JP4842712B2 - 管理システムおよび収納容器 - Google Patents

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本発明は、管理対象に付された情報媒体の識別情報をもとに管理対象を管理する管理システムおよび管理対象を収納する収納容器に関する。
従来から、無線通信システムの1つとして、RFID(Radio Frequency Identification)システムが開発されている。RFIDシステムでは、識別情報等を記憶するタグ状またはカード状の情報媒体に対して、専用の読取装置が所定周波数の電波を送信することによって情報媒体の識別情報等を読み取っている。
近年、企業における各書類の管理、病院におけるカルテ管理および図書館における書籍管理に対するRFIDシステムの適用が検討されている。たとえば、管理対象である書類、カルテおよび書籍にタグ状またはカード状の情報媒体をそれぞれ付し、各棚や保管室の各出入り口に設置された読取装置が読み取った情報媒体の識別情報をもとに書類、カルテおよび書籍の位置を管理する管理システムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−228146号公報
従来の管理システムにおいては、システム構成の複雑化を避けるため、多くとも書棚の一段の棚につき一台の読取装置を設置し、書類、カルテまたは書籍の位置情報を棚単位で取得していた。しかしながら、従来の管理システムにおいては、所望の書類などがいずれの棚に収容されているかを認識することができるものの棚のどの部分に収容されているかを詳細に認識することができなかった。特に厚さが薄いカルテや書類の場合、一つの棚に数百枚も収容されることが多く、ユーザにとって、膨大なカルテや書類の中から所望のカルテや書類を探し出すことは大きな負担となっていた。
また、従来の管理システムにおいては、書棚の一段の棚につき一台の読取装置を設置するため、書類などの保管数が増え収容スペースを増設する必要があった場合、棚単位または書棚単位の大きな単位で増設せざるを得なかった。また、従来の管理システムにおいては、収容スペースのレイアウト変更を行う場合、設置された読取装置に対応して棚単位または書棚単位の大規模なレイアウト変更しか行えなかった。このため、従来の管理システムにおいては、システムにおける運用コストの低減を図ることが困難であった。
本発明は、上記した従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、所望の管理対象の位置を詳細に取得することができ、収容スペースの増設およびレイアウト変更を柔軟に行うことができる管理システムおよび収納容器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる管理システムは、所定の識別情報を記憶する情報媒体がそれぞれ付された複数の管理対象と、前記複数の管理対象のうち所定数の管理対象を収納でき、前記所定数の管理対象に付された各情報媒体と通信を行うアンテナを備えた収納容器と、前記アンテナと電気的に接続可能であり、前記収納容器を複数収容できる領域内の各収納容器の収容位置ごとに配設されたコネクタと、前記コネクタと接続する通信接続手段と、前記通信接続手段と接続し、該通信接続手段と接続する前記コネクタを介して前記アンテナと接続し前記情報媒体の識別情報を読み取る読取装置と、前記読取装置が読み取った識別情報をもとに前記管理対象を管理する管理装置と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる管理システムは、各コネクタは、配設位置を示す位置情報をそれぞれ有し、電気的に接続した前記アンテナが受信した各情報媒体の識別情報とともに前記位置情報を、前記通信接続手段を介して前記読取装置に送信することを特徴とする。
また、この発明にかかる管理システムは、前記読取装置が読み取った各情報媒体の識別情報を該識別情報に対応する位置情報とともに記憶する記憶装置をさらに備え、前記管理装置は、前記記憶装置に記憶された情報を制御して前記管理対象を管理することを特徴とする。
また、この発明にかかる管理システムは、前記管理装置は、前記位置情報の取得を所望された前記管理対象に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報をもとに前記記憶装置に記憶された情報の中から前記位置情報の取得を所望された管理対象に対応する前記識別情報と前記位置情報とを取得する情報管理手段と、前記情報管理手段が取得した前記識別情報と前記位置情報とを出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる管理システムは、前記収納容器は、少なくとも他の収納容器におけるアンテナと近接する領域を電波遮蔽材料を用いて形成することを特徴とする。
また、この発明にかかる管理システムは、前記収納容器は、前記コネクタを介して受信した指示にしたがって点灯する発光手段を備え、前記管理装置は、前記情報管理手段によって取得された位置情報を有する前記コネクタと接続する前記読取装置に対して点灯指示を送信し、前記発光手段は、前記コネクタを介して受信した前記管理装置からの点灯指示にしたがって点灯することを特徴とする。
また、この発明にかかる管理システムは、前記情報媒体は、コイルと、前記コイルと共振回路を形成するコンデンサと、を備え、前記コイルの一部に、前記アンテナと通信可能である共振周波数での共振を前記共振回路に生じさせる集中定数型インダクタを設けたことを特徴とする。
また、この発明にかかる管理システムは、前記集中定数型インダクタは、前記共振回路のインダクタンスを主として形成することを特徴とする。
また、この発明にかかる収納容器は、識別情報を記録する情報媒体がそれぞれ付された管理対象を所定数収納可能な収納容器において、所定数の前記管理対象に付された各情報媒体と通信を行うアンテナと、当該収納容器を複数収容できる領域内の各収納容器の収容位置ごとに配設されたコネクタと電気的に接続可能である接続手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる収納容器は、前記コネクタを介して受信した指示にしたがって点灯する発光手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる収納容器は、少なくとも他の収納容器におけるアンテナと近接する領域を電波遮蔽材料を用いて形成することを特徴とする。
本発明によれば、情報媒体がそれぞれ付された所定数の管理対象を収納でき各情報媒体と通信を行うアンテナを備えた収納容器と、アンテナと電気的に接続可能であり各収納容器の収容位置ごとに配設されたコネクタとを用い、読取装置がコネクタを介してアンテナと接続し情報媒体の識別情報を読み取ることによって、コネクタの配設位置を利用して所望の管理対象の位置を詳細に取得することができ、各収納容器単位で収納スペースの増設およびレイアウト変更を柔軟に実施することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態である管理システムおよび収納容器について説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
図1は、本実施の形態にかかる管理システムの構成を示す模式図である。なお、実施の形態にかかる管理システムにおいては、管理対象である書類がフォルダに収容されており、このフォルダを管理することによってフォルダに収容された書類を管理している。
図1に示すように、実施の形態にかかる管理システム1は、RFIDタグである情報媒体10がそれぞれ付された複数のフォルダ11と、所定数のフォルダ11を収納できるフォルダボックス20と、フォルダボックス20のアンテナ21と電気的に接続可能なコネクタ30と、各コネクタ30と接続する回線40と、回線40と接続するリーダライタ50と、ネットワーク70を介してリーダライタ50と接続する管理装置60とを備える。
情報媒体10は、情報媒体10ごとに異なる所定の識別情報を記憶する。また、情報媒体10は、識別情報とともに情報媒体10が付されているフォルダ11およびフォルダ11に収容されている書類に関する情報を記憶する場合がある。書類に関する情報として、書類の名称、書類に記載された内容および書類が作成された年月日などがある。情報媒体10は、所定波長の電波を介して、識別情報等の送信、情報の書き換えまたは書き込みを行う。
フォルダボックス20は、複数のフォルダ11のうち所定数のフォルダを収納できるスペースを有する。フォルダボックス20は、アンテナ21と接続部22とLED23と電源ライン24とを備える。アンテナ21は、所定波長の電波を発し、この電波を介して所定数のフォルダ11に付された各情報媒体10と非接触で通信を行う。接続部22は、アンテナ21と電源ライン24とに接続する。接続部22は、後述するコネクタ30の差込口に差し込まれることによってコネクタ30とアンテナ21とを電気的に接続する。また、接続部22は、コネクタ30の差込口に差し込まれることによってコネクタ30と電源ライン24とを電気的に接続する。LED23は、コネクタ30を介して受信した点灯指示にしたがって点灯する。電源ライン24は、接続部22と接続し、図示しない電源からLED23に電力を供給する。
コネクタ30は、アンテナ21と電気的に接続可能であり、フォルダボックス20を複数収容できる収容領域内の各フォルダボックス20の収容位置ごとに配設される。コネクタ30は、配設位置を示す位置情報をそれぞれ有する。コネクタ30は、電気的に接続したアンテナ21が受信した各情報媒体10の識別情報等とともに、当該コネクタ30が有する位置情報を回線40を介してリーダライタ50に送信する。コネクタ30は、処理部31および記憶部32を備える。処理部31は、接続部22を介して電気的に接続したアンテナ21との間で通信する情報を処理するとともに、回線40を介してリーダライタ50の間で通信する情報を処理する。記憶部32は、コネクタ30に対応する位置情報、アンテナ21が受信した情報媒体10における識別情報などの情報および回線40を介して受信したリーダライタ50からの指示情報などを記憶する。回線40は、各コネクタ30とリーダライタ50とを接続し、コネクタ30とリーダライタ50とは回線40を介して通信を行う。
リーダライタ50は、回線40と接続し、回線40と接続するコネクタ30を介して、このコネクタ30と接続したフォルダボックス20のアンテナ21と接続し、このフォルダボックス20内の情報媒体10の識別情報を読み取る。また、リーダライタ50は、コネクタ30を介してアンテナ21と接続することによって、このフォルダボックス20内の各フォルダ11の情報媒体10に対して情報の書き込みまたは書き換えを行う。リーダライタ50は、読み取った各情報媒体10の識別情報等と、これらの情報媒体10が付されたフォルダ11を収納するフォルダボックス20が電気的に接続したコネクタ30が有する位置情報とを対応づけて、ネットワーク70を介して管理装置60に送信する。なお、リーダライタ50は、複数のコネクタ30と、これらのコネクタ30が接続する回線40とを有する回線ユニットUaを複数有してもよく、回線ユニットUa単位で回線40およびコネクタ30を増設してもよい。
管理装置60は、各リーダライタ50が読み取った識別情報等と、各識別情報等に対応する位置情報とをもとにフォルダ11を管理する。管理装置60は、各リーダライタ50が取得した情報媒体10の識別情報等を各識別情報等にそれぞれ対応する位置情報とともに記憶するデータベース61と接続し、このデータベース61に記憶される情報を制御してフォルダ11に収容された書類を管理する。
管理装置60は、管理装置60の各構成部位を制御する制御部62と、位置情報の取得を所望された書類に関する情報を入力する入力部63と、入力部63によって入力された情報をもとにデータベース61に記憶された情報の中から位置情報の取得を所望された書類を収容したフォルダ11に対応する識別情報と、この識別情報に対応する位置情報とを取得する情報管理部64と、情報管理部64が取得した所望の書類に対応する識別情報と位置情報とを出力する出力部65と、ネットワーク70を介して所定の形式にしたがった情報の送受信を行うインターフェースとしての機能を有する送受信部66とを有する。管理装置60は、情報管理部64によって取得された位置情報を有するコネクタ30と接続するリーダライタ50に対し、点灯指示を送信する。この位置情報を有するコネクタ30と接続したフォルダボックス20のLED23は、このコネクタ30を介して受信した管理装置60からの点灯指示にしたがって点灯する。入力部63は、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスなどによって実現される。出力部65は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカーなどによって実現される。なお、管理システム1は、複数のコネクタ30を有する回線40とリーダライタ50とを有するユニットUbを複数有してもよく、ユニットUb単位でリーダライタ50およびコネクタ30を有する回線40を増設してもよい。
つぎに、コネクタ30の配設状態について具体的に説明する。図2に示すように、一つの書棚35に対し一台のリーダライタ50が設けられており、フォルダボックス20を複数収容できる書棚35の各棚には、回線40と接続する複数のコネクタ30が設けられている。回線40は、書棚35の各棚ごとに設けられており、リーダライタ50とそれぞれ接続する。コネクタ30は、書棚35の各棚における各フォルダボックス20の収容位置ごとに配設され、配設位置を示す位置情報をそれぞれ有する。また、コネクタ30は、電源45の電力を伝える電源ライン44と接続しており、電気的に接続したフォルダボックス20に対して電源45からの電力を供給する。なお、図1に示す回線ユニットUaは、書棚35の一段の棚に設けられた回線40と、この回線40に接続する複数のコネクタ30に対応する。また、図1に示すユニットUbは、書棚35に設けられた各回線40と、各回線に接続する複数のコネクタ30と、書棚35に設けられたリーダライタ50とに対応する。また、図2においては、書棚35一つあたりに一台のリーダライタ50を設けた場合について示したが、これに限らない。複数のコネクタ30が接続する回線40を他の書棚35の各棚ごとにそれぞれ増設し、これらの各回線40をリーダライタ50に接続することによって、複数の書棚35に対して一台のリーダライタ50を設けて読取処理を行ってもよい。
つぎに、図3を参照してフォルダボックス20とコネクタ30との接続について説明する。図3は、図2に示す書棚35の一段の棚に設けられた複数のコネクタ30と、これらのコネクタ30と接続するフォルダボックス20とを示す。図3に示すように、書棚35の各棚には、棚に収容されるフォルダボックス20の収容位置ごとに各コネクタ30a〜30eが配設されている。そして、各コネクタ30には、フォルダボックス20における接続部22が差し込み可能である差込口34が設けられている。
矢印Yaに示すように、フォルダボックス20aの接続部22がコネクタ30aの差込口34に差し込まれることによって、コネクタ30aとフォルダボックス20aにおける接続部22とが電気的に接続する。この結果、コネクタ30aを介してフォルダボックス20aのアンテナ21と回線40に接続するリーダライタ50とが接続し、フォルダボックス20aに収納されたフォルダ群11aの各情報媒体10の識別情報等がリーダライタ50によって読み取られる。この場合、フォルダ群11aの各情報媒体10の識別情報等とともに、フォルダボックス20aが接続したコネクタ30aが有する位置情報も回線40を介してリーダライタ50に送信される。また、コネクタ30aを介してフォルダボックス20aのLED23と電源ライン44に接続する電源45とが接続し、フォルダボックス20aのLED23の点灯が可能となる。
また、矢印Ycに示すように、コネクタ30cの差込口34からフォルダボックス20cの接続部22を引き抜いた場合、フォルダボックス20cのアンテナ21とリーダライタ50との電気的接続が解除される。この場合、リーダライタ50は、フォルダ群11cの情報媒体10に対する読取処理を行うことはできない。
このように、フォルダボックス20における接続部22の差込口34に対する差し込みおよび引き抜きによって、フォルダボックス20とコネクタ30とは自由に接続可能である。そして、フォルダボックス20の接続部22がコネクタ30の差込口34に差し込まれることによって、フォルダボックス20のアンテナ21とリーダライタ50とが接続し、リーダライタ50は、接続したアンテナ21を有するフォルダボックス20内のフォルダ11の情報媒体10の情報を読み取っている。
また、各フォルダボックス20の接続部22は、いずれのコネクタ30の差込口34に対しても差し込みおよび引き抜きが可能である。このため、収納するフォルダ11が増えた場合には、新たなフォルダボックス20にフォルダ11を収納し、他のフォルダボックス20が接続していないコネクタ30の差込口34に、このフォルダボックス20の接続部22を差し込んで書棚35の棚に収納すればよい。このように、管理システム1においては、フォルダ11を収納するフォルダボックス20単位で収納スペースを増設することができる。
また、書棚35に収容したフォルダボックス20の位置を変更したい場合には、位置を変更したいフォルダボックス20の接続部22をコネクタ30の差込口34から引き抜き、変更したい場所にフォルダボックス20を移動し、変更場所に配設されたコネクタ30の差込口34に接続部22を差し込めばよい。このように、管理システム1においては、フォルダ11を収納するフォルダボックス20単位で収容場所を変更できるため、収容スペースのレイアウト変更を柔軟に行うことができる。
また、各棚におけるコネクタ30の設置数を増やすことによって、各棚に収容できるフォルダボックス20の収容数を柔軟に変更できるとともに、各書棚および各棚の所望の位置にフォルダボックス20a〜20eに示すような種々のサイズのフォルダボックス20を自由に収容できる。このため、ユーザは、管理対象であるフォルダ11の保管態様を自由に選択できる。なお、増設したフォルダボックス20および収容場所を変更したフォルダボックス20に収納されたフォルダ11における情報媒体10の識別情報等は、コネクタ30を介してリーダライタ50に読み取られた後、コネクタ30における位置情報とともに管理装置60に送信され、データベース61内に自動的に登録更新される。管理システム1においては、フォルダボックス20の増設および収容位置の変更を行った場合であってもデータベース61内の情報をユーザ自身が登録更新する必要がなく、登録更新に対するユーザの負担を軽減することができる。
また、各フォルダボックス20は、少なくとも他のフォルダボックス20におけるアンテナ21と近接する領域を電波遮断材料を用いて形成している。たとえば、各フォルダボックス20には、フォルダボックス20dに示すように、右側面Saにアンテナ21が設けられている。そして、フォルダボックス20dと隣接するフォルダボックス20eにおいては、フォルダボックス20dの右側面Saと隣り合う左側面Sbが電波遮断材料で形成されている。このため、フォルダボックス20eにおいては、隣り合ったフォルダボックス20dのアンテナ21から発せられた電波が左側面Sbを形成する電波遮断材料によって遮断され、フォルダボックス20dのアンテナ21から発せられた電波がフォルダ群11eに到達することがない。
この結果、フォルダボックス20dのアンテナ21は、隣り合うフォルダボックス20eに収納されたフォルダ群11eの情報媒体10の識別情報等を誤って受信することがなく、フォルダボックス20dに収納されたフォルダ群11dの情報媒体10の識別情報等のみを正確に読み取ることができる。
さらに、フォルダボックス20は、他のフォルダボックス20におけるアンテナ21と近接する領域以外の領域であって、当該フォルダボックス20のアンテナ21と当該フォルダボックス20内に収納されたフォルダ11との間の領域を除いた領域も電波遮断材料を用いて形成してもよい。この場合、フォルダボックス20は他のフォルダボックス20のアンテナ21から送信された多方面からの電波を遮断することができ、収納されたフォルダ群における情報媒体10との間でさらに正確な通信を行うことができる。また、フォルダボックス20は、他のフォルダボックス20におけるアンテナ21と近接する領域を電波吸収材料を用いて形成し、他のフォルダボックス20におけるアンテナ21からの電波の侵入を防止してもよい。これらの電波遮断材料または電波吸収材料として、高透磁率の磁性材料のほか金属などがある。
つぎに、各フォルダ11に付される情報媒体10について説明する。管理システム1においては、本出願人による2004−250545号出願にかかる情報媒体を使用することによって、複数の情報媒体が重なり合った場合であっても各情報媒体10が記憶する識別情報等を正確に読み取ることが可能である(特開2006−67479号公報参照)。図4は、図1および図3に示す情報媒体10の概要構成を示す図である。図4に示すように、情報媒体10は、アンテナとして機能し導線によって形成されるコイル12と、コイル12と共振回路を形成するコンデンサ14と、ICチップ15と、コイル12とコンデンサ14とを接続する接続部17a,17bとを有する。ICチップ15は、ICチップ15の各構成部位を制御する制御部15aと、コイル12を介してアンテナ21との間で送受信する情報を処理する送受信部15bと、所定の識別情報等を記憶するメモリ15cとを備える。また、情報媒体10は、コイル12の一部に、フォルダボックス20におけるアンテナ21と通信可能である共振周波数での共振を共振回路に生じさせる集中定数型インダクタであるチップコイル13を設ける。情報媒体10は、コイル12を形成する導線の巻き数を減らしコイル12間の相互干渉を低減している。そして、情報媒体10は、チップコイル13を設けることによって、コイル12とコンデンサ14とが形成する共振回路の共振周波数をアンテナ21から発せられる電波の周波数と一致させているため、情報媒体10が単数配置された場合であっても複数重なり合って配置された場合であっても、リーダライタ50との間で正確な通信を行うことができる。
つぎに、図5を参照して、図1に示す管理システム1における各管理対象の情報の登録処理または更新処理について説明する。図5に示すように、リーダライタ50は、管理装置60の読取指示のもと、フォルダボックス20に収納された各フォルダ11に付された情報媒体10の識別情報等を読み取る読取処理を行う(ステップS2)。つぎに、リーダライタ50は、読み取った情報を管理装置60にネットワーク70を介して送信する読取情報送信処理を行う(ステップS4)。この場合、リーダライタ50は、各情報媒体10における識別情報等と各識別情報等に応じた位置情報とを対応づけた読取情報を管理装置60に送信する。管理装置60は、リーダライタ50が読み取った識別情報等と各識別情報に応じた位置情報とをそれぞれ対応づけてデータベース61内に登録し、または、データベース61に登録された識別情報等と位置情報とを新たにリーダライタ50から送信された識別情報等と位置情報とに更新する登録更新処理を行う(ステップS6)。そして、管理装置60は、管理装置60本体における電源がOFFされたか否かを判断する(ステップS8)。管理装置60は、電源がOFFされたと判断した場合(ステップS8:Yes)、管理システム1における管理を終了し、電源がOFFされていないと判断した場合(ステップS8:No)、ステップS2に戻り、リーダライタ50に読取処理を指示する。
つぎに、図5に示す読取処理について説明する。図6は、図5に示す読取処理の処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、リーダライタ50は、コネクタ30を介して接続したアンテナ21に所定波長の電波を出力させ、フォルダ11に付された情報媒体10の識別情報等を読み取る情報媒体読取処理を行う(ステップS12)。リーダライタ50は、コネクタ30に電気的に接続したフォルダボックス20のアンテナ21を介し、コネクタ30に電気的に接続したフォルダボックス20内の複数のフォルダ11における情報媒体10に対して読取処理を行う。この場合、各コネクタ30は、コネクタ30に接続したアンテナ21が受信した各情報媒体10の識別情報等とともにコネクタ30自身が有する位置情報を送信する。この結果、リーダライタ50は、コネクタ30の位置情報を取得し(ステップS14)、取得した位置情報に対応する情報媒体10の識別情報等を取得する(ステップS16)。リーダライタ50は、識別情報等と各識別情報等に応じた位置情報を対応づけた読取情報を生成する(ステップS18)。
ここで、図5のステップS2〜ステップS6に示す各処理は、管理装置60の電源がONされるごとに行うほか、重要書類の入出管理を目的として所定時間ごとに行ってもよく、また、管理装置60における入力部63から読取処理を指示する指示情報が入力された場合に行ってもよい。また、ステップS2に示す読取処理は、コネクタ30に電気的に接続したフォルダボックス20全てに行ってもよい。また、ステップS2に示す読取処理は、任意のフォルダボックス20に行ってもよい。この場合、管理装置60は、リーダライタ50に送信する読取指示に所望のフォルダ11を収納するフォルダボックス20が接続するコネクタ30の位置情報を付すことによって、リーダライタ50に、この位置情報を有するコネクタ30に接続するフォルダボックス20内の情報媒体10の情報を読み取らせる。
このように、管理システム1においては、フォルダボックス20に収納されたフォルダ11に付された各情報媒体10の情報は、このフォルダボックス20のアンテナ21から発振された電波を介して、このフォルダボックス20が接続したコネクタ30を通じてリーダライタ50に読み取られた後、接続するコネクタ30の位置情報とともに管理装置60に送信され、データベース61に自動的に登録更新される。
したがって、フォルダボックス20を増設した場合やフォルダボックス20の位置を変更した場合、増設後および位置変更後のフォルダボックス20内のフォルダ11における各情報媒体10の情報は、コネクタ30を通じてリーダライタ50に読み取られ、接続するコネクタ30の位置を示す位置情報とともにデータベース61に自動的に登録更新される。管理システム1においては、フォルダボックス20の増設および位置変更を行った場合であっても、ユーザ自身がフォルダボックス20の増設および位置変更にともなうデータベース61内の情報の登録更新を行う必要がないため、登録更新処理におけるユーザの負担を軽減することができる。
つぎに、図7を参照して、管理システム1における位置情報の検索処理について説明する。図7は、データベース61に記憶された情報の中から所望の書類の位置情報を検索し、出力する処理の処理手順を示すフローチャートである。
まず、情報管理部64は、位置情報の取得を所望された書類に関する情報である検索情報の入力があるか否かを判断する(ステップS22)。検索情報として、書類の名称、書類に記載された内容、書類が作成された年月日などが入力される。情報管理部64は、検索情報の入力がないと判断した場合(ステップS22:No)、検索情報の入力があると判断するまでステップS22の判断を繰り返す。一方、情報管理部64は、検索情報の入力があると判断した場合(ステップS22:Yes)、入力された検索情報を取得する(ステップS24)。
そして、情報管理部64は、入力された検索情報をもとにデータベース61に記憶された種々の情報を検索し、検索情報に対応する書類の情報を検索する検索処理を行う(ステップS26)。情報管理部64は、検索処理を行った結果、所望の書類を収容するフォルダ11に付された情報媒体10の識別情報等と、この識別情報に対応する位置情報とを所望の書類を収容するフォルダ11の情報として取得する(ステップS28)。ステップS28において取得された位置情報は、取得された識別情報に対応するフォルダ11が収納されるフォルダボックス20と接続するコネクタ30の位置情報であり、このフォルダボックス20の位置を示す位置情報となる。
つぎに、出力部65は、情報検索部64が取得した情報媒体の識別情報等とともに、このフォルダ11を収納するフォルダボックス20の位置情報を出力する(ステップS30)。
そして、制御部62は、入力部63から、所望のフォルダボックス20のLED23に対する点灯指示が入力されたか否かを判断する(ステップS32)。制御部62がLED23に対する点灯指示が入力されていないと判断した場合(ステップS32:No)、管理システム1は、検索処理を終了する。
一方、制御部62は、LED23に対する点灯指示が入力されたと判断した場合(ステップS32:Yes)、点灯を指示されたフォルダボックス20におけるLED23に対して点灯指示を出力する(ステップS34)。この点灯指示は、ネットワーク70を介して、情報管理部64によって取得された位置情報のうち所望のフォルダボックス20の位置に対応する位置情報とともにリーダライタ50に入力される。そして、この点灯指示は、回線40を介して対応するコネクタ30に送信される。コネクタ30の処理部31は、点灯指示とともに受信した位置情報がコネクタ30自身が有する位置情報と一致すると判断した場合、このコネクタ30に電気的に接続したフォルダボックス20に点灯指示を入力する。そして、点灯指示を受信したフォルダボックス20のLED23が点灯する。
つぎに、図7のステップS30に示す位置情報出力処理について説明する。図7のステップS30においては、出力部65は、たとえば図8のテーブルTに示すように、検索情報に対応する全てのフォルダ11に関する情報を表示出力する。テーブルTは、列L2に各フォルダ11の整理番号を示し、列L3に各書類の文書名を示し、列L4に各フォルダ11が収納されたフォルダボックス20が収容される棚番号を示し、列L5に各フォルダ11が収納される各フォルダボックスの整理番号を示す。そして、テーブルTは、検索情報に対応する各フォルダ11の位置情報として、各フォルダ11が収納されたフォルダボックス20が列L4に示された棚のいずれの位置にあるかを列L6の各欄に示す。たとえばフォルダ番号「402」に対応するフォルダ11は、列L4および列6に示すように、棚「35b−1」の左から2番目のフォルダボックス20に収容されている。
そして、ユーザは、所望の書類がフォルダ番号「402」に収容される「納品書」であると判断した場合には、入力部63のマウスを操作し、表示画面上のカーソルCを選択欄である列L1のセルC1上に移動させ、マウスのボタンをクリックする。この場合、入力部63から制御部62に、番号「402」のフォルダ11が収納されたフォルダボックス20の位置を示すマップ図の表示指示が入力される。
この結果、図9に示すように、制御部62の制御のもと、出力部65の表示画面上には書棚の正面方向を模式的に示すマップ図Mが表示される。マップ図Mにおいて、符号Ba〜Bcは、各書棚を模式的に示している。所望の書類は、図8のテーブルTに示すように、棚「35b−1」の左から2番目のフォルダボックス「20−2」の番号「402」のフォルダ11内に収容されている。これに対応し、マップ図Mにおいては、棚「35b−1」に対応する領域S1が他の領域と異なる表示方法で表示されており、棚「35b−1」の左から2番目に位置するフォルダボックス「20−2」に対応する領域Pが他の領域と異なる表示方法で表示される。たとえば、領域S1は他の領域と異なる色で表示され、領域Pは点滅表示される。このテーブルTおよびマップ図Mに示す位置情報はプリンタから印字出力されてもよい。
そして、ユーザによるマウス操作などによって管理装置60から図7のステップS34に示すLED23の点灯指示が出力された場合には、図10に示すように、各フォルダボックス20が収容される書棚35a〜35cのうち、書棚35bの棚「35b−1」の左から2番目に収容された「20−2」の整理番号を有するフォルダボックス202のLED23が点灯する。
このように、本実施の形態にかかる管理システム1においては、コネクタ30の配設位置を示す位置情報を利用することによって、所望の書類の位置情報を、この書類を収容したフォルダ11を収納するフォルダボックス20単位で出力している。このため、管理システム1によれば、ユーザは、所望の書類の位置を、どの書棚のどの棚に収容されているかに加え、棚のどの部分に収容されたフォルダボックス20内に収納されているかまで詳細に認識することができ、迅速かつ容易に所望の書類を探し出すことが可能になる。また、管理システム1においては、所望の書類が収納されたフォルダボックス20のLED23が点灯するため、ユーザは所望の書類が収納されたフォルダボックス20の位置を目視によって認識することができ、さらに迅速かつ容易に所望の書類を探し出すことが可能になる。
また、管理システム1においては、上述したように、フォルダボックス20単位での増設およびレイアウト変更を柔軟に行うことができ、システムにおける運用コストの低減を図ることが可能になる。もちろん、管理システム1においては、複数のコネクタ30と回線40を有する回線ユニットUaに対応する棚単位、または、複数のコネクタ30を有する回線40とリーダライタ50とを有するユニットUbに対応する書棚単位での増設およびレイアウト変更を行うことも可能である。
なお、出力部65は、図9において、所望の管理対象であるフォルダ11が収納されたフォルダボックス20を示す位置情報として書棚の正面方向を模式的に示すマップ図Mを表示出力したが、これに限らない。たとえば保管室が複数ある場合、出力部65は、図11に示すように、まず、所望の書類を収納するフォルダボックス20が保管される保管室の位置を示すマップ図M1を表示出力する。この場合、フォルダボックス20が保管される保管室Bに対応する領域は、他の領域と異なる表示方法で表示される。
そして、ユーザは、表示画面上のカーソルCを保管室Bに対応する領域上に移動させマウスをクリックする。この場合、入力部63から保管室Bの地図表示を指示する指示情報が入力され、図12のマップ図M2に示すように、出力部65は、保管室Bに対応するマップ図を表示出力する。このマップ図M2では、フォルダボックス20が保管される書棚Bfに対応する領域は、他の領域と異なる表示方法で表示される。
そして、ユーザは、表示画面上のカーソルCを書棚Bfに対応する領域上に移動させ、マウスをクリックする。この結果、図13の模式図M3に示すように出力部65は、所望のフォルダボックス20が収容された書棚Bf正面を示す模式図を表示出力する。この場合、模式図M3では、書棚Bfにおけるフォルダボックス20の収容箇所に対応する領域は、他の領域と異なる表示方法で表示される。さらに、書棚Bfにおけるフォルダボックス20の収容箇所を示す「上段の左から2番目」の文言が表示されたメニューM4が表示される。このように、出力部65は、所望のフォルダボックス20の位置を示す位置情報を段階的に表示出力してもよい。
また、図1においては、複数のコネクタ30を単一の回線40を用いてリーダライタ50に接続した場合について示したが、これに限らず、図14に示すように、各コネクタ30ごとに回線40をそれぞれ設けて、リーダライタ50に接続してもよい。また、コネクタ30とリーダライタ50との接続は、有線接続に限らず所定波長の電波または赤外線を用いた無線接続でもよい。たとえば、図15に示すように、リーダライタ50におけるアンテナ51と通信可能であるアンテナ37を各コネクタ30にそれぞれ設け、リーダライタ50と各コネクタ30との間で無線通信を行ってもよい。
また、管理システム1においては、フォルダ11を収納する収納容器の一例として図3に示すフォルダボックス20について説明したが、もちろんこれに限らず、図16に示すように、所定数のフォルダ11を収納できる書類トレイ201であってもよい。各書類トレイ201には、フォルダボックス20と同様に、情報媒体10に対し所定波長の電波を発するアンテナ21と、コネクタ30と接続可能である接続部22とが設けられている。また、各書類トレイ201には、ユーザから目視可能である位置にLED23を設けてもよい。また、書類トレイ201は、フォルダボックス20と同様に、少なくとも他の書類トレイ201と近接する領域を電波遮断材料を用いて形成してもよい。また、書類トレイ201は、縦方向に積み重ねることができるため、書類トレイ201の増設や位置の変更を柔軟に行うことができる。
また、管理システム1においては、管理対象の書類を収容するフォルダ11に情報媒体10を付した場合について説明したが、もちろんこれに限らず、管理対象の書類本体に情報媒体10を付してもよい。また、管理システム1においては、管理対象を所定の書類として説明したが、病院におけるカルテ、資料および写真などのほか、書籍などであってもよい。
また、管理システム1においては、フォルダ11に付される情報媒体10の一例として図4に示す情報媒体10について説明したが、情報媒体10に限らず、図17に示すように、チップコイル13に代えて小型コイル13aを備えた情報媒体101であってもよい。小型コイル13aは、コイル20と同じ配線パターンで形成されており、この小型コイル13aのインダクタンスとコイル12のインダクタンスとは、コンデンサ14と形成する共振回路の共振周波数をアンテナ21から発せられる電波の周波数と一致させるように設定されている。
実施の形態にかかる管理システムの構成を示す模式図である。 図1に示すコネクタの配設位置を説明する図である。 図1に示すフォルダボックスとコネクタとの接続について説明する図である。 図1に示す情報媒体の概要構成を示す図である。 図1に示す管理システムにおける各管理対象に関する情報の登録更新処理の処理手順を示すフローチャートである。 図5に示す読取処理の処理手順を示すフローチャートである。 図1に示す管理システムにおける検索処理の処理手順を示すフローチャートである。 図1に示す出力部に表示出力される検索結果の一例を示す図である。 図1に示す出力部に表示出力される検索結果の一例を示す図である。 図1に示すフォルダボックスにおけるLEDの点灯を説明する図である。 図1に示す出力部に表示出力される検索結果の一例を示す図である。 図1に示す出力部に表示出力される検索結果の一例を示す図である。 図1に示す出力部に表示出力される検索結果の一例を示す図である。 図1に示すコネクタとリーダライタとの接続を説明する図である。 図1に示すコネクタとリーダライタとの接続を説明する図である。 図1に示す管理システムにおける収納容器の他の例を示す図である。 図1に示す情報媒体の他の概要構成を示す図である。
符号の説明
1 管理システム
10,101 情報媒体
11 フォルダ
12 コイル
13 チップコイル
13a 小型コイル
14 コンデンサ
15 ICチップ
15a 制御部
15b 送受信部
15c メモリ
17a,17b 接続部
20,20a,20c〜20d フォルダボックス
21,37,51 アンテナ
22 接続部
23 LED
24 電源ライン
30,30a〜30e コネクタ
31 処理部
32 記憶部
35,35a〜35c 書棚
40 回線
44 電源ライン
45 電源
50 リーダライタ
60 管理装置
61 データベース
62 制御部
63 入力部
64 情報管理部
65 出力部
66 送受信部
70 ネットワーク
201 書類トレイ

Claims (11)

  1. 所定の識別情報を記憶する情報媒体がそれぞれ付された複数の管理対象と、
    前記複数の管理対象のうち所定数の管理対象を収納でき、前記所定数の管理対象に付された各情報媒体と通信を行うアンテナを備えた収納容器と、
    前記アンテナと電気的に接続可能であり、前記収納容器を複数収容できる領域内の各収納容器の収容位置ごとに配設されたコネクタと、
    前記コネクタと接続する通信接続手段と、
    前記通信接続手段と接続し、該通信接続手段と接続する前記コネクタを介して前記アンテナと接続し前記情報媒体の識別情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置が読み取った識別情報をもとに前記管理対象を管理する管理装置と、
    を備えたことを特徴とする管理システム。
  2. 各コネクタは、配設位置を示す位置情報をそれぞれ有し、電気的に接続した前記アンテナが受信した各情報媒体の識別情報とともに前記位置情報を、前記通信接続手段を介して前記読取装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記読取装置が読み取った各情報媒体の識別情報を該識別情報に対応する位置情報とともに記憶する記憶装置をさらに備え、
    前記管理装置は、前記記憶装置に記憶された情報を制御して前記管理対象を管理することを特徴とする請求項1または2に記載の管理システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記位置情報の取得を所望された前記管理対象に関する情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された情報をもとに前記記憶装置に記憶された情報の中から前記位置情報の取得を所望された管理対象に対応する前記識別情報と前記位置情報とを取得する情報管理手段と、
    前記情報管理手段が取得した前記識別情報と前記位置情報とを出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の管理システム。
  5. 前記収納容器は、少なくとも他の収納容器におけるアンテナと近接する領域を電波遮蔽材料を用いて形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の管理システム。
  6. 前記収納容器は、前記コネクタを介して受信した指示にしたがって点灯する発光手段を備え、
    前記管理装置は、前記情報管理手段によって取得された位置情報を有する前記コネクタと接続する前記読取装置に対して点灯指示を送信し、
    前記発光手段は、前記コネクタを介して受信した前記管理装置からの点灯指示にしたがって点灯することを特徴とする請求項4または5に記載の管理システム。
  7. 前記情報媒体は、
    コイルと、
    前記コイルと共振回路を形成するコンデンサと、
    を備え、前記コイルの一部に、前記アンテナと通信可能である共振周波数での共振を前記共振回路に生じさせる集中定数型インダクタを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の管理システム。
  8. 前記集中定数型インダクタは、前記共振回路のインダクタンスを主として形成することを特徴とする請求項7に記載の管理システム。
  9. 識別情報を記録する情報媒体がそれぞれ付された管理対象を所定数収納可能な収納容器において、
    所定数の前記管理対象に付された各情報媒体と通信を行うアンテナと、
    当該収納容器を複数収容できる領域内の各収納容器の収容位置ごとに配設されたコネクタと電気的に接続可能である接続手段と、
    を備えたことを特徴とする収納容器。
  10. 前記コネクタを介して受信した指示にしたがって点灯する発光手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の収納容器。
  11. 少なくとも他の収納容器におけるアンテナと近接する領域を電波遮蔽材料を用いて形成することを特徴とする請求項9または10に記載の収納容器。
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