な通路318aが形成された既製品のチューブであるが、実際には通路318aに流体を流通させない保護専用のチューブである。このように、保護部材318として既製品のチューブを用いることにより低コスト化を図ることができる。
図4に示すように、各保護部材318は、保護対象であるチューブ316よりも大きな断面形状を有している。また、チューブ316は2つの保護部材318の間に配置されており、チューブ316と各保護部材318は、例えば熱融着等により互いに固定されている。このため、チューブ316が、他のチューブやケーブル等と擦れ合ったり、ケーブルベア315の内壁面と擦れ合うのを防止することができ、チューブ316の長寿命化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、チューブ316が2つの保護部材318よりも内側に位置している。具体的には、図4に示すように、2つの保護部材318に接する上下2つの仮想接線318bの間にチューブ316が位置している。これにより、チューブ316とケーブルベア315の内壁面とが擦れ合うのをさらに防止することができる。なお、図4において下側に位置する仮想接線318bは、ケーブルベア315の内壁面と重なって図示されている。
本実施形態では、図5に示すように、2つの保護部材318は、チューブ316の長手方向全域に亘ってチューブ316に並行して設けられている。なお、図6に示すように、チューブ316の長手方向に沿って部分的(間欠的)に保護部材318を設けてもよい。
図8はケーブルベア内におけるチューブ又はケーブル及び保護部材の組み合わせの変形例を示す断面図である。図8に示すように、2つの保護部材318の間に、2つのチューブ316を配置してもよい。この場合、図8に示すように、チューブ同士316を熱融着等により固定すると共に、保護部材318とチューブ316を熱融着等により固定して、2つのチューブ316と2つの保護部材318を連結してもよい。
図10〜図12はケーブルベア内におけるチューブ又はケーブル及び保護部材の組み合わせの変形例を示す断面図である。変形例におけるケーブルベア315の挿通部315bにはケーブル317が挿入されている。このケーブル317は、例えば可動ヘッド313を昇降させるモータに電力を供給するための電線317aを内部に有している。なお、ケーブル317の代わりに、例えばモータに制御信号(電気信号)を送信するための電線や光ファイバを内部に有するケーブルを用いてもよい。
変形例では、ケーブルベア315の挿通部315bに2つの保護部材319が挿入されている。保護部材319は何れも、電線319aを内部に有する既製品のケーブルであるが、実際には電線319aに通電させない保護専用のケーブルである。このように、保護部材319として既製品のケーブルを用いることにより低コスト化を図ることができる。
なお、保護部材319として、電線319aの代わりに、光ファイバを内部に有するケーブルを用いてもよい。また、図11に示すように、保護部材319の代わりに、通路318aが内部に形成された保護部材318を用いてもよい。或いは、図12に示すように、保護部材319の代わりに、中空でない円柱状の保護部材320を用いてもよい。なお、本発明においては、保護部材の断面形状は円形に特に限定されず、例えば三角形状や矩形形状であってもよい。また、保護対象がチューブ316である場合に、保護部材318の代わりに、電線319a等を内部に有する保護部材319や、中空でない円柱状の保護部材320を用いてもよい。さらに、チューブ316、ケーブル317及び保護部材318〜320の表面を改質することでこれらの耐久性を向上させてもよい。
以上のようなチューブ316、ケーブル317及び保護部材318〜320から構成される保護構造を、第1のピックアンドプレース装置31において、可動レール312に対して移動可能な可動ヘッド313に追従して移動するチューブやケーブルに適用してもよい。
図1に戻り、以上のような構成の第1のピックアンドプレース装置31は、供給トレイストッカ21の供給トレイからヒートプレート32に、例えば4つのICデバイスを同時に搬送し、ヒートプレート32にてICデバイスに所定の熱ストレスを印加した後、そのICデバイスをヒートプレート32から第1のバッファ部33に再び移動させる。
ヒートプレート32は、例えば下部に発熱源(不図示)を有する金属プレートでから構成されており、試験前のICデバイスに所定の熱ストレスを印加することが可能となっている。このヒートプレート32の上面には、ICデバイスを収容可能な凹部321が多数形成されている。
第1のバッファ部33は、図1に示すように、アクチュエータ331と可動ヘッド332を備えている。アクチュエータ331は、例えばエアシリンダ等から構成されており、ハンドラ10の装置基台11上にX軸方向に伸縮可能に設けられている。可動ヘッド332は、アクチュエータ331の駆動軸の先端に固定されている。可動ヘッド332の上面には、ICデバイスを収容可能な4つの凹部333が形成されている。
この第1のバッファ部33は、第1のピックアンドプレース装置31により可動ヘッド332の各凹部333にICデバイスが落とし込まれると、アクチュエータ331を伸長させて、ローダ部30の領域からテスト部40の領域にICデバイスを移動させるようになっている。
<テスト部40>
テスト部40は、デバイス移動装置41と4つのアライメント装置43を備えており、画像処理技術を用いて試験前のICデバイスをソケット71に対して高精度に位置決めした後に、テストヘッド70のソケット71にICデバイスを押し付けることが可能となっている。
図2に示すように、テスト部40の下方に空間12が形成されており、この空間12にテストヘッド70が挿入され、テスト部40の下方にテストヘッド70が位置している。
図2及び図13に示すように、テスト部40における装置基台11には開口11aが形成されている。また、テストヘッド70の上部には、4つのソケット71が装着されている。各ソケット71は、ICデバイスの入出力端子に対応するように配置された多数のコンタクトピンを備えている。そして、テストヘッド70の上部に装着されたソケット71が、開口11aを介して、ハンドラ10の内部に臨んでいる。
デバイス移動装置41は、図1に示すように、支持レール411、可動レール412及び可動ヘッド413から構成されており、ICデバイスを保持してXYZ軸方向に移動させることが可能となっている。このデバイス移動装置41は、開口11aを介してハンドラ10内を臨んでいるソケット71とアライメント装置43とを包含する動作範囲を有している。
支持レール411は、ハンドラ10の装置基台11上にY軸方向に沿って設けられている。可動レール412は、2本の支持レール411の間にY軸方向に沿って移動可能に支持されている。可動ヘッド413は、可動レール412に支持されており、アクチュエータ415(図13参照)によりZ軸方向に昇降可能となっている。
なお、図1に示すように、本実施形態では、2本の支持レール411の間に2つの可動レール412が独立して移動可能に支持されている。そのため、一方の可動レール412がアライメント装置43に移動してICデバイスの位置のアライメントを行っている間に、他方の可動レール412がソケット71上に移動してICデバイスのテストを行うことが可能となっている。
また、本実施形態では、特に図示しないが、上述の第1のピックアンドプレース装置31と同様に、可動レール412にケーブルベア315の一端が固定されており、そのケーブルベア315内に挿入されているチューブ316やケーブル317が保護部材318〜320の間に配置されていることにより保護されている。このため、チューブ316が、他のチューブやケーブル等と擦れ合ったり、ケーブルベア315の内壁面と擦れ合うのを防止することができ、チューブやケーブルの長寿命化を図ることができる。
可動ヘッド413は、図13に示すように、ICデバイスを吸着保持するコンタクトアーム420を備えている。このコンタクトアーム420は、テストヘッド70のソケット71に対応するように、可動ヘッド413に下向きに設けられている。なお、図13では、便宜上、一つのコンタクトアーム420しか図示していないが、実際には、図1に示すように、4つのコンタクトアーム420が可動ヘッド413に設けられており、これらのコンタクトアーム420は、テストヘッド70のソケット71に対応するように、2行2列に配列されている。
各コンタクトアーム420は、固定側アーム421、ロックアンドフリー機構422及び保持側アーム423を備えている。固定側アーム421は、その上端でアクチュエータ415の駆動軸に固定されており、その下端でロックアンドフリー機構422を介して保持側アーム423に連結されている。
ロックアンドフリー機構422は、特に図示しないが、加圧エアを利用して、固定側アーム421に対する保持側アーム423の相対移動を拘束したり、非拘束としたりすることが可能となっている。また、ロックアンドフリー機構422は、固定側アーム421の中心軸と保持側アーム423の中心軸とを実質的に一致させるセンタリング機能も備えている。
保持側アーム423は、ICデバイスを吸着保持するための吸着パッド424が下端に設けられていると共に、その吸着パッド424を囲うように環状の当接部材425が設けられている。また、保持側アーム423の内部には、ヒータ426及び温度センサ427が埋め込まれている。保持側アーム423の温度を温度センサ427により計測することでICデバイスの温度を間接的に検出し、この測定値に基づいてヒータ426のON/OFF制御を行うことにより、ICデバイスを所望の温度に維持することができる。
アライメント装置43は、図13に示すように、ステージ431、ミラー432及びカメラ433を備えており、ステージ431に当接している保持側アーム423の位置や姿勢のアライメントを行うことで、ICデバイスをソケット71に対して高精度に位置決めすることが可能となっている。なお、本実施形態では、デバイス移動装置41が2つの可動ヘッド413を備えていることに対応して、図1に示すように、2組合計4個のアライメント装置43が設けられている。
ステージ431は、特に図示しないモータ機構により、XY平面における移動及び回転動作が可能となっている。また、ステージ431の略中央部には、ICデバイスが通過可能であり且つ環状の当接部材425が周囲に当接可能な内径を有する開口431aが形成されている。
カメラ433は、横置きされた例えばCCDカメラであり、ミラー432及びステージ431の開口431aを介して、保持側アーム423に保持されているICデバイスを撮像することが可能となっている。
このアライメント装置43では、保持側アーム423がステージ431に当接し且つロックアンドフリー機構422を非拘束状態とした状態で、カメラ433によりICデバイスを撮像し、この画像データに画像処理を行うことでアライメント量を算出し、このアライメント量に基づいてステージ431を駆動させる。このステージ431の動きに保持側アーム423が追従することで、保持側アーム423に保持されているICデバイスが相対的に位置決めされる。
アライメント装置43による位置決めが完了したら、ロックアンドフリー機構422を再び拘束状態とした後に、デバイス移動装置41がICデバイスをテストヘッド70のソケット71へ移動させ、コンタクトアーム420がICデバイスをソケット71に押し付け、この状態でテスタ80がICデバイスのテストを実行する。ICデバイスのテストが完了したら、デバイス移動装置41は、アンローダ部50の第2のバッファ部51に試験済みのICデバイスを払い出す。
<アンローダ部50>
アンローダ部50は、図1に示すように、2つの第2のバッファ部51と第2のピックアンドプレース装置52を備えており、テスト部40から試験済みのICデバイスを搬出して、当該ICデバイスを試験結果に応じて分類しながら格納部20に移動させるようになっている。
第2のバッファ部51は、第1のバッファ部33と同様に、アクチュエータ511と可動ヘッド512から構成されており、試験済みのICデバイスをテスト部40の領域からアンローダ部50の領域へと移動させることが可能となっている。
第2のピックアンドプレース装置52は、第1のピックアンドプレース装置31と同様に、支持レール521、可動レール522、可動ヘッド523及び吸着ヘッド524を備えており、4つのICデバイスをXYZ軸に沿って移動させることが可能となっている。この第2のピックアンドプレース装置52は、第2のバッファ部51及び4つの分類トレイストッカ22を包含する動作範囲を有している。
本実施形態では、特に図示しないが、上述の第1のピックアンドプレース装置31と同様に、可動レール522にケーブルベア315の一端が固定されている。そして、このケーブルベア315内には、チューブ316やケーブル317が挿入されており、これらチューブ316やケーブル317は保護部材318〜320の間に配置されている。このため、チューブ316やケーブル317が、他のチューブやケーブル等と擦れ合ったり、ケーブルベア315の内壁面と擦れ合うのを防止することができ、チューブ316やケーブル317の長寿命化を図ることができる。
なお、上述のチューブ316、ケーブル317及び保護部材318〜320から構成される保護構造を、第2のピックアンドプレース装置52において、可動レール522に対して移動可能な可動ヘッド523に追従して移動するチューブやケーブルに適用してもよい。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上述の実施形態では、ケーブルベア内に収容されたチューブやケーブルに保護装置を適用した例について説明したが、本発明においては特に限定されず、ケーブルベアに収容されずに外部に露出しているチューブやケーブルに保護装置を適用してもよい。
上述の実施形態では2つの保護部材を用いて保護装置を構成したが、本発明において保護部材の数は特に限定されず、例えば、保護対象であるチューブやケーブルの周囲に3つ以上の保護部材を囲むように配置してもよい。
上述の実施形態では、チューブ316又はケーブル317がケーブルベア315内に挿入されている場合について説明したが、本発明においては特に限定されず、例えば、チューブ316とケーブル31が一つのケーブルベア315内に混在していてもよい。また、ケーブルベア315内に挿入されているチューブ316やケーブル317の本数は任意に設定することができる。
図1は、本発明の実施形態における電子部品試験装置を示す平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った概略断面図である。 図3は、本発明の実施形態における第1のピックアンドプレース装置の側面図である。 図4は、本発明の実施形態におけるケーブルベアの断面図である。 図5は、図4のV-V線に沿った断面図である。 図6は、本発明の他の実施形態におけるケーブルベアの長手方向に沿った断面図である。 図8は、ケーブルベア内におけるチューブ又はケーブル及び保護部材の組み合わせの変形例を示す断面図である。 図10は、ケーブルベア内におけるチューブ又はケーブル及び保護部材の組み合わせの変形例を示す断面図である。 図11は、ケーブルベア内におけるチューブ又はケーブル及び保護部材の組み合わせの変形例を示す断面図である。 図12は、ケーブルベア内におけるチューブ又はケーブル及び保護部材の組み合わせの変形例を示す断面図である。 図13は、図2におけるXIII部の概略断面図である。
符号の説明
1…電子部品試験装置
10…ハンドラ
20…格納部
30…ローダ部
31…第1のピックアンドプレース装置
311…支持レール
312…可動レール
313…可動ヘッド
314…吸着ヘッド
315…ケーブルベア
315a…ケーブルベアユニット
315b…挿通部
315c…関節軸
316…チューブ
317…ケーブル
318…保護部材
318a…通路
318b…仮想接線
319…保護部材
319a…電線
320…保護部材
40…テスト部
41…デバイス移動装置
50…アンローダ部
52…第2のピックアンドプレース装置
70…テストヘッド
80…テスタ

Claims (5)

  1. 被試験電子部品のテストを行う電子部品試験装置が有する移動体に追従する線条体と、
    前記線条体を保護する2以上の保護部材と、を備えており、
    前記線条体は、前記保護部材の間に配置され
    前記保護部材は、前記線条体よりも大きな断面形状を有すると共に前記線条体の外周面に固定され、
    前記線条体は、流体を流通させる通路を内部に有するチューブ、又は、電線若しくは光ファイバを内部に有するケーブルを含み、
    前記保護部材は、通路に流体を流通させない保護専用のチューブ、電線に通電させず若しくは光ファイバに信号を通過させない保護専用のケーブル、又は中実の柱状部材から構成されており、
    前記線条体は、2以上の前記保護部材よりも内側に位置していることを特徴とする線条体保護装置。
  2. 2つの前記保護部材の配列方向に対して直交する方向において、前記線条体は、前記保護部材の一端同士を結んだ第1の仮想直線よりも内側に位置していると共に、前記保護部材の他端同士を結んだ第2の仮想直線よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の線条体保護装置。
  3. 前記線条体保護装置は、前記線条体を複数備えており、
    隣接する前記線条体と前記保護部材が固定されていると共に、隣接する前記線条体同士が固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の線条体保護装置。
  4. 前記保護部材は、前記線条体の長手方向全域に亘って設けられ、又は、前記線条体の長手方向に沿って部分的に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の線条体保護装置。
  5. 被試験電子部品の入出力端子をテストヘッドのコンタクト部に電気的に接触させて、前記被試験電子部品のテストを行う電子部品試験装置であって、
    移動体を移動させる移動手段と、
    請求項1〜の何れかに記載の線条体保護装置を備えており、
    前記線条体保護装置は、前記移動体に追従することを特徴とする電子部品試験装置。
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