JP4846657B2 - 越流水の除塵装置 - Google Patents
越流水の除塵装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4846657B2 JP4846657B2 JP2007139296A JP2007139296A JP4846657B2 JP 4846657 B2 JP4846657 B2 JP 4846657B2 JP 2007139296 A JP2007139296 A JP 2007139296A JP 2007139296 A JP2007139296 A JP 2007139296A JP 4846657 B2 JP4846657 B2 JP 4846657B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- overflow
- screen
- turbine
- channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
この雨水に含まれるごみ等が貯留池や河川等へ流入するのを防ぐよう、合流管渠の主幹線から越流雨水幹への落ち口等に除塵装置を配設している。
この除塵装置として、バースクリーン式除塵機、ディスクスクリーン式除塵機等が採用されているが、このいずれにおいてもスクリーンに詰まったごみを除去するため、動力駆動式のごみ除去手段を備える必要があるので除塵装置の構造が複雑となり、高価なものになるという問題があった。
この無動力式の除塵装置は、図5〜図6に示すように、流水路7の越流水落ち口に形成した越流堰6の上方位置に配設するスクリーン1に、スクリーンへの付着ごみ除去用の回転ブラシ2を配設し、該回転ブラシ2をスクリーン1を経て放流部に流下する越流水の流下水圧を利用して回転するように配設した水車3にて回転駆動するように構成している。
本発明の越流水の除塵装置は、流水路7の越流雨水幹への落ち口等に形成した越流堰6の上方位置に、越流水を遮るようにして配設したスクリーン1と、該スクリーン1にて濾過除塵されたごみを除去するための回転ブラシ2と、スクリーン1を経た越流水が放流部に向かって流下する越流水路5内において越流水圧にて回転させるようにした水車3と、越流水路内で水車前面位置に配設し、越流水の流水断面の高さ方向を狭めて水車前面の流速を上げて越流水圧を効率よく利用するようにした整流板4とより構成する。
また、スクリーン1の前面には遮集板8を配設する。
なお、この軸11の端には動力伝達手段、特に限定されるものではないが、例えば、プーリ12を固定し、図2に示すように、水車側の動力伝達手段、例えば、プーリ32との間にベルト13等を張架して水車側の動力を伝達するようにする。
また、この動力伝達手段としてプーリ、ベルトに変えてスプロケットホイール、チェンを採用することもできる。
この越流水路5の傾斜角度は雨水吐き室の構造により定められる。そしてこの越流水路5内のカバー15の下方に水車3を配設するが、この水車3は前記軸より突設される連結アーム14の先端部に回転可能に支持される。この場合、水車3は越流水路5の内底面に接しないよう、かつ越流水路内を流下する流下水の水圧を受けやすい位置に配設するようにする。
したがって、この整流板4は水車前面位置になるようにして配設されるとともに、流下水の水位変動に対応して浮沈するようフロート機能を備えるようにし、これにより整流板4が浮沈するに応じて水車3をも越流水路5内で上下させて流下水位変動に対して常に最適な水圧を受けるようにする。この水車3の水位変動による水位追従範囲Lは、予め定めておくことができる。
この場合、図1に示すように、低水位レベルLWLから高水位レベルHWLまで水位変動に追従してフロート機能を備えた整流板4が浮沈して越流水路内を流下する流下水の水圧を最も受けやすいようになり、これにより越流水の落差Hが小さくても効果的に動力を得ることができる。
なお、高水位レベルHWL以上の水位の場合は、除塵装置の保護のため、図1に示すように、オーバフロー時の水位OWLで越流水路内は勿論のこと、越流水路上方のカバー上を流下するようする。
この参考例は、越流堰6の頂面位置に配設するスクリーン1、越流水路5内に配設され流下流水圧にて回転する水車3及び水車前面位置に整流板4を配設する構成及び作用効果は、第1実施例と同じであるが、この整流板4の構成が異なる。
整流板4は、軸11に固定式に配設した連結アーム14に固定するか、或いは固定フレーム(図示省略)に固定するようにする。この場合においても、越流水の流水断面の高さ方向を狭められるよう上流側より下流側をかけて湾曲形成し、これにより落差が小さくても水車前面における越流水の流水流速を上げるようにする。
この第2実施例は、越流堰6の頂面位置に配設するスクリーン1、越流水路5内で流下流水圧にて回転するよう配設する水車3の構成及び作用効果は、第1実施例と同じであるが、この整流板4を越流水路内底部に三角形の固定堰状に配設したものである。
この整流板4は、図4に示すように、越流水路内底部を流下する越流水がこの固定堰状の整流板4の位置に達すると、流下水は三角形の固定堰の上面に沿って自然に上方に押し上げられるようになり、流下水量が少ない場合でも流速を高めて確実に流下水を水車側に導き、水のエネルギーを効果的に利用することができる。
11 軸
12 プーリ
13 ベルト
14 連結アーム
2 回転ブラシ
3 水車
32 プーリ
4 整流板
5 越流水路
6 越流堰
7 流水路
L 水位追従範囲
HWL 高水位レベル
LWL 低水位レベル
Claims (2)
- 流水路の越流水落ち口に形成した越流堰の上方位置に配設するスクリーンに、スクリーンへの付着ごみ除去用の回転ブラシを配設し、該回転ブラシをスクリーンを経て放流部に向かって流下する越流水の流下水圧にて回転するように配設した水車にて回転駆動するように構成した越流水の除塵装置において、水車前面の流下水路内にスクリーンを経た越流水の流水断面の高さ方向の上側を狭めて水車前面の流速を上げるようにした整流板を、水車を支持した連結アームに配設するとともに、該整流板にフロート機能を備えることにより、水車と共に越流水路内で流下水位変動に対して上下するようにしたことを特徴とする越流水の除塵装置。
- 流水路の越流水落ち口に形成した越流堰の上方位置に配設するスクリーンに、スクリーンへの付着ごみ除去用の回転ブラシを配設し、該回転ブラシをスクリーンを経て放流部に向かって流下する越流水の流下水圧にて回転するように配設した水車にて回転駆動するように構成した越流水の除塵装置において、水車前面の流下水路内にスクリーンを経た越流水の流水断面の高さ方向の下側を狭めて水車前面の流速を上げるようにした整流板を、流下水路内底部に固定堰状に配設したことを特徴とする越流水の除塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007139296A JP4846657B2 (ja) | 2007-05-25 | 2007-05-25 | 越流水の除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007139296A JP4846657B2 (ja) | 2007-05-25 | 2007-05-25 | 越流水の除塵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008291555A JP2008291555A (ja) | 2008-12-04 |
JP4846657B2 true JP4846657B2 (ja) | 2011-12-28 |
Family
ID=40166568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007139296A Expired - Fee Related JP4846657B2 (ja) | 2007-05-25 | 2007-05-25 | 越流水の除塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4846657B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100953440B1 (ko) | 2009-09-24 | 2010-04-20 | 주식회사 다산컨설턴트 | 수위에 따라 자동조절되는 하천용 수문 |
JP4902809B1 (ja) * | 2011-03-25 | 2012-03-21 | 秀樹 中込 | 除塵用スクリーンを備えた開放型重力式水車 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11131453A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-05-18 | Nishida Marine Boiler Co Ltd | 水力駆動式除塵機の水車装置 |
EP1223252A3 (en) * | 2001-01-11 | 2002-12-18 | Mono Pumps Limited | Screening device |
JP4030905B2 (ja) * | 2003-03-18 | 2008-01-09 | 株式会社日立プラントテクノロジー | 越流雨水の除塵装置 |
-
2007
- 2007-05-25 JP JP2007139296A patent/JP4846657B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008291555A (ja) | 2008-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5149485B2 (ja) | 塵芥除去装置 | |
JP4846657B2 (ja) | 越流水の除塵装置 | |
US4265750A (en) | Bar screen filtering device | |
GB2401328A (en) | Sewerage system screening arrangement | |
CN106178667A (zh) | 水平圆筒拦渣装置 | |
KR100823236B1 (ko) | 방사형 초기우수처리장치 | |
KR102042384B1 (ko) | 수류 유도장치를 구비한 제진기 | |
KR101222075B1 (ko) | 수중 부유물 제거장치 | |
JP4738382B2 (ja) | 越流水の除塵装置 | |
JP3909244B2 (ja) | ふるい分け装置 | |
JP5809932B2 (ja) | 除塵機 | |
JP4781170B2 (ja) | 無電源除塵機 | |
JP2007224682A (ja) | 水力発電所用給水設備及びこの設備の水槽内に配置された塵芥捕捉スクリーンからの除塵方法 | |
CN103613149B (zh) | 一种水轮旋转格栅 | |
JP4163092B2 (ja) | 越流水除塵装置におけるドラムスクリーンの稼働検知システム | |
JP4390745B2 (ja) | 水流用除塵機 | |
CN210288663U (zh) | 用于溢流堰的水力自清洁滚刷装置 | |
JP3691807B2 (ja) | 可動堰一体型取水装置及び取水方法 | |
KR200359286Y1 (ko) | 협잡물 배출장치 | |
JP4347789B2 (ja) | 雨水吐き室 | |
JP4030905B2 (ja) | 越流雨水の除塵装置 | |
JP4439428B2 (ja) | 水路の水位差検知装置 | |
JP4401969B2 (ja) | 越流水の除塵装置 | |
JP4955939B2 (ja) | 水車式駆動装置 | |
KR100468604B1 (ko) | 수로용 무동력 자동 제진기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111005 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111012 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |